JP3384971B2 - パターン形成方法 - Google Patents
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Description
工程において、半導体基板の上にレジストパターンを形
成するパターン形成方法に関するものである。
つれて、半導体集積回路の一層の微細化が求められ、リ
ソグラフィ技術においては一層短い波長を持つ露光光が
望まれている。すなわち、0.15μm以下のパターン
線幅を持つレジストパターンを形成するためには、パタ
ーン露光の露光光としては、波長が短いため高い解像性
が得られるArFエキシマレーザが用いられる。
短いために焦点深度が浅いという問題がある。
形成方法として、レジスト膜の表面部に形成されたシリ
ル化層をマスクとしてレジスト膜に対してエッチングを
行なってレジストパターンを形成するシリル化プロセス
が提案されている。
ターン形成方法について図7(a)〜(d)を参照しな
がら説明する。
板1の上にレジスト(例えばシプレーファーイースト社
製:SAL−601)を塗布して、膜厚0.7μmのレ
ジスト膜2を形成した後、図7(b)に示すように、レ
ジスト膜2に対して所望のパターン形状を持つマスク3
を介してArFエキシマレーザ4を照射してパターン露
光を行なう。
は、レジスト材料に露光による架橋反応が起こる。[化
3]はレジスト材料に架橋剤が含まれていない場合の架
橋反応例を示し、[化4]はレジスト材料に架橋剤が含
まれている場合の架橋反応例を示している。
SAL−601は架橋剤が含まれているレジスト材料で
ある。
すると共に、図7(c)に示すように、レジスト膜2の
表面に、バブリングにより気体状になったシリル化剤と
してのジメチルシリルジメチルアミン(DMSDMA)
5を約90秒間供給するベイパー処理を行なう。このよ
うにすると、レジスト膜2の未露光部2bにおいては、
[化5]に示すように、レジスト膜2の樹脂中のOH基
とDMSDMA5のシリル基とのシリル化反応が起こっ
て、表面部にシリル化層6が形成される一方、レジスト
膜2の露光部2aにおいては、架橋反応によりレジスト
の樹脂の分子量が増大し、OH基とシリル基とのシリル
化反応が起こりにくくなるのでシリル化層6が形成され
ない。この場合、シリル化反応により生成された副生成
物は蒸発する。尚、[化5]において、Rはレジスト中
の樹脂を示す。
ト膜2に対してドライエッチングを行なうことにより、
図7(d)に示すように、レジスト膜2の露光部2aを
除去して、レジスト膜2の未露光部2bにレジストパタ
ーン7を形成する。
成方法は、レジスト膜の表面部に形成されたシリル化層
をマスクとしてドライエッチングを行なうため、半導体
基板からの反射光の影響を受けないので、高アスペクト
比を持つレジストパターンを得ることができる。
に示すように、シリル化層6のパターン幅がレジスト膜
2の未露光部2bの幅よりも小さくなってしまう。ま
た、シリル化層5の厚さが十分ではないと共に、シリル
化層5の厚さはパターンの側部に向かうにつれて一層薄
くなってしまう。このため、シリル化層5をマスクとし
てレジスト膜2に対してエッチングを行なうと、図7
(d)に示すように、シリル化層5のパターンの側部が
エッチングにより損傷するので、レジストパターン7の
パターン幅がレジスト膜2の未露光部2bの幅に比べて
一層小さくなってしまうという問題がある。
レジスト膜の表面にシリル化剤を供給して、レジスト膜
におけるパターン露光の露光部の表面部にシリル化層を
形成した後、該シリル化層をマスクとしてレジスト膜に
対してエッチングを行なうことにより、レジスト膜にお
ける未露光部を除去してレジストパターンを形成する場
合にも同様に発生する。
小さいと共に厚さが薄いため、シリル化層がマスクとし
ての働きを十分に発揮できず、得られるレジストパター
ンのパターン形状が劣化してしまうと、後工程において
半導体素子の不良が発生し、半導体素子の歩留まりが低
下するという問題がある。
に形成されるシリル化層のパターン幅を露光部又は未露
光部の幅とほぼ一致させると共にシリル化層の厚さを大
きくして、レジストパターンのパターン形状の劣化を防
止することを目的とする。
討の結果、レジストパターンのパターン形状の劣化は、
シリル化剤を供給した際にレジスト膜の表面で起きる、
レジスト膜中のOH基(弱酸性基)とシリル化剤のシリ
ル基とのシリル化反応が、シリル化剤から発生するアル
カリ成分によって阻害されることに原因があることを見
出した。
基(アルカリ成分)とレジスト膜中のOH基との反応を
示しており、[化6]に示す反応が[化5]に示すシリ
ル化反応と並行して(競合して)起きるため、シリル化
反応に寄与するOH基の数が減少するので、シリル化反
応が阻害される。尚、[化6]において、Rはレジスト
中の樹脂を示す。
ル化反応により生成されたアルカリ性の副生成物とレジ
スト膜中のOH基との反応を示しており、[化7]に示
す反応が起きるため、やはり、シリル化反応に寄与する
OH基の数が減少するので、シリル化反応が阻害され
る。尚、[化7]において、Rはレジスト中の樹脂を示
す。
成分がOH基と反応して、シリル化反応に寄与するOH
基の数を減少させてしまうために、シリル化反応が十分
に起きず、これにより、シリル化層の幅及び厚さが小さ
くなってしまうという知見に基づいてなされたものであ
り、パターン露光されたレジスト膜の表面に、アルカリ
成分を発生しないシリル化剤を供給して、レジスト膜に
おける架橋していない領域にシリル化層を形成するもの
である。
半導体基板上にレジストを塗布してレジスト膜を形成す
る第1の工程と、レジスト膜に対して所望のパターン形
状を持つマスクを用いてパターン露光を行なう第2の工
程と、パターン露光されたレジスト膜の表面に下記一般
式(1)で示されるシラン化合物を含むシリル化剤を供
給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部に
シリル化層を形成する第3の工程と、シリル化層をマス
クとしてレジスト膜に対してエッチングを行なうことに
よりレジスト膜におけるパターン露光の露光部を除去し
て、レジスト膜よりなるレジストパターンを形成する第
4の工程とを備えている。
種であって、水素原子、炭素数1〜6の置換飽和炭化水
素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6の置
換不飽和炭化水素基若しくは非置換不飽和炭化水素基、
又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基であり、R
4 ,R5 ,R6 は、同種又は異種であって、水素原子、
OR7 (R7 は、水素原子、炭素数1〜6の置換飽和炭
化水素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6
の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不飽和炭化水素
基、又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基であ
る。) 炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和
炭化水素基、炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素基若し
くは非置換不飽和炭化水素基、又は炭素数3〜6の脂環
式飽和炭化水素基である。) 第1のパターン形成方法によると、パターン露光された
レジスト膜の表面に上記一般式(1)で示されるシラン
化合物を含むシリル化剤を供給して、レジスト膜におけ
るパターン露光の未露光部にシリル化層を形成するた
め、シリル化層を形成するためのシリル化反応において
アルカリ成分が発生しないと共にシリル化反応の副生成
物もアルカリ性ではないので、レジスト膜の未露光部に
存在する大部分のOH基がシリル化反応に寄与する。
半導体基板上にレジストを塗布してレジスト膜を形成す
る第1の工程と、レジスト膜に対して所望のパターン形
状を持つマスクを用いてパターン露光を行なう第2の工
程と、パターン露光されたレジスト膜の表面に下記一般
式(2)で示されるシラン化合物を含むシリル化剤を供
給して、レジスト膜におけるパターン露光の未露光部に
シリル化層を形成する第3の工程と、シリル化層をマス
クとしてレジスト膜に対してエッチングを行なうことに
よりレジスト膜におけるパターン露光の露光部を除去し
て、レジスト膜よりなるレジストパターンを形成する第
4の工程とを備えている。
置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭
素数1〜3の置換不飽和炭化水素基、 炭素数1〜6の非
置換不飽和炭化水素基、又は、炭素数1〜6の置換アル
キルカルボニル基若しくは非置換アルキルカルボニル基
であり、R1 は、同種又は異種であって、水素原子、炭
素数1〜6の置換飽和炭化水素基、 炭素数2〜6の非置
換飽和炭化水素基、炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素
基若しくは非置換不飽和炭化水素基、又は、炭素数3〜
6の脂環式飽和炭化水素基である。) 第2のパターン形成方法によると、パターン露光された
レジスト膜の表面に上記一般式(2)で示されるシラン
化合物を含むシリル化剤を供給して、レジスト膜におけ
るパターン露光の未露光部にシリル化層を形成するた
め、シリル化層を形成するためのシリル化反応において
アルカリ成分が発生しないと共にシリル化反応の副生成
物もアルカリ性ではないので、レジスト膜の未露光部に
存在する大部分のOH基がシリル化反応に寄与する。
半導体基板上にレジストを塗布してレジスト膜を形成す
る第1の工程と、レジスト膜に対して所望のパターン形
状を持つマスクを用いてパターン露光を行なう第2の工
程と、パターン露光されたレジスト膜の表面に下記一般
式(1)で示されるシラン化合物を含むシリル化剤を供
給して、レジスト膜におけるパターン露光の露光部にシ
リル化層を形成する第3の工程と、シリル化層をマスク
としてレジスト膜に対してエッチングを行なうことによ
りレジスト膜におけるパターン露光の未露光部を除去し
て、レジスト膜よりなるレジストパターンを形成する第
4の工程とを備えている。
種であって、水素原子、炭素数1〜6の置換飽和炭化水
素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6の置
換不飽和炭化水素基若しくは非置換不飽和炭化水素基、
又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基であり、R
4 ,R5 ,R6 は、同種又は異種であって、水素原子、
OR7 (R7 は、水素原子、炭素数1〜6の置換飽和炭
化水素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6
の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不飽和炭化水素
基、又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基であ
る。)、炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非
置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6の置換不飽和炭化水
素基若しくは非置換不飽和炭化水素基、又は炭素数3〜
6の脂環式飽和炭化水素基である。) 第3のパターン形成方法によると、パターン露光された
レジスト膜の表面に上記一般式(1)で示されるシラン
化合物を含むシリル化剤を供給して、レジスト膜におけ
るパターン露光の露光部にシリル化層を形成するため、
シリル化層を形成するためのシリル化反応においてアル
カリ成分が発生しないと共にシリル化反応の副生成物も
アルカリ性ではないので、レジスト膜の露光部に存在す
る大部分のOH基がシリル化反応に寄与する。
半導体基板上にレジストを塗布してレジスト膜を形成す
る第1の工程と、レジスト膜に対して所望のパターン形
状を持つマスクを用いてパターン露光を行なう第2の工
程と、パターン露光されたレジスト膜の表面に下記一般
式(2)で示されるシラン化合物を含むシリル化剤を供
給して、レジスト膜におけるパターン露光の露光部にシ
リル化層を形成する第3の工程と、シリル化層をマスク
としてレジスト膜に対してエッチングを行なうことによ
りレジスト膜におけるパターン露光の未露光部を除去し
て、レジスト膜よりなるレジストパターンを形成する第
4の工程とを備えている。
置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭
素数1〜3の置換不飽和炭化水素基、 炭素数1〜6の非
置換不飽和炭化水素基、又は、炭素数1〜6の置換アル
キルカルボニル基若しくは非置換アルキルカルボニル基
であり、R1 は、同種又は異種であって、水素原子、炭
素数1〜6の置換飽和炭化水素基、 炭素数2〜6の非置
換飽和炭化水素基、炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素
基若しくは非置換不飽和炭化水素基、又は、炭素数3〜
6の脂環式飽和炭化水素基である。) 第4のパターン形成方法によると、パターン露光された
レジスト膜の表面に上記一般式(2)で示されるシラン
化合物を含むシリル化剤を供給して、レジスト膜におけ
るパターン露光の露光部にシリル化層を形成するため、
シリル化層を形成するためのシリル化反応においてアル
カリ成分が発生しないと共にシリル化反応の副生成物も
アルカリ性ではないので、レジスト膜の露光部に存在す
る大部分のOH基がシリル化反応に寄与する。
て、第1の工程におけるレジストとして、酸発生剤と、
アルカリ可溶性樹脂と、酸の作用により架橋反応を起こ
す化合物又は樹脂とを含有する化学増幅型レジストを用
いることができる。
て、第1の工程におけるレジストとして、酸発生剤と、
酸の作用によりアルカリ可溶性となる樹脂とを含有する
化学増幅型レジストを用いることができる。
て、第1の工程におけるレジストとして、酸発生剤と、
アルカリ可溶性樹脂と、酸の作用によりアルカリ可溶性
となる化合物又は樹脂とを含有する化学増幅型レジスト
を用いることができる。
て、第1の工程におけるレジストとして、ナフトキノン
ジアジド化合物とノボラック樹脂とを含有する通常のレ
ジストを用いることができる。
るパターン形成方法ついて、図1(a)〜(d)を参照
しながら説明する。
板11の上にレジスト(例えばシプレーファーイースト
社製:SAL−601)を塗布して、膜厚0.7μmの
レジスト膜12を形成した後、図1(b)に示すよう
に、レジスト膜12に対して所望のパターン形状を持つ
マスク13を介して、ArFエキシマ露光装置(NA:
0.55)によりArFエキシマレーザ14を照射して
パターン露光を行なう。
た露光部12aにおいては架橋反応が起きる。架橋反応
は上記の[化4]に示すとおりである。
熱すると共に、図1(c)に示すように、レジスト膜1
2の表面に、窒素ガスによりバブリングされて気体状に
なった4−ジメチルシロキシ−3−ペンテン−2−オン
よりなるシリル化剤15を約90秒間供給する。
光部12bにおいては、[化10]に示すように、レジ
スト膜12中のOH基と4−ジメチルシロキシ−3−ペ
ンテン−2−オンのジメチルシリル基とのシリル化反応
が起こって、大きい幅及び大きい厚さを有するシリル化
層16が形成される一方、レジスト膜12の露光部12
aにおいては、架橋反応によりレジスト中の樹脂の分子
量が増大しているため、OH基とシリル基とのシリル化
反応が起こりにくいのでシリル化層16が形成されな
い。尚、[化10]において、Rはレジスト中の樹脂を
示す。
の未露光部12bのOH基のHがSi(CH3)2(ジメチ
ルシリル基)に置換され、副生成物であるCH3COC
H2COCH3 (アセチルアセトン)が生成される。
ライ現像装置(例えば、LAMリサーチ社製:TCP9
400)を用いて、レジスト膜12に対してドライエッ
チングを行なうことにより、図1(d)に示すように、
レジスト膜12の露光部12aを除去して、レジスト膜
12の未露光部12bにポジ型のレジストパターン17
を形成する。
て4−ジメチルシロキシ−3−ペンテン−2−オンを用
いたので、シリル化反応によってアルカリ成分が発生し
ないと共に副生成物もアルカリ性ではないので、レジス
ト膜12の架橋していない未露光部12bに存在する大
部分のOH基がシリル化反応に寄与するので、図1
(c)に示すように、未露光部12bに大きい幅及び大
きい厚さを有するシリル化層16が形成される。このた
め、シリル化層16をマスクとしてレジスト膜12に対
してドライエッチングを行なうと、図1(d)に示すよ
うに、パターン形状が劣化しておらず、所望のパターン
幅(0.20μm)を持つ矩形状の断面のレジストパタ
ーン17を得ることができる。
された露光部に架橋反応が起きるレジストを広く用いる
ことができる。尚、ArFエキシマレーザを照射する
と、架橋剤が含まれているレジスト材料及び架橋剤が含
まれていないレジスト材料のいずれにおいても露光部に
おいて架橋反応が起きる。これに対して、KrFエキシ
マレーザを照射すると、架橋剤が含まれているレジスト
材料の場合には架橋反応が起きるが、架橋剤が含まれて
いないレジスト材料の場合には架橋反応が起こらない場
合がある。上記のシプレーファーイースト社製:SAL
−601は架橋剤が含まれているレジスト材料である。
態においては、レジスト膜12に対して所望のパターン
形状を持つマスク13を介してArFエキシマレーザ1
4を照射してパターン露光を行なったが、これに代え
て、レジスト膜12に対してマスク13を用いることな
くパターン露光してもよい。以下、この方法について、
図2(a)〜(d)を参照しながら説明する。
板11の上に、第1の実施形態と同様のレジストを塗布
してレジスト膜12を形成した後、図2(b)に示すよ
うに、真空中(1×10-7Torr)においてレジスト
膜12に対して電子線18を所望のパターンを形成する
ようにパターン露光する。尚、電子線18を用いてパタ
ーン露光する代わりに、真空中(例えば、1×10-6〜
1×10-8Torr)において、極紫外線(波長が13
nm帯の光又は波長が5nm帯の光)又はイオンビーム
などを用いてパターン露光してもよい。このようにする
と、レジスト膜12におけるパターン露光された露光部
12aにおいては架橋反応が起きる。
熱すると共に、図2(c)に示すように、レジスト膜1
2の表面に気体状のシリル化剤15を供給する。このよ
うにすると、レジスト膜12の未露光部12bにおいて
は、シリル化反応が起こって、大きい幅及び大きい厚さ
を有するシリル化層16が形成される一方、レジスト膜
12の露光部12aにおいては、シリル化反応が起こり
にくいのでシリル化層16が形成されない。
ジスト膜12に対してドライエッチングを行なうことに
より、図2(d)に示すように、レジスト膜12の露光
部12aを除去して、レジスト膜12の未露光部12b
にポジ型のレジストパターン17を形成する。
実施形態に係るパターン形成方法ついて、図3(a)〜
(c)及び図4(a)、(b)を参照しながら説明す
る。
板21の上にレジスト(例えばUCB社製:PLASM
ASK305U)を塗布して、膜厚0.7μmのレジス
ト膜22を形成した後、図3(b)に示すように、レジ
スト膜22に対して所望のパターン形状を持つマスク2
3を介して、KrFエキシマ露光装置(NA:0.5
5)によりKrFエキシマレーザ24を照射してパター
ン露光を行なう。
板21に対して175℃の温度下における120秒間の
ベーキング25を行なう。
る未露光部22bにおいては熱により架橋反応が起きる
一方、レジスト膜22における露光部22aにおいて
は、レジスト中のナフトキノンジアジド化合物が分解し
てカルボン酸が生成するために、熱による架橋反応が起
こりにくい。
熱すると共に、図4(a)に示すように、レジスト膜2
2の表面に、窒素ガスによりバブリングされて気体状に
なった4−ジメチルシロキシ−3−ペンテン−2−オン
よりなるシリル化剤26を約90秒間供給する。
部22aにおいては、上記の[化10]に示すように、
レジスト膜22中のOH基と4−ジメチルシロキシ−3
−ペンテン−2−オンのジメチルシリル基とのシリル化
反応が起きて、大きい幅及び大きい厚さを有するシリル
化層27が形成される一方、レジスト膜22の未露光部
22bにおいては、架橋反応によりレジスト中の樹脂の
分子量が増大しているため、OH基とシリル基とのシリ
ル化反応が起こりにくいのでシリル化層27が形成され
ない。
ライ現像装置(例えば、LAMリサーチ社製:TCP9
400)を用いて、レジスト膜22に対してドライエッ
チングを行なうことにより、図4(b)に示すように、
レジスト膜22の未露光部12bを除去して、レジスト
膜22の露光部22aにネガ型のレジストパターン28
を形成する。
て4−ジメチルシロキシ−3−ペンテン−2−オンを用
いたので、シリル化反応によってアルカリ成分が発生し
ないと共に副生成物もアルカリ性ではないので、レジス
ト膜22の架橋が少ない露光部22aに存在する大部分
のOH基がシリル化反応に寄与するので、図4(a)に
示すように、露光部22aに大きい幅及び大きい厚さを
有するシリル化層27が形成される。このため、シリル
化層27をマスクとしてレジスト膜22に対してドライ
エッチングを行なうと、図4(b)に示すように、パタ
ーン形状が劣化しておらず、所望のパターン幅(0.2
0μm)を持つ矩形状の断面のレジストパターン28を
得ることができる。
されることなく加熱されると架橋反応が起きるレジス
ト、例えば、ナフトキノンジアジド化合物とノボラック
樹脂とからなるレジストを用いることができる。このよ
うなレジストを用いると、露光部においては、ナフトキ
ノンジアジド化合物が分解してカルボン酸が生成され、
このナフトキノンジアジド化合物の分解に伴ってノボラ
ック樹脂中のOH基のシリル化反応の反応性が向上する
と考えられる。
態においては、レジスト膜22に対して所望のパターン
形状を持つマスク23を介してArFエキシマレーザ2
4を照射してパターン露光を行なったが、これに代え
て、レジスト膜22に対してマスク23を用いることな
くパターン露光してもよい。以下、この方法について、
図5(a)〜(c)及び図6(a)、(b)を参照しな
がら説明する。
板21の上に第2の実施形態と同様のレジストを塗布し
てレジスト膜22を形成した後、図5(b)に示すよう
に、真空中(1×10-7Torr)においてレジスト膜
22に対して電子線29を所望のパターンを形成するよ
うにパターン露光する。尚、電子線29を用いてパター
ン露光する代わりに、真空中(例えば、1×10-6〜1
×10-8Torr)において、極紫外線(波長が13n
m帯の光又は波長が5nm帯の光)又はイオンビームな
どを用いてパターン露光してもよい。
板21に対して175℃の温度下における120秒間の
ベーキング25を行なう。このようにすると、レジスト
膜22における未露光部22bにおいては熱により架橋
反応が起きる一方、レジスト膜22における露光部22
aにおいては、熱による架橋反応が起こりにくい。
熱すると共に、図6(a)に示すように、レジスト膜2
2の表面に気体状のシリル化剤26を供給する。このよ
うにすると、レジスト膜22の露光部22aにおいて
は、シリル化反応が起きて、大きい幅及び大きい厚さを
有するシリル化層27が形成される一方、レジスト膜2
2の未露光部22bにおいては、シリル化反応が起こり
にくいので、シリル化層27が形成されない。
スト膜22に対してドライエッチングを行なうことによ
り、図6(b)に示すように、レジスト膜22の未露光
部12bを除去して、レジスト膜22の露光部22aに
ネガ型のレジストパターン28を形成する。
シリル化剤として、4−ジメチルシロキシ−3−ペンテ
ン−2−オンを用いたが、シリル化剤としてはこれに限
られない。すなわち、下記一般式(1)により示される
シラン化合物を含むシリル化剤を用いることができる。
であって、水素原子、炭素数1〜6の置換飽和炭化水素
基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6の置換
不飽和炭化水素基若しくは非置換不飽和炭化水素基、又
は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基であり、R4 ,
R5 ,R6 は、同種又は異種であって、水素原子、OR
7 (R7 は、水素原子、炭素数1〜6の置換飽和炭化水
素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6の置
換不飽和炭化水素基若しくは非置換不飽和炭化水素基、
又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基である。)、
炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和
炭化水素基、炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素基若し
くは非置換不飽和炭化水素基、又は炭素数3〜6の脂環
式飽和炭化水素基である。
物の第1の例としては、
おいて、(a)は3−メチルビニルシロキシトリフルオ
ロメチル−2−プロペン−1−トリフルオロメチル−1
−オンであり、(b)は3−ジエチルシロキシトリフル
オロメチル−2−プロペン−1−トリフルオロメチル−
1−オンであり、(c)は3−メチル(3',4',4'−
トリフルオロ−3' −ブテニル)シロキシトリフルオロ
メチル−2−プロペン−1−トリフルオロメチル−1−
オンであり、(d)は3−メチル(2' −シアノエチ
ル)シロキシトリクロロメチル−2−プロペン−1−ト
リクロロメチル−1−オンであり、(e)は4−メチル
シクロヘキシルシロキシ−3−ペンテン−2−オンであ
り、(f)は2−ジメチルシロキシ−1−メトキシカル
ボニル−1−プロペンであり、(g)は4−ジメチルシ
ロキシ−3,5−ヘキサジエン−2−オンであり、
(h)は4−ジメチルシロキシ−4−シクロヘキシル−
3−ブテン−2−オンであり、(i)は4−ジメチルシ
ロキシ−3−メチル−3−ペンテン−2−オンであり、
(j)は4−t−ブチルメチルシロキシ−3−ペンテン
−2−オンであり、(k)は2−イソプロピルメチルシ
ロキシ−1−メトキシカルボニル−1−プロペンであ
る。
物の第2の例としては、
おいて、(l)は3−ジメチルビニルシロキシトリフル
オロメチル−2−プロペン−1−トリフルオロメチル−
1−オンであり、(m)は3−トリエチルシロキシトリ
フルオロメチル−2−プロペン−1−トリフルオロメチ
ル−1−オンであり、(n)は3−ジメチル(3',4',
4' −トリフルオロ−3' −ブテニル)シロキシトリフ
ルオロメチル−2−プロペン−1−トリフルオロメチル
−1−オンであり、(o)は3−ジメチル(2' −シア
ノエチル)シロキシトリクロロメチル−2−プロペン−
1−トリクロロメチル−1−オンであり、(p)は4−
ジメチルシクロヘキシルシロキシ−3−ペンテン−2−
オンであり、(q)は2−トリメチルシロキシ−1−メ
トキシカルボニル−1−プロペンであり、(r)は4−
トリメチルシロキシ−3,5−ヘキサジエン−2−オン
であり、(s)は4−トリメチルシロキシ−4−シクロ
ヘキシル−3−ブテン−2−オンであり、(t)は4−
トリメチルシロキシ−3−メチル−3−ペンテン−2−
オンであり、(u)は4−t−ブチルジメチルシロキシ
−3−ペンテン−2−オンであり、(v)は2−イソプ
ロピルジメチルシロキシ−1−メトキシカルボニル−1
−プロペンである。
リル化剤としては、下記一般式(2)により示されるシ
ラン化合物を含むシリル化剤を広く用いることができ
る。
置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭
素数1〜3の置換不飽和炭化水素基、 炭素数1〜6の非
置換不飽和炭化水素基、又は、炭素数1〜6の置換アル
キルカルボニル基若しくは非置換アルキルカルボニル基
であり、R1 は、同種又は異種であって、水素原子、炭
素数1〜6の置換飽和炭化水素基、 炭素数2〜6の非置
換飽和炭化水素基、炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素
基若しくは非置換不飽和炭化水素基、又は、炭素数3〜
6の脂環式飽和炭化水素基である。) 上記一般式(2)で示されるシラン化合物の具体例とし
ては、[化18]、[化20]、[化21]、[化2
2]、[化25]、[化26]及び[化27]に示す化
合物が挙げられる。
できるレジスト材料としては、酸発生剤とアルカリ可溶
性樹脂と酸の作用により架橋反応を起こす化合物若しく
は樹脂とを含有する3成分系の第1のタイプの化学増幅
型レジストを広く用いることができる。
ができるレジスト材料としては、ナフトキノンジアジド
化合物とノボラック樹脂とを含む通常のレジスト、酸発
生剤と酸の作用によりアルカリ可溶性となる樹脂とを含
有する2成分系の化学増幅型レジスト、酸発生剤とアル
カリ可溶性樹脂と酸の作用によりアルカリ可溶性となる
化合物若しくは樹脂を含有する3成分系の第2のタイプ
の化学増幅型レジストを広く用いることができる。
しては、例えば、東京応化社製、TDUR−DP007
が挙げられ、3成分系の第1のタイプの化学増幅型レジ
ストの市販品としては、例えば、シプレイ社製、XP−
8843、SAL−601等が挙げられ、3成分系の第
2のタイプの化学増幅型レジストの市販品としては、ク
ラリアントジャパン社製、DX561,DX981が挙
げられる。
分について、一例を挙げるが、構成成分は以下のものに
限定されない。
キシスチレン) ポリ(t-ブトキシカルボニルメチルオキシスチレン-co-
ヒドロキシスチレン) ポリ(テトラヒドロピラニルオキシスチレン-co-ヒドロ
キシスチレン) ポリ(2-メチル-2-アダマンチルメタクリレート-co-3-
オキソシクロヘキシルメ タクリレート) ○酸発生剤……オニウム塩、ニトロベンジルスルホン酸
エステル化合物 <3成分系の第1のタイプの化学増幅型レジスト> ○アルカリ可溶性樹脂……ポリビニルフェノール、ポリ
メタクリル酸 ○酸の作用により架橋反応を起こす化合物又は樹脂……
メラミン化合物、メラミン樹脂 ○酸発生剤……オニウム塩、ニトロベンジルスルホン酸
エステル化合物 <3成分系の第2のタイプの化学増幅型レジスト> ○アルカリ可溶性樹脂……ポリビニルフェノール、ポリ
メタクリル酸 ○酸の作用によりアルカリ可溶性となる樹脂又は化合物
…… ポリ(t-ブトキシカルボニルオキシスチレン-co-ヒドロ
キシスチレン) ポリ(t-ブトキシカルボニルメチルオキシスチレン-co-
ヒドロキシスチレン) ポリ(テトラヒドロピラニルオキシスチレン-co-ヒドロ
キシスチレン)
ルスルホン酸エステル化合物
成方法によると、シリル化層を形成するためのシリル化
反応においてアルカリ成分が発生しないと共にシリル化
反応の副生成物もアルカリ性ではないため、レジスト膜
の未露光部に存在する大部分のOH基がシリル化反応に
寄与するので、レジスト膜の未露光部に、パターン露光
の未露光部の幅とほぼ等しい大きさの幅及び大きい厚さ
を有するシリル化層が形成される。このため、得られた
シリル化層をマスクとしてレジスト膜に対してドライエ
ッチングを行なうと、パターン形状が劣化していないと
共に所望のパターン幅を持つレジストパターンが得られ
る。
方法によると、シリル化層を形成するためのシリル化反
応においてアルカリ成分が発生しないと共にシリル化反
応の副生成物もアルカリ性ではないため、レジスト膜の
露光部に存在する大部分のOH基がシリル化反応に寄与
するので、レジスト膜の露光部に、パターン露光の露光
部の幅とほぼ等しい大きさの幅及び大きい厚さを有する
シリル化層が形成される。このため、得られたシリル化
層をマスクとしてレジスト膜に対してドライエッチング
を行なうと、パターン形状が劣化していないと共に所望
のパターン幅を持つレジストパターンが得られる。
て、レジストとして、酸発生剤と、アルカリ可溶性樹脂
と、酸の作用により架橋反応を起こす化合物又は樹脂と
を含有する化学増幅型レジストを用いると、該化学増幅
型レジストよりなりパターン形状が劣化していないレジ
ストパターンが得られる。
て、レジストとして、酸発生剤と、酸の作用によりアル
カリ可溶性となる樹脂とを含有する化学増幅型レジスト
を用いると、該化学増幅型レジストよりなりパターン形
状が劣化していないレジストパターンが得られる。
て、レジストとして、酸発生剤と、アルカリ可溶性樹脂
と、酸の作用によりアルカリ可溶性となる化合物又は樹
脂とを含有する化学増幅型レジストを用いると、該化学
増幅型レジストよりなりパターン形状が劣化していない
レジストパターンが得られる。
て、レジストとして、ナフトキノンジアジド化合物とノ
ボラック樹脂とを含有する通常のレジストを用いると、
該通常のレジストよりなりパターン形状が劣化していな
いレジストパターンが得られる。
るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
形例に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図であ
る。
るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
形例に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図であ
る。
形例に係るパターン形成方法の各工程を示す断面図であ
る。
である。
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板上にレジストを塗布してレジ
スト膜を形成する第1の工程と、 上記レジスト膜に対してパターン露光を行なう第2の工
程と、 パターン露光された上記レジスト膜の表面に下記一般式
(1)で示されるシラン化合物を含むシリル化剤を供給
して、上記レジスト膜におけるパターン露光の未露光部
にシリル化層を形成する第3の工程と、 上記シリル化層をマスクとして上記レジスト膜に対して
エッチングを行なうことにより上記レジスト膜における
パターン露光の露光部を除去して、上記レジスト膜より
なるレジストパターンを形成する第4の工程とを備えて
いることを特徴とするパターン形成方法。 【化1】 (但し、R1 ,R2 ,R3 は、同種又は異種であって、 水素原子、 炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和
炭化水素基、 炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不
飽和炭化水素基、又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水
素基であり、 R4 ,R5 ,R6 は、同種又は異種であって、 水素原子、 OR7 (R7 は、水素原子、炭素数1〜6の置換飽和炭
化水素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6
の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不飽和炭化水素
基、又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基であ
る。)、 炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和
炭化水素基、 炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不
飽和炭化水素基、又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水
素基である。) - 【請求項2】 半導体基板上にレジストを塗布してレジ
スト膜を形成する第1の工程と、 上記レジスト膜に対してパターン露光を行なう第2の工
程と、 パターン露光された上記レジスト膜の表面に下記一般式
(2)で示されるシラン化合物を含むシリル化剤を供給
して、上記レジスト膜におけるパターン露光の未露光部
にシリル化層を形成する第3の工程と、 上記シリル化層をマスクとして上記レジスト膜に対して
エッチングを行なうことにより上記レジスト膜における
パターン露光の露光部を除去して、上記レジスト膜より
なるレジストパターンを形成する第4の工程とを備えて
いることを特徴とするパターン形成方法。 R1 4-nSi(OR)n ……(2) (但し、nは1〜3の整数であり、 Rは炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非置換
飽和炭化水素基、炭素数1〜3 の置換不飽和炭化水素基、 炭素数1〜6の 非置換不飽和炭化水素基、 又は、炭素数1〜6の置換アルキルカルボニル基若しく
は非置換アルキルカルボニル基であり、 R1 は、同種又は異種であって、 水素原子、 炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基、 炭素数2〜6の 非置換飽和炭化水素基、 炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不
飽和炭化水素基、 又は、炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基である。) - 【請求項3】 半導体基板上にレジストを塗布してレジ
スト膜を形成する第1の工程と、 上記レジスト膜に対してパターン露光を行なう第2の工
程と、 パターン露光された上記レジスト膜の表面に下記一般式
(1)で示されるシラン化合物を含むシリル化剤を供給
して、上記レジスト膜におけるパターン露光の露光部に
シリル化層を形成する第3の工程と、 上記シリル化層をマスクとして上記レジスト膜に対して
エッチングを行なうことにより上記レジスト膜における
パターン露光の未露光部を除去して、上記レジスト膜よ
りなるレジストパターンを形成する第4の工程とを備え
ていることを特徴とするパターン形成方法。 【化2】 (但し、R1 ,R2 ,R3 は、同種又は異種であって、 水素原子、 炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和
炭化水素基、 炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不
飽和炭化水素基、又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水
素基であり、 R4 ,R5 ,R6 は、同種又は異種であって、 水素原子、 OR7 (R7 は、水素原子、炭素数1〜6の置換飽和炭
化水素基若しくは非置換飽和炭化水素基、炭素数1〜6
の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不飽和炭化水素
基、又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基であ
る。) 炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非置換飽和
炭化水素基、 炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不
飽和炭化水素基、又は炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水
素基である。) - 【請求項4】 半導体基板上にレジストを塗布してレジ
スト膜を形成する第1の工程と、 上記レジスト膜に対してパターン露光を行なう第2の工
程と、 パターン露光された上記レジスト膜の表面に下記一般式
(2)で示されるシラン化合物を含むシリル化剤を供給
して、上記レジスト膜におけるパターン露光の露光部に
シリル化層を形成する第3の工程と、 上記シリル化層をマスクとして上記レジスト膜に対して
エッチングを行なうことにより上記レジスト膜における
パターン露光の未露光部を除去して、上記レジスト膜よ
りなるレジストパターンを形成する第4の工程とを備え
ていることを特徴とするパターン形成方法。 R1 4-nSi(OR)n ……(2) (但し、nは1〜3の整数であり、 Rは炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基若しくは非置換
飽和炭化水素基、炭素数1〜3 の置換不飽和炭化水素基、 炭素数1〜6の 非置換不飽和炭化水素基、 又は、炭素数1〜6の置換アルキルカルボニル基若しく
は非置換アルキルカルボニル基であり、 R1 は、同種又は異種であって、 水素原子、 炭素数1〜6の置換飽和炭化水素基、 炭素数2〜6の 非置換飽和炭化水素基、 炭素数1〜6の置換不飽和炭化水素基若しくは非置換不
飽和炭化水素基、 又は、炭素数3〜6の脂環式飽和炭化水素基である。) - 【請求項5】 上記第1の工程におけるレジストは、酸
発生剤と、アルカリ可溶性樹脂と、酸の作用により架橋
反応を起こす化合物又は樹脂とを含有する化学増幅型レ
ジストであることを特徴とする請求項1又は2に記載の
パターン形成方法。 - 【請求項6】 上記第1の工程におけるレジストは、酸
発生剤と、酸の作用によりアルカリ可溶性となる樹脂と
を含有する化学増幅型レジストであることを特徴とする
請求項3又は4に記載のパターン形成方法。 - 【請求項7】 上記第1の工程におけるレジストは、酸
発生剤と、アルカリ可溶性樹脂と、酸の作用によりアル
カリ可溶性となる化合物又は樹脂とを含有する化学増幅
型レジストであることを特徴とする請求項3又は4に記
載のパターン形成方法。 - 【請求項8】 上記第1の工程におけるレジストは、ナ
フトキノンジアジド化合物と、ノボラック樹脂とを含有
することを特徴とする請求項3又は4に記載のパターン
形成方法。
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JP14583798A Expired - Fee Related JP3384971B2 (ja) | 1997-06-26 | 1998-05-27 | パターン形成方法 |
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1998
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