JP3383946B2 - 送風機用サイレンサー - Google Patents
送風機用サイレンサーInfo
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Description
事等で坑内に設置する送風機に取り付けて、その送風機
から発せられる騒音を低減させる送風機用サイレンサー
に関する。
ファンの回転駆動に伴って発せられる騒音により、その
近傍での会話が困難なものであった。そこで、その騒音
の低減を目的として、次のような送風機が既に提案され
ている。
形本体1の中央に2基のファン2,3を配設するととも
に、その筒形本体1の吸込口1aと吐出口1b側に、吸
込消音器4と吐出消音器5とを配設したものであり、フ
ァン2,3の回転駆動に伴って発せられる騒音を吸音材
で吸収するとともに、吸込消音器4と吐出消音器5によ
り消音させようとしたものである。
中央に2基のファン7,8を配設するとともに、その筒
形本体6の吸込口6aと吐出口6bに、公知の筒形消音
器9,10をそれぞれ装着したものであり、ファン7,
8の回転駆動に伴って発せられる騒音を、それら筒形消
音器9,10で低減しようとしたものである。
示す送風機であれば、筒形本体1から発せられる騒音を
それに内蔵した吸音材によって吸収することにより、筒
形本体1の周壁を介して発する騒音をある程度低減させ
られるものの、吸込消音器4によっては、吸込口1aか
ら直接発せられる大きな騒音を十分に低減させることが
できない。
れば、騒音をある程度低減できるものの、図7に示す送
風機と同じく、吸込口6aから直接発せられる大きな騒
音を低減させることができないという欠点がある。
も、これを大幅に改造することなく取り付けることがで
きるとともに、それの吸込口から直接発せられる騒音を
も低減でき、しかも安価な送風機用サイレンサーを提供
しようとするものである。
風機用サイレンサーは、騒音を吸収する吸音部体25
を、吸込口12aの開口縁部に固定するサイレンサー側
フランジ22に、その吸音部体25を支持する複数本の
脚板23……を固着してなる支持枠24によって、上記
筒形本体12の吸込口12aに所要の間隔を保持して正
対させて支持させた構成にしている。
ーは、騒音を吸収する吸音部体25′を、筒形本体12
を乗載固定する方形の枠台31の一端部に、その吸音部
体25’を支持する支持脚32を立設してなる支持枠3
3によって、上記筒形本体12の吸込口12aに所要の
間隔を保持して正対させて支持させた構成にしている。
を、透孔26…を形成しかつ吸込口12aに対向させた
透孔板27とこれの反対側に対設した支持板29との間
に吸音材30を介挿した構成が好適である。また、吸音
材30としては、吸込口12aに凹面を向けた椀形に形
成したものがよい。
板等の吸音材30とからなるものとすることも好適であ
る。
面を参照して説明する。11は、図1に示すように、両
端に吸込口12aと吐出口12bを開口した筒形本体1
2の中央に2基のファン13,13を配置した、すなわ
ち騒音対策をしていない従来の送風機であり、その吸込
口12aに、図1〜3に示す第1の実施形態に係る送風
機用サイレンサーAを取り付けている。なお、14…は
筒形本体12の下半部に配設した4対の据付け用脚であ
る。
示すように、これの開口縁部に沿って、複数のねじ孔1
5…を等角度間隔で穿設した本体側フランジ16が一体
に形成されており、その本体側フランジ16にベルマウ
ス17が取着されている。
に、本体側フランジ16よりも大径にし、また、その本
体側フランジ16のねじ孔15…と同じ角度間隔でねじ
孔18…を形成したフランジ部17aを突設したもので
あり、上記本体側フランジ16にフランジ部17aを当
接させて、それらねじ孔15,18に挿通したボルト1
9…にナット20…を螺合することにより、本体側フラ
ンジ16に対して着脱可能に取着している。
ンサーという)Aは、上記本体側フランジ16のねじ孔
15…と同じ角度間隔で同数のねじ孔21…を形成した
サイレンサー側フランジ22に、筒形本体12の内径よ
りもやや長くかつ互いに60度間隔で配列した6本の脚
板23…の基端部を例えば溶接等により固着してなる支
持枠24と、それら脚板23…の他端部に取り付けられ
た詳細を後述する吸音部体25とからなるものである。
を一定のパターンで形成しかつ筒形本体12の外径より
もやや大きな直径からなる椀形に曲成した例えばパンチ
ングメタル等の透孔板27と、これと同等の大きさ,形
状に曲成するとともに、外周縁部に脚板固定用孔28…
を形成した鋼板製の支持板29との間に、グラスウール
等の吸音材30を介挿したものである。また、吸音材3
0も、透孔板27と支持板29とに介挿されることによ
り、凹面30aを上記吸込口12aに向けたほぼ椀形に
なっている。
間の距離Lは、本実施形態においては、たとえば筒形本
体12の内径にほぼ一致するように設定しているが、風
量等を勘案して増減することができる。
形本体12に取り付けるには、まず、筒形本体12から
ベルマウス17をいったん取り外し、本体側フランジ1
6とベルマウス17のフランジ部17aとの間にサイレ
ンサーAのサイレンサー側フランジ22を介挿挟持させ
た状態にして、それらをボルト19…とナット20…で
螺着固定する。これにより、筒形本体12の吸込口12
aに吸音部体25を正対させた状態にして、サイレンサ
ーAを筒形本体12に取り付けることができる。
いない上記従来の送風機11の筒形本体12の中心軸O
上であって、吸込口12aから1mごとの各測定点にお
ける騒音値、(B)は、図4(B)に示す、従来の送風
機11の筒形本体12の中心軸O上であって、それに取
り付けたサイレンサーAから1mごとの各測定点におけ
る騒音値の測定データである。
サイレンサーAを取り付けた送風機11では、サイレン
サーAを取り付けていない送風機11に比較して、各測
定点において、吸込口12aから直接発せられる騒音
を、会話を明瞭に行う程度に低減させている。なお、サ
イレンサーAを取り付けることにより、筒形本体12の
側方位置においても騒音値を低減させられることが確認
されている。
レンサーであり、それは、図5,6に示すように、上記
吸音部体25と同様の形状,構造にした吸音部体25′
と、上述した据付け用脚14…を介して筒形本体12を
乗載固定する長方形の枠台31の一端部に、上記吸音部
体25′を吸込口12aに正対させて支持する支持脚3
2を立設してなる支持枠33とからなるものである。
のではなく、次のような変形実施が可能である。上記に
おいては、透孔板としてパンチングメタルを例として示
したが、金網等を使用してもよい。
ラスウールを例として説明したが、ロックウール、石
綿、繊維板、セロテックス等を採用することができる。
との間に吸音材を介挿した構成のものについて説明した
が、例えば上記繊維板等を採用する場合等のように吸音
材を押さえておく必要がなければ、必ずしも透孔板を設
ける必要はない。
していない既存の送風機に、送風機用サイレンサーA,
Bを取り付けた例について説明したが、図7に示すよう
な送風機に対しては、これの筒形本体の吸込口に、ま
た、図8に示すような送風機に対しては、それに装着さ
れている筒形消音器に取り付けるようにする。
を吸収する吸音部体を、支持枠によって筒形本体の吸込
口に所要の間隔を保持して正対させればよいので、既存
の送風機であっても、大幅な改造をすることなく、その
騒音を低減させることができる。
ているので、吸込口から直接発せられる騒音を、その吸
込口に対向する位置での会話ができる程度にまで低減さ
せることができる。また、吸音部体を、筒形本体の吸込
口に正対させた簡易な構成にしているので、安価に製作
することができる。
通の効果の他、各請求項記載の発明によれば次の各効果
を得ることができる。請求項3記載の発明によれば、吸
音部体を、透孔を形成しかつ吸込口に対向させた透孔板
と支持板との間に吸音材を介挿した構成にしているの
で、騒音を効果的に低減することができる。
吸込口に凹面を向けた椀形に形成しているので、吸音効
率を高めることができる。
の第1の実施形態に係る送風機用サイレンサーを取り付
けた状態の側面図である。
図である。
おける騒音の測定点、(B)はその従来の送風機に第1
の実施形態に係る送風機用サイレンサーを取り付けた場
合の騒音の測定点をそれぞれ示す側面図である。
の第2の実施形態に係る送風機用サイレンサーを取り付
けた状態の側面図である。
り騒音対策をした従来の送風機の側面図である。
した従来の送風機の側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】一端に吸込口を開口した筒形本体内にファ
ンを配設してなる送風機に取り付ける送風機用サイレン
サーにおいて、 騒音を吸収する吸音部体を、上記吸込口の開口縁部に固
定するサイレンサー側フランジに、その吸音部体を支持
する複数本の脚板を固着してなる支持枠によって、上記
筒形本体の吸込口に所要の間隔を保持して正対させて支
持してなることを特徴とする送風機用サイレンサー。 - 【請求項2】一端に吸込口を開口した筒形本体内にファ
ンを配設してなる送風機に取り付ける送風機用サイレン
サーにおいて、 騒音を吸収する吸音部体を、上記筒形本体を乗載固定す
る方形の枠台の一端部に、その吸音部体を支持する支持
脚を立設してなる支持枠によって、上記筒形本体の吸込
口に所要の間隔を保持して正対させて支持してなること
を特徴とする送風機用サイレンサー。 - 【請求項3】吸音部体は、透孔を形成しかつ吸込口に対
向させた透孔板とこれの反対側に対設した支持板との間
に吸音材を介挿している請求項1または2記載の送風機
用サイレンサー。 - 【請求項4】吸音材は、吸込口に凹面を向けた椀形に形
成されている請求項3記載の送風機用サイレンサー。 - 【請求項5】吸音部体は、支持板と繊維板等の吸音材と
からなることを特徴とする請求項1または2記載の送風
機用サイレンサー。
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JP29833399A Expired - Fee Related JP3383946B2 (ja) | 1999-10-20 | 1999-10-20 | 送風機用サイレンサー |
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JP4350122B2 (ja) | 2006-12-20 | 2009-10-21 | 株式会社日立産機システム | 斜流ファン |
CN102016255B (zh) | 2008-07-10 | 2013-06-19 | 日立建机株式会社 | 废气处理装置 |
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1999
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