JP3383703B2 - 小型ポンプ装置 - Google Patents

小型ポンプ装置

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JP3383703B2
JP3383703B2 JP5756594A JP5756594A JP3383703B2 JP 3383703 B2 JP3383703 B2 JP 3383703B2 JP 5756594 A JP5756594 A JP 5756594A JP 5756594 A JP5756594 A JP 5756594A JP 3383703 B2 JP3383703 B2 JP 3383703B2
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誠 藤原
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧計等の各種エア機
器の加圧に用いられる小型ポンプ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のポンプ装置において小型
化を図りながらポンプ作用の効率を高くし、ポンプ装置
の薄型化及び小型化を図るようにしたものとして本出願
人は特願平4−255235号を先に出願している。こ
のものは図14、図15に示されるように構成されてお
り、図中1はモータ、2はモータ1の出力軸、3は出力
軸2に対して溶接等により偏心して取付けられた丸棒状
の駆動軸、4はモータ1を取付けるための蓋状のモータ
取付台であり、中心部近傍にはモータ1の取付ねじ20
を通すための貫通孔4bが設けられ、また、外周角部に
はモータ取付台4を他の部材とねじ止めするための取付
穴4cがそれぞれ設けられている。さらに、外部の空気
をポンプ装置内に導入するための吸入口4aが適宜箇所
に設けられている。
【0003】5は略棒状の作動ロッドであり、中心には
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両端
には後述するダイアフラム体7を作動ロッド5に取付け
るための取付孔5bが設けられている。6は一面が開口
した長方箱状のケースであり、外角部には4つの取付穴
6cが設けられており、開口面はモータ取付台4と嵌合
され、箱底面は後述するダイアフラム体7及び基台8を
ケース6内に挿入、保持するための挿入穴6aを有する
と共に、ケース6内に導入された空気を後述する吸入弁
7eに導くための通気口6bが設置されている。
【0004】7はゴム等の弾性体により、四隅に取付用
のネジを通す通孔21を有して長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、ダイアフラム体7上には斜面を有し
て略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aがダイ
アフラム体7平面に対して3次元的に延伸して、立体的
且つ一体に出力軸2の外円周上に互いに180度相対し
て、斜面が出力軸心側に位置するように2袋形成されて
おり、ダイアフラム部7aの上面部には全周にわたって
蛇腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7aと同
じ肉厚で設けられている。さらに、ダイアフラム部7a
の中心部にはダイアフラム部7a内の容積を可変してポ
ンプ作用を行なうための駆動部7cが剛性を高めるため
厚肉にダイアフラム部7aの底部から頭部にわたって立
面高さと等しく形成されている。また、駆動部7cの先
端には細い頸部を介して形成された頭部7dが設けら
れ、作動ロッド5の取付孔5bを貫通してロッド表面に
突出して取着され、これにより駆動部7cは作動ロッド
5に係合保持されている。頭部7dからは上方に向けて
突出するように長片部7fが設けられており、駆動部7
cを作動ロッド5に取付ける際には長片部7fを取付孔
5bに挿通させた後に長片部7fを引っ張り、頭部7d
を作動ロッド5の表面に突出させて長片部7fを切断す
ることにより駆動部7cは作動ロッド5に係合保持され
る。7eはダイアフラム体7上に一体的に形成された舌
状の吸入弁である。
【0005】8は四隅に取付穴22を有する長方板状の
基台であり、ダイアフラム部7aの内部空間と基台8と
で囲まれた容積で空気室9が形成されている。図14に
示されるように空気室9は駆動部7cを基準としてモー
タ径方向外側の空気室9aとモータ径方向内側の空気室
9bとからなり、ダイアフラム部7aは斜面を有して形
成されているため、空気室9aの容積の方が、空気室9
bの容積よりも大きくなっている。基台8がダイアフラ
ム体7を圧接する側には、ダイアフラム部7aの立体面
とほぼ相似形状の略方形状の立壁10が設けられ、立壁
10の高さは基台8の短軸に平行で中心から近辺側の立
壁10aは遠辺側の立壁10bよりも低く構成され、基
台8の長軸に平行な他の2辺の立壁10cは前記2つの
壁をつないだ斜面壁となっている。また、立壁10内の
基台8面上には後述する排気弁11を取付けるための弁
取付穴8aが設けられており、さらに、弁取付穴8a周
辺には複数個の排気孔8bが設置され、さらに、吸入弁
7eを通過した空気を空気室9に導くための溝状の吸入
路8cが設けられている。
【0006】ダイアフラム組立状態において、ダイアフ
ラム体7の斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイ
アフラム部7aの内周立面は、4辺のうち、3辺が基台
8の立壁10b及び10cと密着するよう構成されてい
るため、駆動部7cが運動したときにダイアフラム部7
aは内側への移動及び変形が阻止されている。また、ダ
イアフラム部7aの外周立面のうち、上記と同じ3辺は
ケース6の挿入穴6aの内周面と密着するよう構成され
ているので、駆動部7cが運動した時にこのダイアフラ
ム面が外側に変位して拡張されることが規制されてい
る。このためダイアフラム部7aが作動ロッド5により
駆動された時、ダイアフラム部7aの立面のうち、斜面
を有する駆動部7c面のみ唯一振動可能であって、他の
面はケース体6と基台8とに挟まれて振動せずに固定さ
れているものである。
【0007】11はゴム等の弾性体で構成された傘型の
排気弁であり、基台8のダイアフラム体7と接する側と
反対側に取着される。12は外縁四隅に取付穴23を有
した蓋体であり、中央部に排気口12aが設けられてい
る。13はモータ取付台4、ケース体6、ダイアフラム
体7、基台8及び蓋体12を貫通して一体的に固着する
ための取付ねじである。
【0008】以上のように構成された小型ポンプ装置に
おいて、モータ1に通電されて出力軸2が回転すると、
駆動軸3も回転し、これにより作動ロッド5がモータ1
の出力軸2と垂直面内で円運動をしてダイアフラム部7
aの駆動部7cは作動ロッド5と同じ円運動を行なう。
この時、モータ1の出力軸2側から見て、作動ロッド5
の先端との距離が拡大する工程(円運動の半周)、つま
り、作動ロッド5の先端が出力軸2に対して径方向外側
に遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも同様
に径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダイア
フラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されている
ため、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一方、空
気室9bは膨張させられて容積は増大するが、空気室9
aの容積の方が空気室9bの容積よりも大きいために、
全体として空気室9の容積は減少するものである。次に
作動ロッド5の先端とモータ1の出力軸2との距離が減
少する工程(円運動の残り半周)、つまり、作動ロッド
5が出力軸2に対して径方向内側に近づくように運動す
るときは駆動部7cも同様に径方向内側に変位させら
れ、全体として空気室9の容積は増大するものである。
【0009】空気室9の容積が減少する工程にあって
は、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧
接されて閉じ、反対に排気弁11は開いて排気口12a
から空気が吐出される。次に空気室9の容積が増大する
工程では、空気室9は減圧されて排気弁11が閉じたま
まで吸入弁7eが開いて吸入口4aからケース体6内に
入っていた空気は、通気口6b、吸入路8cを通って空
気室9に流入して吸気動作が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなポンプ装置にあっては、作動ロッド5をダイアフ
ラム体7に取付ける際、長片部7fを強く引っ張り過ぎ
ると駆動部7cの出力軸心側に作動ロッド5の位置を決
める部材がない為、ダイアフラム体7の出力軸心側のみ
上方に持ち上げられた状態になり、その結果、規定の位
置に作動ロッド5を取付けることができず、動作不良を
起こしやすいポンプ装置になってしまうという問題があ
った。
【0011】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、取付け方に左右されることなく規定の位置に
作動ロッドが取付けられた小型ポンプ装置を提供しよう
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、モータ1の出力軸2に偏心し
て取付けられた駆動軸3と、駆動軸3の回転によってモ
ータ径方向に往復運動する作動ロッド5と、作動ロッド
の往復運動にて圧縮・膨張されてポンプ作用を行う空
気室9を備えたダイアフラム体7とからなり、ダイアフ
ラム体7に3次元的袋状に延伸してその内部空間に空気
室9を形成するダイアフラム部7aを設け、作動ロッド
5に連結される駆動部7cをダイアフラム体7のダイア
フラム部7aに設けると共にダイアフラム部7aのうち
駆動部7cの周囲の面のみを変位可能にし、作動ロッド
5の運動による駆動部7cの周囲の面の変位で空気室9
を圧縮 膨張させるようにした小型ポンプ装置におい
て、駆動部7cの先端に細い頸部を介して頭部7dを設
けると共に、作動ロッド5に設けた取付孔5bを貫通し
て頭部7dを作動ロッド5の表面に突出させることによ
って駆動部7cを作動ロッド5に係合保持し、作動ロッ
ド5の駆動部7cの頭部7dが突出する表面と反対側の
表面の端部が載置される突起7gを駆動部7cに一体的
に突設したことを特徴とするものである。
【0013】請求項2の発明では、モータ1の出力軸2
に偏心して取付けられた駆動軸3と、駆動軸3の回転に
よってモータ径方向に往復運動する作動ロッド5と、作
動ロッド5の往復運動にて圧縮・膨張されてポンプ作用
を行う空気室9を備えたダイアフラム体7とからなり、
ダイアフラム体7に3次元的袋状に延伸してその内部空
間に空気室9を形成するダイアフラム部7aを設け、作
動ロッド5に連結される駆動部7cをダイアフラム体7
のダイアフラム部7aに設けると共にダイアフラム部7
aのうち駆動部7cの周囲の面のみを変位可能にし、作
動ロッド5の運動による駆動部7cの周囲の面の変位で
空気室9を圧縮 膨張させるようにした小型ポンプ装置
において、駆動部7cの先端に細い頸部を介して頭部7
dを設けると共に、作動ロッド5に設けた取付孔5bを
貫通して頭部7dを作動ロッド5の表面に突出させるこ
とによって駆動部7cを作動ロッド5に係合保持し、駆
動部7cに溝7hを凹設すると共に作動ロッド5の端部
外面にこの溝7hに係合される突起5cを突設したこと
を特徴とするものである。
【0014】請求項3の発明では、モータ1の出力軸2
に偏心して取付けられた駆動軸3と、駆動軸3の回転に
よってモータ径方向に往復運動する作動ロッド5と、作
動ロッド5の往復運動にて圧縮・膨張されてポンプ作用
を行う空気室9を備えたダイアフラム体7とからなり、
ダイアフラム体7に3次元的袋状に延伸してその内部空
間に空気室9を形成するダイアフラム部7aを設け、作
動ロッド5に連結される駆動部7cをダイアフラム体7
のダイアフラム部7aに設けると共にダイアフラム部7
aのうち駆動部7cの周囲の面のみを変位可能にし、作
動ロッド5の運動による駆動部7cの周囲の面の変位で
空気室9を圧縮 膨張させるようにした小型ポンプ装置
において、駆動部7cの先端に細い頸部を介して頭部7
dを設けると共に、作動ロッド5に設けた取付孔5bを
貫通して頭部7dを作動ロッド5の表面に突出させるこ
とによって駆動部7cを作動ロッド5に係合保持し、作
動ロッド5の取付孔5bの径を駆動部7cの頸部の径よ
り大きく且つ頭部7dより小さく形成して遊嵌状態で取
付孔5bに駆動部7cを係合して成ることを特徴とす
る。
【0015】請求項4の発明では、モータ1の出力軸2
に偏心して取付けられた駆動軸3と、駆動軸3の回転に
よってモータ径方向に往復運動する作動ロッド5と、作
動ロッド5の往復運動にて圧縮・膨張されてポンプ作用
を行う空気室9を備えたダイアフラム体7とからなり、
ダイアフラム体7に3次元的袋状に延伸してその内部空
間に空気室9を形成するダイアフラム部7aを設け、作
動ロッド5に連結される駆動部7cをダイアフラム体7
のダイアフラム部7aに設けると共にダイアフラム部7
aのうち駆動部7cの周囲の面のみを変位可能にし、作
動ロッド5の運動による駆動部7cの周囲の面の変位で
空気室9を圧縮 膨張させるようにした小型ポンプ装置
において、ダイアフラム体7の駆動部7cに連結穴7i
を設け、連結穴7iに挿合される連結突起5dを作動ロ
ッド5の端部突設し、上記連結穴7iの底部に設けら
れた係合凹部7jに係合される頭部5eを連結突起5d
の先部に設けたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、ダイアフラム体7と
作動ロッド5とを連結する際、駆動部7cに設けられた
突起7gに作動ロッド5の端部下面が載置されることで
作動ロッド5は規定の位置以上は動かないように保持さ
れるものであり、規定の位置に作動ロッド5が取付けら
れる。
【0017】請求項2の発明によれば、ダイアフラム体
7と作動ロッド5とを連結する際、駆動部7cに設けら
れた溝7hに作動ロッド5の端部外面より突設された突
起5cが係合されることで作動ロッド5は規定の位置以
上は動かないように保持されるものであり、規定の位置
に作動ロッド5が取付けられる。請求項3の発明によれ
ば、ダイアフラム体7と作動ロッド5とを連結する際、
駆動部7cが挿合される作動ロッド5の取付孔5bの径
が駆動部7cの径よりも大きくなっていることで作動ロ
ッド5は遊嵌状態で駆動部7cに係合保持されることと
なり、取付時にダイアフラム体7の出力軸心側のみ上方
に持ち上げられても規定の位置に戻ることとなり、傾い
たり、変形したりするようなことなく規定の位置に取付
けられる。
【0018】請求項4の発明によれば、ダイアフラム体
7と作動ロッド5とを連結する際、作動ロッド5より突
設された連結突起5dをダイアフラム体7の連結穴7i
に係合し、作動ロッド5の下部がダイアフラム体7の駆
動部7cの上部に接触すると共に連結突起5dの先部に
設けられた頭部5eを連結穴7iの底部に設けられた係
合凹部7jに係合することで作動ロッド5が駆動部7c
に係合保持されるものであり、作動ロッド5に設けられ
た連結突起5dの頭部5eが連結穴7iの係合凹部7j
に係合されることで規定の位置に作動ロッド5が取付け
られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図3に
基づいて詳述する。図中1はモータ、2はモータ1の出
力軸、3は出力軸2に対して溶接等により偏心して取付
けられた丸棒状の駆動軸、4はモータ1を取付けるため
の蓋状のモータ取付台であり、中心部近傍にはモータ1
の取付ねじ20を通すための貫通孔4bが設けられ、ま
た、外周角部にはモータ取付台4を他の部材とねじ止め
するための取付穴4cがそれぞれ設けられている。さら
に、外部の空気をポンプ装置内に導入するための吸入口
4aが適宜箇所に設けられている。
【0020】5は略棒状の作動ロッドであり、中心には
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両端
には後述するダイアフラム体7を作動ロッド5に取付け
るための取付孔5bが設けられている。6は一面が開口
した長方箱状のケースであり、外角部には4つの取付穴
6cが設けられており、開口面はモータ取付台4と嵌合
され、箱底面は後述するダイアフラム体7及び基台8を
ケース6内に挿入、保持するための挿入穴6aを有する
と共に、ケース6内に導入された空気を後述する吸入弁
7eに導くための通気口6bが設置されている。
【0021】7はゴム等の弾性体により、四隅に取付用
のネジを通す通孔21を有して長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、ダイアフラム体7上には図2に示さ
れるようにダイアフラム部7aがダイアフラム体7平面
に対して3次元的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸
2の外円周上に互いに180度相対して、斜面が出力軸
心側に位置するように2袋形成されており、ダイアフラ
ム部7aの上面部には全周にわたって蛇腹の役目をする
半円部7bがダイアフラム部7aとほぼ同じ肉厚で設け
られている。ダイアフラム部7aの中心部にはダイアフ
ラム部7a内の容積を可変してポンプ作用を行なうため
の駆動部7cが剛性を高めるため厚肉にダイアフラム部
7aの底部から頭部にわたって立面高さと等しく形成さ
れている。また、駆動部7cの先端には細い頸部を介し
て形成された頭部7dが設けられ、作動ロッド5の取付
孔5bを貫通してロッド表面に突出して取着され、これ
により駆動部7cは作動ロッド5に係合保持されてい
る。頭部7dからは上方に向けて突出するように長片部
7fが設けられており、駆動部7cを作動ロッド5に取
付ける際には長片部7fを取付孔5bに挿通させた後に
長片部7fを引っ張り、頭部7dを作動ロッド5の表面
に突出させて長片部7fを切断することにより駆動部7
cは作動ロッド5に係合保持される。7eはダイアフラ
ム体7上に一体的に形成された舌状の吸入弁であり、ダ
イアフラム体7の中心短軸方向に180度相対して配置
されている。各駆動部7cの出力軸心側の外面下部から
は相対向する方向に向けて略台形状の突起7gが一体的
に突設されている。この突起7gの位置は作動ロッド5
を規定の位置に取付けたときに下部が位置する所となっ
ており、また、突起7gは長片部7fを強く引っ張って
も作動ロッド5がそれを乗り上げない程度の大きさの物
となっている。つまり、作動ロッド5をダイアフラム体
7に取付ける際、長片部7fを強く引っ張り過ぎても作
動ロッド5は突起7gがある為にそれ以上は動かずに位
置決めされた状態となって規定の位置に取付けることが
できるようになっている。
【0022】8は四隅に取付穴22を有する長方板状の
基台であり、図1に示されるようにダイアフラム部7a
の内部空間と基台8とで囲まれた容積で空気室9が形成
されている。空気室9は駆動部7cを基準としてモータ
径方向外側の空気室9aとモータ径方向内側の空気室9
bとからなり、ダイアフラム部7aは斜面を有して形成
されているため、空気室9aの容積の方が、空気室9b
の容積よりも大きくなっている。基台8がダイアフラム
体7を圧接する側には、ダイアフラム部7aの立体面と
ほぼ相似形状の立壁10が設けられ、中心から近辺側の
立壁10aは遠辺側の立壁10bよりも低く構成され、
他の2辺の立壁10cは前記2つの壁をつないだ斜面壁
となっている。立壁10内の基台8面上には後述する排
気弁11を取付けるための弁取付穴8aが設けられてお
り、弁取付穴8a周辺には複数個の排気孔8bが設置さ
れ、さらに、吸入弁7eを通過した空気を空気室9に導
くための溝状の吸入路8cが設けられている。
【0023】ダイアフラム組立状態において、ダイアフ
ラム体7の斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイ
アフラム部7aの内周立面は、4辺のうち、3辺が基台
8の立壁10b及び10cと密着するよう構成されてい
るため、駆動部7cが運動したときにダイアフラム部7
aは内側への移動及び変形が阻止されている。また、ダ
イアフラム部7aの外周立面のうち、上記と同じ3辺は
ケース6の挿入穴6aの内周面と密着するよう構成され
ているので、駆動部7cが運動した時にこのダイアフラ
ム面が外側に変位して拡張されることが規制されてい
る。このためダイアフラム部7aが作動ロッド5により
駆動された時、ダイアフラム部7aの立面のうち、斜面
を有する駆動部7c面のみ唯一振動可能であって、他の
面はケース体6と基台8とに挟まれて振動せずに固定さ
れているものである。
【0024】11はゴム等の弾性体で構成された傘型の
排気弁であり、基台8のダイアフラム体7と接する側と
反対側に取着される。12は外縁四隅に取付穴23を有
した蓋体であり、中央部に排気口12aが設けられてい
る。13はモータ取付台4、ケース体6、ダイアフラム
体7、基台8及び蓋体12を貫通して一体的に固着する
ための取付ねじである。
【0025】次に、本発明の小型ポンプ装置の動作につ
いて説明する。モータ1に通電されて出力軸2が回転す
ると、駆動軸3も回転し、これにより作動ロッド5がモ
ータ1の出力軸2と垂直面内で円運動をしてダイアフラ
ム部7aの駆動部7cは作動ロッド5と同じ円運動を行
なう。この時、モータ1の出力軸2から見て、作動ロッ
ド5の先端との距離が拡大する工程(円運動の半周)、
つまり、作動ロッド5の先端が出力軸2に対して径方向
外側に遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも
同様に径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダ
イアフラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されて
いるため、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一
方、空気室9bは膨張させられて容積は増大するが、空
気室9aの容積の方が空気室9bの容積よりも大きいた
めに、全体として空気室9の容積は減少するものであ
る。次に作動ロッド5の先端とモータ1の出力軸2との
距離が減少する工程(円運動の残り半周)、つまり、作
動ロッド5が出力軸2に対して径方向内側に近づくよう
に運動するときは駆動部7cも同様に径方向内側に変位
させられ、全体として空気室9の容積は増大するもので
ある。
【0026】空気室9の容積が減少する工程にあって
は、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧
接されて閉じ、反対に排気弁11は開いて排気口12a
から空気が吐出される。次に空気室9の容積が増大する
工程では、空気室9は減圧されて排気弁11が閉じられ
た状態のままで吸入弁7eが開いて吸入口4aからケー
ス体6内に入っていた空気は、通気口6b、吸入路8c
を通って空気室9に流入して吸気動作が行なわれる。空
気室9は互いに180度離れて相対する位置関係で設置
されているため両者の吸入及び圧縮の工程は丁度反対に
なり、一方の空気室9が空気を吸入している場合には他
方の空気室9は空気を圧縮する動作を行なっていること
になる。また、各空気室9は駆動軸3の一回転で1回の
ポンプ作用を行なうが全体では2回行なわれ、しかも、
吐出空気の位相が空気室9によって180度異なってい
るために排気口12aから吐出される空気の脈動は空気
室9が1室のポンプに比べて低減される。
【0027】次に本発明の第2実施例を図4乃至図7に
示す。このものは、第1実施例とは、主としてダイアフ
ラム体7の駆動部7c及び作動ロッド5の形状が異なる
ものであり、基本的機能が同様の部材としてのモータ
1、出力軸2、駆動軸3、モータ取付台4、ケース6、
基台8、排気弁11、蓋体12には同一の符号を付して
詳細な説明は省略する。つまり、この実施例においては
ダイアフラム体7の駆動部7c及び作動ロッド5以外の
部分は第1実施例と同様となっている。
【0028】5は略棒状の作動ロッドであり、図6に示
されるように中心には駆動軸3と結合するための結合穴
5aが設けられ、両端には後述するダイアフラム体7を
作動ロッド5に取付けるための取付孔5bが設けられて
いる。作動ロッド5の端部外面には外側方に向けて帯状
の突起5cが一体的に設けられており、この突起5cは
上部が取付孔5b内に配置されると共に下部が作動ロッ
ド5の端部外面に配置されている。
【0029】7はゴム等の弾性体により、四隅に取付用
のネジを通す通孔21を有して長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、ダイアフラム体7上には図5に示さ
れるようにダイアフラム部7aがダイアフラム体7平面
に対して3次元的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸
2の外円周上に互いに180度相対して、斜面が出力軸
心側に位置するように2袋形成されており、ダイアフラ
ム部7aの上面部には全周にわたって蛇腹の役目をする
半円部7bがダイアフラム部7aとほぼ同じ肉厚で設け
られている。ダイアフラム部7aの中心部にはダイアフ
ラム部7a内の容積を可変してポンプ作用を行なうため
の駆動部7cが剛性を高めるため厚肉にダイアフラム部
7aの底部から頭部にわたって立面高さと等しく形成さ
れている。また、駆動部7cの先端には細い頸部を介し
て形成された頭部7dが設けられ、作動ロッド5の取付
孔5bを貫通してロッド表面に突出して取着され、これ
により駆動部7cは作動ロッド5に係合保持されるよう
になっている。頭部7dからは上方に向けて突出するよ
うに長片部7fが設けられており、駆動部7cを作動ロ
ッド5に取付ける際には長片部7fを取付孔5bに挿通
させた後に長片部7fを引っ張り、頭部7dを作動ロッ
ド5の表面に突出させて長片部7fを切断することによ
り駆動部7cは作動ロッド5に係合保持される。7eは
ダイアフラム体7上に一体的に形成された舌状の吸入弁
であり、ダイアフラム体7の中心短軸方向に180度相
対して配置されている。各駆動部7cの出力軸心側の外
面には上下方向に溝7hが凹設されている。この溝7h
の位置は作動ロッド5を規定の位置に取付けたときに作
動ロッド5に端部外面より突設された突起5cが係合す
る所となっており、また、溝7hは長片部7fを強く引
っ張っても作動ロッド5の突起5cがそれを乗り上げな
い程度の大きさの物となっている。つまり、作動ロッド
5をダイアフラム体7に取付ける際、作動ロッド5に設
けられた突起5cが駆動部7cに凹設された溝7hに係
合することで長片部7fを強く引っ張り過ぎても作動ロ
ッド5はそれ以上は動かずに位置決めされた状態となっ
て規定の位置に取付けられるようになっている。
【0030】次に本発明の第3実施例を図8、図9に示
す。このものは、第1実施例とは、主として作動ロッド
5の形状が異なるものであり、基本的機能が同様の部材
としてのモータ1、出力軸2、駆動軸3、モータ取付台
4、ケース6、基台8、排気弁11、蓋体12には同一
の符号を付して詳細な説明は省略する。ここで、ダイア
フラム体7の駆動部7cには突起7gは設けられておら
ず、この突起7gが設けられていない駆動部7c以外の
ダイアフラム体7の構造は第1実施例と同様となってい
る。つまり、この実施例においては作動ロッド5及びダ
イアフラム体7の駆動部7c以外の部分は第1実施例と
同様となっている。
【0031】5は略棒状の作動ロッドであり、中心には
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両端
には後述するダイアフラム体7を作動ロッド5に取付け
るための取付孔5bが設けられている。この長方形状の
取付孔5bの径は取付孔5bに挿合されることとなる駆
動部7cの先端の細い頸部の径よりも大きく、且つ頭部
7dよりも小さいものとなっており、駆動部7cは遊嵌
状態で取付孔5bに係合されるようになっており、作動
ロッド5は取付け後も可動となっている。つまり、作動
ロッド5をダイアフラム体7に取付ける際、長片部7f
を強く引っ張り過ぎて、ダイアフラム体7の出力軸心側
のみ上方に持ち上げられても作動ロッド5が可動な為、
規定の位置に戻るようになっており、取付時にダイアフ
ラム体7の出力軸心側のみ上方に持ち上げられても規定
の位置に戻ることとなり、傾いたり、変形したりするよ
うなことなく規定の位置に取付けられるようになってい
る。
【0032】次に本発明の第4実施例を図10乃至図1
3に示す。このものは、第1実施例とは、主としてダイ
アフラム体7の駆動部7c及び作動ロッド5の形状が異
なるものであり、基本的機能が同様の部材としてのモー
タ1、出力軸2、駆動軸3、モータ取付台4、ケース
6、基台8、排気弁11、蓋体12には同一の符号を付
して詳細な説明は省略する。つまり、この実施例におい
てはダイアフラム体7の駆動部7c及び作動ロッド5以
外の部分は第1実施例と同様となっている。
【0033】5は略棒状の作動ロッドであり、図12に
示されるように中心には駆動軸3と結合するための結合
穴5aが設けられ、両端部からは後述するダイアフラム
体7の駆動部7cに連結される棒状の連結突起5dが下
方に向けて突設されている。連結突起5dの先部には連
結突起5dよりも大径となった球状の頭部5eが一体に
形成されている。
【0034】7はゴム等の弾性体により、四隅に取付用
のネジを通す通孔21を有して長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、ダイアフラム体7上には図11に示
されるようにダイアフラム部7aがダイアフラム体7平
面に対して3次元的に延伸して、立体的且つ一体に出力
軸2の外円周上に互いに180度相対して、斜面が出力
軸心側に位置するように2袋形成されており、ダイアフ
ラム部7aの上面部には全周にわたって蛇腹の役目をす
る半円部7bがダイアフラム部7aとほぼ同じ肉厚で設
けられている。ダイアフラム部7aの中心部にはダイア
フラム部7a内の容積を可変してポンプ作用を行なうた
めの駆動部7cが剛性を高めるため厚肉にダイアフラム
部7aの底部から頭部にわたって立面高さと等しく形成
されている。駆動部7cには上部が駆動部7cの上面に
開口するように上下方向に連結穴7iが凹設されてお
り、連結穴7iの底部には係合凹部7jが設けられてい
る。連結穴7iの底部に設けられる係合凹部7jは上記
作動ロッド5の連結突起5dの先部に設けられた頭部5
eと合致するように略球状となっており、係合突起5d
を連結穴7i内に挿合した状態では頭部5eが抜け止め
された状態で係合凹部7jに係合保持されるようになっ
ている。作動ロッド5とダイアフラム体7とを連結する
場合には作動ロッド5の下部がダイアフラム体7の駆動
部7cの上部に接触するまで圧入し、作動ロッド5の連
結突起5dの先部に設けられた頭部5eを連結穴7iの
底部に設けられた係合凹部7jに係合することで相互に
連結されるものであり、作動ロッド5に設けられた連結
突起5dの頭部5eが連結穴7iの係合凹部7jに係合
されることで位置決めされた状態で作動ロッド5がダイ
アフラム体7に連結されるものであり、規定の位置に作
動ロッド5が取付けられる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、モータの出力軸に偏
心して取付けられた駆動軸と、駆動軸の回転によってモ
ータ径方向に往復運動する作動ロッドと、作動ロッド
往復運動にて圧縮・膨張されてポンプ作用を行う空気室
を備えたダイアフラム体とからなり、ダイアフラム体に
3次元的袋状に延伸してその内部空間に空気室を形成す
るダイアフラム部を設け、作動ロッドに連結される駆動
部をダイアフラム体のダイアフラム部に設けると共にダ
イアフラム部のうち駆動部の周囲の面のみを変位可能に
し、作動ロッドの運動による駆動部の周囲の面の変位で
空気室を圧縮 膨張させるようにした小型ポンプ装置に
おいて、駆動部の先端に細い頸部を介して頭部を設ける
と共に、作動ロッドに設けた取付孔を貫通して頭部を作
動ロッドの表面に突出させることによって駆動部を作動
ロッドに係合保持し、作動ロッドの駆動部の頭部が突出
する表面と反対側の表面の端部が載置される突起を駆動
部に一体的に突設してあるので、ダイアフラム体と作動
ロッドとを連結する際、駆動部に設けられた突起に作動
ロッドの端部が載置されることで作動ロッドは規定の位
置以上は動かないように保持されるものであり、作動ロ
ッドは位置決めされた状態で駆動部に係合保持されるも
のであり、規定の位置に作動ロッドを取付けることがで
き、取付け方に左右されることなく規定の位置に作動ロ
ッドが取付けられた小型ポンプ装置を提供することがで
きるものである。
【0036】請求項2の発明は、駆動部の先端に細い頸
部を介して頭部を設けると共に、作動ロッドに設けた取
付孔を貫通して頭部を作動ロッドの表面に突出させるこ
とによって駆動部を作動ロッドに係合保持し、駆動部に
溝を凹設すると共に作動ロッドの端部外面にこの溝に係
合される突起を突設してあるので、ダイアフラム体と作
動ロッドとを連結する際、駆動部に設けられた溝に作動
ロッドの端部外面より突設された突起が係合されること
で作動ロッドは規定の位置以上は動かないように保持さ
れるものであり、作動ロッドは位置決めされた状態で駆
動部に係合保持されるものであり、規定の位置に作動ロ
ッドを取付けることができ、取付け方に左右されること
なく規定の位置に作動ロッドが取付けられた小型ポンプ
装置を提供することができるものである。
【0037】請求項3の発明は、駆動部の先端に細い頸
部を介して頭部を設けると共に、作動ロッドに設けた取
付孔を貫通して頭部を作動ロッドの表面に突出させるこ
とによって駆動部を作動ロッドに係合保持し、作動ロッ
ドの取付孔の径を駆動部の頸部の径より大きく且つ頭部
より小さく形成して遊嵌状態で取付孔に駆動部を係合し
ので、ダイアフラム体と作動ロッドとを連結する際、
駆動部が挿合される作動ロッドの取付孔の径が駆動部の
径よりも大きくなっていることで作動ロッドは遊嵌状態
で駆動部に係合保持されることとなり、取付時にダイア
フラム体の出力軸心側のみ上方に持ち上げられても規定
の位置に戻ることとなり、傾いたり、変形したりするよ
うなことなく規定の位置に取付けられるものであり、取
付け方に左右されることなく規定の位置に作動ロッドが
取付けられた小型ポンプ装置を提供することができるも
のである。
【0038】請求項4の発明は、ダイアフラム体の駆動
部に連結穴を設け、連結穴に挿合される連結突起を作動
ロッドの端部に突設し、上記連結穴の底部に設けられた
係合凹部に係合される頭部を連結突起の先部に設けてあ
るので、ダイアフラム体と作動ロッドとを連結する際、
作動ロッドより突設された連結突起をダイアフラム体の
連結穴に係合し、作動ロッドの下部がダイアフラム体の
駆動部の上部に接触すると共に連結突起の先部に設けら
れた頭部を連結穴の底部に設けられた係合凹部に係合す
ることで作動ロッドが駆動部に係合保持されるものであ
り、作動ロッドに設けられた連結突起の頭部が連結穴の
係合凹部に係合されることで規定の位置に作動ロッドが
取付けられるものであり、取付け方に左右されることな
く規定の位置に作動ロッドが取付けられた小型ポンプ装
置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】ダイアフラム体の斜視図である。
【図3】全体構成を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】ダイアフラム体の斜視図である。
【図6】作動ロッドの斜視図である。
【図7】全体構成を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図9】全体構成を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図11】ダイアフラム体の斜視図である。
【図12】作動ロッドの斜視図である。
【図13】全体構成を示す分解斜視図である。
【図14】従来例を示す断面図である。
【図15】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 出力軸 3 駆動軸 5 作動ロッド 5b 取付孔 5c 突起 5d 連結突起 5e 頭部 7 ダイアフラム体 7a ダイアフラム部 7c 駆動部 7g 突起 7h 溝 7i 連結穴 7j 係合凹部 9 空気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 25/00 - 41/06 F04B 43/00 - 47/14 F04B 53/00 - 53/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
    駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
    動する作動ロッドと、作動ロッドの往復運動にて圧縮・
    膨張されてポンプ作用を行う空気室を備えたダイアフラ
    ム体とからなり、ダイアフラム体に3次元的袋状に延伸
    してその内部空間に空気室を形成するダイアフラム部を
    設け、作動ロッドに連結される駆動部をダイアフラム体
    のダイアフラム部に設けると共にダイアフラム部のうち
    駆動部の周囲の面のみを変位可能にし、作動ロッドの運
    動による駆動部の周囲の面の変位で空気室を圧縮 膨張
    させるようにした小型ポンプ装置において、駆動部の先
    端に細い頸部を介して頭部を設けると共に、作動ロッド
    に設けた取付孔を貫通して頭部を作動ロッドの表面に突
    出させることによって駆動部を作動ロッドに係合保持
    し、作動ロッドの駆動部の頭部が突出する表面と反対側
    の表面の端部が載置される突起を駆動部に一体的に突設
    して成ることを特徴とする小型ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
    駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
    動する作動ロッドと、作動ロッドの往復運動にて圧縮・
    膨張されてポンプ作用を行う空気室を備えたダイアフラ
    ム体とからなり、ダイアフラム体に3次元的袋状に延伸
    してその内部空間に空気室を形成するダイアフラム部を
    設け、作動ロッドに連結される駆動部をダイアフラム体
    のダイアフラム部に設けると共にダイアフラム部のうち
    駆動部の周囲の面のみを変位可能にし、作動ロッドの運
    動による駆動部の周囲の面の変位で空気室を圧縮 膨張
    させるようにした小型ポンプ装置において、駆動部の先
    端に細い頸部を介して頭部を設けると共に、作動ロッド
    に設けた取付孔を貫通して頭部を作動ロッドの表面に突
    出させることによって駆動部を作動ロッドに係合保持
    し、駆動部に溝を凹設すると共に作動ロッドの端部外面
    にこの溝に係合される突起を突設して成ることを特徴と
    する小型ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
    駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
    動する作動ロッドと、作動ロッドの往復運動にて圧縮・
    膨張されてポンプ作用を行う空気室を備えたダイアフラ
    ム体とからなり、ダイアフラム体に3次元的袋状に延伸
    してその内部空間に空気室を形成する ダイアフラム部を
    設け、作動ロッドに連結される駆動部をダイアフラム体
    のダイアフラム部に設けると共にダイアフラム部のうち
    駆動部の周囲の面のみを変位可能にし、作動ロッドの運
    動による駆動部の周囲の面の変位で空気室を圧縮 膨張
    させるようにした小型ポンプ装置において、駆動部の先
    端に細い頸部を介して頭部を設けると共に、作動ロッド
    に設けた取付孔を貫通して頭部を作動ロッドの表面に突
    出させることによって駆動部を作動ロッドに係合保持
    し、作動ロッドの取付孔の径を駆動部の頸部の径より大
    きく且つ頭部より小さく形成して遊嵌状態で取付孔に駆
    動部を係合して成ることを特徴とする小型ポンプ装置。
  4. 【請求項4】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
    駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
    動する作動ロッドと、作動ロッドの往復運動にて圧縮・
    膨張されてポンプ作用を行う空気室を備えたダイアフラ
    ム体とからなり、ダイアフラム体に3次元的袋状に延伸
    してその内部空間に空気室を形成するダイアフラム部を
    設け、作動ロッドに連結される駆動部をダイアフラム体
    のダイアフラム部に設けると共にダイアフラム部のうち
    駆動部の周囲の面のみを変位可能にし、作動ロッドの運
    動による駆動部の周囲の面の変位で空気室を圧縮 膨張
    させるようにした小型ポンプ装置において、ダイアフラ
    ム体の駆動部に連結穴を設け、連結穴に挿合される連結
    突起を作動ロッドの端部に突設し、上記連結穴の底部に
    設けられた係合凹部に係合される頭部を連結突起の先部
    に設けて成ることを特徴とする小型ポンプ装置。
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