JP3384942B2 - 回転コネクター - Google Patents

回転コネクター

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JP3384942B2 JP33175496A JP33175496A JP3384942B2 JP 3384942 B2 JP3384942 B2 JP 3384942B2 JP 33175496 A JP33175496 A JP 33175496A JP 33175496 A JP33175496 A JP 33175496A JP 3384942 B2 JP3384942 B2 JP 3384942B2
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俊雄 北岡
哲哉 清水
静一 上野
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Tokai Rika Co Ltd
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Tokai Rika Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、回転体と固定体間で電
気信号、光信号などをブラシレスで伝送する回転コネク
ターに関し、特に自動車のステアリング軸部などに使用
するのに適する低騒音型の回転コネクターに関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】この種の回転コネクターは、内筒部、外
筒部、上側フランジ部および下側フランジ部を有してい
て、内筒部と外筒部が相対的に回転可能になっているケ
ースと、このケースの内部の環状空間内にゼンマイ巻き
された状態で収容され、内端が内筒部に、外端が外筒部
に取り付けられているフラットケーブルとで構成されて
いる。 【0003】この回転コネクターを自動車のステアリン
グ軸部に取り付けて使用する場合には、ケースの内筒部
をステアリング軸に固定し、外筒部を車体側に固定す
る。この状態で、内筒部は、ゼンマイ巻きされたフラッ
トケーブルの巻き締まり、巻き広がりが可能な範囲で、
ステアリング軸と共に往復回転することができる。 【0004】回転コネクターは、ゼンマイ巻きされたフ
ラットケーブルがケース内で移動可能になっているた
め、自動車走行時の振動によりフラットケーブルがケー
スに衝突して騒音を発生するおそれがある。この騒音を
防止するため、従来、ケースの下側フランジ部(又は上
側フランジ部)とゼンマイ巻きされたフラットケーブル
との間に振動抑制板を設け、この振動抑制板をバネの力
でフラットケーブルに押しつける構造が提案されている
(実開昭63−141057号公報)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし振動抑制板をバ
ネの力でフラットケーブルに押しつける方式は、バネの
押しつけ力でフラットケーブルが屈曲を起こした場合に
は、回転コネクターの寿命が短くなるという難点があ
る。またバネの強さを適度に保つためには、きわめて高
精度の加工技術が要求され、コスト高になるという問題
もある。さらにバネは、温度変化や時間の経過でバネ特
性が劣化したり、変化したりすることがあり、このとき
には押しつけ力が変動し、騒音抑制効果が低減する。 【0006】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、バネを用いることなく、ケース内でのフラットケー
ブルの移動を抑制できる低騒音型の回転コネクターを提
供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、内筒部、外筒部、上側フランジ部および下側
フランジ部を有していて、内筒部と外筒部が相対的に回
転可能になっているケースと、このケースの内部の環状
空間内にゼンマイ巻きされた状態で収容され、内端が内
筒部に、外端が外筒部に取り付けられているフラットケ
ーブルとからなる回転コネクターにおいて、前記ケース
の上側フランジ部とフラットケーブルとの間に、自重で
フラットケーブルを押さえる当て板を内筒部または外筒
部の軸線方向に移動可能に設けると共に、その当て板が
上側フランジ部の方へ移動するのを困難にする制動手段
を設けたことを特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1および図2は本発明の第1の実施形
態を示す。回転コネクターは一般に、ケース1とフラッ
トケーブル2とから構成される。 【0009】ケース1は同軸配置された内筒部1Aと外
筒部1Bとを有している。内筒部1Aの上端には上側フ
ランジ部1Cが一体に設けられ、外筒部1Bには下側フ
ランジ部1Dが一体に設けられている。上側フランジ部
1Cの外周部は外筒部1Bと回転自在に組み合わされ、
下側フランジ部1Dの内周部は内筒部1Aと回転自在に
組み合わされている。これにより内筒部1Aと外筒部1
Bは相対的に回転可能である。フラットケーブル2は、
ケース1の内部の環状空間内にゼンマイ巻きされた状態
で収容されている。フラットケーブル2の内端は内筒部
1Aに、外端は外筒部1Bにそれぞれ固定されている。 【0010】回転コネクターは以上のような構造である
ため、外筒部1Bを固定した状態で内筒部1Aを(又は
内筒部1Aを固定した状態で外筒部1Bを)、ゼンマイ
巻きされたフラットケーブル2の巻き締まり、巻き広が
りが可能な範囲で、往復回転させることができる。なお
フラットケーブル2は一方向にゼンマイ巻きされる場合
と、途中に巻き方向反転部を設けてゼンマイ巻きされる
場合とがある。 【0011】この回転コネクターの特徴は、上側フラン
ジ部1Cとフラットケーブル2との間に、自重でフラッ
トケーブル2を押さえる当て板3が内筒部1Aの軸線方
向に移動可能に設けられていることである。当て板3
は、中心に穴のあいた円板状で、その内周部には内筒部
1Aに対して摺動可能な環状リブ3aが形成され、外周
部には上側フランジ部1Cの外周垂下部1Eに対して摺
動可能な環状リブ3bが形成されている。これにより当
て板3と上側フランジ部1Cとの間には空気室4が形成
される。 【0012】当て板3は、回転コネクターが静止してい
るときは、自重でフラットケーブル2の上に載ってい
る。当て板3の重量はフラットケーブル2の座屈が生じ
ない程度に十分小さくすることが望ましい。当て板3の
重量は、大量生産によってもそれほど固体差が生じるも
のではなく、また温度変化や時間の経過に対しても不変
であるから、当て板3によるフラットケーブル2の押し
つけ力はほぼ一定となる。 【0013】また回転コネクターが上下方向に振動する
と、当て板3がケース1内で上下に移動しようとする。
当て板3はフラットケーブル2の上に載っているためケ
ース1に対して相対的に下方へ移動することはできない
が、上方へ移動する余裕はある。しかし当て板3が上方
へ移動すると、図2に示すように、当て板3によって空
気室4内の空気が圧縮されると共に、圧縮された空気が
内筒部1Aと環状リブ3aの隙間(および外周垂下部1
Eと環状リブ3bの隙間)を通って押し出される。この
ときの空気抵抗が、当て板3が上方へ移動するのを困難
にする制動手段として働く。このため回転コネクターが
振動しても、当て板3はケース1内で上方へ移動し難
く、したがってフラットケーブル2がケース1の上側フ
ランジ部1Cおよび下側フランジ部1Dに衝突し難くな
り、騒音の発生を抑制できる。 【0014】なお、回転コネクターが振動したときの当
て板3の移動を効果的に抑制するためには、当て板3の
内周面の高さHを、当て板3の内周面と内筒部1Aの外
周面とのギャップGの10倍以上にすることが望ましい
(当て板3の外周部も同様)。 【0015】〔実施形態2〕図3は本発明の第2の実施
形態を示す。この回転コネクターは、上側フランジ部1
Cの下面に下向き凹部5を形成し、当て板3の上面に上
向き凹部6を形成して、これら下向き凹部5と上向き凹
部6とを嵌合させることにより空気室4を形成したもの
である。それ以外の構成は図1と同じであるので同一部
分には同一符号を付してある。図3のような構造でも、
回転コネクターが振動した場合に、ケース1内で当て板
3が上方へ移動しようとすると空気室4内の空気が圧縮
されるため、当て板3が上方へ移動し難くなる。その結
果、フラットケーブル2を押さえる作用が維持されるた
め、騒音の発生を抑制できる。 【0016】〔実施形態3〕図4は本発明の第3の実施
形態を示す。この回転コネクターは、当て板3の内周面
と内筒部1Aの外周面との間にグリース7を介在させ
て、その粘性により当て板3が上方へ移動するときの抵
抗を増大させると共に、空気室4から空気が漏れ難くし
たものである。ただしグリース7は当て板3の自重によ
る下降を阻害するものであってはならない。図4では要
部だけを示したが、その他の構成は図1の回転コネクタ
ーと同じである。図4のようにグリース7を介在させる
と、当て板3が図1の場合より上方へ移動し難くなるの
で、騒音抑制効果が向上する。 【0017】〔実施形態4〕図5は本発明の第4の実施
形態を示す。この回転コネクターは、当て板3の内周面
と内筒部1Aの外周面との間に、不織布、発泡プラスチ
ック又は発泡ゴムなどのシール材8を介在させて、当て
板3が上方へ移動するときの抵抗を増大させると共に、
空気室4から空気が漏れ難くしたものである。ただしシ
ール材8は当て板3の自重による下降を阻害するもので
あってはならない。図5では要部だけを示したが、その
他の構成は図1の回転コネクターと同じである。図5の
ようにシール材8を介在させると、当て板3が図1の場
合より上方へ移動し難くなるので、騒音抑制効果が向上
する。 【0018】〔実施形態5〕図6は本発明の第5の実施
形態を示す。この回転コネクターは、当て板3の上面、
内周面および外周面を発泡プラスチック又は発泡ゴムな
どのクッション材9で覆うことにより、当て板3が上方
へ移動するときの抵抗を増大させると共に、空気室4か
ら空気が漏れ難くしたものである。ただしクッション材
9は当て板3の自重による下降を阻害するものであって
はならない。図6では要部だけを示したが、その他の構
成は図1の回転コネクターと同じである。図6のように
クッション材9を介在させると、当て板3が図1の場合
より上方へ移動し難くなるので、騒音抑制効果が向上す
る。なお、当て板3全体を発泡プラスチック又は発泡ゴ
ムなどのクッション材で形成しても同様な効果を得るこ
とができる。 【0019】〔実施形態6〕図7(A)は本発明の第6
の実施形態を示す。この回転コネクターは、当て板3の
内周面に、多数の斜め上向きの弾性片11を形成したも
のである。弾性片11の先端は内筒部1Aの外周面に軽
く接触している。このような構成にすると、当て板3の
上方への移動により弾性片11が同図(B)のように変
形するため、当て板3が上方へ移動するときの抵抗が増
大すると共に、空気室4から空気が漏れ難くなる。ただ
し弾性片11は当て板3の自重による下降を阻害するも
のであってはならない。 【0020】図7では要部だけを示したが、その他の構
成は図1の回転コネクターと同様である。図7のように
弾性片11を設けると、当て板3が図1の場合より上方
へ移動し難くなるので、騒音抑制効果が向上する。な
お、弾性片11の形態は、ひれ状、舌片状、針状、毛
状、あるいは図8のようなループ状とすることができ
る。 【0021】〔実施形態7〕図9(A)〜(C)は本発
明の第7の実施形態を示す。この回転コネクターは、当
て板3の内周部に、先端がカギ形に曲がった弾性係止片
12を形成すると共に、内筒部1Aの外周面に、前記弾
性係止片12の先端カギ部が落ち込む受け口13をらせ
ん状に配列したものである。このようにすると、当て板
3を内筒部1Aの軸線方向の任意の位置に固定できるた
め、フラットケーブル2やケース1の寸法公差や製造の
バラツキに関係なく、組立の際にフラットケーブル2と
当て板3の隙間を十分小さくすることができる。したが
って振動時のフラットケーブル2の移動が制限され、騒
音を小さく抑制することができる。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、当
て板の自重による押しつけ力と、当て板が上側フランジ
部の方へ移動するのを困難にする制動手段により、フラ
ットケーブルの移動が抑制されるので、騒音の少ない回
転コネクターが得られる。また非常に小さな力でフラッ
トケーブルを押さえることができるので、フラットケー
ブルの屈曲を防止できる。さらに当て板の自重でフラッ
トケーブルを押さえる方式であるから、長期にわたって
押しつけ力が変動することがなく、安定した騒音抑制効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係る回転コネクターの第1の実施形
態を示す断面図。 【図2】 図1の回転コネクターにおける当て板の動作
説明図。 【図3】 本発明の第2の実施形態を示す断面図。 【図4】 本発明の第3の実施形態を示す要部の断面
図。 【図5】 本発明の第4の実施形態を示す要部の断面
図。 【図6】 本発明の第5の実施形態を示す要部の断面
図。 【図7】 (A)は本発明の第6の実施形態を示す要部
の断面図、(B)は(A)の回転コネクターにおける当
て板の動作説明図。 【図8】 本発明の第6の実施形態における変形例を示
す要部の断面図。 【図9】 (A)は本発明の第7の実施形態を示す要部
の断面図、(B)は(A)の回転コネクターの内筒部と
上側フランジ部を示す要部の斜視図、(C)は(A)の
回転コネクターの当て板を示す要部の斜視図。 【符号の説明】 1:ケース 1A:内筒部 1B:外筒部 1C:上側フランジ部 1D:下側フランジ部 2:フラットケーブル 3:当て板 4:空気室 7:グリース 8:シール材 9:クッション材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 静一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−22558(JP,U) 実開 昭64−39169(JP,U) 実開 昭63−63995(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 35/04 B60R 16/02 675 B62D 1/04 H02G 11/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】内筒部、外筒部、上側フランジ部および下
    側フランジ部を有していて、内筒部と外筒部が相対的に
    回転可能になっているケースと、このケースの内部の環
    状空間内にゼンマイ巻きされた状態で収容され、内端が
    内筒部に、外端が外筒部に取り付けられているフラット
    ケーブルとからなる回転コネクターにおいて、 前記ケースの上側フランジ部とフラットケーブルとの間
    に、自重でフラットケーブルを押さえる当て板を内筒部
    または外筒部の軸線方向に移動可能に設けると共に、そ
    の当て板が上側フランジ部の方へ移動するのを困難にす
    る制動手段を設けたことを特徴とする回転コネクター。
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