JP2007269212A - センターベアリングサポート - Google Patents

センターベアリングサポート Download PDF

Info

Publication number
JP2007269212A
JP2007269212A JP2006098354A JP2006098354A JP2007269212A JP 2007269212 A JP2007269212 A JP 2007269212A JP 2006098354 A JP2006098354 A JP 2006098354A JP 2006098354 A JP2006098354 A JP 2006098354A JP 2007269212 A JP2007269212 A JP 2007269212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
bearing support
center bearing
walls
bellows part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006098354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4775563B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Yonetani
光博 米谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2006098354A priority Critical patent/JP4775563B2/ja
Publication of JP2007269212A publication Critical patent/JP2007269212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4775563B2 publication Critical patent/JP4775563B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】ベロー部が比較的小変位でも大きな減衰効果を得ることができるセンターベアリングサポートを提供する。
【解決手段】車両用駆動系におけるプロペラシャフトを弾性的に支持するセンターベアリングサポート1であって、環状のベロー部2を有するセンターベアリングサポート1において、ベロー部2を軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部14cと内側ベロー部24cとの組み合わせよりなる二層構造とし、両ベロー部14c,24cの間に摩擦減衰用ゴム3を挟み込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等車両における車体の下面に吊設され、車体の下側に横架されるプロペラシャフトを弾性的に支持するセンターベアリングサポートに関するものである。
従来から、図7に示すように、車両の車体側に取り付けられる外環52の内周側にゴム状弾性体製の弾性体53を介して内環54を連結し、内環54の内周側に、プロペラシャフト56を回転自在に支持するセンターベアリング55を取り付けるセンターベアリングサポート51が知られている。ゴム状弾性材製の弾性体53は環状に成形されて、軸方向一方へ向けて膨らんだ形状のベロー部53aを有しており、このベロー部53aは一枚のゴム膜よりなる一層構造とされている。
上記センターベアリングサポート51は、図示するようにプロペラシャフト56におけるジョイント部57の車両前方側に組み付けられて、プロペラシャフト56の回転支持とプロペラシャフト56の振動絶縁を果たすことを機能とするものであるが、製品の性質上、低周波のばね特性を高く(発進時のペラ振れ回りを押さえ込む)、高周波のばね特性を低く(ペラ高速振動の絶縁)するために、低減衰のゴム材料(低動倍の材料)が使用されている。したがって、入力に対して減衰によるエネルギーの吸収が少ないと云う難点がある。
尚、下記特許文献1または2に、作動液を内封したセンターベアリングサポートが開示されているが、これらはいずれも、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部と内側ベロー部との組み合わせよりなる二層構造のベロー部を有していない。
第2752581号特許公報 特開平11−78565号公報
本発明は以上の点に鑑みて、ベロー部が比較的小変位でも大きな減衰効果を得ることができるセンターベアリングサポートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるセンターベアリングサポートは、車両用駆動系におけるプロペラシャフトを弾性的に支持するセンターベアリングサポートであって、環状のベロー部を有するセンターベアリングサポートにおいて、前記ベロー部は、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部と内側ベロー部との組み合わせよりなる二層構造であり、前記両ベロー部の間に摩擦減衰用ゴムを挟み込んだことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるセンターベアリングサポートは、車両用駆動系におけるプロペラシャフトを弾性的に支持するセンターベアリングサポートであって、環状のベロー部を有するセンターベアリングサポートにおいて、前記ベロー部は、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部と内側ベロー部との組み合わせよりなる二層構造であり、前記両ベロー部の対向面に複数の壁を互いに噛み合うように設けるとともに前記両ベロー部の間に粘性流体等の作動液を充填したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3によるセンターベアリングサポートは、上記した請求項2のセンターベアリングサポートにおいて、複数の壁は、円周方向に延びる壁同士が組み合わされた部位と、径方向に延びる壁同士が組み合わされた部位とを有し、前記両部位は円周上交互に設定されていることを特徴とするものである。
上記構成を備えた本発明の請求項1によるセンターベアリングサポートにおいては、ベロー部が、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部と内側ベロー部との組み合わせよりなる二層構造とされ、両ベロー部の間に摩擦減衰用ゴムが挟み込まれているために、当該センターベアリングサポートに対してプロペラシャフトの触れ回りや振動等が入力すると、外側ベロー部、内側ベロー部および摩擦減衰用ゴムが互いに関連しながら弾性変形し、このとき互いに摺動することになる。
また、本発明の請求項2によるセンターベアリングサポートにおいては、ベロー部が、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部と内側ベロー部との組み合わせよりなる二層構造とされ、両ベロー部の間に粘性流体等の作動液が充填されているために、当該センターベアリングサポートに対してプロペラシャフトの触れ回りや振動等が入力すると、外側ベロー部および内側ベロー部が互いに関連しながら弾性変形し、このとき両ベロー部間で作動液が流動することになる。またこの請求項2に係る発明では併せて、両ベロー部の対向面に複数の壁が互いに噛み合うように設けられているために、作動液の流動流路が複雑化(凹凸)されている。またこの複数の壁は、当該センターベアリングサポートに対して大振幅の外力が入力したときに互いに接触することになる。
またこれに加えて、本発明の請求項3によるセンターベアリングサポートにおいては、複数の壁が、円周方向に延びる壁同士が組み合わされた部位と、径方向に延びる壁同士が組み合わされた部位とを有し、両部位が円周上交互に設定されているために、これらの壁と交差する方向のそれぞれにおいて上記請求項2に係る発明の作用効果が発揮される。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の請求項1によるセンターベアリングサポートにおいては上記したように、ベロー部が、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部と内側ベロー部との組み合わせよりなる二層構造とされるとともに両ベロー部の間に摩擦減衰用ゴムが挟み込まれているために、当該センターベアリングサポートにプロペラシャフトの触れ回りや振動等の外力が入力すると、外側ベロー部、内側ベロー部および摩擦減衰用ゴムが弾性変形し、互いに摺動する。したがって、摺動抵抗ないし摩擦抵抗による減衰が発生することから、これにより大きな減衰効果を得ることができる。
また、本発明の請求項2によるセンターベアリングサポートにおいては上記したように、ベロー部が、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部と内側ベロー部との組み合わせよりなる二層構造とされるとともに両ベロー部の間に粘性流体等の作動液が充填されているために、当該センターベアリングサポートにプロペラシャフトの触れ回りや振動等の外力が入力すると、外側ベロー部および内側ベロー部が弾性変形し、両ベロー部間で作動液が流動する。したがって、流動抵抗による減衰が発生することから、これにより大きな減衰効果を得ることができる。また併せて、両ベロー部の対向面に複数の壁が互いに噛み合うように設けられているために、作動液の流動流路が複雑化されている。したがって、一層大きな流動抵抗が発生することから、一層大きな減衰効果を得ることができる。またこの複数の壁は、当該センターベアリングサポートに対して大振幅の外力が入力したときに互いに接触するものである。したがって、このとき接触による減衰が発生することからも、一層大きな減衰効果を得ることができる。
またこれに加えて、本発明の請求項3によるセンターベアリングサポートにおいては上記したように、複数の壁が、円周方向に延びる壁同士が組み合わされた部位と、径方向に延びる壁同士が組み合わされた部位とを有し、両部位が円周上交互に設定されているために、これらの壁と交差する方向のそれぞれにおいて上記請求項2に係る発明の作用効果が発揮される。したがって、壁と交差する方向のそれぞれにおいて上記請求項2に係る発明の効果を得ることができる。
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
構成・・・
案1)センターベアリングサポート(CBS)ベロー部を車両前方と後方に2層とし、間に摩擦減衰用のゴムを挟み込み、隙間には潤滑剤を充填した構成とする。
案2)CBSベロー部を車両前方と後方に2層とし、互いに噛み合うよう配置された複数の壁を設け、間に潤滑剤を充填した構成とする。複数の壁は、円周方向と外周側方向への2つの方向の壁が等配に設定されている構成とする。
作用効果・・・
案1)従来構造に対し、入力が入った場合におけるゴムベローの変形により、車両前後のベローと2層間に挟まれているゴムの間にて、摩擦減衰が発生するため、大きな減衰効果を得られる。接触部の摩擦により減衰効果を得るため、小変位にても大きな減衰効果を得ることができる。
案2)従来構造に対し、入力が入った場合におけるゴムベローの変形により2層間の潤滑液が流動するため、流動抵抗による減衰が発生し、大きな減衰効果を得られる。複数の壁を互いに噛み合うように配置することにより、潤滑液の流路が複雑(凹凸)になるため、流動抵抗がより大きくなり、より大きな減衰効果を得られる。複数の壁を、円周方向と外周側方向への2つの方向の壁が等配に設定することにより、入力方向に対し上下左右どの方向においても上記効果を得られる。複数の壁を互いに噛み合うように配置することにより、大入力によりゴムベロー部が大きな変形をした場合、隣接する壁が接触することにより接触抵抗が発生し、更に大きな減衰効果を得られる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例・・・
図1および図2は、本発明の第一実施例に係るセンターベアリングサポート1を示している。図1は当該実施例に係るセンターベアリングサポート1の半裁断面図であって、その要部拡大図が図2に示されている。
当該実施例に係るセンターベアリングサポート1は、車両用駆動系におけるプロペラシャフトを弾性的に支持するものであり、環状のベロー部2を有するシングルベロータイプのセンターベアリングサポート1であって、以下のように構成されている。尚、ここにシングルベロータイプとは、ゴムベローの積層枚数の如何を問わず軸方向一方へ向けて膨らんだ形状のベロー部一つのみを有するものを云い、これに対してダブルベロータイプとは、軸方向一方へ向けて膨らんだ形状のベロー部と軸方向他方へ向けて膨らんだ形状のベロー部とが軸方向に並列されているものを云う。したがって、当該実施例に係るセンターベアリングサポート1はシングルベロータイプであってダブルベロータイプではない。
当該実施例に係るセンターベアリングサポート1は、外環12および内環13の間に第一弾性体14を接着(加硫接着)した第一成形品(第一加硫成形品、外側構成要素)11と、外環22および内環23の間に第二弾性体24を接着(加硫接着)した第二成形品(第二加硫成形品、内側構成要素)21とを有している。
第一成形品11は、車両の車体側に取り付けられる外環12の内周側にゴム状弾性体製の第一弾性体14を介して内環13を連結したものであって、内環13の内周側に、プロペラシャフトを回転自在に支持するセンターベアリング15が取り付けられることになる。外環12はブラケット16等を介して車体側に固定されることになる。第一弾性体14は環状に成形されていて、外環12に接着された外周取付部14aと、内環13に接着された内周取付部14bと、両取付部14a,14bの間に一体成形された外側ベロー部14cとを一体に有し、作動時に弾性変形する外側ベロー部14cは断面円弧状に成形されて、軸方向一方(車両前方方向)へ向けて膨らんだ形状とされている。
一方、第二成形品21は、上記第一成形品11における外周取付部14aの内周面に嵌合される外環22の内周側にゴム状弾性体製の第二弾性体24を介して内環23を連結したものであって、内環23は上記第一成形品11における内周取付部14bの外周面に嵌合されている。第二弾性体24は環状に成形されていて、外環22に接着された外周取付部24aと、内環23に接着された内周取付部24bと、両取付部24a,24bの間に一体成形された内側ベロー部24cとを一体に有し、作動時に弾性変形する内側ベロー部24cは外側ベロー部14cと同様、断面円弧状に成形されて、軸方向一方(車両前方方向)へ向けて膨らんだ形状とされている。
上記第一成形品11の外側ベロー部14cと第二成形品21の内側ベロー部24cは、共に同じ向きに膨らんでいるので互いに重ねられ、これにより内外二層構造のベロー部2が形成されている。また、この外側ベロー部14cと内側ベロー部24cの間に摩擦減衰用ゴム3が挟み込まれており、残った間隙状の密閉空間4には潤滑剤としてシリコンオイル等の粘性流体よりなる作動液5が封入されている。摩擦減衰用ゴム3はシート状ゴムによって環状に成形されており、その表面に、潤滑剤を貯留するための凹凸加工3aが施されている。
上記構成のセンターベアリングサポート1は、プロペラシャフトにおけるジョイント部の車両前方側に組み付けられ、プロペラシャフトの回転支持と振動絶縁の両機能を果たすものであって、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
すなわち、上記構成のセンターベアリングサポート1においては上記したように、ベロー部2が、同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部14cと内側ベロー部24cの組み合わせよりなる二層構造とされ、両ベロー部14c,24c間に摩擦減衰用ゴム3が挟み込まれているために、当該センターベアリングサポート1に対してプロペラシャフトの触れ回りや振動等の外力が入力すると、外側ベロー部14c、内側ベロー部24cおよび摩擦減衰用ゴム3が互いに関連しながら弾性変形し、このとき互いに摺動する。摺動の向きは当該センターベアリングサポート1の径方向または円周方向であって、両方向が同時的に組み合わされることもある。したがって、摺動時に摺動抵抗ないし摩擦抵抗による減衰が発生することから、大きな減衰効果を発生させることができる。
第二実施例・・・
図3ないし図6は、本発明の第二実施例に係るセンターベアリングサポート1を示している。図3は当該実施例に係るセンターベアリングサポート1の正面図であって、そのA−O−A線拡大断面図が図4に示されている。図5は図4のB部拡大図、図6は作動説明図である。
当該実施例に係るセンターベアリングサポート1は、車両用駆動系におけるプロペラシャフトを弾性的に支持するものであり、環状のベロー部2を有するシングルベロータイプのセンターベアリングサポート1であって、以下のように構成されている。
当該実施例に係るセンターベアリングサポート1は、外環12および内環13の間に第一弾性体14を接着(加硫接着)した第一成形品(第一加硫成形品、外側構成要素)11と、外環22および内環23の間に第二弾性体24を接着(加硫接着)した第二成形品(第二加硫成形品、内側構成要素)21とを有している。
第一成形品11は、車両の車体側に取り付けられる外環12の内周側にゴム状弾性体製の第一弾性体14を介して内環13を連結したものであって、内環13の内周側に、プロペラシャフトを回転自在に支持するセンターベアリングが取り付けられる。外環12はブラケット等を介して車体側に固定される。第一弾性体14は環状に成形されていて、外環12に接着された外周取付部14aと、内環13に接着された内周取付部14bと、両取付部14a,14bの間に一体成形された外側ベロー部14cとを一体に有しており、作動時に弾性変形する外側ベロー部14cは断面円弧状に成形されて、軸方向一方(車両前方方向)へ向けて膨らんだ形状とされている。
一方、第二成形品21は、上記第一成形品11における外周取付部14aの内周面に嵌合される外環22の内周側にゴム状弾性体製の第二弾性体24を介して内環23を連結したものであって、内環23は上記第一成形品11における内周取付部14bの外周面に嵌合されている。第二弾性体24は環状に成形されていて、外環22に接着された外周取付部24aと、内環23に接着された内周取付部24bと、両取付部24a,24bの間に一体成形された内側ベロー部24cとを一体に有しており、作動時に弾性変形する内側ベロー部24cは外側ベロー部14cと同様、断面円弧状に成形されて、軸方向一方(車両前方方向)へ向けて膨らんだ形状とされている。
上記第一成形品11の外側ベロー部14cと第二成形品21の内側ベロー部24cは、共に同じ向きに膨らんでいるので互いに重ねられ、これにより内外二層構造のベロー部2が形成されている。また、この外側ベロー部14cと内側ベロー部24cの対向面に複数の壁14d,24d、14e,24eが互いに噛み合うように設けられるとともに、両ベロー部14c,24cの間の密閉空間4にシリコンオイル等の粘性流体よりなる作動液5が封入されている。
複数の壁14d,24d、14e,24eとしては、円周方向に延びる壁14d,24dが一つずつ交互に径方向に並べられた部位(領域)Eと、径方向に延びる壁14e,24eが一つずつ交互に円周方向に並べられた部位(領域)Eとが設定され、両部位E,Eは円周上交互に配置され、また部位E,Eごとに等配状に設定されている(図では四等配)。壁14d,24d、14e,24eはそれぞれリブ状の突起体よりなるものである。
上記構成のセンターベアリングサポート1は、プロペラシャフトにおけるジョイント部の車両前方側に組み付けられ、プロペラシャフトの回転支持と振動絶縁の両機能を果たすものであって、上記構成により以下の作用効果を奏する点に特徴を有している。
すなわち、上記構成のセンターベアリングサポート1においては上記したように、ベロー部2が、同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部14cと内側ベロー部24cの組み合わせよりなる二層構造とされ、両ベロー部14c,24c間に粘性流体等の作動液5が充填されているために、当該センターベアリングサポート1に対してプロペラシャフトの触れ回りや振動等の外力が入力すると、外側ベロー部14cおよび内側ベロー部24cが互いに関連しながら弾性変形し、このとき両ベロー部14c,24c間で作動液5が流動する。したがって、流動抵抗による減衰が発生することから、大きな減衰効果を発生させることができる。
また併せて、両ベロー部14c,24cの対向面に複数の壁14d,24d,14e,24eが互いに噛み合うように設けられているために、作動液5の流動流路が複雑化されている。流動流路が複雑化されると作動液5が流れにくくなることから、大きな流動抵抗が発生する。したがって、一層大きな流動抵抗が発生するため、一層大きな減衰効果を発生させることができる。
また、図6に示すように、複数の壁14d,24d,14e,24eは当該センターベアリングサポート1に対して大振幅の外力が入力すると、互いに隣り合った壁14d,24d,14e,24e同士が接触するように構成されている(接触部を符号Cにて示す)。したがって、このとき接触による減衰が発生することからも、一層大きな減衰効果を発生させることができる。
更にまた、複数の壁14d,24d,14e,24eとして、円周方向に延びる壁14d,24d同士が組み合わされた部位Eと、径方向に延びる壁14e,24e同士が組み合わされた部位Eとが設定され、両部位E,Eが円周上交互に並べられているために、これらの壁14d,24d,14e,24eと交差する方向においてそれぞれ上記流動抵抗ないし接触抵抗が発生する。したがって、壁14d,24d,14e,24eと交差する方向のそれぞれにおいて、大きな減衰力を発生させることができる。尚、各壁14d,24d,14e,24eの断面形状は特に限定されない。
本発明の第一実施例に係るセンターベアリングサポートの半裁断面図 図1の要部拡大図 本発明の第二実施例に係るセンターベアリングサポートの正面図 図3のA−O−A線拡大断面図 図4のB部拡大図 (A)および(B)とも同センターベアリングサポートの作動説明図 従来例に係るセンターベアリングサポートの断面図
符号の説明
1 センターベアリングサポート
2 ベロー部
3 摩擦減衰用ゴム
3a 凹凸加工
4 密閉空間
5 作動液
11 第一成形品
12,22 外環
13,23 内環
14 第一弾性体
14a,24a 外周取付部
14b,24b 内周取付部
14c 外側ベロー部
14d,14e,24d,24e 壁
21 第二成形品
24 第二弾性体
24c 内側ベロー部
,E 壁組み合わせ部位

Claims (3)

  1. 車両用駆動系におけるプロペラシャフトを弾性的に支持するセンターベアリングサポート(1)であって、環状のベロー部(2)を有するセンターベアリングサポート(1)において、
    前記ベロー部(2)は、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部(14c)と内側ベロー部(24c)との組み合わせよりなる二層構造であり、
    前記両ベロー部(14c)(24c)の間に摩擦減衰用ゴム(3)を挟み込んだことを特徴とするセンターベアリングサポート。
  2. 車両用駆動系におけるプロペラシャフトを弾性的に支持するセンターベアリングサポート(1)であって、環状のベロー部(2)を有するセンターベアリングサポート(1)において、
    前記ベロー部(2)は、軸方向同じ向きに膨らんだ形状の外側ベロー部(14c)と内側ベロー部(24c)との組み合わせよりなる二層構造であり、
    前記両ベロー部(14c)(24c)の対向面に複数の壁(14d,24d)(14e,24e)を互いに噛み合うように設けるとともに前記両ベロー部(14c)(24c)の間に粘性流体等の作動液(5)を充填したことを特徴とするセンターベアリングサポート。
  3. 請求項2のセンターベアリングサポートにおいて、
    複数の壁(14d,24d)(14e,24e)は、円周方向に延びる壁(14d)(24d)同士が組み合わされた部位(E)と、径方向に延びる壁(14e)(24e)同士が組み合わされた部位(E)とを有し、
    前記両部位(E)(E)は円周上交互に設定されていることを特徴とするセンターベアリングサポート。
JP2006098354A 2006-03-31 2006-03-31 センターベアリングサポート Expired - Fee Related JP4775563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006098354A JP4775563B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 センターベアリングサポート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006098354A JP4775563B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 センターベアリングサポート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007269212A true JP2007269212A (ja) 2007-10-18
JP4775563B2 JP4775563B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=38672438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006098354A Expired - Fee Related JP4775563B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 センターベアリングサポート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4775563B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111911531A (zh) * 2020-07-29 2020-11-10 中国航发湖南动力机械研究所 折返式弹性支承结构和发动机

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119952A (ja) * 1987-10-31 1989-05-12 Nakamichi Corp ディスクカートリッジのシャッター開閉機構
JPH0386826A (ja) * 1989-05-17 1991-04-11 Schering Ag タンパク質TGFβにより成長を阻止可能な腫瘍の治療用医薬
JPH09303480A (ja) * 1996-05-16 1997-11-25 Fujikura Rubber Ltd 防振ダンパー及びその製造方法
JPH1178565A (ja) * 1997-09-05 1999-03-23 Nok Megurasutikku Kk センターベアリングサポート
JP2000192954A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Nok Megulastik Co Ltd センタ―ベアリングサポ―ト

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01119952A (ja) * 1987-10-31 1989-05-12 Nakamichi Corp ディスクカートリッジのシャッター開閉機構
JPH0386826A (ja) * 1989-05-17 1991-04-11 Schering Ag タンパク質TGFβにより成長を阻止可能な腫瘍の治療用医薬
JPH09303480A (ja) * 1996-05-16 1997-11-25 Fujikura Rubber Ltd 防振ダンパー及びその製造方法
JPH1178565A (ja) * 1997-09-05 1999-03-23 Nok Megurasutikku Kk センターベアリングサポート
JP2000192954A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Nok Megulastik Co Ltd センタ―ベアリングサポ―ト

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111911531A (zh) * 2020-07-29 2020-11-10 中国航发湖南动力机械研究所 折返式弹性支承结构和发动机
CN111911531B (zh) * 2020-07-29 2021-12-24 中国航发湖南动力机械研究所 折返式弹性支承结构和发动机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4775563B2 (ja) 2011-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101704493B1 (ko) 중공형 파동기어장치
JP6008090B2 (ja) センターベアリングサポート
JP2008273268A (ja) 自動車用プロペラシャフト
CN105814335A (zh) 隔振支承装置
JP2013194876A (ja) 車両サスペンション用アッパサポート
JPH02275130A (ja) サスペンション用アッパサポート
US10072725B2 (en) Fluid-filled tubular vibration-damping device
US20100127441A1 (en) Frequency Decoupling Device and Hydro-Elastic Articulation Including a Liquid Chamber having a Reduced Thickness
JP4775563B2 (ja) センターベアリングサポート
CN101486305A (zh) 汽车用平衡悬架钢板弹簧座衬套总成
JP2002323042A (ja) 回転軸用軸受装置
JP2016145630A (ja) 歯車
JP3212047B2 (ja) 液体封入式防振装置
JP2007016998A5 (ja)
JP2017141849A (ja) 密封装置
JP5313764B2 (ja) 防振装置
JP2019049337A (ja) 流体封入式筒形防振装置
JP2002227871A (ja) たわみ軸継手用減衰装置
CN106763409A (zh) 一种用于汽车传动系的双频复合式动力吸振器
JP6328810B1 (ja) 一方向クラッチ
CN110259835A (zh) 汽车传动轴轴承、汽车传动轴组件及汽车
JP2006226489A (ja) 密封装置
TR201802182T4 (tr) Kord Bezi Takviyeli Askı Diyaframı.
JP2010269716A (ja) センターベアリングサポート
JP2011231797A (ja) 液体封入式防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4775563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees