JP3377804B2 - 箱のシュート押上機構 - Google Patents

箱のシュート押上機構

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JP3377804B2 JP18160692A JP18160692A JP3377804B2 JP 3377804 B2 JP3377804 B2 JP 3377804B2 JP 18160692 A JP18160692 A JP 18160692A JP 18160692 A JP18160692 A JP 18160692A JP 3377804 B2 JP3377804 B2 JP 3377804B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は箱の中の荷物をダンプ
(排出)するためのシュート上昇システムに関し、荷物
が詰められた箱を傾斜させることなく、容易に荷物を取
り出すことができると共に荷物を迅速、容易にダンプす
ることができるものであって、箱の中の荷物の排出作業
を自動化するために利用して有効なものである。 【0002】 【従来の技術】箱の中の荷物を排出するには箱を傾斜さ
せてダンプするか、箱の中の物を人手で取り出す外はな
い。箱を傾斜させて排出するには箱を90度以上回転さ
せなければならないが、排出が完了した後に又箱を反対
方向に90度以上回転させて元の姿勢に戻さなければな
らない。この操作を人手で行うことは重労働であり且つ
面倒であるので能率的ではなく、又これを自動化するに
は箱の把持機構、反転動作機構が複雑で、しかも高価な
ものになるばかりでなくその動作に時間を要し、且つ箱
を水平に移動させながらこのダンプ操作を行わせるよう
にするときはなおさら機構が複雑且つ高価になる。上記
の問題は箱の中の荷物をダンプするには箱それ自体を傾
斜させなければならないために生じるものである。深い
箱に限らずトレー等の浅い箱についても同様である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のダンプ
操作を簡単な機構、単純な動作でダンプ操作を完了でき
るようにするために、箱それ自体を全く動かすことなく
ダンプ操作を行えるように、箱及びダンプ操作機構を工
夫することをその課題とするものである。 【0004】 【課題を解決するのための手段】上記課題解決のために
講じた手段は次の要素(イ)、(ロ)、(ハ)によって
構成されるものである。 (イ)箱の底に三つ以上の穴を設け、箱の底にシュート
(底板)を敷いたこと、 (ロ)箱の底に設けた穴を貫通する複数の押上げロッド
を有する押上機構を箱支持装置により支持された箱の下
に設けたこと、 (ハ)上記複数の押上げロッドの先端の高さを異にし
て、全ての押上げロッドの頂点を含む仮想平面を傾斜平
面としたこと。 【0005】 【作 用】シュートを敷いた箱に荷物を詰めて箱を移送
する。所定の位置で箱を箱支持装置に載せ、箱支持装置
により支持された箱の下に設けた押上機構によって押上
げロッドを押上げると、押上げロッドが箱の底の穴から
挿入され、シュートの下面にその上端が係合する。その
後さらに押上げロッドが上昇すると、押上げロッド先端
の高さが異なり、且つその全ての押上げロッドの頂点を
含む仮想平面が傾斜平面になっているので、シュートが
先ず傾斜され、その後傾斜した状態で並行に押上げられ
る。シュートの上昇によって箱の中の荷物が押上げら
れ、シュートの最も低い辺が箱の上端に達したとき、箱
の中の荷物は完全にダンプされる。この間箱は全く動か
ない。そして、押上げロッドが下降すると、シュートは
再び箱の底に確実に収められる。上昇位置でのシュート
の箱に対する位置ずれを阻止するためにシュート下面に
押上げロッドとの係合部を設けることがあるが、荷物と
共にシュートを落下させても良い場合は上記係合部は不
要である。又、箱の底に三つ以上の穴を設けるのは、押
上げロッドの先端でシュートを傾斜させ、且つ傾斜した
状態で安定的にシュートが押上げられるようにするため
であるから、穴の配置は仮想三角形の三つの頂点、仮想
四角形の四つの角等、押上げロッドによってシュートが
斜めにされて安定した状態で押上げられる配置とする。
穴および押上げロッドの数は3乃至4が適当であり、そ
れ以上であっても特に有利なことはない。更に箱支持装
置が定置のものであるときは、押上げロッドを有する押
上機構は定置型で良いが、箱支持装置がベルトコンベ
ア、ローラコンベア等の移送装置であって移送しながら
ダンプ操作を行うものであるときは、上記押上装置を移
送装置の下の移動台に設け、この移動台の移動速度を箱
の移送装置と同期させれば良い。押上げロッドの左方の
一対の先端を低くしたのは、シュートを斜めにして箱の
中の荷物を箱の外に重力を利用してダンプするためであ
る。 【0006】 【実 施 例】次いで図面を参照しつつ実施例を説明す
る。通常の四角なポリ箱1の底5に4つの穴2が設けら
れており、更に箱1の底5に敷かれる四角な板状のシュ
ート3の下面に4つの半球状凹所4が設けられている。
シュート3の形状は箱1の板5の形状とほぼ同じであ
り、凹所4の配置は箱1の穴2の配置と同じである。エ
アシリンダ10のピストンロッド11の先端に押上げロ
ッドの基盤12がボルト止め等で固定されており、この
基盤に左右各2つ、計4つの押上げロッド13が垂直に
突設されている。この押上げロッドの配置はシュート3
の凹所4の配置及び箱1の底5の穴2の配置と同じであ
る。左側の一対のロッド13aの高さは右側の一対のロ
ッド13bの高さよりも低く、その上端eはシュート3
の下面の凹所4よりも若干大きい曲率の半球状になって
いる。箱の支持板14上に箱1を載せた状態で、エアシ
リンダ10を作動させて、押上げロッド13を押上げる
と、ロッド13が支持板14の穴15、箱1の底5の穴
2に挿入され、先ず右側の長いロッド13bの半球状の
先端eがシュート3の下面の半球凹所4に係合し、シュ
ート3の右辺を押上げる。これによってシュート3が荷
物の偏り等に関わらず確実に左下がりに斜めにされ、続
いて左側のロッド13aの半球状の先端eがシュート3
の下面の半球状凹所4に係合する。その後の押上げロッ
ドの上昇によって、シュート3は斜めの状態で箱の中を
押上げられ、左方に荷物がダンプされる。シュート3の
左辺が箱1の上端に達したとき箱の中の荷物Wの全てが
箱の左方にダンプされる。荷物をダンプして後に押上げ
ロッドを下降させると、シュート3は再び箱の底に収め
られる。なお、シュートおよび中の荷物の上昇に伴って
箱が押上げられる恐れがある場合は、これを阻止するた
めに箱の左右両側面を軽く押える等の簡単な押え装置を
支持板14に付設すれば良い。押上げロッド13の先端
eが半球状でその曲率が凹所4の曲率よりも若干大きい
ので、ロッド13の先端と凹所4の位置が若干ずれてい
ても、押上げロッド13の先端eが半球状の凹所4に確
実に係合する。なお、押上げロッド13でシュート3が
傾斜状に押し上げられた上昇位置でのシュート3の箱1
に対する位置ずれを阻止するために、押上げロッド13
の先端にパイプ17を介して真空発生装置に連結した吸
盤16を設け(図7参照)、押上げロッド13でシュー
ト3を上昇しているとき、この吸盤16はシュート3の
下面に吸着し、ダンプ時に荷物Wがシュート3上を移動
しても箱1に対するシュート3の位置がずれないように
し、押上げロッド13が所定の位置に降下すると自動的
に吸引が終了し、吸盤16の吸着を解放するよう構成す
ることもできる。箱をコンベアで移送するものにおいて
は、上記支持板14がコンベアに相当するので、エアシ
リンダ10が上記コンベアの下の移動台(図示せず)に
設置される。この移動台の移動速度をコンベアの移送速
度と同期させれば、箱が所定の位置にきたとき上記移動
台を起動させることによって、箱と押上げロッド13と
の相対位置は一定のままで押上げロッド13は箱1に対
して昇降することができる。 【0007】 【効 果】以上のように本発明は箱の深さ大きさに関係
なく、又ばら荷、棒状物、重量物等の荷物の種類に関わ
りなく、簡単、容易且つ迅速に荷物を箱の中から取り出
すことができ、その作業能率を著しく向上させることが
できる。荷物取り出し作業を自動化することができるの
で、人手不足の解消に大きく寄与することができる。更
に、本発明の装置はその機構が極めて単純であるので、
その製作コストは極めて低く、少ない設備投資によって
大きな経済効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】箱の断面図である。 【図2】図1の平面図である。 【図3】シュートの平面図である。 【図4】図3のA−A断面図である。 【図5】本発明の箱のダンプ機構全体の正面図である。 【図6】図5の箱のダンプ機構の作動状態を示す説明図
である。 【図7】本発明の箱のダンプ機構の押上げロッドの先端
に吸盤を設けた実施例の正面図である。 【符号の説明】 1・・・箱 2・・・穴 3・・・シュート 4・・・凹所 10・・・エアシリンダ 11・・・ピストンロッド 12・・・押上げロッドの基盤 13・・・押上げロッド 13a・・・短いロッド 13b・・・長いロッド 14・・・支持板 15・・・支持板の穴 16・・・吸盤 17・・・パイプ e・・・押上げロッドの上端 W・・・荷物
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 69/00 B65G 11/02 B65G 47/34 B65G 47/82 B65G 59/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】箱の底に三つ以上の穴を設け、箱の底にシ
    ュート(底板)を敷き、箱の底に設けた穴を貫通する複
    数の押上げロッドを有する押上機構を箱支持装置により
    支持された箱の下に設け、上記複数の押上げロッドの先
    端の高さを異にして、全ての押上げロッドの頂点を含む
    仮想平面を傾斜平面とした箱のシュート押上機構。
JP18160692A 1992-06-17 1992-06-17 箱のシュート押上機構 Expired - Fee Related JP3377804B2 (ja)

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JP4526160B2 (ja) * 2000-05-29 2010-08-18 大日本印刷株式会社 段ボール箱からの物品取り出し方法及び装置
JP4030858B2 (ja) * 2002-10-30 2008-01-09 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置及び熱処理方法

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