JP3381412B2 - 温水式暖房装置 - Google Patents

温水式暖房装置

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JP3381412B2
JP3381412B2 JP25559794A JP25559794A JP3381412B2 JP 3381412 B2 JP3381412 B2 JP 3381412B2 JP 25559794 A JP25559794 A JP 25559794A JP 25559794 A JP25559794 A JP 25559794A JP 3381412 B2 JP3381412 B2 JP 3381412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温水流量を制御する流量
制御弁を用いた温水式暖房装置に関するもので、自動車
用空調装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、温水式暖房装置を含む自動車用空
調装置の吹出空気の温度制御方式として、暖房用熱交換
器への温水流量を制御して、吹出空気温度を制御する方
式のものが知られている。この温水流量制御方式は、冷
風と温風の混合割合をエアミックスダンパにより制御し
て、吹出空気温度を制御するエアミックス方式に比し
て、次のごとき利点を有している。
【0003】すなわち、温水流量制御方式では、エアミ
ックス方式における冷風と温風を混合するための混合空
間を必要としないので、その分通風ダクト系の容積を小
型化でき、また同時に混合空間の廃止により通風抵抗を
低減して、送風機電力及び送風騒音の低減を図ることが
できる等の利点を有している。ところで、本発明者ら
は、先に特願平6−203692号にて、上記温水流量
制御方式のものにおいて、温水流量を制御する制御弁を
暖房用熱交換器に一体化したものを提案している。
【0004】この先願のものでは、図7に示すように、
流量制御弁4により流量制御された温水が流入する入口
側タンク3aを暖房用熱交換器3の下方部に配置し、こ
の熱交換器3の上方部に出口側タンク3bを配置して、
温水が熱交換器3のコア部3cを下方から上方への一方
向のみに流れるように構成する場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図7に
示す配置レイアウトにおいては、暖房用熱交換器3のコ
ア部3cにおける温水の流れが下方から上方への一方向
流れであるため、Uターン流れの方式のものに比して、
暖房用熱交換器3の温水流通抵抗の低減、構造の簡略化
等の長所を有している。
【0006】しかしながら、上記図7のものについて、
流量制御弁4により温水流量を微少流量域に制御した場
合に、暖房用熱交換器3の吹出温度分布を測定したとこ
ろ、次のごとき問題が生じることが判明した。すなわ
ち、図8は本発明者による実験結果を示すもので、実験
条件は、温水流量:0.6リットル/min、入口
温水温度:88°C、送風量:200m3 /h、入
口空気温度:10°Cであって、熱交換器3のコア部3
cの正面面積を図示のA〜Hの8区分に分割して、この
8区分の吹出空気温度を測定したものである。
【0007】なお、図8において、FACEは車室内の
乗員頭部に向けて空調空気を吹き出すフェイス吹出口を
意味し、FOOTは車室内の乗員足元に向けて空調空気
を吹き出すフット吹出口を意味している。図8の実験結
果から理解されるように、暖房用熱交換器3の上下の吹
出温度差は8.2°Cであり、この温度差は上下の吹出
空気に温度差をつけて、フェイス吹出口とフット吹出口
から同時に空気を吹き出すバイレベルモードのために積
極的に利用することができる。
【0008】しかしながら、暖房用熱交換器3の左右の
吹出温度差は、フェイス吹出口側で34°C、フット吹
出口側で27.8°Cとなり、非常に大きなバラツキと
なるので、運転席側と助手席側の乗員に対して、双方と
も満足できる空調感を与えることができず、空調の温度
制御上、致命的な欠陥となる。上記のごとく暖房用熱交
換器3の左右の吹出温度差に非常に大きなバラツキが生
じる原因は、図7に示す暖房用熱交換器3の構成におい
ては、微少流量制御時に高温の温水が自身の浮力(高温
の温水は比重が小さい)の影響も加わって、コア部3c
において図8のC、D、H、Gの領域(温水の出入口間
を短絡する領域)に温水が集中的に流れてしまい、他の
領域A、B、E、Fへの温水流量が大幅に減少するから
である。
【0009】本発明は上記した実験検討結果に鑑みてな
されたもので、暖房用熱交換器のコア部を温水が下方か
ら上方への一方向のみに流れるようにしたものにおい
て、微少流量制御時に左右の吹出空気温度差を効果的に
低減できる温水式暖房装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記載
の発明では、温水源(1)から供給される温水と空気と
を熱交換して空気を加熱する暖房用熱交換器(3)と、
前記温水源(1)から前記暖房用熱交換器(3)に供給
される温水流量を制御するための流量制御弁(4)とを
備え、前記暖房用熱交換器(3)は、前記温水と空気と
の熱交換を行うコア部(3c)と、前記コア部(3c)
の一端部に配置された温水入口側タンク(3a)と、前
記コア部(3c)の他端部に配置された温水出口側タン
ク(3b)とを備え、前記暖房用熱交換器(3)は、前
記温水入口側タンク(3a)から温水が前記コア部を経
て前記温水出口側タンク(3b)に向かう一方向のみに
流れるように構成されており、前記暖房用熱交換器
(3)は、暖房装置の通風路(8)内に前記温水入口側
タンク(3a)が下方に、前記温水出口側タンク(3
b)が上方となるようにして上下方向に配置されてお
り、前記温水入口側タンク(3a)に、前記コア部(3
c)の左右方向への温水分配を均一化する温水分配手段
(30c)が内蔵されており、 前記温水分配手段(30
c)を、前記温水入口側タンク(3a)内における温水
流れ方向に複数の穴(30e)が形成されたパイプ状部
材により構成し、前記複数の穴(30e)の径を前記パ
イプ状部材の先端側になるに従って大きくし、前記複数
の穴(30e)から前記温水入口側タンク(3a)内に
温水を流入させるように構成されている温水式暖房装置
を特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
の温水式暖房装置において、前記複数の穴(30e)が
前記コア部(3c)のチューブ(3d)の入口端とは反
対方向に開口していることを特徴としている。 請求項3
記載の発明では、温水源(1)から供給される温水と空
気とを熱交換して空気を加熱する暖房用熱交換器(3)
と、前記温水源(1)から前記暖房用熱交換器(3)に
供給される温水流量を制御するための流量制御弁(4)
とを備え、前記暖房用熱交換器(3)は、前記温水と空
気との熱交換を行うコア部(3c)と、前記コア部(3
c)の一端部に配置された温水入口側タンク(3a)
と、前記コア部(3c)の他端部に配置された温水出口
側タンク(3b)とを備え、 前記暖房用熱交換器(3)
は、前記温水入口側タンク(3a)から温水が前記コア
部を経て前記温水出口側タンク(3b)に向かう一方向
のみに流れるように構成されており、前記暖房用熱交換
器(3)は、暖房装置の通風路(8)内に前記温水入口
側タンク(3a)が下方に、前記温水出口側タンク(3
b)が上方となるようにして上下方向に配置されてお
り、前記温水入口側タンク(3a)に、前記コア部(3
c)の左右方向への温水分配を均一化する温水分配手段
(30c)が内蔵されており、前記温水分配手段(30
c)は、前記コア部(3c)のチューブ(3d)の入口
端とは反対方向に開口している複数の穴(30e)を有
するパイプ状部材からなり、前記複数の穴(30e)は
前記タンク(3a、3b)内における温水流れ方向に形
成されており、前記複数の穴(30e)から前記温水入
口側タンク(3a)内に温水を流入させるように構成さ
れている温水式暖房装置を特徴としている。 請求項4記
載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載
の温水式暖房装置において、水冷式の走行用エンジン
(1)を有する自動車に用いられる温 水式暖房装置であ
って、 前記温水源は前記走行用エンジン(1)であり、
前記走行用エンジン(1)から前記暖房用熱交換器
(3)に温水が供給されるようになっていることを特徴
としている。
【0012】請求項記載の発明では、請求項1ないし
4のいずれか1つに記載の温水式暖房装置において、前
記流量制御弁(4)は、前記暖房用熱交換器(3)に隣
接して、この熱交換器(3)と一体的に構成されている
ことを特徴とする。請求項記載の発明では、請求項1
ないしのいずれか1つに記載の温水式暖房装置におい
て、前記温水入口側タンク(3a)に温水を流入させる
温水入口(3f)と、前記温水出口側タンク(3b)か
ら温水を流出させる温水出口(3g)が前記両タンク
(3a、3b)の左右方向の同一側端部に配設されてい
ることを特徴とする。
【0013】請求項記載の発明では、請求項1ないし
のいずれか1つに記載の温水式暖房装置において、前
記温水分配手段(30c)が前記温水入口側タンク(3
a)に温水を流入させる温水入口パイプ(30)に一体
に形成されていることを特徴とする。
【0014】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0015】
【発明の作用効果】請求項1〜記載の発明によれば、
上記技術的手段を有しているため、暖房用熱交換器
(3)のコア部(3c)を温水が下方から上方への一方
向のみに流れるようにしたものにおいても、微少流量制
御時における左右の吹出空気温度差を効果的に低減でき
る。
【0016】すなわち、流量制御弁(4)により熱交換
器(3)への温水流量を微少流量に制御している時に
は、温水がそれ自身の比重低下による浮力の影響を受け
て熱交換器(3)の温水入口(3f)から温水出口(3
g)に短絡的に向かう温水の流れが形成されやすいが、
本発明においては温水入口側タンク(3a)内に温水分
手段(30c)を内蔵して、前記短絡的な温水流れを
阻止することにより、コア部(3c)左右方向での温水
の分配を均一化して、左右の吹出空気温度差を効果的に
低減できる。特に、請求項1では、温水分配手段(30
c)を、温水入口側タンク(3a)内における温水流れ
方向に複数の穴(30e)が形成されたパイプ状部材に
より構成し、複数の穴(30e)の径をパイプ状部材の
先端側になるに従って大きくすることにより、コア部
(3c)のチューブ(3d)に流入する温水を温水入口
側タンク(3a)の左右方向に対してより一層均等に分
配できる。また、請求項3では、温水分配手段(30
c)を温水入口側タンク(3a)内に内蔵し、この温水
分配手段(30c)を、コア部(3c)のチューブ(3
d)の入口端とは反対方向に開口している複数の穴(3
0e)を有するパイプ状部材で構成し、前記穴(30
e)から流出する温水が一旦チューブ(3d)の入口端
とは反対方向に向かってから、チューブ(3d)に流入
するので、温水の浮力による前記短絡的な流れをより一
層効果的に阻止できる。
【0017】上記作用効果に加えて、請求項記載の発
明によれば、流量制御弁(4)を、暖房用熱交換器
(3)に隣接して、この熱交換器(3)と一体的に構成
しているから、熱交換器(3)と流量制御弁(4)とを一
体構造物として取り扱って、通風路(8)への組付、搭
載作業を容易に行うことができ、しかも熱交換器タンク
(3a、3b)内に流量制御弁(4)等を内蔵していな
いため、種々の機種に対して流量制御弁部分の変更のみ
で対応して、熱交換器部分は共通使用することが可能と
なり、実用上極めて有利である。
【0018】請求項記載の発明では、温水分配手段
(30c)を温水入口側タンク(3a)に温水を流入さ
せる温水入口パイプ(30)に一体に形成しているか
ら、温水分配手段(30c)を温水入口パイプ(30)
と一体に低コストで製作でき、また、タンク内への組付
温水入口パイプ(30)と同時に簡単に行うことがで
きる。従って、温水分配手段(30c)の追加を極めて
簡単に低コストで実現できる。
【0019】
【0020】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1〜図5は本発明を自動車用空調装置の温水式
暖房装置に適用した一実施例を示す。図1において、1
は自動車走行用の水冷式エンジン、2はエンジン1によ
り駆動されるウオータポンプで、エンジン1の冷却水回
路(温水回路)に水を循環させるものである。3はエン
ジン1から供給される温水と送風空気とを熱交換して、
送風空気を加熱する暖房用熱交換器(ヒータコア)、4
は本発明による流量制御弁で、温水出入口を3つ有する
三方弁タイプの弁構造を有するものである。
【0021】5は暖房用熱交換器3と並列に設けられた
バイパス路、6は定差圧弁(圧力応動弁)であり、その
前後の差圧が予め定めた所定値に達すると開弁するもの
であって、エンジン1の回転数変動によりウオータポン
プ2の吐出圧が変動しても、暖房用熱交換器3の前後圧
を一定に近づける役割を果たすものである。図1には具
体的に示していないが、流量制御弁4にはバイパス回路
5および定差圧弁6が一体に内蔵され、さらに暖房用熱
交換器3に対して一体構造として組付られるようになっ
ている。
【0022】7は温度センサで、熱交換器3が設置され
る自動車用空調装置の通風ダクト(ヒータケース)8
(図2参照)内において、熱交換器3の空気下流側で、
かつ車室内への各種吹出口9〜11の分岐点直前の部位
に設置される。この温度センサ7は、サーミスタよりな
り、車室内に吹き出す温風温度を検出するものである。
図2において、吹出口9は車室内の乗員顔部に向けて空
気を吹き出すフェイス(上方)吹出口であり、吹出口1
0は自動車前面窓ガラスに空気を吹き出して窓ガラスの
曇りを除去するデフロスタ吹出口であり、吹出口11は
乗員の足元に空気を吹き出すフット(足元)吹出口であ
る。なお、12は暖房用熱交換器3の空気上流側に設置
されたクーラケースで、その内部には冷凍サイクルの冷
媒蒸発器(冷房用熱交換器)12aが内蔵されている。
【0023】図1において、13は車室内温度制御の目
標温度(乗員の希望温度)を設定するための温度設定器
で、乗員により手動操作可能なスイッチ、あるいは可変
抵抗器等よりなる。14は外気温度、温水温度、日射量
等の車室内温度制御に関係する環境因子の物理量を検出
するセンサ群である。15はこれらのセンサ7、14及
び温度設定器13等からの入力信号に基づいて温度制御
信号を出力する空調制御装置で、マイクロコンピュータ
等よりなる。
【0024】16はこの空調制御装置15からの温度制
御信号により制御されるサーボモータで、流量制御弁4
の弁体17を回転駆動するための弁体作動手段を構成す
る。ここで、弁体作動手段としては、サーボモータ16
のような電気的アクチュエータに限らず、周知のレバ
ー、ワイヤ等を用いた手動操作機構であってもよい。図
3、4は流量制御弁4と熱交換器3との一体化構造の具
体例を示すもので、上記弁体17は本例では樹脂材料に
て円柱状形状に成形され、やはり樹脂にて成形された弁
ハウジング18内に回動可能に配置され、収納されてい
る。従って、弁体17は図4において左右方向に軸が延
びる回動可能な円柱状ロータから構成されている。
【0025】上記弁ハウジング18には、エンジン1か
らの温水が流入する第1の温水入口パイプ19、エンジ
ン1に温水を還流させる第1の温水出口パイプ20、熱
交換器3出口からの温水が流入する第2の温水入口パイ
プ21、前記第1の温水入口パイプ19から流入した温
水を熱交換器3に向けて流出させる第2の温水出口パイ
プ22が樹脂にて一体成形されている。
【0026】また、弁ハウジング18内には、第1の温
水入口パイプ19から弁体17を介して第1の温水出口
パイプ20に温水をバイパスさせるバイパス回路5が形
成されている。円柱状の弁体17には、上記各パイプ1
9、22およびバイパス回路5の開口面積を所定の相関
関係を持って調整する制御流路17a、17b(図1参
照)が形成されている。23は弁体17を回動操作する
ためのシャフトで、弁体17に一体に結合されている。
このシャフト23は弁ハウジング18の上蓋18aの上
部に突出するようになっている。シャフト23の突出端
は非円形の断面形状であるD形状に形成され、このD形
状の突出端には扇形ギヤ24の回転中心穴(扇の要の位
置)が一体に嵌合して連結され、この両者23、24は
一体に回転するようになっている。
【0027】弁ハウジング18には、前記第2の温水出
口パイプ22の側方に隣接して弁体駆動機構を収納する
駆動機構ケース部25が一体成形されている。このケー
ス部25内には、直流モータからなるサーボモータ16
が配設されている。このモータ16のシャフト16aの
回転は、その先端部のウオームギヤ16b、減速用平ギ
ヤ26および前記扇形ギヤ24を介して前記弁体17に
伝達されるようにしてある。
【0028】以上により弁体17を自動的に駆動する弁
体駆動機構が構成されている。ここで、弁体17の作動
手段としては、前記したサーボモータ16のような電気
的アクチュエータを用いたものに限らず、レバー、ケー
ブル等を用いた手動操作機構により弁体17を回動操作
するようにしてもよい。手動操作機構の場合は、樹脂製
扇形ギヤ24の上面にピン24b(図4参照)を一体成
形し、このピン24bに手動操作用のケーブルを連結す
るようにすればよい。
【0029】弁ハウジング18内に形成されたバイパス
回路5には、定差圧弁6が配設されている。この定差圧
弁6は樹脂により略円錐状に形成され、その底面にコイ
ルバネ6a(バネ手段)の一端が当接して、定差圧弁6
を図3の右方向(閉弁方向)に押圧するようになってい
る。。27は弁座を形成する隔壁で、その中心部には定
差圧弁6により開閉される円形穴を有している。
【0030】28、29はゴム等の弾性材からなるシー
ル部材(図3参照)で、その全体形状は中央部に開口を
有する矩形状になっており、弁体17の外周面と弁ハウ
ジング18の内周面との間に配置されている。このシー
ル部材28、29は弁体17の制御流路17a、17b
を介することなく、直接パイプ19、22、バイパス回
路5間で温水が流通してしまうことを防ぐためのもので
あり、本例では 温水入口パイプ19及び温水出口パイ
プ22に対応して2箇所設けている。
【0031】前述した図4において、暖房用熱交換器3
は、その一端部に温水の入口側タンク3aを有し、その
他端部に温水の出口側タンク3bを有しており、そして
この上下の両タンク3a、3bの間に、多数の並列設置
された偏平チューブ3dとコルゲートフィン3eとから
なるコアー部3cが形成されている。ここで、コアー部
3cは入口側タンク3aから出口側タンク3bへの一方
向のみに温水が流れる全パスタイプ(一方向流れタイ
プ)として構成されている。
【0032】また、流量制御弁4の第2の温水出口パイ
プ22は、アルミニュウム、銅等の金属または樹脂等の
剛体で形成された接続パイプ30の一端に、Oリングの
ごときシール材を用いたジョイント31にて水密的にか
つ脱着自在に連結されている。この接続パイプ30の他
端は、熱交換器3の入口側タンク3aの長手方向(左右
方向)一端に形成した温水入口3fに同様のシール材を
用いたジョイント32にて水密的にかつ脱着自在に連結
されている。従って、接続パイプ30は、暖房用熱交換
器3から見れば温水入口側パイプとなる。
【0033】また、流量制御弁4の第2の温水入口パイ
プ21は、熱交換器3の出口側タンク3bの長手方向
(左右方向)一端、換言すればタンク左右方向において
前記温水入口3fと同一側端部に形成した温水出口3g
に直接、連結されるようになっており、そしてこの連結
はシール材を用いたジョイント33にて水密的にかつ脱
着自在に行われる。
【0034】さらに、前記接続パイプ30は、本例では
アルミニュウムで成形されており、図5に示すようにそ
の一端に前記ジョイント31が一体形成されており、他
端には前記ジョイント32との連結を行うための径拡大
部30aが一体形成されており、この径拡大部30aに
隣接してシール用Oリング30bが接続パイプ30の外
周上に嵌着されている。
【0035】そして、接続パイプ30には、温水の入口
側タンク3a内に内蔵される温水分配体30cが一体形
成されている。この温水分配体30cは、図5(b)の
矢印Y方向からプレス加工して、パイプ形状の一部に図
5(c)に示すくの字状の面30dを形成し、この面3
0dに温水流出用の複数の穴30eを開けたものであ
る。
【0036】本例では、この穴30eは同一径で複数個
設けてある。また、温水分配体30cの根元部にはスリ
ット30fを開けて、プレス加工が容易にできるように
するとともに、このスリット30fの部分からも温水が
入口側タンク3a内に流入できるようにしてある。ま
た、図4に示すように温水分配体30cは前記面30d
および穴30eがコア部3cのチューブ3dの開口端
(入口端)とは反対側に向くようにして、入口側タンク
3a内に内蔵されている。
【0037】そして、暖房用熱交換器3は、図2に示す
通風ダクト(ヒータケース)8内に配置する際に、温水
の入口側タンク3aが下方に、温水の出口側タンク3b
が上方となるようにして上下方向に配置されている。本
実施例では、以上のように流量制御弁4に、バイパス回
路5、定差圧弁6、およびサーボモータ16等からなる
弁体駆動機構を一体化し、さらにこれらを熱交換器3に
予め一体的に連結してある。従って、これらを一体構造
物として通風ダクト(ヒータケース)8に組み付けるこ
とができ、組付性の向上、熱交換器部分の形状の小型化
を図ることができる。
【0038】次に、上記構成において本実施例の作動を
説明する。最大暖房能力時には、流量制御弁4の弁体1
7がサーボモータ16または手動操作機構により最大開
度(例えば60°)の位置まで回動される。これによ
り、弁体17の制御流路17a、17bがそれぞれ弁ハ
ウジング18の温水入口パイプ19、温水出口パイプ2
2と最大面積で重畳し、この両パイプ19、22を全開
する。一方、バイパス回路5には制御流路17bが僅か
に開口するのみで、ほとんどバイパス回路5は全閉に近
い状態となる。
【0039】その結果、エンジン1からの温水はほとん
ど熱交換器3側に流入して、バイパス回路5には僅少量
の温水が流れるのみである。これにより、熱交換器3は
最大暖房能力を発揮できる。次に、非暖房時(自動車用
空調装置に図2に示す冷媒蒸発器12aが装備され、冷
凍サイクルが運転されているときは、最大冷房時とな
る)には、流量制御弁4の弁体17がサーボモータ16
または手動操作機構により開度零の位置まで回動され
る。この開度零の位置では、弁体17の制御流路17b
がバイパス回路5の入口に重畳してこのバイパス回路5
を全開し、温水出口パイプ22を全閉して、熱交換器3
への温水の流れを遮断する。
【0040】一方、制御流路17aはその一部のみが温
水入口パイプ19と重畳して、温水入口パイプ19を全
閉とせず、φ2丸穴相当の最小開口面積を設定する。上
記の弁体位置により、温水入口パイプ19からバイパス
回路5への温水の流れを継続できるので、温水の流れの
急遮断によるウオータハンマ現象の音の発生を防止でき
るとともに、φ2丸穴相当以上の開口面積の確保により
流水音の発生も防止できる。
【0041】次に、微少能力時には、弁体17が微少の
弁開度(例えば10°)位置に回動されるので、制御流
路17a、17bが温水入口パイプ19及び温水出口パ
イプ22の双方に対して小面積で重畳し、温水入口パイ
プ19の開口面積及び温水出口パイプ22の開口面積を
双方とも絞っている2段絞りの状態(図1の微少能力時
はその2段絞りの状態を模式的に示す)となり、かつ温
水入口パイプ19と温水出口パイプ22の絞り部の中間
部(図1のア部)は全開状態にあるバイパス回路5に十
分大きな開口面積で連通しているので、この中間部アの
圧力を下げることができる。
【0042】その結果、暖房用熱交換器3前後の差圧を
十分小さくできるので、弁開度(弁体回転角)の変化に
対する温水流量の変化(最終的には車室内への吹出空気
温度の変化)を、特別小さな開口面積を必要とせずに、
緩やかすることができる。すなわち、吹出空気温度の制
御ゲインを低減できる。この制御ゲインの低減により、
車室内への吹出空気温度をきめ細かく制御できる。
【0043】次に、微少能力〜大能力時においては、弁
体17が上記微少開度(例えば10°)を越える回動位
置から上記最大開度(例えば60°)未満の回動位置に
わたって、回動されることになるが、このような弁体回
動位置においても、上記2段絞りにより、同様に制御ゲ
インを低減して、車室内への吹出空気温度をきめ細かく
制御できる。
【0044】ところで、図2、4に示すように、暖房用
熱交換器3において、温水入口側タンク3aを下方、温
水出口側タンク3bを上方に配置して、下方から上方へ
の一方向のみに温水を流す配置構成を採用した場合に
は、微少流量制御時に、温水がそれ自身の比重低下によ
る浮力の影響を受けて温水入口3fから温水出口3gに
短絡的に向かう温水の流れが形成されやすい。
【0045】しかし、本例では、温水入口側タンク3a
内に温水分配体30cを内蔵して、前記短絡的な温水流
れを阻止するとともに、コア部3cのチューブ3dに流
入する温水を複数の穴30eにより温水入口タンク3a
の左右方向(図4の左右方向)に対して均等に分配でき
る。さらに、複数の穴30eの開口方向をコア部3cの
チューブ3dの開口端(入口端)とは反対方向に向けて
いるので、穴30eから流出する温水が一旦チューブ3
dの開口端とは反対方向に向かってから、チューブ3d
に流入するので、温水の浮力による前記短絡的な流れを
より一層効果的に阻止できる。
【0046】また、自動車用空調装置の温水供給源をな
すエンジン1は、自動車の走行条件の変化に伴って回転
数が大幅に変化するので、エンジン1からの温水供給圧
は走行条件の変化により大幅に変化し、これが流量制御
弁4による温水流量制御、ひいては吹出空気温度制御に
対する大きな外乱要素となるが、本実施例にあっては、
エンジン1からの温水供給圧の変化による温水流量の変
動をバイパス回路5への定差圧弁6の設置により良好に
解消している。
【0047】すなわち、定差圧弁6においては、エンジ
ン1からの温水供給圧が上昇して、その前後の差圧がス
プリング6bにより定まる所定圧より高くなると、定差
圧弁6が図3の左方へ移動して開弁し、定差圧弁6と隔
壁(弁座)27との間の隙間が上記差圧に応じて変動す
ることより、定差圧弁6は温水入口パイプ19と温水出
口パイプ20との差圧を一定値に維持するように作用す
る。
【0048】これにより、熱交換器4に加わる温水圧力
を、エンジン1からの温水供給圧の変動にかかわらず、
一定値に維持でき、エンジン1からの温水供給圧の変化
による温水流量の変動を防止できる。本発明は上記一実
施例に限定されることなく、請求項記載の技術的思想の
趣旨に従って種々変形可能なものであり、以下他の例に
ついて述べる。
【0049】図6は温水分配体30cの他の例を示すも
ので、本例では、上記複数の穴30eの径を、温水分配
体30cの先端側になるに従って(換言すれば、図4に
おいて温水入口3fから離れるに従って)大きくするこ
とにより、コア部3cのチューブ3dに流入する温水を
温水入口タンク3aの左右方向に対してより一層均等に
分配できるようにしたものである。
【0050】また、熱交換器3のサイズ変更あるいはエ
ンジン1側のウオータポンプ2の仕様変更に対しても、
温水分配体30cの長さや穴30eの径、さらには穴3
0eの設置間隔を変更することにより、温水分配の均一
化への対応を容易に実施できる。また、上記実施例で
は、温水分配体30cを熱交換器3の入口側タンク3a
内に配置しているが、温水分配体30cを熱交換器3の
出口側タンク3b内に配置しても、熱交換器左右方向で
の温水分配の均一化を達成できる。
【0051】また、上記実施例では、流量制御弁4を熱
交換器3のうち、出口側タンク3bの方に配置したが、
流量制御弁4を温水入口タンク3a側に配置することも
可能であり、流量制御弁4は熱交換器3の入口側、出口
側の両タンク3a、3bのいずれの方にも配置できる。
また、上記実施例では、熱交換器3の温水入口3fおよ
び温水出口3gをいずれも図4に示すように熱交換器3
の左右方向の同一側端部(左側端部)に配置している
が、熱交換器3の温水入口3fおよび温水出口3gを熱
交換器3の左右方向の異なる端部(左側端部と右側端
部)に配置するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における温水回路図である。
【図2】本発明の一実施例における暖房用熱交換器の空
調装置通風ダクト内への配置形態を示す断面図である。
【図3】流量制御弁と暖房用熱交換器とを一体化した状
態において、流量制御弁の上蓋を取り外した状態におけ
る一部断面側面図である。
【図4】流量制御弁と暖房用熱交換器とを一体化した状
態における一部破断および断面図示した正面図である。
【図5】(a)は本発明の要部をなす温水分配体を一体
化した接続パイプの正面図、(b)はその正面図、
(c)は(b)のX矢視図である。
【図6】温水分配体の他の例を示すもので、(a)は温
水分配体を一体化した接続パイプの正面図、(b)はそ
の正面図、(c)は(b)のX矢視図である。
【図7】図4に相当する正面図で、本発明者らの先に出
願した先願における流量制御弁と暖房用熱交換器との一
体化構成を示す。
【図8】図7の熱交換器を用いた自動車用空調装置にお
ける吹出空気温度分布の実験結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1……エンジン、3……暖房用熱交換器、3a……温水
入口側タンク、3b……温水出口側タンク、3c……コ
ア部、3d……チューブ、3f……温水入口、3g……
温水出口、4……流量制御弁、30……接続パイプ(温
水入口パイプ)、30c……温水分配体、30e……
穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城田 雄一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−154995(JP,A) 特開 平4−365616(JP,A) 実開 昭57−19771(JP,U) 実開 昭61−96189(JP,U) 実開 昭64−5813(JP,U) 実開 昭59−179709(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/08 611 F28F 9/22

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水源から供給される温水と空気とを熱
    交換して空気を加熱する暖房用熱交換器と、 前記温水源から前記暖房用熱交換器に供給される温水流
    量を制御するための流量制御弁とを備え、 前記暖房用熱交換器は、前記温水と空気との熱交換を行
    うコア部と、 前記コア部の一端部に配置された温水入口側タンクと、 前記コア部の他端部に配置された温水出口側タンクとを
    備え、 前記暖房用熱交換器は、前記温水入口側タンクから温水
    が前記コア部を経て前記温水出口側タンクに向かう一方
    向のみに流れるように構成されており、 前記暖房用熱交換器は、暖房装置の通風路内に前記温水
    入口側タンクが下方に、前記温水出口側タンクが上方と
    なるようにして上下方向に配置されており、前記温水入口側タンクに 、前記コア部の左右方向への温
    水分配を均一化する温水分配手段が内蔵されており、 前記温水分配手段は、前記温水入口側タンク内における
    温水流れ方向に複数の穴が形成されたパイプ状部材によ
    り構成され、 前記複数の穴の径は前記パイプ状部材の先端側になるに
    従って大きくなっており、 前記複数の穴から前記温水入口側タンク内に温水を流入
    させるように構成されている ことを特徴とする温水式暖
    房装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の穴は前記コア部のチューブの
    入口端とは反対方向に開口していることを特徴とする請
    求項1に記載の温水式暖房装置。
  3. 【請求項3】 温水源から供給される温水と空気とを熱
    交換して空気を加熱する暖房用熱交換器と、 前記温水源から前記暖房用熱交換器に供給される温水流
    量を制御するための流量制御弁とを備え、 前記暖房用熱交換器は、前記温水と空気との熱交換を行
    うコア部と、 前記コア部の一端部に配置された温水入口側タンクと、 前記コア部の他端部に配置された温水出口側タンクとを
    備え、 前記暖房用熱交換器は、前記温水入口側タンクから温水
    が前記コア部を経て前記温水出口側タンクに向かう一方
    向のみに流れるように構成されており、 前記暖房用熱交換器は、暖房装置の通風路内に前記温水
    入口側タンクが下方に、前記温水出口側タンクが上方と
    なるようにして上下方向に配置されており、 前記温水入口側タンクに、前記コア部の左右方向への温
    水分配を均一化する温水分配手段が内蔵されており、 前記温水分配手段は、前記コア部のチューブの入口端と
    は反対方向に開口している複数の穴を有するパイプ状部
    材からなり、前記複数の穴は前記温水入口側タンク内に
    おける温水流れ方向に形成されており、 前記複数の穴から前記温水入口側タンク内に温水を流入
    させるように構成されていることを特徴とする温水式暖
    房装置。
  4. 【請求項4】 水冷式の走行用エンジンを有する自動車
    に用いられる温水式暖房装置であって、 前記温水源は前記走行用エンジンであり、前記走行用エ
    ンジンから前記暖房用熱交換器に温水が供給されるよう
    になっていることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1つに記載の 温水式暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記流量制御弁は、前記暖房用熱交換器
    に隣接して、この熱交換器と一体的に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    の温水式暖房装置。
  6. 【請求項6】 前記温水入口側タンクに温水を流入させ
    る温水入口と、前記温水出口側タンクから温水を流出さ
    せる温水出口が前記両タンクの左右方向の同一側端部に
    配設されていることを特徴とする請求項1ないしのい
    ずれか1つに記載の温水式暖房装置。
  7. 【請求項7】 前記温水分配手段が前記温水入口側タン
    クに温水を流入させる温水入口パイプに一体に形成され
    ていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1
    つに記載の温水式暖房装置。
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