JP3381297B2 - ステップモータ - Google Patents
ステップモータInfo
- Publication number
- JP3381297B2 JP3381297B2 JP07452293A JP7452293A JP3381297B2 JP 3381297 B2 JP3381297 B2 JP 3381297B2 JP 07452293 A JP07452293 A JP 07452293A JP 7452293 A JP7452293 A JP 7452293A JP 3381297 B2 JP3381297 B2 JP 3381297B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- rotor
- bent portion
- bobbin
- step motor
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステップモータに係わ
るものであり、特にステップモータのヨークに関するも
のである。
るものであり、特にステップモータのヨークに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステップモータが駆動源となって
アクチュエータを駆動する装置として様々な形式のもの
が提案されている。
アクチュエータを駆動する装置として様々な形式のもの
が提案されている。
【0003】図4は、従来のステップモータ100の一
例を示す断面図である。非磁性体からなる回転子101
と永久磁石102および軸受け103からなりステップ
制御を可能とする回転子120、磁性コイル104を巻
装するボビン105、回転子101によって回転駆動す
る出力軸106、屈曲部107aを有しボビン105を
両側から挟装するヨーク107、シャフト108および
ヨーク107を収容するハウジング109を備えてい
る。また、ヨーク107の厚さは、屈曲部107aに磁
束が一番集中しやすく飽和しやすいので、飽和しないよ
う防ぐために均等に厚くプレス成形加工されていた。
例を示す断面図である。非磁性体からなる回転子101
と永久磁石102および軸受け103からなりステップ
制御を可能とする回転子120、磁性コイル104を巻
装するボビン105、回転子101によって回転駆動す
る出力軸106、屈曲部107aを有しボビン105を
両側から挟装するヨーク107、シャフト108および
ヨーク107を収容するハウジング109を備えてい
る。また、ヨーク107の厚さは、屈曲部107aに磁
束が一番集中しやすく飽和しやすいので、飽和しないよ
う防ぐために均等に厚くプレス成形加工されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいては、出力の向上を図るとなると永久磁石を強くさ
せなければならず、その分、磁束も強くなり屈曲部にか
かる負担も大きくなる。
おいては、出力の向上を図るとなると永久磁石を強くさ
せなければならず、その分、磁束も強くなり屈曲部にか
かる負担も大きくなる。
【0005】それに伴い飽和しないようにヨークを厚く
しなければならず、そのため磁束の集中しない部分まで
も厚く加工されることになるので磁束の集中する部分と
同じ厚さでの加工となってしまい材質およびスペースの
無駄につながる。
しなければならず、そのため磁束の集中しない部分まで
も厚く加工されることになるので磁束の集中する部分と
同じ厚さでの加工となってしまい材質およびスペースの
無駄につながる。
【0006】そこで、本発明は上記より磁束の集中する
部分だけを飽和しないように防ぐと共にステップモータ
の出力の向上を図ることをその技術的課題とする。
部分だけを飽和しないように防ぐと共にステップモータ
の出力の向上を図ることをその技術的課題とする。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した技術的手段を解
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、永久磁石と非磁性体からなりステップ制御を可能と
する回転子、磁性コイルを巻装するボビン、永久磁石に
対向する側に屈曲部を有しボビンを両側から挟装するヨ
ーク、回転子によって回転駆動される出力軸、回転子を
回動自在に軸支するシャフト、シャフトおよびヨークを
収容するハウジングを有するステップモータにおいて、
ヨークに設けられた屈曲部の屈曲した箇所に厚肉部を形
成し、前記ボビンと形状が合うようにヨークを形成した
ことを特徴とするものである。
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、永久磁石と非磁性体からなりステップ制御を可能と
する回転子、磁性コイルを巻装するボビン、永久磁石に
対向する側に屈曲部を有しボビンを両側から挟装するヨ
ーク、回転子によって回転駆動される出力軸、回転子を
回動自在に軸支するシャフト、シャフトおよびヨークを
収容するハウジングを有するステップモータにおいて、
ヨークに設けられた屈曲部の屈曲した箇所に厚肉部を形
成し、前記ボビンと形状が合うようにヨークを形成した
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明において講じた技術的手段
は、永久磁石と非磁性体からなりステップ制御を可能と
する回転子、回転子によって回転駆動する出力軸、磁性
コイルを巻装するボビン、永久磁石に対向する側に屈曲
部を有しボビンを両側から挟装するヨーク、回転子によ
ってを回転駆動される出力軸、回転子を回動自在に軸支
するシャフト、シャフトおよびヨークを収容するハウジ
ングを有するステップモータにおいて、ヨークに設けら
れた屈曲部の屈曲した箇所に第2ヨークを配設し、前記
ボビンを前記ヨーク及び前記第2ヨークの沿って段付形
状に巻装したことを特徴とするものである。
は、永久磁石と非磁性体からなりステップ制御を可能と
する回転子、回転子によって回転駆動する出力軸、磁性
コイルを巻装するボビン、永久磁石に対向する側に屈曲
部を有しボビンを両側から挟装するヨーク、回転子によ
ってを回転駆動される出力軸、回転子を回動自在に軸支
するシャフト、シャフトおよびヨークを収容するハウジ
ングを有するステップモータにおいて、ヨークに設けら
れた屈曲部の屈曲した箇所に第2ヨークを配設し、前記
ボビンを前記ヨーク及び前記第2ヨークの沿って段付形
状に巻装したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1の作用を説明すると、磁束の集中しや
すい箇所、つまりヨークの屈曲部の屈曲した箇所だけに
厚肉部を形成させ、磁束が集中しにくい箇所を薄くさせ
ているので、屈曲部を飽和から防ぐことが可能となるば
かりだけでなく、薄くさせている箇所に多くの磁性コイ
ルを巻装することができ出力の向上が得られる。
すい箇所、つまりヨークの屈曲部の屈曲した箇所だけに
厚肉部を形成させ、磁束が集中しにくい箇所を薄くさせ
ているので、屈曲部を飽和から防ぐことが可能となるば
かりだけでなく、薄くさせている箇所に多くの磁性コイ
ルを巻装することができ出力の向上が得られる。
【0011】請求項2の作用を説明すると、磁束の集中
しやすい箇所、つまりヨークの屈曲部の屈曲した箇所だ
けに第2ヨークを配設させ、磁束が集中しにくい箇所を
薄くさせているので、屈曲部を飽和から防ぐことが可能
となるばかりだけでなく、薄くさせている箇所に多くの
磁性コイルを巻装することができ出力の向上が得られ
る。
しやすい箇所、つまりヨークの屈曲部の屈曲した箇所だ
けに第2ヨークを配設させ、磁束が集中しにくい箇所を
薄くさせているので、屈曲部を飽和から防ぐことが可能
となるばかりだけでなく、薄くさせている箇所に多くの
磁性コイルを巻装することができ出力の向上が得られ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係わる一実施例を添付図面に
基づき詳細に説明する。
基づき詳細に説明する。
【0013】第1図は、パーマネントマグネット型ステ
ップモータ1の断面図である。ステップモータ1は、回
転子20が永久磁石2と非磁性体を有した回転子3の組
み合わせからなるものである。出力軸4は、回転子20
によって回転駆動される。
ップモータ1の断面図である。ステップモータ1は、回
転子20が永久磁石2と非磁性体を有した回転子3の組
み合わせからなるものである。出力軸4は、回転子20
によって回転駆動される。
【0014】7,7aは、磁性コイルであり、磁性コイ
ル7は円筒形状のボビン8,8aによって巻装され、そ
のボビン8,8aは、鉄製のヨーク9,9aおよび1
0,10aによって両側から嵌め込まれている。
ル7は円筒形状のボビン8,8aによって巻装され、そ
のボビン8,8aは、鉄製のヨーク9,9aおよび1
0,10aによって両側から嵌め込まれている。
【0015】ヨーク9,9aおよび10,10aは、ボ
ビン8,8aと形状が合うように形成され、永久磁石2
からの磁束を集めるために形成され屈曲部11aを有し
た複数の突起部11と、ボビン8,8aに取り付けられ
るフランジ部11bとから形成されている。
ビン8,8aと形状が合うように形成され、永久磁石2
からの磁束を集めるために形成され屈曲部11aを有し
た複数の突起部11と、ボビン8,8aに取り付けられ
るフランジ部11bとから形成されている。
【0016】また、ボビン8,8aにヨーク9,9aお
よび10,10aを嵌め合わされた後、回転子20が収
容されている。
よび10,10aを嵌め合わされた後、回転子20が収
容されている。
【0017】ヨーク9,9aおよび10,10aの加工
の仕方として、切削が行われる焼結等により成形も可能
である。またボビン8は、ヨーク9,9a,10,10
aに沿って形成させて磁性コイル7を巻装させる。従っ
て、飽和しにくいフランジ部11bには薄くすることが
できると共に、欲しい出力に応じた任意の磁性コイル7
を巻装することが得られる。
の仕方として、切削が行われる焼結等により成形も可能
である。またボビン8は、ヨーク9,9a,10,10
aに沿って形成させて磁性コイル7を巻装させる。従っ
て、飽和しにくいフランジ部11bには薄くすることが
できると共に、欲しい出力に応じた任意の磁性コイル7
を巻装することが得られる。
【0018】また、他の実施例として第3図に示してい
る。ステップモータ1の構成は上記にて説明しているた
め詳細な説明は省略する。
る。ステップモータ1の構成は上記にて説明しているた
め詳細な説明は省略する。
【0019】ヨーク9,9aおよび10,10aの屈曲
部11aにヨーク9,9aおよび10,10aと同じ部
材であり、更には屈曲部11aに添って形成された第2
ヨーク30を装着させる。またボビン8はヨーク9,9
a,10,10aおよび30に沿って形成させて磁性コ
イル7を段付形状に沿って巻装させる。従って、ヨーク
9,9aおよび10,10a、30の厚さをプレス行程
によってある程度の飽和しない状態での薄さで加工する
ことができると共に、欲しい出力に応じた任意の磁性コ
イル7を巻装することとなる。
部11aにヨーク9,9aおよび10,10aと同じ部
材であり、更には屈曲部11aに添って形成された第2
ヨーク30を装着させる。またボビン8はヨーク9,9
a,10,10aおよび30に沿って形成させて磁性コ
イル7を段付形状に沿って巻装させる。従って、ヨーク
9,9aおよび10,10a、30の厚さをプレス行程
によってある程度の飽和しない状態での薄さで加工する
ことができると共に、欲しい出力に応じた任意の磁性コ
イル7を巻装することとなる。
【0020】
【発明の効果】以上の通り請求項1の発明によれば、磁
束の集中しやすい箇所、つまりヨークの屈曲部の屈曲し
た箇所だけに厚肉部を形成させ、磁束の集中しにくい箇
所を薄くさせているので、屈曲部を飽和から防ぐことが
可能となるばかりだけでなく、薄くさせている箇所に多
くの磁性コイルを巻装することができ出力の向上が提供
できるようになった。
束の集中しやすい箇所、つまりヨークの屈曲部の屈曲し
た箇所だけに厚肉部を形成させ、磁束の集中しにくい箇
所を薄くさせているので、屈曲部を飽和から防ぐことが
可能となるばかりだけでなく、薄くさせている箇所に多
くの磁性コイルを巻装することができ出力の向上が提供
できるようになった。
【0021】請求項2の発明によれば、磁束の集中しや
すい箇所、つまりヨークの屈曲部の屈曲した箇所だけに
第2ヨークを配設させ、磁束の集中しにくい箇所を薄く
させているので、屈曲部を飽和から防ぐことが可能とな
るばかりだけでなく、薄くさせている箇所に多くの磁性
コイルを巻装することができ出力の向上が提供できるよ
うになった。
すい箇所、つまりヨークの屈曲部の屈曲した箇所だけに
第2ヨークを配設させ、磁束の集中しにくい箇所を薄く
させているので、屈曲部を飽和から防ぐことが可能とな
るばかりだけでなく、薄くさせている箇所に多くの磁性
コイルを巻装することができ出力の向上が提供できるよ
うになった。
【図1】本実施例のステップモータを示す断面図であ
る。
る。
【図2】他の実施例のステップモータを示す断面図であ
る。
る。
【図3】従来技術によるステップモータを示す断面図で
ある。
ある。
1 ステップモータ
2 永久磁石
3 非磁性体を有した回転子
4 出力軸
5 シャフト
6 ハウジング
7 磁性コイル
8 ボビン
9,9a,ヨーク
10,10a ヨーク
11 突起部
11a 屈曲部
11b フランジ部
11c 厚肉部
20 回転子
30 第2ヨーク
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−7050(JP,A)
特開 平2−111253(JP,A)
特開 昭63−144736(JP,A)
実開 平4−128080(JP,U)
実公 昭53−39284(JP,Y2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02K 37/00
H02K 1/12
Claims (2)
- 【請求項1】 永久磁石と非磁性体からなりステップ制
御を可能とする回転子、該回転子によって回転駆動する
出力軸、磁性コイルを巻装するボビン、永久磁石に対向
する側に屈曲部を有し該ボビンを両側から挟装するヨー
ク、前記回転子によって回転駆動される出力軸、前記回
転子を回動自在に軸支するシャフト、該シャフトおよび
前記ヨークを収容するハウジングを有するステップモー
タにおいて、 前記ヨークに設けられた前記屈曲部の屈曲した箇所に厚
肉部を形成し、前記ボビンと形状が合うようにヨークを
形成したことを特徴とするステップモータ。 - 【請求項2】 永久磁石と非磁性体からなりステップ制
御を可能とする回転子、該回転子によって回転駆動する
出力軸、磁性コイルを巻装するボビン、永久磁石に対向
する側に屈曲部を有し該ボビンを両側から挟装するヨー
ク、前記回転子によってを回転駆動される出力軸、前記
回転子を回動自在に軸支するシャフト、該シャフトおよ
び前記ヨークを収容するハウジングを有するステップモ
ータにおいて、 前記ヨークに設けられた前記屈曲部の屈曲した箇所に第
2ヨークを配設し、前記ボビンを前記ヨーク及び前記第
2ヨークの沿って段付形状に巻装したことを特徴とする
ステップモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07452293A JP3381297B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ステップモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07452293A JP3381297B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ステップモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284676A JPH06284676A (ja) | 1994-10-07 |
JP3381297B2 true JP3381297B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=13549744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07452293A Expired - Fee Related JP3381297B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ステップモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3381297B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2776141B1 (fr) * | 1998-03-11 | 2000-04-14 | Philippe Gautron | Generatrice electrique a circuit d'excitation suspendu |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07452293A patent/JP3381297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06284676A (ja) | 1994-10-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 6 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |