JP3858078B2 - パネル用パレット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁パネル、床パネル、屋根パネル等の板状の建築資材を建築現場まで運送して、搬入する際に使用するパネル用パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
プレハブ住宅を施工する方法の一つとして、住宅の床、壁、屋根等をパネルを用いて施工する方法が知られている。この施工方法は、予め工場等において木製の芯材(枠材)を枠組みすることにより枠体を形成し、この枠体の両面または片面に合板等の面材を貼設することにより、床パネル、壁パネル、屋根パネル等の構造用パネルを製造し、建築現場においてこれらの構造用パネルを組み付けていくことにより建物を構築する方法である。
【0003】
そして、最近においては、このような構造用パネルを用いた住宅施工の工業化をさらに推し進めるために、例えば工場にて複数のパネルを接合して大型連結パネルを製造し、この大型連結パネルを建築現場に運送してその建築現場にて大型連結パネルどうしを接合しながら建て込むことにより、現場施工をより簡略化した施工方法が採用される場合がある。
また、このような大型連結パネルにおいては、サイディングや屋根材等の各種外装材や、各種内装材や、窓サッシやドアサッシなどを予め工場で取り付けた状態とすることにより、さらに、現場施工の簡略化を進めている。
【0004】
前記大型連結パネル(以下パネルと略称する)を建築現場に輸送する場合トラックを使用しているが、このトラックの荷台にパネルを倒して平積みすると、パネルの幅が荷台の幅より大きい場合、当該パネルが荷台からはみ出してしまうので、このようなパネルを荷台に積み込む場合、複数のパネルを起立した状態で専用のパネル用パレットに収納して、このパレットによってパネルの倒れを防止して荷台に積み込むようにしている。
【0005】
従来、上記パレットは、例えば、パネルを立てた状態に載せる矩形状の底板と、該底板の左右側縁部に立設されてパネルを立てた状態に支持する左右の側板とからなっていた。
そして、上記パネルをパレットに積み込む際には、パネルを製造する工場において専用の搬送装置により、製造されたパネルを起立させるとともに水平にスライド移動させてパレットの前部もしくは後部からパレット内に入れている。
また、建築現場に搬送されたパレットからパネルを出す際には、クレーン等によりパネルを吊り上げてパレットの上方側に搬出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パレットに複数のパネルを立てた状態に積んで搬送する際には、パネル同士がぶつかって破損しないように、例えば、パネル同士の間にスペーサとなる部材を挟んだ状態としていた。
しかし、上述のようにパレットからパネルを吊り上げて搬出する際に、上記スペーサを取り外すと、パネルが、例えば、窓サッシのガラスの重みなどにより隣接するパネルやパレットの側板側に倒れかかる可能性があった。そして、もしパネルが隣接するパネルやパレットの側板に倒れかかった場合には、パネルの表面に傷がつく可能性があった。
なお、パレットには、側板があるので、パネルが完全に倒れてしまうようなことはない。
【0007】
なお、上記の課題を解決する技術を、出願人の蓄積資料から検索した結果、上述のパレットの一般的技術として、実公平4−19152と実公平4−19153が見つかり、比較的近い技術として実開平3−90840と特開平7−242242とが見つかった。
上記実公平4−19152及び実公平4−19153は、基本的に、本発明の底部と左右の側部とからなるとともに、左右の側部の間の底部上に中心枠を設けたものであるが、本発明の規制部及び該規制部から延出するガイドバーに対応する構成がなく、また、中心枠もパレット上の各パネル同士の間に配置されて、各パネル同士がぶつからないように仕切るものではなく、単に、パネルを立てかけるためのものである。
また、実開平3−90840には、複数のパネル間に一対ずつ配置されるパイプ上スペーサが開示されていますが、パイプ状スペーサの上に上側桿部材が取り付けられており、この上側桿部材を取り外さなければ、パレット内のパネルを上方に吊り上げられないようになっている。
また、特開平7−242242には、パネル間に配置される棒状仕切り部材が開示されていますが、パレットに載置されたパネル上に上部フレームが配置されており、パネルを吊り上げる操作を行う際に、上部フレームが邪魔になるようになっている。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、パネルを横方向から積み込んでからパネルを吊り上げて上方に搬出するまでの間、積み込まれた複数のパネルをそれぞれ立てた状態に保つことができ、パネルの上方への搬出に際して、パネルが倒れかかることがないパネル用パレットを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のパネル用パレットは、図1に示すように底部1及び該底部1の左右側縁部にそれぞれ立設された左右の側部5、5を備え、上記左右の側部5、5の間にこれら側部5、5に沿って立てた状態で複数のパネルPを上記底部1上に載せることが可能なパレット本体10と、上記パレット本体10の前部及び後部にそれぞれ設けられ、かつ、上記底部1上に載せられたパネルPの前後への移動を規制する規制部20、20と、該規制部20、20から上記底部1上に載せられた複数のパネルP同士の間にそれぞれ延出した状態で設けられ複数のガイドバー30とを具備してなり、上記前後の規制部20、20のうちの少なくとも一方が、上記底部1上に載せられたパネルPの前後への移動を規制する状態から規制しない状態に移動可能となっており、上記左右の側部は、上記底部上に載せられたパネルより低くなっており、上記規制部がパネルの前後動を規制する状態では、上記規制部及びガイドバーがパネルの上端部より低い位置に配置されていることを上記課題の解決手段とした。
【0010】
上記構成によれば、上記前後の規制部20、20のうちの一方を底部1上に載せられたパネルPの前後への移動を規制しない状態に移動し、この状態で、一方の規制部20側からパネルPを立てた状態でパレットA内に搬入する。
この際に、パレットA内に搬入されたパネルPを他方の規制部のガイドバー30に支持させた状態とすることにより、複数のパネルPを積み込む場合に、既に積み込まれたパネルPが倒れるのを防止することができる。
すなわち、他方の規制部10のガイドバー30に沿ってパネルPをパレットA内に搬入することで、パレットA内の複数のパネルP同士の間に他方の規制部20のガイドバー30を挟んだ状態とすることができる。
【0011】
次に、規制部20を上記底部1上に載せられたパネルPの前後への移動を規制する状態とすることにより、パレットA内のパネルPが前後に移動するのを規制することができるとともに、一方の規制部20のガイドバー30も各パネルP間に配置され、搬送中に各パネルPが隣接するパネルPに倒れかかるのを防止することができる。
なお、規制部20を上記底部1上に載せられたパネルPの前後への移動を規制する状態とした後に、両方の規制部20のガイドバー30を各パネルPの間に配置するようにしても良い。
そして、この状態で建設現場にパレットAを搬送する。
次いで、建設現場においてパレットAからパネルPを搬出する際には、各パネルPの間にガイドバー30が挟まれた状態で、パネルPをクレーン等により吊り上げることにより、パネルPを上方に搬出することになるので、順次パネルPを搬出した際に、残されたパネルPはガイドバー30に支持された状態であり、残されたパネルPが隣接するパネルPに倒れかかったりすることがなく、パネルPの表面が傷つくのを防止することができる。
【0012】
なお、上記底部1及び側部5、5は、例えば、矩形板状のものでも良いが、パレットAを軽量化する上では、矩形フレーム状のものが好ましい。
また、上記規制部20は、例えば、その左右両端部が左右の側部に接合されることにより、パレット本体10の前部や後部に配置されるが、下端部が底部1に配置されることによりパレット本体10の前部や後部に配置されるものとしても良い。
【0013】
また、前後の規制部20のうちの少なくとも一方を、上記底部1上に載せられたパネルPの前後への移動を規制する状態から規制しない状態に移動可能とする際には、上記規制部20をパレット本体10に着脱可能としても良いし、上記請求項2の構成に示すように回動移動させるものとしても良い。
また、規制部20の形状は特に限定されるものではなく、パレット本体10の前部や後部に配置した際に、パネルPの前後への移動を規制できるものならば良い。
【0014】
また、ガイドバー30は、パレット本体10に載せられた複数のパネルP同士の間にそれぞれ規制部20、20から延出した状態で配置されるものならば良い。
また、ガイドバー30がパレット本体10上に載せられた複数のパネルP同士の間だけではなく、左右の一番外側に載せられたパネルPの外側に配置されても良い。
また、ガイドバー30のパネルPに接触する部分は、パネルPを前後や上下に動かした際に、パネルPを傷つけない構成となっている必要があり、柔軟性を有する部材からなることが好ましい。また、ガイドバー30を規制部に対して着脱自在なものとしても良い。
【0015】
本発明の請求項2記載のパネル用パレットは、上記前後の規制部20のうちの少なくとも一方が、その左右の両端部がそれぞれ上記左右の側部5、5に回動自在に接合されて、上記パレット本体10の前部もしくは後部から上記パレット本体10の上方に回動移動可能となっていることを上記課題の解決手段とした。
上記構成によれば、前後の規制部20、20のうちの少なくとも一方を回動移動させることにより、上述のように規制部20を上記底部1上に載せられたパネルPの前後への移動を規制する状態から規制しない状態に容易に移動することができる。
【0016】
本発明の請求項3記載のパネル用パレットは、上記ガイドバー30に、上記パレット本体10に立てた状態に載せられたパネルPを上下に案内するガイドローラ34が設けられていることを上記課題の解決手段とした。
上記構成によれば、パレットAからパネルPを吊り上げて搬出する際に、吊り上げられるパネルPがガイドバー30のガイドローラ34に案内されるので、ガイドバー30とパネルPとが擦れてパネルPの表面に傷がつくのを防止することができる。
なお、ガイドローラ34の外周部は、例えば、ゴムなどの柔軟性を有する部材で形成されていることが好ましい。
【0017】
本発明の請求項4記載のパネル用パレットは、上記ガイドバー30の少なくとも先端部が前後左右上下に移動可能となっていることを上記課題の解決手段とした。
上記構成によれば、パネルPの大きさや厚みなどのサイズが異なる場合や、パレットAに載せられるパネルPの枚数が異なる場合などに、ガイドバー30の少なくとも先端部の位置を最適化することができる。
【0018】
なお、パネルPの厚みの違いやパレットAに載せるパネルPの枚数の違いに容易に対応するために、上記ガイドバー30は、その全体が規制部20に対して左右にスライド移動できることが好ましい。
また、ガイドバー30の少なくとも先端部は、パレット本体10の中心部に向かって延出するように移動できることが好ましい。
【0019】
本発明の請求項5記載のパネル用パレットは、上記底部1上に載せられた複数のパネルP同士の間にそれぞれ配置されるように上記底部1から上方に延出した状態に設けられたガイド部11が備えられていることを上記課題の解決手段とした。
上記構成によれば、ガイド部11によりパネルPの下部を支持してパレットA内においてパネルPが隣接するパネルPに倒れかかるのを防止することができる。
【0020】
すなわち、ガイドバー30とガイド部11との両方により確実のパレットA内のパネルPが隣接するパネルPに倒れかかるのを防止でき、特に、一方の規制部20を、上記底部1上に載せられたパネルPの前後への移動を規制しない状態に移動した際に、一方の規制部20のガイドバー30がパネルPの同士の間から外れてしまう場合に、他方の規制部20のガイドバー30と上記ガイド部11とにより、パネルPが倒れかかるのを確実に防止することができる。
また、パネルPの上部がガイドバー30に支持された状態で、パネルPの下端が左右にずれてしまうのをガイド部11により防止することができる。
【0021】
なお、ガイド部11は、パレット本体10に載せられた複数のパネルP同士の間にそれぞれ底部1から延出した状態で配置されるものならば良い。
また、ガイド部11がパレット本体10上に載せられた複数のパネルP同士の間だけではなく、左右の一番外側に載せられたパネルPの外側に配置されても良い。
また、ガイド部11のパネルPに接触する部分は、パネルPを前後や上下に動かした際に、パネルPを傷つけない構成となっている必要があり、柔軟性を有する部材からなることが好ましい。
【0022】
本発明の請求項6記載のパネル用パレットは、上記ガイド部11が左右に移動可能とされるとともに、上記ガイド部11に、上記パレット本体10に立てた状態に載せられたパネルPを前後に案内する下部ガイドローラ14が設けられていることを上記課題の解決手段とした。
上記構成によれば、パネルPの厚みの違いや、パネルPの積載枚数の違いに対してガイド部11を左右に移動することにより対応することができる。
また、パレットAにパネルPを積み込む際に、パネルPがガイド部11の下部ガイドローラ14に案内されるので、ガイド部11とパネルPとが擦れてパネルPの表面に傷がつくのを防止することができる。
なお、下部ガイドローラ14は、上述のガイドローラ34と向きが異なるが、構成は略同様もので良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態の第一例のパネル用パレットについて図面を参照して説明する。
図1及び図2は、第一例のパネル用パレットAを示すものである。
図1及び図2に示すように、第一例のパネル用パレットAは、矩形状の底部1及び該底部1の左右側縁部にそれぞれ立設された左右の側部5、5を備えたパレット本体10と、上記パレット本体10の前部及び後部にそれぞれ設けられた規制部20と、該規制部20に設けられた複数のガイドバー30…とを具備してなるものである。
なお、パレットAは、基本的にフレーム状の構造物であり、また、フレームは、比較的細い角形鋼管からなるものである。
また、パレットAに積載されるパネルPは、基本的には、上述の住宅の壁を構成する大型連結パネルであり、例えば、窓サッシ等が取り付けられたものを含むものであるが、基本的に板状の部材ならば、パレットAに積載することができる。
【0024】
上記底部1は、基本的にフレーム状のものであり、中央部の枠体2と、該枠体2の前部に設けられた前部枠体3と、枠体2の後部に設けられた後部枠体4とから矩形状に形成されている。
また、枠体2の内部には、底部1の短辺方向に沿って複数の棧材2a、2aが配置されている。また、前部枠体3と後部枠体4の内部には、底部1の短辺方向に沿って複数の棧材(図2に前部枠体3の棧材だけを図示)3a、3aが配置されている。
【0025】
また、底部1の前部枠体3の棧材3aと後部枠体4の棧材には、複数のガイド部11…が左右に摺動自在に設けられている。
上記ガイド部11…は、図2に示すように、前部枠体3の棧材3aに左右(棧材3aの長さ方向)に摺動自在に嵌合された基部12と、基部12から垂直に立設されたバー13と、このバー13の上端部に設けられた下部ガイドローラ14とからなるものである。
【0026】
上記基部12は、チャンネル状に形成されるとともに、締め付け用のネジが螺合され、棧材3aに沿って左右に移動できるとともに、ネジを締め付けることにより任意の位置で固定できるようになっている。
また、上記基部12は、棧材3aに対して着脱自在となっている。
なお、後部枠体4の棧材にも、前部枠体3の棧材3aと同様にガイド部11…が取り付けられている。
上記ガイドローラ14は、その回転軸が垂直方向に配置されており、後述するようにパレットAの前部側からスライド移動させてパネルPをパレットA内に搬入する際に、パネルPに接触するとパネルPの移動に従って前後に回転するようになっている。
なお、ガイドローラ14の外周部は、パネルPに接触した際に、パネルPの表面を傷つけないように、柔軟性を有する部材、例えば、ゴムからなっている。
【0027】
上記左右の側部5、5は、底部1の中央部の枠体2の左右の側縁部から立設されたフレーム状のものであり、矩形状の枠体6と、枠体の左右側縁部に形成されたはしご状の補強部7、7とを有するものである。
また、左右の側部5、5のうちの少なくとも一方の側部には、図2に示すように、足場となる作業床8と、手摺帯9とが取り付けられるようになっている。
なお、作業床8は、その左右の側縁部(図2に一方の側縁部だけ図示)が側部5の左右の補強部7、7に締結されるとともにステー8aの一方の端部に締結され、さらに、ステー8aの他方の端部が補強部7に締結されており、これにより水平な状態でパレットAの側部に固定できるようになっている。
【0028】
また、上記手摺帯9は、その左右の端部がそれぞれブラケット9aを介して側部5の補強部7、7に接合されている。また、ブラケット9aは、補強部7、7に締結されている。
また、上記作業床8上に作業員が上がった場合に、パレットAの転倒防止するために、上記側部5の補強部7、7には、図示しない伸縮自在な脚部が締結できるようになっている。そして、脚部を、補強部7の中央より僅かに下の位置から地面に向かって斜めに延出させることにより、パレットAの転倒を防止できるようになっている。
【0029】
上記規制部20、20は、図1に示すように、パレットAの上部において、底部1の前部枠体3及び後部枠体4に対応する位置にそれぞれ設けられたものである。
そして、上記規制部20は、図2に示すように底部1の短辺方向に沿って形成された棒状のガイド支持軸21と、このガイド支持軸21の左右端部からそれぞれ左右の側部5、5の上側の角部に延出して形成された棒状の回動部22、22とからなるものである。
【0030】
また、左右の回動部22、22の端部は、それぞれ左右の側部5、5の上側縁部を形成する鋼材の端部にピン結合されて上下に回動自在とされている。また、規制部20の回動部22、22には、回動部22、22を水平な状態にした場合に、側部5、5の端面に当接して、回動部22、22を水平な状態より下方に回動しないようにするためのストッパ22a、22aが設けられている。
そして、規制部20は、側部5、5の上側縁とほぼ同じ高さで水平な状態から少なくとも垂直に上方を向いた状態まで回動できるようになっている。
【0031】
上記ガイドバー30は、上記規制部20のガイド支持軸21に、該ガイド支持軸21に沿って左右の摺動自在に取り付けられている。
ガイドバー30は、図2に示すように、規制部20のガイド支持軸21に摺動自在に取り付けられたクランプ31と、クランプ31に垂直に取り付けられた棒状の第一のアーム32と、この第一のアーム32に水平に取り付けられた棒状の第二のアーム33と、第二のアーム33の先端部に二つずつ取り付けられたガイドローラ34、34とからなるものである。
【0032】
上記クランプ31は、規制部20のガイド支持軸21に左右に摺動自在に嵌合しているとともに、締め付けようのネジを有し、このネジを締め込むことにより、ガイドバー30を任意の位置でガイド支持軸21に固定できるようになっている。
また、上記クランプ31は、ガイド支持軸21に対して着脱自在に取り付けられている。
また、上記クランプ31には、第一のアーム32を上下動可能に垂直(規制部20が水平な状態で)に接合するための筒部31aが形成されている。
【0033】
そして、第一のアーム32は、上記筒部31aに挿通されて、上下動自在にクランプ31に接合されている。また、筒部31aには、締め付けようのネジが設けられ、該ネジを締め付けることにより、第一のアーム32を任意の高さで固定できるようになっている。
また、第一のアーム32には、第二のアーム33を前後動可能に水平(規制部20が水平な状態で)に接合するための筒部32aが形成されている。
【0034】
そして、第二のアーム33は、上記筒部32aに挿通されて、前後動自在に第一のアーム32に接合されている。また、筒部32aには、締め付けようのネジが設けられ、該ネジを締め付けることにより、第二のアーム32を任意の位置で固定できるようになっている。
また、第二のアーム33の先端部には、二つのガイドローラ34、34が第二のアーム33を軸として回動自在に設けられている。
【0035】
上記ガイドローラ34、34は、後述するようにパレットAからパネルPを吊り上げて上方に搬出する際に、パネルPに接触するとパネルPの移動に従って上下に回転するようになっている。
なお、ガイドローラ14の外周部は、パネルPに接触した際に、パネルPの表面を傷つけないように、柔軟性を有する部材、例えば、ゴムからなっている。
【0036】
そして、ガイドバー30は、上記構成によりそのガイドローラ34、34の部分が、クランプ31を規制部20のガイド支持軸21に沿って左右に移動することにより左右に移動できるとともに、第一のアーム32を上下に移動することにより上下に移動でき、さらに、第二のアーム33を前後に移動することにより前後に移動できるようになっている。
なお、パレットAの底部1上に所定の高さを有するパネルPを載置し、かつ、規制部20、20がパネルPの前後動を規制する位置に配置された状態では、パレットAの左右の側部5、5、規制部20、20及びガイドバー30…がパネルPの上端部より低い位置に配置され、パネルPを吊り上げる際の作業を容易に行えるようになっている。
【0037】
次に、上述のような構成を有するパネル用パレットAの使用方法と作用を説明する。
まず、パネルを製造する工場において、パレットAにパネルPを搬入する。この際には、例えば、パレットAの前部(もしくは後部)の規制部20を回動移動させて垂直に上方に向けた状態とする。
この状態では、パレットAの前部が開いた状態となり、立てた状態のパネルPを水平にスライド移動させて、パレットA内に搬入することができる。
【0038】
なお、パネルPをスライド移動させる際には、例えば、パレットAをローラコンベア上に配置するとともに、ローラコンベアのローラが底部1の棧材3a、2aの間から露出するようにすることで、容易にパネルPをスライド移動させて、パネルPをパレットA内に搬入することができる。
また、パネルPの搬入に先だって、底部1のガイド部11…同士の間隔と規制部20のガイドバー30…同士の間隔とを調整する。すなわち、ガイド部11…同士の間隔及びガイドバー30…同士の間隔をパネルPの厚みより長いものとするとともに、パレットAに積み込むパネルPの枚数に対応したものとする。また、パレットAに積み込むパネルPの枚数に対応してガイド部11…及びガイドバー30…の取付個数を調整しても良い。
また、ガイドバー30のガイドローラ34の位置は、左右だけではなく上下及び前後にも移動できるので、パレットAに積み込まれるパネルPの高さや幅に対応して、ガイドローラ34、34の位置を上下や前後に移動する。
【0039】
そして、パネルPをパレットAに搬入する際には、パレットAの後部において、水平に配置された状態の規制部20により、パネルPの後部の規制部20より後方への移動が規制された状態となっている。
また、パネルPを搬入する際には、底部1の隣り合う二つのガイド部11、11の間にパネルPが配置されるようにするとともに、後部側規制部20の隣り合うガイドバー30、30の間にパネルPが配置されるようにする。
また、この際に、ガイド部11のガイドローラ14にパネルPが接触した場合には、ガイドローラ14が前後に回転して、パネルPを前後方向に案内する。また、パネルがガイドバー30に接触した場合には、ガイドバー30で最も外方に突出した状態のガイドローラ34、34に接触することになるが、ガイドローラ34、34が柔軟性を有する部材からなるので、パネルPが傷つくことがない。
【0040】
このようにして、複数のパネルPを順次パレットAに搬入することにより、パネルP同士の間に底部1のガイド部11が配置されるとともに、後部側規制部20のガイドバー30が配置されることになり、隣り合った状態で搬入されたパネルP同士が互いに接触しない状態となる。
なお、パレットA内で立てた状態で重ねて配置されたパネルのうちの両端に配置されたパネルの外側にも、底部1のガイド部1と後部側規制部20のガイドバー30とが配置されることになる。
【0041】
そして、パネルPの搬入が終了した時点で、前部側の規制部20を回動移動させて水平な状態とすることにより、パレットA内のパネルPの前方側への移動が規制部20により規制されることになる。
また、前部側の規制部20を水平な状態に下げることにより、前部側規制部20のガイドバー30…が、パレットA内のパネルP同士の間と、両端のパネルPの外側に配置されることになる。
【0042】
次に、パネルPの積み込まれたパレットAを、例えば、トラック等の車両に載せて建築現場に搬送する。この際には、各パネルがガイド部11及びガイドバー30に支えられた状態なので、パネルP同時がぶつかったりすることがない。
そして、建築現場においては、パネルPをクレーン等により吊り上げてパレットAの上方から搬出することになるが、この際に、各パネルPは、その左右を底部1のガイド部11と、前後の規制部20のガイドバー30とにより囲まれた状態となっており、どのパネルPからでも容易に吊り上げることができるとともに、この際に残されたパネルPは、ガイド部11及びガイドバー30にもたれ掛かった状態となっており、隣に配置されたパネルPに倒れかかるようなことがない。
【0043】
なお、上述のようにパネルPを吊り上げて上方に移動させた際に、パネルPがガイドバー30のガイドローラ34、34に接触した場合には、上記ガイドローラ34、34が上下に回転して、パネルPの上方への移動を案内するようになっている。
そして、上述のように一つのパネルPを吊り上げた際に、残されたパネルPが隣のパネルPや側部5に倒れかかるようなことがないので、パレットAからのパネルPの搬出時にパネルPが倒れかかってパネルPの表面に傷がつくのを防止することができる。
【0044】
上述のように、パレットA内のどのパネルPからでも容易にパネルPを吊り上げられることから、積み込み時にパネルPの積み込み順を考慮してパネルPを積み込まなくても、必要なパネルPを順次パレットAから搬出することができるので、パレットAへのパネルPの積み込み作業及びパレットAからのパネルPの搬出作業を容易なものとすることができる。
【0045】
次に、本発明の第2例のパネル用パレットを図面を参照して説明する。
図3及び図4は、第2例のパネル用パレットBを示すものである。
なお、第二例のパレットBは、第一例のパレットAからガイド部11…を除くととともに、第一例のパレットAのガイドバー30に代えてガイドバー40を用いた以外は、第一例のパレットAと同様のものであり、図3及び図4において、第一例のパレットAと同様の構成要素に同一の符号付して、その説明を省略する。
【0046】
図3及び図4に示すように、第二例のパレットBのパレット本体10及び規制部20、20は、第一例のものと同様のものである。
そして、規制部20のガイド支持軸21には、複数のガイドバー40が、該ガイド支持軸21に沿って左右の摺動自在に取り付けられている。
ガイドバー40は、図3及び図4に示すように、規制部20のガイド支持軸21に摺動自在に取り付けられた基部41と、基部41に水平に取り付けられた第一の軸42と、この第一の軸42に垂直に取り付けられた第二の軸43と、第二の軸43の下端部に二つずつ取り付けられたガイドローラ44、44とからなるものである。
【0047】
上記基部41は、規制部20のガイド支持軸21に左右に手動自在に嵌合しているとともに、締め付け用のネジを有し、ネジを締め込むことにより、ガイドバー40を任意の位置でガイド支持軸21に固定できるようになっている。
そして、基部41に第一の軸42が規制部20の回動部22に沿うように取り付けられている。
【0048】
また、第一の軸42と第二の軸43とは、接合部42aを介して違いに直角に接合されている。
上記接合部42aは、第一の軸42に、第一の軸42に沿って摺動自在に嵌合するとともに、第二の軸43に、第二の軸43に沿って摺動自在に嵌合している。
従って、第二の軸43は、第一の軸43に沿って前後に移動自在とされるとともに、第一の軸43に対して上下に移動自在となっており、第一の軸43の下端部に設けられたガイドローラ44、44は、左右、前後、上下に移動自在となっている。
【0049】
また、上記ガイドローラ44は、第二の軸43の下端部において、その前後の側面に回動自在に接合されており、パレットBからパネルPを吊り上げて上方に搬出する際に、パネルPに接触するとパネルPの移動に従って上下に回転するようになっている。
従って、ガイドバー40は、第一例のガイドバー30とほぼ同様の作用を有するものである。
【0050】
そして、第二例のパネル用パレットBは、第一例のパネル用パレットAと同様に使用することができるとともに、パレットAと同様の作用効果を有するものである。
なお、第二例のパネル用パレットBに、ガイド部11を設けるものとしても良いし、第一例のパネル用パレットAからガイド部11を除くものとしても良い。また、パレットBの底部1上に所定の高さを有するパネルPを載置し、かつ、規制部20、20がパネルPの前後動を規制する位置に配置された状態では、パレットBの左右の側部5、5、規制部20、20及びガイドバー40…がパネルPの上端部より低い位置に配置され、パネルPを吊り上げる際の作業を容易に行えるようになっている。
【0051】
次に、本発明の第3例のパネル用パレットを図面を参照して説明する。
図5及び図6は、第3例のパネル用パレットCを示すものである。
なお、第三例のパレットCは、第一例のパレットAの規制部20に代えて規制部50を用いるとともに、第一例のパレットAのガイドバー30に代えてガイドバー60を用いた以外は、第一例のパレットAと同様のものであり、図5及び図6において、第一例のパレットAと同様の構成要素に同一の符号付して、その説明を省略する。
【0052】
図5に示すように、第三例のパレットCのパレット本体10及びガイド部11は、第一例のものと同様のものである。
そして、第三例のパレットCの側部の前後の上側角部には、それぞれ規制部50が水平に接合されて(なお、図5においては、パレットCの前部側だけを図示)、パレットC内に積み込まれたパネルPの前後への移動を規制するようになっている。
【0053】
そして、規制部50は、図5に示すように、底部1の短辺方向に沿って形成された棒状のガイド支持軸51と、このガイド支持軸51の左右端部からそれぞれ左右の側部5、5の上側の角部に延出して形成された棒状の支持軸52、52とからなるものである。
また、支持軸52、52は、それぞれ左右の側部5、5の上側縁部を形成する鋼材と一体に形成されており、側部5、5に固定された状態となっている。
【0054】
また、図6に示すように、ガイド支持軸51の左右両端部には、角形の鋼管からなる支持軸52、52の端部から、支持軸52、52に内に挿入されて、支持軸52、52とガイド支持軸51の左右両端部とをそれぞれ着脱自在に接合する接合部51a、51aが設けられている。
従って、ガイド支持軸51は、パレット本体10に対して着脱自在となっており、パネルPをパレットCの前部もしくは後部から積み込む際に、前部もしくは後部の規制部50のガイド支持軸51を外すことにより、パレットCの前部もしくは後部を開放した状態とできるとともに、前部及び後部の規制部20において、ガイド支持軸51を取り付ける事により、パレットC内に積み込まれたパネルPの前後動を規制できるようになっている。
【0055】
上記ガイドバー60は、図5に示すように、上記ガイド支持軸51に、該ガイド支持軸51に沿って摺動自在に嵌合された取付部61、61と、前部側のガイド支持軸51に嵌合した取付部61に前端部が着脱自在に接合されるとともに、後部側のガイド支持軸51に嵌合した取付部61に後端部が着脱自在に接合されて、側部5、5と平行に配置される規制バー62、62とからなるものである。上記取付部61は、図6に示すように、ガイド支持軸51に摺動自在に勘合する嵌合部61aと、規制バー62に後述する接合部62aが挿入される筒部61bとからなるものである。
【0056】
上記規制バー62は、角形鋼管からなるとともに、その前端部及び後端部が下方に直角に曲げられた構成の接合部62aとなっている。
そして、規制バー62の接合部62aを取付部61の筒部61bに挿入することにより、規制バー62の前後の両端部を取付部61に接合することができるようになっている。
そして、取付部61をガイド支持軸51に沿って左右に移動させることにより、規制バー62の間隔を代えることができるようになっている。
なお、パレットCの底部1上に所定の高さを有するパネルPを載置した状態では、パレットBの左右の側部5、5、規制部50、50及びガイドバー60…がパネルPの上端部より低い位置に配置され、パネルPを吊り上げる際の作業を容易に行えるようになっている。
【0057】
次に、上記構成の第三例のパレットCの使用方法と作用を説明する。
まず、パレットCにパネルPを立てた状態で搬入する際には、まず、上記ガイドバー60の規制バー62、62を取付部61、61から取り外すとともに、前部(もしくは後部)の規制部50において、ガイド支持軸51を取り外した状態とする。
そして、底部1のガイド部11同士の間にパネルPが配置されるようにパレットCのガイド支持軸51を外された前部からパネルPをスライド移動させて順次積み込む。
【0058】
そして、パネルPの積み込みが終了した段階で、外されたガイド支持軸51を取り付ける。次いで、ガイドバー60の規制バー62の左右両端部をガイド支持軸51に嵌合された取付部61に接合する。
この際には、パネルPの上端部を移動する等して、規制バー62がパネルP同士の間に配置されるようにする。
【0059】
従って、積み込まれた各パネルは、その左右が規制バー62と規制バー62もしくは規制バー62と側部5とに囲まれた状態となる。
この状態で、パレットCをトラック等に載せて建築現場まで搬送する。そして、建築現場において、パレットCからパネルPをクレーン等により吊り上げることで、パレットCからパネルPを搬出する。
【0060】
この際には、上述のように各パネルが、その左右が規制バー62と規制バー62もしくは規制バー62と側部5とに囲まれた状態となっているので、一枚のパネルPを吊り上げた際に、残されたパネルPが他のパネルPや側部5、5に倒れかかることがなく、パネルPが他のパネルPや側部5、5に倒れかかることにより、表面に傷等がつくのを防止することができる。
【0061】
また、各パネルPがそれぞれ独立して立てられた状態となっており、各パネルPが他のパネルPに立てかけられた状態となっていないので、どのパネルPからでも搬出することができることから、積み込み時にパネルPの積み込み順を考慮してパネルPを積み込まなくても、必要なパネルPを順次パレットAから搬出することができるので、パレットAへのパネルPの積み込み作業及びパレットAからのパネルPの搬出作業を容易なものとすることができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載のパネル用パレットによれば、建設現場においてパレットからパネルを搬出する際には、各パネルの間にガイドバーが挟まれた状態で、パネルをクレーン等により吊り上げることにより、パネルを上方に搬出することになるので、順次パネルを搬出した際に、残されたパネルはガイドバーに支持された状態となり、残されたパネルが隣接するパネルに倒れかかったりすることがなく、パネルの表面が傷つくのを防止することができる。
【0063】
本発明の請求項2記載のパネル用パレットによれば、前後の規制部のうちの少なくとも一方を回動移動させることにより、上述のように規制部を上記底部上に載せられたパネルの前後への移動を規制する状態から規制しない状態に容易に移動することができる。
【0064】
本発明の請求項3記載のパネル用パレットによれば、パレットからパネルを吊り上げて搬出する際に、吊り上げられるパネルがガイドバーのガイドローラに案内されるので、ガイドバーとパネルとが擦れてパネルの表面に傷がつくのを防止することができる。
【0065】
本発明の請求項4記載のパネル用パレットによれば、パネルの大きさや厚みが異なる場合や、パレットに載せられるパネルの枚数が異なる場合などに、ガイドバーの少なくとも先端部の位置を最適化することができる。
【0066】
本発明の請求項5記載のパネル用パレットによれば、ガイド部によりパネルの下部を支持してパレット内においてパネルが隣接するパネルに倒れかかるのを防止することができる。
すなわち、ガイドバーとガイド部との両方により確実のパレット内のパネルが隣接するパネルに倒れかかるのを防止できる。
また、パネルの上部がガイドバーに支持された状態で、パネルの下端が左右にずれてしまうのをガイド部により防止することができる。
【0067】
本発明の請求項6記載のパネル用パレットによれば、パネルの厚みの違いや、パネルの積載枚数の違いに対してガイド部を左右に移動することにより対応することができる。
また、パレットにパネルを積み込む際に、パネルがガイド部の下部ガイドローラに案内されるので、ガイド部とパネルとが擦れてパネルの表面に傷がつくのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第一例のパネル用パレットを示す側面図である。
【図2】上記第一例のパネル用パレットを示す要部斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の第二例のパネル用パレットを示す側面図である。
【図4】上記第二例のパネル用パレットの規制部及びガイドバーを示す要部平面図である。
【図5】本発明の実施の形態の第三例のパネル用パレットを示す要部斜視図である。
【図6】上記第三例のパネル用パレットの規制部及びガイドバーを示す要部斜視図である。
【符号の説明】
A 第一例のパネル用パレット
B 第二例のパネル用パレット
C 第三例のパネル用パレット
P パネル
1 底部
5 側部
10 パレット本体
11 ガイド部
14 ガイドローラ(下部ガイドローラ)
20 規制部
30 ガイドバー
34 ガイドローラ
40 ガイドバー
44 ガイドローラ
50 規制部
60 ガイドバー

Claims (6)

  1. 底部及び該底部の左右側縁部にそれぞれ立設された左右の側部を備え、上記左右の側部の間にこれら側部に沿って立てた状態で複数のパネルを上記底部上に載せることが可能なパレット本体と、上記パレット本体の前部及び後部にそれぞれ設けられ、かつ、上記底部上に載せられたパネルの前後への移動を規制する規制部と、該規制部から上記底部上に載せられた複数のパネル同士の間にそれぞれ延出した状態で設けられ複数のガイドバーとを具備してなり、上記前後の規制部のうちの少なくとも一方が、上記底部上に載せられたパネルの前後への移動を規制する状態から規制しない状態に移動可能となっており、
    上記左右の側部は、上記底部上に載せられたパネルより低くなっており、
    上記規制部がパネルの前後動を規制する状態では、上記規制部及びガイドバーがパネルの上端部より低い位置に配置されていることを特徴とするパネル用パレット。
  2. 上記前後の規制部のうちの少なくとも一方は、その左右の両端部がそれぞれ上記左右の側部に回動自在に接合されて、上記パレット本体の前部もしくは後部から上記パレット本体の上方に回動移動可能となっていることを特徴とする請求項1記載のパネル用パレット。
  3. 上記ガイドバーに、上記パレット本体に立てた状態に載せられたパネルを上下に案内するガイドローラが設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のパネル用パレット。
  4. 上記ガイドバーの少なくとも先端部が前後左右上下に移動可能となっていることを特徴とする請求項1、2または3記載のパネル用パレット。
  5. 上記底部上に載せられた複数のパネル同士の間にそれぞれ配置されるように上記底部から上方に延出した状態に設けられたガイド部が備えられていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のパネル用パレット。
  6. 上記ガイド部が左右に移動可能とされるとともに、上記ガイド部に、上記パレット本体に立てた状態に載せられたパネルを前後に案内する下部ガイドローラが設けられていることを特徴とする請求項5記載のパネル用パレット。
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