JP2013169266A - 洗濯機 - Google Patents

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Toshinari Matsumoto
俊成 松本
Tomoyuki Kikukawa
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Abstract

【課題】洗濯物の汚れ具合に応じた濃度の次亜塩素酸水を生成するとともに、電解槽を洗浄し電気分解性能を維持する。
【解決手段】外槽33内の水を電解槽42に送水する送水部43と、外槽と電解槽の底部42aをつなぐ連通部45と、連通部に設けた開閉手段44を備え、送水部43の取水口43aを外槽33の側壁33bに設け、制御手段39は、給水手段36により外槽33内に所定水量を給水後、駆動手段35により洗濯兼脱水槽34を回転させ、発生する水流の一部が取水口43aから電解槽42内に送水されるようにし、電解槽42で電気分解した水を連通部45を通して外槽33内に戻した後、すすぎ工程終了後、排水前に洗濯兼脱水槽34を回転させるとともに、開閉手段44を開き、電解槽42内に送水するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯物を殺菌洗浄する洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、塩水の電気分解により生成した次亜塩素酸水により殺菌洗浄を行うことが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来の洗濯機は、まず、規定量の塩を伴って外槽内の低い位置に設定した水位まで給水を行った後、ドラムを低速で回転させて塩の溶解を促進する。その後、電解部の電極間に所定電圧を印加して流れる電流を測定し、その電流値が許容値に収まるまで追加給水を行う。そして所定時間、塩水を電気分解することにより漂白水を生成した後、ドラム内の洗濯物全体が水に浸るような水位まで補給水を行ってから、ドラムを低速回転させて漂白洗いを実行する。塩分濃度の高い塩水を電気分解することで、効率良く次亜塩素酸水を生成することができ、電解時間を短縮することができるようにしたものである。
また、外槽の周面壁に、外槽内に溜められた水を電気分解するための電解装置を外側から取り付けたドラム式洗濯機が考えられている(例えば、特許文献2参照)。
図8は、特許文献2に記載された従来のドラム式洗濯機を示すものである。図8において、外槽1の周面壁2に、外槽1内に溜められた水を電気分解するための電解装置3を外側から取り付けている。外槽1内の水は、入口管4および接続管5を介して電解槽6に流入し、複数の電極板7により電気分解された後、接続管8および出口管9を介して外槽1内に戻されるようにしたものである。これにより、殺菌効果を有する活性酸素や次亜塩素酸などが洗濯水中に生成され、洗浄力を高めることができるようにしたものである。
特開2006−247186号公報 特開2003−103090号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗濯時に規定量の塩を投入する必要があり不便であった。また、洗浄工程で使用する時は、洗濯物の汚れの強さに関係なく次亜塩素酸水の生成濃度が決まるので、汚れが弱い時は、濃度が高すぎて衣類の色落ちが発生する場合がある。一方、汚れが強い時は、濃度が低く十分に殺菌することができない場合があった。さらに、殺菌効果が大きいすすぎ工程で使用する時は、予め次亜塩素酸水を生成しておく必要があるが、従来の構成のものでは対応できないという問題があった。また、塩を自動投入する場合は、塩を保管するスペースが必要で、電解装置が大きくなるという課題があった。
また、洗浄中に外槽内の水を電解槽に導いて電気分解する場合、衣類から出たリントやゴミが電解槽内に流れ込み、電極に付着して電気分解の妨げになるという問題もあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、塩を投入する必要がなく、洗濯物の汚れの強さに応じた濃度の次亜塩素酸水を予め生成し、すすぎ工程で洗濯槽に供給して洗濯物を殺菌、漂白することができるとともに、簡単な構成で電解槽を洗浄して電気分解性能を維持することができる洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動させる駆動手段と、前記外槽に水を供給する給水手段と、水を電気分解する電解槽と、前記電解槽内に設けた一対の電極と、前記外槽内の水を前記電解槽に送水する送水部と、前記外槽と前記電解槽をつなぐ連通部と、前記外槽と前記電解槽との水流を制御する開閉手段と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を制御する制御手段とを備え、前記送水部の取水口を前記外槽に設け、前記制御手段は、前記給水手段により前記外槽内に給水後、前記駆動手段により前記洗濯兼脱水槽を回転させ、発生する水流の一部が前記取水口から前記電解槽内に送水されるようにし、前記電解槽で電気分解した水を前記連通部を通して前記外槽内に戻した後、すすぎ工程終了後、前記洗濯兼脱水槽を回転させるとともに、前記開閉手段を開き、前記電解槽内に送水するようにしたものである。
これによって、塩分を多く含んだ汚れの強い洗濯物から抽出した濃度の高い塩水を電気分解すると高濃度の次亜塩素酸水が生成され、塩分を少量含んだ汚れの弱い洗濯物から抽出した濃度の低い塩水を電気分解すると低濃度の次亜塩素酸水が生成されることになり、洗濯物の汚れの強さに応じた濃度の次亜塩素酸水を生成することができるとともに、電解槽の内壁や電極に付着したゴミやリントを、電解槽内に流れ込んだ水で電解槽の外へ洗い流すことができ、電気分解性能を維持することができる。
本発明の洗濯機は、洗濯物に含まれる塩分を利用し、洗濯物の汚れ具合に応じた濃度の次亜塩素酸水を簡単に生成することができるとともに、生成した次亜塩素酸水をすすぎ工程で投入することにより、洗濯物の殺菌を効果的に行うことができる。また、洗濯兼脱水槽の回転により電解槽内へ送水し洗浄することにより、電気分解性能を維持することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の要部断面図 本発明の実施の形態2における洗濯機の要部断面図 本発明の実施の形態3における洗濯機の要部断面図 同洗濯機の要部断面図 本発明の実施の形態4における洗濯機の要部断面図 本発明の実施の形態5における洗濯機の要部断面図 本発明の実施の形態6における洗濯機の要部断面図 従来のドラム式洗濯機の要部断面図
第1の発明は、外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動させる駆動手段と、前記外槽に水を供給する給水手段と、水を電気分解する電解槽と、前記電解槽内に設けた一対の電極と、前記外槽内の水を前記電解槽に送水する送水部と、前記外槽と前記電解槽をつなぐ連通部と、前記外槽と前記電解槽との水流を制御する開閉手段と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を制御する制御手段とを備え、前記送水部の取水口を前記外槽に設け、前記制御手段は、前記給水手段により前記外槽内に給水後、前記駆動手段により前記洗濯兼脱水槽を回転させ、発生する水流の一部が前記取水口から前記電解槽内に送水されるようにし、前記電解槽で電気分解した水を前記連通部を通して前記外槽内に戻した後、すすぎ工程終了後、前記洗濯兼脱水槽を回転させるとともに、前記開閉手段を開き、前記電解槽内に送水するようにしたことにより、塩分を多く含んだ汚れの強い洗濯物から抽出した濃度の高い塩水を電気分解すると高濃度の次亜塩素酸水が生成され、塩分を少量含んだ汚れの弱い洗濯物から抽出した濃度の低い塩水を電気分解すると低濃度の次亜塩素酸水が生成されることになり、洗濯物の汚れの強さに応じた濃度の次亜塩素酸水を生成することができる。また、洗濯物に含まれる塩分を利用するので、塩を投入する手間が不要で使い勝手がよく簡便である。また、電解槽を外槽と分離して設け、外槽内の水を電解槽に洗濯兼脱水槽の回転で発生する水流を利用して送水し電気分解するので、送水ポンプの必要がなく、簡単な構成ですすぎ工程の前に短時間に高濃度の次亜塩素酸水を生成することができる。そして、すすぎ工程終了後、排水前に洗濯兼脱水槽を回転させて電解槽へ送水し、電解槽の内壁や電極に付着したゴミやリントを電解槽の外へ洗い流して洗浄することができ、電気分解性能を維持することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、最終すすぎ終了後、洗濯兼脱水槽を回転させるとともに、開閉手段を開き、連通部を通って電解槽内に流入した水が送水部を通って外槽内に戻るようにして前記電解槽を洗浄するようにしたことにより、連通部を通って電解槽内に流入した水が水に浮く軽いゴミやリントを浮き上がらせ、電解槽の上部から送水部を介して外槽内に流出させることができるため、電解槽の内壁や電極に付着した軽いゴミやリントを洗い流すことができ、電気分解性能を維持することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、最終すすぎ終了後、洗濯兼脱水槽を所定の間隔で正反転させるとともに、開閉手段を開き、送水部を通って電解槽内に流入した水が連通部を通って外槽内に戻る順流と、前記連通部を通って前記電解槽内に流入した水が前記送水部を通って前記外槽内に戻る逆流を繰り返し発生させて前記電解槽を洗浄するようにしたことにより、電解槽の内壁や電極に付着したゴミやリントに上下方向の水力が交互に加わり、剥がし取ることができるので、確実に電解槽を洗浄することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の連通部は、一対の電極の間の下方に設けられ、前記連通部からの水流が前記一対の電極の間を流れるようにしたことにより、電気分解により電極の表面に付着した析出物に強い水力を作用させることができ、析出物を確実に洗い流すことができるので、電気分解性能を維持することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明の送水部は、一対の電極の間の上方に前記送水部の出口を設け、前記送水部からの水流が前記一対の電極の間を流れるようにしたことにより、送水部からの落下水流が直接一対の電極の間を流れて、電気分解により電極の表面に付着した析出物に更に強い水力を作用させることができ、析出物を効率よく洗い流すことができるので、電気分解性能を確実に維持することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の制御手段は、最終すすぎ終了後、排水前または排水開始後に洗濯兼脱水槽を回転させ、電解槽内に流入した水に電極が浸るようにしたことにより、電極に空気が接触しなくなるので電極の劣化を遅らせることができ、電気分解性能を長期に亘って永く維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の正面から見た要部断面図である。図1において、洗濯機外枠30は、3本の弾性体31と、2本の減衰装置32により外槽33を弾性支持している。洗濯兼脱水槽34は、有底円筒状の外槽33内に回転自在に配設している。モータ(駆動手段)35は、ブラシレス直流モータから成っており、インバータ制御され、回転速度が自在に変化されるようになっており、外槽33の後部外面に設けて直接洗濯兼脱水槽34を回転させるようにしている。
給水手段36は、外槽33内と洗剤供給手段37に給水するものである。水位検知手段(図示せず)は、外槽33内の洗濯水位を検知する。排水手段38は、外槽33内の洗濯水を排水するものである。制御手段39は、洗濯機外枠30内の前面下部に設けられている。制御手段39は、洗濯機外枠30内の前面上部に設けられた操作表示手段40により入力された設定内容に基づいて、洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御するもので、パワースイッチング手段(図示せず)を介してモータ35、給水手段36、排水手段38などを逐次制御する。
減衰装置32は、オイルを作動流体とする粘性ダンパーで、脱水起動時の外槽33の共振振動振幅を低減するものであり、洗濯機外枠30の底部30aと外槽33の底部の間に固定されている。脚41はゴムなどの弾性材料で構成され、洗濯機外枠30の底部30aの四隅に配置されている。
給水手段36は、外槽33内への直接給水と、洗剤供給手段37を経由する間接給水を切り替える電磁式の2方弁である。電解槽42は、外槽33の上側部で外槽33に給水される既定水位より上方に電解槽42の底部42aが位置するように設置されている。外槽33の上部にある外槽33の側壁33bと電解槽42の上部42bは、送水部43で接続されている。
電解槽42の底部42aと、電解槽42の下方に位置する外槽33の側部33cは、開閉手段44を介して連通部45で接続されている。電解槽42内には、電気分解用の一対の板状の電極42cが対面して設けられている。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。まず、洗濯兼脱水槽34内に洗濯物を投入し、洗剤供給手段37内に洗剤を入れた後、操作表示手段40を操作して運転を開始する。これによって、給水手段36は直接給水側に設定され、外槽33内に給水される。
所定量(例えば、洗濯物が洗濯兼脱水槽34内で浸水する量)給水されると、モータ35が駆動し、洗濯兼脱水槽34を洗濯物が上昇と落下を繰り返す回転数、例えば45r/minで正反転させて洗濯物を水で予洗いし、洗濯物に付着した汗の塩分を予洗い水に溶かし出す工程を1〜2分継続する。
次に、モータ35が洗濯兼脱水槽34を反時計回りに回転させる。洗濯兼脱水槽34の回転数が400r/minまで上昇すると、外槽33内の底部33aに溜まった洗濯物の塩分を含んだ予洗い水は、洗濯兼脱水槽34の回転により外槽33の内壁に沿って流れるようになる。
予洗い水の一部は、外槽33の側壁33bに設けた取水口43aから送水部43に流入し、送水部43を通って電解槽42の上部42bに設けた出口43bより電解槽42内に流れ込む。電解槽42内に予洗い水が満たされるのに十分な時間、洗濯兼脱水槽34は回転を維持する。
洗濯兼脱水槽34の回転が停止すると、取水口43aが出口43bより低い位置に設定されているので、電解槽42から溢れた予洗い水は、送水部43を逆流して外槽33内に戻り、電解槽42内の予洗い水の量は常に一定量となる。その後、制御手段39から電極42cに電圧が印加され、その電圧は電流が1.5Aを維持するように制御される。
同時に給水手段36は間接給水に切り替わり、洗剤供給手段37に給水され、洗剤が溶けた洗濯水となって外槽33内に流れ込む。水位検知手段は設定水位を検知し、制御手段39は給水手段36を停止する。制御手段39は、モータ35を駆動し洗浄工程を開始する。
洗濯兼脱水槽34は、例えば45r/minで正転と反転を繰り返し行い、洗濯物を回転方向へ持ち上げては落とす、たたき洗いを所定時間、例えば10分間行う。この間に、電解槽42内では予洗い水の電気分解が進み、予洗い水の塩分濃度に応じた濃度の次亜塩素酸水が生成される。
洗浄工程終了後、制御手段39は、排水手段38を開き、外槽33内の汚れを溶かし込んだ洗濯水を排水する。脱水後、制御手段39は、排水手段38を閉じ、給水手段36を動作させて給水し、すすぎ工程を開始する。給水手段36は間接給水に切り替わっており洗剤供給手段37に給水されるが、洗剤が無いので水のみが流れる。また、制御手段39が外槽33と電解槽42との間の水流を制御する開閉手段44を開くと、電解槽42内で生成された次亜塩素酸水は、連通部45を通って外槽33の側部33cから外槽33内に流入する。
外槽33内では、水と次亜塩素酸水が混合されて濃度の低い次亜塩素酸水となる。水位検知手段が設定水位を検知し、制御手段39は給水手段36を停止する。また、次亜塩素酸水の量は、例えば100cc程度で、すすぎ水の20リットルと比較して少ないので、給水手段36が停止する前に送水を完了している。
制御手段39は、モータ35を駆動しすすぎ工程を開始する。洗濯兼脱水槽34は、例えば45r/minで正転と反転を繰り返し行い、洗濯物を回転方向へ持ち上げては落とす、たたきすすぎを所定時間行う。次亜塩素酸のロスが少ないすすぎ工程に次亜塩素酸水を投入するようにしたことで、洗濯物の漂白や殺菌を効率よく行うことができる。
人は1日に約500mlの汗を掻く。汗の塩分濃度はおよそ0.65%である。したがって、洗濯物には一人当たり約3.3gの塩が含まれることになる。家族4人として13.2gである。これを2000mlの水で抽出すると、抽出水の塩分濃度は、約0.65%になる。
抽出水の一部100ccを電解槽42で10分間電気分解すると、塩素濃度約1000ppmの次亜塩素酸水を生成することができる。この次亜塩素酸水をすすぎ水20リットルで希釈すると、塩素濃度が約6.5ppmになり、漂白や殺菌を行うのに最適な塩素濃度になる。
汚れや汗の量が多い夏場では、人は1日に約1000mlの汗を掻き、洗濯物には一人当たり約6.5gの塩が含まれることになる。家族4人として26.0gである。これを2000mlの水で抽出すると、抽出水の塩分濃度は、約1.30%になる。抽出水の一部100ccを電解槽42で10分間電気分解すると、塩素濃度約1400ppmの次亜塩素酸水を生成することができる。
この電解水をすすぎ水20リットルで希釈すると、塩素濃度が約9.0ppmになり、汚れの多さにより塩素にロスが発生しても、漂白や殺菌を行うのに十分な塩素濃度を確保することができる。
すすぎ工程の終了後、排水前に洗濯兼脱水槽34の回転数を、例えば400r/minまで上昇させると同時に開閉手段44を開くと、すすぎ水の一部は、外槽33の側壁33bに設けた取水口43aから送水部43に流入し、送水部43を通って電解槽42の上部42bに設けた出口43bより電解槽42内に流れ込む。
電解槽42内に流れ込んだすすぎ水は、電解槽42の内壁42dや、一対の電極42cに付着したゴミやリントを剥がし取りながら流れ、開閉手段44および連通部45を通って外槽33の側部33cから外槽33内に流入する。電解槽42内の洗浄に十分な時間、洗濯兼脱水槽34は回転を維持する。その後、制御手段39は、排水手段38を開いて外槽33内のすすぎ水を排水し、脱水工程に移行する。
以上のように、本実施の形態においては、洗濯物に含まれる塩分を水で予洗いして抽出し、その予洗い水を電気分解したことにより、洗濯物の汚れの強さに応じた濃度の次亜塩素酸水を生成することができる。更に、洗濯物に含まれる塩分を利用するので、塩を投入する必要がなく手間がかからないというものである。また、電解槽42を外槽33と分離して設け、電解槽42に洗濯兼脱水槽34の回転で発生する水流を利用して送水し電気分解するので、簡単な構成ですすぎ工程の前に短時間に高濃度の次亜塩素酸水を生成することができ、次亜塩素酸水の効果を発揮させやすいすすぎ工程に投入することができる。そして、すすぎ工程終了後、排水前に洗濯兼脱水槽34を回転させて電解槽42へ水を送水し、電解槽42の内壁42dや電極42cに付着したゴミやリントを電解槽42の外へ洗い流し、電気分解性能を維持することができる。
なお、本実施の形態では、電解槽42を外槽33の正面から見て左側に設置した例を示したが、電解槽42を外槽33の右側に設置し、洗濯兼脱水槽34を時計回りに回転させても、同様の効果を発揮することができる。また、電解槽42の洗浄を行う専用コースを設けてもよい。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態の洗濯機の正面から見た要部断面図である。本実施の形態の特徴は、最終すすぎ終了後、排水前に洗濯兼脱水槽34を回転させるとともに、開閉手段44を開き、連通部45を通って電解槽42内に流入した水が、送水部43を通って外槽33内に戻るようにして電解槽42を洗浄するようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
図2において、制御手段39は、最終すすぎ終了後、排水前に洗濯兼脱水槽34を連通部45に水槽33内のすすぎ水が浸入する矢印の方向に回転させるとともに、開閉手段44を開く。これにより、水槽33内のすすぎ水は、連通部45を通って電解槽42内に流入し、水に浮く軽いゴミやリントは浮き上がり、電解槽42の上部42bから送水部43を介して外槽33内に流出させることができるため、電解槽42の内壁42dや、電極42cに付着した軽いゴミやリントを洗い流すことができ、電気分解性能を維持することができる。
(実施の形態3)
図3および図4は、本発明の第3の実施の形態の洗濯機の正面から見た要部断面図である。本実施の形態の特徴は、最終すすぎ終了後、排水前に洗濯兼脱水槽34を所定の間隔で正反転させるとともに、開閉手段44を開き、送水部43を通って電解槽42内に流入した水が連通部45を通って外槽33内に戻る順流(図3)と、連通部45を通って電解槽42内に流入した水が送水部43を通って外槽33内に戻る逆流(図4)を繰り返し発生させて、電解槽42内を洗浄するようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
上記の構成によれば、電解槽42の内壁42dや、電極42cに付着したゴミやリントに上下方向の水力が交互に加わり、剥がし取ることができるので、確実に電解槽42を洗浄することができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態の洗濯機の正面から見た要部断面図である。本実施の形態の特徴は、連通部45を一対の電極42cの間の下方に設け、連通部45からの水流が直接一対の電極42cの間を流れるようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
上記の構成によれば、電気分解により電極42cの表面に付着した析出物(Ca、Mg)に強い水力が加わり、析出物を確実に洗い流すことができるので、電気分解性能を維持することができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の第5の実施の形態の洗濯機の正面から見た要部断面図である。本実施の形態の特徴は、一対の電極42cの間の上方に送水部43の出口43bを設け、送水部43からの水流が一対の電極42cの間を流れるようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
上記の構成によれば、電気分解で電極42cの表面に付着した析出物に更に強い水力が加わることになり、析出物を効率よく洗い流すことができるので、電気分解性能を確実に維持することができる。また、電極42cに逆電圧を印加して析出物と電極42cの表面との付着力を弱めれば更に洗浄性能を向上することができる。
(実施の形態6)
図7は、本発明の第6の実施の形態の洗濯機の正面から見た要部断面図である。本実施の形態の特徴は、最終すすぎ終了後、排水前または排水開始後に洗濯兼脱水槽34を回転させ、電解槽42内に流入した水に電極42cが浸るようにしたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
上記の構成によれば、次回の洗濯まで電極42cに空気が接触しなくなるので、電極42cの劣化を遅らせることができ、電気分解性能を永く維持することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯物に含まれる塩分を利用し、洗濯物の汚れ具合に応じた濃度の次亜塩素酸水を簡単に生成することができるとともに、生成した次亜塩素酸水をすすぎ工程で投入することにより、洗濯物の殺菌を効果的に行うことができる。また、洗濯兼脱水槽の回転により電解槽内へ送水し洗浄することにより、電気分解性能を維持することができるので、洗濯機として有用である。
33 外槽
33b 側壁
34 洗濯兼脱水槽
35 モータ(駆動手段)
36 給水手段
39 制御手段
42 電解槽
42c 電極
43 送水部
43a 取水口
44 開閉手段
45 連通部

Claims (6)

  1. 外槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動させる駆動手段と、前記外槽に水を供給する給水手段と、水を電気分解する電解槽と、前記電解槽内に設けた一対の電極と、前記外槽内の水を前記電解槽に送水する送水部と、前記外槽と前記電解槽をつなぐ連通部と、前記外槽と前記電解槽との水流を制御する開閉手段と、洗い、すすぎ、脱水の各工程を制御する制御手段とを備え、前記送水部の取水口を前記外槽に設け、前記制御手段は、前記給水手段により前記外槽内に給水後、前記駆動手段により前記洗濯兼脱水槽を回転させ、発生する水流の一部が前記取水口から前記電解槽内に送水されるようにし、前記電解槽で電気分解した水を前記連通部を通して前記外槽内に戻した後、すすぎ工程終了後、前記洗濯兼脱水槽を回転させるとともに、前記開閉手段を開き、前記電解槽内に送水するようにした洗濯機。
  2. 制御手段は、最終すすぎ終了後、洗濯兼脱水槽を回転させるとともに、開閉手段を開き、連通部を通って電解槽内に流入した水が送水部を通って外槽内に戻るようにして前記電解槽を洗浄するようにした請求項1記載の洗濯機。
  3. 制御手段は、最終すすぎ終了後、洗濯兼脱水槽を所定の間隔で正反転させるとともに、開閉手段を開き、送水部を通って電解槽内に流入した水が連通部を通って外槽内に戻る順流と、前記連通部を通って前記電解槽内に流入した水が前記送水部を通って前記外槽内に戻る逆流を繰り返し発生させて前記電解槽を洗浄するようにした請求項1記載の洗濯機。
  4. 連通部は、一対の電極の間の下方に設けられ、前記連通部からの水流が前記一対の電極の間を流れるようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 送水部は、一対の電極の間の上方に前記送水部の出口を設け、前記送水部からの水流が前記一対の電極の間を流れるようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 制御手段は、最終すすぎ終了後、排水前または排水開始後に洗濯兼脱水槽を回転させ、電解槽内に流入した水に電極が浸るようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017522913A (ja) * 2014-05-08 2017-08-17 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 洗濯機の制御方法および洗濯機

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