JP3381338B2 - ハイブリッド車両のモータ制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両のモータ制御装置

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JP3381338B2
JP3381338B2 JP28407193A JP28407193A JP3381338B2 JP 3381338 B2 JP3381338 B2 JP 3381338B2 JP 28407193 A JP28407193 A JP 28407193A JP 28407193 A JP28407193 A JP 28407193A JP 3381338 B2 JP3381338 B2 JP 3381338B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明はハイブリッド車両のモ
ータ制御装置に係り、特にエンジンやモータ等の2種類
以上の駆動力源を搭載したハイブリッド車両のモータの
制御を行い、切換時の違和感を解消するハイブリッド車
両のモータ制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】車両には、駆動力源としてエンジンを搭
載したものや、駆動用モータを搭載しバッテリからの電
力によりモータを駆動するものがある。 【0003】前記モータを搭載する、いわゆる電気自動
車は、排気ガスが排出されないことによって大気汚染を
惹起する心配がなく、環境の維持に貢献できることによ
り実施化されているとともに、現在も改善が進められて
いる。 【0004】また、エンジンとモータとの両方を搭載し
たハイブリッド車両の開発も進められている。このハイ
ブリッド車両とは、エンジンやモータ等の2種類以上の
駆動力源を持つ車両のことであり、例えば前輪をエンジ
ンにて駆動するとともに、後輪をモータにて駆動すべく
配設し、エンジンとモータとのいずれか一方、あるいは
両方を使用して走行している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のハイ
ブリッド車両においては、図17に示す如く、アクセル
ペダル332をケーブル330を介してアクセレータ3
33に接続し、このアクセレータ333をモータ制御部
324に接続させるとともに、モータ制御部324をモ
ータ316に連絡させている。 【0006】そして、前記アクセルペダル332の踏み
込み量をケーブル330を介してアクセレータ333に
取入れ、このアクセレータ333がアクセルペダル33
2の踏み込み量に応じた電気信号をモータ制御部324
に出力し、モータ制御部324がモータ316を駆動制
御している。 【0007】図18及び図19に示す如く、アクセレー
タ333は、本体部333aに揺動可能に一端を装着し
た揺動部333bと、この揺動部333bの他端に揺動
部333bを所定位置に付勢して固定するスプリング3
33cと、このスプリング333cの付勢力に抗して揺
動部333bを揺動させるべく接続するケーブル330
とからなり、アクセルペダル332の踏み込み量をケー
ブル330を介して揺動部333bに伝達させ、揺動部
333bの揺動した角度に応じて電気信号をモータ制御
部324に出力するものである。 【0008】モータの制御は、図20に示すモータの回
転数とトルクとの関係から、アクセルペダルの踏み込み
量に応じてトルクを増減させることによって行ってい
る。また、回転数(速度)は、モータのトルクとその速
度で車両を走行させるのに必要な駆動力とのバランスし
た点となる。 【0009】一般に、マニアルトランスミッションの場
合の変速操作はクラッチにより行われており、図21に
マニアルトランスミッション方式の走行性能を開示す
る。 【0010】また、オートマチックトランスミッション
を使用する場合はあまりなく、変速を行わない無変速方
式を採用するものがある。この無変速方式を採用する場
合にはクラッチを必要としないものである。図22には
無変速方式の走行性能を開示する。この無変速方式にお
いて、後退する場合にはモータの回転方向を電気的に変
化させることにより対処し得る。 【0011】前記ハイブリッド車両においては、不要な
電気自動車専用のアクセレータが無駄に配設されている
とともに、エンジンのスロットルバルブにもケーブルが
使用されており、アクセレータに接続するケーブルと合
わせて2本のケーブルが必要となり、部品点数が多く、
構成が複雑であり、製作が困難となってコストが大とな
り、経済的に不利であるという不都合がある。 【0012】また、電気自動車のアクセルペダルに対す
る駆動力はエンジンの場合とは異なるものである。この
ため、ハイブリッド車両においては、モータとエンジン
との切換時にアクセルペダルのフィーリングが異なり、
運転し難く、実用上不利であるという不都合がある。参
考として図23にエンジンの走行性能を開示する。この
図23と図21とを比較することにより、明らかにトル
ク(駆動力)特性が異なることが理解できる。 【0013】更に、マニアルトランスミッションの場合
の変速操作時には、クラッチ操作が必要となるものであ
る。そして、オートマチック(AT)トランスミッショ
ンの場合には、構造が複雑となって大型化するととも
に、オイルポンプの駆動の必要性等の不具合があり、モ
ータ駆動には適さないものである。更に、無変速方式に
おいては、クラッチが不要となる利点はあるが、エンジ
ンとのアクセルペダルのフィーリングが大きく異なり、
アクセルペダルが敏感に反応することにより、一定速度
で走行する際には走行し難いという不都合がある。 【0014】つまり、図24(a)、(b)、(c)に
夫々示す如く、モータはアクセルペダルの開閉状態に応
じてトルクを変化させている。 【0015】そして、マニアルトランスミッションの場
合に、例えば4速にて速度40〓/hで走行すると、図
25に示す如く、アクセルペダルの踏み込み量に対する
車両の駆動力の変化は少なくなり、一定速度での走行が
容易である。 【0016】しかし、無変速方式において、速度40〓
/hで走行すると、図26に示す如く、アクセルペダル
の踏み込み量に対する車両の駆動力の変化が大きく、一
定速度での走行が困難であることが理解できる。 【0017】 【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、オートマチックトランスミ
ッションを備えたエンジンと駆動用モータとを有し前記
エンジンとモータとを切換えて走行するハイブリッド車
両において、車両の速度とアクセルペダルの踏み込み量
によって前記オートマチックトランスミッションの変速
指示を行うAT制御部と前記モータを制御するモータ制
御部とを有する制御手段を設け、前記モータ走行の際、
前記AT制御部からの変速指令に応じた前記モータのト
ルクを決定し前記モータにトルクを指示すべく制御する
機能を前記制御手段に付加し擬似的に変速したような走
行性能を得ることを特徴とする。 【0018】 【作用】上述の如く発明したことにより、ハイブリッド
車両のモータ走行の際には、制御手段によってAT制御
部からの変速指令に応じたモータのトルクを決定しモー
タにトルクを指示すべく制御し、擬似的に変速したよう
な走行性能を得て、切換時の違和感を解消している。 【0019】 【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。 【0020】図1〜図6はこの発明の第1実施例を示す
ものである。図2において、2はハイブリッド車両、4
は前車軸、6は前輪、8は後車軸、10は後輪である。 【0021】前記ハイブリッド車両2は、例えばフロン
ト側にオートマチックトランスミッション12を備えた
エンジン14を搭載するとともに、リヤ側に駆動用モー
タ16を搭載している。 【0022】また、前記ハイブリッド車両2には、制御
手段18を設けている。この制御手段18は、燃料噴射
(EPI)制御部20と、オートマチックトランスミッ
ション12を変速制御、つまり車両の速度とアクセルペ
ダルの踏み込み量によってオートマチックトランスミッ
ション12の変速指示を行うAT制御部22と、モータ
16を制御するモータ制御部24と有している。 【0023】そして、燃料噴射(EPI)制御部20
に、スロットルセンサ26を接続して設けるとともに、
エンジン14側たるENG側とモータ16側たるEV側
とを切り換える切換スイッチ28を接続して設け、エン
ジン14に連絡して設ける。前記スロットルセンサ26
にはケーブル30を介してアクセルペダル32が接続さ
れている。 【0024】また、前記AT制御部22には、スロット
ルセンサ26と切換スイッチ28とを夫々接続して設け
るとともに、ATセレクトレバー34を接続して設け、
前記オートマチックトランスミッション12に連絡して
設ける。 【0025】前記モータ制御部24は、EVコントロー
ラ36とモータドライバ38とからなり、EVコントロ
ーラ36に、スロットルセンサ26と切換スイッチ28
とATセレクトレバー34とを夫々接続して設けるとと
もに、モータドライバ38とバッテリ部40とに連絡し
ている。モータドライバ38は前記駆動用モータ16に
連絡し、デファレンシャルギヤ42を介して後車軸8を
回動させるものである。 【0026】そして、前記モータ制御部24について詳
述すると、図3に示す如く、前記EVコントローラ36
は、マイクロコンピュータにて構成され、アクセルペダ
ル信号やモータ16の回転数から計算したトルク指示を
出力するものである。 【0027】また、前記モータドライバ38は、EVコ
ントローラ36からのトルク指示の入力信号に応じたト
ルクをモータ16に発生させるとともに、モータ16の
回転数をモニタ出力する。更に、モータ16の回転角等
の状態をエンコーダ44から受け、大電力を扱って直接
モータ16を制御している。 【0028】前記バッテリ部40は、モータ16を駆動
するための蓄電部分であり、外部充電器46を介して充
電される。 【0029】なお符号48は、前記ハイブリッド車両2
のフロント側に配設されるエンジン14用の燃料タンク
である。 【0030】前記モータ制御部24によるモータ特性
は、図4に示す如く、エンジントルクを設定した際に、
このエンジントルクを全回転域においてカバーすべく設
定すればよく、図3の構成から明らかな如く、モータ1
6を図4のトルク範囲とすべく任意にトルク制御するこ
とができることにより、回転数をモニタしつつエンジン
トルクに合致させるべくトルク指示を出力すればよいも
のである。 【0031】つまり、図5に示す如く、各回転数(例え
ば100rpm)毎の適正な間隔で目的のエンジントル
クのモータトルク100%に対する値を調べる。このと
き、トルクは階段状に変化するが、十分な間隔を確保す
れば、違和感はないものである。 【0032】そして、調べた値を図6に示す如き表形態
とし、この表を予め前記EVコントローラ36に記憶さ
せておく。 【0033】次に図1の制御用フローチャートに沿って
作用を説明する。 【0034】制御用プログラムは、例えばハイブリッド
車両2のモータ16への切換操作時に開始するものとす
る。制御用プログラムが開始すると、アクセルペダルの
踏み込み量に応じたアクセル開度の読み込み(A%)を
行う(100)。 【0035】そして、回転数(n rpm)を読み込み
(102)、予め記憶させた表から最大トルク(T%)
を調べ(104)、トルク指示を行う際のトルク指示値
X%を以下の式にて計算する。 X%=T%×A% 【0036】算出したトルク指示値X%をモータドライ
バ38に指示する(106)。トルク指示値X%の指示
を行った後には、アクセル開度の読み込み処理(10
0)に戻るものである。 【0037】これにより、従来のエンジンを搭載した車
両の部品が電気自動車にも使用することができ、部品の
共用が可能となって構成を簡略化でき、実用上有利であ
る。 【0038】また、電気自動車の走行フィーリング、つ
まりアクセルペダルに対する駆動力及び速度の変化を、
従来のエンジンを搭載した車両の場合と略同様とするこ
とができることにより、電気自動車の走行フィーリング
を向上させることができる。 【0039】更に、電気自動車の走行フィーリングをオ
ートマチックトランスミッションを搭載する車両のフィ
ーリングと略同様とすることができることにより、モー
タ特性を余すことなく使用でき、運転者による車速のコ
ントロールが容易となり、使い勝手を向上し得る。 【0040】更にまた、ハイブリッド車両において、エ
ンジンとモータとの切換操作を行っても、走行フィーリ
ングを略同様とすることができることにより、切換時の
違和感がなく、車両の乗心地を向上し得るものである。 【0041】図7はこの発明の第2実施例を示すもので
ある。この第2実施例において、上述第1実施例と同一
機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。 【0042】この第2実施例の特徴とするところは、第
1実施例のエンジントルクの代わりに、エンジンとトル
コン(トルクコンバータ)とを組み合わせた特性を使用
した点にある。 【0043】すなわち、図7に示す如く、モータトルク
に近似するエンジンとトルコン(トルクコンバータ)と
を組み合わせた特性に対して全回転域においてカバーす
べくモータトルクを設定し、回転数をモニタしつつ上述
の組み合わせた特性に合致させるべくトルク指示を出力
すればよいものである。 【0044】さすれば、エンジンとトルコン(トルクコ
ンバータ)とを組み合わせた特性が、モータトルクに近
似することにより、モータの性能を無駄なく使用するこ
とができ、上述第1実施例のものと同様に、運転者によ
る車速のコントロールが容易となり、使い勝手を向上し
得る。 【0045】また、電気自動車の走行フィーリング、つ
まりアクセルペダルに対する駆動力、速度の変化を、従
来のエンジンを搭載した車両の場合と略同様とすること
ができることにより、電気自動車の走行フィーリングを
向上させることができる。 【0046】更に、ハイブリッド車両において、エンジ
ンとモータとの切換操作を行っても、走行フィーリング
を略同様とすることができることにより、切換時の違和
感がなく、車両の乗心地を向上し得る。 【0047】図8〜図15はこの発明の第3実施例を示
すものである。 【0048】この第3実施例の特徴とするところは、エ
ンジンとオートマチックトランスミッションとを有する
車両の走行性能と合致させるべく無変速方式を疑似オー
トマチックトランスミッション(AT)として機能させ
た点にある。 【0049】すなわち、エンジンとオートマチックトラ
ンスミッションとを有する車両の走行性能は、図8に開
示される。この走行性能と合致させるべく無変速方式を
疑似オートマチックトランスミッション(AT)とし
(図9参照)、アクセルフィーリングの向上を図るもの
である。 【0050】図10に示す如く、車両52のリヤ側に、
後車軸54と後輪56とが配設されるとともに、リヤ側
に駆動用モータ58を搭載している。 【0051】そして、車両52に制御手段60を搭載
し、この制御手段60は、AT制御部62と、モータ制
御部64と有している。 【0052】前記AT制御部62には、スロットルセン
サ66と車速センサ68とを夫々接続して設ける。 【0053】前記モータ制御部64は、EVコントロー
ラ70とモータドライバ72とからなり、EVコントロ
ーラ70に、スロットルセンサ66とAT制御部62と
を夫々接続して設けるとともに、モータドライバ72に
連絡している。モータドライバ72は前記駆動用モータ
58に連絡するとともにバッテリ部74に連絡し、デフ
ァレンシャルギヤ76を介して後車軸54を回動させる
ものである。 【0054】つまり、前記モータ58はデファレンシャ
ルギヤ76を介して後車軸54に駆動力を伝達している
が、この駆動力伝達経路内にオートマチックトランスミ
ッションが配設されておらず、疑似的に変速したような
走行性能は、モータ58のトルクを制御することで行
う。このとき、モータ58の回転数は、オートマチック
トランスミッションのように不連続になることはなく、
トルクのみが不連続となる。 【0055】詳述すれば、モータの特性は、目標となる
図8のエンジンとオートマチックトランスミッションと
を有する車両の走行性能をカバーすべく、図9のエンジ
ンと疑似オートマチックトランスミッションとを有する
車両の走行性能とする必要がある。 【0056】また、図11に示す如く、3速の特性をト
ルコン特性とし、上述第1、第2実施例に沿って表(図
12参照)を作成する。なお、図13及び図14に前記
AT制御部62の変速パターンを開示する。 【0057】前記AT制御部62は、エンジンのオート
マチックトランスミッション用制御機能を予め記憶して
おり、モータ58の回転トルクとは一切関係がなく、車
両の速度及びアクセルペダルの踏み込み量に対応するス
ロットル開度によって変速指示、すなわち、1速あるい
は2、3速、後退の変速指示を行うものである。 【0058】目標となるオートマチックトランスミッシ
ョンの変速比を、図8に開示される如く、 1速 2.659=R(1) 2速 1.530=R(2) 3速 1.000=R(3) とすると、疑似回転数nは、変速指示をg、真の回転数
をn3とした際に、 n=R(g)/R(3)×n3 と表すことができ、疑似トルクTは、 T=R(g)/R(3)×T(n) と表すことができる。 【0059】次に、図15のフローチャートに沿って前
記EVコントローラ70によるモータドライバ72への
トルク指示について説明する。 【0060】制御用プログラムは、例えば車両52の始
動操作時に開始するものとする。制御用プログラムが開
始すると、回転数(n3 rpm)の読み込みを行う
(200)。 【0061】そして、前記AT制御部62からの変速信
号による変速指示を読み込み(202)、式 n=R(g)/R(3)×n3 によって疑似回転数を計算する(204)。 【0062】次に、図12の表から仮トルク(T0)を
みつけ(206)、式 T=R(g)/R(3)×T0 によって疑似トルクを計算する(208)。 【0063】また、スロットル開度(A%)を読み込み
(210)、式 X%=T%×A% によってトルク指示値を計算する(212)。 【0064】トルク指示値X%を計算した後に、モータ
ドライバ72にトルク指示値X%を指示する(21
4)。トルク指示値X%の指示を行った後には、回転数
の読み込み処理(200)に戻るものである。 【0065】さすれば、一定速度での走行が容易とな
り、無駄なアクセルワークが解消されるとともに、電力
消費量を減少させることができ、実用上及び経済的に有
利である。 【0066】また、上述第1実施例のものと同様に、従
来のエンジンを搭載した車両の部品が電気自動車でも使
用することができ、部品の共用が可能となって構成を簡
略化でき、実用上有利である。 【0067】更に、ハイブリッド車両において、例えば
モータ走行の際には、制御手段によってAT制御部から
の変速指令に応じたモータのトルクを決定しモータにト
ルクを指示すべく制御し、擬似的に変速したような走行
性能を得ることができ、エンジンとモータとの切換操作
を行っても、走行フィーリングを略同様とすることがで
きることにより、電気自動車の走行フィーリングを向上
させることができるとともに、モータ特性を余すことな
く使用でき、運転者による車速のコントロールが容易と
なり、使い勝手を向上し得て、しかも切換時の違和感が
なく、車両の乗心地を向上し得るものである。 【0068】図16はこの発明の第4実施例を示すもの
である。 【0069】この第4実施例の特徴とするところは、上
述の第1〜第3実施例までの内容を湊合した点にある。 【0070】すなわち、エンジンとモータとの切換式の
ハイブリッド車両において、切換スイッチ28により駆
動源を選択するものである。 【0071】そして、エンジンは、オートマチックトラ
ンスミッションとの組合せ方式を採用し、図8に示す如
き走行性能とする。 【0072】また、前記モータは、疑似オートマチック
トランスミッション方式を採用し、図9に示す如き走行
性能とする。 【0073】更に、AT制御部は、エンジン駆動時とモ
ータ駆動時との場合に共用されるとともに、ATセレク
トレバーやスロットルセンサも共用される。 【0074】図16に沿って構成を説明すると、エンジ
ン80にスロットルセンサ82を設けるとともに、スロ
ットルセンサ82からスロットル開度信号を燃料噴射
(EPI)制御部84とAT制御部86とEVコントロ
ーラ88とに出力し、オートマチックトランスミッショ
ン90に車速センサ92を設け、この車速センサ92か
ら車速信号をAT制御部86に出力する。 【0075】また、AT制御部86からEVコントロー
ラ88に変速指示が出力され、このEVコントローラ8
8は、モータドライバ94にトルク指示を出力するとと
もに、モータドライバ94から回転数信号を入力してい
る。 【0076】さすれば、第2実施例のものと同様に、モ
ータの性能を無駄なく使用できるとともに、第3実施例
のものと同様に、一定速度での走行が容易となり、無駄
なアクセルワークが解消され、電力消費量を減少させる
ことができ、実用上及び経済的に有利である。 【0077】また、従来のエンジンを搭載した車両の部
品が電気自動車でも使用することができ、部品の共用が
可能となって構成を簡略化でき、実用上有利である。 【0078】更に、ハイブリッド車両において、エンジ
ンとモータとの切換操作を行っても、走行フィーリング
を略同様とすることができることにより、電気自動車の
走行フィーリングを向上させることができるとともに、
モータ特性を余すことなく使用でき、運転者による車速
のコントロールが容易となり、使い勝手を向上し得て、
しかも切換時の違和感がなく、車両の乗心地を向上し得
るものである。 【0079】なお、この発明は上述第1〜第4実施例に
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。 【0080】例えば、この発明の実施例においては、エ
ンジンとモータとを搭載したハイブリッド車両について
説明したが、モータとエンジン以外の駆動力源を搭載さ
せた際に、予め記憶させたエンジンの走行性能に合致さ
せるべくモータを制御する構成とすることも可能であ
る。 【0081】また、この発明の実施例においては、車両
のフロント側にエンジンを搭載するとともに、リヤ側に
モータを搭載する構成としたが、搭載位置を変更、つま
りフロント側にモータを搭載するとともに、リヤ側にエ
ンジンを搭載させることもできる。 【0082】 【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、オートマチックトランスミッションを備えたエンジ
ンと駆動用モータとを有しエンジンとモータとを切換え
て走行するハイブリッド車両において、車両の速度とア
クセルペダルの踏み込み量によってオートマチックトラ
ンスミッションの変速指示を行うAT制御部とモータを
制御するモータ制御部とを有する制御手段を設け、モー
タ走行の際、AT制御部からの変速指令に応じたモータ
のトルクを決定しモータにトルクを指示すべく制御する
機能を制御手段に付加したので、ハイブリッド車両にお
いて、例えばモータ走行の際には、制御手段によってA
T制御部からの変速指令に応じたモータのトルクを決定
しモータにトルクを指示すべく制御し、擬似的に変速し
たような走行性能を得ることができ、エンジンとモータ
との切換操作を行っても、走行フィーリングを略同様と
することができることにより、切換時の違和感がなく、
車両の乗心地を向上し得る。 【0083】 【0084】 【0085】
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第1実施例を示すハイブリッド車両
のモータ制御装置の制御用フローチャートである。 【図2】ハイブリッド車両の概略構成図である。 【図3】モータ制御部のブロック図である。 【図4】回転数と軸トルクとの関係を示す図である。 【図5】回転数と軸トルクとの関係を示す図である。 【図6】回転数と最大トルクとの関係を示す図である。 【図7】この発明の第2実施例を示す回転数と軸トルク
との関係を示す図である。 【図8】この発明の第3実施例を示すエンジンとオート
マチックトランスミッションとを組合せた車両の走行性
能線図である。 【図9】モータと疑似オートマチックトランスミッショ
ンとを組合せた車両の走行性能線図である。 【図10】ハイブリッド車両のブロック図である。 【図11】駆動力と車速、回転数との関係を示す図であ
る。 【図12】回転数とトルクとの関係を示す図である。 【図13】変速特性を示す図である。 【図14】スロットル開度と車速との関係を示す図であ
る。 【図15】制御用フローチャートである。 【図16】この発明の第4実施例を示すハイブリッド車
両の概略構成図である。 【図17】この発明の従来の技術を示すアクセルペダル
によるモータ制御のブロック図である。 【図18】アクセレータの正面図である。 【図19】アクセレータの右側面図である。 【図20】トルクと回転数との関係を示す図である。 【図21】マニアルトランスミッション方式の走行性能
線図である。 【図22】無変速方式の走行性能線図である。 【図23】エンジンの走行性能線図である。 【図24】アクセルペダルの踏み込み量たるアクセルの
開閉状態に応じたトルクの変化を示し、(a)はアクセ
ル全開時のトルクと回転数との関係を示す図、(b)は
アクセルハーフ時のトルクと回転数との関係を示す図、
(c)はアクセル略全閉時のトルクと回転数との関係を
示す図である。 【図25】マニアルトランスミッションの4速走行時の
速度40〓/hにおける速度変化を示す図である。 【図26】無変速方式の速度40〓/hにおける速度変
化を示す図である。 【符号の説明】 2 ハイブリッド車両 4 前車軸 6 前輪 8 後車軸 10 後輪 12 オートマチックトランスミッション 14 エンジン 16 駆動用モータ 18 制御手段 20 燃料噴射(EPI)制御部 22 AT制御部 24 モータ制御部 26 スロットルセンサ 28 切換スイッチ 30 ケーブル 32 アクセルペダル 34 ATセレクトレバー 36 EVコントローラ 38 モータドライバ 40 バッテリ部 42 デファレンシャルギヤ 44 エンコーダ 46 外部充電器 48 燃料タンク

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 オートマチックトランスミッションを備
    えたエンジンと駆動用モータとを有し前記エンジンとモ
    ータとを切換えて走行するハイブリッド車両において、
    車両の速度とアクセルペダルの踏み込み量によって前記
    オートマチックトランスミッションの変速指示を行うA
    T制御部と前記モータを制御するモータ制御部とを有す
    る制御手段を設け、前記モータ走行の際、前記AT制御
    部からの変速指令に応じた前記モータのトルクを決定し
    前記モータにトルクを指示すべく制御する機能を前記制
    御手段に付加し擬似的に変速したような走行性能を得る
    ことを特徴とするハイブリッド車両のモータ制御装置。
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