JP2003117292A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

Info

Publication number
JP2003117292A
JP2003117292A JP2001314135A JP2001314135A JP2003117292A JP 2003117292 A JP2003117292 A JP 2003117292A JP 2001314135 A JP2001314135 A JP 2001314135A JP 2001314135 A JP2001314135 A JP 2001314135A JP 2003117292 A JP2003117292 A JP 2003117292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
washing
tub
washing tub
acidic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001314135A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Ohori
進一 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001314135A priority Critical patent/JP2003117292A/ja
Publication of JP2003117292A publication Critical patent/JP2003117292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水を電気分解してアルカリ性水と酸性水とを
生成する洗浄水生成手段を全自動タイプの洗濯機に組み
合わせ、洗濯機の構造自体を利用して特別な貯水タンク
を用意することなく洗浄水を貯留できるようにする。 【解決手段】 洗濯機1は水を電気分解してアルカリ性
水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段30を備える。
水槽11の中に配置される脱水槽兼用の洗濯槽13は、
その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タイプの
ものである。配水手段40により、洗浄水生成手段30
により生成されるアルカリ性水と酸性水の一方は洗濯槽
13に注がれ、他方は水槽11と洗濯槽13の間に注が
れる。水槽11と洗濯槽13の間の水は給水手段50に
より洗濯槽13に注がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水を電気分解してア
ルカリ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備え
た洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯に用いられる合成洗剤は、直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸ナトリウムやアルキル硫酸エス
テルなどのアニオン性合成界面活性剤を洗浄成分として
いる。合成界面活性剤は洗浄性能や製造コスト面で優れ
ているものの、石鹸よりも環境に与える負荷が大きい。
石鹸ならば、石鹸分子が水中の微生物により分解される
とともに、水に含まれるMgやCaなどのミネラルと結
合して沈殿し、川底の泥の中の微生物によって分解され
る。これに対し合成界面活性剤は沈殿しにくいうえ、そ
れ自身が微生物にダメージを与える。微生物の活動が弱
れば他の有機物の分解も妨げられ、水環境が大きく損な
われることになるので、洗濯排水中の界面活性剤濃度を
できるだけ低くすることが求められている。
【0003】また洗濯後の衣類に残留する合成洗剤成分
はアトピー性皮膚炎の要因の一つとして考えられてお
り、この点からも合成洗剤の使用抑制が課題となってい
る。
【0004】そこで、水を電気分解して得られるアルカ
リ性水と酸性水を洗浄水として用い、合成洗剤をあまり
使わなくて済むようにした洗濯機が提唱されている。電
気分解により生成されたアルカリ性水は、多数のアミノ
酸同士が結合(ペプチド結合:−CO−NH−)してな
る蛋白質を高分子ペプチドから低分子ペプチドへと加水
分解する。また、油脂を脂肪酸の塩とグリセリンとに加
水分解する。これにより、有機成分の汚れが落ちる。一
方、酸性水においては電気分解した水の中の残留塩素及
び塩化物イオンから次亜塩素酸(HClO)、次亜塩素
酸イオン(ClO-)等の殺菌力の強い遊離塩素が生成
される。このような洗浄作用と殺菌作用を利用しようと
いうものである。
【0005】電気分解により生成したアルカリ性水と酸
性水を用いて洗浄を行う洗濯機あるいは洗浄装置の例を
特開平5−84384号公報及び特開平10−2582
58号公報に見ることができる。これらの装置ではアル
カリ性水で蛋白質・油分等を分解した後、酸性水で洗濯
物を中性に戻すとともに殺菌漂白を行うこととしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平5−843
84号公報記載の洗濯機では、アルカリ性水と酸性水の
うち一方は生成と同時に洗濯槽に注入するが、他方は貯
水槽に貯めておき、後で貯水槽から汲み上げて使用す
る。すなわち洗濯機の内部に別途貯水槽を設ける必要が
あるため、洗濯機本体が大型化する。
【0007】特開平10−258258号公報記載の洗
浄装置では、アルカリ性水と酸性水の一方を洗浄槽に供
給し他方は排出管を通じ排出するか、あるいはアルカリ
性水タンクと酸性水タンクにアルカリ性水と酸性水を貯
め、そこから洗浄槽に供給する。前者の方式ではアルカ
リ性水と酸性水の一方が無駄になり、後者の方式では別
途タンクを用意する必要がある。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、水を電気分解してアルカリ性
水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を全自動タイプ
の洗濯機に組み合わせ、洗濯機の構造自体を利用して別
途貯水タンクを用意することなく洗浄水を貯留できるよ
うにすることにある。また、洗浄水に十分な洗浄力を発
揮させることのできる洗濯機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、水を電気分解してアルカリ性水と酸性
水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗濯機におい
て、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯槽を、その
周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タイプのもの
とするとともに、前記洗浄水生成手段により生成される
アルカリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽に、他方を前
記水槽と洗濯槽の間に注ぐ配水手段と、前記水槽と洗濯
槽の間の水を洗濯槽に注ぐ給水手段とを設けたものであ
る。
【0010】この構成によれば、アルカリ性水と酸性水
の一方を洗濯槽に注いで洗浄に用いるとともに、後で洗
浄に用いる他方の水は水槽と洗濯槽の間に貯めておける
から、別途貯水タンクを設ける必要がない。
【0011】また本発明では、水を電気分解してアルカ
リ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗
濯機において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯
槽を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タ
イプのものとするとともに、前記洗浄水生成手段により
生成されるアルカリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽に
注ぐ配水手段と、前記洗濯槽の底部から水を吸い込んで
フィルターを通過させた後再び洗濯槽に注ぐ循環手段と
を設けたものである。
【0012】この構成によれば、洗濯槽内の水が循環す
るとともにその途中でフィルターを通過するので、蛋白
質や脂肪の分解物その他の汚れ成分がフィルターで捕捉
され、これらの汚れ成分の洗濯物への再付着が防止され
る。
【0013】また本発明では、水を電気分解してアルカ
リ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗
濯機において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯
槽を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タ
イプのものとするとともに、前記洗浄水生成手段により
生成されるアルカリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽
に、他方を前記水槽と洗濯槽の間に注ぐ配水手段と、前
記水槽と洗濯槽の間の水を洗濯槽に注ぐ給水手段と、前
記洗濯槽の底部から水を吸い込んでフィルターを通過さ
せた後再び洗濯槽に注ぐ循環手段とを設けたものであ
る。
【0014】この構成によれば、アルカリ性水と酸性水
の一方を洗濯槽に注いで洗浄に用いるとともに、後で洗
浄に用いる他方の水は水槽と洗濯槽の間に貯めておける
から、別途貯水タンクを設ける必要がない。また洗濯槽
内の水が循環するとともにその途中でフィルターを通過
するので、蛋白質や脂肪の分解物その他の汚れ成分がフ
ィルターで捕捉され、これらの汚れ成分の洗濯物への再
付着が防止される。
【0015】また本発明では、水を電気分解してアルカ
リ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗
濯機において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯
槽を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タ
イプのものとするとともに、前記洗濯槽の底部から吸い
込んだ水を再び洗濯槽に注ぐ循環手段を設け、この循環
手段の途中に前記洗浄水生成手段を設け、生成されたア
ルカリ性水と酸性水の一方が洗濯槽に注がれるようにし
たものである。
【0016】この構成によれば、洗濯槽内の水は連続的
に電気分解されつつ循環し、アルカリ性水の生成と洗濯
とが同時進行する。
【0017】また本発明では、水を電気分解してアルカ
リ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗
濯機において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯
槽を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タ
イプのものとし、前記洗濯槽の底部から吸い込んだ水を
再び洗濯槽に注ぐ循環手段を設け、この循環手段の途中
に前記洗浄水生成手段を設け、生成されたアルカリ性水
と酸性水の一方が洗濯槽に注がれ、他方が前記水槽と洗
濯槽の間に注がれるようにするとともに、前記水槽と洗
濯槽の間の水を洗濯槽に注ぐ給水手段を設けたものであ
る。
【0018】この構成によれば、洗濯槽内の水は連続的
に電気分解されつつ循環し、アルカリ性水の生成と洗濯
とが同時進行する。また洗濯槽に戻す水と別の種類の水
を水槽と洗濯槽の間に貯めておき、後で洗浄に使用する
ことができる。
【0019】また本発明では、前記給水手段及び/又は
循環手段中のポンプ及び/又は洗浄水生成手段の上流側
にフィルターを配置した。これにより、洗濯物から出る
糸屑や汚れ成分がフィルターで捕捉され、ポンプに糸屑
が巻き込まれたり、洗浄水生成手段中の電極に糸屑や汚
れ成分が付着したり、洗濯物に汚れ成分が再付着したり
することが防止される。
【0020】また本発明では、前記洗濯槽に注がれるア
ルカリ性水又は酸性水と前記水槽と洗濯槽の間に注がれ
る酸性水又はアルカリ性水との流量比を変えられるよう
にした。これにより、それぞれ容量に見合った量の水が
供給されることになり、容量の小さい方の空間に割り当
てられた水があふれることがない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1に基づき説明する。洗濯機1は直方体形状の外箱10
を有し、この外箱10の中に水槽11が配置されてい
る。外箱10内部の上方四隅に連結した計4本のサスペ
ンション12が水槽11を吊り下げ、防振支持してい
る。水槽11は上部が開口した円筒形の部材であって、
その内部には同じく上部が開口した円筒形の洗濯槽13
が同心的に配置される。水槽11、洗濯槽13とも、軸
線は垂直になっている。脱水槽兼用の洗濯槽13は上方
に向かってテーパ状に広がり、上端にはバランスリング
14が固定されている。通常の洗濯槽であれば周壁及び
底壁に多数の脱水孔が設けられているが、この洗濯槽1
3はいわゆる無孔タイプであって、槽の上端部、バラン
スリング14のすぐ下の箇所に環状に配置した脱水孔1
5以外、周壁には脱水孔を有していない。ただし洗濯槽
13の底面には、中心近くに排水孔16が環状に設けら
れる。
【0022】水槽11の下面にはモータ、クラッチ、ブ
レーキ等により構成される動力ユニット17が吊り下げ
支持される。動力ユニット17からは内外二重になった
出力軸18、19が上向きに突出する。外側の出力軸1
8は水槽11の底面を回転自在に貫通し、その上端に洗
濯槽13が固定される。なお出力軸18が水槽11を貫
通する箇所には水もれを防ぐため適切なシール手段が施
される。内側の出力軸19は洗濯槽13の中に入り込
み、その上端にパルセータ20が固定される。21は水
槽11の底部に接続された排水管で、途中には電磁弁2
2が設けられている。排水管21は外箱10の外に延び
出し、外部の下水路に排水を行う。
【0023】水槽11の内部底面には排水管21の接続
箇所を囲い込むように環状の隔壁23を固定する。隔壁
23は上部に設けたシール部材(図示せず)を洗濯槽1
3に接触させており、これにより、水槽11と洗濯槽1
3との間に独立した排水空間24が形成される。排水孔
16は排水空間24に属する位置にあり、従って洗濯槽
13の内部は排水空間24には連通するが、水槽11と
洗濯槽13の間の空間には排水孔16を介しては連通し
ない。
【0024】25は水道水、井戸水、風呂の残り水など
の洗濯/すすぎ用の水を受け入れる受水管で、洗浄水生
成手段30に接続している。洗浄水生成手段30はケー
ス内を隔膜31で生成室32と生成室33とに区画し、
各生成室に電極34、35を配置したものである。なお
生成室32、33内に設ける電極34、35は単数でな
く複数ずつとすることができる。このように複数ずつの
電極34、35を備えた生成室32、33を複数ずつ設
ける構成としてもよい。
【0025】隔膜31としては石綿、素焼のセラミック
ス、イオン交換膜などを用いる。電極34、35はチタ
ン、白金、ステンレス鋼、カーボン、黒鉛、導電性セラ
ミックスなどの基材の表面に白金、イリジウムなどをメ
ッキ、塗装、焼結したものであり、チタン製基材の表面
に白金をメッキしたものが好ましい。電極33、34は
板、網、ラス板といった状態の素材を平らなままで、あ
るいは円筒形などに成形加工して用いる。受水管25は
生成室32、33の両方に連通する。受水管25の途中
には電磁弁26が設けられている。
【0026】生成室32、33はそれぞれ独立して方向
切換弁41に接続する。方向切換弁41からは配水管4
2、43が延び出す。配水管42は洗濯槽13に水を注
ぐ注水ノズル44に接続する。配水管43は水槽11の
上端に接続し、水槽11と洗濯槽13の間に水を注ぐ。
配水管43には流量調整弁45が設けられている。生成
室32、33で生成されたアルカリ性水と酸性水は、方
向切換弁41の働きにより、どちらか一方が配水管42
を通じて洗濯槽13に注がれ、他方が配水管43を通じ
て水槽11と洗濯槽13の間に注がれる。これら方向切
換弁41、配水管42、43、注水ノズル44、流量調
整弁45が配水手段40を構成する。
【0027】水槽11の内部底面にはもう1本の排水管
51が接続する。排水管51は隔壁23の外側と排水管
21とを連結するものであり、途中に三方弁52が設け
られている。三方弁52の一方は給水管53を通じて注
水ノズル44に接続する。給水管53の途中にはポンプ
54が設けられている。これら排水管51、三方弁5
2、給水管53、ポンプ54が給水手段50を構成す
る。
【0028】図中27は水槽11の上部と排水管20と
を連結するオーバーフロー管である。オーバーフロー管
27の入口の高さは洗濯槽13の脱水孔15の高さより
も低い。
【0029】上記洗濯機1の動作を説明する。外箱10
の上面に設けられた図示しない蓋を開け、洗濯槽13に
洗濯物を投入する。蓋を閉じ、図示しないスタートスイ
ッチをONにすると、電磁弁26が開き、水が受水管2
5を通じて洗浄水生成手段30に入る。洗浄水生成手段
30の内部ではどちらか一方を陰極、他方を陽極として
電極34、35に直流電圧が印加されている。陰極側と
なった生成室ではアルカリ性水が生成され、陽極側とな
った生成室では酸性水が生成される。
【0030】生成されたアルカリ性水と酸性水のうち、
アルカリ性水は配水管42を通じて洗濯槽13に注がれ
る。酸性水は配水管43を通じて水槽11と洗濯槽13
の間に注がれる。この時電磁弁22は閉じ、三方弁52
は水槽11からポンプ54に向かって開いている。
【0031】洗濯槽13の容積と水槽11と洗濯槽13
の間の空間の容積とは大きさが異なるので、それに合わ
せてアルカリ性水と酸性水の流量を変える。通常は洗濯
槽13の容積の方が水槽11と洗濯槽13の間の容積よ
り大きいので、流量調整弁45を絞って酸性水の流量を
少なくする。もし流量調整弁45の絞り度が足りなくて
酸性水の方が先に満水レベルに達したとしても、余剰の
酸性水はオーバーフロー管27から排水管21に流出す
るので、脱水孔15から洗濯槽13の中に酸性水が入る
ことはない。
【0032】洗濯槽13の中のアルカリ性水には洗剤が
混入される。洗剤の混入は手作業で行うこととしてもよ
いが、注水ノズル44に洗剤混入手段を付属させ、洗濯
槽13に注がれる際アルカリ性水に洗剤が混入されるよ
うにしておいてもよい。この場合の洗剤量は普通の水を
用いて洗濯を行う場合に比べ少量にできる。洗濯物に付
着した汚れがアルカリ性水で分解される種類のものばか
りであれば、洗剤を全く用いず、アルカリ性水だけで洗
濯を行うこともできる。
【0033】洗濯槽13に所定量のアルカリ性水が溜ま
ると電磁弁26が閉じ、洗浄水生成手段30におけるア
ルカリ性水と酸性水の生成も停止される。そして洗濯運
転が開始される。洗濯運転においてはパルセータ20が
所定の動作プログラムに従って正逆転し、洗濯槽13の
中のアルカリ性水と洗濯物を攪拌する。洗濯物の汚れは
アルカリ性水によって分解され、アルカリ性水に洗剤が
混入されていれば洗剤によっても洗濯物から分離する。
所定時間経過後、洗濯運転が終了し、パルセータ20が
停止するとともに電磁弁22が開き、洗濯槽13及び排
水空間24の内部の水が排水管21を通じて排水され
る。
【0034】排水終了後、電磁弁22が閉じるとともに
給水手段50の運転が開始される。ポンプ54が水槽1
1と洗濯槽13の間の空間から酸性水を吸い込み、給水
管53を通じて注水ノズル44へと押し上げる。酸性水
は注水ノズル44から洗濯物に降り注ぐ。この時、停止
状態だった洗濯槽13を徐々に回転数を上げつつ回転さ
せ、洗濯物にまんべんなく水が注がれる「シャワーすす
ぎ」運転を行う。酸性水は洗濯物に残ったアルカリ成分
を中和し、また酸化力で洗濯物を殺菌・漂白する。
【0035】水槽11と洗濯槽13の間の酸性水を洗濯
槽13に給水し終わったら給水手段50の運転は停止
し、洗濯槽13も回転を止め、「シャワーすすぎ」運転
は終了する。そして再び電磁弁22が開き、排水を行
う。洗濯槽13と排水空間24からあらかたの水が排水
されたら電磁弁22を開状態に保ったまま、三方弁52
を三方開の状態にし、脱水運転を開始する。脱水運転に
おいては洗濯槽13とパルセータ20が同方向に高速回
転する。
【0036】洗濯槽13が高速回転すると遠心力により
洗濯物が洗濯槽13の内周壁に押しつけられ、洗濯物に
含まれていた水は洗濯槽13の内周壁に沿って上昇し、
脱水孔15からとび出す。脱水孔15からとび出した水
は水槽11の内周壁に当たって落下し、排水管51を通
じて排水管21に排水される。
【0037】洗濯物から十分に水が振り切られた後、洗
濯槽13が停止し、電磁弁22が閉じる。三方弁52は
三方開のままである。そして電磁弁26が開き、配水手
段40を通じて給水が開始される。このときは洗浄水生
成手段30の運転は行われず、流量調整弁45も閉じる
ので、受水管25から入った水の全量が電気分解される
ことなく洗濯槽13に注がれる。洗濯槽13の中の水量
が所定値に達したら電磁弁26を閉じて給水を中止し、
すすぎ運転を開始する。パルセータ20又は洗濯槽1
3、あるいはその両方を所定速度で所定方向に回転させ
てすすぎ水と洗濯物を揺り動かす、いわゆる「ためすす
ぎ」を行い、洗濯物に残留する汚れ成分、洗剤成分、酸
性水をすすぎ水の中に溶け込ませる。
【0038】十分にすすいだ後、パルセータ20又は洗
濯槽13を停止させ、電磁弁22を開いて排水する。排
水後、再び脱水運転を行う。このような「すすぎ→排水
→脱水」のサイクルを所定回数繰り返し、洗濯機1の運
転を終了する。
【0039】水の電気分解を続けると陰極の表面にC
a、Mgなどのスケールが付着し、電気分解の性能が低
下する。そこで所定タイミング毎に、例えば1回の洗濯
運転毎に電極34、35の陰極・陽極関係を反転し、ス
ケールの除去を図る。生成室32、33と配水管42、
43の接続関係も方向切換弁41によって反転し、洗濯
槽13にはアルカリ性水が、水槽11と洗濯槽13の間
には酸性水が、それぞれ間違いなく配水されるようにす
る。
【0040】図2に本発明の第2実施形態を示す。なお
この第2実施形態を含む以下の実施形態において、多く
の構成要素は第1実施形態と共通するので、第1実施形
態と共通の構成要素には第1実施形態におけると同じ符
号を付し、説明は省略する。
【0041】第2実施形態の洗濯機1Aではポンプ54
の上流側にフィルター61を配置する。フィルター61
は三方弁52とポンプ54の間の管路に挿入される。排
水管21の、排水管51の接続箇所とオーバーフロー管
27の接続箇所との間には電磁弁62を設ける。このフ
ィルター61と電磁弁62、及び給水手段50の構成要
素でもある三方弁52、給水管53、ポンプ54により
循環手段60が構成される。
【0042】上記洗濯機1Aの動作は次のようになる。
洗濯槽13に洗濯物を投入し、図示しないスタートスイ
ッチをONにすると、洗浄水生成手段30で生成された
アルカリ性水が洗濯槽13に注がれ、酸性水は水槽11
と洗濯槽13の間に注がれる。ここまでは第1実施形態
の洗濯機1と同じであるが、ただし今度は電磁弁22が
開き、電磁弁62が閉じ、三方弁52は排水管21から
ポンプ54に向かって開く。洗濯槽13へのアルカリ性
水給水期間中からこのような弁の開閉関係であってよい
が、アルカリ性水給水期間中は電磁弁22を閉ざすこと
としても構わない。
【0043】洗濯運転を開始するとともに、あるいはそ
れより少し遅れて、循環手段60の運転を開始する。ポ
ンプ54が駆動されると洗濯槽13の底部から排水孔1
6を通じて排水空間24に水が吸い込まれ、その水は排
水管21から三方弁52を経てポンプ54に吸い込まれ
る。ポンプ54の上流側にフィルター61があるので、
水に含まれる糸屑や汚れ成分はフィルター61で捕捉さ
れ、清浄化された水がポンプ54に入る。従ってポンプ
54の中の羽根に糸屑がからみつくことがない。ポンプ
54に吸い込まれた水は給水管53を通じて押し上げら
れ、注水ノズル44から洗濯槽13に戻される。このよ
うに洗濯期間中、洗濯水がフィルター61を通過して循
環するので、洗濯水に溶け出した汚れ成分はフィルター
61で捕捉され、洗濯物に再付着することがない。
【0044】洗濯運転終了後、電磁弁62を開き、洗濯
槽13及び排水空間24の内部の水を排水する。排水終
了後、電磁弁22又は62が閉じるとともに三方弁52
が水槽11からポンプ54に向かって開き、給水手段5
0の運転が開始される。ポンプ54は水槽11と洗濯槽
13の間の空間から酸性水を吸い込み、給水管53及び
注水ノズル44を通じて洗濯物に酸性水を注ぐ。酸性水
を用いてのシャワーすすぎ運転を終えた後、閉じていた
電磁弁22又は62を開いて排水する。
【0045】排水後、電磁弁22と62をいずれも開、
三方弁52を三方開とし、脱水運転を行う。それから電
磁弁22を閉じる。電磁弁62は開、三方弁52は三方
開のままである。洗濯槽13に普通の水を注いで「ため
すすぎ」を行った後、再び電磁弁22を開いて排水し、
続いて脱水運転を行う。このような「すすぎ→排水→脱
水」のサイクルを所定回数繰り返し、洗濯機1Aの運転
を終了する。
【0046】フィルター61は着脱自在なカートリッジ
式とし、濾過性能が落ちたら交換できるようにしておく
とよい。
【0047】図3に本発明の第3実施形態を示す。第3
実施形態の洗濯機1Bにおいては、洗浄水生成手段30
は受水管25にではなく給水管53に接続されている。
ポンプ54及びフィルター61は洗浄水生成手段30の
上流側に位置する。そして受水管25が直接注水ノズル
44に接続されている。他の構成は第2実施形態の洗濯
機1Aと変わらない。
【0048】上記洗濯機1Bの動作は次のようになる。
洗濯槽13に洗濯物を投入し、図示しないスタートスイ
ッチをONにすると、電磁弁26が開き、受水管25か
らの普通の水が洗濯槽13に注水される。電磁弁22は
閉じている。この後の洗濯運転時に必要となる「電磁弁
22が開、電磁弁62が閉、三方弁52は排水管21か
らポンプ54に向かって開く」という状態がこの時点で
実現されていても構わない。
【0049】洗濯槽13に所定量の水が注がれると洗濯
運転が開始される。洗濯運転時には電磁弁22が開き、
電磁弁62が閉じ、三方弁52が排水管21からポンプ
54に向かって開く形になる。そして循環手段60が運
転される。すると洗濯槽13の底部から排水孔16を通
じて排水空間24に水が吸い込まれ、その水は排水管2
1から三方弁52、フィルター61を経てポンプ54に
吸い込まれた後、洗浄水生成手段30に押し上げられ
る。洗浄水生成手段30で生成されたアルカリ性水は配
水管42と注水ノズル44を経て洗濯槽13に注がれ
る。酸性水は配水管43より水槽11と洗濯槽13の間
に注がれる。
【0050】洗濯槽13から水を吸い込んでアルカリ性
水と酸性水にし、そのうちアルカリ性水のみ洗濯槽13
に戻すので、洗濯槽13の中の水位が下がる。水位が下
がったら電磁弁26を開き、受水管25より水を補充す
る。
【0051】このように、洗濯槽13に水を注いでから
その水をアルカリ性水にする方式には次の利点がある。
一般に、pH10以上のアルカリ性水を5L/min以
上生成するには大型の洗浄水生成手段と大電力を必要と
する。生成量を5L/min以下に抑えれば、洗浄水生
成手段は小型で済み、消費電力も少なくなるが、その代
わり必要量のアルカリ性水を生成するのに時間がかか
る。そこで、洗濯運転中、洗濯槽13の中の水を循環さ
せつつこれをアルカリ性水化することとし、洗浄水生成
手段30の小型化及び消費電力低減と、給水から洗濯運
転終了までの時間の短縮を図ったものである。
【0052】洗浄水生成手段30は、洗濯運転開始後に
運転開始しなければならない訳ではない。受水管25か
ら洗濯槽13への注水の開始後、洗濯槽13の底の方に
少し水が溜まり出した時点から循環手段60と洗浄水生
成手段30の運転を始めても構わない。これにより、ア
ルカリ性水化の進行を早めることができる。
【0053】なお洗浄水生成手段30に送られる水はフ
ィルター61を通過した水であり、電極34、35に糸
屑や汚れ成分が付着するのを懸念する必要はない。また
汚れ成分が洗濯物に再付着することもない。
【0054】洗濯運転終了後、電磁弁62を開き、洗濯
槽13及び排水空間24の内部の水を排水する。排水終
了後、電磁弁22又は62が閉じるとともに三方弁52
が水槽11からポンプ54に向かって開き、給水手段5
0の運転が開始される。ポンプ54は水槽11と洗濯槽
13の間の空間から酸性水を吸い込み、給水管53及び
注水ノズル44を通じて洗濯物に酸性水を注ぐ。酸性水
を用いてのシャワーすすぎ運転を終えた後、閉じていた
電磁弁22又は62を開いて排水する。
【0055】排水後、電磁弁22と62をいずれも開、
三方弁52を三方開とし、脱水運転を行う。それから電
磁弁22を閉じる。電磁弁62は開、三方弁52は三方
開のままである。洗濯槽13に普通の水を注いで「ため
すすぎ」を行った後、再び電磁弁22を開いて排水し、
続いて脱水運転を行う。このような「すすぎ→排水→脱
水」のサイクルを所定回数繰り返し、洗濯機1Bの運転
を終了する。
【0056】以上、本発明の各実施形態につき説明した
が、これらの実施形態は次のような改変が可能である。
【0057】まず、洗浄水生成手段30で生成したアル
カリ性水と酸性水のうち、アルカリ性水を洗濯槽13に
注ぎ、酸性水は水槽11と洗濯槽13の間に注ぐことと
したが、これを逆にして酸性水を洗濯槽13に注ぎ、ア
ルカリ性水を水槽11と洗濯槽13の間に注いで、先に
酸性水による予備洗い・殺菌を行ってからアルカリ性水
で洗濯を行うようにしてもよい。
【0058】また脱水孔15は洗濯槽13の周壁に孔を
明けた形のものとしたが、洗濯槽13とバランスリング
14の間に隙間を設け、この隙間を脱水孔として利用し
てもよい。
【0059】また酸性水を洗濯槽13に注ぎつつ「シャ
ワーすすぎ」を行うこととしたが、酸性水を洗濯槽13
にすっかり移してから「ためすすぎ」を行うこととして
もよい。
【0060】また酸性水ですすぎを行う前に、一度脱水
運転を行っておいてもよい。
【0061】また酸性水によるすすぎの後、普通の水で
「ためすすぎ」を行うこととしたが、これを「シャワー
すすぎ」に変更してもよく、水をオーバーフローさせな
がらすすぐ「注水すすぎ」に変更してもよい。
【0062】その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で
様々な変更実施が可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明は以下に掲げるような効果を奏す
るものである。
【0064】本発明では、水を電気分解してアルカリ性
水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗濯機
において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯槽
を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タイ
プのものとするとともに、前記洗浄水生成手段により生
成されるアルカリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽に、
他方を前記水槽と洗濯槽の間に注ぐ配水手段と、前記水
槽と洗濯槽の間の水を洗濯槽に注ぐ給水手段とを設けた
から、アルカリ性水と酸性水の一方を洗濯槽に注いで洗
浄に用いるとともに、後で洗浄に用いる他方の水は水槽
と洗濯槽の間に貯めておけ、別途貯水タンクを設ける必
要がない。すなわち通常の全自動タイプの洗濯機をアル
カリ性水と酸性水で洗浄を行う洗濯機に容易に転用でき
るとともに、別途貯水タンクを設けたために本体が大型
化するといったこともない。
【0065】また本発明では、水を電気分解してアルカ
リ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗
濯機において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯
槽を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タ
イプのものとするとともに、前記洗浄水生成手段により
生成されるアルカリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽に
注ぐ配水手段と、前記洗濯槽の底部から水を吸い込んで
フィルターを通過させた後再び洗濯槽に注ぐ循環手段と
を設けたから、洗濯槽内の水が循環するとともにその途
中でフィルターを通過するので、蛋白質や脂肪の分解物
その他の汚れ成分がフィルターで捕捉され、これらの汚
れ成分の洗濯物への再付着が防止される。すなわちアル
カリ性水による洗浄効果が減殺されることがない。
【0066】また本発明では、水を電気分解してアルカ
リ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗
濯機において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯
槽を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タ
イプのものとするとともに、前記洗浄水生成手段により
生成されるアルカリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽
に、他方を前記水槽と洗濯槽の間に注ぐ配水手段と、前
記水槽と洗濯槽の間の水を洗濯槽に注ぐ給水手段と、前
記洗濯槽の底部から水を吸い込んでフィルターを通過さ
せた後再び洗濯槽に注ぐ循環手段とを設けたから、アル
カリ性水と酸性水の一方を洗濯槽に注いで洗浄に用いる
とともに、後で洗浄に用いる他方の水は水槽と洗濯槽の
間に貯めておけ、別途貯水タンクを設ける必要がない。
従って通常の全自動タイプの洗濯機をアルカリ性水と酸
性水で洗浄を行う洗濯機に容易に転用できるとともに、
別途貯水タンクを設けたために本体が大型化するといっ
たこともない。また洗濯槽内の水が循環するとともにそ
の途中でフィルターを通過するので、蛋白質や脂肪の分
解物その他の汚れ成分がフィルターで捕捉され、これら
の汚れ成分の洗濯物への再付着が防止され、アルカリ性
水による洗浄効果が減殺されることがない。
【0067】また本発明では、水を電気分解してアルカ
リ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗
濯機において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯
槽を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タ
イプのものとするとともに、前記洗濯槽の底部から吸い
込んだ水を再び洗濯槽に注ぐ循環手段を設け、この循環
手段の途中に前記洗浄水生成手段を設け、生成されたア
ルカリ性水と酸性水の一方が洗濯槽に注がれるようにし
たから、アルカリ性水の生成と洗濯とが同時進行し、給
水から洗濯運転終了までの時間の短縮を図ることができ
るとともに、洗浄水生成手段の小型化及び消費電力低減
も併せて実現することができる。
【0068】また本発明では、水を電気分解してアルカ
リ性水と酸性水とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗
濯機において、水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯
槽を、その周壁には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タ
イプのものとし、前記洗濯槽の底部から吸い込んだ水を
再び洗濯槽に注ぐ循環手段を設け、この循環手段の途中
に前記洗浄水生成手段を設け、生成されたアルカリ性水
と酸性水の一方が洗濯槽に注がれ、他方が前記水槽と洗
濯槽の間に注がれるようにするとともに、前記水槽と洗
濯槽の間の水を洗濯槽に注ぐ給水手段を設けたから、洗
濯槽内の水は連続的に電気分解されつつ循環し、アルカ
リ性水の生成と洗濯とが同時進行し、給水から洗濯運転
終了までの時間の短縮を図ることができるとともに、洗
浄水生成手段の小型化及び消費電力低減も併せて実現す
ることができる。また洗濯槽に戻す水と別の種類の水を
水槽と洗濯槽の間に貯めておき、後で洗浄に使用するこ
とができる。
【0069】また本発明では、前記給水手段及び/又は
循環手段中のポンプ及び/又は洗浄水生成手段の上流側
にフィルターを配置したから、洗濯物から出る糸屑や汚
れ成分がフィルターで捕捉され、ポンプに糸屑が巻き込
まれたり、洗浄水生成手段中の電極に糸屑や汚れ成分が
付着したり、洗濯物に汚れ成分が再付着したりすること
を防止できる。
【0070】また本発明では、前記洗濯槽に注がれるア
ルカリ性水又は酸性水と前記水槽と洗濯槽の間に注がれ
る酸性水又はアルカリ性水との流量比を変えられるよう
にした。これにより、それぞれ容量に見合った量の水が
供給されることになり、容量の小さい方の空間に割り当
てられた水があふれることがない。これにより、受入限
度を超えてアルカリ性水又は酸性水が生成されるという
無駄をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す洗濯機の断面
【図2】 本発明の第2の実施形態を示す洗濯機の断面
【図3】 本発明の第3の実施形態を示す洗濯機の断面
【符号の説明】
1、1A、1B 洗濯機 10 外箱 11 水槽 13 洗濯槽 15 脱水孔 20 パルセータ 30 洗浄水生成手段 40 配水手段 45 流量調整弁 50 給水手段 54 ポンプ 60 循環手段 61 フィルター
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06F 39/12 D06L 1/12 ZAB D06L 1/12 ZAB B01D 35/02 P Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA17 AA19 BA10 BB05 BB15 BB16 BB18 CB06 CB38 CB44 DC19 FA04 FD06 FE03 FE16 GA12 GA25 MA02 4D061 DA05 DB07 DB08 EA02 EB02 EB04 EB12 EB20 EB28 EB30 EB31 EB39 FA13 GC20 4D064 AA13 BG14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を電気分解してアルカリ性水と酸性水
    とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗濯機において、 水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯槽を、その周壁
    には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タイプのものとす
    るとともに、前記洗浄水生成手段により生成されるアル
    カリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽に、他方を前記水
    槽と洗濯槽の間に注ぐ配水手段と、前記水槽と洗濯槽の
    間の水を洗濯槽に注ぐ給水手段とを設けたことを特徴と
    する洗濯機。
  2. 【請求項2】 水を電気分解してアルカリ性水と酸性水
    とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗濯機において、 水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯槽を、その周壁
    には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タイプのものとす
    るとともに、前記洗浄水生成手段により生成されるアル
    カリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽に注ぐ配水手段
    と、前記洗濯槽の底部から水を吸い込んでフィルターを
    通過させた後再び洗濯槽に注ぐ循環手段とを設けたこと
    を特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 水を電気分解してアルカリ性水と酸性水
    とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗濯機において、 水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯槽を、その周壁
    には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タイプのものとす
    るとともに、前記洗浄水生成手段により生成されるアル
    カリ性水と酸性水の一方を前記洗濯槽に、他方を前記水
    槽と洗濯槽の間に注ぐ配水手段と、前記水槽と洗濯槽の
    間の水を洗濯槽に注ぐ給水手段と、前記洗濯槽の底部か
    ら水を吸い込んでフィルターを通過させた後再び洗濯槽
    に注ぐ循環手段とを設けたことを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 水を電気分解してアルカリ性水と酸性水
    とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗濯機において、 水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯槽を、その周壁
    には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タイプのものとす
    るとともに、前記洗濯槽の底部から吸い込んだ水を再び
    洗濯槽に注ぐ循環手段を設け、この循環手段の途中に前
    記洗浄水生成手段を設け、生成されたアルカリ性水と酸
    性水の一方が洗濯槽に注がれるようにしたことを特徴と
    する洗濯機。
  5. 【請求項5】 水を電気分解してアルカリ性水と酸性水
    とを生成する洗浄水生成手段を備えた洗濯機において、 水槽の中に配置される脱水槽兼用の洗濯槽を、その周壁
    には上端近傍を除き脱水孔のない無孔タイプのものと
    し、前記洗濯槽の底部から吸い込んだ水を再び洗濯槽に
    注ぐ循環手段を設け、この循環手段の途中に前記洗浄水
    生成手段を設け、生成されたアルカリ性水と酸性水の一
    方が洗濯槽に注がれ、他方が前記水槽と洗濯槽の間に注
    がれるようにするとともに、前記水槽と洗濯槽の間の水
    を洗濯槽に注ぐ給水手段を設けたことを特徴とする洗濯
    機。
  6. 【請求項6】 前記給水手段及び/又は循環手段中のポ
    ンプ及び/又は洗浄水生成手段の上流側にフィルターを
    配置したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 前記洗濯槽に注がれるアルカリ性水又は
    酸性水と前記水槽と洗濯槽の間に注がれる酸性水又はア
    ルカリ性水との流量比を変えられるようにしたことを特
    徴とする請求項1、3、5のいずれかに記載の洗濯機。
JP2001314135A 2001-10-11 2001-10-11 洗濯機 Pending JP2003117292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001314135A JP2003117292A (ja) 2001-10-11 2001-10-11 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001314135A JP2003117292A (ja) 2001-10-11 2001-10-11 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003117292A true JP2003117292A (ja) 2003-04-22

Family

ID=19132497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001314135A Pending JP2003117292A (ja) 2001-10-11 2001-10-11 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003117292A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464106B1 (ko) * 2002-01-08 2005-01-03 엘지전자 주식회사 전기분해장치
JP2013066724A (ja) * 2012-10-26 2013-04-18 Hitachi Appliances Inc 洗濯機
CN106978707A (zh) * 2016-01-15 2017-07-25 合肥国荣科技洗涤设备有限公司 一种节水洗衣机的循环过滤装置
CN108252020A (zh) * 2016-12-29 2018-07-06 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机
KR20190012355A (ko) * 2017-07-27 2019-02-11 엘지전자 주식회사 세탁장치
WO2020048530A1 (zh) * 2018-09-07 2020-03-12 青岛海尔洗衣机有限公司 一种喷淋洗衣机
CN110886070A (zh) * 2018-09-07 2020-03-17 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机
WO2020052516A1 (zh) * 2018-09-13 2020-03-19 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机及其控制方法
WO2021103355A1 (zh) * 2019-11-29 2021-06-03 无锡小天鹅电器有限公司 衣物处理设备及其工作台组件

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464106B1 (ko) * 2002-01-08 2005-01-03 엘지전자 주식회사 전기분해장치
JP2013066724A (ja) * 2012-10-26 2013-04-18 Hitachi Appliances Inc 洗濯機
CN106978707A (zh) * 2016-01-15 2017-07-25 合肥国荣科技洗涤设备有限公司 一种节水洗衣机的循环过滤装置
CN106978707B (zh) * 2016-01-15 2024-04-19 宁国聚隆减速器有限公司 一种节水洗衣机的循环过滤装置
CN108252020A (zh) * 2016-12-29 2018-07-06 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机
KR20190012355A (ko) * 2017-07-27 2019-02-11 엘지전자 주식회사 세탁장치
KR102469626B1 (ko) * 2017-07-27 2022-11-22 엘지전자 주식회사 세탁장치
WO2020048530A1 (zh) * 2018-09-07 2020-03-12 青岛海尔洗衣机有限公司 一种喷淋洗衣机
CN110886070A (zh) * 2018-09-07 2020-03-17 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机
CN110886070B (zh) * 2018-09-07 2022-09-16 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机
WO2020052516A1 (zh) * 2018-09-13 2020-03-19 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机及其控制方法
WO2021103355A1 (zh) * 2019-11-29 2021-06-03 无锡小天鹅电器有限公司 衣物处理设备及其工作台组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101363180B (zh) 一种洗衣方法及洗衣机
JP2004173717A (ja) イオン溶出ユニット及びこれを搭載した機器
JP2004166938A (ja) 洗濯機
KR100556168B1 (ko) 이온 용출 유닛 및 이를 탑재한 기기
TWI243866B (en) Method for cleaning a washing machine
JP2003117292A (ja) 洗濯機
JP2007195865A (ja) 洗濯機およびその洗濯方法
JP3806662B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2004024597A (ja) 洗濯機
JP2013094205A (ja) 洗濯機
JPH09108490A (ja) 洗浄機
JP2003199991A (ja) 洗濯機
JP2004321306A (ja) 洗濯機
JP2004050046A (ja) 電解水生成装置と洗浄機
JP3910088B2 (ja) 洗濯機
JP2003220296A (ja) 洗浄機器
JP3244356U (ja) 衣類洗濯システム
JP2003325419A (ja) 食器洗浄機
JP2012183145A (ja) ドラム式洗濯機
JPH02104397A (ja) 洗濯機の槽内洗浄方法
JP2003144795A (ja) 洗浄機、水処理装置、及び廃水処理装置
JP2001353393A (ja) 洗濯機
JP2003236287A (ja) 洗濯機
KR100191498B1 (ko) 액성조정세탁기 및 그 세탁방법
KR20080073448A (ko) 알칼리수스팀 세탁을 위한 세탁기 제어방법 및 그 세탁기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227