JPH05196374A - 低騒音型冷却塔 - Google Patents
低騒音型冷却塔Info
- Publication number
- JPH05196374A JPH05196374A JP758492A JP758492A JPH05196374A JP H05196374 A JPH05196374 A JP H05196374A JP 758492 A JP758492 A JP 758492A JP 758492 A JP758492 A JP 758492A JP H05196374 A JPH05196374 A JP H05196374A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise
- cooling tower
- sound
- outlet
- fan casing
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 設置スペースを小さく、かつ、圧損の増大を
もたらさずに冷却塔の騒音を有効に低減させるようにす
る。 【構成】 ファンケーシング4の出口7の周囲に干渉型
減音装置9を取付け、また冷却塔本体Aのルーバー面6
に吸音材8を貼布した。
もたらさずに冷却塔の騒音を有効に低減させるようにす
る。 【構成】 ファンケーシング4の出口7の周囲に干渉型
減音装置9を取付け、また冷却塔本体Aのルーバー面6
に吸音材8を貼布した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低騒音化を可能にした冷
却塔に関する。
却塔に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷却塔の騒音を低減する装置とし
ては、図4に示すように、冷却塔本体Aの側方に防音壁
1を設置したり、図5に示すように、冷却塔本体Aの側
方に設けられた防音壁2の上に干渉型減音装置3を設置
したり、また、図6に示すように、冷却塔本体A上に設
けられたファンケーシング4の上に消音スプリッタ5を
設置するものが用いられている。
ては、図4に示すように、冷却塔本体Aの側方に防音壁
1を設置したり、図5に示すように、冷却塔本体Aの側
方に設けられた防音壁2の上に干渉型減音装置3を設置
したり、また、図6に示すように、冷却塔本体A上に設
けられたファンケーシング4の上に消音スプリッタ5を
設置するものが用いられている。
【0003】ここでいう干渉型減音装置とは、例えば特
開昭59−195911号に示されているものであっ
て、管路長の異なる複数の中空通路を有し、騒音の一部
を管路長が異なる各中空通路を通過させることによって
位相をずらせ、このように位相がずらされた騒音の一部
と直接伝播する騒音の残部との位相差のずれを利用して
干渉させることによって騒音を行うようにしたものであ
る。その1例としては、図7に示すように、干渉型減音
装置3は、合成樹脂その他の材料で作られた中空体21
を備え、同中空体21はその内部に長さがそれぞれ異な
る複数の中空通路22を有し、これらの中空通路は騒音
源である冷却塔本体A側に向けて設置される騒音入射側
の入口21aから騒音の伝播方向を含む面内で水平方向
にそれぞれ延長された後、垂直下方に折曲され、騒音放
射側に下方に開口した出口21bを有している。この干
渉型防音中空体21は、図5に示される防音壁2の上端
部に騒音源4である冷却塔本体Aの反対側に取付けられ
る。干渉型防音中空体21の後側に同中空体21から適
当な距離で離間した位置に後方小防音壁24を支柱25
によって支持して設け、この小防音壁24の上端の高さ
が防音中空体21の減音領域内に位置するようにし、防
音壁2の冷却塔本体A側と小防音壁24と下端との間に
底部26を連結して干渉防音空間27を防音中空体21
の後方に画成している。前記防音中空体21と面する側
に適当な吸音材を設置して減音効果を増大させるように
するのが良く、また、底板26は傾斜させて雨水を排除
し易くするのが好適である。
開昭59−195911号に示されているものであっ
て、管路長の異なる複数の中空通路を有し、騒音の一部
を管路長が異なる各中空通路を通過させることによって
位相をずらせ、このように位相がずらされた騒音の一部
と直接伝播する騒音の残部との位相差のずれを利用して
干渉させることによって騒音を行うようにしたものであ
る。その1例としては、図7に示すように、干渉型減音
装置3は、合成樹脂その他の材料で作られた中空体21
を備え、同中空体21はその内部に長さがそれぞれ異な
る複数の中空通路22を有し、これらの中空通路は騒音
源である冷却塔本体A側に向けて設置される騒音入射側
の入口21aから騒音の伝播方向を含む面内で水平方向
にそれぞれ延長された後、垂直下方に折曲され、騒音放
射側に下方に開口した出口21bを有している。この干
渉型防音中空体21は、図5に示される防音壁2の上端
部に騒音源4である冷却塔本体Aの反対側に取付けられ
る。干渉型防音中空体21の後側に同中空体21から適
当な距離で離間した位置に後方小防音壁24を支柱25
によって支持して設け、この小防音壁24の上端の高さ
が防音中空体21の減音領域内に位置するようにし、防
音壁2の冷却塔本体A側と小防音壁24と下端との間に
底部26を連結して干渉防音空間27を防音中空体21
の後方に画成している。前記防音中空体21と面する側
に適当な吸音材を設置して減音効果を増大させるように
するのが良く、また、底板26は傾斜させて雨水を排除
し易くするのが好適である。
【0004】また、消音スプリッターとは、図8に示す
ように、ファンケーシングの上に吸音材31をはりつけ
た回路中を音波が通過して減音するようにした装置であ
る。
ように、ファンケーシングの上に吸音材31をはりつけ
た回路中を音波が通過して減音するようにした装置であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の冷却塔の
騒音低減装置のうち、図4及び図5に示すように、防音
壁を設置したものでは、防音壁を設置するスペースを有
する場所でなければ実現が不可能であり、また、図6に
示すように、ファンケーシング4の上に消音スペリッタ
5を設置したものでは、冷却塔の圧損が大きくなり、塔
体自体を大きくしないと性能が出ないという不具合が存
在する。
騒音低減装置のうち、図4及び図5に示すように、防音
壁を設置したものでは、防音壁を設置するスペースを有
する場所でなければ実現が不可能であり、また、図6に
示すように、ファンケーシング4の上に消音スペリッタ
5を設置したものでは、冷却塔の圧損が大きくなり、塔
体自体を大きくしないと性能が出ないという不具合が存
在する。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる低騒音型冷却塔を提供しようとするものである。
できる低騒音型冷却塔を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の低騒音型冷却塔
は、冷却塔のファンケーシングの出口周囲に音波の干渉
作用によって減音を行う干渉型減音装置を取付けると共
に、冷却筒本体のルーバー面に吸音材を貼付した。
は、冷却塔のファンケーシングの出口周囲に音波の干渉
作用によって減音を行う干渉型減音装置を取付けると共
に、冷却筒本体のルーバー面に吸音材を貼付した。
【0008】
【作用】冷却塔における騒音の主な出口は、ファンの音
が出るファンケーシングの出口と水の滴下音が出る冷却
塔本体のルーバー面である。
が出るファンケーシングの出口と水の滴下音が出る冷却
塔本体のルーバー面である。
【0009】本発明では、前記ルーバー面に吸音材を取
付けることにより、主として水の滴下音を減少させる。
また、ファンケーシングに干渉型減音装置を取付けるこ
とにより、主としてファンの音を減少させる。
付けることにより、主として水の滴下音を減少させる。
また、ファンケーシングに干渉型減音装置を取付けるこ
とにより、主としてファンの音を減少させる。
【0010】このようにして、本発明によれば、冷却塔
の騒音が効果的に低減される。また、防音壁を設けるス
ペースを必要とせず、かつ、冷却塔の圧損の増大をもた
らすこともない。
の騒音が効果的に低減される。また、防音壁を設けるス
ペースを必要とせず、かつ、冷却塔の圧損の増大をもた
らすこともない。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を、図1及び図2に示す。
本実施例における冷却塔は、図1に示すように、冷却塔
本体A、冷却用の空気をとり入れるために冷却塔本体A
の側面に設けられたルーバー面6、空気を送り出すファ
ン10、その空気を外部に出す冷却塔本体A上に配置さ
れたファンケーシング4等から構成される。
本実施例における冷却塔は、図1に示すように、冷却塔
本体A、冷却用の空気をとり入れるために冷却塔本体A
の側面に設けられたルーバー面6、空気を送り出すファ
ン10、その空気を外部に出す冷却塔本体A上に配置さ
れたファンケーシング4等から構成される。
【0012】本実施例では、冷却塔から発生する騒音の
出口であるファンケーシング出口7とルーバー面6に対
して、減音、吸音するものを設置している。
出口であるファンケーシング出口7とルーバー面6に対
して、減音、吸音するものを設置している。
【0013】即ち、ファンケーシング4の出口7の上端
の全周に、複数の干渉型減音装置9が装着される。この
干渉型減音装置9としては、例えば、図7に示すような
型式のものを採用し、図2に示すように、ファンケーシ
ング4の出口7の上端全周に固定する。また、ルーバー
面6には、吸音材8を貼布する。
の全周に、複数の干渉型減音装置9が装着される。この
干渉型減音装置9としては、例えば、図7に示すような
型式のものを採用し、図2に示すように、ファンケーシ
ング4の出口7の上端全周に固定する。また、ルーバー
面6には、吸音材8を貼布する。
【0014】本実施例においては、水の滴下音等の騒音
が出るルーバー面6においては、吸音材8によって有効
な吸音が行われる。またファン10等の騒音が出るファ
ンケーシング4の出口7においては、干渉型減音装置9
によって有効な吸音が行われる。従って、冷却塔の騒音
を著しく低減することができる。
が出るルーバー面6においては、吸音材8によって有効
な吸音が行われる。またファン10等の騒音が出るファ
ンケーシング4の出口7においては、干渉型減音装置9
によって有効な吸音が行われる。従って、冷却塔の騒音
を著しく低減することができる。
【0015】本実施例において、冷却塔本体より10m
離れ、高さ1.5mの地点における干渉型減音装置とル
ーバー面に吸音材を貼布した場合の減音量を、それぞれ
図3(a)及び図3(b)に示す。本実施例では、これ
らの減音効果を加えた減音を達成することができる。
離れ、高さ1.5mの地点における干渉型減音装置とル
ーバー面に吸音材を貼布した場合の減音量を、それぞれ
図3(a)及び図3(b)に示す。本実施例では、これ
らの減音効果を加えた減音を達成することができる。
【0016】また、本実施例においては、冷却塔本体A
の側方に防音壁を設けていないために、そのためのスペ
ースを必要とすることがなく、また、ファンケーシング
の上に消音スプリッタを設置した場合のように、冷却塔
の圧損が大きくなることもない。
の側方に防音壁を設けていないために、そのためのスペ
ースを必要とすることがなく、また、ファンケーシング
の上に消音スプリッタを設置した場合のように、冷却塔
の圧損が大きくなることもない。
【0017】
【発明の効果】本発明では、冷却塔のファンケーシング
に干渉型減音装置を取付け、かつ、冷却塔本体のルーバ
ー面に吸音材を添付けているために、防音壁塔を設置す
るスペースと費用をはぶき、かつ、冷却塔の圧損の増大
を伴うことなく、冷却塔の騒音を低減することができ
る。
に干渉型減音装置を取付け、かつ、冷却塔本体のルーバ
ー面に吸音材を添付けているために、防音壁塔を設置す
るスペースと費用をはぶき、かつ、冷却塔の圧損の増大
を伴うことなく、冷却塔の騒音を低減することができ
る。
【図1】本発明の一実施例に係る冷却塔の全体図であ
り、図1(a)はその斜視図、図1(b)はその側面図
である。
り、図1(a)はその斜視図、図1(b)はその側面図
である。
【図2】同実施例における干渉型減音装置の取付け部の
説明図である。
説明図である。
【図3】図3(a)、(b)は同実施例の減音効果を示
すグラフである。
すグラフである。
【図4】従来の防音壁を用いた冷却塔騒音低減装置の全
体図である。
体図である。
【図5】従来の防音壁と干渉型減音装置を用いた冷却塔
騒音低減装置の全体図である。
騒音低減装置の全体図である。
【図6】従来の消音スプリッタを用いた冷却塔騒音低減
装置の全体図である。
装置の全体図である。
【図7】従来の干渉型減音装置の説明図である。
【図8】従来の消音スプリッタの説明図である。
A 冷却塔本体 1 防音壁 2 防音壁 3 干渉型減音装置 4 ファンケーシング 5 消音スプリッタ 6 ルーバー面 7 ファンケーシング出口 8 吸音材 9 干渉型減音装置 10 ファン
Claims (1)
- 【請求項1】 冷却塔のファンケーシングの出口周囲に
音波の干渉作用によって減音を行う干渉型減音装置を取
付けると共に、冷却塔本体のルーバー面に吸音材を貼付
したことを特徴とする低騒音型冷却塔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP758492A JPH05196374A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 低騒音型冷却塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP758492A JPH05196374A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 低騒音型冷却塔 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05196374A true JPH05196374A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11669862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP758492A Withdrawn JPH05196374A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 低騒音型冷却塔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05196374A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109520364A (zh) * | 2018-11-09 | 2019-03-26 | 四川中乙制冷设备有限公司 | 冷却塔的排风结构 |
CN111735322A (zh) * | 2020-07-03 | 2020-10-02 | 深圳市旷世伟业工程有限公司 | 一种中央空调冷却塔降噪结构及其方法 |
KR102269282B1 (ko) * | 2020-09-10 | 2021-06-25 | 주식회사 경인기계 | 냉각탑용 소음기 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP758492A patent/JPH05196374A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109520364A (zh) * | 2018-11-09 | 2019-03-26 | 四川中乙制冷设备有限公司 | 冷却塔的排风结构 |
CN111735322A (zh) * | 2020-07-03 | 2020-10-02 | 深圳市旷世伟业工程有限公司 | 一种中央空调冷却塔降噪结构及其方法 |
CN111735322B (zh) * | 2020-07-03 | 2021-10-08 | 深圳市旷世伟业工程有限公司 | 一种中央空调冷却塔降噪结构及其方法 |
KR102269282B1 (ko) * | 2020-09-10 | 2021-06-25 | 주식회사 경인기계 | 냉각탑용 소음기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |