JP3245958B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気分解による洗浄、
漂白、脱臭・殺菌の機能を設けた家庭用食器洗浄機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の食器洗浄機は図4に示す
ように構成されている。図4において、予め過炭酸ソー
ダや過硼酸ソーダと澱粉分解酵素と蛋白分解酵素とを配
合した洗剤が投入された洗浄槽1内に、一定量の水が供
給されると洗浄ポンプ2が始動し、洗浄水はフィルター
3を通し洗浄ポンプ2に吸入され、加圧されてノズル4
から噴射される。そして、ノズル4から噴射された洗浄
水は、食器かご5上に載せられた食器6を洗浄した後に
洗浄槽1の底部に溜り再び洗浄ポンプ2に吸入され洗浄
槽1内を循環する。この時、ヒーター7により洗浄水を
加熱昇温している。また、食器6に付着していた残菜は
洗い落とされて、洗浄水とともに洗浄ポンプ2に吸入さ
れる際にフィルター3に捕獲される。洗浄終了後、排水
ポンプ(図示せず)により洗浄水が機外へ排出される。
その後、再び、一定量の水が洗浄槽1内に供給されて洗
浄時と同様にすすぎ洗いが行われ、すすぎ洗い終了後再
び排水が行われる。このすすぎ工程を数回くり返して、
次にヒーター7と乾燥用の送風ファン8により洗浄槽1
内と食器6を乾燥させて全行程が終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、食器の漂白、食品の臭気分解や殺菌作用
は不十分であった。即ち、従来、食器の洗剤は洗剤中の
澱粉分解酵素や蛋白分解酵素が失活しないように、酸化
作用が比較的弱い過炭酸ソーダや過硼酸ソーダを配合し
ているため、食器に付着した茶渋の漂白や洗浄槽内の脱
臭や殺菌効果が不十分であるというという欠点があっ
また、漂白や脱臭や殺菌は本来洗剤水溶成分を除去
した本洗浄後のすすぎ洗いに行う方が効果的である。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、強力な酸化作用を有する次亜塩素酸ソーダ(Na
ClO)を食器洗浄機内でつくり、食器に付着した茶渋
類や臭気成分を分解し、洗浄槽内の殺菌をする装置を設
けた食器洗浄機を提供することを第1の目的としてい
る。更に、第2の目的は家庭用塩素系漂白剤を購入しな
くても、家庭に常時ある食塩を用い、電気分解すること
により、次亜塩素酸ソーダを容易に食器洗浄機内でつく
ることができることにある。
【0005】また、第3の目的は、本洗い後のすすぎ行
程、又は予洗行程、単独の漂白行程で漂白洗浄すること
により、漂白、脱臭、殺菌効果を発揮することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ために、本発明の食器洗浄機は、食塩水の電気分解装置
を設け、食器洗浄の予洗行程、すすぎ行程、または食器
の漂白行程で、食塩水の電気分解液を洗浄水と共に洗浄
槽内で噴射又は循環させて食器の漂白又は洗浄槽内の脱
臭、殺菌を行うようになっている。この電気分解装置は
食器洗浄機の開閉蓋部に設け、食器洗浄機の開閉蓋は下
部に開閉蝶番部を備え、前後直角開閉構造にし、開閉蓋
の開時(水平位置)に電気分解装置の上部開口部に少量
の食塩と水を入れ、開閉蓋の閉時(垂直位置)に電気分
解行程をするようになっている。更に、電気分解装置の
構成は縦長筒体の形状とし、この筒体の内部に沿って、
縦長の電極を設け、筒体の上部は洗浄槽内に開口し、筒
体の下部は電磁マグネットで開閉する開閉弁を設けて洗
浄槽内に開口したものである。
【0007】又、電気分解行程中は洗浄水を洗浄槽内で
噴射させて、発生した未反応の塩素を効率的に洗浄水中
に溶解させるようになっている。更に、ヒーターには通
電しないで、電気分解液を常温の冷たい洗浄水と共に洗
浄槽内で噴射又は循環させるので、塩素の洗浄水中への
溶解が促進されると共に生成した次亜塩素酸ソーダが酸
化される副反応の恐れが少ない。
【0008】
【作用】この構成によって、食器洗浄機内に電気分解装
置を備え、食塩水の電気分解により、陽極で生成する塩
素と陰極で生成するカセイソーダが 2NaOH+Cl 2 →NaClO+NaCl+H 2 の反応で強い酸化作用を持つ次亜塩素酸ソーダを生成す
る。この次亜塩素酸ソーダが漂白、脱臭、殺菌の作用を
発揮して食器の洗浄効果を向上することができる。
【0009】更に、家庭に常時ある食塩を用い、電気分
解することにより、上記の作用効果を発揮することがで
きるので、塩素系漂白剤を別に購入する必要がなく、経
済的で都合がよい。
【0010】又、本洗い後のすすぎ行程、又は予洗行
程、単独の漂白行程で漂白洗浄するので、漂白や脱臭や
殺菌の効果を高めることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例である食器洗浄
機の断面図であり、図2は、同食器洗浄機の電気分解装
置の断面図であり、図3は同食器洗浄機の回路図であ
る。図1の実施例は食器洗浄機の開閉蓋9部に、電気分
解装置10を設けており、前記、電気分解装置10は縦
長筒体の形状とし、この筒体の内部に沿って、縦長の電
極11を設け、筒体の上部は洗浄槽1内に開口部aを備
え、筒体の下部は電磁マグネット12で開閉する開閉弁
13を設けて洗浄槽1内に開口部bを備えて電気分解装
置10を構成している。開閉蓋9は下部に開閉蝶番部c
を備え、前後直角開閉機構にし、開閉蓋9の開時(水平
位置)に電気分解装置10の上部開口部に少量の食塩と
水を入れ、開閉蓋9の閉時(垂直位置)に電気分解行程
をするようになっている。次に、この実施例の動作を説
明する。開閉蓋9を前方に開いて、水平位置にして食器
6をいれ、更に、適量の食塩と水を電気分解装置10の
上部開口部aに入れた後、開閉蓋9を閉じて垂直位置に
すると、電気分解装置の詳細断面図2(a)、詳細正面
図2(b)に示すように食塩dと水は電気分解装置10
の筒体に沿って下方に落ち、縦長の電極11の下部が未
溶解の食塩中に没し、電極11のその他部分が塩水中に
浸した状態になる。ここで食器洗浄機を運転すると、一
定量の水が洗浄槽1へ供給されて洗浄ポンプ2が始動す
ると同時に、電極11に直流電気が印加される。そこで
電極11表面で食塩水の電気分解が起こると同時に、未
溶解の食塩が溶解し、電極11表面近傍の食塩濃度が低
下するのを防止できるので、効率の良い電気分解が行
え、強い酸化作用を有する次亜塩素酸ソーダが効率よく
生成する。次亜塩素酸ソーダが適量生成した時点で、電
磁マグネット12を開き、次亜塩素酸ソーダを含んだ洗
浄水は洗浄ポンプ2に吸入され、加圧されてノズル4か
ら噴射される。そして、ノズル4から噴射された洗浄水
は、食器かご5上に載せられた食器6を洗浄漂白した後
に洗浄槽1の底部に溜り再び洗浄ポンプ2に吸入され洗
浄槽1内を循環する。この時、次亜塩素酸ソーダが分解
して塩素ガスがでることがないように、ヒーター7には
通電せず加熱しないで冷水で洗浄する。過炭酸ソーダや
過硼酸ソーダと澱粉分解酵素と蛋白分解酵素とを配合し
た洗剤を投入する通常の洗浄の場合にはヒーター7に通
電して加熱洗浄する。即ち、通常の洗浄行程と漂白、脱
臭、殺菌行程は分けて、別々に単独で行うよう、洗浄コ
ース選択ができるようにコントローラー14にはコース
切り替えができるようになっている。又、これらの最適
コントロールはコントローラー14によって制御されて
いる。
【0013】図3は回路図でコントローラー14によっ
て制御される電装部品、排水ポンプ15、給水弁16な
どの配列をしめしている。
【0014】尚、電気分解装置10が縦長にしている理
由は、縦長にすることにより食塩の溶解が一様に行わ
れ、且つ、陽極で生成する塩素と陰極で生成するカセイ
ソーダの反応距離をとることで大気中へ塩素ガスが出る
ことを抑制する効果がある。
【0015】実験的には図2(a)の筒体の内径・円筒
長比、L/Dは4以上がよい。又、家庭用の食器洗浄機
では筒体の内径は10〜20mm、円筒長は80〜150
mm、電極の有効長さは70mm以上、食塩は小さじ約1杯
〜2杯の少量を入れて、直流電流は約1.8A、約6分
通電で十分な次亜塩素酸ソーダが生成できる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、水と未溶解の食
塩を供給する電解槽を有する食器洗浄機の電気分解装置
に直流電気を印加して電気分解すると、電極表面近傍の
食塩濃度が低下することなく効率よく短時間に高濃度の
次亜塩素酸ソーダを生成するので、コンパクトな電気分
解装置が提供できる。また、強い酸化分解作用と殺菌作
用のある次亜塩素酸ソーダを生成させるので、洗剤保存
中に分解したり酵素を失活させる強い酸化剤を洗剤に配
合することなく、食器の漂白、洗浄槽内の脱臭、残水中
の殺菌ができる。
【0017】更に、家庭に常時ある食塩を用い、電気分
解することにより、上記の作用効果を発揮することがで
きるので、家庭用塩素系漂白剤を購入する必要がなく、
経済的で都合がよい。 又、本洗い後のすすぎ行程、又
は予洗行程、単独の漂白行程で漂白洗浄するので、漂白
や脱臭や殺菌の効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である食器洗浄機の断面図
【図2】食器洗浄機の電気分解装置の断面図
【図3】食器洗浄機の回路図
【図4】従来の食器洗浄機の要部断面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−181733(JP,A) 特開 昭54−88665(JP,A) 特開 昭55−50335(JP,A) 特表 昭57−500048(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/00 D06F 39/00 D06F 43/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽に食器等の被洗浄物を入れ、洗剤
    等の洗浄液を前記洗浄槽内で噴射あるいは循環させるこ
    とにより前記被洗浄物を洗浄する食器洗浄機に水と未溶
    解の食塩が供給される電気分解装置を設けたことを特徴
    とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】食器洗浄の予洗行程、すすぎ行程、または
    食器の漂白行程で、食塩水の電気分解液を洗浄水と共に
    洗浄槽内で噴射又は循環させて食器の漂白又は洗浄槽内
    の脱臭、殺菌を行う請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】開閉蓋部に、電気分解装置を設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】食器洗浄機の開閉蓋は下部に開閉蝶番部を
    備え、前後直角開閉機構にし、開閉蓋の開時(水平位
    置)に電気分解装置の上部開口部に少量の食塩と水を入
    れ、開閉蓋の閉時(垂直位置)に電気分解行程をする請
    求項3に記載の食器洗浄機。
  5. 【請求項5】電気分解装置は縦長筒体の形状とし、この
    筒体の内部に沿って、縦長の電極を設け、筒体の上部は
    洗浄槽内に開口し、筒体の下部は電磁マグネットで開閉
    する開閉弁を設けて洗浄槽内に開口する電気分解装置と
    した請求項4に記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】電気分解行程中は洗浄水を洗浄槽内で噴射
    させていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄
    機。
  7. 【請求項7】ヒーターには通電しないで、電気分解液を
    洗浄水と共に洗浄槽内で噴射又は循環させる請求項1に
    記載の食器洗浄機。
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