JP3661283B2 - 血圧計用ポンプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上腕、手首、指等の人体血圧測定部位の動脈圧情報によって血圧測定を行なう電子血圧計に用いられる血圧計用ポンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の血圧計用ポンプ装置Pにおいては、一般的に図16に示されるように圧縮・膨張させられる空気室9を備えており、空気室9を圧縮・膨張させることによるポンプ動作に伴って空気室9内の空気を排気路17内に押し出し、血圧計の圧迫帯内に空気を供給するようになっている。図中1はモータ、2は偏心した状態で駆動軸3が取付けられたモータの出力軸、5は駆動軸3が連結される作動ロッド、7はダイアフラム体であり、7aはダイアフラム部、7cは駆動部である。この駆動部7cは作動ロッド5に連結されている。8bはダイアフラム部7aの内側に形成される空気室9内に連通するように基台8に設けられた排気孔であり、11は排気孔8bを覆うように配された傘形の排気弁である。モータ1を駆動させて作動ロッド5を作動させると作動ロッド5の往復運動に連動してダイアフラム体7のダイアフラム部7aは圧縮・膨張運動を行い、圧縮運動時に空気室9内の空気は図中一点鎖線の矢印にて示されるように排気孔8b及び排気路17を介して圧迫帯に向けて供給されるようになっている。
【0003】
そして、これらのものにおいては、空気室9内の空気を空気室9外に排気させるにあたって、図17に示されるように空気室9内に連通するように設けられた排気孔8bの部分には空気が空気室9内に戻るようなことなく空気室9から排気路17の一方向に向けてのみ行なわれるようにするための傘形弁のような排気弁11が排気孔8bを覆うように設けられており、この排気弁11によって空気が空気室9内に戻るようなことなく空気室9内の空気を連続して排気して圧迫帯内に供給できるようになっている。
【0004】
上記排気弁11としては軟質ゴムのような弾性体にて形成され、図18に示されるように連結軸11aの上部に傘形の弁部11bを設けて構成されており、連結軸11aを基台8に設けられた弁取付穴8a内に挿入係止し、排気孔8bを覆うように弁部11bが配置されている。
そして、通常時には弁部11bの外周縁の接地部が基台8の外面のシール面15に接した状態となり、且つ一定内圧が矢印a方向に作用するために接地部はシール面15に対して隙間無く密接した状態となっている。ポンプ動作に伴う空気室9の圧縮によって空気が排気孔8bを通り、接地部を持ち上げて空気室9外に排気されて圧迫帯内にエアーを供給する。空気室9の圧縮に伴う空気の排気方向への流れが止まると通常状態として一定内圧が矢印a方向に作用するために接地部はシール面15に対して隙間無く密接し、エアーが逆戻りしないようにシールするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来例にあっては、空気室9の圧縮に伴ってエアーが排気孔8bを通り、弁部11bの外端縁の接地部を持ち上げて圧迫帯へエアーを供給するものであるが、その際、シール面15と接地部との接地面積が大きいためにポンプ動作に伴う接地部の応答性(離れ性)が悪く、エアー供給の効率が悪いという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、ポンプ動作に伴う弁部の応答性(離れ性)を向上させることができ、エアー供給の効率を向上させた血圧計用ポンプ装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、上腕や手首や指のような人体血圧測定部位に装着する血圧計Vのモータ1の出力軸2に偏心して取付けられた駆動軸3と、駆動軸3の回転によってモータ径方向に往復運動する作動ロッド5と、作動ロッド5にて圧縮・膨張されてポンプ作用を行なう空気室9を備えたダイアフラム体7とから成り、作動ロッド5に連結されると共に作動ロッド5の往復運動にて空気室9を圧縮・膨張させる駆動部7cをダイアフラム体7に設け、駆動部7cの周囲に設けられたダイアフラム部7aのうち、モータ1の出力軸2に相対する面のみを変位可能として成る血圧計用ポンプ装置Pにおいて、空気室9内の空気を空気室9外に向けて一方向のみに排気する弁部11bのシール面15に複数本の隣合うリブ16aで構成される凹凸部16を設けたことを特徴とするものであり、凹凸部16によってシール面15に対する弁部11bの接地面積を少なくすることができ、ポンプ動作に伴う弁部11bの応答性(離れ性)を向上させることができる。
【0008】
また、凹凸部16はシール面15の全周に沿って設けるようにしてもよいものであり、ポンプ動作に伴う弁部11bの応答性(離れ性)をシール面15の全周にわたって向上させることができる。
また、凹凸部16を構成するリブ16aの突出高さを0.005〜0.015mmとしてあるとシール面15の密閉性を損なうことなくシール面15に対する弁部11bの接地面積を少なくすることができ、ポンプ動作に伴う弁部11bの応答性(離れ性)を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる血圧計用ポンプ装置Pは、上腕、手首、指等の人体血圧測定部位の動脈圧情報によって血圧測定を行なう電子血圧計のような血圧計Vに用いられるものであり、この血圧計Vは図1(b)に示されるように血圧計用ポンプ装置P、電磁弁からなる急速排気弁W及び定速排気弁X、圧迫帯Y、圧力センサーZを備えたものとして構成されている。
【0010】
図1(a)において1はモータ、2はモータ1の出力軸、3は出力軸2に対して溶接等により偏心して取付けられた丸棒状の駆動軸、4はモータ1を取付けるための蓋状のモータ取付台であり、中心部近傍にはモータ1の取付ねじ20を通すための貫通孔4bが設けられ、また、外周角部にはモータ取付台4を後述する他の部材とねじ止めするための取付穴がそれぞれ設けられている。
【0011】
5は略棒状の作動ロッドであり、中心には駆動軸3と結合するための結合穴5aが設けられ、両端には後述するダイアフラム体7を該作動ロッド5に連結するための取付孔5bが設けられている。
6は一面が開口した長方箱状のケース体であり、外角部には4つの取付穴が設けられており、開口面はモータ取付台4と嵌合され、箱底面は後述するダイアフラム体7及び基台8をケース体6内に挿入、保持するための挿入穴6aを有すると共に、ケース体6内に導入された空気を後述するダイアフラム体7の吸入弁7eに導くための通気口6bが設けられている。さらに、ケース体6には外部の空気をケース体6内に導入するための吸入口6dが設けられている。この吸入口6dは図1(c)の水平断面図に示されるように水平断面視で屈曲したクランク状となっている。また、ケース体6には定速排気弁Xに接続されることとなるパイプ部材14を接続するための接続管部6eが設けられている。
【0012】
7はゴム等の弾性体により、一端部に取付用のネジを通す通孔21を有して形成されたダイアフラム体であり、図14、図15に示されるように該ダイアフラム体7上には斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aがダイアフラム体7平面に対して3次元的に延伸して、立体的且つ一体に1袋形成されており、ダイアフラム部7aの頂部には全周にわたって蛇腹の役目をする半円部7bが設けられている。さらに、ダイアフラム部7aの中心部にはダイアフラム部7a内の容積を可変してポンプ作用を行なうための駆動部7cが剛性を高めるため厚肉にダイアフラム部7aの底部から頭部にわたって立面高さと等しく形成されている。また、駆動部7cの先端には頭部7dが設けられ、作動ロッド5の取付孔5bを貫通してロッド表面に突出して取着され、これにより駆動部7cは作動ロッド5に係合保持されている。7eはダイアフラム体7上に一体的に形成された舌状の吸入弁である。
【0013】
8は四隅に取付穴22を有する長方板状の基台であり、ダイアフラム部7aの内部空間と基台8とで囲まれた容積で空気室9が形成されるようになっている。空気室9は駆動部7cを基準としてモータ径方向外側の空気室9aとモータ径方向内側の空気室9bとからなり、ダイアフラム部7aは斜面を有して形成されているため、空気室9aの容積の方が、空気室9bの容積よりも大きくなっている。基台8がダイアフラム体7を圧接する側には、ダイアフラム部7aの立体面とほぼ相似形状の略方形状の立壁10が設けられ、立壁10の高さは、基台8の短軸に平行で中心から近辺側の立壁10aは遠辺側の立壁10bよりも低く構成され、基台8の長軸に平行な他の2辺の立壁10cは前記2つの壁をつないだ斜面壁となっている。また、立壁10内の基台8面上には後述する排気弁11を取付けるための弁取付穴8aが設けられており、さらに、弁取付穴8aと近接して排気孔8bが設けられ、さらに、吸入弁7eを通過した空気を空気室9に導くための溝状の吸入路8cが設けられている。また、基台8の端部には圧迫帯Yに接続されるパイプ部材14を接続するための接続管部8dが設けられている。この接続管部8dは後述する蓋体12と基台8との間に形成される排気路17と連通した状態となっている。また、基台8には上記ケース体6の接続管部6eと連通することとなる連絡管部8eが設けられている。
【0014】
上記排気孔8bは図7において基台8の両端側に位置するようにそれぞれ端部寄りに1つづつ設けられている。各排気孔8bの位置としてはそれぞれ空気室9が圧縮される側の端部であり、つまり、空気室9a側に対応するように設けられている。
ダイアフラム組立状態において、ダイアフラム体7の斜面を有して略方形斜柱状に形成されたダイアフラム部7aの内周立面は、4辺のうち、3辺が基台8の立壁10b及び10cと密着するよう構成されているため、駆動部7cが運動したときにダイアフラム部7aは内側への移動及び変形が阻止されている。また、ダイアフラム部7aの外周立面のうち、上記と同じ3辺はケース体6の挿入穴6aの内周面と密着するよう構成されているので、駆動部7cが運動した時にこのダイアフラム面が外側に変位して拡張されることが規制されている。このためダイアフラム部7aが作動ロッド5により駆動された時、ダイアフラム部7aの立面のうち、斜面を有する駆動部7c面のみ唯一振動可能であって、他の面はケース体6と基台8とに挟まれて振動せずに固定されているものである。
【0015】
11はゴム等の弾性体で構成された傘型の排気弁であり、基台8のダイアフラム体7と接する側と反対側において各ダイアフラム体7と対応するように2つ取着されるようになっている。
この排気弁11は図2に示されるように連結軸11aの上部に傘形の弁部11bを設けて主体が構成されており、連結軸11aを基台8に設けられた弁取付孔8a内に挿入係止し、排気孔8bを覆うように弁部11bが配置されるようになっている。排気孔8bを覆うように配置される排気弁11の弁部11bは通常時は排気孔8bを覆うように閉じ状態となるようになっており、排気孔8bから空気室9内の空気が出てくると弾性変形して空気圧によって弁部11bが開いた状態となって空気を外部に排出し、排出後には弾性力によって閉じ状態に戻るようになっている。つまり、弁部11bによって外側の一方向に向けてのみ空気が流れるようになっており、空気が排気孔8b内に戻るようなことを排気弁11によって防止するようになっている。
【0016】
弁部11bが接するように配置されることとなる基台8の上面のシール面15には凹凸部16が形成されており、凹凸部16によってシール面15に対する弁部11bの接地面積を少なくすることができるようになっている。
この凹凸部16はシール面15の上面より上方に向けてリブ16aを突設することによって構成されており、このリブ16aは周方向に所定間隔毎に設けたり、図3、図4に示されるように周方向に沿って連続するように設けたりするものである。また、リブ16aは複数本隣合うようにして設けてあ。ここで、図5においてリブ16aの突出高さbとしては0.005〜0.015mmであることが望ましいものであり、上記範囲内の突出高さbであれば、弁部11bがシール面15に当接した状態のシール性を損なうことなく、シール面15に対する弁部11bの接地面積を少なくすることができるものである。また、リブ16aの配置部分としては、例えば、図5に示されるようにシール面15の長さ寸法cが1.3mmとなっている場合、弁部11bの外端側から0.4mm離れるようにして0.2mm巾で設けられるものであり、この配置状態が弁部11bがシール面15に当接した状態のシール性を損なうことなく、シール面15に対する弁部11bの接地面積を少なくすることができるのに最も適している。つまり、図5中d寸法が0.4mm、e寸法が0.2mm、f寸法が0.7mmである。図示したものにおいてはリブ16aは3つである場合を示しているが、このものに限定されるものではなく、3つ以下あるいは3つ以上であってもよいものである。図8、図10では4本のリブを隣合うように周方向に沿って連続して形成するようにしたものが示されている。
【0017】
図6は内部圧力が作用した状態でのシール面15に対する弁部11bの当接状態を示しており、図6(a)に示されるものは低圧時における状態を示し、低圧時における保持は弁部11bの外端縁がシール面15に対して密接することでシールされる。また、図6(b)に示されるものは高圧時における状態を示し、高圧時における保持は弁部11bの根元側がシール面15に対して密接することでシールされる。図6においてはリブ16aは省略した状態となっている。
【0018】
12は外縁四隅に取付穴23を有した蓋体であり、外面には内方に向けて部分的に凹んだ凹所12aが設けられており、蓋体12を基台8に対して取着すると凹所12aによって基台8と蓋体12との間に排気路17が形成されるようになっている。排気路17と連通するように蓋体12からは急速排気弁Wに接続されることとなるパイプ部材14が接続される接続管部12bが突設されている。上記基台8と蓋体12との間に形成される排気路17は基台8に設けられた連絡管部8eと連通しており、連絡管部8eを介して排気路17は接続管部6eとも連通した状態となっている。
【0019】
13はモータ取付台4、ケース体6、ダイアフラム体7、基台8及び蓋体12を貫通して一体的に固着するための取付ねじである。
次に本発明におけるポンプ装置の動作について説明する。モータ1に通電されて出力軸2が回転すると、駆動軸3も回転し、これにより作動ロッド5がモータ1の出力軸2と垂直面内で円運動をしてダイアフラム部7aの駆動部7cは作動ロッド5と同じ円運動を行なう。この時、モータ1の出力軸2から見て、作動ロッド5の先端との距離が拡大する工程(円運動の半周)、つまり、作動ロッド5先端が出力軸2に対して径方向外側に遠ざけられるように運動するときは駆動部7cも同様に径方向外側に変位させられ、空気室9の容積はダイアフラムの斜面を有する面のみ変位可能に構成されているため、空気室9aは圧縮されて容積が減少し、一方、空気室9bは膨張させられて容積は増大するが、空気室9aの容積の方が空気室9bの容積よりも大きいために、全体として空気室9の容積は減少するものである。次に作動ロッド5の先端とモータ1の出力軸2との距離が減少する工程(円運動の残り半周)、つまり、作動ロッド5が出力軸2に対して径方向内側に近づくように運動するときは駆動部7cも同様に径方向内側に変位させられ、全体として空気室9の容積は増大するものである。
【0020】
空気室9の容積が減少する工程にあっては、空気室9は増圧されて吸入弁7eはケース体6に圧接されて閉じ、反対に排気弁11が開いて図1中一点鎖線矢印にて示されるように排気路17を介して接続管部8eに向けて空気が供給される。次に空気室9の容積が増大する工程では、空気室9は減圧されて吸入弁7eが開いて図1中破線矢印にて示されるように吸入口6dからケース体6内に入っていた空気は、通気口6b、吸入路8cを通って空気室9に流入して吸気動作が行なわれ、反対に排気弁11は内圧が作用して確実に閉状態となる。空気室9は互いに180度離れて相対する位置関係で設置されているため両者の吸入及び圧縮の工程は丁度反対になり、一方の空気室9が空気を吸入している場合には他方の空気室9は空気を圧縮する動作を行なっていることになる。また、各空気室9は駆動軸3の一回転で1回のポンプ作用を行なうが全体では2回行なわれ、しかも、吐出空気の位相が空気室9によって180度異なっているために接続管部8dから吐出される空気の脈動は空気室9が1室のポンプに比べて低減される。
【0021】
また、血圧測定を行なうにあたって接続管部8e、排気路17、連絡管部8e、接続管部6e、定速排気弁Xを介して定速排気が行なわれるものであり、また、血圧測定後には接続管部8e、排気路17、接続管部12b、急速排気弁Wを介して急速排気が行なわれるものである。
そして、圧迫帯Y内に空気を供給するにあたり、排気弁11を介して空気室9内の空気を順次排気路17内に排出し、接続管部8eを介して圧迫帯Y内に空気が供給されるものであり、このとき弁部11bによって外側の一方向に向けてのみ空気が流れるようになっており、空気が排気孔8b内に戻るようなことを排気弁11によって防止するようになっているものであるが、弁部11bが接することとなるシール面15には凹凸部16が形成されており、この凹凸部16の存在によって弁部11bがシール面15に当接した状態のシール性を損なうことなく、シール面15に対する弁部11bの接地面積を少なくすることができ、ポンプ動作に伴って弁部11bがシール面15から離れやすくすることができるものであり、ポンプ動作に伴う弁部11bの応答性(離れ性)を向上させることができるものであり、エアー供給の効率が向上するようになっている。
【0022】
【発明の効果】
請求項1の発明は、空気室内の空気を空気室外に向けて一方向のみに排気する弁部のシール面に複数本の隣合うリブで構成される凹凸部を設けてあるので、凹凸部によってシール面に対する弁部の接地面積を少なくすることができ、ポンプ動作に伴う弁部の応答性(離れ性)を向上させることができるものであり、エアー供給の効率を向上させることができるものである。
【0023】
請求項2の発明は、請求項1において凹凸部はシール面の全周に沿って設けられているので、ポンプ動作に伴う弁部の応答性(離れ性)をシール面の全周にわたって向上させることができるものであり、エアー供給の効率をさらに向上させることができるものである。
請求項3の発明は、請求項2において凹凸部を構成するリブの突出高さを0.005〜0.015mmとしてあるとシール面の密閉性を損なうことなくポンプ動作に伴う弁部の応答性(離れ性)を向上させることができるものであり、エアー供給の効率を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一例を示す断面図であり、(b)は血圧計の概略構成を説明する説明図、(c)は吸入口を示す部分水平断面図である。
【図2】(a)は図1におけるイ部の部分拡大断面図、(b)は(a)のロ部の部分拡大断面図である。
【図3】他例を示すものであり、(a)は部分拡大平面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図4】図3(b)におけるハ部の部分拡大断面図である。
【図5】他例を示す部分拡大断面図である。
【図6】(a)は低圧時における弁部の作用を説明する部分拡大断面図、(b)は高圧時における弁部の作用を説明する部分拡大断面図である。
【図7】基台を示す平面図である。
【図8】図7におけるニ部の部分拡大図である。
【図9】基台を示す断面図である。
【図10】(a)は図9におけるホ部の部分拡大図、(b)は(a)のヘ部の部分拡大図である。
【図11】基台を示す下面図である。
【図12】基台を示す側面図である。
【図13】(a)は図11におけるト部の部分拡大図、(b)は断面図である。
【図14】ダイアフラム体を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。
【図15】(a)は図14(a)におけるB−C−D−E線断面図、(b)は図14(a)におけるF−G−H−I線断面図である。
【図16】従来例を示す断面図である。
【図17】同上の通気孔の配置状態を説明する説明図である。
【図18】(a)(b)は弁部の作用を説明する説明図である。
【符号の説明】
P 血圧計用ポンプ装置
V 血圧計
1 モータ
2 出力軸
3 駆動軸
5 作動ロッド
7 ダイアフラム体
7a ダイアフラム部
7c 駆動部
11b 弁部
15 シール面
16 凹凸部
16a リブ

Claims (3)

  1. 上腕や手首や指のような人体血圧測定部位に装着する血圧計のモータの出力軸に偏心して取付けられた駆動軸と、駆動軸の回転によってモータ径方向に往復運動する作動ロッドと、作動ロッドにて圧縮・膨張されてポンプ作用を行なう空気室を備えたダイアフラム体とから成り、作動ロッドに連結されると共に作動ロッドの往復運動にて空気室を圧縮・膨張させる駆動部をダイアフラム体に設け、駆動部の周囲に設けられたダイアフラム部のうち、モータの出力軸に相対する面のみを変位可能として成る血圧計用ポンプ装置において、空気室内の空気を空気室外に向けて一方向のみに排気する弁部のシール面に複数本の隣合うリブで構成される凹凸部を設けて成ることを特徴とする血圧計用ポンプ装置。
  2. 凹凸部はシール面の全周に沿って設けられていることを特徴とする請求項1記載の血圧計用ポンプ装置。
  3. 凹凸部を構成するリブの突出高さは0.005〜0.015mmであることを特徴とする請求項2記載の血圧計用ポンプ装置。
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