JP6667478B2 - ワーク搬送用パレット移送装置 - Google Patents
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Description
かかる装置を用いて移送される商品価値が上昇するに従い、前記パレット移送装置の高精度化、高速化及び清浄化の要請が強くなり、初期的に発生する摩耗に伴う伸び、運転中の雑音及び潤滑油による商品の汚染などの問題化が顕在化することとなった。
前記タイミングベルトは、高精度化の面で有利であるばかりでなく、質量が圧倒的に小さく低慣性であるため、高速運転に有利であり、静粛性及び清潔性の面でも有利である。
而して、連結用の治具をタイミングベルトに付設することとなるが、タイミングベルトそのものをその様な機能を奏する形状に成形することは困難である。
また、その様な機能を与えるために、タイミングベルトに穴あけ等の加工を施すことは、強度面でも位置精度面でも不利となり、タイミングベルト本来の有利さを喪失することともなる。
一方で、スプロケットの歯が短ければ、チェーンを確実に送ることができず緩みや滑りが生じるという問題がある。
例えば、複雑な加工や組立など比較的広い作業面積を要する工程では、パレットの移送間隔を大きく取る必要がある一方、組立後の検査工程において、画像処理装置のカメラ等が設置できる程度の狭い作業面積で十分な工程では、パレットの移送間隔を小さくしてもよい場合がある。
その際、前記置換手段に、各ガイドレールの一部に存在するパレットの移乗軌道を、前記無端チェーンの継手ピン間の複数倍間隔で複数備え、パレットの移送間隔の変更などに利用することができる。
図1に示す移送装置は、ワーク(図示省略)を着脱自在に搭載するパレット1と、当該パレット1の移送軌道となるガイドレール2と、当該パレット1を着脱自在に支持し前記ガイドレール2と平行に架設され金属製のチェーンを用いた無端チェーンモジュール3を備える。
図1に示す例は、パレット部1aと、連結部1bと、両者に段差を与えて連結する中継部1cを備える。
当該例のパレット部1aは、その上面から起立する固定ピン9を備え、前記連結部1bは、その下面に前記連結ピン8が垂設されている(図3参照)。
前記パレット1の連結ピン8は、前記無端チェーンの隣接する継手ピン3c、3c間に差し入れられる。
この例において、前記巻着スプロケット5,5は、前記ベーススプロケット4,4の下位に近接して配置され、前記張出スプロケット6,6は、前記巻着スプロケット5,5と同じ高さに近接して配置される(図2参照)。
また、この例の前記ベーススプロケット4は、従動歯車であり、その歯高は、前記無端チェーンの継手ピン3cの三分の一以上半径未満とされている(図4及び図6参照)。
この例の前記巻着スプロケット5は、少なくとも一方は前記駆動手段7の駆動軸に連結された駆動歯車であり、その歯高は、少なくとも前記外リンク3bの幅(図2の上下方向)程度に設定されている(図7参照)。
前記張出スプロケット6は、従動歯車であり、その歯高は、少なくとも前記外リンク3bの幅程度に設定されている(図7参照)。
逆に、前記ベーススプロケット4の歯高が比較的低く設定されていることによって、前記無端チェーンの継手ピン3c,3c間に形成される空間で連結ピン8を保持する能力を高めることができる。
図8に示す例は、前記連結部1bの下面に前記連結ピン8を二本並列に備えるパレット1を用い、相等しい仕様の前記無端チェーンモジュール3を、各々の端部が並走する複線部分を設けつつ二本の連結ピン8,8間と等しい間隔を隔てて互い違いに且つ平行に配置したパレット移送装置である(図8参照)。
前記パレット1の移送軌道となるガイドレール2は、当該ガイドレール2に近い方の連結ピン8から一定距離はなれた位置に設置され、その長さは、前記無端チェーンモジュール3の長さの約2倍となる。
この例においては、二つの無端チェーンモジュール3,3のいずれか一方の巻着スプロケット5,5を駆動スプロケットとし、前記協働スプロケット4,4を介して、両無端チェーンモジュール3,3の同期循環を実現している。
また、この例は、前記主レール2及び副レール10の一部を共用レール20として交互に当て嵌める置換手段12を備える。
また、この例における前記置換手段12は、前記主レール2と前記副レール10との間で、各レール2,10の始端及び終端となる短いレール(前記共用レール20,20)を正確に行き来させるエアシリンダである。
前記共用レール20,20は、当該エアシリンダの置換軌道を規制するための置換ガイド21を保持する複数のホルダ22を備え、前記置換ガイド21に沿って前記主レール2の始端(図面左端)と前記副レール10の終端(図面左端)間、及び前記主レール2の終端(図面右端)と前記副レール10の始端(図面右端)間を行き来する。
この例の前記副連結ピン23は、移送軌道に沿って長い扁平な形状に成形されている。
前記主レール2の始端側においては、前記主レール2上にあるパレット1の副連結ピン23は、前記共用レール20が前記主レール2の始端に到達した際に、前記送りチェーンモジュール13の前記継手ピン3c,3c間に挿入され、前記送りチェーンモジュール13によって、主チェーンモジュール3の前記継手ピン3c,3c間に前記連結部1bの下面に垂設された連結ピン(以下「主連結ピン8」という)が挿入されるに至るまで移送される。
前記パレット1が前記所定のステーションに達した際、当該パレット1を載せた共用レール20は、前記置換手段12によって、前記副レール10の右端に移送される。
この例において、各ステーションは、左右共用レール20,20上のパレット1の移乗軌道を規制するために平行に敷かれた3本の移乗ガイド24,24,24の位置に設定される。
この例の各移乗ガイド24は、前記無端チェーンの継手ピン3c,3c間の複数倍間隔で設定され、前記共用レール20の最も内側の位置(第一地点)する移乗ガイド24から4ピッチ隔てた位置(第二地点)及び6ピッチ隔てた位置(第三地点)に、当該副レール10に対して直角に固定される。
尚、前記張出スプロケット6や前記巻着スプロケット5を、前記駆動スプロケットとすることもできる。
1a パレット部,1b 連結部,1c 中継部,1d レールホルダ,
2 ガイドレール,
3 無端チェーンモジュール,
3a 内リンク,3b 外リンク,3c 継手ピン,
4 ベーススプロケット,5 巻着スプロケット,6 張出スプロケット,
7 駆動手段,
8 連結ピン,9 固定ピン,
10 副レール,11 副チェーンモジュール,
12 置換手段,13 送りチェーンモジュール,14 迎えチェーンモジュール,
15 終端スプロケット,16 始端スプロケット,
17 溝,18 中継ギア,19 中継ギア,
20 共用レール,21 置換ガイド,22 ホルダ,
23 副連結ピン,24 移乗ガイド,25 ローラ,
Claims (6)
- ワークを着脱自在に搭載するパレットと、前記パレットに保持され当該パレットの移送軌道となるガイドレールと、前記パレットを着脱自在に連結し前記ガイドレールと平行に架設された無端チェーンモジュールを備え、
前記パレットは、前記チェーンの隣接する継手ピン間に差し入れる連結ピン、及び前記ガイドレールを保持するレールホルダを備え、
前記無端チェーンモジュールは、対をなすリンクを継手ピンで連結した無端チェーンと、当該無端チェーンの支持辺を循環可能に支持する一対のベーススプロケットと、前記一対のベーススプロケットの内側に配置され前記無端チェーンの下辺に外側から掛かり当該無端チェーンの下辺を隣接するベーススプロケットの下端より上位に引き上げる一対の巻着スプロケットと、前記一対の巻着スプロケットの内側に配置され前記無端チェーンの下辺に内側から掛かる張出スプロケットと、前記スプロケットのいずれかに前記無端チェーンを循環させる駆動力を与える駆動手段を備えることを特徴とするワーク搬送用パレット移送装置。 - 前記ベーススプロケットの歯高を、前記無端チェーンの継手ピンの半径未満とした請求項1に記載のワーク搬送用パレット移送装置。
- 前記パレットは、前記連結ピンを二本並列に備え、
前記無端チェーンモジュールを、各々の前記支持辺が並走する複線部分を設けつつ前記連結ピンの間隔を隔てて各無端チェーンモジュールの循環を同期させ且つ平行に配置した請求項1又は請求項2のいずれかに記載のワーク搬送用パレット移送装置。 - 前記ガイドレールを、間隔を隔てて平行に配置し、
各ガイドレールの一部を交互に当て嵌める置換手段を備える請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のワーク搬送用パレット移送装置。 - 前記置換手段に、各ガイドレールの一部に存在するパレットの移乗軌道を、前記無端チェーンの継手ピン間の複数倍間隔で複数備える請求項4に記載のワーク搬送用パレット移送装置。
- 前記無端チェーンモジュールの一方の端部に送りチェーンモジュールを備え、前記無端チェーンモジュールの他方の端部に迎えチェーンモジュールを備え、
前記パレットは、前記送りチェーンモジュール及び前記迎えチェーンモジュールの隣接する継手ピン間に差し入れる副連結ピンを備える請求項4又は請求項5のいずれかに記載のワーク搬送用パレット移送装置。
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