JP3383484B2 - 土留め壁形成方法及び土留め壁形成装置 - Google Patents

土留め壁形成方法及び土留め壁形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、削孔機の削孔軸で
地盤に削孔を施すと共に硬化液を吐出して、地盤中に壁
体を形成する土留め壁形成方法及び土留め壁形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、SMW工法は、削孔機の削孔軸
で地盤に削孔を施すと共に硬化液を吐出して、地盤中に
壁体を形成する土留め壁形成方法であり、この土留め壁
形成方法は、一工程で壁体が造成可能なため、工期が短
く、又、孔壁の緩みや崩壊が少ないので周辺に対する地
盤沈下等の影響が少ないなどの利点を有している。
【0003】従来、この工法には、図7に示す三点式杭
打機9が主に用いられている。三点式杭打機9は、クロ
ーラー式のベースマシン1と、ベースマシン1上に立設
されたレール状のリーダー2と、リーダー2に上下方向
に移動自在に取り付けられた削孔機3と、削孔機3を吊
支するウインチ5とを備えている。また、削孔機3は、
リーダー2の上部に上下方向に移動自在に取り付けられ
た減速モーター3aと減速モーター3aにより回転駆動
され、下方に垂設された三本の削孔軸3bとからなって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の三点
式杭打機を用いたSMW工法では、削孔機3が、リーダ
ー2の上部でガイドされているので、下部の削孔軸3b
の振れが大きいという問題がある。この振れのために、
三点式杭打機9は、不安定となりがちであるので、大型
化を強いられている。ところが、この大型化により、現
場への搬入、組立、解体、搬出の作業が大変になり、工
期の遅延、コスト高が生じている。また、三点式杭打機
9を安定して設置させることができる広い作業用地のあ
るところでしか施工ができないという不都合もある。ま
た、三点式杭打機9が大型なため、空頭制限に引っ掛か
る場合が生じる。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、工期の短縮、
コスト低減及び施工場所の自由度の向上を図ることがで
きる土留め壁形成方法及び土留め壁形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の土留め壁
形成方法は、削孔機の削孔軸に、該削孔軸を下方に垂設
させた状態で回転させる回転駆動手段に取り付けたケー
シングパイプを被着し、前記削孔機に内蔵された二方向
傾斜計の検出値に基づいて、前記削孔機の回転駆動手段
としての減速モーター部を吊支しているクレーンのフッ
を水平方向に移動調整することで、その削孔軸が鉛直
となるように吊支し、地盤上に前記ケーシングパイプの
水平方向の振れを阻止する振れ止め手段を設置し、該振
れ止め手段のガイドによって、前記ケーシングパイプの
外面に付設された2本のガイドパイプを上下方向に摺動
自在にそれぞれ把持し、前記ガイドが設けられた振れ止
め手段としての振れ止め板を油圧ジャッキによって鉛直
状に調整し、前記削孔軸を回転駆動すると共に降下させ
て前記地盤に削孔を施し、且つ又、前記削孔軸から硬化
液を吐出して前記地盤の土砂と混合し、前記振れ止め手
段を前記地盤に沿って移動させると共に前記削孔の施工
及び前記硬化液と土砂との混合を繰返して該地盤の削孔
部分に壁体を形成することを前記課題の解決手段とし
た。
【0007】請求項2記載の土留め壁形成装置は、三本
の削孔軸と、該削孔軸を下方に垂設させた状態で回転駆
動する回転駆動手段と、該回転駆動手段に取り付けられ
た状態で前記三本の削孔軸内の中央の一本の削孔軸に被
着されたケーシングパイプとからなる、二方向傾斜計を
内蔵された削孔機と、該削孔機の回転駆動手段としての
減速モーター部を水平方向に移動調整可能なクレーンの
フックにより昇降自在に吊支する吊支手段と、地盤上に
設置され、前記ケーシングパイプの水平方向の振れを阻
止する振れ止め手段とを備え、該振れ止め手段は、前記
ケーシングパイプの外面に付設された2本のガイドパイ
プを上下方向に摺動自在にそれぞれ把持するガイドを有
し、該ガイドは、油圧ジャッキによって鉛直状に調整さ
れる振れ止め板に設けられていることを前記課題の解決
手段とした。
【0008】請求項3記載の土留め壁形成装置は、請求
項2記載の土留め壁形成装置であって、前記振れ止め手
段は、前記ガイドを土留め壁施工軸に沿って移動位置決
め自在に支持する移動位置決め手段を備えることを前記
課題の解決手段とした。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図1に示すように、地盤G上には、
土留め壁形成装置100が設置されており、土留め壁形
成装置100は、地盤Gに削孔Hを施す削孔機10と、
削孔機10を昇降自在に吊支する吊支手段としてのクレ
ーン20と、振れ止め手段30とからなっている。クレ
ーン20には、地盤G上を走行自在なクローラー式のベ
ースマシンを備えたクローラー式クレーン等を用いるこ
とが望ましい。
【0012】削孔機10は、クレーン20のフック21
により上下方向に昇降自在に吊支された、回転駆動手段
としての減速モーター部11と、図2に示すように、減
速モーター部11により回転駆動され、下方に垂設され
た三本の削孔軸12、13、14と、削孔機10の削孔
軸13に被着された円筒状のケーシングパイプ15とか
らなっている。
【0013】ケーシングパイプ15は、三本の削孔軸1
2、13、14の内、中央の削孔軸13に被着されてお
り、ケーシングパイプ15は、その上端部を減速モータ
ー部11に取り付けられて吊支されている。ケーシング
パイプ15は、図1に示すようにその外面に上部から下
端に渡って付設された、図3に示す二本のガイドパイプ
16、16を有しており、削孔軸13は、ケーシングパ
イプ15内で回転自在であり、ケーシングパイプ15の
下端から下方に突出している。また、削孔軸12、1
3、14は、内部に硬化液流通孔を内蔵しており、その
下端から、セメントミルク、ベントナイト液等、目的に
応じた硬化液を吐出できるように形成されている。
【0014】減速モーター部11には、図示しない二方
向傾斜計が内蔵されている。
【0015】地盤G上には、図1に示すようにケーシン
グパイプ15の水平方向の振れを阻止する振れ止め手段
30が設置されており、振れ止め手段30は、図3に示
すように土留め壁施工軸CTに沿って延在する鋼板31
と、図1に示すように鋼板31を地盤G上で支持する多
数の油圧ジャッキ32と、鋼板31の削孔H側の端縁
に、図3に示す土留め壁施工軸CTに沿って延在するよ
うに溶接固定されたH鋼からなるガイドレール33と、
ガイドレール33の削孔H側の面に当接した振れ止め板
35と、振れ止め板35の削孔H側の面に突設され、ケ
ーシングパイプ15のガイドパイプ16、16を、上下
方向(図3紙面に直交する方向)に摺動自在に把持する
ガイド36、36と、振れ止め板35と共にガイドレー
ル33の上部を、図1に示すようにガイドローラー37
を介して、図1紙面に直交する方向に移動自在に把持す
る摺動部38と、鋼板31の、削孔Hから離間する方向
の端縁部に載置されたカウンターウエイト39とからな
っている。従って、鋼板31、油圧ジャッキ32、ガイ
ドレール33、振れ止め板35、摺動部38、カウンタ
ーウエイト39は、ガイド36を土留め壁施工軸CTに
沿って移動位置決め自在に支持する移動位置決め手段を
構成している。
【0016】以下にそれら土留め壁形成装置100等を
用いた土留め壁形成方法について説明する。
【0017】まず、図3に示すように地盤G上に設定さ
れた土留め壁施工軸CTに沿って振れ止め手段30を設
置する。この際、振れ止め手段30の振れ止め板35を
土留め壁施工軸CTの施工開始位置に向ける。また、図
1に示すように、油圧ジャッキ32を調整して、振れ止
め板35を鉛直とする。
【0018】次に、クレーン20により削孔機10を吊
支して、振れ止め手段30に向けて移動し、削孔機10
のケーシングパイプ15を振れ止め手段30の振れ止め
板35に擦り合わせる。この際、振れ止め板35は鉛直
となっているので、振れ止め板35を目安としてケーシ
ングパイプ15の鉛直、即ち、削孔機10の削孔軸1
2、13、14の鉛直を出すことができる。また、削孔
機10の三本の削孔軸12、13、14は、図3に示す
土留め壁施工軸CTに沿って並べる。
【0019】そこで、ケーシングパイプ15のガイドパ
イプ16の下端部を、振れ止め板35のガイド36に把
持させる。そして、図1に示す削孔機10の減速モータ
ー部11に内蔵された二方向傾斜計の検出値に基づい
て、クレーン20を水平方向に移動調整し、削孔機10
の削孔軸12、13、14の鉛直精度を高める。
【0020】次に、削孔機10の削孔軸12、13、1
4を回転駆動すると共に、クレーン20のフック21を
降下させる。すると、削孔機10の削孔軸12、13、
14が、鉛直下方に降下し、地盤Gの図3に示す土留め
壁施工軸CT上に、三個の削孔Hが同時に連設形成され
る。よって、一個ずつ削孔Hを形成する場合に比して削
孔Hの形成は迅速に行なわれる。また、この際、削孔軸
12、13、14は、地盤G上に設けられた振れ止め手
段30により振れ止めされているので、削孔軸12、1
3、14の上部をリーダー等により支持していた従来に
比して削孔軸12、13、14を安定させることができ
る。
【0021】また、削孔軸12、13、14は、削孔H
を形成すると共に、その下端から硬化液を吐出し、その
硬化液と削孔H部の土砂とを混合する。これにより、削
孔H部分に壁体を形成していく。
【0022】図4に示すように、一段目の削孔軸12、
13、14が根元まで地盤G中に入ったら、削孔機10
の減速モーター部11と削孔軸12、13、14との接
続を解除し、クレーン20のフック21を引上げること
により、減速モーター部11を削孔軸12、13、14
から切り離す。そして、図5に示すように、減速モータ
ー部11に、次なる削孔軸12、13、14を取り付け
る。尚、この取り付けは地盤G上で行なわれる。
【0023】そして、クレーン20のフック21を引上
げて、新たに取り付けられた削孔軸12、13、14の
下端を、地盤G中に打設された削孔軸12、13、14
の上端に接続する。
【0024】そこで、図6に示すように削孔機10の減
速モーター部11を駆動すると共に、クレーン20のフ
ック21を降下させると、削孔機12、13、14によ
り更に深い削孔Hを形成することができる。
【0025】このように、二段階で削孔Hを形成するこ
とにより、削孔機10の削孔軸12、13、14の高さ
を低くすることができる。また、通常のクレーン20で
吊ることができるので、空頭制限を回避することができ
る。尚、三段階以上で削孔Hを形成する構成としてもよ
い。また、削孔軸12、13、14の湾曲や偏心を減少
させることができるので、削孔Hの高精度化を図ること
ができる。
【0026】そして、クレーン20のフック21を上昇
させて、削孔軸12、13、14を地盤G中から引き抜
く。
【0027】そのようにして、三個の削孔Hが形成さ
れ、その部分に、硬化液により硬化された壁体が形成さ
れたならば、次に、クレーン20のフック21を、図3
に示す土留め壁施工軸CTに沿って前方、即ち図中矢印
A方向に移動させると共に、削孔軸13のケーシングパ
イプ15のガイドパイプ16を把持したガイド36を、
ガイドレール33に沿って、即ち、土留め壁施工軸CT
に沿って矢印A方向に移動させる。これにより、既設の
削孔Hの内、最も前側に位置する削孔Hの直上に、削孔
機10の削孔軸12、13、14の内、最も後側に位置
する削孔軸12を配置する。
【0028】そこで、削孔機10を駆動すると共にクレ
ーン20のフック21を降下させることにより、上記同
様に、削孔Hを形成し、それにより、壁体を土留め壁施
工軸CTに沿って連設する。この際、既設の削孔Hに削
孔機10の削孔軸12、13、14の内の一本を挿入し
て地盤Gに削孔Hを施すので、既設の削孔Hがガイドと
なり、次なる削孔Hの位置精度を高めることができる。
また、その際には、既設の削孔Hに挿入された削孔軸1
2と、地盤Gに削孔Hを施す削孔軸13、14との間に
軸応力のアンバランスが生じ、削孔機10を倒す方向に
モーメントが発生するが、そのモーメントを、地盤G上
にある振れ止め手段30が受けるので、削孔機10は安
定を保つことができる。
【0029】また、削孔Hには、応力負担材としてH鋼
を打ち込んで埋設する。
【0030】本実施形態の土留め壁形成方法は、以上の
ようにして、地盤G中に壁体を連続形成することができ
る。即ち、地盤G上に設置した振れ止め手段30によ
り、削孔軸12、13、14を安定させることができる
ので、クレーン20による削孔機10の吊支を可能とし
た。よって、リーダーを備えた従来の三点式杭打機を用
いる場合に比して、現場への搬入、組立、解体、搬出の
作業の簡便化を図ることができ、引いては、工期の短縮
及びコストの低減を図ることができる。
【0031】また、削孔機10を図1に示すクレーン2
0により吊支するので、振れ止め手段30が設置できる
場所であれば広い作業用地がなくとも、例えば法面にも
壁体を施工することができる。また、削孔軸12、1
3、14の高さを短くすることにより空頭制限を回避す
ることができるので、施工場所の自由度の向上を図るこ
とができる。
【0032】また、振れ止め手段30のガイド36、3
6が、土留め壁施工軸CTに沿って移動位置決め自在で
あるので、連続削孔を更に容易且つ迅速に行なうことが
できる。また、その振れ止め手段30により削孔軸1
2、13、14の下端を精度よく位置決めすることがで
きるので、削孔軸12、13、14の位置決めを高精度
且つ迅速に行なうことができる。
【0033】尚、上記実施形態では、最も前方の既設の
削孔Hに三本の削孔軸12、13、14の内、最も後側
の削孔軸12を挿入して、順次前方に削孔Hを連設して
いく構成としたが、既設の三連の削孔Hから削孔H一個
分の間隔を開けて、次の三連の削孔Hを形成した後、三
本の削孔軸12、13、14の内、後側の削孔軸12と
前側の削孔軸14とを、それぞれ、削孔H一個分の間隔
を開けて隣接する既設の削孔H、Hに挿入して、その既
設の削孔H、H間に削孔Hを形成する構成としてもよ
い。
【0034】
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の土留め壁形成方法によれ
ば、削孔軸に被着されたケーシングパイプの水平方向の
振れを阻止する振れ止め手段を地盤上に設置したので、
削孔軸を安定させることができる。よって、削孔機の吊
支は、クレーンにより行なうことができる。これによ
り、現場への搬入、組立、解体、搬出の作業の簡便化を
図ることができ、工期の短縮及びコストの低減を図るこ
とができる。
【0036】また、削孔機をクレーン等により吊支でき
るので、振れ止め手段が設置できる場所であれば広い作
業用地がなくとも、例えば法面にも施工ができる。ま
た、削孔軸の高さを選択することにより空頭制限を回避
することができる。よって、施工場所の自由度の向上を
図ることができる。
【0037】
【0038】
【0039】請求項2記載の土留め壁形成装置によれ
ば、削孔機をクレーンからなる吊支手段により吊支し、
その下部の振れを振れ止め手段により阻止する構成とし
たので、現場への搬入、組立、解体、搬出の作業の簡便
化を図ることができ、工期の短縮及びコストの低減を図
ることができる。
【0040】請求項記載の土留め壁形成装置によれ
ば、請求項2記載の土留め壁形成装置で示した効果に加
えて、振れ止め手段のガイドが、土留め壁施工軸に沿っ
て移動位置決め自在であるので、連続削孔を更に容易且
つ迅速に行なうことができる。また、振れ止め手段によ
り削孔軸の下端を精度よく位置決めすることができるの
で、削孔軸の位置決めを高精度且つ迅速に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の土留め壁形成方法の一実施形態を示
す図であり、削孔工程を示す。
【図2】 本発明の土留め壁形成方法の一実施形態を示
す図であり、設置工程を示す。
【図3】 本発明の土留め壁形成方法の一実施形態を示
す図であり、移動工程を示す。
【図4】 本発明の土留め壁形成方法の一実施形態を示
す図であり、削孔工程で一本の削孔軸が根元まで挿入さ
れた状態を示す。
【図5】 本発明の土留め壁形成方法の一実施形態を示
す図であり、図4で根元まで挿入された削孔軸に次なる
削孔軸を継ぎ足している状態を示す。
【図6】 本発明の土留め壁形成方法の一実施形態を示
す図であり、図5で継ぎ足された削孔軸が根元まで挿入
された状態を示す。
【図7】 従来の土留め壁形成方法に使用されている三
点式杭打機を示す図である。
【符号の説明】
10…削孔機 11…減速モーター部(回転駆動手段) 12,13,14…削孔軸 15…ケーシングパイプ 20…クレーン(吊支手段) 30…振れ止め手段 31…鋼板(移動位置決め手段) 32…油圧ジャッキ(移動位置決め手段) 33…ガイドレール(移動位置決め手段) 35…振れ止め板(移動位置決め手段) 36…ガイド 38…摺動部(移動位置決め手段) 39…カウンターウエイト(移動位置決め手段) G…地盤 H…削孔 CT…土留め壁施工軸
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 俊雄 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 吉川 明 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 山内 裕之 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 媚山 勝英 東京都江戸川区篠崎町6丁目3番19号 新潟商事株式会社内 (72)発明者 媚山 博行 東京都江戸川区篠崎町6丁目3番19号 新潟商事株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−282516(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 削孔機の削孔軸に、該削孔軸を下方に垂
    設させた状態で回転させる回転駆動手段に取り付けたケ
    ーシングパイプを被着し、 前記削孔機に内蔵された二方向傾斜計の検出値に基づい
    て、前記削孔機の回転駆動手段としての減速モーター部
    を吊支しているクレーンのフックを水平方向に移動調整
    することで、その削孔軸が鉛直となるように吊支し、 地盤上に前記ケーシングパイプの水平方向の振れを阻止
    する振れ止め手段を設置し、 該振れ止め手段のガイドによって、前記ケーシングパイ
    プの外面に付設された2本のガイドパイプを上下方向に
    摺動自在にそれぞれ把持し、 前記ガイドが設けられた振れ止め手段としての振れ止め
    板を油圧ジャッキによって鉛直状に調整し、 前記削孔軸を回転駆動すると共に降下させて前記地盤に
    削孔を施し、且つ又、前記削孔軸から硬化液を吐出して
    前記地盤の土砂と混合し、 前記振れ止め手段を前記地盤に沿って移動させると共に
    前記削孔の施工及び前記硬化液と土砂との混合を繰返し
    て該地盤の削孔部分に壁体を形成することを特徴とする
    土留め壁形成方法。
  2. 【請求項2】 三本の削孔軸と、 該削孔軸を下方に垂設させた状態で回転駆動する回転駆
    動手段と、 該回転駆動手段に取り付けられた状態で前記三本の削孔
    軸内の中央の一本の削孔軸に被着されたケーシングパイ
    プとからなる、二方向傾斜計を内蔵された削孔機と、 該削孔機の回転駆動手段としての減速モーター部を水平
    方向に移動調整可能なクレーンのフックにより昇降自在
    に吊支する吊支手段と、 地盤上に設置され、前記ケーシングパイプの水平方向の
    振れを阻止する振れ止め手段とを備え、 該振れ止め手段は、前記ケーシングパイプの外面に付設
    された2本のガイドパイプを上下方向に摺動自在にそれ
    ぞれ把持するガイドを有し、 該ガイドは、油圧ジャッキによって鉛直状に調整される
    振れ止め板に設けられていることを特徴とする土留め壁
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記振れ止め手段は、前記ガイドを土留
    め壁施工軸に沿って移動位置決め自在に支持する移動位
    置決め手段を備えることを特徴とする請求項2記載の土
    留め壁形成装置。
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