JPWO2017216825A1 - コンベアユニット - Google Patents

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Abstract

設置環境への適応性に優れており、しかも構造が簡単でメインテナンス等における取扱い性に優れたコンベアユニットを提供する。
複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを備えるコンベアユニットであって、前記コンベアユニットは、コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、これらのプーリに掛け渡された前記搬送ベルトと、当該搬送ベルトに搬送駆動力を供給するアクチュエータを備えたアクチュエータユニットとを備える駆動用のコンベアユニットであり、前記アクチュエータユニットは、アクチュエータの搬送駆動力を前記搬送ベルトに伝達する入力プーリを備え、前記搬送ベルトは、上流側プーリ、下流側プーリ、及び入力プーリに掛け渡された駆動用の第1搬送ベルトである、コンベアユニットである。

Description

本発明は、コンベアユニットに関し、特に取扱い性に優れたコンベアユニットに関する。
複数の従動プーリに掛け渡されたベルトを備えたコンベアの駆動構造としては、例えば、モータの回転力を中間プーリを介することなく前記従動プーリに伝達する構造がある(特許文献1参照)。この構造では、モータの回転力は、モータの駆動プーリとコンベアの従動プーリとに掛け渡された駆動ベルトを介して、コンベアの従動プーリに伝達される(特許文献1の図2、図3参照)。
また、幅広のフレームの両端に設置された2組のローラの対と、各組のローラの間に掛け渡された2本のベルトと、フレームの中央下方に設置された駆動ユニットとを備えたベルトコンベアがある(特許文献2の図1、図2参照)。このコンベアでは、両ベルトは、駆動ユニットの駆動ローラに掛け回されており、対をなすスナップローラで両側から押圧されている。
また、2つのガイドレールと、各ガイドレールの両端の両端ローラと、両端ローラに掛け渡された2本の搬送ベルトと、各搬送ベルトを駆動させる2つの駆動ローラと、両駆動ローラにモータの回転を伝達するシャフトとを備えたコンベア装置がある(特許文献3参照)。
実開平5−16718号公報 特許第3899232号公報 特開平5−58428号公報
ところで、上述の駆動構造では、コンベアの従動プーリに、コンベア内側の駆動ベルトと外側の従動ベルトの2つのベルトが掛かっている(特許文献1の図3参照)。従って、例えば、内側に配置された駆動ベルトの交換作業では、駆動ベルトの外側の従動ベルトの取外しなど、煩雑な作業が必要である。
また、上述のベルトコンベアを設置するためには、搬送路(フレーム)の下側に駆動ユニットCを配置可能なスペースが確保されている必要がある。したがって、搬送路の下側にスペースがなければ設置できないという制約がある。
また、上述のコンベア装置も、各搬送ベルトに駆動力を伝達する両駆動ローラに亘って延びるシャフトを備えている(特許文献3の図1、図2参照)。したがって、両搬送ベルトの間にスペースを確保しておく必要がある場合には用いることができないという制約がある。
本発明は、上記従来技術の事情に鑑みてなされたものであり、設置環境への適応性に優れており、しかも構造が簡単でメインテナンス等における取扱い性に優れたコンベアユニットを提供することを目的とするものである。
本出願に係る発明は、複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを備えるコンベアユニットであって、前記コンベアユニットは、コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、これらのプーリに掛け渡された前記搬送ベルトと、当該搬送ベルトに搬送駆動力を供給するアクチュエータを備えたアクチュエータユニットとを備える駆動用のコンベアユニットであり、前記アクチュエータユニットは、前記アクチュエータの搬送駆動力を前記搬送ベルトに伝達する入力プーリを備え、前記搬送ベルトは、前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡された駆動用搬送ベルト(第1搬送ベルト)である、コンベアユニットである。
当該発明によれば、前記搬送ベルトは、前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡された駆動用搬送ベルト(第1搬送ベルト)であり、前記搬送ベルトは駆動用のベルトを兼ねているため、例えば特許文献1に記載のコンベアのようにベルトの交換時に他のベルトの取り外しが必要となることがないため、ベルトの交換等のメインテナンスが容易である。
本出願に係る別の発明は、複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを複数列備えるコンベアであって、コンベア搬送方向の上流側に位置する第1上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する第1下流側プーリと、これらのプーリに掛け渡された第1搬送ベルトと、当該第1搬送ベルトに掛けられた入力プーリと、当該入力プーリを介して搬送駆動力を供給するアクチュエータとを備える駆動用のコンベアユニットと、コンベア搬送方向の上流側に位置する第2上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する第2下流側プーリと、前記第2上流側プーリ及び前記第2の下流側プーリに掛け渡される第2搬送ベルトとを備える搬送ベルトユニットで構成される従動用のコンベアユニットと、を備え、さらに、前記第1下流側プーリと前記第2下流側プーリとの間でプーリの回転力を伝達する伝達軸を、備えるコンベアである。
当該別の発明によれば、前記第1下流側プーリ及び前記伝達軸を介して前記従動用のコンベアユニットの前記第2下流側プーリが駆動されるため、従動側のコンベアユニットの下側にスペースを必要としない。よって、特許文献1〜3に記載のコンベアにおける従動側のコンベアユニットに比べて、搬送路の下側のスペースを有効に活用することができる。
本出願に係るさらに別の発明は、複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを複数列備えるコンベアであって、前記搬送ベルトユニットは、コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、を備え、複数の前記搬送ベルトユニットのうち、第一列の前記搬送ベルトユニットは、第1搬送ベルトと、当該第1搬送ベルトに搬送駆動力を供給するアクチュエータと、該アクチュエータに連結され、前記第1搬送ベルトに搬送駆動力を伝達する入力プーリと、を更に備える駆動用の搬送ベルトユニットであり、残りの列の前記搬送ベルトユニットは、従動用の搬送ベルトユニットであり、第一列の前記搬送ベルトユニットは、第1の前記上流側プーリ、第1の前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡される前記第1搬送ベルトを備え、残りの列の従動用の前記搬送ベルトユニットは、それぞれ、第2の前記上流側プーリ及び第2の前記下流側プーリに掛け渡され、前記第1搬送ベルトよりも長さが短い第2搬送ベルトを備え、第1の前記下流側プーリと、残りの列の前記搬送ベルトユニットが備える第2の前記下流側プーリとの間でプーリの回転力を伝達する伝達軸をさらに備えるコンベアである。
当該発明(さらに別の発明)によれば、前記別の発明と同様に、従動用の搬送ベルトユニットの搬送路の下側のスペースを有効に活用することができる。
また、当該発明(さらに別の発明)に係るコンベアは、前記第1下流側プーリの近傍に、駆動用の前記搬送ベルトユニットにおける前記アクチュエータ及び前記入力プーリを設けたヘッド駆動コンベアであってもよい。そして、当該コンベアは、前記第1上流側プーリと前記第1下流側プーリとの中間部に、駆動用の前記搬送ベルトユニットにおける前記アクチュエータ及び前記入力プーリを設けた中間駆動コンベアであってもよい。
さらに、当該発明(さらに別の発明)に係るコンベアの前記搬送ベルトユニットは、前記上流側プーリを保持する第1プーリホルダと、前記下流側プーリを保持する第2プーリホルダと、を備え、前記第1プーリホルダ及び前記第2プーリホルダの少なくとも一方は、前記コンベア搬送方向に沿った長孔を備え、前記上流側プーリ及び前記下流側プーリの少なくとも一方は、前記長孔に沿ってスライド自在であり、長孔における所望の位置で前記プーリホルダに固定されている構成であってもよい。
また、例えば、当該発明(さらに別の発明)に係るコンベアの前記第1搬送ベルト及び前記第2搬送ベルトは、タイミングベルトであり、前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリは、タイミングプーリである。
また、前記発明(さらに別の発明)に係るコンベアの前記駆動用搬送ベルトユニットは、前記第1上流側プーリ及び前記第1下流側プーリを支持する支持部材を備えており、当該支持部材の両端部に、前記第1上流側プーリと前記第1下流側プーリとが支持されており、当該支持部材には、前記駆動用搬送ベルトユニットに前記アクチュエータを固定する際に用いられるプレート部材を取付け可能であり、当該プレート部材は、前記支持部材の搬送方向下流側もしくは中間部の位置に配置されたプレート取付位置に取付け可能であり、当該下流側のプレート取付位置としては、前記支持部材の一方の側面に面する一方側プレート取付位置と、他方の側面に面する他方側プレート取付位置とが設けられており、前記プレート部材は、前記一方側プレート取付位置に取り付けられるときに前記一方の側面に接する第1側面と、前記他方側プレート取付位置に取り付けられるときに前記他方の側面に接する第2側面と、前記伝達軸を挿通可能な第2軸孔と、当該プレート部材に固定された前記アクチュエータの前記駆動軸が挿通される第1軸孔とを備えており、前記第2軸孔は、前記プレート部材を前記プレート取付位置に取り付けたときに、前記伝達軸の回転軸上に配置される位置に形成されており、前記プレート部材は、前記第1側面に形成された第1アクチュエータ取付部と、第2側面側に形成された第2アクチュエータ取付部とを備えており、前記第1アクチュエータ取付部は、前記プレート部材を前記他方側プレート取付位置に取り付ける場合の前記アクチュエータの固定位置であり、前記第2アクチュエータ取付部は、前記プレート部材を前記一方側プレート位置に取り付ける場合の前記アクチュエータの固定位置であってもよい。
当該構成によれば、前記プレート部材は、前記支持部材の第1側面又は第2側面に取り付けることが可能であるため、コンベアを設置する環境に応じて前記アクチュエータを固定する向きを決定することができる。
そして前記プレート部材は、さらに、前記プレート取付位置よりも前記第1下流側プーリ寄りの別のプレート取付位置に取付け可能であってもよい。
本出願に係る次の発明は、コンベアに搬送駆動力を供給するアクチュエータを保持するコンベア用のアクチュエータホルダであって、前記アクチュエータホルダはプレート部材であり、前記プレート部材は、その下側中央部に、前記アクチュエータの駆動軸が挿通される第1軸孔を備え、その中間両側部に、コンベアの被循環駆動部材が掛け渡され、該被循環駆動部材にテンションを付与するテンションプーリが取り付けられる第1取付孔及び第2取付孔を備え、その上側一端部に、コンベア搬送方向の下流側に設けられる下流側プーリが配置される第3取付孔を備えるアクチュエータホルダである。
本出願に係る次の発明によれば、前記プレート部材は、前記第1取付孔及び前記第2取付孔にテンションプーリが取付け可能であり、前記第3取付孔に前記下流側プーリを配置可能である。このため、コンベアの搬送方向の下流側に配置した際には前記下流側プーリを配置し、コンベアの搬送方向の中間部に配置した際には下流側プーリを配置することなく、テンションプーリを取り付ければよい。また、当該プレート部材をコンベアの搬送方向の下流側に配置した際に下流側プーリを配置するので、下流側に位置するテンションプーリを省略することができる。
ここで、前記第1軸孔は、前記プレート部材の下側中央部に設けられているが、プレート部材の下側であれば中心位置である必要はなく、中心位置を含む近傍位置に設けられていればよい。
当該アクチュエータホルダの前記プレート部材は、さらに、その上側一端部の少なくとも一方の面に、少なくとも前記第3取付孔を含む領域に窪み部を備えるものでもよい。
本出願に係るさらに次の発明は、複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを備えるコンベアであって、前記搬送ベルトユニットは、コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、搬送駆動力を供給するアクチュエータと、該アクチュエータに連結され、搬送駆動力を第一列の前記搬送ベルトに伝達する入力プーリと、前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡される前記搬送ベルトと、を備え、該搬送ベルトユニットの前記下流側プーリの近傍に、請求項10又は請求項11に記載のアクチュエータホルダを設け、該アクチュエータホルダの前記第1軸孔に前記アクチュエータ及び前記入力プーリを設け、前記第1取付孔に前記テンションプーリを設け、前記第3取付孔に前記下流側プーリを設けたヘッド駆動コンベアである。
本出願に係るさらに次の発明は、複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを備えるコンベアであって、前記搬送ベルトユニットは、コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、搬送駆動力を供給するアクチュエータと、該アクチュエータに連結され、搬送駆動力を第一列の前記搬送ベルトに伝達する入力プーリと、前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡される前記搬送ベルトと、を備え、該搬送ベルトユニットの前記上流側プーリと前記下流側プーリとの中間部に、請求項10は請求項11に記載のアクチュエータホルダを設け、該アクチュエータホルダの前記第1軸孔に前記アクチュエータ及び前記入力プーリを設け、前記第1取付孔及び前記第2取付孔に前記テンションプーリをそれぞれ設けた中間駆動コンベアである。
前記ヘッド駆動コンベア、及び前記中間駆動コンベアにおいては、第1軸孔は、前記入力プーリを挿通可能な大きさに形成されていることが好ましい。当該構成によれば、前記アクチュエータに前記入力プーリを取り付けた状態で前記アクチュエータホルダに取り付け及び取り外しができるので、アクチュエータのメインテナンスやベルト交換作業が容易となる。
また、前記発明(さらに別の発明)に係るコンベアの前記第一列の搬送ベルトユニットの前記第1下流側プーリは、前記入力プーリよりもベルト移動方向の上流側に配置されており、各搬送ベルトユニットの下流側プーリは、同一の回転軸上に配置されており、前記伝達軸は、全ての搬送ベルトの環状の軌道の内側の位置に配置され、前記入力プーリが取り付けられた前記駆動軸は、第1搬送ベルトの環状の軌道の内側の位置であって、しかも前記第2搬送ベルトの環状の軌道の外側の位置に配置され、前記入力プーリから前記第1搬送ベルトに搬送駆動力が入力されて前記第1下流側プーリが回転すると、これに連動して前記残りの搬送ベルトユニットの下流側プーリが回転し、全ての搬送ベルトが同期してベルト移動方向に移動するものでもよい。
当該構成によれば、前記第1搬送ベルトを駆動することにより前記第1下流側プーリが回転され、これに連動して前記残りの搬送ベルトユニットの下流側プーリを回転させることができる。よって、残りの搬送ベルトユニットには前記駆動軸を配置する必要がないので、残りの搬送ベルトユニットの下方のスペースを有効に活用することができる。
本願発明のコンベアユニットは、各構成要素の配置を変更できるようになっているので、コンベアユニットの設置先の環境に適した配置を選択することができ、多様な環境に設置可能である点で優れている。また、構造が簡単であるのでメインテナンス性に優れている。
本発明のコンベアの第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態で用いられているモータホルダ(アクチュエータホルダ)を示す斜視図である。 第2実施形態のコンベアを示す斜視図である。 第3実施形態のコンベアを示す斜視図である。 第3実施形態の別態様のコンベアを示す斜視図である。 第4実施形態のコンベアを示す斜視図である。 第4実施形態のコンベアを示す分解斜視図である。 第4実施形態のコンベアで用いられている搬送ベルトを示す斜視図である。 第5実施形態のコンベアを示す斜視図である。 第5実施形態のコンベアを示す分解斜視図である。 第5実施形態のコンベアで用いられている搬送ベルトを示す斜視図である。 第5実施形態のコンベアの別態様のコンベアを示す斜視図である。
1a,1b,1c…コンベア(コンベアユニット)、
2a,2b…複数列のコンベア(コンベアユニット)、
3…第2列の搬送ベルトユニット(従動用の搬送ベルトユニット)、
10…搬送ベルトユニット、11…搬送ベルト(被循環駆動部材)、
12…ベルトユニットの本体(支持部材)、
12a…本体の一方の側面(図1の本体12の裏側面)、12b…本体の他方の側面側,
13…上流側プーリ、14…下流側プーリ、
23…上流側プーリホルダ、23a…取付孔、23b…長孔、
24…下流側プーリホルダ、24a…取付孔、31…中間取付部、
32…上流側取付部、33…下流側取付部、31a,32a,33a…取付孔、
40…アクチュエータユニット、41…モータ(アクチュエータ)、41a…駆動軸,
42…入力プーリ、43,44…テンションプーリ、
50…モータホルダ(プレート部材、アクチュエータホルダ)、
50a…モータホルダの一方の側面(第1側面)、
50b…モータホルダの他方の側面50b(第2側面,図2のモータホルダ裏面),
51…第1軸孔、51a…一方の側面側のモータ取付部(第1アクチュエータ取付部)、51b…他方の側面側のモータ取付部(第2アクチュエータ取付部)、
52…第1取付孔、53…第2取付孔、54…第3取付孔、
56…窪み部、56a…窪み部の底面、57…第4取付孔、58…固定具、
61…第2搬送ベルト(従動ベルト)、62…第2本体(第2の本体、支持部材),
62a…一方の側面、63…第2上流側プーリ、64…第2下流側プーリ、65…伝達軸、66…連結部材、
73…第2上流側プーリホルダ、73a…取付孔、73b…長孔、74…第2下流側プーリホルダ、81…第2上流側取付部、82…第2下流側取付部、
D…ベルト移動方向、T…搬送方向。
以下、本発明のコンベアの実施形態について詳細に説明する。
実施形態1
図1及び図2に示されるように、駆動用のコンベア(コンベアユニット)1aは、ワークを搬送する搬送ベルト(被循環駆動部材)11を備えた搬送ベルトユニット10と、搬送ベルト11に搬送駆動力を供給するアクチュエータ41を備えたアクチュエータユニット40とを備えている。搬送ベルト11は、ワークを搬送する際にワークが載置される表側の面である載置面と、載置面と反対の裏側の面である係合面とを備える。係合面は、搬送ベルト11の搬送方向と直交する方向に延びる凹凸部が交互に設けられた溝付き面である。
搬送ベルトユニット10は、ベルトユニットの本体12と、本体12の両端に配置された両端プーリ13,14と、両端プーリ13,14を回転可能に支持するプーリホルダ23,24と、両端プーリ13,14に掛け渡された搬送ベルト11とを備えている。そして、本体12は、アクチュエータユニット40を着脱自在に取り付け可能な中間取付部31を備えていると共に、本体12の両端部に、プーリホルダ23,24を取付け可能な上流側取付部32及び下流側取付部33を備えている。各取付部31,32,33は、それぞれ2つの取付孔31a,32a,33aを備えている。
両端プーリ13,14の一方は、コンベア1aの搬送方向Tの上流側に位置する上流側プーリ13であり、他方は、搬送方向Tの下流側に位置する下流側プーリ14である。上流側プーリ13及び下流側プーリ14は、その周面に搬送ベルト11の係合面が係合される歯部を備え、その両端面に搬送ベルト11の走行をガイドする鍔部を備える。歯部には、軸方向に延びる凹凸部が周方向全周にわたって設けられる。鍔部の鍔高さは、搬送ベルト11の走行を安定してガイドできる高さであればよい。
上流側プーリホルダ23は、本体12への取付けに用いられる取付孔23a(取付孔32aと連通する取付孔)を備えており、本体12の上流側取付部32に取り付けられる。同様に、下流側プーリホルダ24は、本体12への取付けに用いられる取付孔(不図示:取付孔33aと連通する孔。図6における下流側プーリホルダ74の取付孔74aと同様のもの。)を備えており、本体12の下流側取付部33に取り付けられる。なお、図1において楕円形の破線に囲まれた領域に示された図は、矢印B方向から見た上流側プーリホルダ23の形状を説明する説明図である。また、下流側プーリホルダ24は、上流側プーリホルダ23と同様の構造であるので詳細説明を省略した。
また、上流側プーリホルダ23は搬送方向Tに延びる長孔23bを備えている。上流側プーリ13は長孔23bに沿ってスライド可能な状態で上流側プーリホルダ23に設置されており、長孔23bの範囲内において任意の位置で固定可能になっている。従って、上流側プーリ13の位置を調整することで、搬送ベルト11を容易に着脱することができると共に装着した搬送ベルト11に付与するテンションを調整することができる。
なお、上流側プーリ13の固定構造は周知の構造であるので、ここでは説明を省略する。また、上流側プーリ13及び下流側プーリ14の両方がスライド及び固定が可能な構造であってもよいし、下流側プーリ14だけがスライド及び固定が可能な構造でもよい。
アクチュエータユニット40は、搬送ベルト11を走行させる搬送駆動力を供給するモータ(アクチュエータ)41と、モータ41が着脱自在に取付けられるモータホルダ(アクチュエータホルダ)50と、モータ41の駆動軸41aに取り付けられた入力プーリ42と、入力プーリ42に掛けられた搬送ベルト11にテンションを付与するテンションプーリ43,44と、これらのプーリ42,43,44を覆うカバー45とを備えている。
モータ41は、入力プーリ42を介して搬送ベルト11を駆動させるものであり、本実施形態では、搬送面(コンベア1aを平面視したときに見えるベルト表面)における搬送ベルト11が搬送方向Tに移動され、これにより、搬送物が搬送方向Tに搬送される。
入力プーリ42は、モータ41の回転(搬送駆動力)を搬送ベルト11に伝達するものであり、搬送ベルト11に掛けられている。つまり、入力プーリ42にも掛け渡された搬送ベルト11は、駆動用搬送ベルト(第1搬送ベルト)である。なお、テンションプーリ43,44は、各プーリに掛け渡された搬送ベルト11にテンションを付与するものである。入力プーリ42の構成は、上流側プーリ13及び下流側プーリ14と同様の構成とされる。
第2テンションプーリ43は、下流側プーリ14から第2テンションプーリ43及び入力プーリ42に向けて移動する搬送ベルト11の移動方向が搬送面と平行になる位置に設置されており、第1テンションプーリ44は、入力プーリ42から第1テンションプーリ44及び上流側プーリ13に向けて移動する搬送ベルト11の移動方向が搬送面と平行になる位置に設置されている。プーリ13,14,42,43,44をこのように配置することで、モータホルダ50におけるテンションプーリ43,44及び入力プーリ42の上下方向のレイアウト(高さ)がコンパクトになり、延いてはコンベア1aがより小型になる。
また、上流側プーリ13、下流側プーリ14、第1テンションプーリ44、及び第2テンションプーリ43における各プーリ本体と回転軸との間には図示しないベアリングが設けられる。
モータホルダ50は、駆動用のモータ41を保持するものであり、搬送ベルトユニット10の本体12に着脱可能に取り付けられる(図1参照)。
図2に示されるように、モータホルダ50は、プレート状の部材であり、その下側中央部に形成された第1軸孔51と、中間両側部に形成された第1取付孔52及び第2取付孔53と、上側一端部に形成された第3取付孔54と、上側一端部に形成された窪み部56と、上側他端部に形成された第4取付孔57とを備えている。
なお、図1に示されるように、搬送ベルトユニット10の搬送面が水平の場合、モータホルダ50はその上端部が搬送ベルトユニット10の本体12に固定されている。そこで、ここでは搬送面が水平に向けられた搬送ベルトユニット10に固定された状態のモータホルダ50を基に、モータホルダ50の各構造の上下方向の配置を説明する。
第1軸孔51は、モータホルダ50に設置されたモータ41の駆動軸が挿通される孔であり、モータホルダ50が搬送ベルトユニット10の本体12に設置された状態で、本体12よりも下側の位置に形成されている。モータホルダ50の両側面における第1軸孔51の周囲にモータ取付部51aが設けられている。図1において、モータ41は、モータホルダ50の他方の側面50b(第2側面)側のモータ取付部(第2アクチュエータ取付部)51aに固定されている。なお、第1軸孔51の大きさ(直径)は、本実施形態のように、入力プーリ42を挿通可能な大きさが好ましい。
第1取付孔52及び第2取付孔53は、テンションプーリ43,44の取り付けに用いられる貫通孔であり、モータホルダ50が搬送ベルトユニット10の本体12に設置された状態で、本体12よりも下側で、第1軸孔51よりも上側の位置に形成される。
第3取付孔54は、下流側プーリ14の取り付けに用いることができる貫通孔である。
下流側プーリ14は、より詳細に説明すると、第3取付孔54に着脱自在に取り付け可能である。取り付け構造については、周知の構造が用いられているので、ここでは図示及び説明を省略した。
窪み部56は、第3取付孔54を含む領域に形成されているものであり、モータホルダ50の両側面に形成されている。つまり、第3取付孔54の両方の開口端は、窪み部56の段差面56aに形成されている。この窪み部56に収まるように、後述する固定具58が取り付けられる。固定具58は、モータホルダ50に対してボルト(例えばキャップボルト)等により取り付けられる。
第4取付孔57は、モータホルダ50の搬送ベルトユニット10の本体12への取り付けに用いられる貫通孔である。本実施形態では、3つのうちの2つの第4取付孔(貫通孔)57を用いてモータホルダ50が本体12の中間取付部31に固定される。つまり、本体12の中間取付部31の取付孔31aは、第4取付孔57に挿通されたボルト(キャップボルト、取付具)が螺合されるネジ穴である。同様に、本体12の上流側取付部32及び下流側取付部33の取付孔32a,33aも、中間取付部31と同じ形状のネジ穴である。したがって、モータホルダ50は、中間取付部31だけでなく、下流側取付部33にも取付可能である。そして、この説明から解るように、下流側取付部33に取り付けられる下流側プーリホルダ24の取付孔は、モータホルダ50の第4取付孔57と同じ形状である。
図1に示されるように、本実施形態では、モータホルダ50は、搬送ベルトユニット10の本体12における上流側プーリ13と下流側プーリ14との間の中間部の取付位置31(一方側ホルダ取付位置の一つ)に取り付けられている。さらに詳細に説明すると、モータホルダ50は、その一方の側面(第1側面)50aを搬送ベルトユニット10の本体12の一方の側面12a(図1における本体12の奥側の面)に接触させる状態で取り付けられている。
この場合、モータ41は、モータホルダ50の他方の側面側(第2側面)50bに固定される。モータ41の駆動軸41aは、第1軸孔51に挿通され、その先端はモータホルダ50の一方の側面側50aに突出されており、その先端部に駆動軸41aの入力プーリ42が設けられる。また、モータホルダ50を本体12の中間位置に設置する場合、第1取付孔52及び第2取付孔53を用いて、テンションプーリ43,44が本体12に取り付けられる。このとき、両テンションプーリ43,44を、入力プーリ42と同様、モータホルダ50の一方の側面側50aに配置する。
入力プーリ42及びテンションプーリ43,44は、いずれも、搬送ベルトユニット10の本体12の下方に配置されており、上流側プーリ13及び下流側プーリ14に掛け渡される搬送ベルト11を、入力プーリ42及びテンションプーリ43,44に掛け渡すことができる(図1参照)。
このような構成のコンベア(中間駆動コンベア)1aのモータ41を作動させると、搬送ベルト11が駆動され、搬送物が搬送面上を搬送される。
なお、搬送ベルト11やプーリ13,14,42,43,44としては、種々のベルトやプーリを用いることができるが、搬送速度の安定性に優れており、重量の重い搬送物を搬送する際のベルトの滑りを防止できる点で、タイミングベルト及びタイミングプーリが好ましい。この点は、後述の各実施形態で用いられている搬送ベルトやプーリについても同様である。
また、本実施形態のコンベア1aにおいては、被循環駆動部材として搬送ベルト(タイミングベルト)を例に挙げて説明を行ったが、これに限定するものではない。例えば、タイミングベルトの代わりにチェーンを用いたチェーンコンベアであっても良い。チェーンコンベアの場合、各プーリ13,14,42,43,44としてのタイミングプーリの代わりに、スプロケットが用いられる。
本実施形態のコンベア(コンベアユニット)、具体的には、上流側プーリ13と下流側プーリ14との中間部にモータ41及び入力プーリ42が設置されたコンベア(中間駆動コンベア)は、モータ41及び入力プーリ42を取り外すことなく、プーリ13,14のテンションを緩めるだけで搬送ベルト11を取り外すことができ、メインテナンス等における取扱い性が極めて優れている。
第2実施形態
ところで、本発明のコンベアは、図1に示される態様の他に、例えば、図3に示される態様を実現することができるものである。
そこで、ここでは、図3に示されるコンベア(コンベアユニット)1bを、本発明の第2実施形態として説明する。なお、第1実施形態と共通の部材には同一の符号を付している。
本実施形態のコンベア1bでは、第1実施形態(図1参照)と異なり、アクチュエータユニット40は、図1での取付位置である中間取付位置よりも第1下流側プーリ14寄りの下流側取付部(一方側ホルダ取付位置の一つ)33に取り付けられている。
モータホルダ50を搬送ベルトユニット10の本体12の下流側取付部33に取り付けたとき、モータホルダ50の第3取付孔54(図2参照)は、本体12の下流側端部よりもさらに下流側に位置する。つまり、本体12の下流側取付部33に第4取付孔57を介してモータホルダ50を取り付けることで、コンベア1aのように第1下流側プーリホルダ24ではなく、第3取付孔54が下流側プーリ14の取付部となる。下流側プーリ14は、図3に示されるように、モータホルダ50における本体12と接触する一方の側面50a(図2参照)の側に配置される状態に設置される。
モータホルダ50の他方の側面側50bにおける窪み部54に、下流側プーリ14の回転軸をモータホルダ50に固定するための固定具58が取り付けられる(図1参照)。これによって、下流側プーリ14の回転軸を、モータホルダ50に対して安定して固定することができ、延いては、この回転軸に対して下流側プーリ14を安定して回転させることができる。また、窪み部54により、モータホルダ50に固定具58を取り付けた際、モータホルダ50の厚みが増すことを防止でき、延いてはコンベア幅が大きくなるのを防ぐことができる。
また、第1取付孔52に取り付けられた第1テンションプーリ44も、下流側プーリ14と同様、モータホルダ50の一方の側面50aの側に配置されている。なお、第2取付孔53を用いて第2テンションプーリ43を取り付けた構造でもよいが、より簡単な構成であるという点で、第1テンションプーリ44のみを用いる構成がより好ましい。
搬送ベルト11は、このように設置された下流側プーリ14、入力プーリ42、第1テンションプーリ44、及び上流側プーリ13に掛け渡されている。
これ以外の構成は、第1実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
そして、コンベア(ヘッド駆動コンベア)1bのモータ41を作動させると、搬送ベルト11が駆動され、搬送物が搬送面に沿って搬送される。
本実施形態のコンベア1bのように、下流側プーリ14の近傍にモータ41及び入力プーリ42を設けた構成であると、入力プーリ42の駆動力を搬送ベルト11を介して直接、下流側プーリ14に伝達することができ、モータ41の駆動力の伝達ロスが少なくなり、効率よく下流側プーリ14を回転させることができる。また第2テンションプーリ43が不要であり、構造の簡素化が実現されている。
本発明のコンベア1bは、中間駆動コンベア1a(図1参照)と同じ構成要素を用いつつ、さらに少ない構成要素で、アクチュエータユニット40がコンベアユニット10の搬送方向下流側に設置されたヘッド駆動コンベア1b(図3参照)を構成することができる。アクチュエータユニット40の取付位置を変更可能であれば、アクチュエータユニット40の位置を適宜選択することよって、より幅広い設置条件に対応することができる。つまり、本発明のコンベアは設置環境への適応性に優れている。
第3実施形態
また、本発明のコンベア(コンベアユニット)は、図3に示される態様の他に、図4に示される態様を実現することができるものである。
そこで、ここでは、図4に示されるコンベア(ヘッド駆動コンベア)1cを、本発明の第3実施形態として説明する。なお、第2実施形態と共通の部材には同一の符号を付している。
図4に示されるコンベア1cは、実施形態2(図3参照)と異なり、アクチュエータユニット40が搬送ベルトユニット10の本体12の他方の側面側12bに設けられている。
本実施形態では、下流取付部33に取り付けられたモータホルダ50は、その他方の側面(第2側面)50bを本体12の他方の側面12bに接触させる状態で取り付けられている(他方側ホルダ取付位置の一つ)。
この場合、モータ41は、モータホルダ50の一方の側面側50aの取付部(第1アクチュエータ取付部)51aに固定され、一方の側面側50aに配置される。モータ41の駆動軸41a(図1参照)は第1軸孔51(図2参照)に挿通されて、モータホルダ50の他方の側面側50bに突出されており、突出された駆動軸41aの先端に接続された入力プーリ42は、モータホルダ50の他方の側面側50bに配置される。また、第1取付孔52を用いて取り付けられている第1テンションプーリ44も、入力プーリ42と同様、他方の側面側50bに配置されている。
入力プーリ42及び第1テンションプーリ44は、いずれも、搬送ベルトユニット10の本体12の下方に配置されており、上流側プーリ13及び下流側プーリ14に掛け渡される搬送ベルト11を、入力プーリ42及び第1テンションプーリ44に掛け渡すことができる(図3参照)。そして、モータ41を作動させると、搬送ベルト11が駆動され、搬送物が搬送面に沿って搬送される。
さらに、モータホルダを、図5に示すように、本体12の他方側側面12bの中間取付位置31(他方側ホルダ取付位置の一つ)に取り付けたコンベアユニット(中間駆動コンベア)1dであってもよい。
このように、第1実施形態のコンベア1a、第2実施形態のコンベア1b、及び第3実施形態のコンベア1c,1dで用いるモータホルダ50は、モータホルダ50の両側面のいずれ側にもモータ50を設置可能であり、モータホルダ50の両側面のいずれ側にもテンションプーリ43,44を設置可能である。このような取付構造を備えるモータホルダ50では、搬送ベルトユニット10の本体12の一方の側面側12aにモータホルダ50を設置する場合は、本体12の一方の側面12aにモータホルダ50の一方の側面50aが接触され(図1参照)、本体12の他方の側面側12bにモータホルダ50を設置する場合は、本体12の他方の側面12bにモータホルダ50の他方の側面50bが接触される(図3参照)。したがって、仮に、モータホルダ50の配置を本体12の一方側から他方側に変更する(モータ41の配置を本体12の一方側から他方側に変更する)場合は、モータホルダ50の側面の向きを反転させることなく、モータホルダ50の本体12との接触面を一方の側面50aから他方の側面50bに変えることで、配置変更が可能である。
また、このようにアクチュエータユニット40が取り付けられる取付けサイドを変更可能であれば、アクチュエータユニット40の取付けサイドを適宜選択することによって、コンベアの設置条件として、より幅広い設置条件に対応することができる。つまり、本発明のコンベアは設置環境への適応性に優れている。
第4実施形態
次に、搬送ベルトユニットを複数列備えるコンベア2aについて説明する。
図6に示されるように、本実施形態のコンベア2aは、第1列の搬送ベルトユニット1a(駆動用のコンベアユニット)と、第2列の搬送ベルトユニット3(従動用のコンベアユニット)とで構成されている。
第1列の搬送ベルトユニット1aは、第1実施形態のコンベア1aと同一の構成である。
そこで、第1実施形態のコンベア1aと共通の構成には同一の符号を付して説明を省略する。ただし、第1列の搬送ベルトユニット1a及び第2列の搬送ベルトユニット3の両方が備えている同様の構成については、必要に応じて、駆動用のコンベアユニット1aの構成の名称に「第1」を付し、従動用のコンベアユニット3の構成の名称に「第2」を付している。
図6に示されるように、従動用のコンベアユニット3は、第2本体(第2の本体)62と、第2本体62の両端に配置された両端プーリ63,64と、両端のプーリ63,64を回転可能に支持するプーリホルダ73,74と、両端プーリ63,64に掛け渡された第2搬送ベルト(従動ベルト)61と、を備えている。図7に示すように、駆動用のコンベアユニット1aと従動用のコンベアユニット3とは、伝達軸65及び連結部材66を介して連結される。
第2本体62は、その両端部に、プーリホルダ73,74を取付け可能な第2上流側取付部81及び第2下流側取付部82を備えている。各取付部81,82は、それぞれ2つの取付孔(図6の第1本体12の上流側取付部32の取付孔32a及び下流側取付部33の取付孔33a参照)を備えている。
両端プーリ63,64の一方は、コンベアユニット2aの搬送方向Tの上流側に位置する第2上流側プーリ63であり、他方は、搬送方向Tの下流側に位置する第2下流側プーリ64である。
第2上流側プーリホルダ73は、第2本体62への取付けに用いられる取付孔73aと、長孔23bと同様の長孔73bとを備えており、第2本体62の第2上流側取付部81に取り付けられる。同様に、第2下流側プーリホルダ74は、第2本体62への取付けに用いられる取付孔74aを備えており、第2本体62の第2下流側取付部82に取り付けられる。
なお、第2上流側プーリ63及び第2上流側プーリホルダ73と、第2下流側プーリ64及び第2下流側プーリホルダ74の構造は、第1実施形態のコンベア1aの場合とは取付面が異なっているが、構造は同様である。すなわち、第1上流側プーリ13及び第1上流側プーリホルダ23、第1下流側プーリ14及び第1下流側プーリホルダ24と面対称の配置であること以外、同様である。また、第2上流側プーリ63及び第2下流側プーリ64の少なくとも一方がスライド及び固定可能であれば良い点も同様である。そこで、ここでは、構成の説明について省略することがある。
伝達軸65は、搬送面における搬送方向と直交する方向に沿って延びる軸であり、第2下流側プーリ64の回転軸と第1下流側プーリ14の回転軸とを一体に連結する。第1下流側プーリ14の回転が伝達軸65を介して第2下流側プーリ64に伝達され、両下流側プーリ14,64が同期して回転される。なお、伝達軸65と第1下流側プーリ14及び第2下流側プーリ64との連結部の構成は周知の構成であり、ここでは図示及び説明を省略する。
本実施形態のコンベアユニット2aでは、第一列の搬送ベルトユニット1aの第1下流側プーリ14は、入力プーリ42よりもベルト移動方向Dの上流側に配置されている。また、両搬送ベルトユニット1a,3の下流側プーリ14,64は、同一の回転軸上に配置されており、伝達軸65は、両搬送ベルト11,61の環状の軌道の内側の位置に配置されている。さらに、入力プーリ42が取り付けられた駆動軸41aは、第1搬送ベルト11の環状の軌道の内側の位置であって、しかも前記第2搬送ベルト62の環状の軌道の外側の位置に配置されている。これによって、入力プーリ42から第1搬送ベルト11に搬送駆動力が入力されて第1下流側プーリ14が回転すると、これに連動して第2列の搬送ベルトユニット3の第2下流側プーリ64が回転され、全ての搬送ベルト11,61が同期してベルト移動方向Tに移動される。
より具体的に説明すると、図8に示す第2搬送ベルト61は、第2上流側プーリ63及び第2下流側プーリ64(共に図示せず)に掛け渡されており、搬送ベルトユニット1a(図示せず)における第1搬送ベルト11よりも長さが短い。言い換えると、搬送面のセンターラインを通る鉛直面を面対称の基準面(以下、面対称の基準面という)を中心にすると、第1搬送ベルト11と第2搬送ベルト61とが非対称である。
上述したように、第2下流側プーリ64は、伝達軸65によって第1下流側プーリ14に連結されており、第1下流側プーリ14が回転すると同期して回転される。したがって、第2列の搬送ベルトユニット3は、第2搬送ベルト61を駆動させるアクチュエータユニットが不要である。アクチュエータユニットがなければ、コンベアが小型になり、様々な場所に容易に設置することができる。また、上述の伝達軸65を用いた回転力の伝達機構は構造が簡単であるので、組立てやメインテナンス等における取り扱い性に優れている。
連結部材66は、搬送面における搬送方向と直交する方向に沿って延びる棒状の部材であり、第1本体12の一方の側面12aと第2本体62の一方の側面62aとの間に介在して設けられる。連結部材66により、第1列の搬送ベルトユニット1aと第2列の搬送ベルトユニット3とが一体に固定される。なお、連結部材66の両端における第1本体12及び第2本体62との連結部の構成は、ねじなどの取付具を用いる周知の構成であり、ここでは図示及び説明を省略する。
以上より、本実施形態のコンベアユニット2aは、面対称の基準面を中心にすると、第1搬送ベルト11及び第2搬送ベルト61のベルト長さ、及びアクチュエータユニット40の有無において、非対称なコンベアであると言える。
第5実施形態
次に、搬送ベルトユニットを複数列備えるコンベア2bについて説明する。
図9に示されるように、本実施形態のコンベア2bは、第1列の搬送ベルトユニット1b(駆動用のコンベアユニット)と、第2列の搬送ベルトユニット3(従動用のコンベアユニット)とで構成されている。
第1列の搬送コンベアユニット1bは、第2実施形態のコンベア1bと同一の構成である。
このため、第2実施形態のコンベア1bと共通の構成には同一の符号を付して説明を省略する。また、第2列の搬送コンベアユニット3は、第4実施形態の第2列の搬送コンベアユニット3と同一の構成である。
そこで、ここでは、第5実施形態のコンベア2bの特徴的な構成について説明し、第2実施形態や第4実施形態と共通の構成については説明を省略する。ただし、第1列の搬送ベルトユニット1b及び第2列の搬送ベルトユニット3の両方が備えている同様の構成については、必要に応じて、駆動用のコンベアユニット1aの構成の名称に「第1」を付し、従動用のコンベア2aの構成の名称に「第2」を付している。
本実施形態の第1列の搬送ベルトユニット1bでは、アクチュエータユニット40は、搬送ベルトユニット10の本体12の一方側の側面12aの下流側取付部33に取り付けられている。
このとき、モータホルダ50及びモータ41は、本体12の一方の側面12a側に配置されている。そして、下流側取付部33に設置されたモータホルダ50の第3取付孔54を用いて下流側プーリ14がモータホルダ50に取り付けられている。すなわち、第3取付孔54 及び下流側プーリ14の位置が伝達軸65の配置位置とされる。したがって、伝達軸65は、第3取付孔54を貫通して第1下流側プーリ14に連結されている。図11に示す第2搬送ベルト61は、第2上流側プーリ63及び第2下流側プーリ64(共に図示せず)に掛け渡されており、搬送ベルトユニット1b(図示せず)における第1搬送ベルト11よりも長さが短い。言い換えると、面対称の基準面を中心にすると、第1搬送ベルト11と第2搬送ベルト61とが非対称である。
モータホルダ50の第3取付孔54内に図示しないベアリングが設けられ、モータホルダ50の一方の側面側50a及び他方の側面側50bにおける窪み部54に、それぞれ固定具58,58が取り付けられる。そして、このベアリングを挿通させて伝達軸65が設けられる。この固定具58,58により、ベアリングのモータホルダ50からの飛び出しが防止され、伝達軸65を安定して回転させることができる。
モータホルダ50の第3取付孔54から突出された伝達軸65の端部に、第1下流側プーリ14が設けられる。本実施の形態における第1下流側プーリ14におけるプーリ本体と伝達軸65との間にはベアリングは設けられず、プーリ本体と伝達軸65とは直結される。これによって、モータ41の回転駆動力が入力プーリ42から第1搬送ベルト11を介して第1下流側プーリ14に伝達されると、” すべり”を生じることなく、伝達軸65を介して第2下流側プーリ64に伝達される。
これ以外の構成は、第2実施形態のコンベアや第4実施形態の第2列の搬送ベルトユニットと同様であるので、ここでは説明を省略する。
上述のように、本実施形態のコンベア2bは、アクチュエータユニット40を本体12の下流側端部に取り付ける場合であっても、第一列の搬送ベルトユニット1bに第2列の搬送ベルトユニット3を連結させることができる。そして、本実施形態のコンベア2bは、モータホルダ50を用いることで、アクチュエータユニット40を本体12の下流側端部であって、本体12の一方の側面12a側に取り付けた場合であっても、第一列の搬送ベルトユニット1bに第2列の搬送ベルトユニット3を連結させることができる。
以上より、本実施形態のコンベアユニット2bは、面対称の基準面を中心にすると、第1搬送ベルト11及び第2搬送ベルト61のベルト長さ、及びアクチュエータユニット40の有無において、非対称なコンベアであると言える。
上述のモータホルダ50を用いれば、アクチュエータユニット40を本体12の様々な位置に設置することができる。アクチュエータユニット40の取付位置が様々な位置に変更可能であるため、1種類のアクチュエータユニット40を用いて、図1、図3−図6、及び図9に示す様々なコンベアに対応させることができる。すなわち、アクチュエータユニット、搬送ベルト、上流側プーリ、下流側プーリ、本体、及び伝達軸という最小限の構成要素だけで多種多様なコンベアを構成することができる。また、コンベアの構成は、搬送ワークやコンベアの設置条件に左右されるが、容易、かつ、少ない部品在庫で(安価に)コンベアを構成することができる。このように、本発明のコンベアは設置環境への適応性に優れている。また、このような構成を最小限の部品数を用いて簡単な構造で実現しており、組立てやメインテナンスの際の取扱い性に極めて優れている。
また、コンベアを構成する複数列の搬送ベルトユニットの数は2列に限られず、図12に示されるように、1つの駆動用の搬送ベルトユニット1bに、2つ以上の従動用の搬送ベルトユニット3を、伝達軸65及び連結部材66を介して連結した構成であってもよい。
本発明にかかるコンベアは、部品などの搬送物を搬送する装置として、産業上有用である。

Claims (16)

  1. 複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを備えるコンベアユニットであって、
    前記コンベアユニットは、コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、これらのプーリに掛け渡された前記搬送ベルトと、当該搬送ベルトに搬送駆動力を供給するアクチュエータを備えたアクチュエータユニットとを備える駆動用のコンベアユニットであり、
    前記アクチュエータユニットは、前記アクチュエータの搬送駆動力を前記搬送ベルトに伝達する入力プーリを備え、
    前記搬送ベルトは、前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡された第1搬送ベルトである、コンベアユニット。
  2. 複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを複数列備えるコンベアであって、
    コンベア搬送方向の上流側に位置する第1上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する第1下流側プーリと、これらのプーリに掛け渡された第1搬送ベルトと、当該第1搬送ベルトに掛けられた入力プーリと、当該入力プーリを介して搬送駆動力を供給するアクチュエータとを備える駆動用のコンベアユニットと、
    コンベア搬送方向の上流側に位置する第2上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する第2下流側プーリと、前記第2上流側プーリ及び前記第2の下流側プーリに掛け渡される第2搬送ベルトとを備える搬送ベルトユニットで構成される従動用のコンベアユニットと、を備え、
    さらに、前記第1下流側プーリと前記第2下流側プーリとの間でプーリの回転力を伝達する伝達軸を、備える、コンベア。
  3. 複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを複数列備えるコンベアであって、
    前記搬送ベルトユニットは、コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、を備え、
    複数の前記搬送ベルトユニットのうち、第一列の前記搬送ベルトユニットは、第1搬送ベルトと、当該第1搬送ベルトに搬送駆動力を供給するアクチュエータと、該アクチュエータに連結され、前記第1搬送ベルトに搬送駆動力を伝達する入力プーリと、を更に備える駆動用の搬送ベルトユニットであり、残りの列の前記搬送ベルトユニットは、従動用の搬送ベルトユニットであり、
    第一列の前記搬送ベルトユニットは、第1の前記上流側プーリ、第1の前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡される前記第1搬送ベルトを備え、
    残りの列の従動用の前記搬送ベルトユニットは、それぞれ、第2の前記上流側プーリ及び第2の前記下流側プーリに掛け渡され、前記第1搬送ベルトよりも長さが短い第2搬送ベルトを備え、
    第1の前記下流側プーリと、残りの列の前記搬送ベルトユニットが備える第2の前記下流側プーリとの間でプーリの回転力を伝達する伝達軸をさらに備える、
    コンベア。
  4. 前記第1下流側プーリの近傍に、駆動用の前記搬送ベルトユニットにおける前記アクチュエータ及び前記入力プーリを設けたヘッド駆動コンベアである、
    請求項3に記載のコンベア。
  5. 前記第1上流側プーリと前記第1下流側プーリとの中間部に、駆動用の前記搬送ベルトユニットにおける前記アクチュエータ及び前記入力プーリを設けた中間駆動コンベアである、
    請求項3に記載のコンベア。
  6. 前記搬送ベルトユニットは、前記上流側プーリを保持する第1プーリホルダと、前記下流側プーリを保持する第2プーリホルダと、を備え、
    前記第1プーリホルダ及び前記第2プーリホルダの少なくとも一方は、前記コンベア搬送方向に沿った長孔を備え、
    前記上流側プーリ及び前記下流側プーリの少なくとも一方は、前記長孔に沿ってスライド自在であり、長孔における所望の位置で前記プーリホルダに固定される請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のコンベア。
  7. 前記第1搬送ベルト及び前記第2搬送ベルトは、タイミングベルトであり、
    前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリは、タイミングプーリである、請求項3から請求項6のいずれか一項に記載のコンベア。
  8. 前記駆動用搬送ベルトユニットは、前記第1上流側プーリ及び前記第1下流側プーリを支持する支持部材を備えており、
    当該支持部材の両端部に、前記第1上流側プーリと前記第1下流側プーリとが支持されており、
    当該支持部材には、前記駆動用搬送ベルトユニットに前記アクチュエータを固定する際に用いられるプレート部材を取付け可能であり、
    当該プレート部材は、前記支持部材の搬送方向下流側もしくは中間部の位置に配置されたプレート取付位置に取付け可能であり、
    当該下流側のプレート取付位置としては、前記支持部材の一方の側面に面する一方側プレート取付位置と、他方の側面に面する他方側プレート取付位置とが設けられており、
    前記プレート部材は、前記一方側プレート取付位置に取り付けられるときに前記一方の側面に接する第1側面と、前記他方側プレート取付位置に取り付けられるときに前記他方の側面に接する第2側面と、前記伝達軸を挿通可能な第2軸孔と、当該プレート部材に固定された前記アクチュエータの前記駆動軸が挿通される第1軸孔とを備えており、
    前記第2軸孔は、前記プレート部材を前記プレート取付位置に取り付けたときに、前記伝達軸の回転軸上に配置される位置に形成されており、
    前記プレート部材は、前記第1側面に形成された第1アクチュエータ取付部と、第2側面側に形成された第2アクチュエータ取付部とを備えており、
    前記第1アクチュエータ取付部は、前記プレート部材を前記他方側プレート取付位置に取り付ける場合の前記アクチュエータの固定位置であり、
    前記第2アクチュエータ取付部は、前記プレート部材を前記一方側プレート位置に取り付ける場合の前記アクチュエータの固定位置である、請求項3に記載のコンベア。
  9. 前記プレート部材は、さらに、前記プレート取付位置よりも前記第1下流側プーリ寄りの別のプレート取付位置に取付け可能である、請求項8に記載のコンベア。
  10. コンベアに搬送駆動力を供給するアクチュエータを保持するコンベア用のアクチュエータホルダであって、
    前記アクチュエータホルダはプレート部材であり、
    前記プレート部材は、
    その下側中央部に、前記アクチュエータの駆動軸が挿通される第1軸孔を備え、
    その中間両側部に、コンベアの被循環駆動部材が掛け渡され、該被循環駆動部材にテンションを付与するテンションプーリが取り付けられる第1取付孔及び第2取付孔を備え、
    その上側一端部に、コンベア搬送方向の下流側に設けられる下流側プーリが配置される第3取付孔を備える、
    アクチュエータホルダ。
  11. 前記プレート部材は、更に、
    その上側一端部の少なくとも一方の面に、少なくとも前記第3取付孔を含む領域に窪み部を備える、
    請求項10に記載のアクチュエータホルダ。
  12. 複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを備えるコンベアであって、
    前記搬送ベルトユニットは、
    コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、
    コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、
    搬送駆動力を供給するアクチュエータと、
    該アクチュエータに連結され、搬送駆動力を第一列の前記搬送ベルトに伝達する入力プーリと、
    前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡される前記搬送ベルトと、を備え、
    該搬送ベルトユニットの前記下流側プーリの近傍に、請求項10又は請求項11に記載のアクチュエータホルダを設け、
    該アクチュエータホルダの前記第1軸孔に前記アクチュエータ及び前記入力プーリを設け、
    前記第1取付孔に前記テンションプーリを設け、
    前記第3取付孔に前記下流側プーリを設けた、
    ヘッド駆動コンベア。
  13. 前記第1軸孔は、前記入力プーリを挿通可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項12に記載のヘッド駆動コンベア。
  14. 複数のプーリに掛け渡された搬送ベルトによりワークを搬送する搬送ベルトユニットを備えるコンベアであって、
    前記搬送ベルトユニットは、
    コンベア搬送方向の上流側に位置する上流側プーリと、
    コンベア搬送方向の下流側に位置する下流側プーリと、
    搬送駆動力を供給するアクチュエータと、
    該アクチュエータに連結され、搬送駆動力を第一列の前記搬送ベルトに伝達する入力プーリと、
    前記上流側プーリ、前記下流側プーリ、及び前記入力プーリに掛け渡される前記搬送ベルトと、を備え、
    該搬送ベルトユニットの前記上流側プーリと前記下流側プーリとの中間部に、請求項10は請求項11に記載のアクチュエータホルダを設け、
    該アクチュエータホルダの前記第1軸孔に前記アクチュエータ及び前記入力プーリを設け、
    前記第1取付孔及び前記第2取付孔に前記テンションプーリをそれぞれ設けた、
    中間駆動コンベア。
  15. 前記第1軸孔は、前記入力プーリを挿通可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項14に記載の中間駆動コンベア。
  16. 前記第一列の搬送ベルトユニットの前記第1下流側プーリは、前記入力プーリよりもベルト移動方向の上流側に配置されており、
    各搬送ベルトユニットの下流側プーリは、同一の回転軸上に配置されており、
    前記伝達軸は、全ての搬送ベルトの環状の軌道の内側の位置に配置され、
    前記入力プーリが取り付けられた前記駆動軸は、第1搬送ベルトの環状の軌道の内側の位置であって、しかも前記第2搬送ベルトの環状の軌道の外側の位置に配置され、
    前記入力プーリから前記第1搬送ベルトに搬送駆動力が入力されて前記第1下流側プーリが回転すると、これに連動して前記残りの搬送ベルトユニットの下流側プーリが回転し、全ての搬送ベルトが同期してベルト移動方向に移動する請求項8に記載のコンベア。
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