JP2000192954A - センタ―ベアリングサポ―ト - Google Patents
センタ―ベアリングサポ―トInfo
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- JP2000192954A JP2000192954A JP10368760A JP36876098A JP2000192954A JP 2000192954 A JP2000192954 A JP 2000192954A JP 10368760 A JP10368760 A JP 10368760A JP 36876098 A JP36876098 A JP 36876098A JP 2000192954 A JP2000192954 A JP 2000192954A
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- JP
- Japan
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- elastic body
- cover
- center bearing
- bearing support
- rubber
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- Support Of The Bearing (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベロー部１ａを備えた弾性体１を介して内環
２および外環３を接続したセンターベアリングサポート
について、ベロー部１ａが振動と共振を起こすのを防止
することが可能であり、もってベロー部１ａに大きな異
音や振動が発生するのを防止することが可能なセンター
ベアリングサポートを提供する。 【解決手段】 ゴム状弾性材製の弾性体１に、同じくゴ
ム状弾性材製のカバー７を重ね合わせることにより、共
振点を外すことにした。
２および外環３を接続したセンターベアリングサポート
について、ベロー部１ａが振動と共振を起こすのを防止
することが可能であり、もってベロー部１ａに大きな異
音や振動が発生するのを防止することが可能なセンター
ベアリングサポートを提供する。 【解決手段】 ゴム状弾性材製の弾性体１に、同じくゴ
ム状弾性材製のカバー７を重ね合わせることにより、共
振点を外すことにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
駆動系において、プロペラシャフトを回転自在にかつ弾
性的に支持するセンターベアリングサポートに関するも
のである。
駆動系において、プロペラシャフトを回転自在にかつ弾
性的に支持するセンターベアリングサポートに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ベロー部を備えたゴム状弾性
材製の弾性体を介して内環および外環を接続し、内環の
内周側にプロペラシャフトを回転自在に支持するセンタ
ーベアリングを装着したセンターベアリングサポートが
知られているが、従来のセンターベアリングサポートに
おいては、ベロー部の近くに起振源が存在する場合、ベ
ロー部が振動と共振を起こし、振動を増幅させ、大きな
異音や振動を発生させる不都合がある。起振源は例え
ば、センターベアリングにおけるボールとレースとの接
触部分であって、この接触部分に発生する振動が、ベロ
ー部の共振によるスピーカー作用により大きな異音とな
って現れる。また、従来のセンターベアリングサポート
においては、低温時に弾性体のばね定数が高くなるため
に、これを原因としてベロー部が振動と共振を起こし、
振動を増幅させ、大きな異音や振動を発生させることも
ある。
材製の弾性体を介して内環および外環を接続し、内環の
内周側にプロペラシャフトを回転自在に支持するセンタ
ーベアリングを装着したセンターベアリングサポートが
知られているが、従来のセンターベアリングサポートに
おいては、ベロー部の近くに起振源が存在する場合、ベ
ロー部が振動と共振を起こし、振動を増幅させ、大きな
異音や振動を発生させる不都合がある。起振源は例え
ば、センターベアリングにおけるボールとレースとの接
触部分であって、この接触部分に発生する振動が、ベロ
ー部の共振によるスピーカー作用により大きな異音とな
って現れる。また、従来のセンターベアリングサポート
においては、低温時に弾性体のばね定数が高くなるため
に、これを原因としてベロー部が振動と共振を起こし、
振動を増幅させ、大きな異音や振動を発生させることも
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、弾性体のベロー部が振動と共振を起こすのを防止す
ることが可能であり、もってベロー部に大きな異音や振
動が発生するのを防止することが可能なセンターベアリ
ングサポートを提供することを目的とする。
み、弾性体のベロー部が振動と共振を起こすのを防止す
ることが可能であり、もってベロー部に大きな異音や振
動が発生するのを防止することが可能なセンターベアリ
ングサポートを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項１によるセンターベアリングサポー
トは、ベロー部を備えたゴム状弾性材製の弾性体を介し
て内環および外環を接続したセンターベアリングサポー
トにおいて、前記弾性体に、同じくゴム状弾性材製のカ
バーを重ね合わせたことを特徴とするものである。
め、本発明の請求項１によるセンターベアリングサポー
トは、ベロー部を備えたゴム状弾性材製の弾性体を介し
て内環および外環を接続したセンターベアリングサポー
トにおいて、前記弾性体に、同じくゴム状弾性材製のカ
バーを重ね合わせたことを特徴とするものである。
【０００５】また、本発明の請求項２によるセンターベ
アリングサポートは、上記した請求項１のセンターベア
リングサポートにおいて、カバーがその張力によりベロ
ー部を押さえることを特徴とするものである。
アリングサポートは、上記した請求項１のセンターベア
リングサポートにおいて、カバーがその張力によりベロ
ー部を押さえることを特徴とするものである。
【０００６】また、本発明の請求項３によるセンターベ
アリングサポートは、同じく上記した請求項１のセンタ
ーベアリングサポートにおいて、カバーがベロー部に貼
付されており、かつベロー部を構成するゴム材質と比較
して温度変化によるばね特性変化の大きいゴム材質によ
り成形されていることを特徴とするものである。
アリングサポートは、同じく上記した請求項１のセンタ
ーベアリングサポートにおいて、カバーがベロー部に貼
付されており、かつベロー部を構成するゴム材質と比較
して温度変化によるばね特性変化の大きいゴム材質によ
り成形されていることを特徴とするものである。
【０００７】上記構成を備えた本発明の請求項１による
センターベアリングサポートのように、弾性体にカバー
が重ね合わされると、弾性体が共振しようとしてもカバ
ーがこれを押さえ付けることになり、また弾性体のばね
特性が変更されることにより従来カバーなしの状態で共
振点に位置していたものが共振点から外れることにな
る。このようにカバーで弾性体を押さえ付けたり、弾性
体のばね特性を共振点から外したりするには、請求項２
のように、カバーがその張力によりベロー部を押さえる
ようにしたり、または請求項３のように、カバーがベロ
ー部に貼付されており、かつベロー部を構成するゴム材
質と比較して温度変化によるばね特性変化の大きいゴム
材質により成形されているものとしたりするのが好適で
ある。
センターベアリングサポートのように、弾性体にカバー
が重ね合わされると、弾性体が共振しようとしてもカバ
ーがこれを押さえ付けることになり、また弾性体のばね
特性が変更されることにより従来カバーなしの状態で共
振点に位置していたものが共振点から外れることにな
る。このようにカバーで弾性体を押さえ付けたり、弾性
体のばね特性を共振点から外したりするには、請求項２
のように、カバーがその張力によりベロー部を押さえる
ようにしたり、または請求項３のように、カバーがベロ
ー部に貼付されており、かつベロー部を構成するゴム材
質と比較して温度変化によるばね特性変化の大きいゴム
材質により成形されているものとしたりするのが好適で
ある。
【０００８】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
したがって説明する。
【０００９】第一実施形態・・・図１は、当該実施形態
に係るセンターベアリングサポートの半裁断面を示して
いる。
に係るセンターベアリングサポートの半裁断面を示して
いる。
【００１０】当該実施形態に係るセンターベアリングサ
ポートは先ず、ベロー部１ａを備えたゴム状弾性材製の
弾性体（ゴムベロー本体とも称する）１を有しており、
この弾性体１がその内周部で内環２に加硫接着されると
ともにその外周部で外環３に加硫接着されることによ
り、この弾性体１を介して内環２および外環３が互いに
接続されている。内環２の内周側に、プロペラシャフト
（図示せず）を回転自在に支持するボール式のセンター
ベアリング４が装着されており、同じく内環２の内周側
であってセンターベアリング４の軸方向両側にそれぞれ
リップ式のシール５が装着されている。また外環３の外
周側に、当該センターベアリングサポートを車体（図示
せず）の下面に取り付けるためのブラケット６が装着さ
れている。
ポートは先ず、ベロー部１ａを備えたゴム状弾性材製の
弾性体（ゴムベロー本体とも称する）１を有しており、
この弾性体１がその内周部で内環２に加硫接着されると
ともにその外周部で外環３に加硫接着されることによ
り、この弾性体１を介して内環２および外環３が互いに
接続されている。内環２の内周側に、プロペラシャフト
（図示せず）を回転自在に支持するボール式のセンター
ベアリング４が装着されており、同じく内環２の内周側
であってセンターベアリング４の軸方向両側にそれぞれ
リップ式のシール５が装着されている。また外環３の外
周側に、当該センターベアリングサポートを車体（図示
せず）の下面に取り付けるためのブラケット６が装着さ
れている。
【００１１】弾性体１のベロー部１ａは、図示したよう
に軸方向一方に向けて突出するように円弧状ないし断面
略Ｕ字形状に成形されており、突出側の端面（外側端面
とも称する）１ｂに接触するようにして、このベロー部
１ａにゴム状弾性材製のカバー（ゴムカバーとも称す
る）７が重ね合わされている。
に軸方向一方に向けて突出するように円弧状ないし断面
略Ｕ字形状に成形されており、突出側の端面（外側端面
とも称する）１ｂに接触するようにして、このベロー部
１ａにゴム状弾性材製のカバー（ゴムカバーとも称す
る）７が重ね合わされている。
【００１２】このカバー７は、所定のゴム状弾性材によ
って膜状に成形されており、その内周部７ａを内周側取
付部材（内周側取付金具とも称する）８に加硫接着され
るとともにその外周部７ｂを外周側取付部材（外周側取
付金具とも称する）９に加硫接着されており、断面略Ｌ
字形を呈する内周側取付部材８が内環２の外周側に嵌着
ないし圧入されるとともにフック状を呈する外周側取付
部材９が外環３およびブラケット６の積層部にその外周
側から係合されることにより、このカバー７が内環２お
よび外環３の間に架設されており、またこの架設状態に
おいてカバー７に所定の大きさの張り（張力）が設定さ
れることにより、このカバー７がその膜部７ｃを弾性体
１のベロー部１ａに常に押し付けている。
って膜状に成形されており、その内周部７ａを内周側取
付部材（内周側取付金具とも称する）８に加硫接着され
るとともにその外周部７ｂを外周側取付部材（外周側取
付金具とも称する）９に加硫接着されており、断面略Ｌ
字形を呈する内周側取付部材８が内環２の外周側に嵌着
ないし圧入されるとともにフック状を呈する外周側取付
部材９が外環３およびブラケット６の積層部にその外周
側から係合されることにより、このカバー７が内環２お
よび外環３の間に架設されており、またこの架設状態に
おいてカバー７に所定の大きさの張り（張力）が設定さ
れることにより、このカバー７がその膜部７ｃを弾性体
１のベロー部１ａに常に押し付けている。
【００１３】したがって、このような構造を備えたセン
ターベアリングサポートによれば、ゴム状弾性材製の弾
性体１のベロー部１ａに同じくゴム状弾性材製のカバー
７の膜部７ｃが重ね合わされて、このカバー７の膜部７
ｃが弾性体１のベロー部１ａに常に押し付けられている
ために、弾性体１が共振により振動しそうになってもカ
バー７が押し付けられていることから振動が押さえ込ま
れ、共振現象の発生を防止することが可能となる。した
がって弾性体１単独の場合に発生していた弾性体１のベ
ロー部１ａの共振現象を防止することが可能となり、こ
れにより当該センターベアリングサポートに大きな異音
や振動が発生するのを未然に防止することができる。
ターベアリングサポートによれば、ゴム状弾性材製の弾
性体１のベロー部１ａに同じくゴム状弾性材製のカバー
７の膜部７ｃが重ね合わされて、このカバー７の膜部７
ｃが弾性体１のベロー部１ａに常に押し付けられている
ために、弾性体１が共振により振動しそうになってもカ
バー７が押し付けられていることから振動が押さえ込ま
れ、共振現象の発生を防止することが可能となる。した
がって弾性体１単独の場合に発生していた弾性体１のベ
ロー部１ａの共振現象を防止することが可能となり、こ
れにより当該センターベアリングサポートに大きな異音
や振動が発生するのを未然に防止することができる。
【００１４】また、内周側および外周側の取付部材８，
９をもってカバー７をセンターベアリングサポートに付
加する上記構造によれば、既存のカバーなしのセンター
ベアリングサポートに対してカバー７を容易に後付けす
ることが可能である。したがって、このようにカバー７
を後付けすることにより、既存のセンターベアリングサ
ポートの性能を向上させることができる。
９をもってカバー７をセンターベアリングサポートに付
加する上記構造によれば、既存のカバーなしのセンター
ベアリングサポートに対してカバー７を容易に後付けす
ることが可能である。したがって、このようにカバー７
を後付けすることにより、既存のセンターベアリングサ
ポートの性能を向上させることができる。
【００１５】カバー７の取付方法、すなわちカバー７を
内環２および外環３の間に架設する方法については様々
な構造が考えられるが、幾つかの例を挙げると、以下の
とおりである。
内環２および外環３の間に架設する方法については様々
な構造が考えられるが、幾つかの例を挙げると、以下の
とおりである。
【００１６】第二実施形態・・・図２（Ａ）および
（Ｂ）に示すように、外周側取付部材９にカシメ部９ａ
を設け、このカシメ部９ａをもって外周側取付部材９を
外環３のフランジ部３ａにその外周側からカシメ固定す
る。この第二実施形態に係るセンターベアリングサポー
トのその他の構成および作用効果は、上記第一実施形態
に係るセンターベアリングサポートと同じである。
（Ｂ）に示すように、外周側取付部材９にカシメ部９ａ
を設け、このカシメ部９ａをもって外周側取付部材９を
外環３のフランジ部３ａにその外周側からカシメ固定す
る。この第二実施形態に係るセンターベアリングサポー
トのその他の構成および作用効果は、上記第一実施形態
に係るセンターベアリングサポートと同じである。
【００１７】第三および第四実施形態・・・図３に示す
ように、外環３に張出し部３ｂが設けられている構造の
センターベアリングサポートにおいては、カバー７の膜
部７ｃをこの張出し部３ｂの先端に引っ掛けるようにし
て、この先端を巡らせてカバー７を取り付ける。カバー
７の膜部７ｃがその一部において弾性体１のベロー部１
ａに押し付けられることは第一実施形態と同じである。
また外周側取付部材９がフック状に成形されて、外環３
およびブラケット６の積層部にその外周側から係合され
ることも第一実施形態と同じであるが、この部分の取付
構造については、図４に示すように、外周側取付部材９
を断面略Ｌ字形に成形して、この外周側取付部材９を外
環３の張出し部３ｂの先端に嵌合ないし圧入するように
しても良い。
ように、外環３に張出し部３ｂが設けられている構造の
センターベアリングサポートにおいては、カバー７の膜
部７ｃをこの張出し部３ｂの先端に引っ掛けるようにし
て、この先端を巡らせてカバー７を取り付ける。カバー
７の膜部７ｃがその一部において弾性体１のベロー部１
ａに押し付けられることは第一実施形態と同じである。
また外周側取付部材９がフック状に成形されて、外環３
およびブラケット６の積層部にその外周側から係合され
ることも第一実施形態と同じであるが、この部分の取付
構造については、図４に示すように、外周側取付部材９
を断面略Ｌ字形に成形して、この外周側取付部材９を外
環３の張出し部３ｂの先端に嵌合ないし圧入するように
しても良い。
【００１８】第五実施形態・・・また同じく、外環３に
張出し部３ｂが設けられている構造のセンターベアリン
グサポートにおいては、図５に示すように、外周側取付
部材９を外環３の張出し部３ｂの内周側に嵌合ないし圧
入するようにしても良く、この場合には、外環３に張出
し部３ｂが設けられているにも拘らず、カバー７の膜部
７ｃと弾性体１のベロー部１ａとの接触面積を広く確保
することができると云う利点がある。
張出し部３ｂが設けられている構造のセンターベアリン
グサポートにおいては、図５に示すように、外周側取付
部材９を外環３の張出し部３ｂの内周側に嵌合ないし圧
入するようにしても良く、この場合には、外環３に張出
し部３ｂが設けられているにも拘らず、カバー７の膜部
７ｃと弾性体１のベロー部１ａとの接触面積を広く確保
することができると云う利点がある。
【００１９】これらの第三、第四および第五実施形態に
係るセンターベアリングサポートのその他の構成および
作用効果は、上記第一実施形態に係るセンターベアリン
グサポートと同じである。
係るセンターベアリングサポートのその他の構成および
作用効果は、上記第一実施形態に係るセンターベアリン
グサポートと同じである。
【００２０】第六実施形態・・・図６は、当該実施形態
に係るセンターベアリングサポートの半裁断面を示して
おり、そのＢ方向矢視図が図７に示されている。
に係るセンターベアリングサポートの半裁断面を示して
おり、そのＢ方向矢視図が図７に示されている。
【００２１】当該実施形態に係るセンターベアリングサ
ポートは先ず、ベロー部１ａを備えたゴム状弾性材製の
弾性体（ゴムベロー本体とも称する）１を有しており、
この弾性体１がその内周部で内環２に加硫接着されると
ともにその外周部で外環３に加硫接着されることによ
り、この弾性体１を介して内環２および外環３が互いに
接続されている。内環２の内周側に、プロペラシャフト
（図示せず）を回転自在に支持するボール式のセンター
ベアリング４が装着されており、同じく内環２の内周側
であってセンターベアリング４の軸方向両側にそれぞれ
リップ式のシール５が装着されている。また外環３の外
周側に、当該センターベアリングサポートを車体（図示
せず）の下面に取り付けるためのブラケット６が装着さ
れている。
ポートは先ず、ベロー部１ａを備えたゴム状弾性材製の
弾性体（ゴムベロー本体とも称する）１を有しており、
この弾性体１がその内周部で内環２に加硫接着されると
ともにその外周部で外環３に加硫接着されることによ
り、この弾性体１を介して内環２および外環３が互いに
接続されている。内環２の内周側に、プロペラシャフト
（図示せず）を回転自在に支持するボール式のセンター
ベアリング４が装着されており、同じく内環２の内周側
であってセンターベアリング４の軸方向両側にそれぞれ
リップ式のシール５が装着されている。また外環３の外
周側に、当該センターベアリングサポートを車体（図示
せず）の下面に取り付けるためのブラケット６が装着さ
れている。
【００２２】弾性体１のベロー部１ａは、図示したよう
に軸方向一方に向けて突出するように円弧状ないし断面
略Ｕ字形状に成形されており、突出側の端面（外側端面
とも称する）に接触するようにして、このベロー部１ａ
にゴム状弾性材製のカバー（ゴムカバーとも称する）７
が重ね合わされている。
に軸方向一方に向けて突出するように円弧状ないし断面
略Ｕ字形状に成形されており、突出側の端面（外側端面
とも称する）に接触するようにして、このベロー部１ａ
にゴム状弾性材製のカバー（ゴムカバーとも称する）７
が重ね合わされている。
【００２３】このカバー７は、弾性体１のベロー部１ａ
を構成するゴム材質と比較して温度変化によるばね特性
変化の大きいゴム材質によって膜状に成形されており、
このカバー７が所要数等配状に配置されて（例えば、等
配状に上下二箇所）、それぞれがベロー部１ａの外側端
面１ｂに貼付されている。貼付方法は、接着または両面
テープによる貼付等が好適である。また、このカバー７
の材質については、低温環境に対処する場合には特に、
低温にてばね定数が一層高くなる材質が好適であり、具
体的には、クロロプレンゴムまたはエチレンプロピレン
ゴム等を挙げることができる。
を構成するゴム材質と比較して温度変化によるばね特性
変化の大きいゴム材質によって膜状に成形されており、
このカバー７が所要数等配状に配置されて（例えば、等
配状に上下二箇所）、それぞれがベロー部１ａの外側端
面１ｂに貼付されている。貼付方法は、接着または両面
テープによる貼付等が好適である。また、このカバー７
の材質については、低温環境に対処する場合には特に、
低温にてばね定数が一層高くなる材質が好適であり、具
体的には、クロロプレンゴムまたはエチレンプロピレン
ゴム等を挙げることができる。
【００２４】したがって、このような構造を備えたセン
ターベアリングサポートによれば、ゴム状弾性材製の弾
性体１のベロー部１ａに同じくゴム状弾性材製のカバー
７が重ね合わされて、上記材質よりなるカバー７が弾性
体１のベロー部１ａに貼付されているために、常温では
従来通りのばね特性が発揮され、低温域等への温度変化
時には、ばね特性が弾性体１単独の場合と比較して高め
に変更され、弾性体１単独の場合に共振点に位置してい
た弾性体１のばね特性が共振点から外れることになる。
またベロー部１ａが振動しようとしても、ばね特性の高
いカバー７により振動が抑制されることになる。したが
って、これらのことから弾性体１単独の場合に発生して
いた弾性体１のベロー部１ａの共振現象を防止すること
が可能となり、これにより当該センターベアリングサポ
ートに大きな異音や振動が発生するのを未然に防止する
ことができる。
ターベアリングサポートによれば、ゴム状弾性材製の弾
性体１のベロー部１ａに同じくゴム状弾性材製のカバー
７が重ね合わされて、上記材質よりなるカバー７が弾性
体１のベロー部１ａに貼付されているために、常温では
従来通りのばね特性が発揮され、低温域等への温度変化
時には、ばね特性が弾性体１単独の場合と比較して高め
に変更され、弾性体１単独の場合に共振点に位置してい
た弾性体１のばね特性が共振点から外れることになる。
またベロー部１ａが振動しようとしても、ばね特性の高
いカバー７により振動が抑制されることになる。したが
って、これらのことから弾性体１単独の場合に発生して
いた弾性体１のベロー部１ａの共振現象を防止すること
が可能となり、これにより当該センターベアリングサポ
ートに大きな異音や振動が発生するのを未然に防止する
ことができる。
【００２５】また、カバー７を弾性体１のベロー部１ａ
に貼付することによってこのカバー７をセンターベアリ
ングサポートに付加する上記構造によれば、既存のカバ
ーなしのセンターベアリングサポートに対してカバー７
を容易に後付けすることが可能であり、よってこのよう
にカバー７を後付けすることにより、既存のセンターベ
アリングサポートの性能を向上させることができる。
に貼付することによってこのカバー７をセンターベアリ
ングサポートに付加する上記構造によれば、既存のカバ
ーなしのセンターベアリングサポートに対してカバー７
を容易に後付けすることが可能であり、よってこのよう
にカバー７を後付けすることにより、既存のセンターベ
アリングサポートの性能を向上させることができる。
【００２６】第七実施形態・・・カバー７の重ね位置な
いし貼付位置については、図８に示すように、カバー７
を弾性体１のベロー部１ａの内側端面１ｃに取付ないし
貼付するようにしても良く、または外側端面１ｂおよび
内側端面１ｃの双方に取付ないし貼付するようにしても
良い。この第七実施形態に係るセンターベアリングサポ
ートのその他の構成および作用効果は、上記第六実施形
態に係るセンターベアリングサポートと同じである。
いし貼付位置については、図８に示すように、カバー７
を弾性体１のベロー部１ａの内側端面１ｃに取付ないし
貼付するようにしても良く、または外側端面１ｂおよび
内側端面１ｃの双方に取付ないし貼付するようにしても
良い。この第七実施形態に係るセンターベアリングサポ
ートのその他の構成および作用効果は、上記第六実施形
態に係るセンターベアリングサポートと同じである。
【００２７】尚、本発明の各請求項および各実施形態に
おいて、カバー７は環状体であっても非環状のものであ
っても良く、その形状は、ばね特性の具体的設計に委ね
られる。カバー７を非環状のものとする場合には、上記
第六実施形態がそうであったように、複数のカバー７を
等配状に並べるのが好適である。
おいて、カバー７は環状体であっても非環状のものであ
っても良く、その形状は、ばね特性の具体的設計に委ね
られる。カバー７を非環状のものとする場合には、上記
第六実施形態がそうであったように、複数のカバー７を
等配状に並べるのが好適である。
【００２８】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【００２９】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項１によるセンターベアリングサポートにおいて
は、ゴム状弾性材製の弾性体に同じくゴム状弾性材製の
カバーが重ね合わされるために、弾性体が共振しようと
してもカバーがこれを押さえ付けることになり、また弾
性体のばね特性が変更されることにより従来カバーなし
の状態で共振点に位置していたものが共振点から外れる
ことになる。したがって弾性体単独の場合に発生してい
た弾性体のベロー部の共振現象を防止することが可能と
なり、これにより当該センターベアリングサポートに大
きな異音や振動が発生するのを未然に防止することがで
きる。
請求項１によるセンターベアリングサポートにおいて
は、ゴム状弾性材製の弾性体に同じくゴム状弾性材製の
カバーが重ね合わされるために、弾性体が共振しようと
してもカバーがこれを押さえ付けることになり、また弾
性体のばね特性が変更されることにより従来カバーなし
の状態で共振点に位置していたものが共振点から外れる
ことになる。したがって弾性体単独の場合に発生してい
た弾性体のベロー部の共振現象を防止することが可能と
なり、これにより当該センターベアリングサポートに大
きな異音や振動が発生するのを未然に防止することがで
きる。
【００３０】また、上記構成を備えた本発明の請求項２
によるセンターベアリングサポートにおいては、ゴム状
弾性材製の弾性体に同じくゴム状弾性材製のカバーが重
ね合わされ、このカバーがその張力によりベロー部を押
さえるために、弾性体が共振により振動しそうになって
もカバーが押し付けられていることから振動が押さえ込
まれ、共振現象の発生を防止することが可能となる。し
たがって弾性体単独の場合に発生していた弾性体のベロ
ー部の共振現象を防止することが可能となり、これによ
り当該センターベアリングサポートに大きな異音や振動
が発生するのを未然に防止することができる。
によるセンターベアリングサポートにおいては、ゴム状
弾性材製の弾性体に同じくゴム状弾性材製のカバーが重
ね合わされ、このカバーがその張力によりベロー部を押
さえるために、弾性体が共振により振動しそうになって
もカバーが押し付けられていることから振動が押さえ込
まれ、共振現象の発生を防止することが可能となる。し
たがって弾性体単独の場合に発生していた弾性体のベロ
ー部の共振現象を防止することが可能となり、これによ
り当該センターベアリングサポートに大きな異音や振動
が発生するのを未然に防止することができる。
【００３１】また、上記構成を備えた本発明の請求項３
によるセンターベアリングサポートにおいては、ゴム状
弾性材製の弾性体に同じくゴム状弾性材製のカバーが重
ね合わされ、ベロー部を構成するゴム材質と比較して温
度変化によるばね特性変化の大きいゴム材質よりなるカ
バーが弾性体のベロー部に貼付されるために、常温域で
は従来通りのばね特性が発揮され、低温域等への温度変
化時には、ばね特性が弾性体単独の場合と比較して高め
に変更され、弾性体単独の場合に共振点に位置していた
弾性体のばね特性が共振点から外れることになる。また
ベロー部が振動しようとしても、ばね特性の高いカバー
により振動が抑制されることになる。したがって、これ
らのことから弾性体単独の場合に発生していた弾性体の
ベロー部の共振現象を防止することが可能となり、これ
により当該センターベアリングサポートに大きな異音や
振動が発生するのを未然に防止することができる。
によるセンターベアリングサポートにおいては、ゴム状
弾性材製の弾性体に同じくゴム状弾性材製のカバーが重
ね合わされ、ベロー部を構成するゴム材質と比較して温
度変化によるばね特性変化の大きいゴム材質よりなるカ
バーが弾性体のベロー部に貼付されるために、常温域で
は従来通りのばね特性が発揮され、低温域等への温度変
化時には、ばね特性が弾性体単独の場合と比較して高め
に変更され、弾性体単独の場合に共振点に位置していた
弾性体のばね特性が共振点から外れることになる。また
ベロー部が振動しようとしても、ばね特性の高いカバー
により振動が抑制されることになる。したがって、これ
らのことから弾性体単独の場合に発生していた弾性体の
ベロー部の共振現象を防止することが可能となり、これ
により当該センターベアリングサポートに大きな異音や
振動が発生するのを未然に防止することができる。
【図１】本発明の第一実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの半裁断面図
グサポートの半裁断面図
【図２】（Ａ）は本発明の第二実施形態に係るセンター
ベアリングサポートの半裁断面図、（Ｂ）は同図（Ａ）
におけるＡ方向矢視図
ベアリングサポートの半裁断面図、（Ｂ）は同図（Ａ）
におけるＡ方向矢視図
【図３】本発明の第三実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの半裁断面図
グサポートの半裁断面図
【図４】本発明の第四実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの半裁断面図
グサポートの半裁断面図
【図５】本発明の第五実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの半裁断面図
グサポートの半裁断面図
【図６】本発明の第六実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの半裁断面図
グサポートの半裁断面図
【図７】図６におけるＢ方向矢視図
【図８】本発明の第七実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの半裁断面図
グサポートの半裁断面図
１ 弾性体 １ａ ベロー部 １ｂ 外側端面 １ｃ 内側端面 ２ 内環 ３ 外環 ３ａ フランジ部 ３ｂ 張出し部 ４ センターベアリング ５ シール ６ ブラケット ７ カバー ７ａ 内周部 ７ｂ 外周部 ７ｃ 膜部 ８ 内周側取付部材 ９ 外周側取付部材 ９ａ カシメ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3D042 AA08 AB01 DC05 3J012 AB07 BB01 DB07 DB13 FB10 GB01 3J048 AA01 AC03 BA19 BA25 CB23 EA31
Claims (3)
- 【請求項１】 ベロー部（１ａ）を備えたゴム状弾性材
製の弾性体（１）を介して内環（２）および外環（３）
を接続したセンターベアリングサポートにおいて、 前記弾性体（１）に、同じくゴム状弾性材製のカバー
（７）を重ね合わせたことを特徴とするセンターベアリ
ングサポート。 - 【請求項２】 請求項１のセンターベアリングサポート
において、 カバー（７）がその張力によりベロー部（１ａ）を押さ
えることを特徴とするセンターベアリングサポート。 - 【請求項３】 請求項１のセンターベアリングサポート
において、 カバー（７）がベロー部（１ａ）に貼付されており、か
つベロー部（１ａ）を構成するゴム材質と比較して温度
変化によるばね特性変化の大きいゴム材質により成形さ
れていることを特徴とするセンターベアリングサポー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10368760A JP2000192954A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | センタ―ベアリングサポ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10368760A JP2000192954A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | センタ―ベアリングサポ―ト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000192954A true JP2000192954A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18492682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10368760A Withdrawn JP2000192954A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | センタ―ベアリングサポ―ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000192954A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007269212A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nok Corp | センターベアリングサポート |
| EP2960534A1 (en) * | 2014-06-25 | 2015-12-30 | Tirsan Kardan Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi | Cord fabric reinforced center bearing diaphragm |
| WO2018234047A1 (de) * | 2017-06-23 | 2018-12-27 | Vibracoustic Gmbh | Wellenlager |
| CN110242674A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-09-17 | 柳州日高汽车减振技术有限责任公司 | 一种新型传动轴支承结构 |
| CN112145551A (zh) * | 2019-06-26 | 2020-12-29 | 瀚德汽车有限两合公司 | 轴承布置 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP10368760A patent/JP2000192954A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007269212A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nok Corp | センターベアリングサポート |
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| CN110770455A (zh) * | 2017-06-23 | 2020-02-07 | 威巴克公司 | 轴支承 |
| US10941808B2 (en) | 2017-06-23 | 2021-03-09 | Vibracoustic Gmbh | Shaft bearing |
| CN110770455B (zh) * | 2017-06-23 | 2021-11-30 | 威巴克欧洲股份公司 | 轴支承 |
| CN112145551A (zh) * | 2019-06-26 | 2020-12-29 | 瀚德汽车有限两合公司 | 轴承布置 |
| EP3757411A1 (de) * | 2019-06-26 | 2020-12-30 | Henniges Automotive GmbH & Co. KG | Lageranordnung |
| DE102019117267A1 (de) * | 2019-06-26 | 2020-12-31 | Henniges Automotive Gmbh & Co. Kg | Lageranordnung |
| CN112145551B (zh) * | 2019-06-26 | 2022-12-02 | 瀚德汽车有限两合公司 | 轴承布置 |
| US11773900B2 (en) | 2019-06-26 | 2023-10-03 | Bayrak Technik Gmbh | Bearing arrangement |
| CN110242674A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-09-17 | 柳州日高汽车减振技术有限责任公司 | 一种新型传动轴支承结构 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |