JP2003284310A - モータおよびその製造方法 - Google Patents

モータおよびその製造方法

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JP2003284310A JP2002085425A JP2002085425A JP2003284310A JP 2003284310 A JP2003284310 A JP 2003284310A JP 2002085425 A JP2002085425 A JP 2002085425A JP 2002085425 A JP2002085425 A JP 2002085425A JP 2003284310 A JP2003284310 A JP 2003284310A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コア板はカーリング加工でよく、折り曲げ加
工を不要にし、もって、コア板の厚さが薄くなることを
回避し、より大きな出力トルクを得ることが可能なモー
タおよびその製造方法を得る。 【解決手段】 円筒状の周面に着磁が施されたロータ磁
石20の軸方向に駆動コイル30、31が並設されたモ
ータであって、駆動コイル30、31は、ロータ軸19
が挿通される中心孔を備えた円筒状に形成され、磁性体
からなる1枚の平板を円筒状に曲げたカーリングケース
11、26によって駆動コイル30、31が包囲される
とともにロータ磁石20の円筒面が所定の間隙をおいて
包囲され、カーリングケース11,26は、駆動コイル
との対向面がヨーク部12,27となり、ロータ磁石2
0との対向面が周方向に櫛歯形状に形成された極歯1
3,28となってヨーク板を兼ねている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小径ながら比較的
大きなトルクを得ることができるモータであって、ロー
タ磁石の軸方向に駆動コイルが並設されたモータ、およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小径ながら比較的大きなトルクを得るこ
とができるモータの例として、ロータ磁石の軸方向に複
数の駆動コイルが並設されたモータが提案されている。
伝統的なモータの構造は、ステータコイルの内周側にロ
ータ磁石を回転自在に配置したインナーロータ型モー
タ、ステータコイルの外周側にロータ磁石を回転自在に
配置したアウターロータ型モータである。かかる伝統的
なモータによれば、モータの外径が大きくなるため、小
径のモータが望まれる用途には適さない。そこで、ロー
タ磁石の軸方向に複数の駆動コイルを並設したモータが
提案されている。かかるモータによれば、ステータとロ
ータが軸方向に並ぶため、外径を小さくすることがで
き、外径を小さくしても比較的大きなトルクを得ること
ができる。
【0003】図7は、まだ公には知られていないが、過
去に提案されたロータ磁石の軸方向に複数の駆動コイル
を並設したモータの例を示している。このモータはステ
ッピングモータの例である。図7において、符号45は
ロータ軸を示しており、このロータ軸45の長さ方向の
ほぼ中央部にはロータ磁石46が一体に取り付けられて
いる。ロータ磁石46には、周方向に一定間隔でS極と
N極が交互に着磁されている。ロータ軸45とロータ磁
石46でモータのロータを構成している。
【0004】ロータ磁石46の軸方向両側に、ボビンに
巻かれた駆動コイル50、55を含む一対のステータが
配置されている。一方のステータは、一対のコア板4
7、51と、上記駆動コイル50とを有してなる。一方
のコア板47は駆動コイル50の外端面に対向する平面
と駆動コイル50の外周面に対向する円筒面を有する。
この円筒面はロータ磁石46の軸方向ほぼ中間部まで延
び出てロータ磁石46の外周面と僅かな間隙をおいて対
向するとともに、周方向に一定間隔で切り欠かれて、櫛
歯状の極歯48が形成されている。上記他方のコア板5
1は、駆動コイル50の内周面に対向する円筒面と、こ
れに続き駆動コイル50の内端面に対向する平面と、ロ
ータ磁石46の軸方向ほぼ中間部まで延び出てロータ磁
石46の外周面と僅かな間隙をおいて対向するととも
に、周方向に一定間隔で切り欠かれてなる櫛歯状の極歯
52とを有してなる。コア板47の極歯48と、コア板
51の極歯52は、周方向に交互に適宜の間隙をおいて
配置されている。
【0005】前述の、一対のステータの他方は、一対の
コア板53、56と、前記駆動コイル55とを有してな
る。一方のコア板53は駆動コイル55の外端面に対向
する平面と駆動コイル55の外周面に対向する円筒面を
有する。この円筒面はロータ磁石46の軸方向ほぼ中間
部まで延び出てロータ磁石46の外周面と僅かな間隙を
おいて対向するとともに、周方向に一定間隔で切り欠か
れて、櫛歯状の極歯54が形成されている。上記他方の
コア板56は、駆動コイル55の内周面に対向する円筒
面と、これに続き駆動コイル55の内端面に対向する平
面と、ロータ磁石46の軸方向ほぼ中間部まで延び出て
ロータ磁石46の外周面と僅かな間隙をおいて対向する
とともに、周方向に一定間隔で切り欠かれてなる櫛歯状
の極歯57とを有してなる。コア板53の極歯54と、
コア板56の極歯57は、周方向に交互に適宜の間隙を
おいて配置されている。コア板47、51で囲まれる空
間には、ボビンを介して駆動コイル50が配置され、コ
ア板53,56で囲まれる空間には、ボビンを介して駆
動コイル55が配置されている。駆動コイル50、55
は、ロータ軸45を中心とした円筒状に巻かれている。
【0006】上記一対のステータの各外端面には端板4
1、42が固定され、各端板41、42に形成されてい
る中心孔には、磁性材からなる軸受43、44の小径部
が嵌められ、軸受43、44が端板41、42に固定さ
れている。前記ロータ軸45は、上記コア板51、56
の中心孔を、僅かな間隙をおいて貫通し、また、軸受4
3,44の中心孔を貫通してこの軸受43、44によっ
て回転自在に保持されている。駆動コイル50、55へ
の通電を切り替えることにより、極歯48、52、5
4、57の極性が切り替わり、ロータ磁石46の磁極と
の磁気的吸引反発力によってロータ磁石46が周方向に
付勢され、ロータが回転駆動される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したモータの
例によれば、モ−タ全体の外径に対してロータ磁石46
の外径の比率を大きくすることができるため、所定のト
ルクを得ながら小型化するのに有利である。しかしなが
ら、上記のような構成のモータによれば、各ヨーク板の
形状が複雑で、部品加工、組み立てが面倒である。特
に、ヨーク板は通常プレス加工によって作られるが、形
状が複雑であるため、所定の形状を安定に、かつ、精度
よく作ることが困難である。また、上記構造のモータで
は、軸周辺のコア部分に集中して磁束が発生するため、
この部分は他の部分よりも厚みを大きくとることがモー
タ効率の向上に寄与する。しかし、通常のプレス加工で
は、軸周辺のコア部分がプレスによって折り曲げられる
ため、この部分が薄くなりがちであり、その結果、モー
タの出力トルクが小さくなっていた。
【0008】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、コア板の加工を単純化
することを可能にし、特に、一部のコア板はカーリング
加工でよく、折り曲げ加工を不要にし、もって、コア板
の厚さが薄くなることを回避し、より大きな出力トルク
を得ることが可能なモータおよびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
円筒状の周面に着磁が施されたロータ磁石の軸方向に駆
動コイルが並設されたモータであって、駆動コイルは、
ロータ軸が挿通される中心孔を備えた円筒状に形成さ
れ、磁性体からなる1枚の平板を円筒状に曲げたカーリ
ングケースによって駆動コイルが包囲されるとともにロ
ータ磁石の円筒面が所定の間隙をおいて包囲され、カー
リングケースは、駆動コイルとの対向面がヨーク部とな
り、ロータ磁石との対向面が周方向に櫛歯形状に形成さ
れた極歯となってヨーク板を兼ねていることを特徴とす
る。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、駆動コイルは、ロータ磁石を挟んで軸方向
の両側に配置されていることを特徴とする。請求項3記
載の発明は、請求項1または2記載の発明において、駆
動コイルはボビンに巻かれ、ロータ軸を支持する軸受が
上記ボビンに嵌められていることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ヨーク板を兼ねるカーリングケースとは別
に極歯を有するヨーク板を有し、カーリングケースの極
歯とヨーク板の極歯とが周方向に交互に並んでいること
を特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、円筒状の外周面に
着磁が施されたロータ磁石の軸方向両側に駆動コイルが
並設されたモータの製造方法であって、互いの極歯が互
い違いになるように配設した一組のヨークを有し、この
一組のヨークの一方側は、ヨーク部と極歯とを有するこ
とによってヨーク板を兼ねたカーリングケースで駆動コ
イルを包囲するとともにロータ磁石の円筒面を所定の間
隙をおいて包囲するように構成し、上記カーリングケー
スとは別のヨーク板を固定した後、この別のヨーク板の
極歯を基準としてカーリングケースの極歯位置を調整し
固定することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかるモータおよびその製造方法の実施形態について
説明する。図示の実施形態はステッピングモータの例で
ある。図1ないし図6において、ロータ軸19とこのロ
ータ軸19の外周に一体に取り付けられた円筒状のロー
タ磁石20を主体としてモータのロータが構成されてい
る。ロータ磁石20には、円筒状の外周面に周方向に一
定間隔で着磁されて、S極とN極が周方向に交互に形成
されている。
【0014】上記ロータ磁石20の軸方向の一側には、
軸受10、カーリングケース11、ボビン14、駆動コ
イル30、ヨーク板16を有してなるステータが配置さ
れ、ロータ磁石20の軸方向の他側には、ヨーク板2
2、駆動コイル31、ボビン24、カーリングケース2
6、軸受29を有してなる別のステータが配置されてい
る。
【0015】軸受10、軸受29は、ロータ軸19を挿
通する中心孔を有し、各軸受10、29の外端側におけ
る中心孔周壁でロータ軸19を回転自在に支持してい
る。また、各軸受10、29は軸方向一端側の外径が大
きく、その他は小径部となっていて、この小径部に円筒
状に巻き回された駆動コイル30、31が嵌められてい
る。ただし、駆動コイル30、31はボビン14、24
に巻き回され、このボビン14、24が上記小径部に嵌
められることにより、上記小径部に駆動コイル30、3
1が嵌められている。換言すれば、駆動コイル30、3
1は、ロータ軸19が挿通される中心孔を備えた円筒状
に形成されていることになる。
【0016】図5、図6に詳細に示されているように、
内径が軸受10の大径部とほぼ同じに形成されたカーリ
ングケース11が、上記駆動コイル30の外周を覆うと
ともに、軸受10の大径部の一部を覆い、カーリングケ
ース11の一部と軸受10の大径部とがスポット溶接な
どの手段によって固定されている。このように、カーリ
ングケース11によって駆動コイル30が包囲されると
ともにロータ磁石20の円筒面のほぼ半分が所定の間隙
をおいて包囲されている。カーリングケース11は、磁
性体からなる1枚の平板を円筒状に曲げたもので、ヨー
ク板を兼ねている。カーリングケース11は、図1に示
すように、駆動コイル30との対向面がヨーク部12と
なり、ロータ磁石20との対向面が周方向に一定間隔の
櫛歯形状に形成された極歯13となっている。極歯13
は、ロータ磁石20の軸方向のほぼ半分を包囲してい
る。カーリングケース11は、駆動コイル30の軸方向
一端側(図6において下側)の極性と同じ極性で磁化さ
れる。
【0017】上記カーリングケース11とは別に、カー
リングケース11と組み合わせてヨーク板16が用いら
れている。ヨーク板16は、駆動コイル30の他端面と
対向するヨーク部と、このヨーク部から直角に曲げられ
てロータ磁石20の円筒面と所定の間隙をおいて対向す
る極歯17とを有してなる。極歯17は、上記カーリン
グケース11の極歯13とともにロータ磁石20の軸方
向のほぼ半分を包囲している。ヨーク板16は、駆動コ
イル30の軸方向他端側(図6において上側)の極性と
同じ極性で磁化される。図2、図5から明らかなよう
に、カーリングケース11の極歯13とヨーク板16の
極歯17とが周方向に、相互間に適宜の間隙をおいて交
互に並んでいる。ヨーク板16は、そのヨーク部が軸受
10の端面にスポット溶接などの手段によって固定され
ている。なお、カーリングケース11の極歯13とヨー
ク板16の極歯17との相対位置関係は、モータの性能
上重要であるから、ヨーク板16の極歯17を基準とし
てカーリングケース11の極歯13位置を調整してカー
リングケース11を固定する。
【0018】前記ボビン14は、駆動コイル30を巻き
回すための円筒部分とこの円筒部分の両端に一体に形成
された鍔を有していて、断面形状U字形の部材をリング
状に形成したものである。ボビン14は、例えば樹脂の
一体成形で作ることができ、一方の鍔の外周部には端子
部15が一体に突出して形成されている。端子部15に
は、駆動コイル30の端末を絡げるための一対の突起が
角のように突出して一体に形成されている。
【0019】前記ロータ磁石20を挟んで反対側に配置
されている軸受29、カーリングケース26、ボビン2
4、駆動コイル31、極歯23からなるもう一つのステ
ータも、軸受10、カーリングケース11、ボビン1
4、駆動コイル30、ヨーク板16からなる上記構成の
ステータと同様にかつ対称に構成されている。
【0020】図5、図6において、内径が軸受29の大
径部とほぼ同じに形成されたカーリングケース26が、
駆動コイル31の外周を覆うとともに、軸受29の大径
部の一部を覆い、カーリングケース26の一部と軸受2
9の大径部とがスポット溶接などの手段によって固定さ
れている。このように、カーリングケース26によって
駆動コイル31が包囲されるとともにロータ磁石20の
円筒面のほぼ半分が所定の間隙をおいて包囲されてい
る。カーリングケース26は、磁性体からなる1枚の平
板を円筒状に曲げたもので、ヨーク板を兼ねている。カ
ーリングケース26は、図1に示すように、駆動コイル
31との対向面がヨーク部27となり、ロータ磁石20
との対向面が周方向に一定間隔の櫛歯形状に形成された
極歯28となっている。極歯28はロータ磁石20の円
筒面のほぼ半分を適宜の間隙をおいて包囲している。カ
ーリングケース26は、駆動コイル31の軸方向一端側
の極性と同じ極性で磁化される。
【0021】上記カーリングケース26とは別に、カー
リングケース26と組み合わせてヨーク板22が用いら
れている。ヨーク板22は、駆動コイル31の他端面と
対向するヨーク部と、このヨーク部から直角に曲げられ
てロータ磁石20の円筒面と所定の間隙をおいて対向す
る極歯23とを有してなる。極歯23もカーリングケー
ス26の極歯28とともにロータ磁石20の円筒面のほ
ぼ半分を適宜の間隙をおいて包囲している。ヨーク板2
2は、駆動コイル31の軸方向他端側の極性と同じ極性
で磁化される。図2から明らかなように、カーリングケ
ース26の極歯28とヨーク板22の極歯23とが周方
向に、相互間に適宜の間隙をおいて交互に並んでいる。
ヨーク板22は、そのヨーク部が軸受29の端面にスポ
ット溶接などの手段によって固定されている。ヨーク板
22の極歯23を基準としてカーリングケース26の極
歯28位置を調整してカーリングケース26を固定し、
カーリングケース26の極歯28とヨーク板22の極歯
23との相対位置関係が決められている。こうすること
によって、カーリングケース26側で軸方向寸法を調整
することができる。
【0022】前記ボビン24は、駆動コイル31を巻き
回すための円筒部分とこの円筒部分の両端に一体に形成
された鍔を有していて、断面形状U字形の部材をリング
状に形成したものである。ボビン24は、例えば樹脂の
一体成形で作ることができ、一方の鍔の外周部には端子
部25が一体に突出して形成されている。端子部25に
は、駆動コイル31の端末を絡げるための一対の突起が
角のように突出して一体に形成されている。
【0023】図2は、以上のようにして組み立てられた
モータの外観を示している。図2からわかるように、一
方側の極歯13、17の先端と他方側の極歯23、28
の先端が所定の間隙をおいて軸方向に対向するととも
に、極歯13、17と極歯23、28が周方向に位置を
ずらして千鳥状に配置されている。また、端子部15、
25が軸方向に相対向していて、それぞれの角状の突起
に各駆動コイル30、31の端末が巻き付けられてい
る。これらの突起を、外部回路に接続する端子として使
用してもよいし、各駆動コイル30、31の端末を仮に
絡げるものとしてもよい。
【0024】図1に示すように、ロータ磁石20を挟ん
でロータ軸19の両側からは滑りリング18、21が挿
入されていて、滑りリング18はロータ磁石20の一端
面と軸受10の端面との間の介在し、滑りリング21は
ロータ磁石20の他端面と軸受29の端面との間に介在
している。なお、ロータ磁石20を挟んで軸方向両側に
配置されている2組のステータは、例えば、カーリング
ケース11、26の外周に円筒状の非磁性部材が溶接ま
たは圧入され、あるいは部分円筒面をなす非磁性の連結
部材がカーリングケース11、26に溶接される、など
の手段によって、軸方向の所定の間隔をおいて一体に連
結されている。
【0025】以上のように構成されたステッピングモー
タの例において、ロータ磁石20を挟んでロータ磁石2
0の軸方向両側に並設された駆動コイル30、31に交
互に通電し、あるいは交互に通電方向を切り替えること
により、極歯13、23、17、28が交互にS極、N
極に磁化されて回転磁界が発生し、この回転磁界ととも
にロータ磁石20が回転付勢され、ロータ磁石20とと
もにロータ軸19が回転駆動される。
【0026】上記実施形態によれば、磁性体からなる1
枚の平板を円筒状に曲げてなるカーリングケース11、
26を用い、これをコア板として用いているため、コア
板の折り曲げ加工が不要になり、加工を単純化すること
ができる。また、コア板の折り曲げ加工が不要になるこ
とによって、折り曲げ加工でコア板の厚さが薄くなるこ
とを回避することができ、より大きな出力トルクを得る
ことが可能になる。また、カーリング工法によりコア板
を形成することにより、形状の安定したコア板を得るこ
とができる。
【0027】ちなみに、図示の実施形態では、折り曲げ
加工が不要なコア板はステータを構成する2個一組のコ
ア板のうち、一方のコア板であって、もう一つのコア板
は曲げ加工されている。しかし、一方のコア板だけでも
折り曲げ加工が不要であることによって、上記の効果を
得ることができる。また、もう一つのコア板は曲げ加工
されているとはいえ、従来のモータにおけるコア板の形
状よりも単純であるため、加工の単純化が可能であり、
コア板の厚さが薄くなることをできるだけ回避して、ト
ルクの低下を回避することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、コア板として、磁性体
からなる1枚の平板を円筒状に曲げてなるカーリングケ
ースを用いているため、コア板の折り曲げ加工が不要に
なり、加工を単純化することができる。また、コア板の
折り曲げ加工が不要になることによって、折り曲げ加工
でコア板の厚さが薄くなることを回避することができ、
より大きな出力トルクを得ることが可能になる。また、
カーリング工法によりコア板を形成することにより、形
状の安定したコア板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるモータおよびその製造方法の実
施形態を示す分解斜視図である。
【図2】上記実施形態の外観を示す斜視図である。
【図3】上記実施形態の縦断面図である。
【図4】上記実施形態の右側面図である。
【図5】上記実施形態のカーリングケースとコア板の部
分を示す側面図である。
【図6】上記カーリングケースとコア板の部分を示す縦
断面図である。
【図7】従来のステッピングモータの例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
10 軸受 11 カーリングケース 12 ヨーク部 13 極歯 14 ボビン 16 ヨーク板 17 極歯 19 ロータ軸 20 ロータ磁石 22 ヨーク板 23 極歯 24 ボビン 26 カーリングケース 27 ヨーク部 28 極歯 29 軸受 30 駆動コイル 31 駆動コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の周面に着磁が施されたロータ磁
    石の軸方向に駆動コイルが並設されたモータであって、 上記駆動コイルは、ロータ軸が挿通される中心孔を備え
    た円筒状に形成され、 磁性体からなる1枚の平板を円筒状に曲げたカーリング
    ケースによって上記駆動コイルが包囲されるとともに上
    記ロータ磁石の円筒面が所定の間隙をおいて包囲され、 上記カーリングケースは、駆動コイルとの対向面がヨー
    ク部となり、ロータ磁石との対向面が周方向に櫛歯形状
    に形成された極歯となってヨーク板を兼ねていることを
    特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 駆動コイルは、ロータ磁石を挟んで軸方
    向の両側に配置されている請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】 駆動コイルはボビンに巻かれ、ロータ軸
    を支持する軸受が上記ボビンに嵌められている請求項1
    または2記載のモータ。
  4. 【請求項4】 ヨーク板を兼ねるカーリングケースとは
    別に極歯を有するヨーク板を有し、カーリングケースの
    極歯とヨーク板の極歯とが周方向に交互に並んでいる請
    求項1記載のモータ。
  5. 【請求項5】 円筒状の外周面に着磁が施されたロータ
    磁石の軸方向両側に駆動コイルが並設されたモータの製
    造方法であって、 互いの極歯が互い違いになるように配設した一組のヨー
    クを有し、この一組のヨークの一方側は、ヨーク部と極
    歯とを有することによってヨーク板を兼ねたカーリング
    ケースで上記駆動コイルを包囲するとともに上記ロータ
    磁石の円筒面を所定の間隙をおいて包囲するように構成
    し、 上記カーリングケースとは別のヨーク板を固定した後、
    この別のヨーク板の極歯を基準として上記カーリングケ
    ースの極歯位置を調整し固定することを特徴とするモー
    タの製造方法。
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