JP3385693B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3385693B2
JP3385693B2 JP33419893A JP33419893A JP3385693B2 JP 3385693 B2 JP3385693 B2 JP 3385693B2 JP 33419893 A JP33419893 A JP 33419893A JP 33419893 A JP33419893 A JP 33419893A JP 3385693 B2 JP3385693 B2 JP 3385693B2
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好豊 見城
文夫 太田
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守記 福田
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気分解処理による処
理水を用いて、洗浄向上と殺菌機能を備えた洗濯機に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品の持つ機能と共に、健康に配
慮した商品開発が重要になってきている。
【0003】以下に従来の洗濯機について説明する。
【0004】図11は従来の全自動洗濯機の断面図であ
る。図11において、水受け槽101は、底部にパルセ
ーター102を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽103
を内包し、吊り棒104により洗濯機外枠105に吊り
下げている。106はモータで、Vベルト107および
減速機構兼クラッチ108を介して、パルセーター10
2または洗濯槽兼脱水槽103を駆動する。109は排
水弁、110は給水弁、111は制御装置、112は脱
水時の振動を低減させるための流体バランサー、113
は洗濯物である。
【0005】上記構成において、洗濯物113と洗剤
(図示せず)を洗濯兼脱水槽103に投入し、制御装置
111のスタートボタン(図示せず)を押すと、給水弁
110が駆動して、所定水位まで給水後、モータ106
によりVベルト107、減速機構兼クラッチ108を介
してパルセータ102を駆動して、洗濯物113を洗浄
する。洗浄が終了すると、排水弁109を開放して排水
し、中間脱水して、すすぎ工程に入る。すすぎ工程は、
前述の洗濯工程と類似の工程を2回繰り返した後、脱水
して全ての工程を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
洗濯機では、汚れは落ちても衣類に付着した白癬菌や大
腸菌は、十分に落とすことは出来ないという問題を有し
ていた。また、肌着は弱酸性が身体に良いが、洗濯後の
衣類は、十分すすぎをしても洗剤の影響で、若干アルカ
リ性になっているという問題を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
、少ない酸性水で、効果的に殺菌とアルカリ性の中和
することを、第の目的とする。
【0008】また、殺菌をより確実に行うことを第
目的とする。
【0009】また、酸性水やアルカリ水を、洗濯以外の
目的に使用し易くすることを、第の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、給水ノズルを介して洗濯槽に給水する第1
給水弁と、水を電気分解して酸性水とアルカリ水を生成
する水処理手段と、前記水処理手段に給水する第2給水
弁と、前記水処理手段により生成された酸性水とアルカ
リ水を洗濯槽に給水する処理水給水手段とを備え、予洗
い時または洗濯時には第2給水弁と処理水給水手段を駆
動することによりアルカリ水を給水し、途中のすすぎ時
には第1給水弁を駆動することにより給水し、最後のす
すぎ時には第2給水弁と処理水給水手段を駆動すること
により殺菌能力のあるpH2.7以下の酸性水を給水
し、前記最後のすすぎ時の酸性水給水は、洗濯槽をゆっ
くり回転させながら洗濯物にシャワー状に給水すること
で洗濯物の殺菌をする様にしたことを第1の課題解決手
段としている。
【0011】また、給水ノズルを介して洗濯槽に給水す
る第1給水弁と、水を電気分解して酸性水とアルカリ水
を生成する水処理手段と、前記水処理手段に給水する第
2給水弁と、前記水処理手段により生成された酸性水と
アルカリ水を洗濯槽に給水する処理水給水手段とを備
え、予洗い時または洗濯時には第2給水弁と処理水給水
手段を駆動することによりアルカリ水を給水し、途中の
すすぎ時には第1給水弁を駆動することにより給水し、
最後のすすぎ時には第2給水弁と処理水給水手段を駆動
することにより殺菌能力のあるpH2.7以下の酸性水
を給水し、付け置きする特別コースを設けたことを第
の課題解決手段としている。
【0012】また、酸性水またはアルカリ水を任意の時
に取り出す操作手段を備えたことを、第の課題解決手
段としている。
【0013】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
すすぎの最後に酸性水(H2.7,酸化還元電位10
00mV)を使用したことにより、細菌が生存できなく
なり、死滅すると共に、酸でアルカリを中和できるの
で、洗濯後の衣類は、ほぼ無菌で中性ないし弱酸性にな
り、肌に良い洗濯をすることが出来、また、洗濯槽を回
転させながら酸性水を給水するので、酸性水が洗濯物の
奥まで容易に浸透するので、効果的に殺菌およびアルカ
リの中和ができる。
【0014】また、電気分解で酸性水をつくる過程で出
来るアルカリ水を予洗いに使用することにより、本洗い
での洗浄力を上げることが出来る。
【0015】また、第の課題解決手段により、特に殺
菌したい時は、特別コースにより、時間をかけて
2.7以下の酸性水を洗濯物が完全に浸るまで給水し、
つけ置きすることにより、完全に殺菌することができ
る。
【0016】また、第の課題解決手段により、ボタン
一つで、任意の時に酸性水やアルカリ水を取り出せる様
にしたので、酸性水等を容易に洗濯以外の殺菌や美容等
の用途に使用できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2、
図3を参照しながら説明する。
【0018】図に示すように、水受け槽1は、底部にパ
ルセーター2を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽(以
下、脱水槽という)3を内包し、吊り棒4により洗濯機
外枠5に吊り下げている。循環水路カバー6は、脱水槽
3の内面に複数個取着し、脱水槽3との間に独立した複
数の循環水路7を形成している。8はモータで、Vベル
ト9および減速機構兼クラッチ10を介して、パルセー
ター2または脱水槽3を駆動する。11は排水弁、12
は第1給水弁、13は第2給水弁、14は給水ホース
で、第2給水弁13から水処理手段15に給水し、水処
理手段15で処理した水を処理水給水手段16と処理水
ホース17で洗濯兼脱水槽3の上部に導き、処理水シャ
ワーノズル18より処理水を、洗濯兼脱水槽3に投入し
た洗濯物32に散水する。
【0019】19は制御装置、20は脱水時の振動を低
減させるための流体バランサー、21はフタ、22は給
水ノズルで第1給水弁12に接続している。
【0020】制御装置19と処理水給水手段16は図2
に示すように構成している。処理水給水手段16は、酸
性水とアルカリ水の切り替え弁を駆動するソレノイド2
3とポンプ24からなる。制御手段25はワンチップマ
イコンで構成し、パワースイッチング手段26等を制御
する。パワースイッチング手段26は、制御手段の出力
によりモータ8、排水弁11、第1給水弁12、第2給
水弁13などの通電を制御する。操作手段27は、使用
者が操作して所望の入力をするものであり、表示手段2
8は、動作状態を表示する。布量検知手段29は、モー
タ8の慣性回転時の逆起電力を入力し、脱水槽3内の洗
濯物32の量を検知するものである。なお、30は電源
スイッチ、31は商用電源である。
【0021】以上の構成において、動作を説明する。ま
ず、洗濯物32と洗剤(図示せず)を洗濯兼脱水槽3に
投入し、操作手段27に設けたスタートボタン(図示せ
ず)を押すと、制御手段25の指令によりパワースイッ
チング手段26により、第1給水弁12を駆動して、所
定水位まで給水後、モータ8を駆動してVベルト9、減
速機構兼クラッチ10を介してパルセータ2を駆動し
て、洗濯物32を洗浄する。洗浄が終了すると、排水弁
11を開放して排水し、中間脱水して、すすぎ工程に入
る。1回目のすすぎは、前述の洗濯工程と類似の工程を
繰り返す。
【0022】次に、2回目のすすぎに入ると、制御手段
25はパワースイッチング手段26により、第2給水弁
13を駆動して、給水ホース14を介して水処理手段1
5に給水すると共に、水処理手段15に通電する。水処
理手段15は給水された水を電気分解し、酸性水とアル
カリ水を生成し、生成された処理水は、処理水給水手段
16のソレノイド23で酸性水側の処理水がポンプ24
に接続され、パワースイッチング手段26によりポンプ
24を駆動し、処理水ホース17、処理水シャワーノズ
ル18を介して、洗濯兼脱水槽3の中に酸性水を給水す
る。洗濯兼脱水槽3内の酸性水の水位が所定水位に達す
ると、制御手段25はパワースイッチング手段26を介
して、第2給水弁13、水処理手段15、処理水給水手
段16の駆動を停止し、モータ8を駆動して洗濯物32
を撹拌する。所定時間撹拌後、排水弁11を開放して排
水し、脱水工程に移る。ところで、細菌は、酸性水の中
では生存が難しく、図3に示す様に、酸性水のHが
2.7以下、酸化還元電位1000mV以上になると、
ほとんどの細菌およびウイルスは短時間に死滅してしま
う。
【0023】以上の様に本実施例によれば、2回目のす
すぎに酸性水を使用することによって、細菌およびウイ
ルスを死滅させることができ、かつ洗剤でアルカリ化し
た衣類を中和出来るので、身体にやさしい洗濯機を提供
できる。また病院で使用すれば、MRSAによる院内感
染の防止にも役立つ。
【0024】なお、本実施例では2回目のすすぎに酸性
水を使用したが、電気分解で、酸性水と共に生成したア
ルカリ水を、洗濯時に洗濯兼脱水槽に供給するように構
成しても良い。これにより洗剤とアルカリ水の相乗作用
によって、洗浄能力の向上を図ることができる。
【0025】次に第2の実施例について説明する。構成
は図1および図2と同じである。動作は2回目のすすぎ
の排水後、電気分解で生成した酸性水を、洗濯物の全面
にシャワー状に給水するようにしている。図4を参照し
ながらもう少し細かく動作を説明する。まず、ステップ
35で洗濯が終了すると、ステップ36で排水し、ステ
ップ37で脱水し、ステップ38で給水後ステップ39
で撹拌し、すすぎ1が終了する。同様にしてステップ4
0からステップ43で、すすぎ2が終了する。その後、
ステップ44で排水後、ステップ45で、電気分解で生
成した酸性水を、洗濯物の全面にシャワー状に給水す
ようにしている。十分に酸性水が衣類に含まれるとステ
ップ46の脱水工程に進む。
【0026】以上の様に本実施例によれば、排水後に酸
性水を洗濯物に含ませて殺菌するので、使用する酸性水
の量が少なくて済み、ランニングコストが安くあがる。
【0027】次に第3の実施例について説明する。構成
は図1および図2と同じである。図5を参照しながら動
作を説明する。ステップ51は洗濯工程で「給水・撹
拌」からなり、ステップ52はすすぎ1工程で、「排水
・中間脱水・給水・撹拌」からなり、ステップ51洗濯
工程とステップ52すすぎ1工程が終了すると、ステッ
プ53のシャワーすすぎに移る。シャワーすすぎは、
「排水・洗濯槽兼脱水槽3を低回転しなながらシャワー
給水・中間脱水」からなり、ステップ53シャワーすす
ぎが終了すると、ステップ54で洗濯槽兼脱水槽3を低
回転しながら酸性水をシャワー給水し、洗濯物の奥深く
まで酸性水を浸透させる。次にステップ55で脱水し、
一連の洗濯作業が終了する。
【0028】以上のように、シャワーすすぎ後、洗濯槽
をゆっくり回転させながら酸性水をシャワー給水するこ
とにより、少ない酸性水で効果的に洗濯物の殺菌とアル
カリの中和ができる。
【0029】次に第4の実施例について説明する。構成
は図1および図2と同じである。図6を参照しながら動
作を説明する。図6は洗濯機の稼働時刻を表示した図で
ある。T1は、洗濯機が洗濯機としての本来の機能を果
たしている期間で、「洗濯・すすぎ・脱水」の一連の作
業をしている期間である。T2は、従来は洗濯機が休止
している期間であるが、本実施例では、この期間に電気
分解を実行し、酸性水・アルカリ水を生成し、この処理
水を、次のT1期間に使用する様にしている。なおT1
とT2の間にはT1《T2の関係にある。
【0030】以上の様にすることにより、必要量の酸性
水を生成するために必要な、電気分解用の電極と電源の
容量を、小さくできる。
【0031】次に第5の実施例について説明する。図7
は連続電気分解手段と処理水を溜めるタンクを一体化し
た装置の断面図である。図中61は絶縁物で構成した水
槽で、陽極電極62と陰極電極63を分離して配設し、
前記両電極の下部に共通の共通室70と、共通室70に
水道水を導入する導入口64と、陽極電極62を設けた
陽極室71と、陽極室71と連通する酸性水溜73と、
酸性水溜73に設けた酸性水取り出し口65と、陰極電
極63を設けた陰極室72と、陰極室72と連通するア
ルカリ水溜74と、アルカリ水溜74に設けたアルカリ
水取り出し口66とを備えている。67は絶縁材料のフ
タで、陽極電極62の陽極引出し片68と、陰極電極6
3の陰極引出し片69を備えている。
【0032】上記構成において動作を説明する。まず、
洗濯機休止期間に陽極引出し片68にプラス電圧を、陰
極引出し片69にマイナス電圧を印加し、導入口64に
定流量の水道水を供給する。水道水は共通室70を満た
し、陽極室71と陰極室72に分かれて流入し、陽極電
極62と陰極電極63は共通室70を介して水道水で接
続されるので、両電極間で水の電気分解が始まる。陽極
電極62では酸素が発生し水素イオン濃度が増し、水道
水は酸性水に変わる。陰極電極63では水素が発生し、
水酸化物イオン濃度が増し、水道水はアルカリ水に変わ
る。このようにして陽極室71は酸性水で満たされて行
くが、下から新しい水道水が次々と供給されるので、生
成された酸性水はどんどん上に押し上げられ、陽極室7
1の上端部から酸性水溜73に流れ込む。同様にしてア
ルカリ水はアルカリ水溜74に流れ込む。酸性水溜73
に溜った酸性水は酸性水取り出し口65よりすすぎ時に
洗濯兼脱水槽に供給する。アルカリ水も同様にアルカリ
水取り出し口66より洗濯時に洗濯兼脱水槽に供給す
る。
【0033】この様にして電気分解で生成した酸性水と
アルカリ水は、隔膜が無くても混じることなく、分離し
て溜めることができ、また電気分解は、洗濯機の休止期
間に長時間かけて行うので、電気分解用の電極と電源は
小容量で足り、コスト低減を図ることができる。
【0034】次に第6の実施例について説明する。構成
は図1、図2と同じである。図8を参照しながら動作を
説明する。図8に示す様に予洗い工程(ステップ75〜
ステップ79)は、通常の洗濯(ステップ80〜 ステ
ップ85)の前に設けており、ステップ75で洗濯物を
投入後、ステップ76でアルカリ水を投入し、不足水量
をステップ77で水道水補給し、ステップ78で予洗い
をするようにしている。
【0035】この様にした事により、予洗いでアルカリ
水の鹸化作用により油脂分を落とすことができるので、
本洗いの時の洗剤の節約と洗浄力向上を図ることができ
る。
【0036】次に第7の実施例について説明する。構成
は図1、図2は同じで、図9は操作手段27の一部で、
86はすすぎ時の酸性水投入方法を選択するためのボタ
ンで、選択結果をLED87とLED88で表示する様
に構成している。
【0037】上記構成において動作を説明する。通常L
ED88が点灯し、洗濯機を運転すると、すすぎ時に酸
性水を通常の方法により投入する。次にボタン86を押
して念入り殺菌コースを選び(LED87が点灯)、洗
濯機を運転すると、すすぎ時に、時間をかけてH2.
7以下で酸化還元電位1000mV以上の酸性水を洗濯
物が完全に浸るまで給水し、つけ置きする様に制御す
る。
【0038】この様に制御することにより、洗濯時間が
長くなり、ランニングコストが高くなるが、細菌とウイ
ルスがほぼ死滅するので、赤ちゃんや病人の下着の洗濯
に最適なコースを提供できる。
【0039】次に第8の実施例について説明する。構成
は図1、図2は同じで、図10は操作手段27の一部
で、91は処理水の取り出し方法を選択するためのボタ
ンで、選択結果をLED92、LED93で表示する。
通常LED92,LED93は消灯しており、ボタン9
1を押す毎に「LED93点灯→LED93が消灯しL
ED92が点灯→LEDは2つとも消灯」と順に切り替
わるようにしている。94は「スタート/一時停止」の
ボタンである。
【0040】上記構成において動作を説明する。LED
92、LED93が共に消灯している時、ボタン94を
押すと、洗濯機は通常のシーケンスで動作し、洗濯時に
洗濯兼脱水槽3にアルカリ水を投入し、すすぎ時に洗濯
兼脱水槽に酸性水を投入する。次にボタン91を押し、
LED93を点灯させてボタン94を押すと、洗濯工程
に関わりなくボタン94を押している間のみ酸性水がシ
ャワーノズル18から吐出する。再度ボタン91を押
し、LED92を点灯させてボタン94を押すと、洗濯
工程に関わりなくボタン94を押している間のみ、今度
はアルカリ水がシャワーノズル18から吐出する。
【0041】この様に、ボタン一つで、任意の時に酸性
水やアルカリ水を取り出せる様にしたので、酸性水等を
容易に洗濯以外の殺菌や美容等の用途に使用できる
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明は、給水ノズルを介
して洗濯槽に給水する第1給水弁と、水を電気分解して
酸性水とアルカリ水を生成する水処理手段と、前記水処
理手段に給水する第2給水弁と、前記水処理手段により
生成された酸性水とアルカリ水を洗濯槽に給水する処理
水給水手段とを備え、予洗い時または洗濯時には第2給
水弁と処理水給水手段を駆動することによりアルカリ水
を給水し、途中のすすぎ時には第1給水弁を駆動するこ
とにより給水し、最後のすすぎ時には第2給水弁と処理
水給水手段を駆動することにより殺菌能力のあるpH
2.7以下の酸性水を給水し、前記最後のすすぎ時の酸
性水給水は、洗濯槽をゆっくり回転させながら洗濯物に
シャワー状に給水することで洗濯物の殺菌をする様に構
成したので、最後のすすぎ時に少ない酸性水で、効果的
に洗濯物の細菌およびウイルスを死滅させることがで
き、かつ洗剤でアルカリ化した衣類を中和出来るので、
身体にやさしい洗濯機を提供できる。また病院で使用す
れば、MRSAによる院内感染の防止にも役立つ。また
洗濯時に洗濯兼脱水槽にアルカリ水を供給するとによ
り、洗剤とアルカリ水の相乗作用によって、洗浄力の向
上を図ることができる。
【0043】また、給水ノズルを介して洗濯槽に給水す
る第1給水弁と、水を電気分解して酸性水とアルカリ水
を生成する水処理手段と、前記水処理手段に給水する第
2給水弁と、前記水処理手段により生成された酸性水と
アルカリ水を洗濯槽に給水する処理水給水手段とを備
え、予洗い時または洗濯時には第2給水弁と処理水給水
手段を駆動することによりアルカリ水を給水し、途中の
すすぎ時には第1給水弁を駆動することにより給水し、
最後のすすぎ時には第2給水弁と処理水給水手段を駆動
することにより殺菌能力のあるpH2.7以下の酸性水
を給水し、付け置きする特別コースを設けたことにと
り、細菌とウイルスがほぼ死滅するので、赤ちゃんや病
人の下着の洗濯に最適なコースを提供できる。
【0044】また、酸性水またはアルカリ水を任意の時
に取り出す操作手段を備えたので、酸性水等を容易に洗
濯以外の殺菌や美容等の用途に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における全自動洗濯機の断面
【図2】同実施例における全自動洗濯機のブロック図
【図3】同実施例における酸性水と菌死滅の関係を示す
【図4】本発明の第2の実施例を説明するためのフロー
チャート
【図5】本発明の第3の実施例を説明するためのフロー
チャート
【図6】本発明の第4の実施例を説明するための図
【図7】本発明の第5の実施例の連続電気分解手段とタ
ンクの断面図
【図8】本発明の第6の実施例を説明するためのフロー
チャート
【図9】本発明の第7の実施例を説明するための図
【図10】本発明の第8の実施例を説明するための図
【図11】従来例における全自動洗濯機の断面図
【符号の説明】
1 水受け槽 3 洗濯兼脱水槽 8 モータ 11 排水弁 12 第1給水弁 13 第2給水弁 15 水処理手段 16 処理水給水手段 17 処理水シャワーノズル 19 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 守記 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−84384(JP,A) 特開 昭57−43794(JP,A) 実開 昭61−132981(JP,U) 特公 昭49−14173(JP,B2) 特表 昭54−500035(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水ノズルを介して洗濯槽に給水する第
    1給水弁と、水を電気分解して酸性水とアルカリ水を生
    成する水処理手段と、前記水処理手段に給水する第2給
    水弁と、前記水処理手段により生成された酸性水とアル
    カリ水を洗濯槽に給水する処理水給水手段とを備え、
    洗い時または洗濯時には第2給水弁と処理水給水手段を
    駆動することによりアルカリ水を給水し、途中のすすぎ
    時には第1給水弁を駆動することにより給水し、最後の
    すすぎ時には第2給水弁と処理水給水手段を駆動するこ
    とにより殺菌能力のある2.7以下の酸性水を給水
    し、前記最後のすすぎ時の酸性水給水は、洗濯槽をゆっ
    くり回転させながら洗濯物にシャワー状に給水すること
    洗濯物の殺菌をする様に構成したことを特徴とする洗
    濯機。
  2. 【請求項2】 給水ノズルを介して洗濯槽に給水する第
    1給水弁と、水を電気分解して酸性水とアルカリ水を生
    成する水処理手段と、前記水処理手段に給水する第2給
    水弁と、前記水処理手段により生成された酸性水とアル
    カリ水を洗濯槽に給水する処理水給水手段とを備え、予
    洗い時または洗濯時には第2給水弁と処理水給水手段を
    駆動することによりアルカリ水を給水し、途中のすすぎ
    時には第1給水弁を駆動することにより給水し、最後の
    すすぎ時には第2給水弁と処理水給水手段を駆動するこ
    とにより殺菌能力のあるpH2.7以下の酸性水を給水
    し、付け置きする特別コースを設けた洗濯機。
  3. 【請求項3】 所定の操作で、任意の時に処理水給水手
    段から酸性水またはアルカリ水を吐出させることが可能
    操作手段を備えた請求項1または2に記載の洗濯機。
JP33419893A 1993-12-28 1993-12-28 洗濯機 Expired - Fee Related JP3385693B2 (ja)

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