JP3379668B2 - アナログ信号加算装置およびそれを用いたファクシミリ装置 - Google Patents
アナログ信号加算装置およびそれを用いたファクシミリ装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ信号加算装置
およびそれを用いたファクシミリ装置に関し、特に加算
の割合を多段階に変えることが可能な加算装置およびそ
れを用いたファクシミリ装置に関するものである。
およびそれを用いたファクシミリ装置に関し、特に加算
の割合を多段階に変えることが可能な加算装置およびそ
れを用いたファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレベル調整装置としては、例え
ば、特開平2−174410号公報に記載された『電子
ボリューム装置』や、特開平3−126989号公報に
記載された『ディスプレイ用音量レベルの制御方法』が
ある。前者では、パルス幅変調PWM信号発生回路、L
PF、A/D変換器、マルチプレクサ、目標値レジス
タ、および比較器を具備し、先ず制御対象物の入力量お
よびPWM信号発生回路のハイレベルの基準電源電圧を
ラッチ回路にラッチしてCPUに送り、CPUでは、目
標値を目標値レジスタにセットした後、ラッチされた情
報をPWM信号発生回路の分母となるレジスタに、目標
値を分子となるレジスタにそれぞれ転送してセットし、
比較器により出力電圧の変化分を増減制御して、自動的
に最終目標値を出力する。これにより、高精度かつ高速
度でボリュームを自動調整することができる。また、後
者では、0レベルから特定レベルまでの間隔でPWM調
整を可能にすることにより、中心バーの設定を行って、
画面の色合を調整している。これにより、ディスプレイ
の音量レベルを容易に制御することができる。
ば、特開平2−174410号公報に記載された『電子
ボリューム装置』や、特開平3−126989号公報に
記載された『ディスプレイ用音量レベルの制御方法』が
ある。前者では、パルス幅変調PWM信号発生回路、L
PF、A/D変換器、マルチプレクサ、目標値レジス
タ、および比較器を具備し、先ず制御対象物の入力量お
よびPWM信号発生回路のハイレベルの基準電源電圧を
ラッチ回路にラッチしてCPUに送り、CPUでは、目
標値を目標値レジスタにセットした後、ラッチされた情
報をPWM信号発生回路の分母となるレジスタに、目標
値を分子となるレジスタにそれぞれ転送してセットし、
比較器により出力電圧の変化分を増減制御して、自動的
に最終目標値を出力する。これにより、高精度かつ高速
度でボリュームを自動調整することができる。また、後
者では、0レベルから特定レベルまでの間隔でPWM調
整を可能にすることにより、中心バーの設定を行って、
画面の色合を調整している。これにより、ディスプレイ
の音量レベルを容易に制御することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7は、従来のアナロ
グ信号レベル調整装置の一例を示す構成図である。図7
において、1は抵抗器の分圧を切り替えるアナログスイ
ッチ、2〜6は分圧するための抵抗器(R1〜R5)、
7はアナログ信号の入力部、8はアナログ信号の出力
部、9はアナログスイッチの制御を行う制御部である。
図7からも明らかなように、細かく調整するためには抵
抗Rの数が多く必要となり、その結果、アナログスイッ
チ1の切り替え段数も増加することになる。このよう
に、従来のアナログ信号レベル調整装置では、アナログ
スイッチを用い、抵抗器の分圧を切り替える方法を使っ
たものが多かった。しかしながら、細かく調整を行う場
合には、使用する抵抗器の個数が多くなるとともに、ア
ナログスイッチも、切り替えの段数が増加するという問
題があった。一方、従来のアナログ信号の加算装置につ
いては、オペアンプを使用したものが多く用いられてい
る。しかしながら、これらの加算装置においては、加算
する信号の割合は固定であり、加算信号の割合を変化さ
せることは不可能であった。本発明の第1の目的は、こ
れら従来の課題を解決し、抵抗器の分圧を切り替える構
成のものに比べて、少ない部品点数で多段階のレベル切
り替えが可能なアナログ信号レベル調整装置を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、上記アナログ信号
レベル調整装置を用いることにより、モニタ音量の調整
が容易にできるファクシミリ装置を提供することにあ
る。本発明の第3の目的は、オペアンプを用いた構成の
ものに比べて、2つの信号の割合を多段階に変化させる
ことが可能なアナログ信号加算装置を提供することにあ
る。本発明の第4の目的は、受信信号と送信信号の逆相
の信号を加算し、さらに加算の割合を多段階に変えられ
るようにして、受信信号に回り込んだ送信信号を完全に
除去することが可能なファクシミリ装置を提供すること
にある。
グ信号レベル調整装置の一例を示す構成図である。図7
において、1は抵抗器の分圧を切り替えるアナログスイ
ッチ、2〜6は分圧するための抵抗器(R1〜R5)、
7はアナログ信号の入力部、8はアナログ信号の出力
部、9はアナログスイッチの制御を行う制御部である。
図7からも明らかなように、細かく調整するためには抵
抗Rの数が多く必要となり、その結果、アナログスイッ
チ1の切り替え段数も増加することになる。このよう
に、従来のアナログ信号レベル調整装置では、アナログ
スイッチを用い、抵抗器の分圧を切り替える方法を使っ
たものが多かった。しかしながら、細かく調整を行う場
合には、使用する抵抗器の個数が多くなるとともに、ア
ナログスイッチも、切り替えの段数が増加するという問
題があった。一方、従来のアナログ信号の加算装置につ
いては、オペアンプを使用したものが多く用いられてい
る。しかしながら、これらの加算装置においては、加算
する信号の割合は固定であり、加算信号の割合を変化さ
せることは不可能であった。本発明の第1の目的は、こ
れら従来の課題を解決し、抵抗器の分圧を切り替える構
成のものに比べて、少ない部品点数で多段階のレベル切
り替えが可能なアナログ信号レベル調整装置を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、上記アナログ信号
レベル調整装置を用いることにより、モニタ音量の調整
が容易にできるファクシミリ装置を提供することにあ
る。本発明の第3の目的は、オペアンプを用いた構成の
ものに比べて、2つの信号の割合を多段階に変化させる
ことが可能なアナログ信号加算装置を提供することにあ
る。本発明の第4の目的は、受信信号と送信信号の逆相
の信号を加算し、さらに加算の割合を多段階に変えられ
るようにして、受信信号に回り込んだ送信信号を完全に
除去することが可能なファクシミリ装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記各目的を達成するた
め、本発明のアナログ信号加算装置は、設定されたパ
ルス幅に基づいてPWM信号を発生するPWM発生回路
(23)と、該PWM信号によりアナログ信号Aとアナロ
グ信号Bの切り替えを行うアナログスイッチ(26)と、
該アナログスイッチ(26)の出力信号を平滑にするフィ
ルタ(27)と、上記PWM信号のパルス幅を制御する制
御部(29)とを具備したことを特徴としている。また、
本発明のファクシミリ装置は、2線−4線変換部(3
5)に上記のアナログ信号加算装置(30,35)を設け、該
加算装置(35)のアナログ信号Aとして受信信号を、ア
ナログ信号Bとして送信信号の逆相の信号をそれぞれ用
い、ファクシミリの制御部(39)により上記アナログ信
号加算装置(35)のPWMパスル幅を送信信号の回り込
み量に合わせて制御することを特徴としている。
め、本発明のアナログ信号加算装置は、設定されたパ
ルス幅に基づいてPWM信号を発生するPWM発生回路
(23)と、該PWM信号によりアナログ信号Aとアナロ
グ信号Bの切り替えを行うアナログスイッチ(26)と、
該アナログスイッチ(26)の出力信号を平滑にするフィ
ルタ(27)と、上記PWM信号のパルス幅を制御する制
御部(29)とを具備したことを特徴としている。また、
本発明のファクシミリ装置は、2線−4線変換部(3
5)に上記のアナログ信号加算装置(30,35)を設け、該
加算装置(35)のアナログ信号Aとして受信信号を、ア
ナログ信号Bとして送信信号の逆相の信号をそれぞれ用
い、ファクシミリの制御部(39)により上記アナログ信
号加算装置(35)のPWMパスル幅を送信信号の回り込
み量に合わせて制御することを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明においては、PWM発生回路のパルス幅
を制御することにより、アナログスイッチで入力とグラ
ンドを切り替え、これをフィルタで平滑化すれば、任意
のレベルのアナログ信号を出力することができるので、
多段階のレベル切り替えが可能となる。従って、従来の
装置に比べて、少ない部品点数で多段階のレベル切り替
えができるアナログ信号レベル調整装置を実現できる。
同じようにして、PWM発生回路のパルス幅を制御する
ことにより、アナログスイッチで2つの入力を切り替
え、これをフィルタで平滑化すれば、2つの入力の割合
が変化するので、2つの入力信号の割合を多段階に変え
ることができる。従って、従来の装置に比べ、オペアン
プを用いることなく、簡単な回路で入力信号の割合を多
段階に切り替えられるアナログ信号加算装置を実現でき
る。また、上記アナログ信号レベル調整装置またはアナ
ログ信号加算装置をファクシミリ装置に組み込むことに
より、種々の効果が期待できる。すなわち、アナログ信
号レベル調整装置をファクシミリ装置に組み込んで、回
線モニタ信号を入力し、制御部でPWMのパルス幅を制
御することにより、モニタ音量の調整が容易にできる。
また、アナログ信号加算装置をファクシミリ装置に組み
込んで、送信信号と受信信号を2つのアナログ入力信号
とすることにより、受信信号と送信信号の逆相の信号を
加算し、加算の割合を多段階に変えられるので、例え
ば、受信信号に回り込んだ送信信号を除去する場合、回
り込んだ量に合わせて加算の割合を変えることにより、
きれいに回り込み信号を除去することができる。
を制御することにより、アナログスイッチで入力とグラ
ンドを切り替え、これをフィルタで平滑化すれば、任意
のレベルのアナログ信号を出力することができるので、
多段階のレベル切り替えが可能となる。従って、従来の
装置に比べて、少ない部品点数で多段階のレベル切り替
えができるアナログ信号レベル調整装置を実現できる。
同じようにして、PWM発生回路のパルス幅を制御する
ことにより、アナログスイッチで2つの入力を切り替
え、これをフィルタで平滑化すれば、2つの入力の割合
が変化するので、2つの入力信号の割合を多段階に変え
ることができる。従って、従来の装置に比べ、オペアン
プを用いることなく、簡単な回路で入力信号の割合を多
段階に切り替えられるアナログ信号加算装置を実現でき
る。また、上記アナログ信号レベル調整装置またはアナ
ログ信号加算装置をファクシミリ装置に組み込むことに
より、種々の効果が期待できる。すなわち、アナログ信
号レベル調整装置をファクシミリ装置に組み込んで、回
線モニタ信号を入力し、制御部でPWMのパルス幅を制
御することにより、モニタ音量の調整が容易にできる。
また、アナログ信号加算装置をファクシミリ装置に組み
込んで、送信信号と受信信号を2つのアナログ入力信号
とすることにより、受信信号と送信信号の逆相の信号を
加算し、加算の割合を多段階に変えられるので、例え
ば、受信信号に回り込んだ送信信号を除去する場合、回
り込んだ量に合わせて加算の割合を変えることにより、
きれいに回り込み信号を除去することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示すアナロ
グ信号レベル調整装置のブロック図である。図1におい
て、点線で囲まれた部分17が本発明のアナログ信号レ
ベル調整装置である。10はPWMのパルス幅を設定す
るためのデータセットレジスタ、11はデータセットレ
ジスタ10のデータに基づいてPWM信号を発生するP
WM発生回路、12はこのアナログ信号レベル調整装置
17に入力するアナログ信号、13はPWM発生回路1
1により生成されたPWM信号によって、アナログ信号
入力12とグランドGNDの切り替えを行うアナログス
イッチ、14はアナログスイッチ13から出力される信
号の平滑化を行うためのローパスフィルタ、15はフィ
ルタ14により平滑化されたアナログ信号であって、本
発明のアナログ信号レベル調整装置17の出力である。
また、16は、本発明のアナログ信号レベル調整装置の
制御を行う制御部である。
説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示すアナロ
グ信号レベル調整装置のブロック図である。図1におい
て、点線で囲まれた部分17が本発明のアナログ信号レ
ベル調整装置である。10はPWMのパルス幅を設定す
るためのデータセットレジスタ、11はデータセットレ
ジスタ10のデータに基づいてPWM信号を発生するP
WM発生回路、12はこのアナログ信号レベル調整装置
17に入力するアナログ信号、13はPWM発生回路1
1により生成されたPWM信号によって、アナログ信号
入力12とグランドGNDの切り替えを行うアナログス
イッチ、14はアナログスイッチ13から出力される信
号の平滑化を行うためのローパスフィルタ、15はフィ
ルタ14により平滑化されたアナログ信号であって、本
発明のアナログ信号レベル調整装置17の出力である。
また、16は、本発明のアナログ信号レベル調整装置の
制御を行う制御部である。
【0007】図2は、図1のアナログ信号レベル調整装
置によるアナログ信号の変化を示す動作波形図である。
先ず、図2(a)は、アナログ信号レベル調整装置に入
力されるアナログ信号である。この信号がアナログスイ
ッチ13を通過すると、アナログスイッチ13はPWM
信号によって常に切り替えが行われているため、図2
(b)に示すような信号になる。つまり、PWM信号に
よりアナログスイッチ13がアナログ信号入力12側に
接続されている時には、アナログ信号がそのまま出力さ
れ、PWM信号によりアナログスイッチ13がグランド
GND側に接続されている時には、グランドレベルが出
力される。さらに、図2(b)の信号がフィルタ14を
通過すると、波形が平滑されて図2(c)に示すような
信号になる。この図2(c)の信号は、図2(a)の信
号のレベルを変えたものである。ここで、PWMのパル
ス幅を変化させると、アナログスイッチ13から出力さ
れるときのアナログ信号の割合が変化するので、出力さ
れる信号のレベルも変化する。その結果、制御部16で
データセットレジスタ10に設定するパルス幅のデータ
を変化させることにより、PWMのパルス幅が変化し
て、任意のレベルのアナログ信号を出力することができ
る。
置によるアナログ信号の変化を示す動作波形図である。
先ず、図2(a)は、アナログ信号レベル調整装置に入
力されるアナログ信号である。この信号がアナログスイ
ッチ13を通過すると、アナログスイッチ13はPWM
信号によって常に切り替えが行われているため、図2
(b)に示すような信号になる。つまり、PWM信号に
よりアナログスイッチ13がアナログ信号入力12側に
接続されている時には、アナログ信号がそのまま出力さ
れ、PWM信号によりアナログスイッチ13がグランド
GND側に接続されている時には、グランドレベルが出
力される。さらに、図2(b)の信号がフィルタ14を
通過すると、波形が平滑されて図2(c)に示すような
信号になる。この図2(c)の信号は、図2(a)の信
号のレベルを変えたものである。ここで、PWMのパル
ス幅を変化させると、アナログスイッチ13から出力さ
れるときのアナログ信号の割合が変化するので、出力さ
れる信号のレベルも変化する。その結果、制御部16で
データセットレジスタ10に設定するパルス幅のデータ
を変化させることにより、PWMのパルス幅が変化し
て、任意のレベルのアナログ信号を出力することができ
る。
【0008】図3は、本発明の第2の実施例を示すアナ
ログ信号レベル調整装置を具備したファクシミリ装置の
構成図である。図1に示すアナログ信号レベル調整装置
をファクシミリ装置の回線信号モニタ回路に使用した場
合、図3に示すように制御部21により制御され、出力
装置としてスピーカ回路20が接続される。18がアナ
ログ信号レベル調整装置、19はファクシミリ装置の回
線モニタ信号で、図1に示すアナログ信号レベル調整装
置17のアナログ信号入力部12に入力される。20
は、アナログ信号レベル調整装置17のアナログ信号出
力15から出力されるアナログ信号を音声に変換するス
ピーカ回路である。このスピーカ回路20に入力される
アナログ信号は、回線モニタ信号19をアナログ信号レ
ベル調整装置18でレベルを変えたものである。21
は、ファクシミリ装置の制御部であって、アナログ信号
レベル調整装置18の制御を行う。この制御部21でP
WMのパルス幅を制御することにより、スピーカ回路2
0に入力される回線モニタ信号19のレベルを変えるこ
とができるので、スピーカ回路20から出力される回線
モニタ音の音量を任意の値に設定することが可能にな
る。
ログ信号レベル調整装置を具備したファクシミリ装置の
構成図である。図1に示すアナログ信号レベル調整装置
をファクシミリ装置の回線信号モニタ回路に使用した場
合、図3に示すように制御部21により制御され、出力
装置としてスピーカ回路20が接続される。18がアナ
ログ信号レベル調整装置、19はファクシミリ装置の回
線モニタ信号で、図1に示すアナログ信号レベル調整装
置17のアナログ信号入力部12に入力される。20
は、アナログ信号レベル調整装置17のアナログ信号出
力15から出力されるアナログ信号を音声に変換するス
ピーカ回路である。このスピーカ回路20に入力される
アナログ信号は、回線モニタ信号19をアナログ信号レ
ベル調整装置18でレベルを変えたものである。21
は、ファクシミリ装置の制御部であって、アナログ信号
レベル調整装置18の制御を行う。この制御部21でP
WMのパルス幅を制御することにより、スピーカ回路2
0に入力される回線モニタ信号19のレベルを変えるこ
とができるので、スピーカ回路20から出力される回線
モニタ音の音量を任意の値に設定することが可能にな
る。
【0009】図4は、本発明の第3の実施例を示すアナ
ログ信号加算装置のブロック図である。図4において、
点線で囲まれた30が本発明のアナログ信号加算装置で
ある。また、22はPWMのパルス幅を設定するための
データセットレジスタ、23はデータセットレジスタ2
2のデータに基づいてPWM信号を発生するPWM発生
回路、24および25は本発明のアナログ信号加算装置
30に入力するアナログ信号Aおよびアナログ信号B、
26はPWM発生回路23により生成されるPWM信号
によって、アナログ信号入力(A)24とアナログ信号
入力(B)25の切り替えを行うアナログスイッチ、2
7はアナログスイッチ26から出力される信号の平滑化
を行うためのフィルタ、28はフィルタ27により平滑
化されたアナログ信号であり、本発明のアナログ加算装
置30にり出力される信号である。29は、アナログ信
号加算装置30の制御を行う制御部である。
ログ信号加算装置のブロック図である。図4において、
点線で囲まれた30が本発明のアナログ信号加算装置で
ある。また、22はPWMのパルス幅を設定するための
データセットレジスタ、23はデータセットレジスタ2
2のデータに基づいてPWM信号を発生するPWM発生
回路、24および25は本発明のアナログ信号加算装置
30に入力するアナログ信号Aおよびアナログ信号B、
26はPWM発生回路23により生成されるPWM信号
によって、アナログ信号入力(A)24とアナログ信号
入力(B)25の切り替えを行うアナログスイッチ、2
7はアナログスイッチ26から出力される信号の平滑化
を行うためのフィルタ、28はフィルタ27により平滑
化されたアナログ信号であり、本発明のアナログ加算装
置30にり出力される信号である。29は、アナログ信
号加算装置30の制御を行う制御部である。
【0010】図5は、図4のアナログ信号加算装置の動
作波形図である。図4のアナログ信号加算装置30によ
るアナログ信号の変化を示すと、図5(a)(b)
(c)に示すような波形となる。先ず、図5(a)は、
アナログ信号加算装置30に入力されるアナログ信号A
(細い線)とアナログ信号B(太い線)である。これら2
つの信号A,Bがアナログスイッチ26を通過すると、
アナログスイッチ26はPWM信号により常に切り替え
が行われているため、図5(b)に示すような信号とな
る。すなわち、PWM信号によりアナログスイッチ26
がアナログ信号A入力24側に接続されている時には、
アナログ信号Aがそのまま出力され、PWM信号により
アナログ信号B入力25側に接続されている時には、ア
ナログ信号Bがそのまま出力される。さらに、図5
(b)の信号がフィルタ27を通過すると波形が平滑さ
れて、図5(c)に示すような信号となる。この図5
(c)に示す信号は、図5(a)の2つの信号を加算し
たものである。ここで、いまPWMのパルス幅を変える
と、アナログスイッチ26から出力されるアナログ信号
Aとアナログ信号Bの割合が変化するので、図5(c)
の信号のアナログ信号Aとアナログ信号Bの加算の割合
も変化する。従って、制御部29においてデータセット
レジスタ22に設定するパルス幅のデータを変えること
により、PWMのパルス幅が変化するので、任意の割合
で2つの信号を加算したアナログ信号を出力することが
できる。
作波形図である。図4のアナログ信号加算装置30によ
るアナログ信号の変化を示すと、図5(a)(b)
(c)に示すような波形となる。先ず、図5(a)は、
アナログ信号加算装置30に入力されるアナログ信号A
(細い線)とアナログ信号B(太い線)である。これら2
つの信号A,Bがアナログスイッチ26を通過すると、
アナログスイッチ26はPWM信号により常に切り替え
が行われているため、図5(b)に示すような信号とな
る。すなわち、PWM信号によりアナログスイッチ26
がアナログ信号A入力24側に接続されている時には、
アナログ信号Aがそのまま出力され、PWM信号により
アナログ信号B入力25側に接続されている時には、ア
ナログ信号Bがそのまま出力される。さらに、図5
(b)の信号がフィルタ27を通過すると波形が平滑さ
れて、図5(c)に示すような信号となる。この図5
(c)に示す信号は、図5(a)の2つの信号を加算し
たものである。ここで、いまPWMのパルス幅を変える
と、アナログスイッチ26から出力されるアナログ信号
Aとアナログ信号Bの割合が変化するので、図5(c)
の信号のアナログ信号Aとアナログ信号Bの加算の割合
も変化する。従って、制御部29においてデータセット
レジスタ22に設定するパルス幅のデータを変えること
により、PWMのパルス幅が変化するので、任意の割合
で2つの信号を加算したアナログ信号を出力することが
できる。
【0011】図6は、本発明の第4の実施例を示すもの
で、図4のアナログ信号加算装置を用いたファクシミリ
装置の要部ブロック図である。図6では、図4のアナロ
グ信号加算装置をファクシミリ装置の送信、受信信号の
2線ー4線変換部の回り込み除去回路に使用した場合を
示している。図中、31は図4に示したアナログ信号加
算装置、32はモデム、33はNCU(網制御装置)、
34は通信アナログ回線、35は送信受信信号の2線ー
4線変換部、36,37はオペアンプによる増幅回路、
38はオペアンプによる反転増幅回路、39はファクシ
ミリ装置の各部の制御を行う制御部である。ここで、増
幅回路37の出力はアナログ信号加算装置31(図4の
場合には30)のアナログ信号A24入力端子に入力さ
れ、反転増幅回路38の出力はアナログ信号加算装置3
1(30)のアナログ信号B25に入力される。なお、
増幅回路37の出力は、受信信号と回り込んだ送信信号
が混在したものである。また、反転増幅回路38の出力
は送信信号の位相を反転させたものである。アナログ信
号加算装置31により、これらの信号が加算されるた
め、増幅回路37の出力に含まれている送信信号と、反
転増幅回路38の出力の逆位相の送信信号が打ち消し合
い、その結果、アナログ信号加算装置31の出力は増幅
回路37の出力信号から送信信号の成分を取り除いたも
の、つまり純粋な受信信号のみが出力される。制御部3
9において、送信信号の回り込み量に合わせて、加算の
割合を任意に設定することにより、きれいな受信信号を
得ることができる。
で、図4のアナログ信号加算装置を用いたファクシミリ
装置の要部ブロック図である。図6では、図4のアナロ
グ信号加算装置をファクシミリ装置の送信、受信信号の
2線ー4線変換部の回り込み除去回路に使用した場合を
示している。図中、31は図4に示したアナログ信号加
算装置、32はモデム、33はNCU(網制御装置)、
34は通信アナログ回線、35は送信受信信号の2線ー
4線変換部、36,37はオペアンプによる増幅回路、
38はオペアンプによる反転増幅回路、39はファクシ
ミリ装置の各部の制御を行う制御部である。ここで、増
幅回路37の出力はアナログ信号加算装置31(図4の
場合には30)のアナログ信号A24入力端子に入力さ
れ、反転増幅回路38の出力はアナログ信号加算装置3
1(30)のアナログ信号B25に入力される。なお、
増幅回路37の出力は、受信信号と回り込んだ送信信号
が混在したものである。また、反転増幅回路38の出力
は送信信号の位相を反転させたものである。アナログ信
号加算装置31により、これらの信号が加算されるた
め、増幅回路37の出力に含まれている送信信号と、反
転増幅回路38の出力の逆位相の送信信号が打ち消し合
い、その結果、アナログ信号加算装置31の出力は増幅
回路37の出力信号から送信信号の成分を取り除いたも
の、つまり純粋な受信信号のみが出力される。制御部3
9において、送信信号の回り込み量に合わせて、加算の
割合を任意に設定することにより、きれいな受信信号を
得ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
抵抗器の分圧を切り替える構成のものに比べて、少ない
部品点数により多段階のレベル切り替えが可能なアナロ
グ信号レベル調整装置が実現でき、これを使用したファ
クシミリ装置ではモニタ音量の調整が容易になる。ま
た、オペアンプを用いた構成のものに比べて、2つの信
号の割合を多段階に変化させることが可能なアナログ信
号加算装置が実現でき、これを信用したファクシミリ装
置では、受信信号と送信信号の逆相の信号を加算し、か
つ加算の割合を多段階に変えられるため、受信信号に回
り込んだ送信信号を除去する場合に、回り込んだ量に合
わせて加算の割合を変えることができ、回り込みを全て
除去することができる。
抵抗器の分圧を切り替える構成のものに比べて、少ない
部品点数により多段階のレベル切り替えが可能なアナロ
グ信号レベル調整装置が実現でき、これを使用したファ
クシミリ装置ではモニタ音量の調整が容易になる。ま
た、オペアンプを用いた構成のものに比べて、2つの信
号の割合を多段階に変化させることが可能なアナログ信
号加算装置が実現でき、これを信用したファクシミリ装
置では、受信信号と送信信号の逆相の信号を加算し、か
つ加算の割合を多段階に変えられるため、受信信号に回
り込んだ送信信号を除去する場合に、回り込んだ量に合
わせて加算の割合を変えることができ、回り込みを全て
除去することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すアナログ信号レベ
ル調整装置のブロック図である。
ル調整装置のブロック図である。
【図2】図1のアナログ信号レベル調整装置によるアナ
ログ信号の変化を示す動作波形図である。
ログ信号の変化を示す動作波形図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すアナログ信号レベ
ル調整装置を用いたファクシミリ装置の要部ブロック図
である。
ル調整装置を用いたファクシミリ装置の要部ブロック図
である。
【図4】本発明の第3の実施例を示すアナログ信号加算
装置のブロック図である。
装置のブロック図である。
【図5】図4のアナログ信号加算装置によるアナログ信
号の変化を示す動作波形図である。
号の変化を示す動作波形図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示すアナログ信号加算
装置を用いたファクシミリ装置の要部ブロック図であ
る。
装置を用いたファクシミリ装置の要部ブロック図であ
る。
【図7】従来のアナログ信号レベル調整装置の一例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
17,18…アナログ信号レベル調整装置、30,31
…アナログ信号加算装置、10,22…データセットレ
ジスタ、11,23…PWM発生回路、13,26…ア
ナログスイッチ、14,27…フィルタ、15…アナロ
グ信号出力、36,37…増幅回路、16,21,2
9,39…制御部、19…回線モニタ信号、20…スピ
ーカ回路、32…モデム、33…NCU、34…回線、
38…反転増幅回路。
…アナログ信号加算装置、10,22…データセットレ
ジスタ、11,23…PWM発生回路、13,26…ア
ナログスイッチ、14,27…フィルタ、15…アナロ
グ信号出力、36,37…増幅回路、16,21,2
9,39…制御部、19…回線モニタ信号、20…スピ
ーカ回路、32…モデム、33…NCU、34…回線、
38…反転増幅回路。
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03G 11/00
H04N 1/00
H04N 1/32
Claims (2)
- 【請求項1】 設定されたパスル幅に基づいてPWM信
号を発生するPWM発生回路と、該PWM信号によりア
ナログ信号Aとアナログ信号Bの切り替えを行うアナロ
グスイッチと、該アナログスイッチの出力信号を平滑に
するフィルタと、上記PWM信号のパルス幅を制御する
制御部とを具備したことを特徴とするアナログ信号加算
装置。 - 【請求項2】 送信信号と受信信号の2線−4線変換部
を備えたファクシミリ装置において、 上記2線−4線変換部に請求項1に記載のアナログ信号
加算装置を設け、 該加算装置のアナログ信号Aとして受信信号を、アナロ
グ信号Bとして送信信号の逆相の信号をそれぞれ用い、
ファクシミリの制御部により上記アナログ信号加算装置
のPWMパルス幅を送信信号の回り込み量に合わせて制
御することを特徴とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01265495A JP3379668B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | アナログ信号加算装置およびそれを用いたファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01265495A JP3379668B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | アナログ信号加算装置およびそれを用いたファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08204478A JPH08204478A (ja) | 1996-08-09 |
JP3379668B2 true JP3379668B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=11811357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01265495A Expired - Fee Related JP3379668B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | アナログ信号加算装置およびそれを用いたファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3379668B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4851502B2 (ja) * | 2008-08-26 | 2012-01-11 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 可変利得増幅回路 |
JP5372227B2 (ja) * | 2012-08-17 | 2013-12-18 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 可変利得反転増幅回路 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP01265495A patent/JP3379668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08204478A (ja) | 1996-08-09 |
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