JPH02200096A - 信号伝送システム - Google Patents

信号伝送システム

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Publication number
JPH02200096A
JPH02200096A JP1017684A JP1768489A JPH02200096A JP H02200096 A JPH02200096 A JP H02200096A JP 1017684 A JP1017684 A JP 1017684A JP 1768489 A JP1768489 A JP 1768489A JP H02200096 A JPH02200096 A JP H02200096A
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JP
Japan
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signal
processing unit
central processing
transmission
terminal
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Application number
JP1017684A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Sasai
敏彦 笹井
Masayuki Morita
正之 森田
Kyoji Yamazaki
山崎 恭二
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q9/00Arrangements in telecontrol or telemetry systems for selectively calling a substation from a main station, in which substation desired apparatus is selected for applying a control signal thereto or for obtaining measured values therefrom
    • H04Q9/14Calling by using pulses
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C19/00Electric signal transmission systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、中央処理装置と複数の端末器とを2線伝送
線で接続してなる信号伝送システムに関し、特に中央処
理装置において端末器に接続された負荷を監視制御する
遠隔制御用として好適な信号伝送システムに関する。
[従来の技術] 従来、遠隔制御用の信号伝送システムとして、中央処理
装置と複数の端末器とを2線伝送線に接続し、中央処理
装置より端末器ヘアドレス信号用および制御信号用の短
パルスと監視信号用の長パルスとを伝送し、各端末器に
おいて適宜限流抵抗とスイッチ要素との直列回路を伝送
線に並列的に接続して監視信号用長パルスの伝送期間中
に監視内容に応じてスイッチ要素を開閉し、この開閉動
作による伝送線の電流変化を中央処理装置で検出するも
のが知られている(特公昭61−3155号、以下、従
来システムという)。
ところで、この従来の信号システムのように、端末器で
シンクする電流を変化させる電流モードで端末器から中
央処理装置への信号伝送を行なう場合、中央処理装置で
は検出抵抗等により電流を電圧に変換して検出すること
ができる。しかし、この信号電流は送出元端末器と中央
処理装置との間にしか流れないため、送出元端末器と中
央処理装置との間以外の位置ではこの監視信号等を検出
できない。
したがって、この従来システムにおいては、各端末器が
、より後段の端末器の信号しか検出できず、全ての端末
器が他の全ての端末器の信号を検出できるようにするこ
とはできないため、ランダム伝送で端末器から起動をか
けようとする(子起動の)場合に、その起動端末器は前
段の端末器からの送出信号の有無、すなわち伝送線の占
有や信号の衝突を判別することができず、ランダム伝送
には適さなかった。
そこで、本発明者等は、先に、この従来のシステムに対
して、中央処理装置に、端末器から送出される電流モー
ド信号の変化を検出し、該電流モード信号を実質的のリ
アルタイムで電圧モード信号に変換して伝送線に送出す
る信号伝送システムを発案し、特願昭63−21803
1〜3号(以下、先願システムという)として出願した
この先願の信号伝送システムにおいて、各端末器は、伝
送線のどの位置に接続されているかを問わず中央処理装
置からの電圧モード信号により、他の端末器から電流モ
ードで送出された信号を検出することができる。すなわ
ち、各端末器においては自身の送出した信号と伝送線に
送出された電圧モード信号とを比較することにより、自
身が送出した信号が中央処理装置に正しく受信されたか
否か、あるいは他の端末器との衝突があったか否か等を
確認することができる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この先願システムにおいては、オン/オフ情
報をビット対応させ、複数の端末器を同一アドレスで処
理した場合、伝送線に自身から送出した以外の信号が送
出されると、それをエラーとして判定してしまうという
不都合があった。
この発明の目的は、上述の従来形における問題点に鑑み
、同一アドレスに複数の端末器を割当て、かつ各端末器
の情報をビット対応させることが可能な信号伝送システ
ムを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この発明では、中央処理装
置と複数の端末器とを2線伝送線に接続し、中央処理装
置からは端末器へ送信先アドレスおよび制御データを含
む伝送データを送出し、端末器からは中央処理装置へ自
己アドレスおよび監視データを含む伝送データを送出す
る信号伝送システムにおいて、前記端末器は、自己アド
レスおよび監視データを含む伝送データを送出する際に
、自己アドレスは各ビットごとに、そして監視データは
有意なビットのみについて自身が送出した1ビット信号
と前記伝送線の電圧モードとを比較して該1ビット信号
が正しく伝送さ・れたか否かを判定する確認手段を設け
である。
[作 用コ 上記の構成によれば、各端末器は、監視データは有意な
ビットについてのみ信号送出状態を確認し、他のピッ、
トについては確認しない。すなわち、他のビットにおい
て他の端末器から信号が送出されたとしてもエラーとし
ては検出されない。
[効 果] したがって、この発明によると、同一アドレスに複数の
端末器を割当て、ビット対応させることができる。
また、衝突の確率が減少する、中央処理装置では複数の
端末器からの監視データを1回の信号伝送により受は取
ることができる等のため、応答が速くなる。
[実施例] 以下、図面によりこの発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る遠隔制御装置の概
略の構成を示す。同図の装置は、前記先願システムにこ
の発明を適用したもので、親機としての中央処理装置1
、この中央処理装置1に2線伝送線3 (3a、3b、
3c)等を介して接続された子機としての複数の端末器
5 (5a、5b。
5C)、伝送線3aと3bとの間に接続された中継器8
aならび伝送線3bと3cとの間に接続された中継器8
b等を備えている。各端末器5には、それぞれ図示しな
い負荷、例えば照明器具、壁スィッチ、照度センサ等が
接続されている。
第2図は、中央処理装置1の機能ブロック構成を示す。
この中央処理装置1は、信号処理回路11、電流検出回
路12およびドライブ回路13からなる従来システムの
中央処理装置に対し、立上り検出回路16、同期信号発
生回路18およびフリップフロップ回路19を付加した
ものである。
なお、この中央処理装置1には、さらに、データ入力用
のキーボードおよびスイッチ類またはセンザ類、ならび
に各種表示用の表示装置、例えばCRT等が必要に応じ
て設けられる。
信号処理回路11は、所定のシーケンスに従って前記キ
ーボードやスイッチ、センサ等からデータを取り込んだ
り、各端末器の監視データを収集し、これらのデータに
基づいて制御信号を作成したり、前記表示装置に表示す
る。また、この制御信号等からなる伝送用電圧信号を作
成する。前記従来システムの中央処理装置においては、
この電圧信号がそのままドライブ回路13に入力され、
伝送信号として伝送線3に送出されていたため、この伝
送用電圧信号のフォーマットは、従来システムにおける
中央処理装置からの伝送信号フォーマットである第3図
(ar)に示すものと同じである。
第3図(a)を参照して、この伝送用電圧信号すなわち
従来システムにおける伝送信号は、“10レベルの長パ
ルス信号からなるスタート信号STと、所要ビット数の
1/2の数の“1°レベル短パルス群からなり送信先端
末器のアドレスADHおよび制御信号CNT等の伝送デ
ータを示す送信(K号ADR/CNTと、m1ルベルの
長パルス信号からなり、送信先端末器からの監視データ
等の返送待機期間(または端末伝送区間)を示す返送期
間信号RTM等で構成されている。前記の送信信号AD
R/CNTは、順次連続する各″1″1″レベルと′0
#レベル部分がそれぞれ1ビツトのデータを表わしてお
り、“1′またはa0ルベル部分が短かいものはデータ
“0′を示し、長いものは“1#を示している。第3図
(a)の例では、信号ADR/CNTとして「001・
・・」を示している。
第2図に戻って、電流検出回路12は、伝送線3を介し
て中央処理装置1と端末器との間に流れる電流(第3図
(a)に斜線で示すような監視データ等の電流モード信
号)を電圧に変換する。
ドライブ回路13は、入力信号に応じた複極信号で伝送
13を駆動するもので、例えば入力信号が“1″レベル
であれば伝送線3を+24Vにプルアップし、“02レ
ベルであれば一24Vにプルダウンする。従来システム
の中央処理装置1においては信号処理回路11の信号電
圧出力をそのままドライブ回路13へ入力していたのに
対し、この実施例では、第3図(b)に示すように、ス
タート信号STおよび送信信号A D R/、CN T
はそのまま送出するが、前記返送期間に信号処理回路1
1から出力される返送期間信号RTMはフリップフロッ
プ回路19で適宜加工してから送出するようにしている
。このフリップフロップ回路19はドライブ回路13と
ともに、この実施例の中央処理装置1の送信回路20を
構成している。
立上り検出回路16は、電流検出回路12の出力電圧を
微分することにより、端末器から送出される電流モード
信号の立上りを検出する。
同期信号発生回路18は、端末器から中央処理装置への
返送待機期間(端末伝送区間)RTM中だけ所定の周期
で同期信号5YNCを発生する。
フリップフロップ(F/F)回路19は、その電圧出力
が信号処理回路11から出力される電圧信号および同期
信号発生回路18から出力される同期信号5YNCの立
上りで立ち上がり、立下りで立ち下がるとともに、立上
り検出回路16の検出出力をトリガとして出力を反転す
る。すなわち、フリップフロップ回路19は、アドレス
信号および制御信号の送出期間中は、信号処理回路11
の出力変化にしたがって変化する電圧をドライブ回路1
3に送出し、端末器からの返送待機期間中の信号処理回
路11の出力が一定の状態では、電流検出回路12で検
出される電流モード信号または同期信号発生回路18か
らの同期信号出力が“0′から“1″に立ち上がると“
1″になり、同期信号出力が“1”から0′に立ち下が
ると“0”になる電圧をドライブ回路13に送出する。
このフリップフロップ回路19の出力電圧に応じてドラ
イブ回路13が伝送線3を駆動することによって、第3
図(a)および第3図(b)に示すように、スタート信
号STおよび送信信号ADR/CNTは信号処理装置1
1からの出力波形と同形の電圧モード信号で伝送線3に
送出されるとともに、前記端末伝送区間RTMにおいて
は、中央処理装置から同期信号5YNCが送出され、こ
の同期信号5YNCに対応して端末器から電流モード信
号RPIが送出されるとこの信号RPIに応じた電圧モ
ード信号RPVが伝送線3に送出される。
すなわち、第1図の伝送システムにおいては、前記端末
伝送期間RTM中、端末器5からの電流モード信号が中
央処理装置1で電圧モード信号に変換されて伝送線3に
送出される。このため、すべての端末器が、この電圧モ
ード信号によって、自身より後段に接続された端末器に
ついては勿論のこと、前段に接続された端末器からの電
流モード信号についてもその内容を判別することができ
る。したがって、いずれの端末器もこの電圧モード信号
によって全ての端末器の信号送出状態を判別することが
できるため、自身で伝送線3のあき具合や信号衝突の有
無を判定できる。このため、このシステムによれば、中
央処理装置の負担を重くすることなく、衝突が少なく、
ランダム式本来の伝送スピードが速いという特徴を生か
したランダム伝送方式を実現することができる。さらに
、各端末器は、電流モード信号を送出したときは、中央
処理装置がこの電流モード信号から変換した電圧モード
信号を判別することにより、この電流モード信号が中央
処理装置によって正しく受は取られたか否かを確認する
ことができる。したがって、中央処理装置からのアンサ
−信号が不要であり、伝送方式によらず、伝送スピード
の高速化を図ることができる。
また、第1図の装置においては、各端末器の監視データ
を収集するモードとして、中央処理装置1から送信先ア
ドレスおよび制御信号を含む送信要求信号を伝送線3に
送出し、これに対して、送信先の端末器から返送される
該端末器の監視データを受信する中央起動モードと、監
視データが変化する等、発信要求を生じた端末器からラ
ンダムに送出される自己アドレスおよび監視データを含
む伝送データを受信する子起動モードとが設定されてい
る。ここで、各端末器は、親起動モードにおける返送デ
ータ中に常に“0°となるマーカービットを付加するよ
うに構成されている。
中央処理装置1内の信号処理回路11では、このマーカ
ービットを検出することにより、伝送線の状態を判定す
る。そして、このマーカービット“0′が検出されず返
送データの全ビットが1′として検出された場合には伝
送線短絡と判定して所定の伝送線短絡処理を行なう。こ
れにより、全ビットが“1″の返送データと伝送線短絡
とを分別することができ、データ誤認による誤動作また
は異常動作を防止することができる。これに対し、従来
システムでは、端末器からの返送データ中に上述のよう
なマーカービットを含んでいなかったため、全ビットが
“1″の返送データと伝送線短絡とを分別できず、これ
が誤動作または異常動作の原因となっていた。
なお、常時“1°となるマーカービットを付加すれば伝
送線の開放、例えば断線をも検出することができる。
第4図は、第1図の伝送システムにおける端末器5の機
能ブロック図を示す。この端末器5は、信号処理回路5
1、受信回路52、送信回路53および自己アドレス設
定回路63等からなる従来システムの端末器に対し、同
期信号検出回路55およびフリップフロップ回路57を
付加したものである。さらに、信号処理回路51には単
数または複数の負荷9が接続されている。さらに、前記
中央処理装置1から送出される±24Vの複極パルスを
整流して該端末器の動作用電源とする整流回路(図示せ
ず)を備えている。
受信回路52は、中央処理装置1から伝送線3に送出さ
れる電圧モード信号を受信し、同期信号検出回路55は
、受信回路52の出力に基づいて中央処理装置1から伝
送線3に送出される電圧モードの同期信号を検出する。
信号処理回路51は、所定のシーケンスに従って動作し
、受信回路52で受信された電圧モード信号に含まれた
制御信号等を受は取ってこの制御信号等に基づく負荷駆
動信号を負荷9に供給したり、負荷9が監視負荷であれ
ばその監視信号を検出して監視データを作成し、前記制
御信号等に従ってこの監視データを送信回路53に出力
する。
また、監視データに続いて常に12のマーカービット信
号を送信回路53に出力する。これらの監視データおよ
びマーカービット信号からなる返送データは前記同期信
号検出回路55で1つの同期信号が検出されるごとに1
ビツトずつが送信回路53に送出される。送信回路53
は信号処理回路51から1ビツトずつ出力される監視デ
ータおよびマーカービット信号の“1″レベルに応じて
伝送線の線間に抵抗を接続し、この端末器5におけるシ
ンク電流値を変化させる。これにより、前記監視データ
およびマーカービット信号が電流モード信号として伝送
線3に送出される。中央処理装置のドライブ回路13の
出力インピーダンスが低い場合、この電流モード信号に
よる伝送線3の線間電圧の変化は殆どないが、第3図(
a)の斜線部RPIは、この電流モード信号を模式的に
示している。
フリップフロップ回路57は信号処理回路51の出力を
ラッチするためのものである。
第5図は、第1図の伝送システムにおける中継器8(8
a、8b)の機能ブロック図を示す。このような中継器
8は、伝送線が長くなった場合の信号増幅および波形歪
みの補正のため、ならびに伝送線が長くなったり、端末
器が多くなって中央処理装置からの給電では端末器の電
源を充分に賄いきれなくなった場合に端末器に電源を供
給するため、伝送線3の途中に挿入されるもので、電圧
波形受信回路81、結合回路82.83、増幅器84.
85、電圧信号用ドライバ86、タイミング発生回路8
7、電流検出回路88、電流信号用ドライバ89、およ
び電源回路90等を具備する。
電圧波形受信回路81および電流信号用ドライバ89は
、それぞれ端末器5の受信回路52および送信回路53
と同様に構成され、電圧信号用ドライバ86および電流
検出回路88は、それぞれ中央処理装置1の電流検出回
路12およびドライブ回路13と同様に構成されている
。また、結合回路82.83は、入出力間を直流的に絶
縁するためのものであり、増幅器84.85は、信号増
幅および波形成形のためのものである。さらに、電源回
路90は、中継器8の中央処理装置1とは反対側に接続
されている端末器5に電源を供給するためのものである
この中継器8、例えば8aにおいては、中央処理装置1
から送られてくる端末器5bへの伝送信号および同期パ
ルス等の電圧信号を端末器5と同様の電圧波形受信回路
81で受信し、増幅器84により、増幅および波形成形
を行ない、中央処理装置1と同様の電圧信号用ドライバ
86を駆動し、端末器5b側へ送信する。また、端末器
5bからの返送信号等の電流信号は、中央処理装置1と
同様の電流検出回路88で受信し、増幅器85により増
幅および波形成形を行ない、端末器5と同様の同様の電
流信号用ドライバ89を駆動し、中央処理装置1側へ送
る。したがって、この中継器8は、中央処理装置1側か
らみれば端末器にみえ、端末器側からみれば中央処理装
置にみえる。
中継器8の中央処理装置側と端末器側はホトカブラまた
は絶縁トランス等の結合回路82.83によって直流的
に絶縁されており、端末器側へは、中継器型IvX90
より給電される。
また、波形成形を行なう理由は次のとおりである。すな
わち、中継器8から端末器5への電圧信号は、第6図(
a)に示すような+24Vの複極パルス信号で送られ、
端末器側ではこの信号を整流することにより、電源とし
ている。このため、同期信号5YNC等の電圧信号が+
24Vから−24Vまたは一24Vから+24Vへ切り
換わるとき、伝送線および端末器5の整流回路の容量分
に第6図(b)示すような電流が流れ込む。この電流は
電流検出回路88によって検出され、電流用ドライバ8
つを駆動してしまう。多段に中継器が接続されたとき、
この電流信号の幅が広がり、これが中央処理装置1側で
本来の端末器からの信号と誤って検出され、誤動作また
は伝送不能となることがある。そこで、前記切換時を含
む一定区間はタイミング発生回路87より第6図(C)
に示すような電流返送禁止信号D■Sを発生し、極性反
転時の電流信号が中央処理装置1側へ伝わらないように
している。同図(d)は、中継器8から中央処理装置1
側へ送出される電流信号波形を示す。
第7図は、中継器8における電流信号中継動作を示すフ
ローチャートである。
すなわち、ステップ801では電流信号用ドライバ89
の出力を“0°にする。続いてステップ802にて電圧
波形受信回路81の出力が立ち下がるまで待機する。そ
してこの出力が立ち下がると、ステップ803にてタイ
マTをリセットした後、ステップ804にてタイマTを
スタートさせる。続くステップ805ではタイマTが所
定時間T1を経時するまで待機し、時間T、が経過する
とステップ806に進む。ステップ806では電流検出
回路88の出力に基づき端末器からの電流信号を受信し
たか否かを判定する。受信していればステップ807に
て電流信号用ドライバ89の出力を1″にセットし、一
方、受信していなければステップ807にて電流信号用
ドライバ89の出力を“0“にセットした後、ステップ
809に進む。ステップ809ではタイマTの計時値を
再度検査する。時間T2になっていなければ、上記ステ
ップ806に戻って上記ステップ806〜809の処理
を繰り返す。一方、時間T2に達していれば、上記ステ
ップ801に戻って上記ステップ801〜809の処理
を繰り返す。これによって、端末器から中央処理装置1
への電流信号の中継が時間T、〜T2の区間でのみ可能
化(ENB)され、それ以外の区間では禁止(Dis)
される。
第8図は、第1図の遠隔制御装置における中央処理装置
lの具体的回路例を示す。
同図の中央処理装置は、マイクロプロセッサ(CPU)
21によってその全体動作を制御するように構成したも
ので、第2図の信号処理回路11、立上り検出回路16
、同期信号発生回路18およびフリップフロップ回路1
9に相当する機能はCPU21の動作プログラムによっ
て実現している。
同図の中央処理装置は、さらに、電流検出回路12のア
ナログ出力をCPU21が処理可能なディジタルデータ
に変換して供給するためのA/Dコンバータ22、交流
電源より例えばドライブ回路13の出力段用の+26V
と一26Vおよびこの出力段以外の回路用の+5vの直
流電圧を発生する直流電源23、交流電源のゼロクロス
を検出するゼロクロス検出回路24、ゼロクロス信号を
伝送線3に送出するためのゼロクロス信号送出回路25
、CPU21の駆動クロックを発生する発振回路26、
CPU21を初期状態に設定するためのリセット回路2
7を具備している。
中央処理装置から端末器へ伝送信号を送出する場合、C
PU21は、第3図(b)に示す波形と相似の、但し“
0”レベルがOvで、“1”レベルが5vの電圧信号を
ドライブ回路13に供給する。ドライブ回路13は、C
PU21からの電圧信号に従って10”レベルが一24
Vで、′1“レベルが+24Vの、第3図(b)に示す
ような波形の電圧モード信号を伝送線3に送出する。
ゼロクロス検出回路24は、交流電源のゼロクロスを検
出し、“1#レベルのゼロクロス信号をCPU21に入
力する。この検出回路24においては、例えばAClo
oVの交流電源を絶縁トランスT1を介してダイオード
ブリッジDBIに供給し、このダイオードブリッジDB
Iからの余波整流出力をトランジスタTriのベースに
印加して超C級増幅することにより、この全波整流出力
がOVであるとき、すなわち交流電源がゼロクロスする
タイミングでトランジスタTriのコレクタに5Vのゼ
ロクロス信号を発生する。
CPU21は、このゼロクロス信号を、中央起動時等の
必要時であればそのままゼロクロス信号送信回路25に
供給する。ゼロクロス信号送信回路25においては、ゼ
ロクロス信号入力時アナログスイッチASIがオフする
ことによってCPU21からドライブ回路13への電圧
信号供給を遮断し、これにより中央処理装置から端末器
への信号伝送を遮断するとともに、CPU21からのゼ
ロクロス信号によりフォトカブラPCIを駆動してダイ
オードブリッジDB2の交流端子間を短絡することによ
って伝送線3の線間を短絡する。これにより、第12図
に示すような、電圧Oのゼロクロス信号が端末器へ伝送
される。
このゼロクロス信号は、従来、端末器において作成され
ていたが、このように、中央処理装置で作成して各端末
器に伝送するようにすれば、ゼロクロス検出回路が1個
で足り、端末器ごとに設ける場合に比べ、システム全体
から見て回路構成の簡略化および低廉化を図ることがで
きる。
第9図は、第1図の伝送システムにおける端末器5の具
体的回路例を示す。
同一の端末器は、マイクロプロセッサ(CPU)61に
よってその全体動作を制御するように構成したもので、
第4図の信号処理回路51、同期信号検出回路55およ
びフリップフロップ回路57に相当する機能はCPU6
1の動作プログラムによって実現している。52および
53はそれぞれ第4図に示したものと共通の受信回路お
よび送信回路である。
また、62はゼロクロス信号受信回路、63は自己アド
レス設定回路、64は中央処理装置または中継器8より
伝送線3へ送出される+24Vの複極パルスを全波整流
して5vの直流出力を発生する直流電源、65はクロッ
ク発生回路である。
さらに、C51はこの端末器の電源投入時にCPU61
をリセットするためのコンデンサ、DB51は複極(交
流)系である伝送線3と単極(直流)系である送信回路
52およびゼロクロス信号受信回路55とを整合するた
めのダイオードブリッジである。
この端末器には必要に応じて様々な負荷装置が単独また
は様々な組み合わせで接続されるが、ここでは、91と
してゼロクロス信号を要する負荷装置である調光装置を
、さらに92として監視負荷であるスイッチを例示しで
ある。なお、負荷装置91および92はそれぞれ負荷駆
動部のみが示されている。
受信回路52は、伝送線3の電圧モードが“0”である
か、。11であるかに応じてそれぞれOおよび5vの信
号を発生し、CPU61に供給する。
送信回路53は、CPU61で作成される端末器から中
央処理装置への伝送信号を供給され、この伝送信号が“
1”のときだけ伝送線3の線間に抵抗R51を接続する
。このとき抵抗R51は電流シンクとなり、抵抗R51
を流れる電流によって第3図(a)に斜線で示すように
伝送線3を流れる電流RPIが変化し、これが中央処理
装置の電流検出回路12(第2図)で検出されることに
よって端末器から中央処理装置への電流モードの信号伝
送が行なわれる。
第12図に示すように、伝送線3の線間電圧は、中央処
理装置からのゼロクロス信号送出時のみ0となり、それ
以外は+24Vまたは一24Vとなっている。すなわち
、ダイオードブリッジDB51の直流端電圧は、ゼロク
ロス信号送出時のみOとなり、それ以外では約+24V
となる。ゼロクロス信号受信回路62は、このダイオー
ドブリッジDB51の直流端電圧を約115に分圧する
分圧抵抗回路である。
CPU61は、ゼロクロス信号受信回路62の出力が約
5vから0となったときそれをゼロクロス信号として検
出する。そして、交流電源の半サイクルごとにこのゼロ
クロス信号と中央処理装置から伝送された制御信号に基
づく位相角で5vのパルスを作成し、調光装置91に供
給する。これにより、調光装置91ではトライアックT
Zが前記制御信号で指定された導通角でオンし、図示し
ない負荷であるランプが調光点灯される。
一方、監視負荷92において、スイッチ5W91〜94
は個別スイッチ、スイッチ5W95は設定スイッチ、ス
イッチ5W9Bは特定スイッチであり、これらのスイッ
チのいずれかが操作されると、CPU61がそれを検出
し、そのオン/オフを示す監視データを作成する。この
監視データは、前述のように電流モードで中央処理装置
に送出される。
個別スイッチ5W91〜94はそれぞれに割付けられた
複数の調光装置91の点灯状態を変更するためのもので
あり、設定スイッチ5W95は借別スイッチ5W91〜
94により変更された点灯パターンを現点灯パターンを
として再設定するためのものである。特定スイッチ5W
96は、端末器から中央処理装置への伝送データの所定
ビットの信号を反転するためのものである。例えば自己
アドレス「0001」の端末器においてこの特定スイッ
チ5W9Bを押下することによって自己アドレスの最上
位ビットを反転させた場合、この端末器から送出される
自己アドレスは、rloolJとなる。したがって、こ
の自己アドレスr0001Jの端末器から自己アドレス
rlooIJの端末器の設定信号等を送出することかで
きる。これにより、センサのような個別スイッチを持た
ない端末器のパターン(グループ)割付を中央処理装置
のモードを変えることなく行なうことができる。したが
って処理も簡単である。
次に、第10〜11図のフローチャートを参照しながら
、第1〜9図に示した中央処理装置1および端末器5の
動作を説明する。
中央処理装置1および端末器5は、それぞれの電源が投
入されると、それぞれのCPUごとに内蔵された制御プ
ログラムに従って動作を開始する。
先ず、CPUに内蔵された各種メモリ、フラグおよびレ
ジスタ等をイニシャライズした後、中央処理装置1は第
10図のフローチャートに示す、そして端末器5は第1
1図のフローチャートに示す、それぞれの無限ループ処
理を実行する。
A、中央処理装置の動作 第10図を参照して、中央処理装置1は、先ず、ステッ
プ102にて起動データの有無を判定する。
端末器へ送出すべきデータすなわち起動データが有れば
、ステップ104〜142の中央起動(親起動)処理を
実行し、起動データが無ければ、ステップ150〜18
0の通常モード処理を実行する。
中央起動処理 中央起動処理時は、先ず、ステップ104にてその起動
データに応じた第12図(2)■〜■に示すような、ス
タート信号ST、送信先端末器アドレスADRおよび制
御信号(起動データ)CNT等からなる伝送データをド
ライブ回路13より電圧モードで伝送線3に送出する。
この伝送データ送出は、ステップ104の処理を1回経
由するごとに1ビツトずつ行なわれる。次のステップ1
06はこのステップ104の処理が伝送データのビット
数に対応する所定の回数だけ繰り返されたか否かを判定
するためのステップで、ステップ104の処理回数がこ
の所定回数より少なければ処理をステップ104に戻す
。ステップ104の処理が所定回数繰り返され、所定ビ
ット数の電圧モード信号が送出されると、ステップ10
6にて送信終了と判定し、処理を次のステップ110に
進める。
ステップ110ではレベル“1“の電圧パルスからなる
同期信号を発生する。続いて、ステップ112では電流
検出回路12の出力を取り込み、ステップ114にて端
末器からの電流モード信号の有無を判定する。前記の各
実施例と同様に、この実施例においても、端末器5は送
出すべきデータの1ビツト(返送信号または端末信号)
が“1”であれば電流モード信号を送出するが、“0゛
であるときは電流モード信号を送出しない。したがって
、ここでは所定時間(例えば600μs)内に電流モー
ドの信号が検出されない場合は前記送出すべきデータの
その所定時間が属する区間に対応する1ビツト(返送信
号)が“0″であることを意味し、検出されればそのビ
ット(返送信号)は“1″であることを意味している。
ステップ114にて返送信号有りと判定されれば、ステ
ップ118にてドライブ回路13からの送出電圧を反転
した後、返送信号が検出されなければ、ステップ118
をスキップして、すなわちドライブ回路13からの送出
電圧を反転することなく直接ステップ132に処理を進
める。
ステップ132では端末器からの返送が終了したか否か
を判定する。返送データの全部のビットについて同期信
号発生(ステップ110)や返送信号受信(ステップ1
12)の処理が済んでいなければ、返送はまだ終了して
いないのであるからステップ132からステップ110
に戻って、ステップ110〜132の処理を繰り返す。
一方、返送データのビット数と同じ回数だけ前記ステッ
プ110〜132の処理を実行したときは、ステップ1
32にて端末器からの返送が終了したものと判定し、処
理をステップ136に進める。ステップ136では受信
した返送データの全ビットが“1“であったか否かを判
定する。端末器5からの返送信号には少なくとも1個の
“0”レベル信号がマーカービット信号として含まれて
いるから、通常は全ビットが′1′となることはありえ
ない。したがって、全ビットが“1゛であ2だの場合に
は伝送線短絡等の異常があるものと判定し、ステップ1
38にて警報を発する等のエラー処理を実行する。一方
、ステップ136の判定にて少なくとも1個の“0”レ
ベレル信号が受信されていれば、正常動作中と判定し、
処理をステップ136からステップ140に進める。ス
テップ140では返送データが正常なものか否かを判定
する。この判定は、例えば送信した制御信号CNTと同
じ信号を肯定応答ACKとして返送させ、この肯定応答
ACKと自身の送信した制御信号CNTとが一致するか
否かを判定することによって行なうことができる。ある
いは端末器からの返送データの末尾に端末器における送
受信の正常/異常検出結果を示すステータス信号を付加
し、このステータス信号を受信したか否かに応じてステ
ップ140の判定を行なうこともできる。
返送データが正常であれば、ステップ142にて起動デ
ータをクリアする等して起動を解除した後、ステップ1
02に戻る。
一方、返送データが異常であれば、ステップ142をス
キップしてステップ140から直接ステップ102に戻
る。この場合、起動データはそのまま残っているから、
ステップ102にて起動データ有りと判定され、この中
央起動処理が再度実行される。すなわち、起動データが
正常に伝送されるまでこの中央起動処理が繰り返される
通常モード処理 前記ステップ102にて起動データ無しと判定すると、
次にステップ150にて第12図(1)に示すような端
末起動用のスタート信号と最初の同期信号を送信し;ス
テップ154にて端末器から電流モードの起動信号が送
出されたが否がを判定する。この最初のスタート信号に
続く同期信号に対して所定の時間(例えば600μs)
どの端末器からも応答がなければ、端末起動は無かった
のであるから、ステップ102に戻る。
一方、ステップ154にて第12図(3)に示すような
端末起動信号が検出されると、端末起動有りと判定して
処理をステップ156に進め、ステップ156〜180
の通常モード処理を実行する。
この通常モード処理時は、先ずステップ156にて最初
の同期信号を送出し、続いてステップ158にて電流検
出回路12の出力を取り込む。
前述のように、この実施例において、所定時間(”例え
ば600μs)内の電流モード信号無しはその所定時間
が属する区間に対応する端末データの1ビツトが“0”
であることを意味し、電流モード信号有りはそのビット
がml”であることを意味する。ステップ160では取
り込んだ電流検出回路12の出力を検査する。そして、
電流モード信号が検出されれば、端末データの現タイミ
ングに対応するビット(端末信号)は“1°であるから
、ステップ164にてドライブ回路13からの送出電圧
を反転した後、処理を次のステップ180に進める。
一方、ステップ160にて前記所定時間を経過しても端
末信号が受信されなければ、端末データの現タイミング
に対応するビットは“0”であるから、ステップ164
の処理をスキップしてステップ160からそのまま、ス
テップ180に処理を進める。この場合、ドライブ回路
13から伝送線3への送出電圧は反転されない。
ステップ180では端末データの全部のビットに対する
同期信号送出処理(ステップ156)、受信処理(ステ
ップ158)および信号有無判定処g!(ステップ16
0)等の処理が終了したか否かを判定する。これらの処
理を終了していなければ、処理をステップ156に戻し
て前記ステップ156〜180の処理を繰り返す。
ステップ156〜180の処理を端末データのビット数
と同じだけ繰り返すと、ステップ180にて受信終了と
判定し、処理をステップ190に進める。ステップ19
0では受信した返送データの全ビットが“1′であった
か否かを判定する。
全ビットが“1″であれば伝送線短絡等の異常があるも
のと判定し、ステップ138にて警報を発する等のエラ
ー処理を実行する。一方、ステップ190の判定にて少
なくとも1個の“0”レベレル信号が受信されていれば
、正常動作中と判定し、処理をステップ190からステ
ップ102に戻す。
なお、ステップ136または190の判定がrYESJ
の場合には、さらに1回または複数回起動を掛けて伝送
状態を検査し、これらステップ136または190の判
定が連続して複数回「YESJとなったときに始めてス
テップ138のエラー処理を行なうようにしてもよい。
B、端末器の動作 第11図を参照して、端末器5は、先ずステップ202
にて中央処理装置から電圧モードの中央起動信号が送出
されたか否かを判定する。中央処理装置から第10図ス
テップ104の処理による中央起動信号が送出されてい
れば、処理をステップ204に進め、ステップ204〜
230の返送処理を実行する。一方、送出されていなけ
れば、ステップ250にて起動データの有無を判定する
中央処理装置へ送出すべきデータすなわち起動データが
あれば、ステップ256〜280の循環処理からなる端
末起動(子起動)処理を実行する。
ステップ202にて中央起動信号が送出されておらず、
かつ自身から中央処理装置に送出する端末データも無け
れば、最初のステップ202に戻る。
返送処理 返送処理時は、ステップ204およびステップ206の
循環処理にて受信回路52の出力に基づき中央処理装置
から送出される(第10図のステップ104〜106)
電圧モードの伝送データをこの循環処理の1回ごとに1
ビツトずつ受信する。
そして、所定ビット数の受信を終了すると、ステップ2
06からステップ210に進み、ステップ210にてこ
の受信された伝送データ中のアドレスデータが自己アド
レスと一致するか否かを判定する。なお、伝送方式がチ
エツクサム方式でない場合、この判定はステップ202
の段階でアドレスデータを受信して行なってもよい。上
記ステップ210の判定にてアドレスが一致すればこの
ステップ210からステップ216に進み、不一致であ
ればステップ202に戻る。
ステップ216では同期信号が受信されるまで待機する
。同期信号を受信すると、続くステップ222にて所定
時間(例えば50μs)待機した後、ステップ224に
て返送データの1ビツト(返送信号)を送信回路53か
ら伝送線3へ電流モードで送出する。このi4流モード
の返送信号は中央処理装置によって受信され(第10図
ステップ112)、これにより中央処理装置からの送出
電圧モードが反転される(同ステップ118)。
次に、ステップ226にて返送信号が′1”であったか
否かを判定する。“1”であれば処理をステップ228
に進め、“0”であれば処理をステップ230に進める
ステップ228では伝送線3の電圧モード信号を受信し
てこの受信信号が直前に送出した返送信号と内容的に一
致するか否かを判定する。一致していれば、ステップ2
24で送出した返送信号が中央処理装置で受信されて伝
送線の電圧モードが反転されたのであるから、そのビッ
トの伝送は正常に行なわれたことになる。このように各
端末器において、監視データについては“1“レベルの
返送信号のみ伝送チエツクを行ない、“0″レベルの返
送信号は伝送チエツクを行なわないようにすることによ
って、複数個の端末器を同一アドレスに設定することが
できる。このようにすることにより、例えばスイッチの
オン/オフ情報は、1ビット信号で足りるから、異なる
端末器に接続された複数のスイッチを同一アドレスのビ
ット対応で割付けすることができ、1つの端末器で1つ
のアドレスが占有される場合のような負荷割付けされな
いビットが生じるという無駄を無くすることができる。
また、同数の負荷に対する端末器の数を減すことができ
、ランダム伝送における衝突の頻度が減少する等、応答
速度の向上を図ることができる。
ステップ230では返送信号の全ビットの正常な送出が
終了したか否かを判定する。自己アドレス、監視データ
およびマーカービット信号を含む返送データの全部のビ
ットについての返送が終了していなければステップ21
6に戻って、次のビット(返送信号)について前記ステ
ップ216〜230の処理を繰り返す。一方、全部のビ
ットについての返送が終了していれば返送処理を終了し
てステップ202に戻る。
前記ステップ228にて返送信号と受信信号が内容的に
一致しなければ、返送データのそのビット(返送信号)
は中央処理装置に正しく受信されなかったのであるから
、ステップ228から直接ステップ202に戻る。この
場合、中央処理装置においては所定ビット数の返送デー
タが得られない(第10図ステップ140)。このため
、起動解除(同ステップ142)処理がスキップされ、
再度中央起動処理が実行される。したがって、端末器は
これに対して再度返送処理を実行することになり、結局
、返送データの正常な伝送が行なわれるまで、中央処理
装置の中央起動処理とこれに対する端末器の返送処理が
繰り返されることになる。
端末起動処理 この端末起動処理時は、ステップ256にて中央処理装
置の第10図ステップ150またはステップ156の処
理にて送出される同期信号の受信を待機する。この同期
信号を受信すると、続くステップ258にて所定時間(
例えば50μs)待機した後、ステップ260にて端末
データの1ビツト(端末信号)を送信回路53から伝送
線3へ電流モードで送出する。この電流モードの端末信
号は中央処理装置によって受信され(第10図ステップ
160)、中央処理装置から伝送線への送出電圧モード
が反転される(同ステップ164)。
次に、ステップ262にて端末信号が自己アドレス中の
1ビツトであったか否かを判定する。自己アドレスであ
れば処理をステップ262に進め、自己アドレスでなけ
れば処理をステップ264に進める。ステップ264で
は端末信号が1”であったか否かを判定する。“1“で
あれば処理をステップ268に進め、“0″であれば処
理をステップ270に進める。
ステップ268では伝送線3の電圧モード信号を受信し
てこの受信信号が直前に送出した端末信号と内容的に一
致するか否かを判定する。一致していれば、ステップ2
60で送出した端末信号が中央処理装置で受信されて伝
送線の電圧モードが反転されたのであるから、端末デー
タのそのビットの伝送は正常に行なわれたことになる。
−次のステップ270では自己アドレス、監視データお
よびマーカービット信号を含む端末信号の全ビットの正
常な送出が終了したか否かを判定する。全部のビットに
ついての端末信号送出が終了していなければステップ2
56に戻って、端末データの次のビット(端末信号)に
ついて前記ステップ256〜270の処理を繰り返す。
一方、全部のビットについての信号送出が終了していれ
ばこの端末起動処理を終了してステップ202に戻る。
一方、ステップ260にて送信した電流モードfg号と
ステップ268にて検査した電圧モード信号との内容が
異なる場合には、端末器から送出された電流モード信号
が中央処理装置に正しく受信されなかったと判定し、前
記循環処理をステップ268で中断してステップ202
に戻る。この場合、端末器の起動データはそのまま残っ
ているから、中央処理装置から端末起動用スタート信号
が送出され(第10図ステップ150)、処理がステッ
プ202からステップ250に進められたとき、このス
テップ250にて起動データ有りと判定され、この端末
起動処理が再度実行される。すなわち、起動データが中
央起動処理へ正常に伝送されるまでこの端末起動処理が
繰り返される。
[発明の適用例] なお、上述においては、中央処理装置側からは電圧モー
ド信号で、端末器側からは電流モード信号で信号伝送す
る信号伝送システムにこの発明を適用した例について説
明したが、この発明の方式は、相互に電圧モードで信号
伝送する場合にも適用可能である。但し、この場合には
端末器からレベル“1”のマーカービット信号を送出し
、中央処理装置においては、この“1#が検出されない
ことに基づいて伝送線の短絡を検出することができる。
また、この発明は、前記特公昭61−3155号に開示
されたような端末器からの電流モード信号を電圧信号に
変換しないシステムにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る遠隔制御システム
の全体構成を示すブロック図、第2図は、第1図のシス
テムにおける中央処理装置の機能ブロック図、 第3図は、第1図のシステムの伝送信号フォーマット説
明図、 第4図は、第1図のシステムにおける端末器の機能ブロ
ック図、 第5図は、第1図のシステムにおける中継器の機能ブロ
ック図、 第6図は、第1図のシステムにおける中継器の動作説明
のためのタイミングチャート、第7図は、第1図のシス
テムにおける中継器の動作説明のためのフローチャート
、 第8図は、第2図の中央処理装置の具体例を示す回路図
、 第9図は、第4図の端末器の具体例を示す回路図、 第10図は、第8図の中央処理装置の動作を示すフロー
チャート、 第11図は、第9図の端末器の動作を示すフローチャー
ト、そして 第12図は、第1図の装置における伝送信号の動作モー
ド別詳細フォーマットである。 1:中央処理装置 3:伝送線 5−1.5−2. 5−3.・・・:端末器8:中継器 9:負荷装置 11.51:信号処理回路 12:電流検出回路 15:微分回路 16:立ち上がり検出回路 1g、55:同期回路 19.57:フリップフロップ回路 20.53;送信回路 21.61.71:CPU RPI:電流モード信号 RPV :電圧モード信号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 中央処理装置と複数の端末器とを2線伝送線に接続し、
    中央処理装置からは端末器へ送信先アドレスおよび制御
    データを含む伝送データを送出し、端末器からは中央処
    理装置へ自己アドレスおよび監視データを含む伝送デー
    タを送出する信号伝送システムであって、 前記端末器は、自己アドレスおよび監視データを含む伝
    送データを送出する際に、自己アドレスは各ビットごと
    に、そして監視データは有意なビットのみについて自身
    が送出した1ビット信号と前記伝送線の電圧モードとを
    比較して該1ビット信号が正しく伝送されたか否かを判
    定する確認手段を備えたことを特徴とする信号伝送シス
    テム。
JP1017684A 1989-01-30 1989-01-30 信号伝送システム Pending JPH02200096A (ja)

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