JP6349176B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯機に関する。
従来、洗濯機としては、水道水をそのまま用いて洗濯を行っていたため、水道水に含まれる硬度成分(CaやMgなど)により、洗剤の効果が弱まり、洗浄能力が低下するという問題があった。この洗濯機では、洗剤量を増やすことにより洗浄能力を補おうとすると、洗剤コストが高くなると共に、泡の発生量が増大して、脱水工程で泡拘束が起きる場合があった。
そこで、このような問題を解決するため、水道水の硬度成分を除去して軟水を生成する軟水化装置を備えた洗濯機が提案されている(例えば、特開2012−249910号公報(特許文献1)参照)。この洗濯機では、再生剤容器に貯えた高濃度の塩水を用いて、軟水化装置のイオン交換樹脂を再生している。
特開2012−249910号公報
上記軟水化装置を備えた洗濯機では、軟水化装置のイオン交換樹脂を再生するための塩水を貯える再生剤容器を備えているため、構造が複雑になってコストが高くなるという問題がある。また、上記洗濯機では、軟水化装置のイオン交換樹脂の再生時に生成される硬度成分を含んだ塩水は、塩分を含んでいるため、再利用するには水道水により希釈する必要があり、効果的な利用ができないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、簡単な構成で機能水を容易に生成して、生成された機能水を効果的に利用することにより洗濯能力を向上できる洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の洗濯機は、
洗濯物を収納する洗濯槽と、
上記洗濯槽を回転駆動する駆動部と、
上記洗濯槽内に外部から水を供給する水供給部と、
上記水供給部の水からイオン吸着電極を用いて機能水を生成する機能水生成部と、
上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御する制御装置と
を備え、
上記制御装置は、上記機能水生成部を制御して、洗い工程の初期において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である軟水を上記洗濯槽内に供給すると共に、すすぎ工程の初期において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である硬水を上記洗濯槽内に供給すると共に、
上記制御装置は、上記機能水生成部を制御して、上記洗い工程の排水時において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である硬水を上記洗濯槽内に供給することを特徴とする。
また、この発明の洗濯機は、
洗濯物を収納する洗濯槽と、
上記洗濯槽を回転駆動する駆動部と、
上記洗濯槽内に外部から水を供給する水供給部と、
上記水供給部の水からイオン吸着電極を用いて機能水を生成する機能水生成部と、
上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御する制御装置と
上記洗濯槽内の水を排水する排水部と、
を備え、
上記制御装置は、上記機能水生成部を制御して、洗い工程の初期において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である軟水を上記洗濯槽内に供給すると共に、すすぎ工程の初期において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である硬水を上記洗濯槽内に供給すると共に、
上記制御装置は、上記機能水生成部により生成された上記機能水であるアルカリ性水または上記機能水である酸性水の少なくとも一方を上記洗濯槽内に供給して、上記洗濯槽を含む水回路の槽洗浄運転を行うように、上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御し、
上記制御装置は、上記槽洗浄運転において、上記機能水生成部により生成された上記アルカリ性水を上記洗濯槽内に供給して、上記洗濯槽を含む水回路の第1の上記槽洗浄運転を行った後、上記洗濯槽を含む水回路内から上記アルカリ性水または上記アルカリ性水を含む洗浄水を上記排水部により排水し、上記機能水生成部により生成された上記酸性水を上記洗濯槽内に供給して、上記洗濯槽を含む水回路の第2の上記槽洗浄運転を行った後、上記洗濯槽を含む水回路内から上記酸性水または上記酸性水を含む洗浄水を上記排水部により排水するように、上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御することを特徴とする。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記制御装置は、運転コースに応じた硬度の上記軟水を上記運転コースの洗い工程の初期において上記洗濯槽内に供給するように、上記機能水生成部を制御する。
ここで、運転コースに応じた硬度の軟水は、例えば「標準」コースや念入りに洗浄する「念入り」コースでは、60mg/L以下の軟水とし、毛布を洗浄する「毛布」コース、ドライクリーニングマーク付きの洗濯物を洗浄する「ドライ」コース、柔らかい洗濯物を洗浄する「柔らか」コースでは、上記60mg/Lの軟水に対して硬度が60%ほどの強軟水とする。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記制御装置は、上記機能水生成部により生成された上記機能水であるアルカリ性水または上記機能水である酸性水の少なくとも一方を上記洗濯槽内に供給して、上記洗濯槽を含む水回路の槽洗浄運転を行うように、上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御する。
ここで、洗濯槽を含む水回路は、洗濯槽以外に排水配管や循環配管、各配管に配設された開閉弁などを含む。また、この槽洗浄運転では、機能水生成部により生成された機能水のみを使用して洗浄を行ってもよいし、その機能水と水道水が混合された洗浄水を使用してもよい。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗濯槽を収容する水槽と、
上記水槽内の下側から上記水槽内の上側に接続された循環経路と、
上記循環経路に配設された循環ポンプと
を備え、
上記制御装置は、上記槽洗浄運転において、上記循環ポンプを制御して、上記水槽内の下側に溜まった上記機能水または上記機能水を含む洗浄水を上記水槽内の上側に戻すように上記循環経路を介して循環させる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記機能水生成部により生成された上記機能水の余剰分を貯めるためのタンクと、
上記タンク内に溜まった上記機能水を上記洗濯槽内に供給する機能水供給部と
を備え、
上記制御装置は、上記タンクに溜まった上記機能水が利用可能な運転において上記タンクに溜まった上記機能水を上記洗濯槽内に供給するように、上記機能水供給部を制御する。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記制御装置は、運転コースに応じたpHの上記機能水を上記運転コースの洗い工程において上記洗濯槽内に供給するように、上記機能水生成部を制御する。
以上より明らかなように、この発明によれば、イオン吸着電極を用いた機能水生成部により簡単な構成で機能水を容易に生成して、生成された機能水を効果的に利用することにより洗濯能力を向上できる洗濯機を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の構成を示す模式図である。 図2は上記ドラム式洗濯機の機能水生成装置の構成を示す模式図である。 図3は上記機能水生成装置の軟水を生成するときの反応を説明するための模式図である。 図4は上記機能水生成装置の硬水を生成するときの反応を説明するための模式図である。 図5は上記ドラム式洗濯機の洗い工程を説明するためのフローチャートである。 図6は上記ドラム式洗濯機のすすぎ工程(自動)を説明するためのフローチャートである。 図7は上記ドラム式洗濯機のすすぎ工程(手動)を説明するためのフローチャートである。 図8は上記ドラム式洗濯機の最終脱水工程を説明するためのフローチャートである。 図9は従来のドラム式洗濯機の給水の硬度について説明するための図である。 図10はこの発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の給水の硬度について説明するための図である。 図11は上記ドラム式洗濯機の機能水生成装置のアルカリ性硬水を生成するときの反応を説明するための模式図である。 図12は上記機能水生成装置の酸性軟水を生成するときの反応を説明するための模式図である。 図13はこの発明の第4実施形態のドラム式洗濯機の構成を示す模式図である。 図14はこの発明の第5実施形態のドラム式洗濯機の構成を示す模式図である。 図15はこの発明の第6実施形態のドラム式洗濯機のpH調整モードについて説明するための図である。
以下、この発明の洗濯機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の構成を示している。
この第1実施形態のドラム式洗濯機は、図1に示すように、洗濯機本体100内に配置された水槽10と、洗濯機本体100内かつ水槽10の側面に配置された駆動部20とを備えている。水槽10内に、回転軸を傾斜させた洗濯槽の一例としての回転ドラム11を収納している。この回転ドラム11を駆動部20により回転駆動する。
また、洗濯機本体100内の上側かつ後面側(図1の右側)から挿入された給水配管L1を、水槽10の上側に接続している。この給水配管L1の上流側から順に、水供給部1と、機能水生成部の一例としての機能水生成装置2と、温度制御部3を配設している。また、水槽10の下側に洗浄水回収部4を配置し、この洗浄水回収部4に排水配管L2の一端を接続している。この排水配管L2に排水部5を配設している。
また、上記ドラム式洗濯機は、マイクロコンピュータおよび入出力回路などからなる制御装置6を備えている。この制御装置6は、操作パネル(図示せず)などからの制御入力信号を受けて、水供給部1と機能水生成装置2と温度制御部3と洗浄水回収部4と排水部5および駆動部20に制御出力信号を出力する。
図2は上記ドラム式洗濯機の機能水生成装置2の構成を示している。
この第1実施形態の機能水生成装置2は、図2に示すように、水供給部1(図1に示す)から供給された水道水が収容される容器110と、容器110内に配置され、水道水中のイオンの吸着および脱離が可能なイオン吸着電極111と、容器110内かつイオン吸着電極111に対向するように配置された対極112と、イオン吸着電極111と対極112との間に電圧を印加する直流電源120と、イオン吸着電極111と対極112との間に印加する電圧の極性を切り換える切換回路130とを備えている。
上記イオン吸着電極111は、多孔質の炭素材料(例えば活性炭)からなり、対極112は、溶解しない電極部材であればよく、カーボンなどでもよいが、水の電気分解が生じやすい金属(例えばPt,Au,Pd,Rhの少なくとも1つの金属(または合金))でもよく、例えばTiからなる電極の表面をPtで被覆したものでもよい。また、この実施の形態では、イオン吸着電極111および対極112は平板状としているが、電極材料や容器の形状に応じて適宜設定すればよい。
また、上記機能水生成装置2は、容器110の上側に一端が接続された第1配管L11と、容器110の下側に一端が接続された第2配管L12と、第1配管L11と第2配管L12に夫々配設された開閉弁V1,V2を有する水交換部150を備えている。
また、上記制御装置6は、直流電源120と切換回路130と水交換部150を制御する。
上記制御装置6は、図2に示すように、水交換部150を制御して、開閉弁V1を開く一方、開閉弁V2を閉じて、容器110内に水道水を給水する。ここで、水道水は中性軟水とする。
なお、世界保健機関(WHO)の基準では、軟水の硬度は0〜60[mg/L]未満、中程度の軟水(中硬水)の硬度は60〜120[mg/L]未満、硬水の硬度は120[mg/L]以上である。ここで、硬度は次式により求められる。
硬度[mg/L]=(カルシウム量[mg/L]×2.5)+(マグネシウム量[mg/L]×4.1)
<軟水の生成>
まず、イオン吸着電極111は、最初に陽イオンが吸着されていない状態にしている。
次に、制御装置6により直流電源120と切換回路130とを制御して、直流電源120の負極をイオン吸着電極111に接続し、直流電源120の正極を対極112に接続して、イオン吸着電極111に水道水中の陽イオンを吸着させて硬度を低下させる。
このとき、イオン吸着電極111と対極112との間に印加される直流電圧は、容器110内の水道水が電気分解しない電圧とする。このようにして、容器110内の水道水中の陽イオン(Ca2+,Mg2+など)が陽極のイオン吸着電極111に吸着されるので、容器110内では、処理前よりも硬度が小さくなった中性軟水が生成される。
ここで、制御装置6は、直流電源120を定電流源とした場合、イオン吸着電極111と対極112との間に印加される電圧の変化および電圧を印加してからの経過時間に基づいて、電圧印加時間を決定して、その電圧印加時間が経過したときに切換回路130とを制御して、イオン吸着電極111と対極112との間に印加される直流電源120からの電圧を遮断することにより中性軟水の生成を終了する。
なお、上記電圧印加時間は、容器110内に蓄えられる水道水の容積や印加する電圧や電流に応じて実験およびシミュレーションなどにより決定する。
次に、制御装置6は、図3に示すように、水交換部150を制御して、開閉弁V2を開くことにより容器110内の機能水を水槽10内に供給する。
<硬水の生成>
その後、再び、制御装置6により水交換部150を制御して、開閉弁V1を開く一方、開閉弁V2を閉じて、容器110内に水道水を給水する。
そして、制御装置6により直流電源120と切換回路130とを制御して、直流電源120の正極をイオン吸着電極111に接続し、直流電源120の負極を対極112に接続して、イオン吸着電極111から水道水中のCa2+,Mg2+などの陽イオン(図4ではCa2+のみを示す)を放出させて硬度を上昇させる。
このとき、イオン吸着電極111と対極112との間に印加される直流電圧は、容器110内の水道水が電気分解しない電圧とする。このようにして、容器110内の水道水中に正極のイオン吸着電極111から陽イオン(Ca2+,Mg2+など)が放出されるので、容器110内では、処理前よりも硬度が大きくなった機能水の一例としての中性硬水が生成される。
なお、図3では、陽極のイオン吸着電極111に陰イオン(Clなど)が吸着し、次に硬水を生成するとき、図4に示すように、陰極となるイオン吸着電極111から陰イオン(Clなど)が放出される。
上記イオン吸着電極111が水道水中のイオンを吸着するのは、電場にしたがって荷電粒子が移動して、界面に正負の荷電粒子が対を形成して層状に並ぶという電気二重層理論による。
次に、上記機能水生成装置2により生成された軟水を用いた洗い工程、および、機能水生成装置2により生成された硬水を用いたすすぎ工程について説明する。
上記構成のドラム式洗濯機において、まず、図1に示すように、回転ドラム11内に洗濯物90を入れる。
<洗い工程>
次に、水供給部1により外部からの水道水を、給水配管L1と機能水生成装置2と温度制御部3を介して水槽10の回転ドラム11内に供給する。このとき、水道水は、温度制御部3により洗濯に適した温度に温めてもよいし、水温が高い場合は、そのまま回転ドラム11内に供給してもよい。
このとき、回転ドラム11内に入れられた洗浄剤が水道水に添加されて洗濯効果を高める。
また、機能水生成装置2において、容器110(図2に示す)内の水道水から軟水を生成した後、温度制御部3により温められた軟水を、給水配管L1を介して水槽10の回転ドラム11内の水道水に加える。なお、機能水生成装置2において生成される機能水は、処理前の水道水の硬度によるので、処理前よりも硬度が低い軟水となる。
次に、回転ドラム11を駆動部20により回転させて、軟水を添加した水道水で洗濯を行う。なお、この洗い工程において、水道水に軟水を添加するのではなく、機能水生成装置2により生成した機能水(軟水)の全てを洗濯用として用いてもよい。また、水道水による洗濯と機能水による洗濯を別々に行ってもよい。
ここで、軟水は洗剤をよく溶かし、泡立ちもよくなるので、洗浄力が向上し、洗剤量を減らすことが可能になる。また、洗剤量を減らすことにより、すすぎ回数を減らすことができ、節水も可能となる。
次に、洗い工程が終了したら、回転ドラム11内の底に溜まった汚水を、排水部5により排水配管L2を介して外部に排水する。
<すすぎ工程>
次に、水供給部1により外部からの洗浄水(水道水)を、給水配管L1を介して機能水生成装置2に供給して、回転ドラム11を回転させて、すすぎ動作を行う。
このとき、機能水生成装置2において、容器110内の水道水から硬水を生成した後、温度制御部3により温められた硬水を、給水配管L1を介して水槽10の回転ドラム11内に供給する。なお、硬水は、温度制御部3により洗濯に適した温度に温めてもよいし、水温が高い場合は、そのまま回転ドラム11内に供給してもよい。また、このすすぎ工程において、水道水に硬水を添加するのではなく、機能水生成装置2により生成した機能水(硬水)の全てをすすぎ用として用いてもよい。
ここで、硬水は、泡切れがよくなり、泡拘束を防ぐことができる。
そうして、供給された機能水(硬水)を用いたすすぎ動作後に、回転ドラム11内の底に溜まった水を、排水部5を開いて、排水配管L2を介して外部に排水する。
<脱水工程>
次に、排水部5を開いた状態で、回転ドラム11を高速で回転させて脱水を行い、洗濯物から絞り出された水を、排水部5と排水配管L2とを介して外部に排水する。
なお、上記ドラム式洗濯機において、洗い工程は、洗浄水を入れ替えて複数回繰り返してもよいし、すすぎ工程と脱水工程も洗浄水を入れ替えて複数回繰り返してもよい。
次に、上記ドラム式洗濯機の各工程の詳細例について図5〜図8を用いて説明する。
上記ドラム式洗濯機の洗い工程は、図5に示すフローチャートとおり、まず、ステップS1で水供給部1により水道水を回転ドラム11内に供給する給水を行う。このとき、機能水生成装置2により生成された軟水も回転ドラム11内に供給する。
次に、ステップS2に進み、洗剤が溶けた洗濯水(軟水が添加された水道水)を洗濯物90になじませるために、回転ドラム11を低速で回転させて、なじませタンブリングを行う。
次に、ステップS3に進み、水供給部1により水道水を回転ドラム11内に補給する第1補給水を行う。
次に、ステップS4に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がして洗う第1洗いタンブリングを行う。
次に、ステップS5に進み、水供給部1により水道水を回転ドラム11内に補給する第2補給水を行う。
次に、ステップS6に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がして洗う第2洗いタンブリングを行う。
次に、ステップS7に進み、水供給部1により水道水を回転ドラム11内に補給する第3補給水を行う。
次に、ステップS8に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がして洗う第3洗いタンブリングを行う。
次に、ステップS9に進み、回転ドラム11内の底に溜まった汚水を、排水部5により排水配管L2を介して外部に排水しながら回転ドラム11を回転させる第1排水タンブリングを行う。このとき、機能水生成装置2により生成された硬水を回転ドラム11内に供給する。
次に、ステップS10に進み、回転ドラム11内の底に溜まった汚水を、排水部5により排水配管L2を介して外部に排水しながら回転ドラム11を回転させる第2排水タンブリングを行って、この洗い工程を終了する。
図6は上記洗い工程の次に行うすすぎ工程(自動)を示すフローチャートである。
まず、図6に示すステップS11で中間脱水を行う。この中間脱水とは、すすぎを始める前に洗濯物90に含まれた洗剤を多く含む水分を洗濯物90から出すことであり、このとき、機能水生成装置2により生成された硬水を回転ドラム11内に供給する。これにより、泡切れをよくして効果的なすすぎが行える。
次に、ステップS12に進み、シャワーすすぎを行う。このとき、回転ドラム11の開口上部に設けられた図示しないシャワーノズルからシャワー状の水道水を回転ドラム11内に給水する。
次に、ステップS13に進み、減速脱水を行う。
次に、ステップS14に進み、給水を行う。ここで、水供給部1により外部からの水道水を水槽10内に供給する。これにより、ステップS11で供給された硬水と洗剤が反応して水槽10内や回転ドラム11内に洗剤カスが発生しても、水道水で洗い流すことができる。また、洗濯物の繊維に硬水成分が付着することによるごわつきを防止できる。
次に、ステップS15に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がす第1すすぎタンブリングを行う。
次に、ステップS16に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がす第2すすぎタンブリングを行う。この第2すすぎタンブリングでは、水道水を回転ドラム11内に供給する(注水)。
次に、ステップS17に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がす第3すすぎタンブリングを行う。
次に、ステップS18に進み、回転ドラム11内の底に溜まった汚水を、排水部5により排水配管L2を介して外部に排水しながら回転ドラム11を回転させる第1排水タンブリングを行う。
次に、ステップS19に進み、回転ドラム11内の底に溜まった汚水を、排水部5により排水配管L2を介して外部に排水しながら回転ドラム11を回転させる第2排水タンブリングを行って、このすすぎ工程(自動)を終了する。
図7は上記ドラム式洗濯機のすすぎ工程(手動)を示すフローチャートである。このすすぎ工程(手動)は、運転コースを選択せずにユーザーが操作パネルを操作して洗い工程、すすぎ工程、脱水工程などを個別に設定したときのすすぎ工程である。
まず、図7に示すステップS31で中間脱水を行う。このとき、機能水生成装置2により生成された硬水を回転ドラム11内に供給する。これにより、泡切れをよくして効果的なすすぎが行える。
次に、ステップS32に進み、水供給部1により水道水を回転ドラム11内に供給する給水を行う。
次に、ステップS33に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がす第1すすぎタンブリングを行う。
次に、ステップS34に進み、水供給部1により水道水を回転ドラム11内に補給する補給水を行う。
次に、ステップS35に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がす第2すすぎタンブリングを行う。この第2すすぎタンブリングでは、水道水を回転ドラム11内に供給する(注水)。
次に、ステップS36に進み、回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内で洗濯物90をひっくり返しながら転がす第3すすぎタンブリングを行う。
次に、ステップS37に進み、回転ドラム11内の底に溜まった汚水を、排水部5により排水配管L2を介して外部に排水する第1排水タンブリングを行う。
次に、ステップS38に進み、回転ドラム11内の底に溜まった汚水を、排水部5により排水配管L2を介して外部に排水する第2排水タンブリングを行って、このすすぎ工程(手動)を終了する。
図8は上記ドラム式洗濯機の最終脱水工程を説明するためのフローチャートである。
まず、図8に示すステップS41で回転ドラム11を回転させて、回転ドラム11内の洗濯物90の分布が偏らないようにバランスタンブリングを行う。例えば、低い回転数で正方向回転と逆方向回転を短時間ごとに繰り返し行う。
次に、ステップS42に進み、アンバランス検知部(図示せず)によりバランス検知を行う。ここで、アンバランス検知部により検知されたアンバランス量が所定量以下であれば次のステップS43に進み、アンバランス量が所定量を越える場合はエラー処理に進み、脱水工程を終了する。
そして、ステップS43では、回転ドラム11を低速で回転させて、第1低速脱水を行う。
次に、ステップS42に進み、回転ドラム11を低速で回転させて、第2低速脱水を行う。
次に、ステップS43に進み、回転ドラム11を高速で回転させて、第1高速脱水を行う。
次に、ステップS44に進み、回転ドラム11を高速で回転させて、第2高速脱水を行う。
次に、ステップS45に進み、回転ドラム11を徐々に減速させて、減速脱水を行った後、この最終脱水工程を終了する。
上記構成の洗濯機によれば、洗い工程の初期において、イオン吸着電極111を用いた機能水生成装置2により生成された機能水である軟水を回転ドラム11(洗濯槽)内に供給することにより、洗い工程の初期の段階で軟水により洗剤がよく溶け、泡立ちもよくなるので、洗浄力が向上し、洗剤量を減らすことが可能になる。また、軟水を用いて洗剤量を減らすことにより、すすぎ回数を減らすことができ、節水も可能となる。この洗い工程の初期の後は、水道水を給水することで、泡立ちすぎるのを防止できる。
また、すすぎ工程の初期において、イオン吸着電極111を用いた機能水生成装置2により生成された機能水である硬水を回転ドラム11内に供給することにより、すすぎ工程の初期に行われる中間脱水(すすぎを始める前に洗濯物に含まれた洗剤を多く含む水分を洗濯物から出すための脱水)での泡切れがよくなり、すすぎ工程における泡拘束を防ぐことができる。なお、洗い工程の排水時にも硬水を供給してもよい。
したがって、簡単な構成で機能水を容易に生成して、生成された機能水を効果的に利用することにより洗濯能力を向上できる。
また、洗い工程の排水時において、イオン吸着電極111を用いた機能水生成部2により生成された機能水である硬水を洗濯槽11内に供給することにより、洗い工程の終わりに洗濯水を排水するときにも泡切れがよくなる。
上記第1実施形態では、機能水生成部として、容器110内に貯めた水道水から機能水を生成する機能水生成装置2を用いたが、給水しながら機能水を生成して供給できる機能水生成部を用いてもよい。
〔第2実施形態〕
この発明の第2実施形態のドラム式洗濯機は、制御装置6の動作を除いて第1実施形態のドラム式洗濯機と同一の構成をしている。
この第2実施形態のドラム式洗濯機は、運転コースに応じて機能水生成装置2により生成される軟水の硬度を変更する(硬度調整モード)。
従来のドラム式洗濯機では、図9に示すように、「標準」コース、「念入り」コース、「毛布」コース、「ドライ」コース、「柔らか」コースなどの運転コースがあったが、地域により硬度の違う中程度の軟水あるいは軟水を運転コースに関係なくそのまま使用していた。例えば、大阪では44mg/Lであり、軟水のうちでも硬度の高いところでは、84mg/L(沖縄)、82mg/L(千葉)であり、硬度の低いところでは、26.5mg/L(愛知)、28mg/L(山形)である。
このように、従来のドラム式洗濯機では、運転コースに最適な硬度の軟水で洗濯が行えていなかった。
これに対して、上記第2実施形態のドラム式洗濯機の運転コースには、図10に示すように、「標準」コース、「念入り」コース、「毛布」コース、「ドライ」コース、「柔らか」コース、「超軟水」コースなどがあり、次のように各コースに応じた硬度の軟水を用いている。
「標準」コースと「念入り」コースでは、硬度60mg/L以下の軟水を用いる。
また、「毛布」コース、「ドライ」コースおよび「柔らか」コースでは、軟水(硬度60mg/L以下)対して硬度が60%程度の強軟水を用いる。
さらに、「超軟水」コースでは、硬度が10mg/L以下の軟水(超軟水)を用いる。
ここで、水の硬度による種類は次のように分類される。
硬水 : 硬度120〜180mg/L
中程度の軟水 : 硬度60〜120mg/L
軟水 : 硬度0〜60mg/L
この第2実施形態のドラム式洗濯機によれば、運転コースに最適な硬度(すなわちその運転コースに使用する洗剤量や水量に応じた硬度)の軟水で洗濯を行うことで、汚れ落ちがよくなって黄ばみ、黒ずみが抑えられ、洗浄効果が向上して、洗剤量を減らすことができる。また、「毛布」コース、「ドライ」コースや「柔らか」コースに、硬度60mg/L以下の軟水のうちの硬度が60%以下の強軟水(硬度10〜36mg/L)を用いることで、洗濯物の損傷を抑えつつ仕上がりを向上できる。
また、硬度10mg/L以下の超軟水を用いる「超軟水」コースでは、これまで洗うことができなかった種類の洗濯物(鞄、靴など)を洗えたり、洗剤なしで衣類などの通常の洗濯物を洗えたりできる。
また、操作パネル(図示せず)のボタン操作により硬度調整モードのオン/オフを選択することで、ユーザーが状況に応じて硬度調整を行うか否かを選べるので、使い勝手のよい洗濯機を実現できる。
また、上記第2実施形態のドラム式洗濯機は、第1実施形態のドラム式洗濯機と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
この発明の第3実施形態のドラム式洗濯機は、制御装置6の動作を除いて第1実施形態のドラム式洗濯機と同一の構成をしている。
この第3実施形態のドラム式洗濯機は、アルカリ性水と酸性水を用いて水槽10内と回転ドラム11内および水回路を洗浄する槽洗浄運転を行う。
このドラム式洗濯機では、操作パネルに「槽洗浄コース」の選択ボタンを有しており、この選択ボタンの操作により「槽洗浄コース」が選択されると、槽洗浄運転を開始する。
上記「槽洗浄コース」は、槽洗い工程(第1の槽洗浄運転)と槽すすぎ工程(第2の槽洗浄運転)からなり、槽洗い工程では、機能水生成装置2により生成されたアルカリ性水を水槽10内に給水した後、回転ドラム11を回転させる。
そして、槽洗い工程の終了時に、水槽10内のアルカリ性水を排水する。
次に、槽すすぎ工程では、機能水生成装置2により生成された酸性水を水槽10内に給水した後、回転ドラム11を回転させる。
そして、槽すすぎ工程の終了時に、水槽10内の酸性水を排水部5により排水する。
上記構成のドラム式洗濯機によれば、槽すすぎ工程でアルカリ性水を水槽10内に給水した後、回転ドラム11を回転させることにより、回転ドラム11を含む水槽10内を洗浄でき、特にタンパク汚れを効果的に除去することができる。また、水槽10内のアルカリ性水を排水部5により排水するときに、洗浄水回収部4と排水配管L2および排水部5も洗浄することができる。
また、槽すすぎ工程で酸性水を水槽10内に給水した後、回転ドラム11を回転させることにより、回転ドラム11を含む水槽10内を除菌しながらすすぐことができる。さらに、水槽10内の酸性水を排水するときに、洗浄水回収部4と排水配管L2および排水部5も除菌しながらすすぐことができる。
上記アルカリ性水による洗浄と酸性水による殺菌,すすぎを順に行うことで、水槽10を含む水回路をアルカリ性水による洗浄した後、酸性水によりすすぎと同時に殺菌ができ、水槽10を含む水回路の洗浄とカビの繁殖防止を効果的に行うことができる。
また、上記第3実施形態のドラム式洗濯機は、第1実施形態のドラム式洗濯機と同様の効果を有する。
従来の洗濯機では、槽洗浄を行うときに専用の洗浄剤を用いのが一般的であり、定期的に槽洗浄を行う必要があった。また、このような槽洗浄では、一度洗浄を行うと長時間洗濯機を使用できないため、ユーザーが槽洗浄の実施を怠るという問題があった。
これに対して、上記第3実施形態のドラム式洗濯機では、専用の洗浄剤を用いることなく、運転終了時に毎回槽洗浄運転を行うことも可能になる。
以下、機能水生成装置2によるアルカリ性水の生成および酸性水の生成について具体的に説明する。
<アルカリ性水の生成>
上記制御装置6は、図11に示すように、水交換部150を制御して、開閉弁V1を開く一方、開閉弁V2を閉じて、容器110内に水道水を給水する。ここで、水道水は中性軟水とする。
まず、イオン吸着電極111は、最初に陽イオンが吸着された状態にしている。
次に、制御装置6により直流電源120と切換回路130とを制御して、直流電源120の正極をイオン吸着電極111に接続し、直流電源120の負極を対極112に接続して、イオン吸着電極111から水道水中に陽イオンを放出させて硬度を上昇させると共に、水道水を電気分解することにより水道水のpHを上昇させる。
すなわち、容器110では、陽極となるイオン吸着電極111から水道水中に陽イオン(Ca2+,Mg2+など)が放出されると共に、陰極となる対極112の表面では、
2HO+2e → H↑+2OH
の反応式で表される反応が生じて、水素ガス(H)と水酸化物イオン(OH)が発生する。
このとき、容器110内の水道水中に陽極のイオン吸着電極111から陽イオン(Ca2+,Mg2+など)が放出されるので、機能水の一例としてのアルカリ性硬水が生成される。ここで、容器110内に注入する水道水がある硬度の水であるとすると、容器110内では、処理前よりも硬度が大きくなったアルカリ性水が生成されることになる。
ここで、制御装置6は、直流電源120を定電流源とした場合、イオン吸着電極111と対極112との間に印加される電圧の変化および電圧を印加してからの経過時間に基づいて、電圧印加時間を決定して、その電圧印加時間が経過したときに切換回路130とを制御して、イオン吸着電極111と対極112との間に印加される直流電源120からの電圧を遮断することによりアルカリ性硬水の生成を終了する。
なお、上記電圧印加時間は、容器110内に蓄えられる水道水の容積や印加する電圧や電流に応じて実験およびシミュレーションなどにより決定する。
<酸性水の生成>
次に、制御装置6は、図12に示すように、水交換部150を制御して、開閉弁V2を開くことにより容器110内の機能水を外部に供給する。その後、再び、制御装置6により水交換部150を制御して、開閉弁V1を開く一方、開閉弁V2を閉じて、容器110内に水道水を給水する。
そして、制御装置6により直流電源120と切換回路130とを制御して、直流電源120の負極をイオン吸着電極111に接続し、直流電源120の正極を対極112に接続して、イオン吸着電極111に水道水中のCa2+,Mg2+などの陽イオン(図12ではCa2+のみを示す)を吸着させて硬度を低下させると共に、水道水を電気分解することにより水道水のpHを低下させる。
すなわち、容器110では、陰極となるイオン吸着電極111に水道水中のCa2+,Mg2+などの陽イオン(図12ではCa2+のみを示す)が吸着されると共に、陽極となる対極112の表面では、
2HO → O↑+4H+4e
の反応式で表される反応が生じて、酸素ガス(O)と水素イオン(H)が発生する。
このとき、容器110内の水道水中の陽イオン(Ca2+,Mg2+など)が陰極のイオン吸着電極111に吸着されるので、機能水の一例としての酸性軟水が生成される。ここで、容器110内に注入する水道水がある硬度の水であるとすると、容器110内では、処理前よりも硬度が小さくなった酸性水が生成されることになる。
なお、図12では、陽極のイオン吸着電極111に陰イオン(Clなど)が吸着し、次に酸性軟水を生成するとき、図12に示すように、陰極となるイオン吸着電極111から陰イオン(Clなど)が放出される。
〔第4実施形態〕
図13はこの発明の第4実施形態のドラム式洗濯機の構成を示している。この第4実施形態のドラム式洗濯機は、循環配管L21とその循環配管L21に配設された循環ポンプ30を除いて第3実施形態のドラム式洗濯機と同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付している。
この第4実施形態のドラム式洗濯機は、図13に示すように、洗浄水回収部4の下端に循環配管L21の一端を接続し、循環配管L21の他端を回転ドラム11の開口部の上側に設けられたノズル(図示せず)に接続している。この循環配管L21は、循環経路の一例である。また、その循環配管L21に循環ポンプ30を配設している。
上記第4実施形態のドラム式洗濯機によれば、第3実施形態で説明した槽洗浄運転において、制御装置6により循環ポンプ30を制御して、水槽10内の下側に溜まった機能水を水槽10内の上側に戻すように循環配管L21を介して循環させることによって、循環配管L21をアルカリ性水による洗浄や酸性水による殺菌,すすぎを行うことができる。
また、上記第4実施形態のドラム式洗濯機は、第3実施形態のドラム式洗濯機と同様の効果を有する。
〔第5実施形態〕
図14はこの発明の第5実施形態のドラム式洗濯機の構成を示している。この第5実施形態のドラム式洗濯機は、機能水を貯えるタンク40と給水ポンプ50を除いて第4実施形態のドラム式洗濯機と同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付している。
この第5実施形態のドラム式洗濯機は、図14に示すように、機能水生成部の一例としての機能水生成装置2により生成された機能水の余剰分を貯めるためのタンク40と、タンク40内に溜まった機能水を回転ドラム11内に供給する機能水供給部の一例としての給水ポンプ50とを備えている。このタンク40を洗濯機本体100内かつ水槽10の下側に配置している。
上記ドラム式洗濯機では、機能水生成装置2に第4配管L31の一端を接続し、第4配管L31の他端をタンク40に接続している。また、タンク40に第5配管L32の一端を接続し、第5配管L32の他端を水槽10に接続している。
制御装置6は、タンク40に溜まった機能水を、その機能水に利用可能な運転において回転ドラム11内に供給するように、給水ポンプ50を制御する。
上記第5実施形態の洗濯機によれば、機能水生成装置2により生成された機能水の余剰分をタンク40に貯め、タンク40に溜まった機能水を、その機能水に利用可能な運転において回転ドラム11(洗濯槽)内に供給する。例えば、余った酸性水をタンク40に貯めて、槽洗浄運転時に回転ドラム11を含む水回路の殺菌,すすぎに利用することにより、余った機能水を有効利用できる。
なお、通常運転(洗い工程,すすぎ工程などを含む)において、使用した機能水のうちの余剰分をタンク40に貯え、通常運転終了後にタンク40内の機能水を用いて槽洗浄運転を自動的に行うようにしてもよい。
なお、上記第5実施形態では、タンク40を洗濯機本体100内かつ水槽10の下側に配置したが、タンクを水槽よりも上側に配置し、開閉弁(機能水供給部)を介してタンク内の機能水を水槽内に供給する構成としてもよい。この場合、給水ポンプが不要となる。
また、タンク40に日々の運転で余った機能水(軟水、硬水及び電解水)を蓄積しておき、槽洗浄を実施するときに一気に使用するようにしてもよい。さらに、タンク40に一定量の機能水が蓄積されたら、その機能水を用いて自動的に槽洗浄運転を行うようにしてもよい。
また、タンク40のほかに機能水生成装置2に開閉弁を設け、通常運転に使用した残りの機能水で槽洗浄運転を行うようにしてもよい。また、槽洗浄運転を通常運転の後に自動的に実施するか否かを選択できる設定が可能なようにしてもよい。さらに、余った機能水は水槽10以外の洗浄や温度制御部3のヒーターの冷却水として利用してもよい。
また、槽洗浄用の洗剤の種類や水質、洗濯機の状態によって、タンク40に貯えた機能水を再び機能水生成装置2により最適な硬度の水や最適なpH値の電解水に変化させて、槽洗浄運転に使用するようにしてもよい。
〔第6実施形態〕
この発明の第6実施形態のドラム式洗濯機は、制御装置6の動作を除いて第1実施形態のドラム式洗濯機と同一の構成をしている。
この第5実施形態のドラム式洗濯機は、運転コースに応じて機能水生成装置2により生成される機能水のpHを変更する(pH調整モード)。
以下、この第3実施形態のドラム式洗濯機のpH調整モードについて図15のフローチャートに従って説明する。
まず、電源がオンされると、ステップS51でpH調整モードのオン/オフを選択する。このpH調整モードのオン/オフは、操作パネル(図示せず)のボタンを操作することにより行う。
次に、ステップS52に進み、標準コースかつpH調整モードがオンか否かを判定する。すなわち、標準コースが選択され、かつ、pH調整モードがオンであるか否かを判定する。
そして、ステップS52で、標準コースかつpH調整モードがオンであると判定すると、ステップS53に進む一方、標準コースかつpH調整モードがオンでないと判定すると、ステップS55に進む。
そして、ステップS53では、pH調整オンすなわち機能水生成装置2により生成される機能水のpHを変更して、ステップS54に進み、アルカリ性を強くした機能水を用いて標準コースの運転を行ってこの処理を終了する。
また、ステップS55では、pH調整実施コース(漂白コース)であると判定すると、ステップS56に進み、pH調整オンすなわち機能水生成装置2により生成される機能水のpHを変更して、ステップS57に進み、アルカリ性を強くした機能水を用いて漂白コースの運転を行ってこの処理を終了する。この実施形態では、pH調整実施コースを漂白コースのみとしたが、他のコースをpH調整実施コースにしてもよい。
一方、ステップS55でpH調整実施コース(漂白コース)でないと判定すると、ステップS58に進み、pH調整オフすなわち機能水生成装置2により生成される機能水のpHを変更せず、ステップS59に進み、標準コースの運転を行ってこの処理を終了する。
上記構成の洗濯機では、標準コースが選択され、かつpH調整モードがオンのときは、pH調整された機能水を用いて標準コースの運転を行い、pH調整モードのオン/オフに関わらずpH調整を行うpH調整実施コース(この実施形態では漂白コース)が洗濯されているときは、pH調整された機能水を用いてpH調整実施コース(この実施形態では漂白コース)の運転を行う。
上記第6実施形態の洗濯機によれば、運転コースに応じたpHの機能水(例えばアルカリ性水)を機能水生成装置2(機能水生成部)により生成して、その機能水を運転コースの洗い工程において回転ドラム11(洗濯槽)内に供給することによって、運転コースに最適なpH(すなわちその運転コースに使用する洗剤量や水量に応じた水素イオン指数)のアルカリ性水で洗濯が行え、汚れ落ちがよくなって黄ばみ、黒ずみが抑えられ、洗浄効果が向上して、洗剤量を減らすことができる。また、汚れがひどい洗濯物を洗う運転コースでは、強アルカリ性水を用いることで、洗い時間を延ばすことなく洗濯物をきれいに洗浄できる。
また、操作パネル(図示せず)のボタン操作によりpH調整モードのオン/オフを選択することで、ユーザーが状況に応じてpH調整を行うか否かを選べるので、使い勝手のよい洗濯機を実現できる。例えば、白いシャツにシミが付いた場合のみ、ユーザーの操作によりpH調整モードをオンし、それ以外は、pH調整モードをオフにした使い方をすることが可能になる。
なお、上記第6実施形態では、運転コースに応じたpHの機能水を用いたが、洗濯物の容量に応じたpHの機能水を用いてもよく、この場合、洗濯物の容量が多いほどアルカリ度を高くすることにより洗剤量を減らすことができる。
上記第1〜第6実施形態では、ドラム式洗濯機について説明したが、洗濯機はこれに限らず、縦型洗濯機にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第6実施形態では、イオン吸着電極111と対極112を有する機能水生成装置2を機能水生成部として用いたドラム式洗濯機について説明したが、機能水生成部の構成はこれに限らず、2つのイオン吸着電極を用いた構成の機能水生成装置などでもよい。
また、上記第1〜第6実施形態のいずれか2つ以上を組み合わせた洗濯機としてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第6実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の洗濯機は、
洗濯物を収納する洗濯槽11と、
上記洗濯槽11を回転駆動する駆動部20と、
上記洗濯槽11内に外部から水を供給する水供給部1と、
上記水供給部1の水からイオン吸着電極111を用いて機能水を生成する機能水生成部2と、
上記駆動部20と上記水供給部1および上記機能水生成部2を制御する制御装置6と
を備え、
上記制御装置6は、上記機能水生成部2を制御して、洗い工程の初期において、上記機能水生成部2により生成された上記機能水である軟水を上記洗濯槽11内に供給すると共に、すすぎ工程の初期において、上記機能水生成部2により生成された上記機能水である硬水を上記洗濯槽11内に供給することを特徴とする。
上記構成によれば、洗い工程の初期において、イオン吸着電極111を用いた機能水生成部2により生成された機能水である軟水を洗濯槽11内に供給することにより、軟水により洗剤がよく溶け、泡立ちもよくなるので、洗浄力が向上し、洗剤量を減らすことが可能になる。また、軟水を用いて洗剤量を減らすことにより、すすぎ回数を減らすことができ、節水も可能となる。また、すすぎ工程の初期において、イオン吸着電極111を用いた機能水生成部2により生成された機能水である硬水を洗濯槽11内に供給することにより、泡切れがよくなり、泡拘束を防ぐことができる。上記イオン吸着電極111を用いた機能水生成部2では、イオン吸着電極111に陽イオン(CaやMgなど)を吸着させる軟水生成とイオン吸着電極111から陽イオンを放出させる硬水生成を交互に繰り返すことにより、効率よく機能水を生成することが可能である。したがって、簡単な構成で機能水を容易に生成して、生成された機能水を効果的に利用することにより洗濯能力を向上できる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記制御装置6は、運転コースに応じた硬度の上記軟水を上記運転コースの洗い工程の初期において上記洗濯槽11内に供給するように、上記機能水生成部2を制御する。
上記実施形態によれば、運転コースに応じた硬度の軟水を機能水生成部2により生成して、その軟水を運転コースの洗い工程の初期において洗濯槽11内に供給することによって、運転コースに最適な硬度(すなわちその運転コースに使用する洗剤量や水量に応じた硬度)の軟水で洗濯を行うことで、汚れ落ちがよくなって黄ばみ、黒ずみが抑えられ、洗浄効果が向上して、洗剤量を減らすことができる。また、痛みやすい繊細な洗濯物を洗う運転コースでは、強軟水を用いることで、洗濯物の損傷を抑えつつ仕上がりを向上できる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記制御装置は、上記機能水生成部2を制御して、上記洗い工程の排水時において、上記機能水生成部2により生成された上記機能水である硬水を上記洗濯槽内に供給する。
上記実施形態によれば、洗い工程の排水時において、機能水生成部2により生成された機能水である硬水を洗濯槽11内に供給することにより、洗い工程の終わりに洗濯水を排水するときにも泡切れがよくなる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記制御装置6は、上記機能水生成部2により生成された上記機能水であるアルカリ性水または上記機能水である酸性水の少なくとも一方を上記洗濯槽11内に供給して、上記洗濯槽11を含む水回路の槽洗浄運転を行うように、上記駆動部20と上記水供給部1および上記機能水生成部2を制御する。
上記実施形態によれば、機能水生成部2により生成された機能水であるアルカリ性水を洗濯槽11内に供給して、洗濯槽11を含む水回路の槽洗浄運転を行うことによって、洗濯槽11を含む水回路を洗浄でき、特にタンパク汚れを効果的に除去できる。また、洗濯槽11内のアルカリ性水を排水するときに排水経路も洗浄することができる。
また、上記機能水生成部2により生成された機能水である酸性水を洗濯槽11内に供給して、洗濯槽11を含む水回路の槽洗浄運転を行うことによって、洗濯槽11を含む水回路を除菌しながらすすぐことができる。また、洗濯槽11内の酸性水を排水するときに排水経路も除菌しながらすすぐことができる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗濯槽11内の水を排水する排水部5を備え、
上記制御装置6は、上記槽洗浄運転において、上記機能水生成部2により生成された上記アルカリ性水を上記洗濯槽11内に供給して、上記洗濯槽11を含む水回路の第1の上記槽洗浄運転を行った後、上記洗濯槽11を含む水回路内から上記アルカリ性水または上記アルカリ性水を含む洗浄水を上記排水部5により排水し、上記機能水生成部2により生成された上記酸性水を上記洗濯槽11内に供給して、上記洗濯槽11を含む水回路の第2の上記槽洗浄運転を行った後、上記洗濯槽11を含む水回路内から上記酸性水または上記酸性水を含む洗浄水を上記排水部5により排水するように、上記駆動部20と上記水供給部1および上記機能水生成部2を制御する。
上記実施形態によれば、アルカリ性水(またはアルカリ性水を含む洗浄水)による洗浄と酸性水(または酸性水を含む洗浄水)による殺菌,すすぎを順に行うことで、洗濯槽11を含む水回路をアルカリ性水による洗浄した後、酸性水によりすすぎと同時に殺菌ができ、洗濯槽11を含む水回路の洗浄とカビの繁殖防止を効果的に行うことができる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記洗濯槽11を収容する水槽10と、
上記水槽10内の下側から上記水槽10内の上側に接続された循環経路L21と、
上記循環経路L21に配設された循環ポンプ30と
を備え、
上記制御装置6は、上記槽洗浄運転において、上記循環ポンプ30を制御して、上記水槽10内の下側に溜まった上記機能水または上記機能水を含む洗浄水を上記水槽10内の上側に戻すように上記循環経路L21を介して循環させる。
上記実施形態によれば、槽洗浄運転において、制御装置6により循環ポンプ30を制御して、水槽10内の下側に溜まった機能水(または機能水を含む洗浄水)を水槽10内の上側に戻すように循環経路L21を介して循環させることによって、循環経路L21をアルカリ性水による洗浄や酸性水による殺菌,すすぎを行うことができる。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記機能水生成部2により生成された上記機能水の余剰分を貯めるためのタンク40と、
上記タンク40内に溜まった上記機能水を上記洗濯槽11内に供給する機能水供給部50と
を備え、
上記制御装置6は、上記タンク40に溜まった上記機能水が利用可能な運転において上記タンクに溜まった上記機能水を上記洗濯槽11内に供給するように、上記機能水供給部50を制御する。
上記実施形態によれば、機能水生成部2により生成された機能水の余剰分をタンク40に貯め、タンク40に溜まった機能水が利用可能な運転においてタンク40内の機能水を機能水供給部50により洗濯槽11内に供給する。例えば、余った酸性水をタンク40に貯めて、槽洗浄運転時に洗濯槽11を含む水回路の殺菌,すすぎに利用することにより、余った機能水を有効に利用できる。また、通常運転(洗い工程,すすぎ工程などを含む)において、使用した機能水のうちの余剰分をタンク40に貯え、通常運転終了後にタンク40内の機能水を用いて槽洗浄運転を自動的に行うようにしてもよい。
また、一実施形態の洗濯機では、
上記制御装置6は、運転コースに応じたpHの上記機能水を上記運転コースの洗い工程において上記洗濯槽11内に供給するように、上記機能水生成部2を制御する。
上記実施形態によれば、運転コースに応じた硬度のアルカリ性水を機能水生成部2により生成して、そのアルカリ性水を運転コースの洗い工程において洗濯槽11内に供給することによって、運転コースに最適なpH(すなわちその運転コースに使用する洗剤量や水量に応じた水素イオン指数)のアルカリ性水で洗濯を行うことで、汚れ落ちがよくなって黄ばみ、黒ずみが抑えられ、洗浄効果が向上して、洗剤量を減らすことができる。また、汚れがひどい洗濯物を洗う運転コースでは、強アルカリ性水を用いることで、洗い時間を延ばすことなく洗濯物をきれいに洗浄できる。
1…水供給部
2…機能水生成装置
3…温度制御部
4…洗浄水回収部
5…排水部
6…制御装置
10…水槽
11…回転ドラム
20…駆動部
30…循環ポンプ
40…タンク
50…給水ポンプ
90…洗濯物
100…本体
110…容器
111…イオン吸着電極
112…対極
120…直流電源
130…切換回路
150…水交換部
L1…給水配管
L2…排水配管
L11…第1配管
L12…第2配管
L21…循環配管
V1,V2…開閉弁

Claims (7)

  1. 洗濯物を収納する洗濯槽と、
    上記洗濯槽を回転駆動する駆動部と、
    上記洗濯槽内に外部から水を供給する水供給部と、
    上記水供給部の水からイオン吸着電極を用いて機能水を生成する機能水生成部と、
    上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御する制御装置と
    を備え、
    上記制御装置は、上記機能水生成部を制御して、洗い工程の初期において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である軟水を上記洗濯槽内に供給すると共に、すすぎ工程の初期において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である硬水を上記洗濯槽内に供給すると共に、
    上記制御装置は、上記機能水生成部を制御して、上記洗い工程の排水時において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である硬水を上記洗濯槽内に供給することを特徴とする洗濯機。
  2. 洗濯物を収納する洗濯槽と、
    上記洗濯槽を回転駆動する駆動部と、
    上記洗濯槽内に外部から水を供給する水供給部と、
    上記水供給部の水からイオン吸着電極を用いて機能水を生成する機能水生成部と、
    上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御する制御装置と
    上記洗濯槽内の水を排水する排水部と、
    を備え、
    上記制御装置は、上記機能水生成部を制御して、洗い工程の初期において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である軟水を上記洗濯槽内に供給すると共に、すすぎ工程の初期において、上記機能水生成部により生成された上記機能水である硬水を上記洗濯槽内に供給すると共に、
    上記制御装置は、上記機能水生成部により生成された上記機能水であるアルカリ性水または上記機能水である酸性水の少なくとも一方を上記洗濯槽内に供給して、上記洗濯槽を含む水回路の槽洗浄運転を行うように、上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御し、
    上記制御装置は、上記槽洗浄運転において、上記機能水生成部により生成された上記アルカリ性水を上記洗濯槽内に供給して、上記洗濯槽を含む水回路の第1の上記槽洗浄運転を行った後、上記洗濯槽を含む水回路内から上記アルカリ性水または上記アルカリ性水を含む洗浄水を上記排水部により排水し、上記機能水生成部により生成された上記酸性水を上記洗濯槽内に供給して、上記洗濯槽を含む水回路の第2の上記槽洗浄運転を行った後、上記洗濯槽を含む水回路内から上記酸性水または上記酸性水を含む洗浄水を上記排水部により排水するように、上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御することを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯機において、
    上記制御装置は、運転コースに応じた硬度の上記軟水を上記運転コースの洗い工程の初期において上記洗濯槽内に供給するように、上記機能水生成部を制御することを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項1に記載の洗濯機において、
    上記制御装置は、上記機能水生成部により生成された上記機能水であるアルカリ性水または上記機能水である酸性水の少なくとも一方を上記洗濯槽内に供給して、上記洗濯槽を含む水回路の槽洗浄運転を行うように、上記駆動部と上記水供給部および上記機能水生成部を制御することを特徴とする洗濯機。
  5. 請求項に記載の洗濯機において、
    上記洗濯槽を収容する水槽と、
    上記水槽内の下側から上記水槽内の上側に接続された循環経路と、
    上記循環経路に配設された循環ポンプと
    を備え、
    上記制御装置は、上記槽洗浄運転において、上記循環ポンプを制御して、上記水槽内の下側に溜まった上記機能水または上記機能水を含む洗浄水を上記水槽内の上側に戻すように上記循環経路を介して循環させることを特徴とする洗濯機。
  6. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の洗濯機において、
    上記機能水生成部により生成された上記機能水の余剰分を貯めるためのタンクと、
    上記タンク内に溜まった上記機能水を上記洗濯槽内に供給する機能水供給部と
    を備え、
    上記制御装置は、上記タンクに溜まった上記機能水が利用可能な運転において上記タンクに溜まった上記機能水を上記洗濯槽内に供給するように、上記機能水供給部を制御することを特徴とする洗濯機。
  7. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の洗濯機において、
    上記制御装置は、運転コースに応じたpHの上記機能水を上記運転コースの洗い工程において上記洗濯槽内に供給するように、上記機能水生成部を制御することを特徴とする洗濯機。
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