JPH0876385A - 微細パターン形成方法 - Google Patents

微細パターン形成方法

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JPH0876385A
JPH0876385A JP7151983A JP15198395A JPH0876385A JP H0876385 A JPH0876385 A JP H0876385A JP 7151983 A JP7151983 A JP 7151983A JP 15198395 A JP15198395 A JP 15198395A JP H0876385 A JPH0876385 A JP H0876385A
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resist
film
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隆弘 松尾
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一博 山下
Masataka Endo
政孝 遠藤
Masaru Sasako
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジスト膜の表面に金属アルコキシドを供給
してレジスト膜の露光部の表面に膜厚の厚い酸化膜を形
成することができるようにして、レジストパターンの寸
法精度を向上させる。 【構成】 KrFエキシマレーザが照射されると酸を発
生し、該酸により反応する化学増幅型レジストを用いて
半導体基板10の上にレジスト膜11を形成する。マス
ク12を用いてKrFエキシマレーザ13を照射する
と、レジスト膜11の露光部11aの表面において酸が
発生し、この酸により露光部11aの表面は親水性に変
化する。レジスト膜11の表面に水蒸気14を供給する
と、露光部11aにおける表面から深い部位まで水が拡
散する。相対湿度95%の空気中においてメチルトリエ
トキシシランの蒸気15をレジスト膜11の表面に吹き
付けると、露光部11aの表面に膜厚の大きい酸化膜1
6が選択的に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置等
を製作する際の微細パターン形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、IC又はLSI等の製造において
は、紫外線を用いたホトリソグラフィーによってパター
ン形成を行なっているが、半導体素子の微細化に伴って
短波長光源の使用が進められている。短波長光源を使用
する場合、使用するレジストとしては、高感度及び高解
像度が得られる化学増幅型レジストが用いられるように
なってきた(例えば,O.NALAMASU et a
l.,Proc.SPIE,1262,32(199
0))。
【0003】化学増幅型レジストは、エネルギービーム
が照射されると酸を発生する酸発生剤と、酸により反応
する高分子又は単分子の化合物とを含む多成分系物質で
ある。酸により反応する高分子化合物としては、例えば
下記の[化1]の様な構造をしたものが知られている。
【0004】
【化1】
【0005】[化1]において、Rは、アルコキシカル
ボニル基、アルキル基、アルコキシアルキル基、アルキ
ルシリル基、テトラヒドロピラニル基、アルコキシカル
ボニルメチル基等であり、酸による分解反応を容易に起
こすものである。このように、化学増幅型レジストは、
ポリビニルフェノール誘導体等のように短波長領域にお
ける吸収率が低い高分子化合物を主成分とするためレジ
ストの透明性が増し、酸触媒による連鎖反応によりレジ
スト反応が進行するため高感度を有しており、また、解
像性においても優れているので、短波長光源を利用する
微細パターン形成の材料として有望視されている。
【0006】このように化学増幅型レジストを用いる遠
紫外線露光方法により、現在、0.2μm以下のレジス
トパターン形成が盛んに研究されているが、このような
レジストパターンにおいては、微細化と共にレジストパ
ターンのアスペクト比が高くなるため、従来からのウエ
ット現像方法には次のような問題がある。すなわち、半
導体基板上に塗布されたレジスト膜に遠紫外線を照射し
て露光した後、現像を行なってレジストパターンを形成
し、その後、現像液及び現像液に溶解したレジスト材を
純水により洗い流し、最後に高速で回転してレジストパ
ターンをスピン乾燥する。
【0007】ところが、図16(a)に示すように、レ
ジストパターンの乾燥工程において、アスペクト比が高
い部分では半導体基板80の上に形成されたレジストパ
ターン81同士の間に純水82による大きな表面張力が
働き、図16(b)又は(c)に示すように、レジスト
パターン81が曲がったり又は折れたりしてレジストパ
ターン同士が寄り掛かる現象が発生する。尚、この現象
は化学増幅型レジストではない通常のレジストを用いる
場合でも同様である。
【0008】そこで、USP5,278,029号に示
されるように、化学増幅型のレジスト膜に対してドライ
エッチングを行なうことにより、レジストパターンを形
成する方法が提案されている。以下、この方法を、図1
7(a),(b)及び図18(a),(b)を参照しな
がら説明する。
【0009】まず、図17(a)に示すように、半導体
基板90の上に塗布された化学増幅型のレジスト膜91
に対してマスク92を用いてKrFエキシマレーザ93
を照射すると、レジスト膜91における露光部91aに
酸が発生する。この酸の働きによって露光部91aは親
水性に変化し、大気中の水を吸着し易くなるので、露光
部91aの表面に、薄い水の自然吸着層94が形成され
る。
【0010】次に、レジスト膜91の表面にアルコキシ
シランガスを導入すると、図18(a)に示すように、
露光部91aの表面に酸化膜95が形成される。その
後、酸化膜95をマスクとしてレジスト膜91に対して
2 プラズマ96を用いるRIEによりドライエッチン
グを行なうと、図18(b)に示すように、微細なレジ
ストパターン97が形成されるというものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の方法
によりレジストパターンを形成してみると、図19に示
すように、酸化膜95がアルコールの揮散工程において
フローし、酸化膜95のエッジラフネスが大きくなって
しまい、レジストパターンの寸法精度が劣化するという
問題に直面した。この原因について検討した結果、酸化
膜95の形状が乱れるのは、酸化膜95の膜厚の薄さに
起因することを見付けた。
【0012】前記に鑑み、本発明は、レジスト膜の表面
に金属アルコキシドを供給してレジスト膜の露光部に膜
厚の厚い酸化膜を形成することができ、これにより、レ
ジストパターンの寸法精度を向上させることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本件発明者らは、露光部の表面にアルコキシシラン
ガスを供給した際に膜厚の小さい酸化膜しか形成されな
い原因について検討した結果、次のことを見付けた。す
なわち、クリーンルーム環境下は、相対湿度50%以下
の低湿度に保たれているため、大気中の水分はレジスト
膜中に拡散し難くレジスト膜の表面部に拡散するだけで
ある。このため、レジスト膜の露光部を大気中に自然放
置しただけでは、レジスト膜の露光部の表面に形成され
る酸化膜の膜厚は小さくなる。本発明は、前記の知見に
基づいて成されたものであり、レジスト膜の露光部に、
水を吸収させた後、水と金属アルコキシドとを供給する
ことにより、膜厚の大きい金属酸化膜を形成するもので
ある。
【0014】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、微細パターン形成方法を、半導体基板上に、エネル
ギービームが照射されると酸を発生する酸発生剤を含む
レジストを塗布してレジスト膜を形成する第1の工程
と、前記レジスト膜にエネルギービームを照射して前記
レジスト膜の露光部に含まれる酸発生剤から酸を発生さ
せる第2の工程と、酸が発生した前記レジスト膜の露光
部に水を吸収させる第3の工程と、水を吸収した前記レ
ジスト膜の露光部の表面に水及び金属アルコキシドを供
給して、前記レジスト膜の露光部に金属酸化膜を形成す
る第4の工程と、前記金属酸化膜をマスクとして前記レ
ジスト膜に対してドライエッチングを行なってレジスト
パターンを形成する第5の工程とを備えている構成とす
るものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の第4の工程
における金属アルコキシドを金属アルコキシド蒸気に限
定するものであり、請求項3の発明は、請求項1の第4
の工程における金属アルコキシドを金属アルコキシド溶
液に限定するものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の構成に、前
記第1の工程と前記第2の工程との間に、前記レジスト
膜の表面に、エネルギービームが照射されると該エネル
ギービームに対する透過率が大きくなるコントラストエ
ンハンスト樹脂よりなる樹脂膜を形成する工程を備えて
いると共に、前記第2の工程と前記第3の工程との間
に、前記レジスト膜の表面に形成されている前記樹脂膜
を除去する工程を備えている構成を付加するものであ
る。
【0017】請求項5の発明は、請求項1〜4の構成
に、前記第4の工程は、水を吸収した前記レジスト膜の
露光部の表面に水及び金属アルコキシドを供給する工程
と水を吸収した前記レジスト膜の露光部の表面に乾燥し
た不活性ガスを供給する工程とを交互に複数回行なうこ
とにより、前記レジスト膜の露光部に金属酸化膜を形成
する工程を備えている構成を付加するものである。
【0018】請求項6の発明は、請求項1〜5の構成
に、前記第4の工程と前記第5の工程との間に、前記第
4の工程において形成された金属酸化膜を硬化させる工
程を含む構成を付加するものである。
【0019】請求項7の発明は、請求項1〜6の構成
に、前記第4の工程において形成する金属酸化膜の膜厚
は100nm以上であるという限定を付加するものであ
る。
【0020】請求項8の発明は、請求項1〜7の構成
に、前記第2の工程において前記酸発生剤が発生する酸
はスルホン酸であるという限定を付加するものである。
【0021】具体的に請求項9の発明が講じた解決手段
は、微細パターン形成方法を、半導体基板上に、エネル
ギービームが照射されると塩基を発生する塩基発生剤を
含むレジストを塗布してレジスト膜を形成する第1の工
程と、前記レジスト膜にエネルギービームを照射して前
記レジスト膜の露光部に含まれる塩基発生剤から塩基を
発生させる第2の工程と、塩基が発生した前記レジスト
の露光部に水を吸収させる第3の工程と、水を吸収した
前記レジスト膜の露光部の表面に水及び金属アルコキシ
ドを供給して、前記レジスト膜の露光部に金属酸化膜を
形成する第4の工程と、前記金属酸化膜をマスクとして
前記レジスト膜に対してドライエッチングを行なってレ
ジストパターンを形成する第5の工程とを備えている構
成とするものである。
【0022】請求項10の発明は、請求項9の第4の工
程における金属アルコキシドを金属アルコキシド蒸気に
限定し、請求項11の発明は、請求項9の第4の工程に
おける金属アルコキシドを金属アルコキシド溶液に限定
するものである。
【0023】請求項12の発明は、請求項9〜11の構
成に、前記第1の工程と前記第2の工程との間に、前記
レジスト膜の表面に、エネルギービームが照射されると
該エネルギービームに対する透過率が大きくなるコント
ラストエンハンスト樹脂よりなる樹脂膜を形成する工程
を備えていると共に、前記第2の工程と前記第3の工程
との間に、前記レジスト膜の表面に形成されている前記
樹脂膜を除去する工程を備えている構成を付加するもの
である。
【0024】請求項13の発明は、請求項9〜12の構
成に、前記第4の工程は、水を吸収した前記レジスト膜
の表面に水及びアルコキシドを供給する工程と水を吸収
した前記レジスト膜の露光部の表面に不活性ガスを供給
する工程とを交互に複数回行なうことにより、前記レジ
スト膜の露光部に金属酸化膜を形成する工程を含む構成
を付加するものである。
【0025】請求項14の発明は、請求項9〜13の構
成に、前記第4の工程と前記第5の工程との間に、前記
第4の工程において形成された金属酸化膜を硬化させる
工程を備えている構成を付加するものである。
【0026】請求項15の発明は、請求項9〜14の構
成に、前記第4の工程において形成する金属酸化膜の膜
厚は100nm以上であるという限定を付加するもので
ある。
【0027】請求項16の発明は、請求項9〜15の構
成に、前記第2の工程において前記塩基発生剤が発生す
る塩基はアミンであるという限定を付加するものであ
る。
【0028】具体的に請求項17の発明が講じた解決手
段は、微細パターン形成方法を、半導体基板上に、エネ
ルギービームが照射されると架橋する化合物を含むレジ
ストを塗布してレジスト膜を形成する第1の工程と、前
記レジスト膜にエネルギービームを照射して前記レジス
ト膜の露光部を架橋させる第2の工程と、前記レジスト
膜の表面にシリル化剤を供給して、前記レジスト膜の非
露光部にシリル化層を形成する第3の工程と、前記シリ
ル化層に高エネルギービームを照射する第4の工程と、
高エネルギービームを照射されたシリル化層をマスクと
して前記レジスト膜に対してエッチングを行なってレジ
ストパターンを形成する第5の工程とを備えている構成
とするものである。
【0029】具体的に請求項18の発明が講じた解決手
段は、微細パターン形成方法を、半導体基板の上にレジ
スト膜を塗布する第1の工程と、前記レジスト膜に対し
てパターン露光する第2の工程と、露光されたレジスト
膜を現像液により現像してレジストパターンを形成する
第3の工程と、前記現像液及び該現像液に溶解したレジ
スト材料を、界面活性剤を含むリンス液により洗浄して
除去する第4の工程とを備えている構成とするものであ
る。
【0030】請求項19の発明は、請求項18の構成
に、前記第4の工程におけるリンス液に含まれる界面活
性剤をポリオキシエチレンプロピレングリコールに限定
するものである。
【0031】請求項20の発明は、請求項18又は19
の構成に、前記第1の工程におけるレジスト膜は、エネ
ルギービームが照射されると酸を発生する酸発生剤とフ
ェノール性水酸基の少なくとも一部が酸により脱離する
保護基に置換された化合物とを含む化学増幅型レジスト
よりなる構成を付加するものである。
【0032】請求項21の発明は、請求項20の構成
に、前記第2の工程と前記第3の工程との間に、露光さ
れたレジスト膜を加熱する工程を備えている構成を付加
するものである。
【0033】
【作用】請求項1の構成により、酸が発生したレジスト
膜の露光部に水を吸収させるため、レジスト膜の露光部
においては表面から深い部位まで水が拡散する。また、
水を吸収したレジスト膜の露光部の表面に水及び金属ア
ルコキシドを供給してレジスト膜の露光部に金属酸化膜
を形成するため、レジスト膜に吸収された水の蒸発が防
止されると共に金属酸化膜の形成に必要な水分が補給さ
れるので、水の平衡状態が維持される。
【0034】請求項4の構成により、第2の工程よりも
前に、レジスト膜の表面に、エネルギービームが照射さ
れると該エネルギービームに対する透過率が大きくなる
コントラストエンハンスト樹脂よりなる樹脂膜を形成す
る工程を備えているため、レジスト膜の光強度のコント
ラストが向上するので、露光部において効率良く酸が発
生し、露光部がより親水性になる。
【0035】請求項5の構成により、水を吸収したレジ
スト膜の露光部の表面に水及び金属アルコキシドを供給
する工程と、水を吸収したレジスト膜の露光部の表面に
乾燥した不活性ガスを供給する工程とをそれぞれ交互に
複数回行なって金属酸化膜を形成するため、金属アルコ
キシドの供給により発生し金属酸化膜の流動性を維持す
るアルコールが発生する都度蒸発させられるので、金属
酸化膜の流動性が確実に低減し、金属酸化膜の形状が良
好に保持される。
【0036】請求項6の構成により、ドライエッチング
工程よりも前に金属酸化膜を硬化させる工程を含むた
め、金属酸化膜の流動性が確実に低減し、金属酸化膜の
形状が良好に保持される。
【0037】請求項7の構成により、金属酸化膜の膜厚
は100nm以上であるため、金属酸化膜の形状が良好
に保持される。
【0038】請求項9の構成により、塩基が発生したレ
ジスト膜の露光部に水を吸収させた後、レジスト膜の露
光部の表面に水及び金属アルコキシドを供給して、レジ
スト膜の露光部に金属酸化膜を形成するため、請求項1
と同様、レジスト膜の露光部においては表面から深い部
位まで水が拡散し、また、レジスト膜に吸収された水の
蒸発が防止されると共に金属酸化膜の形成に必要な水分
が補給されるので、水の平衡状態が維持される。
【0039】請求項12の構成により、請求項4と同
様、レジスト膜の光強度のコントラストが向上するの
で、露光部において効率良く塩基が発生し、露光部がよ
り親水性になる。
【0040】請求項13の構成により、請求項5と同
様、金属アルコキシドの供給により発生し金属酸化膜の
流動性を維持するアルコールが発生する都度蒸発させら
れるので、金属酸化膜の流動性が確実に低減する。
【0041】請求項14の構成により、請求項6と同
様、金属酸化膜の流動性が確実に低減する。
【0042】請求項15の構成により、請求項7と同
様、金属酸化膜の形状が良好に保持される。
【0043】請求項17の構成により、レジスト膜の非
露光部に形成されたシリル化層に高エネルギービームを
照射すると、シリル化層を構成する炭素化合物の酸化分
解により炭素化合物の揮発が生じて、シリル化層のシリ
コン密度が高くなる。
【0044】請求項18の構成により、現像液及び該現
像液に溶解したレジスト材料を、界面活性剤を含むリン
ス液により洗浄して除去するため、微細なレジストパタ
ーン同士の間に働くリンス液の表面張力が低減する。
【0045】請求項21の構成により、化学増幅型レジ
ストよりなるレジスト膜を加熱する工程を備えているた
め、酸による保護基の脱離作用が活発になり、レジスト
膜の現像反応が促進される。
【0046】
【実施例】
(第1実施例)図1(a)〜(c)及び図2(a),
(b)は、本発明の第1実施例に係る微細パターン形成
方法の各工程を示す断面図である。
【0047】化学増幅型レジストとしては、エネルギー
ビームが照射されると酸を発生する酸発生剤と酸により
反応する化合物とを含むもの、例えば、酸発生剤として
の1,2,3,4−テトラヒドロナフチリデンイミノp
−スチレンスルホナート(NISS)と、メタクリル酸
メチル(MMA)との共重合体を使用する。
【0048】まず、図1(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板10の上に、前記化学増幅型レジス
トをスピンコートし、90℃の温度下において60秒間
加熱して、膜厚1.2μmのレジスト膜11を形成す
る。その後、マスク12を用いてエネルギービームとし
てのKrFエキシマレーザ13を照射することにより、
レジスト膜11にマスク12のパターンを露光する。こ
のようにすると、レジスト膜11の露光部11aの表面
においてNISSが分解して酸が発生し、この酸によ
り、レジスト膜11の露光部11aの表面は親水性に変
化する。
【0049】次に、図1(b)に示すように、半導体基
板10を30℃の温度下における相対湿度95%の空気
中に30分間保持することにより、レジスト膜11の表
面に水蒸気14を供給する。このようにすると、レジス
ト膜11の露光部11aの表面に水蒸気14が吸着し、
レジスト膜11の露光部11aにおける表面から深い部
位例えば100nmの部位まで水が拡散する。
【0050】次に、図1(c)に示すように、半導体基
板10を30℃の温度下における相対湿度95%の空気
中に保持した状態で、金属アルコキシドとしてのメチル
トリエトキシシラン(MTEOS)の蒸気15をレジス
ト膜11の表面に3分間吹き付けると、レジスト膜11
の露光部11aの表面に酸化膜16が選択的に形成され
る。この場合、NISSが分解して発生する酸(H+
が触媒になって[化2]で示されるような反応が起き、
酸化膜16が形成されると共にアルコールも生成され
る。
【0051】また、図1(b)に示す工程において、レ
ジスト膜11に水蒸気14を供給し、レジスト膜11の
露光部11aにおける表面から深い部位まで水が拡散し
ているため、酸化膜16の成長がレジスト膜11の内部
に進行するので、膜厚の大きい酸化膜16を形成するこ
とができる。さらに、図1(c)に示す工程において、
レジスト膜11に対して、相対湿度95%の空気中にお
いてMTEOSを供給するため、レジスト膜11に吸収
された水の蒸発が防止されると共に酸化膜16の形成に
必要な水分が補給され、水の平衡状態が維持されるの
で、後述するO2プラズマのRIE(反応性イオンエッ
チング)に耐える十分な膜厚を有する酸化膜16を形成
することができる。
【0052】
【化2】
【0053】次に、レジスト膜11を90℃の温度下に
おいて60秒間加熱して、図2(a)に示すように、生
成されたアルコールと未反応の水とを揮発させることに
より、酸化膜16を硬化させる。このようにすると、図
3(a)に示すように、酸化膜16は当初の形状を保持
している。
【0054】[表1]は、水蒸気の供給時間と水の拡散
深さとレジストパターンのエッジラフネスとの関係を示
しており、[表1]から、水の拡散深さが100nm以
上であると、レジストパターンのエッジラフネスが良好
であることが分かる。このように、水の拡散深さを制御
することにより、レジストパターンの寸法精度を向上さ
せることができる。
【0055】
【表1】
【0056】次に、図2(b)に示すように、硬化した
酸化膜16をマスクにしてO2 プラズマ17を用いてR
IEを行なうことにより、レジストパターン18を形成
する。この場合のO2 プラズマのRIEの条件は、平行
平板型のRIE装置を使用し、パワー:900W、圧
力:0.7Pa、流量:40SCCMであった。
【0057】図3(b)は、以上説明した微細パターン
形成方法により、レベンソン型位相シフトマスクを用い
てNA:0.42のKrFエキシマレーザステッパによ
り露光して、0.2μmのラインアンドスペースのレジ
ストパターン18を形成したときのパターン形状を示し
ている。この場合、レジスト膜11の膜厚は1.2μm
であって、アスペクト比:6以上の高アスペクト比を有
するレジストパターン18を形成することができた。
【0058】このように、第1実施例によると、レジス
ト膜11の表面に選択的に酸化膜16を形成し、該酸化
膜16をマスクにしてレジスト膜11に対してO2 プラ
ズマのRIEを行なってドライ現像をするため、ウェッ
ト現像によるパターン倒れの問題がないと共に、酸化膜
16の形状を良好に保持できるので、高アスペクト比の
微細パターンを高精度に形成することができる。また、
レジスト膜11の露光部11aに水を拡散する工程にお
いて、水蒸気14を供給する時間つまり半導体基板10
を30℃の温度下における相対湿度95%の空気中に保
持する時間により水が拡散する深さを制御できる。
【0059】尚、第1実施例においては、化学増幅型レ
ジストとしてはNISSとMMAとの共重合体を使用し
たが、酸により反応する化合物としては、MMAに代え
てポリビニルフェノールやノボラック樹脂等を用いても
よく、酸発生剤としてはNISSに代えて、スルホン酸
を発生するもの等を用いることができる。
【0060】また、金属アルコシキド蒸気としては、M
TEOSを用いたが、これに代えて、テトラメチルオル
ソシリケート、テトラエチルオルソシリケートなどの他
の金属アルコシキドを用いてもよい。
【0061】また、ドライ現像の方法としては、O2
ラズマによるRIEを用いたが、これに代えてO2 プラ
ズマによるECR(電子サイクロトロン共鳴エッチン
グ)等を用いてもよい。
【0062】また、露光光源としては、KrFエキシマ
レーザを用いたが、これに代えて、ArFエキシマレー
ザやX線を用いてもよい。
【0063】さらに、レジスト膜11の露光部11aの
表面に水を拡散する工程においては、半導体基板10を
水蒸気中に保持したが、これに代えて半導体基板10の
上のレジスト膜11に液体の水を供給してもよい。もっ
とも、液相状態の水を供給する場合よりも気相状態の水
を供給する方が水の拡散が速やかに進み、酸化膜16の
深さが大きくなるので好ましい。
【0064】(第2実施例)図4(a)〜(c)及び図
5(a),(b)は、本発明の第2実施例に係る微細パ
ターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【0065】化学増幅型レジストとしては、エネルギー
ビームが照射されると塩基を発生する塩基発生剤を含む
もの、例えば、塩基発生剤としての2−ニトロベンジル
カーバメイツと、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)
との混合物を使用する。
【0066】まず、図4(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板20の上に、前記化学増幅型レジス
トよりなるレジストをスピンコートし、90℃の温度下
において60秒間加熱して、膜厚1.2μmのレジスト
膜21を形成する。その後、マスク22を用いてエネル
ギービームとしてのKrFエキシマレーザ23を照射す
ることにより、レジスト膜21にマスク22のパターン
を露光する。このようにすると、レジスト膜21の露光
部21aの表面において2−ニトロベンジルカーバメイ
ツが分解してアミン(塩基)が発生し、このアミンによ
りレジスト膜21の露光部21aの表面は親水性に変化
する。
【0067】次に、図4(b)に示すように、半導体基
板20を30℃の温度下における相対湿度95%の空気
中に30分間保持することにより、レジスト膜21の表
面に水蒸気24を供給する。このようにすると、レジス
ト膜21の露光部21aにおける表面から深い部位例え
ば100nmの部位まで水が拡散する。
【0068】次に、半導体基板20を30℃の温度下に
おける相対湿度95%の空気中に保持した状態で、MT
EOSの蒸気25をレジスト膜11の表面に例えば3分
間吹き付けると、レジスト膜21の露光部21aの表面
に酸化膜26が選択的に形成される。この場合、2−ニ
トロベンジルカーバメイツが分解して発生するアミン
(R−NH3 + )が触媒になって、[化3]で示される
ような反応が起き、酸化膜26が形成されると共にアル
コールも生成される。
【0069】
【化3】
【0070】次に、レジスト膜21を90℃の温度下に
おいて60秒間加熱して、図5(a)に示すように、生
成されたアルコールと未反応の水とを揮発させることに
より、酸化膜26を硬化させる。このようにすると、酸
化膜26は当初の形状を保持する。
【0071】次に、図5(b)に示すように、硬化した
酸化膜26をマスクにしてO2 プラズマ27を用いてR
IEを行なうことにより、レジストパターン28を形成
する。この場合のO2 プラズマのRIEの条件は、平行
平板型のRIE装置を使用し、パワー:900W、圧
力:0.7Pa、流量:40SCCMであった。
【0072】このように、第2実施例によると、レジス
ト膜21の表面に選択的に酸化膜26を形成し、該酸化
膜26をマスクにしてレジスト膜21に対してO2 プラ
ズマのRIEを行なってドライ現像をするため、ウェッ
ト現像によるパターン倒れの問題がないと共に、酸化膜
26の形状を良好に保持できるので、高アスペクト比の
微細パターンを高精度に形成することができる。また、
レジスト膜21の露光部21aに水を拡散する工程にお
いて、水蒸気24を供給する時間つまり半導体基板20
を30℃の温度下における相対湿度95%の空気中に保
持する時間により水が拡散する深さを制御できる。第1
実施例と同様に、レジスト膜21における表面から10
0nm以上の深さまで水が拡散すると、酸化膜26のフ
ローを防止できるので好ましい。
【0073】なお、第2実施例においては、化学増幅型
レジストを構成する塩基により反応する化合物として
は、PMMAを使用したが、これに代えて、ポリビニル
フェノールやノボラック樹脂でもよく、塩基発生剤とし
ては、2−ニトロベンジルカーバメイツを用いたがこれ
に限られない。
【0074】また、金属アルコシキド蒸気としては、M
TEOSを用いたが、これに代えて、テトラメチルオル
ソシリケート、テトラエチルオルソシリケートなどの他
の金属アルコシキドを用いてもよい。
【0075】また、ドライ現像の方法としては、O2
ラズマによるRIEを用いたが、これに代えてO2 プラ
ズマによるECR(電子サイクロトロン共鳴エッチン
グ)等を用いてもよい。
【0076】また、露光光源としては、KrFエキシマ
レーザを用いたが、これに代えて、ArFエキシマレー
ザやX線を用いてもよい。
【0077】さらに、レジスト膜21の露光部21aの
表面に水を拡散する工程においては、半導体基板20を
水蒸気中に保持したが、これに代えて半導体基板20の
上のレジスト膜21に液体の水を供給してもよい。
【0078】(第3実施例)図6(a)〜(c)及び図
7(a),(b)は、本発明の第3実施例に係る微細パ
ターン形成方法の各工程を示す断面図である。第3実施
例においては、化学増幅型レジストとしては、NISS
とMMAとの共重合体を使用する。
【0079】まず、図6(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板30の上に、前記化学増幅型レジス
トよりなるレジストをスピンコートし、90℃の温度下
において60秒間加熱して、膜厚1.2μmのレジスト
膜31を形成する。その後、マスク32を用いてエネル
ギービームとしてのKrFエキシマレーザ33を照射す
ることにより、レジスト膜31にマスク32のパターン
を露光する。このようにすると、レジスト膜31の露光
部31aの表面においてNISSが分解して酸が発生
し、この酸により、レジスト膜31の露光部31aの表
面は親水性に変化する。
【0080】次に、図6(b)に示すように、レジスト
膜31の表面に水34を30分間盛る。このようにする
と、レジスト膜31の露光部31aにおける表面から深
い部位例えば100nmの部位まで水が拡散する。
【0081】次に、レジスト膜31の表面をスピン乾燥
した後、図7(a)に示すように、レジスト膜31に、
金属アルコキシドとしてのアルコキシシラン溶液35を
5分間盛ると、レジスト膜31の露光部31aの表面に
酸化膜36が選択的に形成される。尚、アルコキシシラ
ン溶液は、MTEOSを0.2mol/lの濃度でヘキ
サンとアセトンとの混合液に混合したものを使用する。
尚、ヘキサンとアセトンとの混合率は9:1である。そ
の後、ヘキサンによりレジスト膜31及び酸化膜36を
リンスした後、スピン乾燥する。この場合、NISSが
分解して発生する酸が触媒になって、前記の[化2]で
示されるような反応が起き、酸化膜36が形成されると
共にアルコールも生成される。
【0082】次に、図7(b)に示すように、硬化した
酸化膜36をマスクにしてO2 プラズマ37を用いてR
IEを行なうことにより、レジストパターン38を形成
する。この場合のO2 プラズマのRIEの条件は、平行
平板型のRIE装置を使用し、パワー:900W、圧
力:0.7Pa、流量:40SCCMであった。
【0083】このように、第3実施例によると、レジス
ト膜31の表面に選択的に酸化膜36を形成し、該酸化
膜36をマスクにしてレジスト膜31に対してO2 プラ
ズマのRIEを行なってドライ現像をするため、ウェッ
ト現像によるパターン倒れの問題がないと共に、酸化膜
36の形状を良好に保持できるので、高アスペクト比の
微細パターンを高精度に形成することができる。また、
レジスト膜31の露光部31aに水を拡散する工程にお
いて、レジスト膜31の表面に水34を盛る時間により
水が拡散する深さを制御できる。第1実施例と同様に、
レジスト膜31における表面から100nm以上の深さ
まで水が拡散すると、酸化膜36のフローを防止できる
ので好ましい。
【0084】尚、第3実施例においては、化学増幅型レ
ジストとしてはNISSとMMAとの共重合体を使用し
たが、酸により反応する化合物としては、MMAに代え
てポリビニルフェノールやノボラック樹脂等を用いても
よく、酸発生剤としてはNISSに代えて、スルホン酸
を発生するもの等を用いることができる。
【0085】また、金属アルコシキド溶液としては、M
TEOSを用いたが、これに代えて、テトラメチルオル
ソシリケート、テトラエチルオルソシリケートなどの他
の金属アルコシキドを用いてもよい。
【0086】また、ドライ現像の方法としては、O2
ラズマによるRIEを用いたが、これに代えてO2 プラ
ズマによるECR等を用いてもよい。
【0087】また、露光光源としては、KrFエキシマ
レーザを用いたが、これに代えて、ArFエキシマレー
ザやX線を用いてもよい。
【0088】さらに、レジスト膜31の露光部31aの
表面に水を拡散する工程においては、レジスト膜31の
表面に水を盛ったが、これに代えて、半導体基板30を
水蒸気中に保持してもよい。
【0089】(第4実施例)図8(a)〜(c)及び図
9(a)〜(c)は、本発明の第4実施例に係る微細パ
ターン形成方法の各工程を示す断面図である。第4実施
例においては、化学増幅型レジストとしては、NISS
とMMAとの共重合体を使用する。
【0090】まず、図8(a)に示すように、シリコン
よりなる半導体基板40の上に、前記化学増幅型レジス
トよりなるレジストをスピンコートし、90℃の温度下
において60秒間加熱して、膜厚1.2μmのレジスト
膜41を形成する。その後、レジスト膜41の上に、5
−ジアゾメルドラム酸を含むコントラストエンハンスト
樹脂をスピンコートし、90℃の温度下において60秒
間加熱して、膜厚0.1μmの樹脂膜42を形成する。
【0091】次に、図8(b)に示すように、マスク4
3を用いてエネルギービームとしてのKrFエキシマレ
ーザ44を照射することにより、レジスト膜41にマス
ク43のパターンを露光する。このようにすると、レジ
スト膜41の露光部41aの表面においてNISSが分
解して酸が発生し、この酸により、レジスト膜41の露
光部41aの表面は親水性に変化する。この場合、樹脂
膜42に含まれる5−ジアゾメルドラム酸がKrFエキ
シマレーザ光44により分解して該KrFエキシマレー
ザ光44に対する透過率が増加するため、レジスト膜4
1の表面における光強度のコントラストが向上し、露光
部41aにおいて効率良く酸が発生する。酸が発生する
ことによってレジスト膜41の露光部41aの表面は親
水性に変化する。
【0092】次に、図8(c)に示すように、樹脂膜4
2を除去した後、半導体基板40を30℃の温度下にお
ける相対湿度95%の空気中に所定時間保持することに
より、レジスト膜41の表面に水蒸気45を供給する。
このようにすると、レジスト膜41の露光部41aの表
面に水蒸気45が吸着し、レジスト膜41の露光部41
aにおける表面から深い部位例えば100nmの部位ま
で水が拡散する。
【0093】次に、半導体基板40を30℃の温度下に
おける相対湿度95%の空気中に保持した状態で、MT
EOSの蒸気46をレジスト膜41の表面に3分間吹き
付けると、レジスト膜41の露光部41aの表面に酸化
膜47が選択的に形成される。この場合、NISSが分
解して発生する酸が触媒になって、前記の[化2]で示
されるような反応が起きて、酸化膜47が形成されると
共にアルコールも生成される。
【0094】次に、図9(c)に示すように、酸化膜4
7をマスクにしてO2 プラズマ48を用いてRIEを行
なうことにより、レジストパターン49を形成する。こ
の場合のO2 プラズマのRIEの条件は、平行平板型の
RIE装置を使用し、パワー:900W、圧力:0.7
Pa、流量:40SCCMであった。
【0095】このように、第4実施例によると、レジス
ト膜41の表面に選択的に酸化膜47を形成し、該酸化
膜47をマスクにしてレジスト膜41に対してO2 プラ
ズマのRIEを行なってドライ現像をするため、ウェッ
ト現像によるパターン倒れの問題がないと共に、酸化膜
47の形状を良好に保持できるので、高アスペクト比の
微細パターンを高精度に形成することができる。また、
レジスト膜41の露光部41aに水を拡散する工程にお
いて、水蒸気45を供給する時間つまり半導体基板40
を30℃の温度下における相対湿度95%の空気中に保
持する時間により水が拡散する深さを制御できる。第1
実施例と同様に、レジスト膜41における表面から10
0nm以上の深さまで水が拡散すると、酸化膜47のフ
ローを防止できるので好ましい。
【0096】尚、第4実施例においては、化学増幅型レ
ジストとしてはNISSとMMAとの共重合体を使用し
たが、酸により反応する化合物としては、MMAに代え
てポリビニルフェノールやノボラック樹脂等を用いても
よく、酸発生剤としてはNISSに代えてスルホン酸を
発生するもの等を用いることができる。また、コントラ
ストエンハンスト樹脂としては、5−ジアゾメルドラム
酸を含んでいる樹脂を用いたが、これに代えて他のジア
ゾケトン又はジアゾジケトンを含む樹脂でもよい。
【0097】また、金属アルコシキド蒸気としては、M
TEOSを用いたが、これに代えて、テトラメチルオル
ソシリケート、テトラエチルオルソシリケートなどの他
の金属アルコシキドを用いてもよい。
【0098】また、ドライ現像の方法としては、O2
ラズマによるRIEを用いたが、これに代えてO2 プラ
ズマによるECR等を用いてもよい。
【0099】また、露光光源としては、KrFエキシマ
レーザを用いたが、これに代えて、ArFエキシマレー
ザやX線を用いてもよい。
【0100】さらに、レジスト膜41の露光部41aの
表面に水を拡散する工程においては、半導体基板40を
水蒸気中に保持したが、これに代えて半導体基板40の
上のレジスト膜41に水を供給してもよい。
【0101】(第5実施例)図10(a)〜(c)から
図12(a),(b)は、本発明の第5実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。第5
実施例においては、化学増幅型レジストとしては、NI
SSとMMAとの共重合体を使用する。
【0102】まず、図10(a)に示すように、シリコ
ンよりなる半導体基板50の上に、前記化学増幅型レジ
ストよりなるレジストをスピンコートし、90℃の温度
下において60秒間加熱して、膜厚1.2μmのレジス
ト膜51を形成する。その後、マスク52を用いてエネ
ルギービームとしてのKrFエキシマレーザ53を照射
することにより、レジスト膜51にマスク52のパター
ンを露光する。このようにすると、レジスト膜51の露
光部51aの表面においてNISSが分解して酸が発生
し、この酸により、レジスト膜51の露光部51aの表
面は親水性に変化する。
【0103】次に、図10(b)に示すように、半導体
基板50を30℃の温度下における相対湿度95%の空
気中に所定時間保持することにより、レジスト膜51の
表面に水蒸気54を供給する。このようにすると、レジ
スト膜51の露光部51aの表面に水蒸気54が吸着
し、レジスト膜51の露光部51aにおける表面から深
い部位例えば100nmの部位まで水が拡散する。
【0104】次に、図10(c)に示すように、半導体
基板50を30℃の温度下における相対湿度95%の空
気中に保持した状態で、MTEOSの蒸気55をレジス
ト膜51の表面に例えば30秒間吹き付ける。このよう
にすると、レジスト膜51の露出部51aにおける表面
に酸化膜56が形成される。
【0105】次に、図11(a)に示すように、乾燥し
た窒素ガス57をレジスト膜51の表面に例えば30秒
間吹き付けて、酸化膜56中のアルコールを蒸発させ
る。その後、図11(b)及び図12(a)に示すよう
に、前記のMTEOSの蒸気55の吹き付け及び乾燥し
た窒素ガス57の吹き付けをそれぞれ交互に6回程度行
なって、レジスト膜51の露出部51aのすべての領域
を酸化膜56に変化させる。このように、MTEOSの
蒸気55の供給及び窒素ガス57による乾燥を交互に複
数回行なうことにより、酸化膜56の流動性を維持して
いたアルコールが確実に蒸発するため、酸化膜56の形
状は極めて良好になる。
【0106】次に、図12(b)に示すように、酸化膜
56をマスクにしてO2 プラズマ58を用いてRIEを
行なうことにより、レジストパターン59を形成する。
この場合のO2 プラズマのRIEの条件は、平行平板型
のRIE装置を使用し、パワー:900W、圧力:0.
7Pa、流量:40SCCMであった。
【0107】尚、第5実施例においては、化学増幅型レ
ジストとしてはNISSとMMAとの共重合体を使用し
たが、酸により反応する化合物としては、MMAに代え
てポリビニルフェノールやノボラック樹脂等を用いても
よく、酸発生剤としてはNISSに代えて、スルホン酸
を発生するもの等を用いることができる。
【0108】また、金属アルコシキド蒸気としては、M
TEOSを用いたが、これに代えて、テトラメチルオル
ソシリケート、テトラエチルオルソシリケートなどの他
の金属アルコシキドを用いてもよい。
【0109】また、ドライ現像の方法としては、O2
ラズマによるRIEを用いたが、これに代えてO2 プラ
ズマによるECR等を用いてもよい。
【0110】また、露光光源としては、KrFエキシマ
レーザを用いたが、これに代えて、ArFエキシマレー
ザやX線を用いてもよい。
【0111】さらに、レジスト膜51の露光部51aの
表面に水を拡散する工程においては、半導体基板50を
水蒸気中に保持したが、これに代えて半導体基板50の
上のレジスト膜51に液体の水を供給してもよい。
【0112】(第6実施例)図13(a)〜(c)及び
図14(a),(b)は、本発明の第6実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。化学
増幅型レジストとしては、エネルギービームを照射され
ると酸を発生する酸発生剤と酸により反応する化合物と
を含むもの例えばシプレー社製SAL601 ER7を
使用する。
【0113】まず、図13(a)に示すように、シリコ
ンよりなる半導体基板60の上に、前記化学増幅型レジ
ストよりなるレジスト膜61を形成する。その後、マス
ク62を用いてエネルギービームとしてのKrFエキシ
マレーザ63を照射することにより、レジスト膜61に
マスク62のパターンを露光する。このようにすると、
レジスト膜61の露光部61aの表面において酸が発生
する。
【0114】次に、110℃の温度下において60秒間
加熱することにより、レジスト膜61の露光部61aに
架橋を起こさせて、図13(b)に示すように、架橋部
64を形成する。
【0115】次に、図13(c)に示すように、レジス
ト膜61の表面にシリル化溶液65を1分間盛ることに
より、レジスト膜61の非露光部にシリル化層66を形
成した後、キシレンによりリンスする。シリル化溶液6
5は、10wt%のヘキサメチルシクロトリシラザン
と、2wt%の1−メチル−2−ピロリドンと、88w
t%のキシレンとの混合液である。
【0116】次に、図14(a)に示すように、半導体
基板60を110℃に加熱しながら高エネルギービーム
としての遠紫外線67を60秒間照射して、シリル化層
66とレジスト膜61との選択比を高くする。従来は、
シリル化層に高エネルギービームを照射していなかった
ため、シリコンとレジスト膜との反応が十分に行なわれ
ていなかったので、シリル化層とレジスト膜との選択比
が大きくなかったが、第6実施例においては、選択的に
形成したシリル化層66に遠紫外線67を照射している
ため、レジスト組成物である炭素化合物の酸化分解によ
り炭素化合物の揮発が生じて、シリル化層66における
シリコンの濃度が高くなり、シリル化層66とレジスト
膜61とのエッチング選択比が大きくなる。
【0117】次に、図14(b)に示すように、シリル
化層66をマスクにしてO2 プラズマ68を用いてRI
Eを行なうことにより、レジストパターン69を形成す
る。この場合のO2 プラズマのRIEの条件は、平行平
板型のRIE装置を使用し、パワー:900W、圧力:
0.7Pa、流量:40SCCMであった。
【0118】
【表2】
【0119】[表2]は、第6実施例の場合及び従来の
場合における、レジスト膜のシリル化層及び非シリル化
層のエッチングレート、並びにエッチング選択比を示し
ている。[表2]に示すように、遠紫外線照射の処理を
しない場合(従来)のエッチング選択比が6であるのに
対して、遠紫外線照射の処理をした場合(第6実施例)
のエッチング選択比は22.7であり、エッチング選択
比が3倍以上に向上している。遠紫外線照射をしない場
合には、エッチング選択比が低いために、パターン形状
の劣化及び高アスペクト比を有するパターン形成が困難
という問題点があった。ところが、第6実施例において
は、シリル化層66に対する遠紫外線65の照射により
エッチング選択比が向上するため、高アスペクト比を有
するパターンが倒れることなく且つ形状の劣化を起こす
ことなく形成できる。
【0120】尚、第6実施例においては、化学増幅型レ
ジストは、シプレー社製SAL601 ER7を使用し
たが、これに代えて、酸により反応する化合物としては
ポリビニルフェノールやノボラック樹脂等を有するもの
を用いてもよい。
【0121】また、シリル化溶液としては、ヘキサメチ
ルシクロトリシラザンと1−メチル−2−ピロリドンと
キシレンとの混合液を使用したが、ヘキサメチルシクロ
トリシラザンの代わりにビス(ジメチルアミノ)ジメチ
ルシランなどの他のシリル化剤を用いてもよく、1−メ
チル−2−ピロリドンの代わりにプロピレン−グリコー
ル−メチル−エーテル−アセテートを用いてもよい。
【0122】また、ドライ現像の方法としては、O2
ラズマによるRIEを用いたが、これに代えてO2 プラ
ズマによるECR(電子サイクロトロン共鳴エッチン
グ)等を用いてもよい。
【0123】また、露光光源としては、KrFエキシマ
レーザを用いたが、これに代えて、ArFエキシマレー
ザやX線を用いてもよい。
【0124】(第7実施例)以下、本発明の第7実施例
に係る微細パターン形成方法について説明する。第7実
施例は、エネルギービームが照射されると酸を発生する
酸発生剤と、フェノール性水酸基の少なくとも一部が酸
の作用により脱離する保護基により置換された高分子化
合物又は単分子化合物とを主成分とする化学増幅型レジ
ストを用いる。まず、半導体基板の上に前記の化学増幅
型レジストを滴下した後、1.0μmの膜厚のレジスト
膜となるようにスピンコートを行なった後、ホットプレ
ートにより90℃の温度下で1分間のベーキングを行な
う。
【0125】前記のフェノール性水酸基の少なくとも一
部が酸の作用により脱離する保護基により置換された高
分子化合物の具体例としては、例えば、ポリ(p-tert-
ブトキシカルボニルオキシスチレン)、ポリ(p-tert-
ブトキシスチレン)、ポリ(p-テトラヒドロピラニルオ
キシスチレン)、ポリ(p-(1- エトキシエトキシ)ス
チレン)、ポリ(p-(1- メトキシ- 1- メチルエトキ
シ)スチレン)、ポリ(p-トリメチルシリルオキシスチ
レン)、ポリ(p-tert- ブトキシカルボニルオキシスチ
レン -p-ヒドロキシスチレン)、ポリ(p-tert- ブトキ
シスチレン-p-ヒドロキシスチレン)、ポリ(p-テトラ
ヒドロピラニルオキシスチレン -p-ヒドロキシスチレ
ン)、ポリ(p-(1- エトキシエトキシ)スチレン -p-
ヒドロキシスチレン)、ポリ(p-(1- メトキシ- 1-
メチルエトキシ)スチレン -p-ヒドロキシスチレン)、
ポリ(p-トリメチルシリルオキシスチレン-p- ヒドロキ
シスチレン)、ポリ(p-tert-ブトキシカルボニルメトキ
シスチレン-p- ヒドロキシスチレン)等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0126】前記のフェノール性水酸基の少なくとも一
部が酸の作用により脱離する保護基により置換された単
分子化合物の具体例としては、例えば、2,2-ビス(4- テ
トラヒドロピラニルオキシフェニル)プロパン、2,2-ビ
ス(4-tert-ブトキシフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-t
ert-ブトキシカルボニルオキシフェニル)プロパン、2,
2-ビス(4-(1-エトキシエトキシ)フェニル)プロパン、
3,4-ジヒドロ-4-(2,4-ジ- (1-テトラヒドロピラニルオ
キシ)フェニル-7-(1-テトラヒドロピラニルオキシ)-
2,2,4- トリメチル-2H-1-ベンゾピラン、3,4-ジヒドロ-
4-(2,4-ジ- (1-tert- ブトキシ)フェニル-7-(1-tert-
ブトキシ)-2,2,4- トリメチル-2H-1-ベンゾピラン、
3,4-ジヒドロ−4-(2,4- ジ- (1-エトキシエトキシ)フ
ェニル-7-(1-エトキシエトキシ)-2,2,4- トリメチル-2
H-1-1-ベンゾピランなどが挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0127】以下、代表的な化学増幅型レジストとして
材料組成を以下に示す。
【0128】 (レジスト材料の第1の例) ポリ(p-tert- ブトキシカルボニルオキシスチレン-p- ヒドロキシスチレン) (重量平均分子量 約9500、モノマー単位比率 約1:1) 6.0 g トリフェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェート 0.3 g ジエチレングリコールジメチルエーテル 13.7g (レジスト材料の第2の例) ポリ(p-(1-エトキシエトキシ)スチレン-p- ヒドロキシスチレン) (重量平均分子量 約10000、モノマー単位比率 約1:1) 6.0 g 2-シクロヘキシルカルボニル-2-(p-トルエンスルホニル)プロパン 0.3 g ジエチレングリコールジメチルエーテル 13.7g (レジスト材料の第3の例) ポリ p-ビニルフェノール(重量平均分子量 約10000) 5.0 g 2,2-ビス(4-テトラヒドロピラニルオキシフェニル)プロパン 1.5 g 2-シクロヘキシルカルボニル-2-(p-トルエンスルホニル)プロパン 0.3 g ジエチレングリコールジエチルエーテル 13.2g (レジスト材料の第4の例) ポリ(p-tert-ブトキシスチレン-p- ヒドロキシスチレン) (重量平均分子量 約10000、モノマー単位比率 約1:1) 6.0 g ビス- シクロヘキシルスルホニルジアゾメタン 0.3 g ジエチレングリコールジエチルエーテル 13.7g (レジスト材料の第5の例) ポリ p-ビニルフェノール(重量平均分子量 約20000) 5.0 g 3,4-ジヒドロ-4-(2,4-ジ-(1-エトキシエトキシ)フェニル)-7- (1- エトキシエトキシ)-2,2,4-トリメチル-2H-1-ベンゾピラン 1.5 g 2-シクロヘキシルカルボニル-2-(p-トルエンスルホニル)プロパン 0.3 g 3-メトキシプロピオン酸メチル 13.2g (レジスト材料の第6の例) ポリ(p- テトラヒドロピラニルオキシスチレン-p- ヒドロキシスチレン (重量平均分子量 約10000、モノマー単位比率 約3:7) 6.0 g 2-シクロヘキシルカルボニル-2-(p-トルエンスルホニル)プロパン 0.3 g 2-ヘプタノン 13.7g (レジスト材料の第7の例) ポリ(p-(1-メトキシ-1- メチルエトキシ)スチレン-p- ヒドロキシスチレン) (重量平均分子量 約10000、モノマー単位比率 約1:1) 6.0 g p-トルエンスルホン酸 2,6-ジニトロベンジル 0.1 g ジエチレングリコールジメチルエーテル 13.9g (レジスト材料の第8の例) m-クレゾール ノボラック樹脂 5.0 g p-テロラヒドロピラニルオキシスチレン (重量平均分子量 約10000) 0.6 g トリフェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェート 0.1 g ジエチレングリコールジメチルエーテル 14.3g 次に、露光波長:248nm、NA:0.42のエキシ
マステッパによりレジスト膜に対して露光した後、ホッ
トプレートにより100℃の温度下において1分間のベ
ーキングを行ない、その後、有機アルカリ水溶液により
1分間の現像を行なう。
【0129】次に、第7実施例の特徴として、界面活性
剤、例えば、ポリオキシエチレンプロピレングリコール
が0.1wt%混入された純水によりリンスを行なう。
この結果、アスペクト比が高い部分においてもレジスト
パターン同士の間に大きな表面張力が働かないので、レ
ジストパターン同士が寄り掛からない。図15(a)
は、リンス液以外は第7実施例と同様の従来の方法によ
り形成した半導体基板70上のレジストパターン71A
の状態を示し、図15(b)は、第7実施例により形成
した半導体基板70上のレジストパターン71Bの状態
を示している。図15(a)に示すように、従来の方法
で形成したレジストパターンにおいては、一部のパター
ンが寄り掛かっているが、これに対して、図15(b)
に示すように、第7実施例により形成したレジストパタ
ーンにおいては、いずれのパターンも寄り掛かっていな
い。
【0130】尚、界面活性剤としては、ポリオキシエチ
レンプロピレングリコールエーテルに代えて、ポリオキ
シエチレン−P−ノニルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリル
アミンエーテル、又はポリオキシエチレンラウリル硫酸
アンモニウムエーテルを用いても同様の効果を得ること
ができる。また、界面活性剤の濃度については、界面活
性剤の種類によって若干異なるが、0.01wt%〜
0.5wt%が好ましい。
【0131】また、前記の化学増幅型レジストはいずれ
もポジ型であるが、ネガ型の化学増幅型レジストを用い
る場合、又は通常のポジ型若しくはネガ型のレジストを
用いる場合でも、第7実施例に係る微細パターン形成方
法は効果がある。
【0132】
【発明の効果】請求項1〜3の発明に係る微細パターン
形成方法によると、レジスト膜の露光部に水を吸収させ
るため、露光部の深い部位まで水が拡散するので、金属
アルコキシドが供給されると金属酸化膜の成長はレジス
ト膜の内部に進行すると共に、レジスト膜の露光部の表
面に水と金属アルコキシドとを同時に供給するため、レ
ジスト膜の内部において水の平衡状態が維持されるの
で、ドライエッチングに耐える十分な膜厚を有する金属
酸化膜を形成することができる。このため、請求項1〜
3の発明によると、高アスペクト比のレジストパターン
を高精度に形成することができる。
【0133】請求項4の発明に係る微細パターン形成方
法によると、レジスト膜の光強度のコントラストが向上
し、露光部において効率良く酸が発生するため、露光部
の親水性が増し、水の吸収が効率良く行なわれるので、
金属酸化膜がレジストの内部に向かって成長し、膜厚の
大きい金属酸化膜を良好に形成することができる。
【0134】請求項5の発明に係る微細パターン形成方
法によると、金属アルコキシドの供給により発生し金属
酸化膜の流動性を保持していたアルコールがその都度蒸
発するため、金属酸化膜の流動性が確実に低減し、金属
酸化膜の形状が良好に保持されるので、高アスペクト比
のレジストパターンを極めて高精度に形成できる。
【0135】請求項6の発明に係る微細パターン形成方
法によると、金属酸化膜の流動性が確実に低減し、金属
酸化膜の形状が良好に保持されるので、高アスペクト比
のレジストパターンを極めて高精度に形成することがで
きる。
【0136】請求項7の発明に係る微細パターン形成方
法によると、金属酸化膜の形状が良好に保持されるの
で、高アスペクト比のレジストパターンを極めて高精度
に形成することができる。
【0137】請求項9〜11の発明に係る微細パターン
形成方法によると、請求項1の発明と同様、ドライエッ
チングに耐える十分な膜厚を有する金属酸化膜を形成す
ることができるので、高アスペクト比のレジストパター
ンを高精度に形成することができる。
【0138】請求項12の発明に係る微細パターン形成
方法によると、請求項4の発明と同様、膜厚の大きい金
属酸化膜を良好に形成することができる。
【0139】請求項13の発明に係る微細パターン形成
方法によると、請求項5の発明と同様、金属酸化膜の形
状が良好に保持されるので、高アスペクト比のレジスト
パターンを極めて高精度に形成できる。
【0140】請求項14の発明に係る微細パターン形成
方法によると、請求項6の発明と同様、金属酸化膜の形
状が良好に保持されるので、高アスペクト比のレジスト
パターンを極めて高精度に形成することができる。
【0141】請求項15の発明に係る微細パターン形成
方法によると、請求項7の発明と同様、金属酸化膜の形
状が良好に保持されるので、高アスペクト比のレジスト
パターンを極めて高精度に形成することができる。
【0142】請求項17の発明に係る微細パターン形成
方法によると、レジスト組成物である炭素化合物の酸化
分解により、炭素化合物の揮発が生じて、シリル化層の
密度が高くなるため、シリル化層とレジスト膜とのエッ
チング選択比が大きくなるので、高アスペクト比のレジ
ストパターンを高精度に形成することができる。
【0143】請求項18の発明に係る微細パターン形成
方法によると、微細なレジストパターン同士の間に働く
リンス液の表面張力が低減するため、レジストパターン
同士が寄りかからなくなるので、高アスペクト比のレジ
ストパターンを確実に形成することができる。
【0144】請求項21の発明に係る微細パターン形成
方法によると、酸による保護基の脱離作用が活発になる
ので、レジスト膜の露光部に対する現像が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の第1実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a),(b)は本発明の第1実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)は前記第1実施例に係る微細パターン形
成方法により形成された金属酸化膜の断面斜視図であ
り、(b)は前記第1実施例に係る微細パターン形成方
法により形成されたレジストパターンの断面図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明の第2実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a),(b)は本発明の第2実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図6】(a),(b)は本発明の第3実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図7】(a),(b)は本発明の第3実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図8】(a)〜(c)は本発明の第4実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(c)は本発明の第4実施例に係る微
細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の第5実施例に係る
微細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図11】(a),(b)は本発明の第5実施例に係る
微細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図12】(a),(b)は本発明の第5実施例に係る
微細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図13】(a)〜(c)は本発明の第6実施例に係る
微細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図14】(a),(b)は本発明の第6実施例に係る
微細パターン形成方法の各工程を示す断面図である。
【図15】(a)は従来の微細パターン形成方法により
形成されたレジストパターンの断面斜視図であり、
(b)は本発明の第7実施例に係る微細パターン形成方
法により形成されたレジストパターンの断面斜視図であ
る。
【図16】(a)〜(c)は従来の第1の微細パターン
形成方法の問題点を説明する断面図である。
【図17】(a),(b)は従来の第2の微細パターン
形成方法の各工程を示す断面図である。
【図18】(a),(b)は従来の第2の微細パターン
形成方法の各工程を示す断面図である。
【図19】従来の第2の微細パターン形成方法の問題点
を説明する断面斜視図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 レジスト膜 11a 露光部 12 マスク 13 KrFエキシマレーザ 14 水蒸気 15 メチルトリエトキシシラン(MTEOS)の蒸気 16 酸化膜 17 O2 プラズマ 18 レジストパターン 20 半導体基板 21 レジスト膜 21a 露光部 22 マスク 23 KrFエキシマレーザ 24 水蒸気 25 MTEOSの蒸気 26 酸化膜 27 O2 プラズマ 28 レジストパターン 30 半導体基板 31 レジスト膜 31a 露光部 32 マスク 33 KrFエキシマレーザ 34 水蒸気 35 アルコキシシラン溶液 36 酸化膜 37 O2 プラズマ 38 レジストパターン 40 半導体基板 41 レジスト膜 41a 露光部 42 樹脂膜 43 マスク 44 KrFエキシマレーザ 45 水蒸気 46 MTEOSの蒸気 47 酸化膜 48 O2 プラズマ 49 レジストパターン 50 半導体基板 51 レジスト膜 51a 露光部 52 マスク 53 KrFエキシマレーザ 54 水蒸気 55 MTEOSの蒸気 56 酸化膜 57 窒素ガス 58 O2 プラズマ 59 レジストパターン 60 半導体基板 61 レジスト膜 61a 露光部 62 マスク 63 KrFエキシマレーザ 64 架橋部 65 シリル化溶液 66 シリル化層 67 遠紫外線 68 O2 プラズマ 69 レジストパターン 70 半導体基板 71A,71B レジストパターン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/20 505 7/36 H01L 21/027 H01L 21/30 569 E 569 H 579 (72)発明者 笹子 勝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、エネルギービームが照
    射されると酸を発生する酸発生剤を含むレジストを塗布
    してレジスト膜を形成する第1の工程と、 前記レジスト膜にエネルギービームを照射して前記レジ
    スト膜の露光部に含まれる酸発生剤から酸を発生させる
    第2の工程と、 酸が発生した前記レジスト膜の露光部に水を吸収させる
    第3の工程と、 水を吸収した前記レジスト膜の露光部の表面に水及び金
    属アルコキシドを供給して、前記レジスト膜の露光部に
    金属酸化膜を形成する第4の工程と、 前記金属酸化膜をマスクとして前記レジスト膜に対して
    ドライエッチングを行なってレジストパターンを形成す
    る第5の工程とを備えていることを特徴とする微細パタ
    ーン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第4の工程における金属アルコキシ
    ドは金属アルコキシド蒸気であることを特徴とする請求
    項1に記載の微細パターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第4の工程における金属アルコキシ
    ドは金属アルコキシド溶液であることを特徴とする請求
    項1に記載の微細パターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の工程と前記第2の工程との間
    に、前記レジスト膜の表面に、エネルギービームが照射
    されると該エネルギービームに対する透過率が大きくな
    るコントラストエンハンスト樹脂よりなる樹脂膜を形成
    する工程を備えていると共に、前記第2の工程と前記第
    3の工程との間に、前記レジスト膜の表面に形成されて
    いる前記樹脂膜を除去する工程を備えていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の微細パター
    ン形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第4の工程は、水を吸収した前記レ
    ジスト膜の露光部の表面に水及び金属アルコキシドを供
    給する工程と水を吸収した前記レジスト膜の露光部の表
    面に乾燥した不活性ガスを供給する工程とを交互に複数
    回行なうことにより、前記レジスト膜の露光部に金属酸
    化膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の微細パターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第4の工程と前記第5の工程との間
    に、前記第4の工程において形成された金属酸化膜を硬
    化させる工程を備えていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の微細パターン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記第4の工程において形成する金属酸
    化膜の膜厚は100nm以上であることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の微細パターン形成方
    法。
  8. 【請求項8】 前記第2の工程において前記酸発生剤が
    発生する酸はスルホン酸であることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の微細パターン形成方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に、エネルギービームが照
    射されると塩基を発生する塩基発生剤を含むレジストを
    塗布してレジスト膜を形成する第1の工程と、 前記レジスト膜にエネルギービームを照射して前記レジ
    スト膜の露光部に含まれる塩基発生剤から塩基を発生さ
    せる第2の工程と、 塩基が発生した前記レジストの露光部に水を吸収させる
    第3の工程と、 水を吸収した前記レジスト膜の露光部の表面に水及び金
    属アルコキシドを供給して、前記レジスト膜の露光部に
    金属酸化膜を形成する第4の工程と、 前記金属酸化膜をマスクとして前記レジスト膜に対して
    ドライエッチングを行なってレジストパターンを形成す
    る第5の工程とを備えていることを特徴とする微細パタ
    ーン形成方法。
  10. 【請求項10】 前記第4の工程における金属アルコキ
    シドは金属アルコキシド蒸気であることを特徴とする請
    求項9に記載の微細パターン形成方法。
  11. 【請求項11】 前記第4の工程における金属アルコキ
    シドは金属アルコキシド溶液であることを特徴とする請
    求項9に記載の微細パターン形成方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の工程と前記第2の工程との
    間に、前記レジスト膜の表面に、エネルギービームが照
    射されると該エネルギービームに対する透過率が大きく
    なるコントラストエンハンスト樹脂よりなる樹脂膜を形
    成する工程を備えていると共に、前記第2の工程と前記
    第3の工程との間に、前記レジスト膜の表面に形成され
    ている前記樹脂膜を除去する工程を備えていることを特
    徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の微細パ
    ターン形成方法。
  13. 【請求項13】 前記第4の工程は、水を吸収した前記
    レジスト膜の表面に水及びアルコキシドを供給する工程
    と水を吸収した前記レジスト膜の露光部の表面に乾燥し
    た不活性ガスを供給する工程とを交互に複数回行なうこ
    とにより、前記レジスト膜の露光部に金属酸化膜を形成
    する工程を備えていることを特徴とする請求項9〜12
    のいずれか1項に記載の微細パターン形成方法。
  14. 【請求項14】 前記第4の工程と前記第5の工程との
    間に、前記第4の工程において形成された金属酸化膜を
    硬化させる工程を含むことを特徴とする請求項9〜13
    のいずれか1項に記載の微細パターン形成方法。
  15. 【請求項15】 前記第4の工程において形成する金属
    酸化膜の膜厚は100nm以上であることを特徴とする
    請求項9〜14のいずれか1項に記載の微細パターン形
    成方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の工程において前記塩基発生
    剤が発生する塩基はアミンであることを特徴とする請求
    項9〜15のいずれか1項に記載の微細パターン形成方
    法。
  17. 【請求項17】 半導体基板上に、エネルギービームが
    照射されると架橋する化合物を含むレジストを塗布して
    レジスト膜を形成する第1の工程と、 前記レジスト膜にエネルギービームを照射して前記レジ
    スト膜の露光部を架橋させる第2の工程と、 前記レジスト膜の表面にシリル化剤を供給して、前記レ
    ジスト膜の非露光部にシリル化層を形成する第3の工程
    と、 前記シリル化層に高エネルギービームを照射する第4の
    工程と、 高エネルギービームを照射されたシリル化層をマスクと
    して前記レジスト膜に対してエッチングを行なってレジ
    ストパターンを形成する第5の工程とを備えていること
    を特徴とする微細パターン形成方法。
  18. 【請求項18】 半導体基板の上にレジスト膜を塗布す
    る第1の工程と、 前記レジスト膜に対してパターン露光する第2の工程
    と、 露光されたレジスト膜を現像液により現像してレジスト
    パターンを形成する第3の工程と、 前記現像液及び該現像液に溶解したレジスト材料を、界
    面活性剤を含むリンス液により洗浄して除去する第4の
    工程とを備えていることを特徴とする微細パターン形成
    方法。
  19. 【請求項19】 前記第4の工程におけるリンス液に含
    まれる界面活性剤はポリオキシエチレンプロピレングリ
    コールであることを特徴とする請求項18に記載の微細
    パターン形成方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の工程におけるレジスト膜
    は、エネルギービームが照射されると酸を発生する酸発
    生剤とフェノール性水酸基の少なくとも一部が酸により
    脱離する保護基に置換された化合物とを含む化学増幅型
    レジストよりなることを特徴とする請求項18又は19
    に記載の微細パターン形成方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の工程と前記第3の工程との
    間に、露光されたレジスト膜を加熱する工程を備えてい
    ることを特徴とする請求項20に記載の微細パターン形
    成方法。
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