JPH08324741A - ローラコンベア - Google Patents

ローラコンベア

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Publication number
JPH08324741A
JPH08324741A JP15221395A JP15221395A JPH08324741A JP H08324741 A JPH08324741 A JP H08324741A JP 15221395 A JP15221395 A JP 15221395A JP 15221395 A JP15221395 A JP 15221395A JP H08324741 A JPH08324741 A JP H08324741A
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JP
Japan
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roller
drive
conveyor
conveyor belt
pallet
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Application number
JP15221395A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Aoki
康弘 青木
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Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、無潤滑、騒音発生の低減、及び高
速速度で運転ができ、且つ軽量化を図ることのできるロ
ーラコンベアを提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、並設された2つの駆動軸15、1
6、一の駆動軸15を回転駆動させる駆動機構4、駆動
軸15、16の中央部に設けられ凹凸形状26を有する
駆動プーリ17、18、プーリ17、18の係合する凹
凸形状42が形成されて循環移動する搬送ベルト19、
プーリ17、18間に延びる一対のフレーム6A、6
B、フレーム6A、6B上を回動するローラ体32を有
して搬送ベルト19に所定ピッチ毎に取り付けられた複
数のローラアダプタ20、ローラ体32に係合され搬送
ベルト19の循環移動によるローラ体32の回動で駆動
プーリ17、18間を直線移動される搬送用パネル5と
を備え、少なくとも搬送ベルト19、ローラ体32がゴ
ム又は樹脂系材で形成されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送物を所定の場所ま
で搬送するコンベアに係わり、特に、複数のローラで搬
送物を案内しながら搬送するローラコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のローラコンベアとしては、図
5に示すようなものがあり、以下に説明する。図5にお
いて、100はローラコンベアであって、相互に所定間
隔を隔てて搬送物106の搬送方向に延びるフレーム1
01、101を有しており、各フレーム101、101
上にはこの延在方向に循環可能に環状チェーン102、
102(金属製チェーン)が配置されている。各環状チ
ェーン102、102は各フレーム101、101に形
成されその延在方向に延びるガイドレール103、10
3で案内されながら図示しない駆動装置の回転駆動によ
り循環移動される。また、各環状チェーン102、10
2には、その両側面102a、102b側に回転可能に
複数のフリーローラ104、104、104、・・・が
取り付けられており、この各フリーローラ104、10
4、104、・・・は環状チェーン102、102の延
在方向に相互に所定間隔を隔て、且つ側面102aと1
02bとに交互に取り付けられて配置されている。そし
て、各フリーローラ104、104、104・・・上に
は搬送用パレット105が配置されており、この搬送用
パレット105上に搬送物106を載置して図示しない
駆動装置の回転駆動により各環状チェーン102、10
2を循環移動させることで、搬送用パレット105がフ
リーローラ104、104、104、・・・で案内され
ながら、搬送方向に移動して搬送物106を目的地まで
搬送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のローラコンベアにおいては、以下のような問題があ
った。
【0004】循環移動されて搬送用パレットを搬送す
る環状チェーンは、金属製であるため、コンベア全体の
重量がそれに応じて重くなり、簡単にコンベアを移動し
たり持ち運んだりすることができず、また、環状チェー
ンが案内されるガイドレールとの接触により、駆動抵抗
が大きくなると共に、騒音が発生する。
【0005】金属製の環状チェーンを用いると、錆防
止のため定期的な潤滑のメインテナンス(油等の潤滑剤
をチェーンに塗布する)、あるいは自動潤滑の装置が別
途必要となり、また、環状チェーンの循環移動に際して
当該環状チェーンに塗布された油等の潤滑剤が周囲に飛
散して、搬送用パレット上に載置された搬送物又はコン
ベアの周囲が汚れる。
【0006】金属製の環状チェーンは、ピンやブッシ
ュの摩耗による伸びが出る為、張りの調整を頻繁に行う
必要がある。また、チェーンは多角形挙動をするために
振動しやすく、騒音振動発生の防止の観点等から高速度
で運転できない。
【0007】環状チェーンは鎖部材を連鎖して形成さ
れているので、曲率の自由度が限定され、循環駆動させ
るスプロケットの径を小さくするこが困難でることか
ら、コンベア自体の厚みを薄くすることができない。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、無潤滑、騒音発生の低減、及び高速
速度で運転ができ、且つ軽量化を図ることのできるロー
ラコンベアを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のローラコンベアでは、請求項1では、相互
に所定間隔を隔てて回転可能に並設された2つの駆動軸
と前記一の駆動軸を回転駆動させる駆動機構と、前記各
駆動軸の軸方向の中央部にそれぞれ設けられ外周に凹凸
形状が形成された駆動プーリと、前記各駆動プーリに凹
凸係合する凹凸形状が形成されて前記各駆動プーリ間を
循環移動可能に懸架された環状搬送ベルトと、前記搬送
ベルトを中央に介在させて相互に所定間隔を保ちつつ前
記各駆動プーリ間に延びる一対のフレームと、前記フレ
ーム上を回動するローラ体を両端に有して前記搬送ベル
トの周方向に亘って相互に所定ピッチを隔てて回転可能
に取り付けられた複数のローラアダプタと、前記各ロー
ラアダプタのうち任意のローラアダプタの各ローラ体上
に係合され、前記搬送ベルトの循環移動による当該ロー
ラ体の回動で前記各駆動プーリ間を直線移動される搬送
用パレットとを備え、少なくとも前記搬送ベルト、及び
前記ローラ体とを潤滑不要のゴム又は樹脂系材で形成し
たものである。
【0010】請求項2では、請求項1のものに、前記各
ローラアダプターが、前記ローラ体を両端に有する軸体
と前記軸体を回転可能に軸支する取付ブラケットとで前
記搬送ベルトの凹部を挟持するように取り付けられ、前
記搬送ベルトが、前記各駆動プーリへの凹凸係合時に、
前記軸体と前記取付ブラケットとで挟持された凹部が前
記各駆動プーリの凹凸形状の凸部に係合することなく、
前記各駆動プーリの凹凸形状の凹部内に位置して係合す
るものである。
【0011】請求項3では、請求項1又は請求項2のも
のに、前記ローラ体は、前記各ローラアダプターの両端
側に取り付けられ各フレーム上を回動する小ローラと、
前記小ローラに所定力以上でスリップ回転可能に外嵌さ
れて前記搬送用パレットに係合する大径の駆動ローラと
で構成されているものである。
【0012】請求項4では、請求項3のものに、前記駆
動ローラーが、前記各フレームに形成され前記各駆動プ
ーリ間に延びるガイド溝と前記搬送用パレットに形成さ
れ前記各フレームの延在方向に貫通する案内溝とに係合
されているものである。
【0013】
【作用】このように本発明のローラコンベアによれば、
相互に所定間隔を隔てて回転可能に並設された2つの駆
動軸と、一の駆動軸を回転駆動させる駆動機構と、各駆
動軸の軸方向の中央部にそれぞれ設けられ外周に凹凸形
状が形成された駆動プーリと、各駆動プーリに凹凸係合
する凹凸形状が形成されて各駆動プーリ間を循環移動可
能に懸架された環状搬送ベルトと、搬送ベルトを中央に
介在させて相互に所定間隔を保ちつつ各駆動プーリ間に
延びる一対のフレームと、フレーム上を回動するローラ
体を両端に有して前記搬送ベルトの周方向に亘って相互
に所定ピッチを隔てて回転可能に取り付けられた複数の
ローラアダプタと、各ローラアダプタのうち任意のロー
ラアダプタの各ローラ体上に係合され、搬送ベルトの循
環移動による当該ローラ体の回動で前記各駆動プーリ間
を直線移動される搬送用パレットとを備え、少なくとも
搬送ベルト、及びローラ体とを潤滑不要のゴム又は樹脂
系材で形成して、無潤滑で、曲率自由度の優れた搬送
ベルトによるコンベアの搬送機能と、搬送用パレット
(搬送物)のアキュムレートを可能にするフリーローラ
コンベアの機能とを兼ね備えることができ、潤滑不要
なゴム又は樹脂系材で軽量化された搬送ベルトを、各駆
動プーリとの係合等による騒音の発生を低減しつつ、高
速循環移動することが可能となり、潤滑不要なローラ
体との係合により搬送用パレットを直線移動させことで
駆動抵抗が少なく、駆動軸を回転駆動する駆動装置の容
量も小さくすること可能となる。この結果、無潤滑、
軽量及びコンパクトで、且つ低騒音の高速搬送が可能な
フリーフローコンベアを達成することができる。また、
搬送ベルト、ローラ体を潤滑不要なゴム又は樹脂系材で
形成しているので、潤滑するためのメインテナンスや潤
滑油が周囲に飛散することが防止でき、クリーンな環境
で搬送用パレット(搬送物)を搬送することができる。
【0014】また、各ローラアダプターを、軸体と取付
ブラケットとの挟持により搬送ベルトの凹部に取り付け
るという簡単な構造で搬送ベルトの周方向に亘って配置
することができると共に、各駆動プーリへの凹凸係合時
には、軸体と前記取付ブラケットとで挟持された凹部が
各駆動プーリの凹凸形状の凸部に係合することなく、前
記各駆動プーリの凹凸形状の凹部内に位置して係合して
いるので、駆動軸を介して駆動プーリに伝達される回転
運動を、搬送ベルトに確実に伝達することが可能とな
る。
【0015】更に、ローラ体を、各フレーム上を回動す
る小ローラと小ローラにスリップ回転可能に外嵌された
駆動ローラとで構成すると共に、駆動ローラを搬送用パ
レットに係合するこにより、小ローラとの一体的な回動
で搬送用パレットを直線移動させる。また、搬送用パレ
ットのを停止(アキュームレート)させても、小ローラ
が駆動ローラに対してスリップ回転することで、搬送ベ
ルトへの負荷を緩和しつつ、滑らかに搬送用パレットを
アキュームレートさせることが可能となる。
【0016】また、駆動ローラを、各フレームのガイド
溝と搬送用パレットの案内溝に係合させることで、フレ
ームの延在方向に直交する方向への搬送ベルト、及び搬
送用パレットの片寄り、蛇行を防止することができ、搬
送用パレットの安定した直線移動を確保することが可能
となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるローラコンベ
アについて、図面を参照して説明する。図1は本実施例
におけるローラコンベアの構成を示す正面図、図2は本
実施例におけるローラコンベアの構成を示す側面図、図
3は本実施例のローラコンベアの駆動プーリと搬送ベル
トの凹凸係合の構成を説明するための要部拡大図、図4
(a)及び(c)は本実施例のローラコンベアの搬送作
動を説明するための要部拡大図である。
【0018】図1及び図2において、1はローラコンベ
アであって、本体2、搬送機構3、駆動機構4及び搬送
用パレット5とを主要部として構成されている。本体2
は、相互に所定間隔を有して搬送用パレット5(搬送物
60)の搬送方向に延びる2本のフレーム6Aと6B、
7Aと7Bを有する2組のフレーム体6、7と、このフ
レーム体6、7を上下に二段にして保持する断面凹状の
複数の枠体8、8、8、・・・とで構成されている。ま
た、フレーム体6、7の各フレーム6A、6B、7A、
7Bには、その延在する方向に亘って貫通するガイド溝
9、9が形成されている。
【0019】搬送機構3は、本体2の両端側にある枠体
8、8に並設された駆動軸15、16と、この各駆動軸
15、16の軸線方向の中央部分に固定された駆動プー
リ17、18と、この各駆動プーリ17、18間に懸架
された環状の搬送ベルト19、及び搬送ベルト19に取
り付けられる複数のローラアダプター20、20、2
0、・・・とを有している。各駆動軸15、16は、フ
レーム体6、7の延在方向に直交する方向に延び、且つ
フレーム体6と7との上下方向間に配置されて、両端部
が軸受を介して本体2の両端側にある枠体8、8にそれ
ぞれ回転可能に軸支されている。搬送ベルト19は、潤
滑不要なゴム及び樹脂系材(塩化ビニール、ポリウレタ
ン、ポリエステルエラストマ)等で帯状/環状体に形成
されたもので、内部にはこの周方向に亘って抗張材とな
る複数のコード部材19Aを介在してその周方向の伸び
を最小限にされており、この内周面には各駆動プーリ1
7、18に凹凸係合する凹部24と凸部25とが連続す
る凹凸形状26が形成されて、この搬送ベルト19の周
方向に亘って複数のローラアダプタ20、20、20、
・・・が取り付けられている。
【0020】ローラアダプタ20、20、20、・・・
は、搬送ベルト19の凹凸形状26の反対側で、凹部2
4に対向配置される軸体30と、この軸体30を搬送ベ
ルト19の凹凸形状26側から回転可能に軸支する断面
凹形状の取付ブラケット31とで構成されており、この
取付ブラケット31を凹凸形状26の凹部24内に嵌め
込んで軸体30とで搬送ベルト19の凹部24を挟み込
むことで、搬送ベルト19の凹部24に取り付けられて
いる。各ローラアダプタ20、20、20、・・・の軸
体30は、フレーム体6、7のフレーム6Aと6B、又
はフレーム7Aと7B間に延びて、各両端部に潤滑不要
な樹脂系材(ポリアセタール、ナイロン、PPS、ポリ
カーボネイド等)で形成されたローラ体32がそれぞれ
取り付けられている。ローラ本体32は、軸体30に固
定され各フレーム体6、7のフレーム6A、6、7A、
7B上に走行可能に載置される径部33A及びこの径部
33Aから縮径して各フレーム6A、6B、7A、7B
のガイド溝9を横切って外側に突出する小径部33Bと
が一体形成された小ローラ33と、この小ローラ33の
小径部33Bに所定以上の力が加わることでスリップ回
転可能に外嵌(小ローラ33の小径部33Bに隙間ばめ
で外嵌する。)されて取り付けられた駆動ローラ34と
からなっている。駆動ローラ34は、小ローラ33より
大径の直径を有しており、フレーム体6、7の各フレー
ム6A、6B、7A、7Bに形成されたガイド溝9内に
嵌合されて、各駆動ローラ34とガイド溝9との係合
で、搬送ベルト19がフレーム体6、7の延在方向に直
交する方向に片寄り、蛇行することを規制する。また、
各ローラアダプタ20、20、20、・・・は、相互の
間に所定ピッチPoを有して、例えば凹凸形状26の4
つの凸部25を介在させる状態(所定ピッチPoを凹凸
形状26のピッチP×4にする。)にして、搬送ベルト
19の対応する凹部24に取り付けて、各駆動ローラ3
4同士の接触を防止している。
【0021】駆動プーリ17、18は、図3に示すよう
に、この外周面に亘って凹部40と凸部41とが連続す
る凹凸形状42が形成されている。そして、この凹凸形
状42は、この凸部41が搬送ベルト19の凹凸形状2
6のピッチP×n毎(図3では、P×2を示す。但し、
nはP×nに対して搬送ベルト19の凸部25の数(歯
数)と各駆動プーリ17、18の凸部41の数(歯数)
が割り切れる関係にする。)に突出して形成されるよう
な構造とされて、搬送ベルト19の凹凸形状26が各駆
動プーリ17、18の凹凸形状42に凹凸係合する際に
は、各凹部24に取り付けられた各ローラアダプタ2
0、20、20、・・・の取付ブラケット31が各駆動
プーリ17、18の凹部40の巾の中央部に位置するよ
うにされている。これにより、搬送ベルト19の各ロー
ラアダプタ20、20、20、・・・が各駆動プーリ1
7、18に係合する際には、この取付ブラケット31が
駆動プーリ17、18の凹凸形状42に接触することな
く、搬送ベルト19の凹凸形状26と各駆動プーリ1
7、18の凹凸形状26とが凹凸係合する。
【0022】駆動機構4は、駆動モータ45と駆動モー
タ45の回転軸46に固定された伝達プーリ47とで構
成されており、この伝達プーリ47を、例えば本体2の
枠体8から突出する駆動軸15に噛合することで、駆動
モータ45の回転運動を回転軸46−伝達プーリ47を
介して駆動軸15に伝達して、駆動プーリ17を回転さ
せて各駆動プーリ17、18に凹凸係合する搬送ベルト
19を各ローラアダプター20、20、20、・・・と
ともに循環移動する。
【0023】搬送用パレット5は、例えば長方形状(正
方形状等でもよい。)の板状部材であって、フレーム体
6上に位置する各ローラアダプタ20、20、20、・
・・の複数個上に配置されている。また、搬送用パレッ
ト5には、フレーム体6のフレーム6A、6Bが延在す
る方向に貫通する2本の案内溝50、50が形成されて
おり、各案内溝50、50を任意複数のローラアダプタ
20、20、20、・・・の駆動ローラ34上から外嵌
することで、フレーム体6上のローラアダプタ20、2
0、20、・・に載置されている。これにより、搬送用
パレット5は、搬送ベルト19が循環移動されると、案
内溝50、50と各ローラアダプタ20、20、20、
・・・の駆動ローラ34との係合で、フレーム体6のフ
レーム6A、6Bが延在する方向に直交する方向に片寄
り、蛇行することを規制されつつ、駆動軸15と16間
を移動するようにされている。55は本体2の両端側の
枠体8、8にそれぞれ設けられたストッパであって、搬
送ベルト19の循環移動で搬送される搬送用パレット5
のみが係合してこの搬送用パレット5の移動を規制す
る。
【0024】本実施例におけるローラコンべア1は、以
上のように構成されるが、次に、ローラコンベア1の搬
送作動について、図1乃至図4に基づいて説明する。
尚、説明の便宜上、駆動モータ45は停止されており、
また、搬送用パレット5は図1に示すように、本体2の
一端側の枠体8に設けられたストッパ55に係合してフ
レーム体6側の各ローラアダプタ20、20、20、・
・・の駆動ローラ34上に載置されているものとする。
【0025】まず、搬送用パレット5上に搬送する搬送
物60を載置した後、駆動機構4の駆動モータ45を駆
動すると、この回転軸46が回転して伝達プーリ47を
介して回転運動が駆動プーリ17に伝達されて、この駆
動プーリ17が回転する。
【0026】駆動プーリ17が回転すると、各駆動プー
リ17、18に凹凸係合する搬送ベルト19に伝達され
て、搬送ベルト19が駆動プーリ17から駆動プーリ1
8、再び駆動プーリ17に至る循環移動をする。この搬
送べルト19が循環移動されると、この各凹部24に取
り付けられた各ローラアダプタ20、20、20、・・
・の小ローラ33の径部33Aが、各フレーム体6、7
のフレーム6A、6B又は7A、7B上を、小径部33
Bに外嵌されている駆動ローラ34と一体となって回動
しつつ、搬送ベルト19とともに循環移動される。
【0027】そして、各ローラアダプタ20、20、2
0、・・・の駆動ローラ34が、小ローラ33と一体的
に回動しつつ、この外周面が案内溝50、50に係合す
ると、各ローラアダプタ20、20、20、・・・の小
ローラ33の回転運動力Fθが、図4(a)に示すよう
に、駆動ローラ34を介して搬送用プレート5に伝達さ
れ、この回転運動力Fθが駆動プーリ17から駆動プー
リ18に向かう直線運動力Fhに変換される。これによ
り、搬送用パレット5(搬送物60)が、搬送ベルト1
9の循環移動によるローラ体32の回動で徐々に加速さ
れつつ、搬送ベルト19の循環移動の速度より速い所定
速度で駆動プーリ17側から駆動プーリ18側に直線移
動させられる。
【0028】このとき、搬送用パレット5が直線移動さ
れると、各ローラアダプタ20、20、20、・・・の
ローラ体32が搬送用パレット5の案内溝50、50を
通過するに際して、各フレーム6A、6B、7A、7B
上と回動する小ローラで駆動ローラ34を介して搬送用
プレート5(搬送物60)の重さを受けて、即ち、搬送
ベルト19への負荷を低減しつつ、搬送用パレット5
(搬送物60)を直線移動させると共に、各ローラアダ
プタ20、20、20、・・・の駆動ローラ34が各フ
レーム6A、6B、7A、7Bに形成されているガイド
溝9と搬送用パレット5の案内溝50、50とに係合す
ることで、搬送ベルト19、及び搬送用パレット5を各
フレーム6A、6B、7A、7Bの延在方向に直交する
方向への片寄り、蛇行することを規制しつつ、安定した
状態で直線移動させる。
【0029】また、搬送用パレット5(搬送物60)が
各ローラアダプタ20、20、20、・・・の駆動ロー
ラ34上を所定速度で直線移動された後には、駆動モー
タ45の駆動と停止して、搬送ベルト19の循環移動を
停止すると、図4(b)に示すように、搬送ベルト19
に各ローラアダプタ20、20、20、・・・を介して
取り付けられたローラ体32の回動も停止されるが、搬
送用パレット5が各ローラアダプタ20、20、20、
・・・の駆動ローラ34を通過する際に、駆動ローラ3
4は搬送用パレット5から搬送用パレット5及び搬送物
60の重量とその速度に起因する、小ローラ33の回転
運動力Fθ以上の所定の直線運動力Fiを受けるので、
小ローラ33に対してスリップ回転する。これにより、
搬送用パレット5からの直線運動力Fiが各ローラアダ
プタ20、20、20、・・・の駆動ローラ34のスリ
ップ回転に費やされるので、各ローラアダプタ20、2
0、20、・・・から搬送ベルト19への負荷の伝達が
緩和され、搬送ベルト19の劣化を防止しつつ、搬送用
パレット5を滑らかに直線移動させることができる。
【0030】更に、搬送用パレット5(搬送物60)が
各ローラアダプタ20、20、20、・・・の駆動ロー
ラ34上を所定速度で直線移動された後に、搬送用パレ
ット5を強制的にアキュームレート(停止)すると、図
4(c)に示すように、アキュームレートした搬送用パ
レット5の案内溝50と駆動ローラ34との係合によ
り、搬送ベルト19の循環移動が阻害され、即ち、小ロ
ーラ33への回転運動力Fθの伝達が阻害され搬送ベル
ト19に駆動機構4からの過大な負荷を受ける状態にな
るが、搬送ベルト19から小ローラ33に伝達される回
転運動力Fθが所定以上の力Fiとなると、スリップ回
転可能に小ローラ33に外嵌された駆動ローラ34に対
して小ローラ33がスリップ回転する。これにより、搬
送ベルト19から順次、伝達される回転運動力Fθが各
ローラアダプタ20、20、20、・・・の小ローラ3
3が駆動ローラ34に対してスリップ回転することで費
やされるので、搬送ベルト19への負荷が緩和され、搬
送ベルト19の劣化を防止しつつ、搬送用パレット5を
滑らかにアキュームレートさせることができる。
【0031】尚、本実施例における各ローラアダプタ2
0、20、20、・・・を、搬送ベルト19の凹部24
を挟持する軸体30と取付ブラケット31とで構成する
ものを示したが、これに限定されるものでなく、搬送ベ
ルト19の凹部24に有効に取り付ける構造であればよ
い。
【0032】また、本実施例におけるローラ体32の駆
動ローラ34の直径を適宜、変更するこで、搬送ベルト
19の循環移動に対する搬送用パレット5を直線移動さ
せる所定速度を適宜、変更してコントロールすることが
できる。
【0033】更に、本実施例における各ローラアダプタ
20、20、20、・・・の相互間の所定ピッチPo
は、これに限定されるものでなく、駆動ローラ34の直
径や搬送用パレット5の大きさ(重さ)等の条件によ
り、適宜変更されるものである。
【0034】
【発明の効果】このように本発明のローラコンベアによ
れば、相互に所定間隔を隔てて回転可能に並設された2
つの駆動軸と、各駆動軸の軸方向の中央部にそれぞれ設
けられ、外周に凹凸形状が形成された駆動プーリと、各
駆動プーリに凹凸係合する凹凸形状が形成されて各駆動
プーリ間を循環移動可能に懸架された環状搬送ベルト
と、搬送ベルトを中央に介在させて相互に所定間隔を保
ちつつ各駆動プーリ間に延びる一対のフレームと、フレ
ーム上を回動するローラ体を両端に有して前記搬送ベル
トの周方向に亘って相互に所定ピッチを隔てて回転可能
に取り付けられた複数のローラアダプタと、各ローラア
ダプタのうち任意のローラアダプタの各ローラ体上に係
合され、搬送ベルトの循環移動による当該ローラ体の回
動で前記各駆動プーリ間を直線移動される搬送用パレッ
トとを備え、少なくとも搬送ベルト、及びローラ体とを
潤滑不要のゴム又は樹脂系材で形成して、無潤滑で、
曲率自由度の優れた搬送ベルトによるコンベアの搬送機
能と、搬送用パレット(搬送物)の負荷伝達とアキュー
ムレート時の負荷を低減するフリーローラコンベアの機
能とを兼ね備えることができ、潤滑不要なゴム又は樹
脂系材で軽量化された搬送ベルトを、各駆動プーリとの
係合等による騒音の発生を低減しつつ、高速循環移動す
ることが可能となり、潤滑不要なローラ体との係合に
より搬送用パレットを直線移動させことで駆動抵抗が少
なく、駆動軸を回転駆動する駆動装置の容量も小さくす
ること可能となる。この結果、無潤滑、軽量及びコン
パクトで、且つ低騒音の高速搬送が可能なフリーフロー
コンベアを達成することができる。また、搬送ベルト、
ローラ体を潤滑不要なゴム又は樹脂系材で形成している
ので、潤滑するためのメインテナンスや潤滑油が周囲に
飛散することが防止でき、クリーンな環境で搬送用パレ
ット(搬送物)を搬送することができる。
【0035】また、各ローラアダプターを、軸体と取付
ブラケットとの挟持により搬送ベルトの凹部に取り付け
るという簡単な構造で搬送ベルトの周方向に亘って配置
することができると共に、各駆動プーリへの凹凸係合時
には、軸体と前記取付ブラケットとで挟持された凹部が
各駆動プーリの凹凸形状の凸部に係合することなく、各
駆動プーリの凹凸形状の凹部内に位置して係合している
ので、駆動軸を介して駆動プーリに伝達される回転運動
を、搬送ベルトに確実に伝達することが可能となる。
【0036】更に、ローラ体を、各フレーム上を回動す
る小ローラと小ローラにスリップ回転可能に外嵌された
駆動ローラとで構成すると共に、駆動ローラを搬送用パ
レットに係合するこにより、小ローラとの一体的な回動
で搬送用パレットを直線移動させ、且つ搬送用パレット
の直線移動中に強制的にアキュームレート(停止)して
も、駆動ローラと小ローラとのスリップ回転で、搬送ベ
ルトへの負荷を緩和しつつ、滑らかに搬送用パレットを
アキュームレートさせることが可能となる。
【0037】また、駆動ローラを、各フレームのガイド
溝と搬送用パレットの案内溝に係合させることで、フレ
ームの延在方向に直交する方向への搬送ベルト、及び搬
送用パレットの片寄り、蛇行を防止することができ、搬
送用パレットの安定した直線移動を確保することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるローラコンベアの構
成を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例におけるローラコンベアの構
成を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例のローラコンベアの駆動プー
リと搬送ベルトの凹凸係合の構成を説明するための要部
拡大図である。
【図4】(a)及び(c)は本発明の一実施例における
ローラコンベアの搬送作動を説明するための要部拡大図
である。
【図5】従来技術のローラコンベアの構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
4 駆動機構 5 搬送用パレット 6A、6B、7A、7B フレーム 15、16 駆動軸 17、18 駆動プーリ 19 搬送ベルト 20、20 ローラアダプタ 26 凹凸形状 32 ローラ体 42 凹凸形状 45 駆動機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に所定間隔を隔てて回転可能に並設
    された2つの駆動軸と、前記一の駆動軸を回転駆動させ
    る駆動機構と、前記各駆動軸の軸方向の中央部にそれぞ
    れ設けられ外周に凹凸形状が形成された駆動プーリと、
    前記各駆動プーリに凹凸係合する凹凸形状が形成されて
    前記各駆動プーリ間を循環移動可能に懸架された環状搬
    送ベルトと、前記搬送ベルトを中央に介在させて相互に
    間隔を保ちつつ前記各駆動プーリ間に延びる一対のフレ
    ームと、前記フレーム上を回動するローラ体を両端に有
    して前記搬送ベルトの周方向に亘って相互に所定ピッチ
    を隔てて回転可能に取り付けられた複数のローラアダプ
    タと、前記各ローラアダプタのうち任意のローラアダプ
    タのローラ体上に係合され、前記搬送ベルトの循環移動
    による当該ローラ体の回動で前記各駆動プーリ間を直線
    移動される搬送用パレットとを備え、 少なくとも前記搬送ベルト、及び前記ローラ体とを潤滑
    不要のゴム又は樹脂系材で形成したことを特徴とするロ
    ーラコンベア。
  2. 【請求項2】 前記各ローラアダプターは、前記ローラ
    体を両端に有する軸体と前記軸体を回転可能に軸支する
    取付ブラケットとで前記搬送ベルトの凹部を挟持するよ
    うに取り付けられ、 前記搬送ベルトは、前記各駆動プーリへの凹凸係合時に
    前記軸体と前記取付ブラケットとで挟持された凹部が前
    記各駆動プーリの凹凸形状の凸部に係合することなく、
    前記各駆動プーリの凹凸形状の凹部内に位置して係合す
    ることを特徴とする請求項1記載のローラコンベア。
  3. 【請求項3】 前記ローラ体は、前記各ローラアダプタ
    ーの両端側に取り付けられ各フレーム上を回動する小ロ
    ーラと、前記小ローラに所定力以上でスリップ回転可能
    に外嵌されて前記搬送用パレットに係合する大径の駆動
    ローラとで構成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2それぞれに記載のローラコンベア。
  4. 【請求項4】 前記駆動ローラーが、前記各フレームに
    形成され前記各駆動プーリ間に延びるガイド溝と前記搬
    送用パレットに形成され前記各フレームの延在方向に貫
    通する案内溝とに係合されていることを特徴とする請求
    項3記載のフリーフローコンベア。
JP15221395A 1995-05-25 1995-05-25 ローラコンベア Pending JPH08324741A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10142183A1 (de) * 2001-08-29 2003-04-03 Ammeraal Beltech Gmbh Transportband
KR101270532B1 (ko) * 2011-05-19 2013-06-04 빛기술 주식회사 패널 이송용 컨베이어

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DE10142183A1 (de) * 2001-08-29 2003-04-03 Ammeraal Beltech Gmbh Transportband
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