JPH06221269A - 小型ポンプ装置 - Google Patents
小型ポンプ装置Info
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- JPH06221269A JPH06221269A JP1063893A JP1063893A JPH06221269A JP H06221269 A JPH06221269 A JP H06221269A JP 1063893 A JP1063893 A JP 1063893A JP 1063893 A JP1063893 A JP 1063893A JP H06221269 A JPH06221269 A JP H06221269A
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- diaphragm
- operating rod
- motor
- air chamber
- output shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ポンプ作用の圧縮効率を高くする。高い全閉圧
力を得られるようにする。 【構成】変位可能とされたダイアフラム体7のダイアフ
ラム部7aの半円部7bの肉厚を他の部分よりも厚くす
る。また、半円部7bの肉厚を他の部分よりも厚くする
と共に、頂部の肉厚のみを部分的に薄くしてもよい。ま
た、ダイアフラム部7aの変位可能とされた部位の上方
に位置するように作動ロッド5の端部より斜め上方に斜
板を延伸してもよい。また、少なくともダイアフラム体
7が収納されるケース6を備える。ダイアフラム部7a
の変位可能とされた部位の上方に位置するようにケース
6の上部開口に中央部に向かって水平方向に突出する天
板を設けてもよい。
力を得られるようにする。 【構成】変位可能とされたダイアフラム体7のダイアフ
ラム部7aの半円部7bの肉厚を他の部分よりも厚くす
る。また、半円部7bの肉厚を他の部分よりも厚くする
と共に、頂部の肉厚のみを部分的に薄くしてもよい。ま
た、ダイアフラム部7aの変位可能とされた部位の上方
に位置するように作動ロッド5の端部より斜め上方に斜
板を延伸してもよい。また、少なくともダイアフラム体
7が収納されるケース6を備える。ダイアフラム部7a
の変位可能とされた部位の上方に位置するようにケース
6の上部開口に中央部に向かって水平方向に突出する天
板を設けてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧計等の各種エア機
器の加圧に用いられる小型ポンプ装置に関するものであ
る。
器の加圧に用いられる小型ポンプ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のポンプ装置として本出願
人は、先に特願平4−255235号として図8、図9
に示されるものを出願している。1はモータ、2はモー
タ1の出力軸、3は出力軸2に対して溶接等により偏心
して取付けられた丸棒状の駆動軸、4はモータ1を取付
けるための蓋状のモータ取付台であり、中心部近傍には
モータ1の取付ねじ20を通すための貫通孔4bが設け
られ、また、外周角部にはモータ取付台4を他の部材と
ねじ止めするための取付穴4cがそれぞれ設けられてい
る。さらに、外部の空気をポンプ装置内に導入するため
の吸入口4aが適宜箇所に設けられている。
人は、先に特願平4−255235号として図8、図9
に示されるものを出願している。1はモータ、2はモー
タ1の出力軸、3は出力軸2に対して溶接等により偏心
して取付けられた丸棒状の駆動軸、4はモータ1を取付
けるための蓋状のモータ取付台であり、中心部近傍には
モータ1の取付ねじ20を通すための貫通孔4bが設け
られ、また、外周角部にはモータ取付台4を他の部材と
ねじ止めするための取付穴4cがそれぞれ設けられてい
る。さらに、外部の空気をポンプ装置内に導入するため
の吸入口4aが適宜箇所に設けられている。
【0003】5は略棒状の作動ロッドであり、中心には
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両端
には後述するダイアフラム体7を作動ロッド5に取付け
るための取付孔5bが設けられている。6は一面が開口
した長方箱状のケースであり、外角部には4つの取付穴
6cが設けられており、開口面はモータ取付台4と嵌合
され、箱底面は後述するダイアフラム体7及び基台8を
ケース6内に挿入、保持するための挿入穴6aを有する
と共に、ケース6内に導入された空気を後述する吸入弁
7eに導くための通気口6bが設置されている。
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両端
には後述するダイアフラム体7を作動ロッド5に取付け
るための取付孔5bが設けられている。6は一面が開口
した長方箱状のケースであり、外角部には4つの取付穴
6cが設けられており、開口面はモータ取付台4と嵌合
され、箱底面は後述するダイアフラム体7及び基台8を
ケース6内に挿入、保持するための挿入穴6aを有する
と共に、ケース6内に導入された空気を後述する吸入弁
7eに導くための通気口6bが設置されている。
【0004】7はゴム等の弾性体により、四隅に取付用
のネジを通す通孔21を有して長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、ダイアフラム体7上には斜面を有し
て略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aがダイ
アフラム体7平面に対して3次元的に延伸して、立体的
且つ一体に出力軸2の外円周上に互いに180度相対し
て、斜面が出力軸心側に位置するように2袋形成されて
おり、ダイアフラム部7aの頂部には全周にわたって蛇
腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7aと同じ
肉厚で設けられている。さらに、ダイアフラム部7aの
中心部にはダイアフラム部7a内の容積を可変してポン
プ作用を行なうための駆動部7cが剛性を高めるため厚
肉にダイアフラム部7aの底部から頭部にわたって立面
高さと等しく形成されている。また、駆動部7cの先端
には細い頸部を介して形成された頭部7dが設けられ、
作動ロッド5の取付孔5bを貫通してロッド表面に突出
して取着され、これにより駆動部7cは作動ロッド5に
係合保持されている。7eはダイアフラム体7上に一体
的に形成された舌状の吸入弁である。
のネジを通す通孔21を有して長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、ダイアフラム体7上には斜面を有し
て略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aがダイ
アフラム体7平面に対して3次元的に延伸して、立体的
且つ一体に出力軸2の外円周上に互いに180度相対し
て、斜面が出力軸心側に位置するように2袋形成されて
おり、ダイアフラム部7aの頂部には全周にわたって蛇
腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7aと同じ
肉厚で設けられている。さらに、ダイアフラム部7aの
中心部にはダイアフラム部7a内の容積を可変してポン
プ作用を行なうための駆動部7cが剛性を高めるため厚
肉にダイアフラム部7aの底部から頭部にわたって立面
高さと等しく形成されている。また、駆動部7cの先端
には細い頸部を介して形成された頭部7dが設けられ、
作動ロッド5の取付孔5bを貫通してロッド表面に突出
して取着され、これにより駆動部7cは作動ロッド5に
係合保持されている。7eはダイアフラム体7上に一体
的に形成された舌状の吸入弁である。
【0005】8は四隅に取付穴22を有する長方板状の
基台であり、ダイアフラム部7aの内部空間と基台8と
で囲まれた容積で空気室9が形成されている。空気室9
は駆動部7cを基準としてモータ径方向外側の空気室9
aとモータ径方向内側の空気室9bとからなり、ダイア
フラム部7aは斜面を有して形成されているため、空気
室9aの容積の方が、空気室9bの容積よりも大きくな
っている。基台8がダイアフラム体7を圧接する側に
は、ダイアフラム部7aの立体面とほぼ相似形状の略方
形状の立壁10が設けられ、立壁10の高さは基台8の
短軸に平行で中心から近辺側の立壁10aは遠辺側の立
壁10bよりも低く構成され、基台8の長軸に平行な他
の2辺の立壁10cは前記2つの壁をつないだ斜面壁と
なっている。また、立壁10内の基台8面上には後述す
る排気弁11を取付けるための弁取付穴8aが設けられ
ており、さらに、弁取付穴8a周辺には複数個の排気孔
8bが設置され、さらに、吸入弁7eを通過した空気を
空気室9に導くための溝状の吸入路8cが設けられてい
る。
基台であり、ダイアフラム部7aの内部空間と基台8と
で囲まれた容積で空気室9が形成されている。空気室9
は駆動部7cを基準としてモータ径方向外側の空気室9
aとモータ径方向内側の空気室9bとからなり、ダイア
フラム部7aは斜面を有して形成されているため、空気
室9aの容積の方が、空気室9bの容積よりも大きくな
っている。基台8がダイアフラム体7を圧接する側に
は、ダイアフラム部7aの立体面とほぼ相似形状の略方
形状の立壁10が設けられ、立壁10の高さは基台8の
短軸に平行で中心から近辺側の立壁10aは遠辺側の立
壁10bよりも低く構成され、基台8の長軸に平行な他
の2辺の立壁10cは前記2つの壁をつないだ斜面壁と
なっている。また、立壁10内の基台8面上には後述す
る排気弁11を取付けるための弁取付穴8aが設けられ
ており、さらに、弁取付穴8a周辺には複数個の排気孔
8bが設置され、さらに、吸入弁7eを通過した空気を
空気室9に導くための溝状の吸入路8cが設けられてい
る。
【0006】ダイアフラム組立状態において、ダイアフ
ラム体7の斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイ
アフラム部7aの内周立面は、4辺のうち、3辺が基台
8の立壁10b及び10cと密着するよう構成されてい
るため、駆動部7cが運動したときにダイアフラム部7
aは内側への移動及び変形が阻止されている。また、ダ
イアフラム部7aの外周立面のうち、上記と同じ3辺は
ケース6の挿入穴6aの内周面と密着するよう構成され
ているので、駆動部7cが運動した時にこのダイアフラ
ム面が外側に変位して拡張されることが規制されてい
る。このためダイアフラム部7aが作動ロッド5により
駆動された時、ダイアフラム部7aの立面のうち、斜面
を有する駆動部7c面のみ唯一振動可能であって、他の
面はケース体6と基台8とに挟まれて振動せずに固定さ
れているものである。
ラム体7の斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイ
アフラム部7aの内周立面は、4辺のうち、3辺が基台
8の立壁10b及び10cと密着するよう構成されてい
るため、駆動部7cが運動したときにダイアフラム部7
aは内側への移動及び変形が阻止されている。また、ダ
イアフラム部7aの外周立面のうち、上記と同じ3辺は
ケース6の挿入穴6aの内周面と密着するよう構成され
ているので、駆動部7cが運動した時にこのダイアフラ
ム面が外側に変位して拡張されることが規制されてい
る。このためダイアフラム部7aが作動ロッド5により
駆動された時、ダイアフラム部7aの立面のうち、斜面
を有する駆動部7c面のみ唯一振動可能であって、他の
面はケース体6と基台8とに挟まれて振動せずに固定さ
れているものである。
【0007】11はゴム等の弾性体で構成された傘型の
排気弁であり、基台8のダイアフラム体7と接する側と
反対側に取着される。12は外縁四隅に取付穴23を有
した蓋体であり、中央部に排気口12aが設けられてい
る。13はモータ取付台4、ケース体6、ダイアフラム
体7、基台8及び蓋体12を貫通して一体的に固着する
ための取付ねじである。
排気弁であり、基台8のダイアフラム体7と接する側と
反対側に取着される。12は外縁四隅に取付穴23を有
した蓋体であり、中央部に排気口12aが設けられてい
る。13はモータ取付台4、ケース体6、ダイアフラム
体7、基台8及び蓋体12を貫通して一体的に固着する
ための取付ねじである。
【0008】以上のように構成された小型ポンプ装置に
おいて、モータ1に通電されて出力軸2が回転すると、
駆動軸3も回転し、これにより作動ロッド5がモータ1
の出力軸2と垂直面内で円運動をしてダイアフラム部7
aの駆動部7cは作動ロッド5と同じ円運動を行なう。
この時、モータ1の出力軸2から見て、作動ロッド5の
先端との距離が拡大する工程(円運動の半周)、つま
り、作動ロッド5の先端が出力軸2に対して径方向外側
に遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも同様
に径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダイア
フラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されている
ため、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一方、空
気室9bは膨張させられて容積は増大するが、空気室9
aの容積の方が空気室9bの容積よりも大きいために、
全体として空気室9の容積は減少するものである。次に
作動ロッド5の先端とモータ1の出力軸2との距離が減
少する工程(円運動の残り半周)、つまり、作動ロッド
5が出力軸2に対して径方向内側に近づくように運動す
るときは駆動部7cも同様に径方向内側に変位させら
れ、全体として空気室9の容積は増大するものである。
おいて、モータ1に通電されて出力軸2が回転すると、
駆動軸3も回転し、これにより作動ロッド5がモータ1
の出力軸2と垂直面内で円運動をしてダイアフラム部7
aの駆動部7cは作動ロッド5と同じ円運動を行なう。
この時、モータ1の出力軸2から見て、作動ロッド5の
先端との距離が拡大する工程(円運動の半周)、つま
り、作動ロッド5の先端が出力軸2に対して径方向外側
に遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも同様
に径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダイア
フラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されている
ため、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一方、空
気室9bは膨張させられて容積は増大するが、空気室9
aの容積の方が空気室9bの容積よりも大きいために、
全体として空気室9の容積は減少するものである。次に
作動ロッド5の先端とモータ1の出力軸2との距離が減
少する工程(円運動の残り半周)、つまり、作動ロッド
5が出力軸2に対して径方向内側に近づくように運動す
るときは駆動部7cも同様に径方向内側に変位させら
れ、全体として空気室9の容積は増大するものである。
【0009】空気室9の容積が減少する工程にあって
は、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧
接されて閉じ、反対に排気弁11は開いて排気口12a
から空気が吐出される。次に空気室9の容積が増大する
工程では、空気室9は減圧されて吸入弁7eは開いて吸
入口4aからケース体6内に入っていた空気は、通気口
6b、吸入路8cを通って空気室9に流入して吸気動作
が行なわれ、反対に排気弁11は閉じられる。
は、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧
接されて閉じ、反対に排気弁11は開いて排気口12a
から空気が吐出される。次に空気室9の容積が増大する
工程では、空気室9は減圧されて吸入弁7eは開いて吸
入口4aからケース体6内に入っていた空気は、通気口
6b、吸入路8cを通って空気室9に流入して吸気動作
が行なわれ、反対に排気弁11は閉じられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、ポンプ動作中の作動ロッド5先端が
出力軸2に対して径方向外側に遠ざけられる圧縮工程に
あっては、駆動部7cも径方向外側に変位させられ、空
気室9の容積はダイアフラムの斜面を有する面のみ変位
可能に構成されている為、空気室9aは圧縮されて容積
が減少し、一方、空気室9bは膨張させられて容積は増
大するが、空気室9aの容積の方が空気室9bの容積よ
りも大きい故、全体として空気室9の容積が減少するよ
うに構成されているものの、ダイアフラム体7のダイア
フラム部7aの頂部に全周にわたって設けられて蛇腹の
役目をする半円部7bの肉厚が薄い為、空気室9が圧縮
されて室内部の圧力が高くなると弾性体で構成された半
円部7bはその圧力に抗し切れずに、主に上方に膨張し
てしまい、その結果、圧縮時の空気室の容積減少が小さ
くなり、圧縮効率が低下すると共に、高い全閉圧力が得
られないという欠点を有していた。
従来例にあっては、ポンプ動作中の作動ロッド5先端が
出力軸2に対して径方向外側に遠ざけられる圧縮工程に
あっては、駆動部7cも径方向外側に変位させられ、空
気室9の容積はダイアフラムの斜面を有する面のみ変位
可能に構成されている為、空気室9aは圧縮されて容積
が減少し、一方、空気室9bは膨張させられて容積は増
大するが、空気室9aの容積の方が空気室9bの容積よ
りも大きい故、全体として空気室9の容積が減少するよ
うに構成されているものの、ダイアフラム体7のダイア
フラム部7aの頂部に全周にわたって設けられて蛇腹の
役目をする半円部7bの肉厚が薄い為、空気室9が圧縮
されて室内部の圧力が高くなると弾性体で構成された半
円部7bはその圧力に抗し切れずに、主に上方に膨張し
てしまい、その結果、圧縮時の空気室の容積減少が小さ
くなり、圧縮効率が低下すると共に、高い全閉圧力が得
られないという欠点を有していた。
【0011】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、圧縮効率が高く、高い全閉圧力を得ることが
できる小型ポンプ装置を提供しようとするものである。
のであり、圧縮効率が高く、高い全閉圧力を得ることが
できる小型ポンプ装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、モータ1の出力軸2に偏心して取付け
られた駆動軸3と、駆動軸3の回転によってモータ1の
径方向に往復運動する作動ロッド5と、作動ロッド5に
て圧縮・膨張されてポンプ作用を行なう空気室9を備え
たダイアフラム体7とから成り、作動ロッド5に連結さ
れると共に作動ロッド5の往復運動にて空気室9を圧縮
・膨張させる駆動部7cをダイアフラム体7に設け、駆
動部7cの周囲に設けられたダイアフラム部7aのう
ち、モータ1の出力軸2に相対する面のみを変位可能と
した小型ポンプ装置において、変位可能とされたダイア
フラム体7のダイアフラム部7aの半円部7bの肉厚を
他の部分よりも厚くしたことに特徴を有するものであ
る。
達成するために、モータ1の出力軸2に偏心して取付け
られた駆動軸3と、駆動軸3の回転によってモータ1の
径方向に往復運動する作動ロッド5と、作動ロッド5に
て圧縮・膨張されてポンプ作用を行なう空気室9を備え
たダイアフラム体7とから成り、作動ロッド5に連結さ
れると共に作動ロッド5の往復運動にて空気室9を圧縮
・膨張させる駆動部7cをダイアフラム体7に設け、駆
動部7cの周囲に設けられたダイアフラム部7aのう
ち、モータ1の出力軸2に相対する面のみを変位可能と
した小型ポンプ装置において、変位可能とされたダイア
フラム体7のダイアフラム部7aの半円部7bの肉厚を
他の部分よりも厚くしたことに特徴を有するものであ
る。
【0013】また、請求項2記載のものにあっては、半
円部7bの肉厚を他の部分よりも厚くすると共に、頂部
の肉厚のみを部分的に薄くしたことに特徴を有してい
る。また、請求項3記載のものにあっては、ダイアフラ
ム部7aの変位可能とされた部位の上方に位置するよう
に作動ロッド5の端部より斜め上方に斜板5cを延伸し
たことに特徴を有している。
円部7bの肉厚を他の部分よりも厚くすると共に、頂部
の肉厚のみを部分的に薄くしたことに特徴を有してい
る。また、請求項3記載のものにあっては、ダイアフラ
ム部7aの変位可能とされた部位の上方に位置するよう
に作動ロッド5の端部より斜め上方に斜板5cを延伸し
たことに特徴を有している。
【0014】また、請求項4記載のものにあっては、少
なくともダイアフラム体7が収納されるケース6を備
え、ダイアフラム部7aの変位可能とされた部位の上方
に位置するようにケース6の上部開口に中央部に向かっ
て水平方向に突出する天板6dを設けたことに特徴を有
している。
なくともダイアフラム体7が収納されるケース6を備
え、ダイアフラム部7aの変位可能とされた部位の上方
に位置するようにケース6の上部開口に中央部に向かっ
て水平方向に突出する天板6dを設けたことに特徴を有
している。
【0015】
【作用】しかして、ダイアフラム体7はモータ1の駆動
によりモータ1の径方向に移動する作動ロッド5の往復
動に応じて空気室9に容積変化を生じ、ポンプ作用を行
なうものであり、ポンプ動作中にダイアフラム体7の半
円部7bが上方に膨張するのを阻止することができ、高
い全閉圧力を得ることができるものであり、圧縮効率を
高くすることができる。
によりモータ1の径方向に移動する作動ロッド5の往復
動に応じて空気室9に容積変化を生じ、ポンプ作用を行
なうものであり、ポンプ動作中にダイアフラム体7の半
円部7bが上方に膨張するのを阻止することができ、高
い全閉圧力を得ることができるものであり、圧縮効率を
高くすることができる。
【0016】
【実施例】本発明の小型ポンプ装置の全体的な構造は上
記した従来例と同じであるので、同じ部分の説明は省略
し、本発明の要部のみについて詳述する。先ず、図1に
示される本発明の第1実施例について詳述する。7はゴ
ム等の弾性体により、四隅に取付用のネジを通す通孔2
1を有して長方形に形成されたダイアフラム体であり、
図3に示されるようにダイアフラム体7上には斜面を有
して略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aがダ
イアフラム体7平面に対して3次元的に延伸して、立体
的且つ一体に出力軸2の外円周上に互いに180度相対
して、斜面が出力軸心側に位置するように2袋形成され
ており、ダイアフラム部7aの頂部には全周にわたって
蛇腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7aの肉
厚よりも厚い肉厚で設けられている。さらに、ダイアフ
ラム部7aの中心部にはダイアフラム部7a内の容積を
可変してポンプ作用を行なうための駆動部7cが剛性を
高めるため厚肉にダイアフラム部7aの底部から頭部に
わたって立面高さと等しく形成されている。また、駆動
部7cの先端には細い頸部を介して形成された頭部7d
が設けられ、作動ロッド5の取付孔5bを貫通してロッ
ド表面に突出して取着され、これにより駆動部7cは作
動ロッド5に係合保持されている。7eはダイアフラム
体7上に一体的に形成された舌状の吸入弁であり、ダイ
アフラム体7の中心短軸方向に180度相対して配置さ
れている。
記した従来例と同じであるので、同じ部分の説明は省略
し、本発明の要部のみについて詳述する。先ず、図1に
示される本発明の第1実施例について詳述する。7はゴ
ム等の弾性体により、四隅に取付用のネジを通す通孔2
1を有して長方形に形成されたダイアフラム体であり、
図3に示されるようにダイアフラム体7上には斜面を有
して略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aがダ
イアフラム体7平面に対して3次元的に延伸して、立体
的且つ一体に出力軸2の外円周上に互いに180度相対
して、斜面が出力軸心側に位置するように2袋形成され
ており、ダイアフラム部7aの頂部には全周にわたって
蛇腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7aの肉
厚よりも厚い肉厚で設けられている。さらに、ダイアフ
ラム部7aの中心部にはダイアフラム部7a内の容積を
可変してポンプ作用を行なうための駆動部7cが剛性を
高めるため厚肉にダイアフラム部7aの底部から頭部に
わたって立面高さと等しく形成されている。また、駆動
部7cの先端には細い頸部を介して形成された頭部7d
が設けられ、作動ロッド5の取付孔5bを貫通してロッ
ド表面に突出して取着され、これにより駆動部7cは作
動ロッド5に係合保持されている。7eはダイアフラム
体7上に一体的に形成された舌状の吸入弁であり、ダイ
アフラム体7の中心短軸方向に180度相対して配置さ
れている。
【0017】次に、本発明の小型ポンプ装置の動作につ
いて説明する。モータ1に通電されて出力軸2が回転す
ると、駆動軸3も回転し、これにより作動ロッド5がモ
ータ1の出力軸2と垂直面内で円運動をしてダイアフラ
ム部7aの駆動部7cは作動ロッド5と同じ円運動を行
なう。この時、モータ1の出力軸2から見て、作動ロッ
ド5の先端との距離が拡大する工程(円運動の半周)、
つまり、作動ロッド5先端が出力軸2に対して径方向外
側に遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも同
様に径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダイ
アフラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されてい
るため、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一方、
空気室9bは膨張させられて容積は増大するが、空気室
9aの容積の方が空気室9bの容積よりも大きいため
に、全体として空気室9の容積は減少するものである。
この圧縮工程において、ダイアフラム体7の半円部7b
の肉厚は上記した従来例の半円部7bと比べて厚く設け
られているため、引っ張りに対する剛性が増しており、
空気室9の容積が減少するのに伴って空気室9内部の圧
力が増加してもそれに打ち負けて上方に膨張することが
ない。
いて説明する。モータ1に通電されて出力軸2が回転す
ると、駆動軸3も回転し、これにより作動ロッド5がモ
ータ1の出力軸2と垂直面内で円運動をしてダイアフラ
ム部7aの駆動部7cは作動ロッド5と同じ円運動を行
なう。この時、モータ1の出力軸2から見て、作動ロッ
ド5の先端との距離が拡大する工程(円運動の半周)、
つまり、作動ロッド5先端が出力軸2に対して径方向外
側に遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも同
様に径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダイ
アフラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されてい
るため、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一方、
空気室9bは膨張させられて容積は増大するが、空気室
9aの容積の方が空気室9bの容積よりも大きいため
に、全体として空気室9の容積は減少するものである。
この圧縮工程において、ダイアフラム体7の半円部7b
の肉厚は上記した従来例の半円部7bと比べて厚く設け
られているため、引っ張りに対する剛性が増しており、
空気室9の容積が減少するのに伴って空気室9内部の圧
力が増加してもそれに打ち負けて上方に膨張することが
ない。
【0018】次に作動ロッド5の先端とモータ1の出力
軸2との距離が減少する工程(円運動の残り半周)、つ
まり、作動ロッド5が出力軸2に対して径方向内側に近
づくように運動するときは駆動部7cも同様に径方向内
側に変位させられ、全体として空気室9の容積は増大す
るものである。空気室9の容積が減少する工程にあって
は、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧
接されて閉じ、反対に排気弁11は開いて排気口12a
から空気が吐出される。次に空気室9の容積が増大する
工程では、空気室9は減圧されて吸入弁7eは開いて吸
入口4aからケース体6内に入っていた空気は、通気口
6b、吸入路8cを通って空気室9に流入して吸気動作
が行なわれ、反対に排気弁11は閉じられる。空気室9
は互いに180度離れて相対する位置関係で設置されて
いるため両者の吸入及び圧縮の工程は丁度反対になり、
一方の空気室9が空気を吸入している場合には他方の空
気室9は空気を圧縮する動作を行なっていることにな
る。また、各空気室9は駆動軸3の一回転で1回のポン
プ作用を行なうが全体では2回行なわれ、しかも、吐出
空気の位相が空気室9によって180度異なっているた
めに排気口12aから吐出される空気の脈動は空気室9
が1室のポンプに比べて低減される。
軸2との距離が減少する工程(円運動の残り半周)、つ
まり、作動ロッド5が出力軸2に対して径方向内側に近
づくように運動するときは駆動部7cも同様に径方向内
側に変位させられ、全体として空気室9の容積は増大す
るものである。空気室9の容積が減少する工程にあって
は、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧
接されて閉じ、反対に排気弁11は開いて排気口12a
から空気が吐出される。次に空気室9の容積が増大する
工程では、空気室9は減圧されて吸入弁7eは開いて吸
入口4aからケース体6内に入っていた空気は、通気口
6b、吸入路8cを通って空気室9に流入して吸気動作
が行なわれ、反対に排気弁11は閉じられる。空気室9
は互いに180度離れて相対する位置関係で設置されて
いるため両者の吸入及び圧縮の工程は丁度反対になり、
一方の空気室9が空気を吸入している場合には他方の空
気室9は空気を圧縮する動作を行なっていることにな
る。また、各空気室9は駆動軸3の一回転で1回のポン
プ作用を行なうが全体では2回行なわれ、しかも、吐出
空気の位相が空気室9によって180度異なっているた
めに排気口12aから吐出される空気の脈動は空気室9
が1室のポンプに比べて低減される。
【0019】次に本発明の第2実施例を図4に示す。こ
のものは、第1実施例とは、主としてダイアフラム体7
の半円部7bの形状が異なるものであり、基本的機能が
同様の部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。7はゴム等の弾性体により長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、ダイアフラム体7上には斜面を有し
て略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aがダイ
アフラム体7平面に対して3次元的に延伸して立体的、
且つ一体に出力軸2の外円周上に互いに180度相対し
て、斜面が出力軸2の軸心側に位置するように2袋形成
されている。ダイアフラム部7aの頂部には全周にわた
って蛇腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7a
の肉厚よりも厚い肉厚で且つ、半円部7bの頂部の肉厚
のみ他の部分に比べて部分的に薄くして設けられてい
る。
のものは、第1実施例とは、主としてダイアフラム体7
の半円部7bの形状が異なるものであり、基本的機能が
同様の部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。7はゴム等の弾性体により長方形に形成されたダイ
アフラム体であり、ダイアフラム体7上には斜面を有し
て略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aがダイ
アフラム体7平面に対して3次元的に延伸して立体的、
且つ一体に出力軸2の外円周上に互いに180度相対し
て、斜面が出力軸2の軸心側に位置するように2袋形成
されている。ダイアフラム部7aの頂部には全周にわた
って蛇腹の役目をする半円部7bがダイアフラム部7a
の肉厚よりも厚い肉厚で且つ、半円部7bの頂部の肉厚
のみ他の部分に比べて部分的に薄くして設けられてい
る。
【0020】以上の構成において、ポンプの圧縮工程に
あって、半円部7bは肉厚が厚く形成されているため、
空気室9の内部圧力によって上方に膨張させられること
がなく、また、半円部7bの頂部のみが部分的に肉厚が
薄く形成されているので、折り曲げられ易いためモータ
1にとっての負荷が増えることも防止されるものであ
る。
あって、半円部7bは肉厚が厚く形成されているため、
空気室9の内部圧力によって上方に膨張させられること
がなく、また、半円部7bの頂部のみが部分的に肉厚が
薄く形成されているので、折り曲げられ易いためモータ
1にとっての負荷が増えることも防止されるものであ
る。
【0021】次に本発明の第3実施例を図5、図6によ
って説明する。このものにおいても、第1実施例とは主
としてダイアフラム体7及び作動ロッド5の形状が異な
るものであり、基本的機能が同様の部材には同一の符号
を付して詳細な説明は省略する。7はゴム等の弾性体に
より、四隅に取付用のネジを通す通孔21を有して、長
方形に形成された従来例と同じダイアフラム体であり、
ダイアフラム体7上には、斜面を有して略方形斜柱状に
形成されたダイアフラム部7aがダイアフラム体7平面
に対して3次元的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸
2の外円周上に互いに180度相対して、斜面が出力軸
心側に位置するように2袋形成され、ダイアフラム部7
aの頂部には全周にわたって蛇腹の役目をする半円部7
bがダイアフラム部7aの肉厚と等しく薄い肉厚で設け
られている。
って説明する。このものにおいても、第1実施例とは主
としてダイアフラム体7及び作動ロッド5の形状が異な
るものであり、基本的機能が同様の部材には同一の符号
を付して詳細な説明は省略する。7はゴム等の弾性体に
より、四隅に取付用のネジを通す通孔21を有して、長
方形に形成された従来例と同じダイアフラム体であり、
ダイアフラム体7上には、斜面を有して略方形斜柱状に
形成されたダイアフラム部7aがダイアフラム体7平面
に対して3次元的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸
2の外円周上に互いに180度相対して、斜面が出力軸
心側に位置するように2袋形成され、ダイアフラム部7
aの頂部には全周にわたって蛇腹の役目をする半円部7
bがダイアフラム部7aの肉厚と等しく薄い肉厚で設け
られている。
【0022】5は略棒状の作動ロッドであり、中心には
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、端部
近傍にはダイアフラム体7を作動ロッド5に取付けるた
めの取付け口5bが、さらに、両端部にはダイアフラム
部7aの変位可能とされた部位の上方に位置するように
斜板5cが長軸方向斜め上方に延伸して設けられてい
る。
駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、端部
近傍にはダイアフラム体7を作動ロッド5に取付けるた
めの取付け口5bが、さらに、両端部にはダイアフラム
部7aの変位可能とされた部位の上方に位置するように
斜板5cが長軸方向斜め上方に延伸して設けられてい
る。
【0023】以上の構成において、ポンプの圧縮工程に
あって、半円部7bは従来例と同様に肉厚が薄く形成さ
れているために、空気室9の内部圧力によって上方に膨
張させられるが、半円部7bの上方には作動ロッド5に
設けられた斜板5cが位置しているために半円部7bの
上方への膨張が阻止されるものであり、空気室9の圧縮
工程において、半円部7bの上方への膨張によるロスが
無くなるものである。
あって、半円部7bは従来例と同様に肉厚が薄く形成さ
れているために、空気室9の内部圧力によって上方に膨
張させられるが、半円部7bの上方には作動ロッド5に
設けられた斜板5cが位置しているために半円部7bの
上方への膨張が阻止されるものであり、空気室9の圧縮
工程において、半円部7bの上方への膨張によるロスが
無くなるものである。
【0024】次に本発明の第4実施例を図7によって説
明する。このものにおいては、第1実施例とは主として
ダイアフラム体7及びケース6の形状が異なるものであ
り、基本的機能が同様の部材には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。7はゴム等の弾性体により、四隅
に取付用のネジを通す通孔21を有して、長方形に形成
された従来例と同じダイアフラム体であり、ダイアフラ
ム体7上には、斜面を有して略方形斜柱状に形成された
ダイアフラム部7aがダイアフラム体7平面に対して3
次元的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸2の外円周
上に互いに180度相対して、斜面が出力軸心側に位置
するように2袋形成され、ダイアフラム部7aの頂部に
は全周にわたって蛇腹の役目をする半円部7bがダイア
フラム部7aの肉厚と等しく薄い肉厚で設けられてい
る。
明する。このものにおいては、第1実施例とは主として
ダイアフラム体7及びケース6の形状が異なるものであ
り、基本的機能が同様の部材には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。7はゴム等の弾性体により、四隅
に取付用のネジを通す通孔21を有して、長方形に形成
された従来例と同じダイアフラム体であり、ダイアフラ
ム体7上には、斜面を有して略方形斜柱状に形成された
ダイアフラム部7aがダイアフラム体7平面に対して3
次元的に延伸して、立体的且つ一体に出力軸2の外円周
上に互いに180度相対して、斜面が出力軸心側に位置
するように2袋形成され、ダイアフラム部7aの頂部に
は全周にわたって蛇腹の役目をする半円部7bがダイア
フラム部7aの肉厚と等しく薄い肉厚で設けられてい
る。
【0025】6は一面が開口した長方箱状のケースであ
り、外角部には4つの取付け穴が設けられており、開口
面はモータ取付け台4と嵌合されている。開口面には、
組立時にダイアフラム体7の半円部7bが位置する部分
に立壁より長手水平方向に天板6dが設けられている。
以上の構成において、ポンプの圧縮工程にあって、半円
部7bは従来例と同様に肉厚が薄く形成されているため
に、空気室9の内部圧力によって上方に膨張させられる
が、半円部7bの上方にはケース6に設けられた天板6
dが位置しているために半円部7bの上方への膨張が阻
止されるものであり、空気室9の圧縮工程において、半
円部7bの上方への膨張によるロスが無くなるものであ
る。
り、外角部には4つの取付け穴が設けられており、開口
面はモータ取付け台4と嵌合されている。開口面には、
組立時にダイアフラム体7の半円部7bが位置する部分
に立壁より長手水平方向に天板6dが設けられている。
以上の構成において、ポンプの圧縮工程にあって、半円
部7bは従来例と同様に肉厚が薄く形成されているため
に、空気室9の内部圧力によって上方に膨張させられる
が、半円部7bの上方にはケース6に設けられた天板6
dが位置しているために半円部7bの上方への膨張が阻
止されるものであり、空気室9の圧縮工程において、半
円部7bの上方への膨張によるロスが無くなるものであ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の小型ポンプ装置は上述のように
構成されているので、ポンプ動作中にダイアフラム体の
半円部が上方に膨張するのを阻止することができ、高い
全閉圧力を得ることができるものであり、圧縮効率を高
くすることができるものである。
構成されているので、ポンプ動作中にダイアフラム体の
半円部が上方に膨張するのを阻止することができ、高い
全閉圧力を得ることができるものであり、圧縮効率を高
くすることができるものである。
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】ダイアフラム体を示すものであり、(a)は平
面図、(b)は(a)におけるA−F線断面図、(c)
は下面図である。
面図、(b)は(a)におけるA−F線断面図、(c)
は下面図である。
【図4】第2実施例を示す要部断面図である。
【図5】第3実施例を示す要部断面図である。
【図6】同上に用いられる作動ロッドの斜視図である。
【図7】第4実施例を示す要部断面図である。
【図8】従来例の要部断面図である。
【図9】同上の分解斜視図である。
1 モータ 2 出力軸 3 駆動軸 5 作動ロッド 5c 斜板 6 ケース 6d 天板 7 ダイアフラム体 7a ダイアフラム部 7b 半円部 7c 駆動部 9 空気室
Claims (4)
- 【請求項1】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
動する作動ロッドと、作動ロッドにて圧縮・膨張されて
ポンプ作用を行なう空気室を備えたダイアフラム体とか
ら成り、作動ロッドに連結されると共に作動ロッドの往
復運動にて空気室を圧縮・膨張させる駆動部をダイアフ
ラム体に設け、駆動部の周囲に設けられたダイアフラム
部のうち、モータの出力軸に相対する面のみを変位可能
とした小型ポンプ装置において、変位可能とされたダイ
アフラム体のダイアフラム部の半円部の肉厚を他の部分
よりも厚くしたことを特徴とする小型ポンプ装置。 - 【請求項2】 半円部の肉厚を他の部分よりも厚くする
と共に、頂部の肉厚のみを部分的に薄くしたことを特徴
とする請求項1記載の小型ポンプ装置。 - 【請求項3】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
動する作動ロッドと、作動ロッドにて圧縮・膨張されて
ポンプ作用を行なう空気室を備えたダイアフラム体とか
ら成り、作動ロッドに連結されると共に作動ロッドの往
復運動にて空気室を圧縮・膨張させる駆動部をダイアフ
ラム体に設け、駆動部の周囲に設けられたダイアフラム
部のうち、モータの出力軸に相対する面のみを変位可能
とした小型ポンプ装置において、ダイアフラム部の変位
可能とされた部位の上方に位置するように作動ロッドの
端部より斜め上方に斜板を延伸したことを特徴とする小
型ポンプ装置。 - 【請求項4】 モータの出力軸に偏心して取付けられた
駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運
動する作動ロッドと、作動ロッドにて圧縮・膨張されて
ポンプ作用を行なう空気室を備えたダイアフラム体とか
ら成り、作動ロッドに連結されると共に作動ロッドの往
復運動にて空気室を圧縮・膨張させる駆動部をダイアフ
ラム体に設け、駆動部の周囲に設けられたダイアフラム
部のうち、モータの出力軸に相対する面のみを変位可能
とした小型ポンプ装置において、少なくともダイアフラ
ム体が収納されるケースを備え、ダイアフラム部の変位
可能とされた部位の上方に位置するようにケースの上部
開口に中央部に向かって水平方向に突出する天板を設け
て成ることを特徴とする小型ポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1063893A JPH06221269A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 小型ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1063893A JPH06221269A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 小型ポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221269A true JPH06221269A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11755759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1063893A Withdrawn JPH06221269A (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 小型ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06221269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7942647B2 (en) | 2004-11-01 | 2011-05-17 | Octec Inc. | Pump for supplying chemical liquids |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP1063893A patent/JPH06221269A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7942647B2 (en) | 2004-11-01 | 2011-05-17 | Octec Inc. | Pump for supplying chemical liquids |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |