JP3378818B2 - 洗面台用湯水混合栓 - Google Patents
洗面台用湯水混合栓Info
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Description
られる湯水混合栓に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の洗面台用湯水混合栓を図6に示
す。湯水混合栓Dは、円筒状で青銅製の胴体1と、胴体
1上部の内側にベ−ス5を介して収納されている湯水混
合弁部2と、湯水混合弁部2の上部に備えられたレバ−
3により構成され、胴体1下部の内側を縦方向に通る湯
流入路4a及び水流入路4b(図6では湯流入路4aの
向こう側になるため直接図示せず)は湯水混合弁部2内
へと通じている。 【0003】湯水混合弁部2の外周には環状の湯水流出
路6が設けられ、湯水流出路6は胴体1外部に銀ロ−付
けされた青銅製の立ち上がり部7に通じており、立ち上
がり部7には、樹脂製の内管と金属製の外管よりなり、
外管にはらせん状の突起を設けてある、いわゆるらせん
ホ−ス8の一端が袋ナット8aを用いて連結されてお
り、らせんホ−ス8の他端にはシャワ−ノズル(図示せ
ず)が具備されている。 【0004】湯流入路4a及び水流入路4bから湯水混
合弁部2へ流入し混合された湯水は湯水流出路6、立ち
上がり部7、らせんホ−ス8を順に経てシャワ−ノズル
より吐出されるが、湯水混合弁部2の操作をレバー3で
行うことによってシャワ−ノズルから吐出する湯水を調
整することができる。 【0005】レバー3の操作は、レバー3を水平方向及
び鉛直方向へ回動させることで行われる。レバー3を水
平方向に回動させることで湯水の混合比を調整すること
ができ、レバー3を鉛直方向に回動させることで湯水の
吐出量を調整することができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記湯水混合
栓Dでは、胴体1が鋳物で作成されているため、不良品
も多く発生し、コストアップにつながった。また、らせ
んホ−ス8の取り付け位置が決まっていたため、それに
伴い湯水混合栓Dを設置できる場所も限定され、更に湯
水混合栓Sの胴体1は金属が露出したままで断熱されて
いなかったため、火傷の防止ができず、また立ち上がり
部7にらせんホ−ス8を袋ナット8aを用いて取り付け
ていたのでらせんホ−ス8の取り付け、取り外しに手間
がかかった。 【0007】本発明は上述の事柄に留意してなされたも
ので、その目的は、洗面台用湯水混合栓を改善すること
により、鋳造品を使用せずコストダウンを図ることがで
き、ホ−スの取り付け位置が原因で湯水混合栓を設置で
きなかった場所にも設置が可能となり、火傷を防止で
き、更にホ−スの湯水混合栓への取り付けを容易にする
洗面台用湯水混合栓を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明が講じた技術的手段は次のとおりである。即
ち、内部に湯流入路、水流入路、外周に環状の湯水流出
路を有する胴体と、この胴体の外側に前記環状の湯水流
出路を覆う状態で設けられ、かつ流出口を有する筒状体
と、前記胴体の上部に設けられる湯水混合弁部を作動さ
せて湯水の混合比及び吐出量を調整するレバ−と、前記
筒状体及び湯水混合弁部の外側に設けられ、かつ前記湯
水流出口に対応する位置に環状の立ち上がり部を有する
樹脂製の外カバ−と、その一端部が湯水流出口に連通す
るよう前記環状の立ち上がり部内に挿入され、その他端
部にはシャワ−ヘッドが設けてあるホ−スとからなり、
このホースの立ち上がり部への挿入側の先端部にはリン
グが設けられ、立ち上がり部にはこのリングを立ち上が
り部の奥へ向かう方向に付勢する抜け止め部材が着脱自
在に嵌め込まれて、このホースを立ち上がり部に着脱自
在にかつ中心まわりに回動自在に構成し、前記筒状体、
外カバ−及びホ−ス端部を前記胴体の中心まわりに回動
自在に構成してあることを特徴とする洗面台用湯水混合
栓である。 【0009】上記の構成により、鋳造品を用いずに構成
できるためコストダウンを図ることができ、ホ−スの取
り付け位置が原因で湯水混合栓を設置できなかった場所
にも設置が可能となり、火傷を防止でき、更にホ−スの
湯水混合栓への取り付けが容易となる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を、図を
参照しながら説明する。図1は、この発明の洗面台用湯
水混合栓の一例を示す斜視図で、Dは洗面台の設置台9
に設置された湯水混合栓であり、その下側に湯流入管と
水流入管(いずれも図示せず)が接続されている。ま
た、湯水混合栓1の下部に設けられた環状の立ち上がり
部7内にはシャワ−ヘッド10を一端に備えた屈曲自在
のらせんホ−ス8の他端が挿入されている。また、シャ
ワ−ヘッド10はホルダ−11により保持することがで
きる。 【0011】図2は湯水混合栓Dの縦断面図、図3は湯
水混合栓Dの横断面図であり、湯水混合栓Dは、内部に
湯流入路4aと水流入路4b及び湯水流出路連絡口1
6、外部に環状の湯水流出路6を有する円柱状の銅合金
の胴体1と、胴体1の上部に設けられた湯水混合弁部2
(例えば特願平7−303901号明細書、図面に記載
のもの)と、湯水混合弁部2の上部にねじ等の連結部材
21で連結された湯水混合弁部2を操作するレバー3
と、湯水混合弁部2の外周を覆う筒状金属カバ−12
と、胴体1の湯水流出路6を覆い流出口25を有する耐
圧用の筒状体13と、筒状金属カバ−12及び筒状体1
3の外周を覆うと共に立ち上がり部7が設けてある樹脂
製の外カバ−14とから構成されていて、胴体1はボル
ト24とナット23及び取り付け金具22によって設置
台9に固定されている。 【0012】湯水混合栓Dへ流入してくる湯水はまず胴
体1内の湯流入路4a及び水流入路4bを経て湯水混合
弁部2に至り、そこからレバー3の操作によって流出す
る湯水は、胴体12内の湯水流出路連絡口16を通り、
湯水流出路6、流出口25、立ち上がり部7、らせんホ
−ス8を経て、シャワ−ヘッド10より吐出される。 【0013】筒状体13と胴体1の湯水流出路6はOリ
ング等のシール部材17、17’によって密閉されると
共に、筒状体13には縦断面円形状の流出口25が設け
られ、その流出口25の位置に立ち上がり部7がくるよ
うに外カバ−14がかぶせられているため、湯水は漏れ
ることなく湯水流出路6から流出口25を通りシャワ−
ヘッド10に至る。 【0014】ここで、レバー3による湯水混合弁部2の
操作について説明する。湯水混合弁部2の操作をレバー
3で行うことによってシャワ−ヘッド10から吐出する
湯水を調整することができ、レバー3の操作は、レバー
3を水平方向及び鉛直方向へ回動させることで行われ
る。レバー3を水平方向に回動させることで湯水の混合
比を調整することができ、レバー3を鉛直方向に回動さ
せることで湯水の吐出量を調整することができる。 【0015】また、湯水混合栓Dの組み立ての手順につ
いて説明すると、まず胴体1に筒状体13を被せ、湯水
混合弁部2を固定部材15で位置決めし、筒状金属カバ
−12を被せ、更にその上から外カバ−14を被せる。
この時外カバ−14の立ち上がり部7が筒状体13の流
出口25にくるようにし、次いで上カバー26を被せ
る。またこの時の状態を図5に示す。そして、連結部材
21によってレバー3を湯水混合弁部2に連結すれば湯
水混合栓Dの組み立てが完了する。この構成により、立
ち上がり部7にらせんホ−ス8を接続した状態で立ち上
がり部7は湯水混合栓Dの縦方向に対して回転自在にな
るが、その回転時には立ち上がり部7を有する外カバ−
14と共に筒状体13も回転する。 【0016】図4に湯水混合栓Dにおける外カバ−14
の立ち上がり部7とらせんホ−ス8の接続部分の分解斜
視図を示す。20はらせんホ−ス8の接続部材で、雄ね
じ部18及び雄ねじ部18と段差になっている先端部1
9が設けられている。18’は雄ねじ部18に螺着でき
る雌ねじ部を有するリングで、19’は先端部19を嵌
入できるOリングである。また、立ち上がり部7には半
円状の抜け止め部材7’を嵌め込むための段差があり、
さらにその段差には3つの溝7a,7b,7cが設けら
れている。そして、この3つの溝7a,7b,7cに対
応する突起部7’a,7’b,7’cが抜け止め部材
7’に設けられている。 【0017】らせんホ−ス8の接続部材20を外カバ−
14の立ち上がり部7に接続するには、まずリング1
8’を接続部材20の雄ねじ部18に螺着し、Oリング
19’を筒状体13の溝にはめ込む。この時の状態を図
5に示す。このあとに接続部材20を立ち上がり部7の
奥まで挿入する。そして、抜け止め部材 7’の突起部
7’a,7’b,7’cが立ち上がり部7の3つの溝7
a,7b,7cにそれぞれ挿通できるように抜け止め部
材7’を立ち上がり部7に上側から嵌め込むと、立ち上
がり部7の3つの溝7a,7b,7cから立ち上がり部
7の内側に挿通した抜け止め部材 7’の突起部7’
a,7’b,7’cが接続部材20のリング18’を立
ち上がり部7の奥へ向かう方向に付勢するため、らせん
ホ−ス8が抜けなくなり、ここで接続は完了したことに
なる。逆に立ち上がり部7かららせんホ−ス8を外すに
は、最初に抜け止め部材7’を上から抜き、接続部材2
0を立ち上がり部7から引き抜くだけでよい。 【0018】上記の構成によれば、鋳造品を使用せずコ
ストダウンが図れ、ホ−スを立ち上がり部に着脱自在に
かつ湯水混合栓の横方向に対して回転自在に接続できる
と共に、その立ち上がり部も湯水混合栓の縦方向に対し
て回転自在であり、更に外カバ−によって断熱処理がさ
れ火傷を防止できる湯水混合栓を提供できる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明では、内部
に湯流入路、水流入路、外周に環状の湯水流出路を有す
る胴体と、この胴体の外側に前記環状の湯水流出路を覆
う状態で設けられ、かつ流出口を有する筒状体と、前記
胴体の上部に設けられる湯水混合弁部を作動させて湯水
の混合比及び吐出量を調整するレバ−と、前記筒状体及
び湯水混合弁部の外側に設けられ、かつ前記湯水流出口
に対応する位置に環状の立ち上がり部を有する樹脂製の
外カバ−と、その一端部が湯水流出口に連通するよう前
記環状の立ち上がり部内に挿入され、その他端部にはシ
ャワ−ヘッドが設けてあるホ−スとからなり、このホー
スの立ち上がり部への挿入側の先端部にはリングが設け
られ、立ち上がり部にはこのリングを立ち上がり部の奥
へ向かう方向に付勢する抜け止め部材が着脱自在に嵌め
込まれて、このホースを立ち上がり部に着脱自在にかつ
中心まわりに回動自在に構成し、前記筒状体、外カバ−
及びホ−ス端部を前記胴体の中心まわりに回動自在に構
成したことにより、鋳造品を用いずに構成できるためコ
ストダウンを図ることができ、ホ−スの取り付け位置が
原因で湯水混合栓を設置できなかった場所にも設置が可
能となり、火傷を防止でき、更にホ−スの湯水混合栓へ
の着脱が容易となる。
の斜視図である。 【図2】上記洗面台用湯水混合栓の縦断面図である。 【図3】上記洗面台用湯水混合栓の横断面図である。 【図4】上記実施形態における湯水混合栓とホ−スの接
続の構成を示す分解斜視図である。 【図5】上記実施形態における湯水混合栓の組み立て過
程及び湯水混合栓とホ−スの接続の過程を示す縦断面図
である。 【図6】従来の湯水混合栓の縦断面図である。 【符号の説明】 1…胴体、2…湯水混合弁部、3…レバー、4a…湯流
入路、4b…水流入路、6…湯水流出路、7…立ち上が
り部、8…ラセンホ−ス、10…シャワ−ヘッド、13
…筒状体、14…外カバ−、25…流出口、D…湯水混
合栓。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】内部に湯流入路、水流入路、外周に環状の
湯水流出路を有する胴体と、この胴体の外側に前記環状
の湯水流出路を覆う状態で設けられ、かつ流出口を有す
る筒状体と、前記胴体の上部に設けられる湯水混合弁部
を作動させて湯水の混合比及び吐出量を調整するレバ−
と、前記筒状体及び湯水混合弁部の外側に設けられ、か
つ前記湯水流出口に対応する位置に環状の立ち上がり部
を有する樹脂製の外カバ−と、その一端部が湯水流出口
に連通するよう前記環状の立ち上がり部内に挿入され、
その他端部にはシャワ−ヘッドが設けてあるホ−スとか
らなり、このホースの立ち上がり部への挿入側の先端部
にはリングが設けられ、立ち上がり部にはこのリングを
立ち上がり部の奥へ向かう方向に付勢する抜け止め部材
が着脱自在に嵌め込まれて、このホースを立ち上がり部
に着脱自在にかつ中心まわりに回動自在に構成し、前記
筒状体、外カバ−及びホ−ス端部を前記胴体の中心まわ
りに回動自在に構成してあることを特徴とする洗面台用
湯水混合栓。
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JP7118361B2 (ja) * | 2018-09-13 | 2022-08-16 | Toto株式会社 | 水栓装置及びその製造方法 |
JP7118362B2 (ja) * | 2018-09-13 | 2022-08-16 | Toto株式会社 | 水栓装置及びその製造方法 |
-
1999
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