JP3379576B2 - 空気調和機の通信方法 - Google Patents
空気調和機の通信方法Info
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- JP3379576B2 JP3379576B2 JP03777099A JP3777099A JP3379576B2 JP 3379576 B2 JP3379576 B2 JP 3379576B2 JP 03777099 A JP03777099 A JP 03777099A JP 3777099 A JP3777099 A JP 3777099A JP 3379576 B2 JP3379576 B2 JP 3379576B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用電源の同一半
サイクルにおいて、室内機から室外機への送信と、室外
機から室内機への送信とを行う空気調和機の通信方法に
関するものである。
サイクルにおいて、室内機から室外機への送信と、室外
機から室内機への送信とを行う空気調和機の通信方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内機と室外機とに分割された空気調和
機では、室内機と室外機との間の通信が必要となる。こ
のため、特公平1−57264号なる従来技術が提案さ
れている。すなわち、この技術では、室内機と室外機と
の各々に、データ送信用のサイリスタとデータ受信用の
発光ダイオードとを設けている。そして、室内機の側の
サイリスタと発光ダイオード、および、室外機の側のサ
イリスタと発光ダイオードの全てを、商用電源ラインの
一方のラインと他方のラインとの間に直列に接続した通
信回路を設けている。そして、この通信回路を用いて室
内機と室外機とが通信を行う場合、室内機の側から室外
機の側に送信するとき用いる商用電源の半サイクルと、
室外機の側から室内機の側に送信するとき用いる商用電
源の半サイクルとを、互いに異なる半サイクルとしてい
る(第1の従来技術とする)。
機では、室内機と室外機との間の通信が必要となる。こ
のため、特公平1−57264号なる従来技術が提案さ
れている。すなわち、この技術では、室内機と室外機と
の各々に、データ送信用のサイリスタとデータ受信用の
発光ダイオードとを設けている。そして、室内機の側の
サイリスタと発光ダイオード、および、室外機の側のサ
イリスタと発光ダイオードの全てを、商用電源ラインの
一方のラインと他方のラインとの間に直列に接続した通
信回路を設けている。そして、この通信回路を用いて室
内機と室外機とが通信を行う場合、室内機の側から室外
機の側に送信するとき用いる商用電源の半サイクルと、
室外機の側から室内機の側に送信するとき用いる商用電
源の半サイクルとを、互いに異なる半サイクルとしてい
る(第1の従来技術とする)。
【0003】また、特公平6−12190号として提案
された従来技術がある。すなわち、この技術では、商用
電源の一方のラインがプラスとなるときには、室内機の
側から室外機の側にデータ送信が可能となり、商用電源
の他方のラインがプラスとなるときには、室外機の側か
ら室内機の側にデータ送信が可能となる通信回路を設け
ている。そして、この通信回路を用いることにより、商
用電源の半サイクルにおいて、室内機の側から室外機の
側に向かって、1ビットまたは複数ビットのデータの送
信を行うと共に、次の半サイクルにおいて、室外機の側
から室内機の側に向かって、1ビットまたは複数ビット
のデータを送信する構成としている(第2の従来技術と
する)。
された従来技術がある。すなわち、この技術では、商用
電源の一方のラインがプラスとなるときには、室内機の
側から室外機の側にデータ送信が可能となり、商用電源
の他方のラインがプラスとなるときには、室外機の側か
ら室内機の側にデータ送信が可能となる通信回路を設け
ている。そして、この通信回路を用いることにより、商
用電源の半サイクルにおいて、室内機の側から室外機の
側に向かって、1ビットまたは複数ビットのデータの送
信を行うと共に、次の半サイクルにおいて、室外機の側
から室内機の側に向かって、1ビットまたは複数ビット
のデータを送信する構成としている(第2の従来技術と
する)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記技術
を用いた場合では、以下に示す問題点が生じていた。す
なわち、第1の従来技術では、ある半サイクルにおい
て、室内機から室外機にデータを送信した場合、次に続
く半サイクルは通信に使用することができない。従っ
て、いま、商用電源が60HZであるとすると、室内機
からのデータを受信した室外機が、室内機にデータを送
信することが可能となるためには、室内機からのデータ
の受信を完了して後、短くても、1/120秒(半サイ
クル分の期間)が経過するのを待たなければならない。
従って、室内機がデータの送信を開始して後、室外機か
らのデータの受信を完了することができるためには、商
用電源の周期の約1.5倍の時間が必要になっていた。
を用いた場合では、以下に示す問題点が生じていた。す
なわち、第1の従来技術では、ある半サイクルにおい
て、室内機から室外機にデータを送信した場合、次に続
く半サイクルは通信に使用することができない。従っ
て、いま、商用電源が60HZであるとすると、室内機
からのデータを受信した室外機が、室内機にデータを送
信することが可能となるためには、室内機からのデータ
の受信を完了して後、短くても、1/120秒(半サイ
クル分の期間)が経過するのを待たなければならない。
従って、室内機がデータの送信を開始して後、室外機か
らのデータの受信を完了することができるためには、商
用電源の周期の約1.5倍の時間が必要になっていた。
【0005】また、第2の従来技術では、ある半サイク
ルにおいて、室内機から室外機にデータを送信した場
合、送信したデータに対する応答は、次に続く半サイク
ルにおいて受信される。従って、いま、商用電源が60
HZであるとすると、室内機がデータの送信を開始して
後、室外機からのデータの受信を完了することができる
ためには、商用電源の周期(約17mS)に等しい時間
が必要になっていた。
ルにおいて、室内機から室外機にデータを送信した場
合、送信したデータに対する応答は、次に続く半サイク
ルにおいて受信される。従って、いま、商用電源が60
HZであるとすると、室内機がデータの送信を開始して
後、室外機からのデータの受信を完了することができる
ためには、商用電源の周期(約17mS)に等しい時間
が必要になっていた。
【0006】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、商用電
源の半サイクルの期間を2つの期間に分割し、分割した
期間の一方を室内機から室外機への送信、他方を室外機
から室内機への送信に用いることにより、室内機から室
外機への送信と、室外機から室内機への送信とからなる
1組の通信を短時間で終了することのでき、且つ、通信
におけるノイズマージンを確保することのできる空気調
和機の通信方法を提供することにある。
たものであって、請求項1記載の発明の目的は、商用電
源の半サイクルの期間を2つの期間に分割し、分割した
期間の一方を室内機から室外機への送信、他方を室外機
から室内機への送信に用いることにより、室内機から室
外機への送信と、室外機から室内機への送信とからなる
1組の通信を短時間で終了することのでき、且つ、通信
におけるノイズマージンを確保することのできる空気調
和機の通信方法を提供することにある。
【0007】また請求項2記載の発明の目的は、上記目
的に加え、分割された2つの期間の間に、通信に使用し
ない期間を設けることにより、ゼロクロク検出のタイミ
ングに誤差が生じるときにも、室内機からの送信と室外
機からの送信とが重なることを防止することのできる空
気調和機の通信方法を提供することにある。
的に加え、分割された2つの期間の間に、通信に使用し
ない期間を設けることにより、ゼロクロク検出のタイミ
ングに誤差が生じるときにも、室内機からの送信と室外
機からの送信とが重なることを防止することのできる空
気調和機の通信方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明に係る空気調和機の通信方法は、そ
れぞれに一対の商用電源ラインが接続された室内機と室
外機との間に接続された通信ラインであって且つ前記一
対の商用電源ラインの一方のラインと他方のラインとの
間に電流経路を形成する通信ラインに流れる電流を断続
することにより、商用電源の同一半サイクルにおいて、
前記室内機から前記室外機へのデータ送信と、前記室外
機から前記室内機へのデータ送信とを可能とする通信回
路が設けられた空気調和機において、前記半サイクルの
期間を2つの期間に分割し、分割した2つの期間の一方
の期間のうち、前記一対の商用電源ラインのライン間に
発生するレベルが予め設定されたレベルを超える期間に
おいて、前記室内機の側から前記室外機の側にデータの
送信を行い、前記分割した2つの期間の他方の期間のう
ち、前記一対の商用電源ラインのライン間に発生するレ
ベルが予め設定されたレベルを超える期間において、前
記室外機の側から前記室内機の側にデータの送信を行う
構成としている。
請求項1記載の発明に係る空気調和機の通信方法は、そ
れぞれに一対の商用電源ラインが接続された室内機と室
外機との間に接続された通信ラインであって且つ前記一
対の商用電源ラインの一方のラインと他方のラインとの
間に電流経路を形成する通信ラインに流れる電流を断続
することにより、商用電源の同一半サイクルにおいて、
前記室内機から前記室外機へのデータ送信と、前記室外
機から前記室内機へのデータ送信とを可能とする通信回
路が設けられた空気調和機において、前記半サイクルの
期間を2つの期間に分割し、分割した2つの期間の一方
の期間のうち、前記一対の商用電源ラインのライン間に
発生するレベルが予め設定されたレベルを超える期間に
おいて、前記室内機の側から前記室外機の側にデータの
送信を行い、前記分割した2つの期間の他方の期間のう
ち、前記一対の商用電源ラインのライン間に発生するレ
ベルが予め設定されたレベルを超える期間において、前
記室外機の側から前記室内機の側にデータの送信を行う
構成としている。
【0009】すなわち、商用電源の半サイクルの期間
の、ノイズマージンを確保することが可能な期間におい
て、室内機の側から室外機の側へのデータの送信と、室
外機の側から室内機の側へのデータの送信が行われるこ
とになる。
の、ノイズマージンを確保することが可能な期間におい
て、室内機の側から室外機の側へのデータの送信と、室
外機の側から室内機の側へのデータの送信が行われるこ
とになる。
【0010】また請求項2記載の発明に係る空気調和機
の通信方法は、上記構成に加え、前記2つの期間の間に
スペース期間を設け、前記半サイクルの始まる時刻を第
1の時刻とし、前記スペース期間の始まる時刻を第2の
時刻とし、前記スペース期間の終了する時刻を第3の時
刻とし、前記半サイクルの終了する時刻を第4の時刻と
するとき、前記一対の商用電源ラインのライン間に発生
するレベルが予め設定されたレベルを超える期間のう
ち、第1の時刻から第2の時刻までに含まれる期間と第
3の時刻から第4の時刻までに含まれる期間とを通信に
用いる構成としている。
の通信方法は、上記構成に加え、前記2つの期間の間に
スペース期間を設け、前記半サイクルの始まる時刻を第
1の時刻とし、前記スペース期間の始まる時刻を第2の
時刻とし、前記スペース期間の終了する時刻を第3の時
刻とし、前記半サイクルの終了する時刻を第4の時刻と
するとき、前記一対の商用電源ラインのライン間に発生
するレベルが予め設定されたレベルを超える期間のう
ち、第1の時刻から第2の時刻までに含まれる期間と第
3の時刻から第4の時刻までに含まれる期間とを通信に
用いる構成としている。
【0011】すなわち、半サイクルの前半において送信
を行う側の、ゼロクロスのタイミング検出の遅れ誤差
と、半サイクルの後半において送信を行う側の、ゼロク
ロスのタイミング検出の進み誤差との加算値が、スペー
ス期間より短い場合では、室内機からの送信と室外機か
らの送信とに重なりが発生しない。
を行う側の、ゼロクロスのタイミング検出の遅れ誤差
と、半サイクルの後半において送信を行う側の、ゼロク
ロスのタイミング検出の進み誤差との加算値が、スペー
ス期間より短い場合では、室内機からの送信と室外機か
らの送信とに重なりが発生しない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例の形態を、
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る通信
方法の一実施形態が適用される通信回路を備えた空気調
和機の電気的構成を示すブロック線図である。
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係る通信
方法の一実施形態が適用される通信回路を備えた空気調
和機の電気的構成を示すブロック線図である。
【0013】室内機1と室外機2とは、商用電源の同一
半サイクルにおいて、室内機1から室外機2への送信
と、室外機2から室内機1への送信とを行う構成となっ
ている。このため、室内機1と室外機2とのそれぞれに
は、商用電源ラインL1(以下では単にラインL1と称
する)と商用電源ラインL2(以下では単にラインL2
と称する)とが接続されている。また、室内機1と室外
機2との間には、1本の通信ラインL3が設けられてい
る。なお、以下においては、ラインL2を、電位の基準
(0V)を示すラインであるとして、説明を行う。
半サイクルにおいて、室内機1から室外機2への送信
と、室外機2から室内機1への送信とを行う構成となっ
ている。このため、室内機1と室外機2とのそれぞれに
は、商用電源ラインL1(以下では単にラインL1と称
する)と商用電源ラインL2(以下では単にラインL2
と称する)とが接続されている。また、室内機1と室外
機2との間には、1本の通信ラインL3が設けられてい
る。なお、以下においては、ラインL2を、電位の基準
(0V)を示すラインであるとして、説明を行う。
【0014】概略的には、室内機1には、ゼロクロス検
出部9、タイマ10、通信部11、室内制御部12、お
よび、機構部13が設けられている。また、また、2つ
のフォトカプラ4,5と、2つのダイオードD1,D2
と、抵抗R1とが設けられている。また、室外機2に
は、ゼロクロス検出部14、タイマ15、通信部16、
室外制御部17、および、機構部18が設けられてい
る。また、また、2つのフォトカプラ6,7と、ダイオ
ードD3と、抵抗R2とが設けられている。
出部9、タイマ10、通信部11、室内制御部12、お
よび、機構部13が設けられている。また、また、2つ
のフォトカプラ4,5と、2つのダイオードD1,D2
と、抵抗R1とが設けられている。また、室外機2に
は、ゼロクロス検出部14、タイマ15、通信部16、
室外制御部17、および、機構部18が設けられてい
る。また、また、2つのフォトカプラ6,7と、ダイオ
ードD3と、抵抗R2とが設けられている。
【0015】詳細には、室内機1の側のフォトカプラ
4,5、ダイオードD1,D2、抵抗R1、および、室
外機2の側のフォトカプラ6,7、ダイオードD4、抵
抗R2とからなるブロックは、請求項記載の通信回路と
なっている。すなわち、通信回路3は、商用電源の同一
半サイクルにおいて、室内機1から室外機2への送信
と、室外機2から室内機1への送信とを可能とする回路
となっている。
4,5、ダイオードD1,D2、抵抗R1、および、室
外機2の側のフォトカプラ6,7、ダイオードD4、抵
抗R2とからなるブロックは、請求項記載の通信回路と
なっている。すなわち、通信回路3は、商用電源の同一
半サイクルにおいて、室内機1から室外機2への送信
と、室外機2から室内機1への送信とを可能とする回路
となっている。
【0016】このため、そのカソードがラインL1に接
続されたダイオードD1は、抵抗R1を介して、フォト
カプラ4のフォトトランジスタQ1のコレクタに接続さ
れている。また、フォトトランジスタQ1のエミッタ
は、フォトカプラ5の発光ダイオードD3のアノードに
接続されている。そして、発光ダイオードD3のカソー
ドは、通信ラインL3を介して、フォトカプラ6のフォ
トトランジスタQ2のコレクタに導かれている。また、
フォトトランジスタQ2のエミッタは、フォトカプラ7
の発光ダイオードD5のアノードに接続されている。そ
して、発光ダイオードD5のカソードは、抵抗R2を介
して、ラインL2に接続されている。
続されたダイオードD1は、抵抗R1を介して、フォト
カプラ4のフォトトランジスタQ1のコレクタに接続さ
れている。また、フォトトランジスタQ1のエミッタ
は、フォトカプラ5の発光ダイオードD3のアノードに
接続されている。そして、発光ダイオードD3のカソー
ドは、通信ラインL3を介して、フォトカプラ6のフォ
トトランジスタQ2のコレクタに導かれている。また、
フォトトランジスタQ2のエミッタは、フォトカプラ7
の発光ダイオードD5のアノードに接続されている。そ
して、発光ダイオードD5のカソードは、抵抗R2を介
して、ラインL2に接続されている。
【0017】なお、そのカソードが、フォトトランジス
タQ1のコレクタに接続され、そのアノードが、発光ダ
イオードD3のカソードに接続されたダイオードD2
は、ラインL1がマイナスとなるとき、発光ダイオード
D3に印加される逆方向電圧を低減するための素子とな
っている。また、そのカソードが、フォトトランジスタ
Q2のコレクタに接続され、そのアノードが、発光ダイ
オードD5のカソードに接続されたダイオードD4も、
同様となっていて、ラインL1がマイナスとなるとき、
発光ダイオードD5に印加される逆方向電圧を低減する
ための素子となっている。
タQ1のコレクタに接続され、そのアノードが、発光ダ
イオードD3のカソードに接続されたダイオードD2
は、ラインL1がマイナスとなるとき、発光ダイオード
D3に印加される逆方向電圧を低減するための素子とな
っている。また、そのカソードが、フォトトランジスタ
Q2のコレクタに接続され、そのアノードが、発光ダイ
オードD5のカソードに接続されたダイオードD4も、
同様となっていて、ラインL1がマイナスとなるとき、
発光ダイオードD5に印加される逆方向電圧を低減する
ための素子となっている。
【0018】通信回路3は、上記した構成となってい
る。このため、商用電源のラインL1がプラスとなる半
サイクルにおいては、フォトトランジスタQ2がオンと
なっている場合、フォトトランジスタQ1のオンオフに
対応して、通信ラインL3に流れる電流が制御される。
このため、フォトトランジスタQ1のオンオフが、発光
ダイオードD5に流れる電流の有無として検出される。
すなわち、室内機1から室外機2へのデータの送信が可
能となる。また、上記と同じ半サイクルにおいて、フォ
トトランジスタQ1がオンとなっている場合、フォトト
ランジスタQ2のオンオフに対応して、通信ラインL3
に流れる電流が制御される。このため、フォトトランジ
スタQ2のオンオフが、発光ダイオードD3に流れる電
流の有無として検出される。すなわち、室外機2から室
内機1へのデータの送信が可能となる。
る。このため、商用電源のラインL1がプラスとなる半
サイクルにおいては、フォトトランジスタQ2がオンと
なっている場合、フォトトランジスタQ1のオンオフに
対応して、通信ラインL3に流れる電流が制御される。
このため、フォトトランジスタQ1のオンオフが、発光
ダイオードD5に流れる電流の有無として検出される。
すなわち、室内機1から室外機2へのデータの送信が可
能となる。また、上記と同じ半サイクルにおいて、フォ
トトランジスタQ1がオンとなっている場合、フォトト
ランジスタQ2のオンオフに対応して、通信ラインL3
に流れる電流が制御される。このため、フォトトランジ
スタQ2のオンオフが、発光ダイオードD3に流れる電
流の有無として検出される。すなわち、室外機2から室
内機1へのデータの送信が可能となる。
【0019】従って、通信回路3の構成については、フ
ォトトランジスタQ1と発光ダイオードD3との接続の
順序を入れ換えることが可能となっている。また、フォ
トトランジスタQ2と発光ダイオード53との接続の順
序を入れ換えることが可能となっている。
ォトトランジスタQ1と発光ダイオードD3との接続の
順序を入れ換えることが可能となっている。また、フォ
トトランジスタQ2と発光ダイオード53との接続の順
序を入れ換えることが可能となっている。
【0020】その他のブロックについて説明すると、ゼ
ロクロス検出部9は、トランスと整流素子、および、ロ
ジック素子を備えたブロックとなっていて、ラインL1
のレベルが0Vとなるタイミングを検出する。タイマ1
0は、ゼロクロス検出部9の出力31に、ゼロクロスの
検出を示す信号が送出されると、予め設定された期間を
計時するブロックとなっている。そして、計時が終了し
たときには、その旨を通信部11に知らせる(計時期間
については後述する)。
ロクロス検出部9は、トランスと整流素子、および、ロ
ジック素子を備えたブロックとなっていて、ラインL1
のレベルが0Vとなるタイミングを検出する。タイマ1
0は、ゼロクロス検出部9の出力31に、ゼロクロスの
検出を示す信号が送出されると、予め設定された期間を
計時するブロックとなっている。そして、計時が終了し
たときには、その旨を通信部11に知らせる(計時期間
については後述する)。
【0021】通信部11は、UARTとして公知の、シ
リアル通信のための回路等を備えたたブロックとなって
おり、タイマ10の出力32に計時の終了を示す信号が
現れたとき、フォトカプラ4を介して、送信を開始す
る。また、室外機2からのデータを、フォトカプラ5を
介して受信する。なお、通信は、1バイトのデータを単
位として行う構成となっている。
リアル通信のための回路等を備えたたブロックとなって
おり、タイマ10の出力32に計時の終了を示す信号が
現れたとき、フォトカプラ4を介して、送信を開始す
る。また、室外機2からのデータを、フォトカプラ5を
介して受信する。なお、通信は、1バイトのデータを単
位として行う構成となっている。
【0022】また、室内制御部12は、マイクロコンピ
ュータを主要部として構成され、室内機1としての主要
動作を制御するブロックとなっている。このため、室外
機2に送信するためのデータを通信部11に送出する。
また、通信部11によって受信された室外機2からのデ
ータを受け取る。また、機構部13の動作を制御する。
なお、機構部13は、室内に空気を送風する送風ファン
や、送風ファンを駆動するファンモータ等の、各種の機
構部品からなるブロックとなっている。
ュータを主要部として構成され、室内機1としての主要
動作を制御するブロックとなっている。このため、室外
機2に送信するためのデータを通信部11に送出する。
また、通信部11によって受信された室外機2からのデ
ータを受け取る。また、機構部13の動作を制御する。
なお、機構部13は、室内に空気を送風する送風ファン
や、送風ファンを駆動するファンモータ等の、各種の機
構部品からなるブロックとなっている。
【0023】ゼロクロス検出部14は、フォトカプラお
よびロジック素子を備えたブロックとなっていて、ライ
ンL1のレベルが0Vとなるタイミングを検出する。タ
イマ15は、ゼロクロス検出部14の出力33に、ゼロ
クロスの検出を示す信号が送出されると、予め設定され
た期間を計時するブロックとなっている。そして、計時
が終了したときには、その旨を通信部16に知らせる
(計時期間については後述する)。
よびロジック素子を備えたブロックとなっていて、ライ
ンL1のレベルが0Vとなるタイミングを検出する。タ
イマ15は、ゼロクロス検出部14の出力33に、ゼロ
クロスの検出を示す信号が送出されると、予め設定され
た期間を計時するブロックとなっている。そして、計時
が終了したときには、その旨を通信部16に知らせる
(計時期間については後述する)。
【0024】通信部16は、UARTとして公知の、シ
リアル通信のための回路等を備えたたブロックとなって
おり、タイマ15の出力34に計時の終了を示す信号が
現れたとき、フォトカプラ6を介して、データの送信を
開始する。また、室外機2からのデータを、フォトカプ
ラ7を介して受信する。なお、通信は、1バイトのデー
タを単位として行う構成となっている。
リアル通信のための回路等を備えたたブロックとなって
おり、タイマ15の出力34に計時の終了を示す信号が
現れたとき、フォトカプラ6を介して、データの送信を
開始する。また、室外機2からのデータを、フォトカプ
ラ7を介して受信する。なお、通信は、1バイトのデー
タを単位として行う構成となっている。
【0025】また、室外制御部17は、マイクロコンピ
ュータを主要部として構成され、室外機2としての主要
動作を制御するブロックとなっている。このため、室内
機1に送信するためのデータを通信部16に送出する。
また、通信部16によって受信された室内機1からのデ
ータを受け取る。また、機構部18の動作を制御する。
なお、機構部18は、冷媒を圧縮する圧縮機や冷媒経路
を切り換える四方弁等の、各種の機構部品からなるブロ
ックとなっている。
ュータを主要部として構成され、室外機2としての主要
動作を制御するブロックとなっている。このため、室内
機1に送信するためのデータを通信部16に送出する。
また、通信部16によって受信された室内機1からのデ
ータを受け取る。また、機構部18の動作を制御する。
なお、機構部18は、冷媒を圧縮する圧縮機や冷媒経路
を切り換える四方弁等の、各種の機構部品からなるブロ
ックとなっている。
【0026】図2は、商用電源の半サイクルの期間の詳
細を示す説明図、図3は、室内機1の通信方法を示すフ
ローチャート、図4は、室外機2の通信方法を示すフロ
ーチャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、本
発明に係る空気調和機の通信方法の一実施形態について
説明する。
細を示す説明図、図3は、室内機1の通信方法を示すフ
ローチャート、図4は、室外機2の通信方法を示すフロ
ーチャートである。必要に応じて同図を参照しつつ、本
発明に係る空気調和機の通信方法の一実施形態について
説明する。
【0027】本発明は、通信回路3が通信を行うことが
可能となる半サイクル(ラインL1がプラスとなる半サ
イクル)において、室内機1から室外機2への送信と、
室外機2から室内機1への送信とを行う構成となってい
る。このため、上記した半サイクルの期間t6内に、室
内機1から室外機2に送信するための期間である第1の
期間t1と、室外機2から室内機1に送信するための期
間である第2の期間t2とを設定している。また、ゼロ
クロス検出部14の検出誤差が生じたときにも、室内機
1からの送信と室外機2からの送信とが重ならないよう
にするため、第1の期間t1が終了する第2の時刻T2
と、第2の期間t2が始まる第3の時刻T3との間に、
通信が行われないスペース期間t3を設定している。
可能となる半サイクル(ラインL1がプラスとなる半サ
イクル)において、室内機1から室外機2への送信と、
室外機2から室内機1への送信とを行う構成となってい
る。このため、上記した半サイクルの期間t6内に、室
内機1から室外機2に送信するための期間である第1の
期間t1と、室外機2から室内機1に送信するための期
間である第2の期間t2とを設定している。また、ゼロ
クロス検出部14の検出誤差が生じたときにも、室内機
1からの送信と室外機2からの送信とが重ならないよう
にするため、第1の期間t1が終了する第2の時刻T2
と、第2の期間t2が始まる第3の時刻T3との間に、
通信が行われないスペース期間t3を設定している。
【0028】また、通信時のノイズマージンを確保する
ため、ラインL1のレベルが、予め設定した電圧(例え
ば30V等)以上となるときにおいてのみ通信を行う構
成としている。このため、第1の期間t1の始まる時刻
を、半サイクルの始まる第1の時刻T1から、ラインL
1のレベルが30Vに達するまでの期間t4が経過した
時刻T5としている。また、同様の理由により、第2の
期間t2が終了する時刻を、ラインL1のレベルが30
Vに下降した時刻T6とし、時刻T6から、半サイクル
が終了する第4の時刻T4までの期間については、通信
に使用しない期間としている。
ため、ラインL1のレベルが、予め設定した電圧(例え
ば30V等)以上となるときにおいてのみ通信を行う構
成としている。このため、第1の期間t1の始まる時刻
を、半サイクルの始まる第1の時刻T1から、ラインL
1のレベルが30Vに達するまでの期間t4が経過した
時刻T5としている。また、同様の理由により、第2の
期間t2が終了する時刻を、ラインL1のレベルが30
Vに下降した時刻T6とし、時刻T6から、半サイクル
が終了する第4の時刻T4までの期間については、通信
に使用しない期間としている。
【0029】本実施形態では、半サイクルの期間t6
は、上記のように分割されている。このため、室内機1
の側のタイマ10は、第1の時刻T1から第5の時刻T
5までの期間t4を計時するように構成されている。従
って、タイマ10の計時が終了したときには、時刻T5
となったことが示される。また、室外機2の側のタイマ
15は、第1の時刻T1から第3の時刻T3までの期間
t5を計時するように構成されている。従って、タイマ
15の計時が終了したときには、第3の時刻T3となっ
たことが示される。
は、上記のように分割されている。このため、室内機1
の側のタイマ10は、第1の時刻T1から第5の時刻T
5までの期間t4を計時するように構成されている。従
って、タイマ10の計時が終了したときには、時刻T5
となったことが示される。また、室外機2の側のタイマ
15は、第1の時刻T1から第3の時刻T3までの期間
t5を計時するように構成されている。従って、タイマ
15の計時が終了したときには、第3の時刻T3となっ
たことが示される。
【0030】室内機1の通信部11は、データを送信し
ないときには、フォトカプラ4の発光ダイオードを駆動
することにより、フォトトランジスタQ1をオン状態に
設定している。この状態において、通信部11は、タイ
マ10の出力32が立ち下がるかどうかを調べる。そし
て、タイマ10の出力32が立ち下がったときには、送
信の開始時刻T5であるとして、通信部11は、室内制
御部12から与えられた1バイトのデータを、フォトカ
プラ4を介して、室外機2に送信する(ステップS1,
S2)。なお、このときの送信は、第1の期間t1内に
終了するビットレートでもって行われる。
ないときには、フォトカプラ4の発光ダイオードを駆動
することにより、フォトトランジスタQ1をオン状態に
設定している。この状態において、通信部11は、タイ
マ10の出力32が立ち下がるかどうかを調べる。そし
て、タイマ10の出力32が立ち下がったときには、送
信の開始時刻T5であるとして、通信部11は、室内制
御部12から与えられた1バイトのデータを、フォトカ
プラ4を介して、室外機2に送信する(ステップS1,
S2)。なお、このときの送信は、第1の期間t1内に
終了するビットレートでもって行われる。
【0031】一方、室外機2の通信部16も、データを
送信しないときには、フォトカプラ6の発光ダイオード
を駆動することにより、フォトトランジスタQ2をオン
状態に設定している。このため、時刻T5において通信
部11から送信されたデータは、フォトカプラ7を介し
て、通信部16により受信される。そして、通信部16
は、室内機1から送信されたデータの受信を完了したと
きには、受信したデータを室外制御部17に送出する
(ステップS6,S7)。
送信しないときには、フォトカプラ6の発光ダイオード
を駆動することにより、フォトトランジスタQ2をオン
状態に設定している。このため、時刻T5において通信
部11から送信されたデータは、フォトカプラ7を介し
て、通信部16により受信される。そして、通信部16
は、室内機1から送信されたデータの受信を完了したと
きには、受信したデータを室外制御部17に送出する
(ステップS6,S7)。
【0032】室内機1からのデータの受信を完了した通
信部16は、タイマ15の出力34が立ち下がるかどう
かを調べる。そして、タイマ15の出力34が立ち下が
ったときには、送信を開始する第3の時刻T3であると
して、室外制御部17から与えられた1バイトのデータ
を、フォトカプラ6を介して、室内機1に送信する(ス
テップS8,S9)。なお、このときの送信は、第2の
期間t2内に終了するビットレートでもって行われる。
信部16は、タイマ15の出力34が立ち下がるかどう
かを調べる。そして、タイマ15の出力34が立ち下が
ったときには、送信を開始する第3の時刻T3であると
して、室外制御部17から与えられた1バイトのデータ
を、フォトカプラ6を介して、室内機1に送信する(ス
テップS8,S9)。なお、このときの送信は、第2の
期間t2内に終了するビットレートでもって行われる。
【0033】第3の時刻T3において通信部16から送
信されたデータは、フォトカプラ5を介して、通信部1
1により受信される。そして、通信部11は、室外機2
から送信されたデータの受信を完了したときには、受信
したデータを室内制御部12に送出する(ステップS
3,S4)。
信されたデータは、フォトカプラ5を介して、通信部1
1により受信される。そして、通信部11は、室外機2
から送信されたデータの受信を完了したときには、受信
したデータを室内制御部12に送出する(ステップS
3,S4)。
【0034】以上の動作により、1つの半サイクルにお
いて、室内機1から室外機2へのデータ送信と、室外機
2から室内機1へのデータ送信とが完了する。そして、
この半サイクルに続く半サイクルでは通信が行われな
い。そして、通信が行われなかった半サイクルに続く半
サイクルにおいて、上記した方法と同様の方法により、
室内機1から室外機2へのデータ送信と、室外機2から
室内機1へのデータ送信とが行われる。そして、以後で
は、同様の繰り返しとなる。
いて、室内機1から室外機2へのデータ送信と、室外機
2から室内機1へのデータ送信とが完了する。そして、
この半サイクルに続く半サイクルでは通信が行われな
い。そして、通信が行われなかった半サイクルに続く半
サイクルにおいて、上記した方法と同様の方法により、
室内機1から室外機2へのデータ送信と、室外機2から
室内機1へのデータ送信とが行われる。そして、以後で
は、同様の繰り返しとなる。
【0035】以下に、スペース期間t3の作用を説明す
る。すなわち、ゼロクロス検出部9は、ラインL1にノ
イズ等が生じるときには、ラインL1の電圧が0Vとな
らないときにも、ゼロクロスの検出を示す信号をタイマ
10に送出する。このため、タイマ10が計時を終了す
る時刻は、時刻T5の前後に散らばる。また、ゼロクロ
ス検出部14についても同様となるので、タイマ15が
計時を終了する時刻は、第3の時刻T3の前後に散らば
る。
る。すなわち、ゼロクロス検出部9は、ラインL1にノ
イズ等が生じるときには、ラインL1の電圧が0Vとな
らないときにも、ゼロクロスの検出を示す信号をタイマ
10に送出する。このため、タイマ10が計時を終了す
る時刻は、時刻T5の前後に散らばる。また、ゼロクロ
ス検出部14についても同様となるので、タイマ15が
計時を終了する時刻は、第3の時刻T3の前後に散らば
る。
【0036】しかし、タイマ10が計時を終了する時刻
が最も遅くなるときの誤差と、タイマ15が計時を終了
する時刻が最も早くなるときの誤差との加算値が、スペ
ース期間t3より短い場合では、室内機1から室外機2
への送信が完了する時刻は、室外機2が室内機1に送信
を開始する時刻より早い時刻となる。従って、通信が支
障なく行われることになる。すなわち、ゼロクロス検出
部9,14が検出するゼロクロスのタイミングに誤差が
生じるときにも、室内機1と室外機2とは、支障のない
通信を行うことが可能となっている。
が最も遅くなるときの誤差と、タイマ15が計時を終了
する時刻が最も早くなるときの誤差との加算値が、スペ
ース期間t3より短い場合では、室内機1から室外機2
への送信が完了する時刻は、室外機2が室内機1に送信
を開始する時刻より早い時刻となる。従って、通信が支
障なく行われることになる。すなわち、ゼロクロス検出
部9,14が検出するゼロクロスのタイミングに誤差が
生じるときにも、室内機1と室外機2とは、支障のない
通信を行うことが可能となっている。
【0037】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、ラインL1がプラスとなるときにのみ、通信が可能
となる通信回路3を用いて通信を行う場合について説明
したが、ラインL1がプラスとなる半サイクルと、マイ
ナスとなる半サイクルとのそれぞれにおいて、室内機1
から室外機2へのデータ送信と、室外機2から室内機1
へのデータ送信とが可能となる通信回路を用いて通信を
行う場合にも、同様に適用することが可能となってい
る。そして、この場合では、室内機1から室外機2への
データ送信と、室外機2から室内機1へのデータ送信と
を組とすると、1秒当たりでは、商用電源の周波数の倍
に等しい組数の通信を行うことが可能になる(通信回路
3を用いた場合では、商用電源の周波数に等しい組数の
通信を行うことができる)。
ず、ラインL1がプラスとなるときにのみ、通信が可能
となる通信回路3を用いて通信を行う場合について説明
したが、ラインL1がプラスとなる半サイクルと、マイ
ナスとなる半サイクルとのそれぞれにおいて、室内機1
から室外機2へのデータ送信と、室外機2から室内機1
へのデータ送信とが可能となる通信回路を用いて通信を
行う場合にも、同様に適用することが可能となってい
る。そして、この場合では、室内機1から室外機2への
データ送信と、室外機2から室内機1へのデータ送信と
を組とすると、1秒当たりでは、商用電源の周波数の倍
に等しい組数の通信を行うことが可能になる(通信回路
3を用いた場合では、商用電源の周波数に等しい組数の
通信を行うことができる)。
【0038】また、半サイクルの前半の期間において、
室内機1から室外機2へのデータ送信、同半サイクルの
後半の期間において、室外機2から室内機1へのデータ
送信を行う構成とした場合について説明したが、前半の
期間において、室外機2から室内機1へのデータ送信、
後半の期間において、室内機1から室外機2へのデータ
送信を行う構成とすることが可能となっている。
室内機1から室外機2へのデータ送信、同半サイクルの
後半の期間において、室外機2から室内機1へのデータ
送信を行う構成とした場合について説明したが、前半の
期間において、室外機2から室内機1へのデータ送信、
後半の期間において、室内機1から室外機2へのデータ
送信を行う構成とすることが可能となっている。
【0039】さらには、ある半サイクルにおいて、前半
期間を室内機1から室外機2へのデータ送信、後半期間
を室外機2から室内機1へのデータ送信としたとき、次
の通信可能となる半サイクルにおいては、前半期間を室
外機2から室内機1へのデータ送信、後半期間を室内機
1から室外機2へのデータ送信に割り当てる構成、等と
することが可能となっている。
期間を室内機1から室外機2へのデータ送信、後半期間
を室外機2から室内機1へのデータ送信としたとき、次
の通信可能となる半サイクルにおいては、前半期間を室
外機2から室内機1へのデータ送信、後半期間を室内機
1から室外機2へのデータ送信に割り当てる構成、等と
することが可能となっている。
【0040】また、室内機1からのデータ送信を、半サ
イクルの前半期間において行う構成とし、室外機2は、
室内機1からのデータの受信を完了して後、直ちに、あ
るいは一定期間(スペース期間t3より短い期間とする
ことが望ましい)が経過したとき、送信を開始する構成
とすることが可能である。詳細に説明すると、室内機1
から室外機2へのデータ送信の完了時刻が、第2の時刻
T2であるとすると、室外機2は、第2の時刻T2にお
いて、あるいは、第2の時刻T2から第3の時刻T3の
間において、室内機1に対するデータ送信を開始する。
従って、この構成とする場合、室外機2の側では、商用
電源のゼロクロスを検出することが不要になる。その結
果、室外機2の電気的構成については、ゼロクロス検出
部14を省略した構成とすることが可能となるので、室
外機2のハードウエアを簡単化することができる。
イクルの前半期間において行う構成とし、室外機2は、
室内機1からのデータの受信を完了して後、直ちに、あ
るいは一定期間(スペース期間t3より短い期間とする
ことが望ましい)が経過したとき、送信を開始する構成
とすることが可能である。詳細に説明すると、室内機1
から室外機2へのデータ送信の完了時刻が、第2の時刻
T2であるとすると、室外機2は、第2の時刻T2にお
いて、あるいは、第2の時刻T2から第3の時刻T3の
間において、室内機1に対するデータ送信を開始する。
従って、この構成とする場合、室外機2の側では、商用
電源のゼロクロスを検出することが不要になる。その結
果、室外機2の電気的構成については、ゼロクロス検出
部14を省略した構成とすることが可能となるので、室
外機2のハードウエアを簡単化することができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る空気調和機の
通信方法は、商用電源の半サイクルの期間を2つの期間
に分割し、分割した2つの期間の一方の期間のうち、前
記一対の商用電源ラインのライン間に発生するレベルが
予め設定されたレベルを超える期間において、前記室内
機の側から前記室外機の側にデータの送信を行い、前記
分割した2つの期間の他方の期間のうち、前記一対の商
用電源ラインのライン間に発生するレベルが予め設定さ
れたレベルを超える期間において、前記室外機の側から
前記室内機の側にデータの送信を行う構成としている。
このため、商用電源の半サイクルの期間において、室内
機の側から室外機の側へのデータの送信と、室外機の側
から室内機の側へのデータの送信とが行われることにな
る。従って、室内機から室外機への送信と、室外機から
室内機への送信とからなる1組の通信を短時間で終了す
ることが可能となる。且つ、通信におけるノイズマージ
ンを確保することが可能となる。
通信方法は、商用電源の半サイクルの期間を2つの期間
に分割し、分割した2つの期間の一方の期間のうち、前
記一対の商用電源ラインのライン間に発生するレベルが
予め設定されたレベルを超える期間において、前記室内
機の側から前記室外機の側にデータの送信を行い、前記
分割した2つの期間の他方の期間のうち、前記一対の商
用電源ラインのライン間に発生するレベルが予め設定さ
れたレベルを超える期間において、前記室外機の側から
前記室内機の側にデータの送信を行う構成としている。
このため、商用電源の半サイクルの期間において、室内
機の側から室外機の側へのデータの送信と、室外機の側
から室内機の側へのデータの送信とが行われることにな
る。従って、室内機から室外機への送信と、室外機から
室内機への送信とからなる1組の通信を短時間で終了す
ることが可能となる。且つ、通信におけるノイズマージ
ンを確保することが可能となる。
【0042】また請求項2記載の発明に係る空気調和機
の通信方法は、前記2つの期間の間にスペース期間を設
け、前記半サイクルの始まる時刻を第1の時刻とし、前
記スペース期間の始まる時刻を第2の時刻とし、前記ス
ペース期間の終了する時刻を第3の時刻とし、前記半サ
イクルの終了する時刻を第4の時刻とするとき、前記一
対の商用電源ラインのライン間に発生するレベルが予め
設定されたレベルを超える期間のうち、第1の時刻から
第2の時刻までに含まれる期間と第3の時刻から第4の
時刻までに含まれる期間とを通信に用いる構成としてい
る。このため、半サイクルの前半における送信側のゼロ
クロス検出の遅れ誤差と、半サイクルの後半における送
信側のゼロクロス検出の進み誤差との加算値が、スペー
ス期間より短い場合では、室内機からの送信と室外機か
らの送信とに重なりが発生しない。従って、ゼロクロク
検出のタイミングに誤差が生じるときにも、室内機から
の送信と室外機からの送信とが重なることを防止するこ
とが可能になる
の通信方法は、前記2つの期間の間にスペース期間を設
け、前記半サイクルの始まる時刻を第1の時刻とし、前
記スペース期間の始まる時刻を第2の時刻とし、前記ス
ペース期間の終了する時刻を第3の時刻とし、前記半サ
イクルの終了する時刻を第4の時刻とするとき、前記一
対の商用電源ラインのライン間に発生するレベルが予め
設定されたレベルを超える期間のうち、第1の時刻から
第2の時刻までに含まれる期間と第3の時刻から第4の
時刻までに含まれる期間とを通信に用いる構成としてい
る。このため、半サイクルの前半における送信側のゼロ
クロス検出の遅れ誤差と、半サイクルの後半における送
信側のゼロクロス検出の進み誤差との加算値が、スペー
ス期間より短い場合では、室内機からの送信と室外機か
らの送信とに重なりが発生しない。従って、ゼロクロク
検出のタイミングに誤差が生じるときにも、室内機から
の送信と室外機からの送信とが重なることを防止するこ
とが可能になる
【図1】本発明に係る通信方法の一実施形態が適用され
る通信回路を備えた空気調和機の電気的構成を示すブロ
ック線図である。
る通信回路を備えた空気調和機の電気的構成を示すブロ
ック線図である。
【図2】商用電源の半サイクルの期間の詳細を示す説明
図である。
図である。
【図3】室内機の通信方法を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】室外機の通信方法を示すフローチャートであ
る。
る。
1 室内機
2 室外機
3 通信回路
L1,L2 商用電源ライン
L3 通信ライン
T1 第1の時刻
T2 第2の時刻
T3 第3の時刻
T4 第4の時刻
t3 スペース期間
Claims (2)
- 【請求項1】 それぞれに一対の商用電源ラインが接続
された室内機と室外機との間に接続された通信ラインで
あって且つ前記一対の商用電源ラインの一方のラインと
他方のラインとの間に電流経路を形成する通信ラインに
流れる電流を断続することにより、商用電源の同一半サ
イクルにおいて、前記室内機から前記室外機へのデータ
送信と、前記室外機から前記室内機へのデータ送信とを
可能とする通信回路が設けられた空気調和機において、 前記半サイクルの期間を2つの期間に分割し、 分割した2つの期間の一方の期間のうち、前記一対の商
用電源ラインのライン間に発生するレベルが予め設定さ
れたレベルを超える期間において、前記室内機の側から
前記室外機の側にデータの送信を行い、 前記分割した2つの期間の他方の期間のうち、前記一対
の商用電源ラインのライン間に発生するレベルが予め設
定されたレベルを超える期間において、前記室外機の側
から前記室内機の側にデータの送信を行うことを特徴と
する空気調和機の通信方法。 - 【請求項2】 前記2つの期間の間にスペース期間を設
け、前記半サイクルの始まる時刻を第1の時刻とし、前
記スペース期間の始まる時刻を第2の時刻とし、前記ス
ペース期間の終了する時刻を第3の時刻とし、前記半サ
イクルの終了する時刻を第4の時刻とするとき、前記一対の商用電源ラインのライン間に発生するレベル
が予め設定されたレベルを超える期間のうち、 第1の時
刻から第2の時刻までに含まれる期間と第3の時刻から
第4の時刻までに含まれる期間とを通信に用いることを
特徴とする請求項1記載の空気調和機の通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03777099A JP3379576B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 空気調和機の通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03777099A JP3379576B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 空気調和機の通信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000236287A JP2000236287A (ja) | 2000-08-29 |
JP3379576B2 true JP3379576B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=12506715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03777099A Expired - Fee Related JP3379576B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 空気調和機の通信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3379576B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110710121B (zh) * | 2017-06-16 | 2021-07-23 | 三菱电机株式会社 | 通信装置、通信方法以及记录介质 |
-
1999
- 1999-02-16 JP JP03777099A patent/JP3379576B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000236287A (ja) | 2000-08-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051229 |