JP3379918B2 - コンベア装置 - Google Patents
コンベア装置Info
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Landscapes
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Description
するもので、詳しくはガイドレール上を多数のキャリア
が連鎖されて円滑に循環走行できるようにされたコンベ
ア装置に関するものである。
コンベアラインとしては、上面にフラットなトッププレ
ートを備えたアタッチメント付のコンベアチェーンが、
そのトッププレート部を摺動フレーム上で摺動自在に支
持されてスプロケットによる駆動で走行する形式のもの
が知られている。このような形式のコンベアラインは一
般に直線移動する構造になっている。
ては、物品など被搬送物を載せて移動するトッププレー
トを連結ピンの部分で水平方向に回動できるように連結
されたユニバーサルチェーンが、コーナースプロケット
に巻き掛けられて曲線摺動し駆動されるものがある。
路となる摺動フレームが比較的ラフな構造であって、走
行中における蛇行については可成り余裕を持たせたもの
にして駆動できる構造にされている。また、そのコンベ
アの走行に際しての駆動を容易にするために、コンベア
チェーンのリンクにローラを付設して走行路上を転動さ
せるように構成されたものもある。動できる構造にされ
ている。また、そのコンベアの走行に際しての駆動を容
易にするために、コンベアチェーンのリンクにローラを
付設して走行路上を転動させるように構成されたものも
ある。
般に使用されている前述のような水平方向に移動して循
環するコンベアラインでは、トッププレートが取り付く
チェーンの水平方向での回動許容量がごく僅かであるの
で、曲線移動する場合に大きな半径で回動変位させる必
要がある。したがって、小回りさせることが困難である
という問題点がある。さらに、摺動フレーム上を摺動す
ることになるのと、チェーンの構造上連結部での遊動量
(遊び代)を必要とすることから駆動時に蛇行すること
が多く、精度が低いので機械効率が悪く、必要以上の動
力を消費するという問題点がある。
フレーム上での摺動により走行時に騒音が発生し、また
摩耗に伴って粉塵が発生して、作業環境を悪化させる要
因となっている。
めになされたもので、曲線部での回動半径を小さくでき
て騒音や摩擦による粉塵の発生をなくし、循環走行時に
小動力で円滑な走行を可能にする機械効率の高いコンベ
ア装置を提供することを目的とするものである。
うな目的を達成するためになされた、本発明によるコン
ベア装置は、少なくとも二箇所に円弧状の曲線部を備え
て無端状に配置されるガイドレールと、このガイドレー
ルに案内されて循環走行できるように連桿にて連結され
る多数のキャリア、およびそれら連結されるキャリアを
駆動する駆動手段とで構成されるコンベア装置であっ
て、 前記キャリアは、前記ガイドレールに案内される複
数組のガイドローラを支持する下部プレートとその上部
に適宜間隔をとって配されるベースプレートを有し、そ
れら下部プレートとベースプレートとの間で、そのキャ
リアの進行方向中央軸線上において両側に位置する前記
ガイドローラの軸心を結ぶ線上に中心が位置するように
して二箇所で前記連桿の枢支部が設けられ、それら枢支
部で連桿により無端状に連結されおり、前記多数の連桿
による連結部における少なくとも1個所に連結遊動部を
形成されていることを特徴とするものである。
置によれば、連桿によって連結されてガイドレール上を
走行する多数のキャリアが直線部から円弧状の曲線部に
移動する際、その連結されるキャリアのピッチが直線部
に比べて曲線部では、多角形状に移動変位することから
中心線上での回転半径において僅かな差が生じ、また多
数のキャリアや連桿の製作上における長さ寸法の精度な
どから、その連結部での寸法に誤差が発生して無端状に
連結された場合に全キャリアの連結部を結ぶ長さに変化
を来して円滑な駆動ができなくなるのを、連桿の連結個
所において連結遊動部を設けておくことによって、当該
部分で自動的に長さの調整が行われ、スプロケットのよ
うな噛み合い駆動部での方向変換を無理なく行わせるこ
とができるという効果を奏する。そして、その連桿によ
る連結個所における連結遊動部は全連結個所に設けなく
ともよく、少なくとも1箇所において設けておけば、そ
の連結遊動部において順次調整されて所期の目的を達成
することができる。
ト上に被搬送物などを搭載するためのアタッチメントな
どを取付けるのに、連結する連桿の枢支部が邪魔になら
ず、したがって、連結されるキャリアの方向変換時支障
を来さずに自在に走行することができる。しかも、その
連桿の枢支部をガイドレールに対して両側から当接して
案内されるように設けられるガイドローラの軸心を結ぶ
線上の中央位置に配設されることにより、キャリアがガ
イドレールの曲線部に沿って移動するとき、そのガイド
レールの内周側と外周側とに接する内側と外側のガイド
ローラの移動距離が異なる状態となっても何ら支障を来
すことなく連結状態を維持できて円滑な走行ができるこ
とになる。また、ボギー式のガイドローラを用いる場
合、そのガイドローラのユニットの取付を容易にすると
いう効果を奏する。
下部プレートとの間に設けられる連桿の枢支部間の中間
位置で、その長手方向中央線より外寄り位置に動力伝達
部材が設けられるようにするのがよい。また、その動力
伝達部材は、駆動手段による駆動力が与えられるローラ
であるのがよい。そして、前記駆動手段は、前記キャリ
アに付設される動力伝達部材のローラと噛み合うスプロ
ケットであるのがよい。このようにすることで、その動
力伝達部材としてのローラを駆動手段としてのスプロケ
ットと噛み合わせるようにすることで、連結された多数
のキャリアを直接的にスプロケットに巻掛けるようにな
り、動力の伝達が確実に行えるという効果を奏するので
ある。
プレートの上側にはその一方の側部に設けられる枢支部
で基部を支持されて上方に開き得るカバーが付設され、
所要の位置で走行路に沿って設けられる開閉手段により
前記カバーが開かれ、あるいは閉じられるようにされて
いることを特徴とするものである。このように構成され
る場合、たとえば食品を搬送するコンベアとしてキャリ
アにカバーを付設しておけば、搬送中での外部からの埃
などに対する防塵効果が得られ、搬送物を取出す位置で
カバーの開閉手段によって、例えば自動的にカバーを開
くようにすれば作業性を向上させることができる。ま
た、手動でカバーを開閉することもできることになる。
具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明す
る。
施例の平面図が、図2にガイドレール直線部の一部と曲
線部との継手部分を分解して表わす斜視図が、図3にガ
イドレールの断面が図2のv−v断面図(a)、図2の
vi−vi断面図(b)、図2のvii−vii断面図
(c)によってそれぞれ示されている。また、図4にキ
ャリアの一具体例正面図が、図5に図4のX−X視断面図
が、図6に図4のキャリアの一部切欠き平面図が、図7
にキャリアがガイドレールに案内される態様を表わす図
が、図8に図1に表わすコンベア装置の駆動部を示す平
面図が、それぞれ示されている。
のコンベア装置1は、直線部・曲線部を含むガイドレー
ル10と、そのガイドレール10に案内されて循環走行
する連結された多数のキャリア20と、それらキャリア
20を外部から駆動する駆動装置からなる。
(a),(b),(c)によって示されるように、適宜
幅で縦断面において上半部の両側に断面台形で先端部が
やや丸み帯びた形状の突起部12が長手方向に連続して
形成され、かつその突起部12の上下傾斜面12a,1
2bに隣接する側面を直立面13,13にされた形状の
部分がキャリアのローラ案内部11となるもので、下半
部を前記両ローラ案内部11,11間寸法よりも狭い幅
にされて所要高さに形成され、これらを一体形状に成形
されたものである。そして、上下方向に中心軸線上で所
要の間隔にて取付孔14として段付孔が多数設けられ、
これら取付孔14には中空巻リベット15をスペーサー
として嵌挿し固定され、その中空巻リベット15が、取
付孔14部分での補強と、その段部上面でカシメられた
フランジ形成部15aによってボルト締結時におけるス
プリング座金を兼用させて確実な取付ができるようにさ
れている。
ける長手方向の両端部16,16′には、一方の端部1
6に前記ローラ案内部11を備える上部を所要寸法軸線
方向に突出させて、その下面を中央線に沿って適宜幅の
溝部16aに形成され、他方の端部16′は逆に前記ロ
ーラ案内部11を備えない下部のみを前記端部16の突
出し長さと等量突出して、その上面に前記溝部16aの
形状に合致する凸状部16bを形成され、このような両
端部16,16′によって継手部17が形成されてい
る。
両端部16,16′を重ね合わせると合致して接続でき
るようにされる。そして、この継手部17は直線状のガ
イドレール10はもちろん、曲線ガイドレール10Aに
おいても同一に形成して接続を容易にする構造とされて
いる。なお、前記継手部17には、上下に貫通する接続
ボルト孔17aがそれぞれに合致するようにして設けて
あり、上側となる端部16では段付孔17a′にして、
下側となる端部16′では下端部にナット17bを埋設
して上側から六角穴付ボルト18をねじ込んで締結する
ことにより接続ができるように構成されている。そし
て、このような継手部17での六角穴付ボルト18によ
る接続に際しては、前記中空巻リベットと同様のスペー
サー18aを挿入して締結される。このような構造のガ
イドレール10(10A)は、機械的強度の高いかつ容
易に熱的変化を起こさない性質の合成樹脂によって成形
されたものが用いられる。なお、必要に応じて鋼(鉄)
あるいはアルミニウムなどの金属製とすることができ
る。
(10A)は、コンベア装置1の設置条件に応じて所要
長さの直線ガイドレール10と曲線ガイドレール10A
とを、前述の継手部17で接続して無端状の連続する走
行路を形成する。この際、各ガイドレール(直線部およ
び曲線部)は、各取付孔14において六角孔付ボルト1
9を用い図示されない機台などに取付けて設置される。
て例示されるように、ボギー式走行機構23を下側に備
える下部プレート21と、この下部プレート21と所要
の間隔をおいて上側に配置されるトッププレート22
と、外部からの走行駆動力を付与されるためのローラ3
5および連桿30にて構成されている。
形成され、その長手方向中央線上に所定の間隔でボギー
式走行機構23を支持する旋回支持軸25が2本、鉛直
に中間部で六角ナット25bにより締結して固着されて
いる。そして、これら旋回支持軸25,25の下部にそ
れぞれ中央部をベアリング25cを介してボギー式走行
機構23が回動自在に取付けられている。
ボギー式走行機構23は、その下部プレート21の幅寸
法よりも狭い幅のガイドローラ支持部材24を、前述の
ように旋回支持軸25の下部にて中央部を回動自在に支
持されるとともに、下部プレート21の下面とそのガイ
ドローラ支持部材24の上面との間に潤滑性を有するス
ライドプレート28を介在され、負荷を受支して無理な
く回動できるようにされている。そして、このようなガ
イドローラ支持部材24に二個一組とするガイドローラ
27,27が、回動中心から左右に等分して所定の間隔
で前記旋回支持軸25と平行して垂設されるローラ支持
軸26,26によって回転自在に設けられている。
よって表わされるように、ガイドローラ支持部材24に
インサート固定された雌ねじ部材26’に基部を捻じ込
まれて固定されるローラ支持軸26にて水平回転自在に
支持されて、その相対向する面の周縁部を面取されたも
ので、二個一組とされ、前記ガイドレール10の両側の
ローラ案内部11,11に形成される各突起部12の上
下傾斜面12a,12bと隣接する側面の直立面13,
13に面取り部分と周面を接触させて案内されるように
なっている。
に支持している旋回支持軸25は、前述のように下部プ
レート21に六角ナット25bで固定されている個所か
ら上の部分(上部)25aを、キャリア20を連結する
ための連桿取付部とされ、球面を持ったジョインボール
31を介して連桿30の基端部が回動自在に装着される
ようになっており、上端をトッププレート22の下面に
設けられた穴22aに嵌め込まれている。
手方向の中央部両側部に駆動力を付与されるローラ3
5,35が、それぞれこの下部プレート21とトッププ
レート22とによって両端を固定支持されるローラ軸3
5a,35aによって回転自在に設けられている。
ンベアラインにおける搬送物などに応じて任意の形状の
ものが使用できる。この実施例では円形にされたプレー
トが用いられており、4箇所においてスペーサー29を
介在させて上面から小ねじ29aによって下部プレート
21に固定されている。
連桿30は、外形について特定されないが適宜厚さで所
定長さの部材にてなり、両端部には前記ガイドローラ支
持部材24の旋回支持軸上部25aに被嵌するジョイン
ボール31を取り付けて回動自在な軸受部32が設けら
れ、その軸受部32を介してキャリア20を連結するよ
うにされている。
20は、それぞれのガイドローラ支持部材24に付設さ
れる二組のガイドローラ27,27を、図7に示される
ように、ガイドレール10のローラ案内部11,11に
おいて突起部12,12を挟んで上下に各組のガイドロ
ーラ27,27の周面を直立面13,13に接触させる
と同時に傾斜周縁部を突起部12の上下傾斜面12a,
12bにそれぞれ接触させ、ガイドレール10(10
A)に支持されるようにする。こうしてガイドレール1
0(10A)上に支持された多数のキャリア20は、前
記連桿30によって一連に接続される。
ト21とトッププレート22との間において、前記二個
の旋回支持軸25,25が配置される間のちょうど1/
2の距離で走行方向に直交する両側縁部に、駆動力を受
けるローラ35が固定されたローラ軸35aによってそ
れぞれ回転自在に付設されている。
ール10(10A)上を走行させる駆動装置40は、図
8及び図9に示されるように、減速電動機47によって
駆動されるスプロケット41とその支持手段45とで構
成される。
リア20に付設されているローラ35を受け入れる凹所
41aを所定の円ピッチで複数(この具体例では8箇
所)設けられて、同心円で所要直径の円形孔42を中央
部に形成されており、その円形孔42の周縁を三角状の
エッジの案内部43に形成され、下面には前記案内部4
3よりやや内径が大きい同心円で歯車44(内歯)が多
数の締結具によって一体に取付けられている。なお、前
記キャリア20のローラ35と係合するピッチは、当該
スプロケット41との係合位置で連結される各キャリア
20の湾曲内側にある各ローラ35によって形成される
円ピッチに相当するようにされている。
する支持手段45は、前記キャリア20のガイドローラ
27と同様に、図示されない機台などに等分して配置さ
れ直立する3本の支持軸46aに支持される二個一組と
するガイドローラ46を、前記スプロケット41の円形
孔42内周縁に設けられる案内部43に当接させて水平
に支持するようにされている。
ロケット41の円形孔42の内側で機台などに取付けら
れてその出力軸に取付くピニオン48を前記歯車44の
内歯に噛み合わせてスプロケット41を回転駆動するよ
うにされている。
数のキャリア20をそれぞれ下部に備える各ボギー式走
行機構23のガイドローラ27対を前述のようにしてガ
イドレール10(10A)のローラ案内部11に当接さ
せ、例えば図1に示されるように、無端状に接続して配
設されるガイドレール10(10A)上で走行自在に支
持させるとともに、連桿30によって連結して配列され
る。
0(10A)は、直線区間では前記説明のような直線の
ガイドレール10を順次継手部17において接続し、曲
線部分では予め設定されている曲率の曲線ガイドレール
10Aを直線部と同様にして継手部17で接続して無端
環状に形成される。図1に示される走行路では、曲線部
が8箇所で、そのうち内側に湾曲する曲線ガイドレール
10Aが6箇所用いられ、残りの二箇所には外側へ湾曲
する曲線ガイドレール10Aが用いられている。なお、
前記駆動装置40の設置個所において用いられている曲
線ガイドレール10Aは、前述のようにその上を走行す
るキャリア20の駆動力を受けるローラ35がスプロケ
ット41の係合凹所41aを結ぶピッチサークルと合致
する曲率になるようにされている。
10A上を走行するキャリア20の連結にあたり、全部
の連桿30による連結部の内少なくとも一箇所において
連結をフリー(遊動連結部)にされる。あるいは、前記
遊動連結部としてスプリングを介在させて連結するよう
にしてもよい。また、連結されたキャリア20は、その
トッププレート22上に搬送目的に応じて所要形状のア
タッチメントを取付けて使用される。あるいはトッププ
レート22に代えて所要のアタッチメントを取付けるよ
うにできる。この場合、4本の取付けボルト29a(小
ねじ)によって下部プレート21の上に取付ければよ
い。
は、駆動装置40の駆動によりスプロケット41が回転
すると、そのスプロケット41の係合凹所41aと噛み
合う(係合する)キャリア20のローラ35に駆動力が
与えられ、連結状態のキャリア20は順次ガイドレール
10,10A上を走行する。この際、各キャリア20は
それぞれ走行機構がボギー式にされているので、ガイド
レール10(10A)の直線部では前後の走行機構が平
行してガイドレール10のローラ案内部11に沿って、
二個一組とするガイドローラ27,27が案内され円滑
に走行できる。曲線部においては、曲線ガイドレール1
0Aの両側のローラ案内部11によって案内される左右
のガイドローラ対27,27が外側になるものは早く転
動し、内側になるものは遅く転動して、両者の移動差に
応じてガイドローラ支持部材24が旋回支持軸25を基
準として回動され、無理なく走行できるのである。
1がその中央部の円形孔42内周縁の案内部43におい
てガイドローラ46により回転自在に支持されて歯車4
4の内歯と噛み合うピニオン48を減速電動機47によ
って所要速度で駆動されることにより、連結されるキャ
リア20が所定の速度で駆動走行される。
は、前述のように連結される一部において、連桿30に
よる連結をフリー(遊動連結部を設ける)に、あるいは
スプリング連結しておくことにより、直線部での走行か
ら曲線部に移行して駆動装置40のスプロケット41と
各キャリア20に付設のローラ35が噛み合うことによ
り、当該噛み合い位置ではキャリア20の連結ピッチが
直線走行部に比べて連結中心を結ぶ線が多角形状になる
ことから、その中心線上での回転半径において僅かに差
が生じて、この現象により連結部での誤差が発生し、無
端状に連結してあると連結長さに変化を来すのを、連結
部にフリーの部分(連結遊動部・スプリング連結部)を
設けておくことにより、その部分で自動的に長さの調整
が行われる。また、多数連結されるキャリア20の連結
長さ寸法に寸法差があって、その累積による噛み合い誤
差が発生しても同様に自動調整されることになる。その
結果、スプロケット41との噛み合い部での方向変換を
全く無理なく行わせて円滑に走行させることができるの
である。
述のように、その下部プレート21に取り付くボギー式
走行機構23によってガイドレール10(10A)に沿
い、円滑に走行できる構成であるから、全く無理なく走
行できて静粛にかつ振動などの発生もなく循環走行させ
ることができる。
図10乃至図14によって示されている。これら図によ
って示される第2実施例のコンベア装置1Aは、回転方
向が内回りとなっているが、その構造について基本的に
前記第1実施例のコンベア装置1と同様である。したが
って、前記実施例と同様の部分については同一の符号を
付して詳細な説明を省略する。
ガイドレール10(10A)については前記実施例の場
合と同様で、二箇所に円弧状に形成された曲線ガイドレ
ール10A,10Aを配されて、一箇所でスプリング連
結49にされて無端状に形成され、その一方の曲線ガイ
ドレール10Aの内側で駆動装置のスプロケットが配置
され、無端状に繋がれたキャリア20Aを駆動するよう
になっている。これらキャリア20Aの構造については
前記実施例のものと一部異なるものである。
によって示されるように、下部プレート21Aとトップ
プレート22Aがいずれも長方形で、その下部プレート
21Aの下側には、前記曲線ガイドレール10Aの内側
にローラ案内部11と接する上下二個一組のガイドロー
ラ対27,27がその反対側(外側に位置するガイドロ
ーラ対)のものより進行方向対するピッチをやや狭くな
るようにして左右四箇所にて鉛直に取付けられるローラ
支持軸26aによって定位置に付設されている。これら
ローラ支持軸26aは上端部のねじ軸26a’部を下部
プレート21Aの上面側に深く掘り込まれた座繰り孔2
1aにてナット26bにて締結されて固着している。な
お、前記ガイドローラ支持軸26aの配置については、
ガイドレール10の直線部と曲線部とに何ら調整するこ
となく案内移動できるようにされた間隔で設けられる。
ト22Aとは所要の間隔に保たれるようにスペーサ29
を介在させて4ヶ所で締結され、両者間に形成される空
間部には、走行時曲線部で内側となる側部の中央位置に
駆動力を受けるローラ35が軸35aによって回転自在
に付設されている。そして、前記左右のガイドローラ支
持軸26aの軸芯間を結ぶ線上中央に連桿取付用の軸ピ
ン36が下部プレート21Aとトッププレート22Aと
にそれぞれ設けられる穴21c,22cに両端を嵌合さ
せて取付けられている。
実施例と同様に前記連桿取付用の軸ピン36にジョイン
ボール31を内設された所定長さの連桿30Aを、その
軸受部32を嵌め合せて連結され、図10に示されるよ
うに駆動装置40によって駆動されてコンベアとして使
用される。
ャリア20Aのトッププレート22Aに直接被搬送物を
載せて、あるいはアタッチメントを取付けて搬送に使用
される。このようにされた前記キャリア20Aは、付設
されるガイドローラ27が固定位置に設けられたもので
あるが、前述のように直線部や曲線部(内回りのみ)に
おいて走行自在になるようガイドローラ支持軸26aを
配置されているので、図14で示されるように、ガイド
レール10に対して、その両側のローラ案内部11,1
1に左右の各ガイドローラ27,27対を当接させて案
内されるようにする。
のコンベア装置1,1Aにおいて、それらのキャリア2
0(20A)のトッププレート22(22A)上面に、
例えば図15にて示されるようなカバー37を取付ける
ようにすれば、粉塵や埃を嫌う場所での被搬送物(例え
ば食品)をカバー37で覆って衛生的に搬送することが
できる。
の場合、その用途によっては必要個所でカバー37を開
いてキャリア上から被搬送物を取出すことができるよう
に、そのカバー37の一側縁にヒンジ37a(本発明の
枢支部に対応する)を設け、このヒンジ37aと反対の
側にカバー37を開くための摘持部37bを形成してお
くのがよい。また、そのカバー37を自動的に開閉でき
るように、図示省略するが、カバー37の開閉操作部と
して摘持部もしくはこれに類する部材を付設しておき、
コンベアラインに沿って設けられる所要のステーション
に近づくとガイドバーによって前記カバー37の開閉操
作部を持ち上げて、そのカバー37を開くようにすると
便利である。なお、前記カバー開閉用のガイドバーのよ
うなものを、ステーションごとに選択的に作動させて、
必要な個所でのみカバー37の開閉ができるようにする
ことも可能である。
アラインに併設しておけば、このコンベア装置を、例え
ばコンベアに載せて食品を搬送しながら販売するような
設備に使用して円滑で静粛な走行ができる衛生的な設備
とすることができる。
は、キャリアを走行案内するガイドレールとして、図1
6乃至図18にて示されるような断面形状のガイドレー
ルであっても適用できる。すなわち、図16に示される
のは、ガイドレール10Cの両側ローラ案内部11cの
形状が、三角状のエッジ部のみにされたものであり、こ
の場合は、前記実施例同様の上下二個のガイドローラ2
7,27を一組とするものにおいて、走行時ローラ案内
部11cの上下傾斜面11c’,11c’のみをガイド
面とするものである。
レール10Dにおいては、キャリア側のガイドローラ2
7dとして、そのガイドレール10Dのローラ案内部1
1dが角型の断面を有しているので溝付ローラを使用す
る。さらに、図18に示されるものでは、ガイドレール
10Eが金属板を図で示されるように幅方向の両側で内
向きに屈曲形成してその両側屈曲部が丸みを帯びたV字
型にされ、それらV字型断面の部分がローラ案内溝11
eとなるようにされているので、キャリア側のガイドロ
ーラ27eとしては、その走行周面を前記ローラ案内溝
11eに対応する形状のものを用いるようにすればよ
い。このような形状のガイドレールを使用すると、背を
低くして走行させることが可能になる。
D,10Eでは、いずれもこれらガイドレール10C,
10D,10Eにおけるローラ案内部に対して、キャリ
ア側のガイドローラ27c,27d,27eが上下方向
に離脱しない組み合わせで当接して案内されるので、走
行途中でガイドレール上から離脱することなく安全に走
行できるのである。
ラ35は、本発明の動力伝達部材に相当する。
例の平面図である。
の継手部分を分解して表わす斜視図である。
断面図(a)、図2のvi−vi断面図(b)、図2の
vii−vii断面図(c)によってそれぞれ示されて
いる。
る。
ある。
態様を表わす図である。
示す平面図である。
実施例の平面図である。
ある。
き平面図である。
れる態様を表わす図である。
たものの一例を示す図である。
ガイドローラの別例を示す図である。
ガイドローラの別例を示す図である。
ガイドローラの別例を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも二箇所に円弧状の曲線部を備
えて無端状に配置されるガイドレールと、このガイドレ
ールに案内されて循環走行できるように連桿にて連結さ
れる多数のキャリア、およびそれら連結されるキャリア
を駆動する駆動手段とで構成されるコンベア装置であっ
て、 前記 キャリアは、前記ガイドレールに案内される複数組
のガイドローラを支持する下部プレートとその上部に適
宜間隔をとって配されるベースプレートを有し、それら
下部プレートとベースプレートとの間で、そのキャリア
の進行方向中央軸線上において両側に位置する前記ガイ
ドローラの軸心を結ぶ線上に中心が位置するようにして
二箇所で前記連桿の枢支部が設けられ、それら枢支部で
連桿により無端状に連結されおり、前記多数の連桿によ
る連結部における少なくとも1個所に連結遊動部を形成
されていることを特徴とするコンベア装置。 - 【請求項2】 前記キャリアは、ベースプレートと下部
プレートとの間に設けられる連桿の枢支部間の中間位置
で、その長手方向中央線より外寄り位置に動力伝達部材
が設けられている請求項1に記載のコンベア装置。 - 【請求項3】 前記動力伝達部材は、駆動手段による駆
動力が与えられるローラである請求項2に記載のコンベ
ア装置。 - 【請求項4】 前記キャリアのベースプレートの上側に
はその一方の側部に設けられる枢支部で基部を支持され
て上方に開き得るカバーが付設され、所要の位置で走行
路に沿って設けられる開閉手段により前記カバーが開か
れ、あるいは閉じられるようにされていることを特徴と
する請求項1に記載のコンベア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11295699A JP3379918B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | コンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11295699A JP3379918B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | コンベア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000302225A JP2000302225A (ja) | 2000-10-31 |
JP3379918B2 true JP3379918B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=14599752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11295699A Expired - Lifetime JP3379918B2 (ja) | 1999-04-20 | 1999-04-20 | コンベア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3379918B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7621392B2 (en) | 2007-05-29 | 2009-11-24 | Siemens Industry, Inc. | Conveyor carousel with distributed drive system |
JP6002436B2 (ja) * | 2012-05-17 | 2016-10-05 | 株式会社Akシステム | 搬送装置 |
JP2023113326A (ja) * | 2022-02-03 | 2023-08-16 | Thk株式会社 | キャリッジ |
-
1999
- 1999-04-20 JP JP11295699A patent/JP3379918B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2000302225A (ja) | 2000-10-31 |
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