JP3381036B2 - 鉄骨階段の組立方法及び装置 - Google Patents

鉄骨階段の組立方法及び装置

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JP3381036B2
JP3381036B2 JP20435192A JP20435192A JP3381036B2 JP 3381036 B2 JP3381036 B2 JP 3381036B2 JP 20435192 A JP20435192 A JP 20435192A JP 20435192 A JP20435192 A JP 20435192A JP 3381036 B2 JP3381036 B2 JP 3381036B2
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精文 横森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ささら桁と踏板とを
連結固定して鉄骨階段を構成する鉄骨階段の組立方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨階段は、踏板102と蹴込み板10
3とからなる断面略L字状の踏板材101の所定数をさ
さら桁104、105に固定して構成していた。また、
鉄骨階段は設置する建造物の階高によりその蹴込み板の
高さが1ミリ以下の単位の精度で決められるので、従来
鉄骨階段の組立方法は以下の通りであった。 踏板材位置を記載した一方のささら桁104を水平に
載置する。 このささら桁104上に踏板材101、101を立て
た状態で並列して載置する。 他方のささら桁105をクレーン(図示していない)
で吊り下げ、矢示106方向に下ろし(図11(a)
(b))、この踏板材101、101上に載置する。 他方のささら桁105と各踏板材101の端縁部10
1aとを固定する。 踏板材101を固定した他方のささら桁105をクレ
ーン等で吊り上げて上下を逆転させて他方のささら桁を
下にした状態で載置する(図11(c))。 一方のささら桁104をクレーン(図示していない)
で吊り下げ矢示107方向に下ろし、踏板材101,1
01上に載置する。 一方ささら桁と一方の踏板材101の端縁部101b
とを固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
ささら桁の重量(約300Kg)が重い為、ささら桁ある
いは踏板を取り付けたささら桁を所定位置に設置する際
には、クレーンを繰り返し使用しなければならず、ある
いは多くの作業人数を必要とし、作業効率が悪い問題点
があった。異なる形状大きさの踏板材に対応して組み立
てする際には自動化がはかれず、取り分け作業効率が悪
い問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、所定
数の踏板材を間隔及び角度調節可能に水平方向に並列設
置し、これにささら桁を固定できるようにしたので、前
記従来の問題点を解決した。
【0005】即ちこの発明は、所定数の踏板材とささら
桁とを連結して鉄骨階段を組立てる方法において、所定
数の踏板材を、踏板材設置装置に載置した後、該踏板材
設置装置により、前記所定数の踏板材を水平方向に同一
間隔で並列設置し、前記踏板材の固定側両端にささら桁
の内側面を当接し、前記踏板材と前記ささら桁とを固定
することを特徴とした鉄骨階段の組立方法である。ま
た、踏板材は踏板と蹴込み板とからなる断面略L字状
で、前記踏板材の踏板と蹴込み板との屈曲頂部を下にし
支持し、かつ踏板の端縁と蹴込み板の端縁とを結ぶ線
を水平にして設置することを特徴とした鉄骨階段の組立
方法である。
【0006】また、第一の基台上に所定数の踏板材を所
定間隔で載置して往復及び昇降運動する搬送装置を設置
し、前記第一の基台に隣接して、前記搬送装置の前進側
に、第二の基台を設置し、該第二の基台上に、前記によ
り搬送される踏板材を組立規制位置に支持する踏板材設
置装置を設置し、前記第二の基台の前記踏板材設置装置
の両側に第三の基台を夫々設置する共に、該第三の基台
上にささら桁の内側面を前記踏板材の両側に当接移動で
きるささら桁支持装置を設置したことを特徴とする鉄骨
階段の組立装置である。
【0007】また、搬送装置は第一の基台上に、踏板材
を載置できるパレットを載置して踏板材補充位置と踏板
材設置装置位置との間で平行移動させることができると
共に、パレットを踏板材設置装置位置で降下させかつ前
記踏板材補充位置で上昇させることができる昇降手段を
設置する搬送手段を設置し、前記踏板材補充位置の一側
に踏板材を載置したパレットを搬送手段に供給する踏板
材供給手段を設置し、前記踏板材補充位置の他側に前記
搬送手段からパレットを除去するパレット受取手段を設
置した鉄骨階段の組立装置である。
【0008】また、踏板材設置装置は、第二の基台上に
踏板材を一つ宛載置できる踏板材支持架台の所定数を相
互間隔自在に並列架設した鉄骨階段の組立装置である。
また、踏板材設置装置は、踏板材支持架台の上端部に横
設した回転軸に踏板材当接板を固定し、該踏板材当接板
を回動手段に連結した鉄骨階段の組立装置である。
【0009】また、ささら桁支持装置は、第三の基台上
で踏板支持装置の両側に、踏板材と離接自在の基板を夫
々設置し、該基板上に、水平位置及び垂直位置を保持可
能に揺動腕の基端部を支持し、前記揺動腕の先端部に、
該揺動腕の垂直位置でささら桁を垂直状態に保持できる
ささら桁挟持手段を取り付けた鉄骨階段の組立装置であ
る。更に、揺動腕は基端部を軸に回転自在に取り付けた
下部材と、該下部材の先端部へ長さ調節自在に取り付け
た上部材とにより構成したささら桁と踏板との組立装置
である。
【0010】
【作用】搬送手段により所定数の踏板材は踏板材設置装
置上に載置できる。踏板材設置装置は当接部を回動さ
せ、踏板材を、屈曲頂部を下にし、かつ踏板の端縁と蹴
込み板の端縁を結ぶ線を水平にした状態で支持できる。
また、踏板材設置装置は踏板材を所定間隔に設置でき
る。更に、ささら桁の支持装置は、ささら桁の内側面を
踏板材の所定位置に当接できる。
【0011】
【実施例】
<1> 図面に基づきこの発明の実施例の装置の構成に
ついて説明する。
【0012】(1) 搬送装置の構成 第一の基台1上にレール2、2を平行に設置し、該レー
ル2、2上を移動できる架台3を設置する。前記架台3
にはパレット5を載置できるパレット受台4をシリンダ
ー(図示していない)を介して昇降自在に設置する。ま
た、前記第一基台1に前記レール2、2と平行にラック
ギア9を設置すると共に、架台4に自動搬送用のモータ
ー7を設置し、モーター7に連結したピニオン9aを前
記ラックギア9に咬み合わせて搬送手段8を構成する。
【0013】前記搬送手段8の一側の踏板材補充位置1
0の一側10aに前記レール2、3と直角な方向に架台
12、12を設置し、前記架台12にパレット供給杆1
4をシリンダー15により前記搬送手段8に対して離接
可能に取り付ける。また、踏板材補充位置10の他側1
0bに前記レール2、2と直角な方向に架台17、17
を設置し、前記架台17にパレット受取杆19をシリン
ダー20により前記搬送手段8に対して離接可能に取り
付ける。また、前記各モーター類及びシリンダー類を自
動制御装置に連結する。
【0014】以上のようにして、搬送装置11を構成す
る。図1、図2中、13は踏板材ストック部、18は空
パレットストック部である。
【0015】(2) 踏板材設置装置の構成 また、前記第一の基台1に隣接してかつ前記搬送手段8
の前進方向側に、第二の基台21を設置し、前記第二の
基台21上で前記レール2と平行にかつ前記搬送手段8
の前進方向の延長線上にレール22、22及ラックギア
24を平行に設置する。前記レール22、22上に踏板
材支持架台25の所定数及び基準端部用の踏板材支持架
台25aを配置する。
【0016】前記支持架台25はレール22、22との
当接部にスライドベアリング26、26を有し、ラック
ギア24と咬合うピニオン27を連結した走行用モータ
ー28を設置する。前記踏板材支持架台25の上端部
に、前記レール22、22と直角な方向にスパイラルギ
ア30を嵌挿した軸29を支持し、前記軸29の両端部
に平ギア31、31を嵌装する。踏板材支持架台25に
前記軸29と平行に軸33を架設し、前記平ギア31と
咬合う歯を外周に設けた円板状の踏板材当接板32を前
記軸33に嵌装固定する。前記踏板材当接板32は所定
角度(踏板材の屈曲頂部の角度に応じた角度、通常は8
2°)の扇型の切り欠きを有する。また軸33の前記踏
板材当接板32に板状の踏板材当接片34を連結固定す
る。また、前記踏板材支持架台25内にスプライン35
を挿通嵌挿し、各踏板材支持架台25に固定した受片3
6に前記スプライン35を支持すると共に、前記スプラ
イン35に前記スパイラルギア30に咬合うスパイラル
ギア37を嵌装する。以上のようにして、踏板材支持架
台25を構成する。
【0017】また、基準部用の踏板材支持架台25aに
は更に、前記踏板材支持架台25にロータリーエンコー
ダー38の軸にプーリー39を嵌装し、前記軸29にプ
ーリー40を嵌装し、プーリー39、40をベルト41
で連結し、軸29の回転はロータリーエンコーダー38
にする。また、前記スパイラルギア37の軸にスプロケ
ット44を嵌装固定する。CBモーター45の軸に連結
したスプロケット46、減速機47のスプロケット4
8、49、前記スプロケット44をチェーン50、51
で連結する。
【0018】また、前記踏板材支持架台25の所定数
と、基準部用の踏板材支持架台25aとの側面に沿って
連結杆52を横設し、前記基台22に連結杆52を固定
する。以上のようにして、踏板材設置装置53を構成す
る(図1、図3、図4)。図5及び図6中43は角度設
定用のリミットスイッチであり、43aは角度設定用の
原点ドックである。また、図3中42は間隔設定用のリ
ミットスイッチであり、42aは間隔設定用の原点ドッ
クである。また、前記リミットスイッチ43、原点ドッ
ク42a、ロータリーエンコーダー38及び各モーター
類並びにシリンダー類を自動制御装置(図示していな
い)に連結する。また、図中31aは平ギア31に併設
した平ギアで、前記踏板材当接片32にのみ咬合ってい
る。
【0019】(3) ささら桁支持装置の構成 次に、前記第二の基台22に隣接して前記踏板材設置装
置53の両側に、第三の基台55、55を設置し、前記
第三の基台55、55上に夫々、レール56、56を平
行にかつ前記レール23と直交するように設置する。ま
たレール56にはラック57を併設する。前記レール5
6上に夫々基板58が載置され、基板58には軸にピニ
オン59を連結した走行モーター60が設置され、該ピ
ニオン59はラック57に噛み合っている。
【0020】前記基板58上に、揺動腕61の下部材6
2が軸63に軸止され、下部材61の基端部に揺動腕6
1が垂直状態及び水平状態を保持できるように起倒用シ
リンダー79が連結されている。前記下部材62にウォ
ームジャッキーが64が設置され、揺動腕61の上部材
65の先端部の螺杆66が咬合っている。前記ウォーム
ジャッキー64を可動する昇降用モーター67が一方の
下部材62に設置され、連動杆68を介して、前記両方
のウォームジャッキー64を作動する。
【0021】前記夫々上部材65、65は横杆69(前
記レール56と直交する位置に設置)で連結され、横杆
65上に、下端部にスライドベアリング70を有する支
持部71、71が摺動自在に設置されている。前記支持
部71は、横杆65の両端部に夫々固定した横行用モー
ター72と螺杆73により連結されている。また、前記
支持部71は加圧シリンダー74により、前記踏板材挟
持装置側に加圧されるささら桁挟持部75が設置されて
いる。前記ささら桁挟持部75は上端部にささら桁当接
片76を有し、下部にシリンダー77により開閉する挟
持爪78を有する(図7)。
【0022】以上のようにして、ささら桁支持装置80
を構成する(図7、図8、図9)。図1、図2中81は
ささら桁ストック台である。また、各シリンダー及び各
モーター類を自動制御装置(図示していない)に連結す
る。
【0023】以上、前記搬送装置11、前記踏板材設置
装置53、前記ささら桁支持装置80から鉄骨階段の組
立装置82を構成する。
【0024】<2> 次に、前記実施例に基づくこの発
明の鉄骨階段の組立装置82の使用及び組立方法を説明
する。
【0025】(1) 鉄骨階段の構成 まず、鉄骨階段の構成部品を説明する。図10(b)に
おいて、踏板材83は、踏板84と蹴込み板85とを連
結し、その連結点を屈曲頂部86とした断面略L字状の
形状をしている。また、踏板材83はささら桁取り付け
側の両端部に取付ナット87を固着してある。また、さ
さら桁88には前記取付ナットの位置に取付孔90を穿
設してある。また、ささら桁88の踏板材83取り付け
側の面を内側面89とする。
【0026】前記において、踏板材83の屈曲頂部86
を下にして、踏板84の端縁84aと蹴込み板85の端
縁85aとを結ぶ線が水平になるように設置した状態
で、踏板材83の踏板84の踏面長さA1 (通常250
mmに固定)、蹴込み板85の長さB1 、踏板84と蹴込
み板85との成す角θ1 (通常82°に固定)により、
水平線と踏板84とが成す角α1 、水平線と蹴込み板8
5とが成す角β1 (=180°−θ1 −α1 )及び、踏
板84の端縁84aと蹴込み板85の端縁85aとの長
さL1 が算出できる。前記におけるL1 が踏板材支持架
台25、25aの設置間隔となり、踏板材支持架台25
a(原点)からの各踏板材支持架台25の距離が設定さ
れる。また、角α1 、角β1 が踏板材当接板34、32
の設定角度となり、θ1 が踏板材当接板34、32の内
縁が成す角(踏板材当接板32の扇型状の切り込みの角
度)θ1 となる。
【0027】また、前記において、蹴込み板85の長さ
1 は、所定の鉄骨階段設置位置の階高から最も適切な
長さ前記蹴込み板85の長さB1 と段数(踏板材の数)
及び角α1 、角β1 が自動制御装置により割り出され
る。
【0028】(2) 組立装置82の使用(組み立て方法)
について 所定数の踏板材83をその屈曲頂部86を下にして
ほぼ同一間隔でパレット5に載置する。この踏板材入り
のパレット5を踏板材ストック部13に多数載置する。
また、ささら桁88は内側面を上に向けてささら桁スト
ック台81、81に並列して載置されている。
【0029】パレット5はパレット供給杆14に載置さ
れ、図1矢示91方向に移動し、踏板材補充位置10で
パレット5をパレット受台4に載せ、モーター7の作動
によりレール2上を図1矢示92方向に移動し、パレッ
ト5が踏板材設置装置53の上方に位置した状態でモー
ター7を停止する(図1)。次にパレット受台4を降下
させ、踏板材83を踏板材設置装置53に載置する。次
に、モーター7の作動により、パレット受け台4は空の
パレット5を載せたままレール2上を矢示93方向に移
動する。空のパレット5はパレット受取杆19により、
空パレットストック部18に格納される。
【0030】 前記工程により、踏板材83は踏板材
支持架台25の踏板材当接板32、34に支持された状
態で踏板材支持装置53に載せられている。次に、踏板
材支持架台25aのCBモーター45を回転し、その回
転はスプロケット46、チェーン50、スプロケット4
8を介して、減速機47に伝わり、減速されてスプロケ
ット49、チェーン51、スプロケット44を介してス
プライン35に伝わる(図6)。スプライン35の回動
により全ての踏板材支持架台25、25aのスパイラル
ギア37が同一の回転をし、その回転はスパイラルギア
30を介して平ギア31が回転し、踏板材当接板32、
34を回転させる。そして、予め入力された踏板材当接
板32、34の角度となった状態で、CBモーター45
を停止する。この状態で、踏板材83の踏板84の端縁
84aと蹴込み板85の端縁85aとを結ぶ線は水平に
なっている。
【0031】また、同時に、各踏板材支持架台25、2
5aが走行用モーター28の回転によりレール22上を
矢示94方向に移動し、各踏板材支持架台25、25a
の間隔が予め入力された所定の間隔L1 となるように、
リミットスイッチ42、原点ドック42aが作動して所
定の間隔1 となった位置で、走行用モーター28の回転
は停止する(図3)。
【0032】 ささら桁支持装置80の支持部71、
71が所定間隔、位置となるように、横行用モーター7
2を作動して横杆73上を移動させる。前記における支
持部71、71の位置はささら桁の形状、長さ、階段材
との当接位置等により決められる。
【0033】次に、起倒用シリンダー79を作動させ、
揺動腕61を水平状態にし(図7の鎖線図示の61aの
位置)、走行用モーター60を作動し、図7中矢示95
方向に移動し、ささら桁ストック台81のささら桁88
をささら桁当接片76、挟持爪78の間に入れ、シリン
ダー77の作動により、挟持爪78とささら桁支持部7
5でささら桁88を挟む。
【0034】次に、走行用モーター60を作動し、図7
中矢示96方向に移動すると共に、起倒用シリンダー7
9を作動させ、揺動腕61を垂直状態にして、ささら桁
88が踏板材83の付近に位置する状態で走行用モータ
ー60を停止する。
【0035】次に、ささら桁支持装置80の昇降用モー
ター67を作動し、連動杆68を介して、ウォームジャ
ッキー64を作動して螺杆66を回動昇降し、揺動腕6
1の下部材62と上部材65の間隔を調節し、ささら桁
88が踏板材83の所定位置に当接できる位置に調節す
る。
【0036】次に、加圧シリンダー74を作動し、ささ
ら桁88を階段材83の所定位置に押圧する。
【0037】 次にボルト締め装置(図示していな
い)で、ささら桁88の取付孔90からボルト(図示し
ていない)を挿通し、取付ナット87に螺合し締結す
る。以上で鉄骨階段の組み立ては完了する。
【0038】また、以上の作動は予め入力した踏板材8
3の形状のデータ(踏面長さA1 、蹴込み板85の長さ
1 、踏板84と蹴込み板85との成す角θ1 、及び踏
板材の幅)に基づき、自動制御装置により踏板材支持装
置53の作動が制御され、それに基づき搬送装置11、
ささら桁支持装置80等鉄骨階段の組立装置82の作動
が一括して制御される。
【0039】(3) 実施例のその他の場合の構成について 前記において、異なる形状の踏板材83a及びささら桁
88aを使用して鉄骨階段97aを組み立てる場合につ
いて説明する。図10(a)(b)において、踏板材8
3aの屈曲頂部86aを下にして、踏板の端縁と蹴込み
板の端縁とを結ぶ線が水平になるように設置した状態
で、踏板材83aの踏板の踏面長さA2 (A1 と同じ2
50mm)、蹴込み板85の長さB2 、踏板と蹴込み板と
の成す角θ2 (θ1 と同じ82°)により、前記と同様
に水平線と踏板84とが成す角α2、水平線と蹴込み板
85とが成す角β2 及び、踏板の端縁と蹴込み板85の
端縁との長さL2 が算出できる。
【0040】前記におけるL2 が踏板材支持架台25、
25aの設置間隔となり、走行用モーター28を所定数
回転して、踏板材支持架台25a(原点)からの各踏板
材支持架台25の距離L2 が設定される。また、角
α2 、角β2 が踏板材当接板34、32の設定角度とな
り、CBモーター45を所定数回転することにより、踏
板材当接板34、32を回転して踏板材当接板34、3
2の内縁が成す角がθ2 となる。従って、踏板材83a
の屈曲頂部86aを下にして、踏板の端縁と蹴込み板の
端縁とを結ぶ線が水平になるように設置した場合には、
屈曲頂部86aの当接角度を調節し、相互の屈曲頂部8
6aの間隔に水平方向に移動するのみで、踏板材83a
を所定位置に設置できる。
【0041】また、前記実施例において、踊り場等に連
結する端部用の踏板材は他の踏板材83と比べて、その
形状大きさが異なる場合がある(図10(a)鎖線図示
の踏板材83b)。この場合には、踏板端部用の踏板材
支持架台25bをレール22上の所定位置に設置する
(図3、図4中鎖線図示)。前記踏板材支持架台25b
は、前記踏板材支持架台25のスプライン35を嵌挿せ
ず、手動のハンドルなどの回転手段(図示していない)
をスパイラルギア37に連結すると共に、踏板材当接板
32、34の取り付け高さを調節できる昇降手段(図示
していない)を有する。従って、前記踏板材支持架台2
5bの踏板材当接板32、34は前記踏板材支持架台2
5、25bの踏板材当接板32、34とは連動しない。
また、前記前記踏板材支持架台25bで、スパイラルギ
ア37の回転手段をモーターなどの動力に連結し、該モ
ーターを自動制御装置に連結し、前記踏板材支持架台2
5、25aと一体に制御することもできる。
【0042】更に、前記実施例は踏板材83を屈曲頂部
86を下にして並列する方法並びに踏板材設置装置を説
明したが、踏板材83を屈曲頂部86を上にして、同様
に組み立てることもできる、この場合には、踏板材当接
板32、34の形状を屈曲頂部86を上にして踏板材を
支持できる形状の踏板材当接板を用いる(図示していな
い)。
【0043】
【発明の効果】踏板材を水平状態に設置し、その間隔と
角度とを正確に自動調整して組み立て作業ができるの
で、作業を高能率化できると共に、部品の搬入及び完成
した鉄骨階段の搬出以外にクレーンを使用することな
く、また作業人数の削減ができる。従って、鉄骨階段の
組み立てが高能率高効率でできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の平面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】この発明の実施例に使用する踏板設置装置の側
面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく踏板材支持架台の正面図である。
【図6】同じく基準端部用の踏板材支持架台の正面図で
ある。
【図7】この発明の実施例に使用するささら桁支持装置
の正面図である。
【図8】同じく側面図である。
【図9】同じく平面図である。
【図10】(a)は踏板の側面図であり、(a)は同じ
く拡大側面図である。
【図11】従来の鉄骨階段の組立方法を説明する図で、
(a)は斜視図(b)、は正面図、(c)は他の工程の
正面図である。
【符号の説明】
1 第一の基台 4 パレット受台 5 パレット 7 モーター 8 搬送手段 9 ラック 9a ピニオン 10 踏板材補充位置 11 搬送装置 14 パレット供給杆 18 パレット受取杆 21 第二の基台 24 ラック 25、25a 踏板材支持架台 27 ピニオン 28 走行用モーター 32、34 踏板材当接板 52 連結杆 53 踏板材設置装置 55 第三の基台 56 レール 57 ラック 58 基板 59 ピニオン 61 揺動腕 63 軸 64 ウォームジャッキー 75 ささら桁支持部 76 ささら桁当接片 78 挟持爪 79 起倒用シリンダー 80 ささら桁支持装置 82 鉄骨階段の組立装置 83 踏板材 84 踏板 85 蹴込み板 86 屈曲頂部 88 ささら桁 89 内側面(ささら桁)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定数の踏板材とささら桁とを連結して鉄
    骨階段を組立てる方法において、所定数の踏板材を、踏
    板材設置装置に載置した後、該踏板材設置装置により、
    前記所定数の踏板材を水平方向に同一間隔で並列設置
    し、前記踏板材の固定側両端にささら桁の内側面を当接
    し、前記踏板材と前記ささら桁とを固定することを特徴
    とした鉄骨階段の組立方法。
  2. 【請求項2】踏板材は踏板と蹴込み板とからなる断面略
    L字状で、前記踏板材の踏板と蹴込み板との屈曲頂部を
    下にして支持し、かつ踏板の端縁と蹴込み板の端縁とを
    結ぶ線を水平にして設置することを特徴とした請求項1
    記載の鉄骨階段の組立方法。
  3. 【請求項3】第一の基台上に所定数の踏板材を所定間隔
    に載置して往復及び昇降運動する搬送装置を設置し、前
    記第一の基台に隣接して、前記搬送装置の前進側に、第
    二の基台を設置し、該第二の基台上に、前記により搬送
    される踏板材を組立規制位置に支持する踏板材設置装置
    を設置し、前記第二の基台の前記踏板材設置装置の両側
    に第三の基台を夫々設置する共に、該第三の基台上にさ
    さら桁の内側面を前記踏板材の両側に当接移動できるさ
    さら桁支持装置を設置したことを特徴とする鉄骨階段の
    組立装置。
  4. 【請求項4】搬送装置は第一の基台上に、踏板材を載置
    できるパレットを載置して踏板材補充位置と踏板材設置
    装置位置との間で平行移動させることができると共に、
    パレットを踏板材設置装置位置で降下させかつ前記踏板
    材補充位置で上昇させることができる昇降手段を設置す
    る搬送手段を設置し、前記踏板材補充位置の一側に踏板
    材を載置したパレットを搬送手段に供給する踏板材供給
    手段を設置し、前記踏板材補充位置の他側に前記搬送手
    段からパレットを除去するパレット受取手段を設置した
    請求項3記載の鉄骨階段の組立装置。
  5. 【請求項5】踏板材設置装置は、第二の基台上に踏板材
    を一つ宛載置できる踏板材支持架台の所定数を相互間隔
    自在に並列架設した請求項3記載の鉄骨階段の組立装
    置。
  6. 【請求項6】踏板材設置装置は、踏板材支持架台の上端
    部に横設した回転軸に踏板材当接板を固定し、該踏板材
    当接板を回動手段に連結した請求項5記載の鉄骨階段の
    組立装置。
  7. 【請求項7】ささら桁支持装置は、第三の基台上で踏板
    支持装置の両側に、踏板材と離接自在の基板を夫々設置
    し、該基板上に、水平位置及び垂直位置を保持可能に揺
    動腕の基端部を支持し、前記揺動腕の先端部に、該揺動
    腕の垂直位置でささら桁を垂直状態に保持できるささら
    桁挟持手段を取り付けた請求項3記載の鉄骨階段の組立
    装置。
  8. 【請求項8】揺動腕は基端部を軸に回転自在に取り付け
    た下部材と、該下部材の先端部へ長さ調節自在に取り付
    けた上部材とにより構成した請求項7記載のささら桁と
    踏板との組立装置。
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