JP3377408B2 - 封止用樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents

封止用樹脂組成物及び半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封止用樹脂組成物
に関し、詳しくは、耐吸湿半田性に優れた電子部品、半
導体装置等の封止用の封止用樹脂組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダイオード、トランジスタ
ー、集積回路等の電気、電子部品や半導体装置等の封止
方法として、例えばエポキシ樹脂やシリコン樹脂等によ
る封止方法や、ガラス、金属、セラミック等を用いたハ
ーメチックシール法が採用されているが、近年では信頼
性の向上と共に大量生産可能でありまたコストメリット
のあるエポキシ樹脂を用いた低圧トランスファ成形によ
る樹脂封止が主流を占めている。
【0003】このエポキシ樹脂を用いる封止法において
は、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂を樹脂成分と
し、かつノボラック型フェノール樹脂を硬化成分とする
樹脂組成物から成る成形材料が最も一般的に使用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、IC、LS
I、VLSI等の電子部品や半導体装置の高密度化、高
集積化に伴って、封止樹脂の薄肉化のためには、これま
でのエポキシ樹脂組成物では必ずしも満足に対応するこ
とができなくなってきている。例えば、表面実装用デバ
イスにおいては、実装時にデバイス自身が半田に直接浸
漬される等、急激に高温過酷環境下に曝されるため、パ
ッケージクラックの発生が避けられない事態となってい
る。すなわち樹脂成形した後保管中に封止樹脂が吸収し
た水分が、半田成形時等に高温に曝された際に急激に気
化膨張し、封止樹脂がこれに耐えられずにパッケージに
クラックが生じるものである。
【0005】封止用樹脂組成物については、耐熱性、密
着性等の向上等の検討がされ、実際にこれらの特性の改
善がなされているが、これらの特性、殊に低応力性と共
に、上記した通りの耐吸湿半田クラック性については、
いまだ満足できる状況にはない。本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、従来の封止用エポキシ樹脂組
成物の欠点を改善し、耐吸湿半田クラック性の向上を図
ることのできる樹脂封止用の封止用樹脂組成物を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填材を含む封
止用樹脂組成物において、ベンゾトリアゾール骨格を有
する非水溶性化合物を、封止用樹脂組成物全量に対して
0.01〜1重量%含有させると共に、エポキシ樹脂の
少なくとも一部として、下記の一般式(B)で表される
ビフェニル型エポキシ樹脂(式中R 〜R は、H又は
CH を示す)を用いて成ることを特徴とするものであ
る。
【化3】
【0007】また本発明の請求項2に記載の発明は、請
求項1の構成に加えて、ベンゾトリアゾール骨格を有す
る非水溶性化合物の少なくとも一部として下記の式
(A)で表される、1、2、3−ベンゾトリアゾールを
用いて成ることを特徴とするものである。
【0008】
【化4】
【0009】
【0010】
【0011】また本発明の請求項に記載の発明は、請
求項1又は2の構成に加えて、メルカプト基を有するシ
ランカップリング剤を含有させて成ることを特徴とする
ものである。また本発明の請求項に記載の半導体装置
は、請求項1乃至のいずれかに記載の封止用樹脂組成
物で封止して成ることを特徴とするものであるまた本
発明の請求項に記載の半導体装置は、請求項の構成
に加えて、銅リードフレームを用いて成ることを特徴と
するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明に係る封止用樹脂組成物は、エポキシ樹
脂、無機充填材、硬化剤を含むものである。本発明は上
記の封止用樹脂組成物にベンゾトリアゾール骨格を有す
る非水溶性化合物を封止用樹脂組成物全量に対して0.
01〜1重量%含有させるものである。ここでベンゾト
リアゾール骨格を有する非水溶性化合物とは、常温での
水に対する溶解度がおよそ5%以下のものをいう。この
ようにベンゾトリアゾール骨格を有する非水溶性化合物
を封止用樹脂組成物全量に対して0.01〜1重量%含
有させた封止用樹脂組成物を用いて半導体装置を封止す
ることにより、封止樹脂とリードフレームとの間の密着
性が優れたものとなり、剥離の発生を抑制することがで
きるものであり、また吸湿リフロー後のパッケージクラ
ックの発生を改善することができるものであり、さらに
半導体装置の信頼性を向上することができるものであ
る。なお、封止用樹脂組成物に含有させるベンゾトリア
ゾール骨格を有する非水溶性化合物が封止用樹脂組成物
全量に対して0.01重量%未満であると、十分な耐リ
フロー性の効果が得られず、また1重量%を超えると、
封止用樹脂組成物の成形性が著しく悪化し、良好な成形
物が得られなくなるものである。
【0013】上記の封止用樹脂組成物に含有させるベン
ゾトリアゾール骨格を有する非水溶性化合物としては、
下記の式(A)で表される1、2、3−ベンゾトリアゾ
ール(BTA)、下記の式(C)で表されるトリルトリ
アゾール(TTA)、下記の式(D)で表されるベンゾ
トリアゾール−COOH(BTA−COOH)等を用い
ることができ、これらは一種単独で用いることができる
他、二種以上を併用することもできるものであるが、特
に1、2、3−ベンゾトリアゾール(BTA)を用いる
と、上記封止用樹脂組成物で半導体装置を封止すること
による半導体装置における上記の剥離やパッケージクラ
ックの改善効果を更に向上することができるものであ
る。
【0014】
【化5】
【0015】本発明に係る封止用樹脂組成物に用いるエ
ポキシ樹脂としては、o−クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタ
ジエン型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹
脂、ブロム含有エポキシ樹脂等を用いることができる。
これらのエポキシ樹脂は一種単独で用いることができる
他、二種以上を併用することもできるものである。
【0016】上記エポキシ樹脂として、特に下記一般式
(B)で表されるビフェニル型エポキシ樹脂(式中R1
〜R4 は、H又はCH3 を示す)を用いると、上記封止
用樹脂組成物で半導体装置を封止することによる半導体
装置における上記の剥離やパッケージクラックの改善効
果を更に向上することができるものである。
【0017】
【化6】
【0018】また、本発明に係る封止用樹脂組成物に用
いる硬化剤としては、フェノールノボラック、クレゾー
ルノボラック、フェノールアラルキル、ナフトールアラ
ルキル、等の各種多価フェノール化合物あるいはナフト
ール化合物を用いることができる。封止用樹脂組成物中
での硬化剤のエポキシ樹脂に対する当量比は0.5〜
1.5が好ましいものであり、更に好ましくは0.8〜
1.2とするものである。
【0019】また、本発明に係る封止用樹脂組成物に用
いる硬化促進剤としては、トリフェニルホスフィン等の
有機ホスフィン類、ジアザビシクロウンデセン等の三級
アミン類、2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミ
ダゾール等のイミダゾール類を用いることができるもの
である。封止用樹脂組成物中の硬化促進剤の配合量は、
エポキシ樹脂に対して0.5〜5重量%とするものであ
るが、この範囲に限るものではなく、硬化促進剤の反応
性を考慮して、目的とする反応時間に応じて適宜選択す
るものである。
【0020】また、本発明に係る封止用樹脂組成物に用
いる無機充填材としては、溶融シリカ、結晶シリカ、ア
ルミナ、窒化珪素等を用いることができるものである。
封止用樹脂組成物中での無機充填材の配合比は、70〜
92重量%とするのが好ましいものである。また、本発
明に係る封止用樹脂組成物には、離型剤としてカルナバ
ワックス、ステアリン酸塩、モンタン酸、カルボキシル
基含有ポリオレフィン等を添加してもよいものである。
【0021】また、本発明に係る封止用樹脂組成物に
は、上記の成分の他に、必要に応じて、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン等のカップリング剤や、難燃剤、
着色剤、シリコーン可撓剤等を添加することができるも
のである。特にカップリング剤として、γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン等のメルカプト基を有する
シランカップリング剤を用いると、上記封止用樹脂組成
物で半導体装置を封止することによる半導体装置におけ
る上記の剥離やパッケージクラックの改善効果を更に向
上することができるものである。
【0022】上記のような本発明に係る封止用樹脂組成
物を製造するにあたっては、上記各成分を配合し、ミキ
サー、ブレンダー等で均一に混合した後、ニーダーやロ
ール等で60〜120℃で加熱混練することにより、目
的とする封止用樹脂組成物を得るものである。なお混練
後、必要に応じて冷却固化した後粉砕して粉状粉にして
もよいものである。
【0023】また、本発明に係る半導体装置は、上記の
封止用樹脂組成物を封止樹脂として用いたものである。
半導体装置の製造は、先ず金属のリードフレーム上の所
定位置に半導体チップをダイボンディングした後、リー
ドフレームの電極と半導体チップに設けたチップ電極と
を、Au等の細線ワイヤを用いたワイヤボンディング法
等で結線するものである。その後封止樹脂を用いて、ト
ランスファ成形により樹脂封止し、チップ、ワイヤ、及
びその接合部を電気的、機械的に外部環境から保護する
と共に、ユーザーが使い易いようにするものである。こ
のように製造された半導体装置を、配線が形成された基
板上に接続するものであるが、その接続方法にはリード
スルー実装と表面実装の二つの方法を用いることができ
る。リードスルー実装では、予め基板配線の一部にスル
ーホールを設けておき、このスルーホールに半導体装置
のパッケージリードを挿入し、基板の裏面のリードが突
き出た部分を共晶半田を用いたフロー半田付けにより固
定すると共に、基板上の配線に電気的に接続するもので
ある。一方、表面実装では、配線が形成された基板上に
設けられたリード接続部にハンダペーストを印刷塗布し
た後、半導体装置のリードがリード接続部上に位置する
ように所定の位置に半導体装置を基板上に載置し、炉内
を半田融点以上にコントロールしたリフロー炉を通過さ
せて半田接続を行うものである。半導体装置を基板上へ
実装する際、特に表面実装の場合のリフロー工程におい
ては、半導体装置が急激に高温過酷環境下に曝されるた
め、パッケージクラックの発生が避けられない事態とな
っている。すなわち樹脂成形した後保管中に封止樹脂が
吸収した水分が、半田成形時等に高温に曝された際に急
激に気化膨張し、封止樹脂がこれに耐えれずにパッケー
ジにクラックが生じるものである。
【0024】しかし、本発明では、上記の封止用樹脂組
成物を封止樹脂として用いたために、封止樹脂とリード
フレームとの間の密着性が優れたものとなり、剥離の発
生を抑制することができるものであり、また吸湿リフロ
ー後のパッケージクラックの発生を改善することができ
るものであり、さらに信頼性を向上することができるも
のである。
【0025】半導体装置のリードフレーム材質として
は、銅、42アロイ(Fe−42%Ni合金)等が挙げ
られるが、特に銅リードフレームを用いた上記半導体装
置について、上記封止用樹脂組成物を封止樹脂として用
いた場合、銅リードフレームを用いた半導体装置の上記
の剥離やパッケージクラックの改善効果を、著しく向上
することができるものである。ここで、銅リードフレー
ムとは、純粋な銅を用いたものばかりではなく、194
アロイ(Cu−Fe−Pアロイ)、EFTCE−64T
(Cu−Cr−Snアロイ)等の銅合金材質のものも含
むものである。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述する。 (実施例1〜、比較例1〜4) 封止用樹脂組成物を製造するあたり、表1に示す各成
分を配合し、ミキサーで均一に混合した後、ロールにて
90℃で加熱混練し、その後冷却固化したものを粉砕し
て目的の樹脂組成物を得た。
【0027】上記の実施例及び比較例の封止用樹脂組成
物について、下記のような試験を行った。 (耐リフロー性評価)14mm×20mm×2.4mm
tの60pinQFP(quad flatpack−
type)パッケージにより評価を行った。なお、上記
QFPパッケージは銅リードフレームパッケージと42
アロイリードフレームパッケージの双方を用意した。
【0028】上記半導体装置パッケージをトランスファ
成形後、175℃で6時間加熱して後硬化させた。その
後、リードフレームのチップ搭載部の裏面(ダイパット
面)を超音波探査装置により観察し、ダイパット面での
封止樹脂の剥離の有無を確認した。その後、85℃、8
5%RHの条件下で、168時間吸湿処理を行った後、
熱風リフロー炉にて240℃でリフロー処理を行った。
このパッケージを切断し、断面を実体顕微鏡で観察し
て、クラックの有無を確認した。 (信頼性評価)評価用のアルミニウム回路を形成した素
子をリードフレームに実装した16DIP−ICを、ト
ランスファ成形後、175℃で6時間加熱して後硬化さ
せたものを、試験に供した。
【0029】PCT試験は、2atm、121℃の条件
下で、1000時間処理を行ったものについて、回路の
断線不良数をカウントして行った。また、USPCBT
試験は85℃、85%RHの条件下で、平行した2本の
回路間に25Vの電圧を印加し、500時間処理を行っ
たものについて、断線、あるいはリーク不良の発生数を
カウントして行った。
【0030】上記の試験結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【0033】表1から判るように、エポキシ樹脂成分と
して、ビフェニル型エポキシ樹脂を用い、硬化剤成分と
してフェノールアラルキル樹脂を用いた封止用樹脂組成
物については、実施例乃至のものを比較例2のもの
と比較すると、封止用樹脂で封止した半導体装置の耐リ
フロー性及び信頼性は、封止樹脂にベンゾトリアゾール
骨格を有する非水溶性化合物を配合することにより向上
し、更に、ベンゾトリアゾール骨格を有する非水溶性化
合物として、1、2、3−ベンゾトリアゾールを配合し
た場合や、メルカプト基を有するシランカップリング剤
を配合した場合は、その効果が著しいことが確認でき
た。また、銅リードフレームを用いた半導体装置におい
ては、耐リフロー性の向上の効果が著しいことが確認で
きた。
【0034】また、実施例乃至のものを比較例3、
のものと比較すると、封止用樹脂で封止した半導体装
置の耐リフロー性及び信頼性は、ベンゾトリアゾール骨
格を有する非水溶性化合物を含む封止樹脂において、エ
ポキシ樹脂成分として、ビフェニル型エポキシ樹脂を用
いることにより向上することが確認できた。
【0035】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填材を含む封止
用樹脂組成物において、ベンゾトリアゾール骨格を有す
る非水溶性化合物を、封止用樹脂組成物全量に対して
0.01〜1重量%含有させて成るため、この封止樹脂
で半導体装置を封止することにより、封止樹脂とリード
フレームとの間の密着性を優れたものとし、剥離の発生
抑制することができるものであり、また吸湿リフロー
後のパッケージクラックの発生を改善することができる
ものであり、さらに半導体装置の信頼性を向上すること
ができるものである。また、エポキシ樹脂の少なくとも
一部として、下記の一般式(B)で表されるビフェニル
型エポキシ樹脂(式中R 〜R は、H又はCH を示
す)を用いて成るため、この封止用樹脂組成物で半導体
装置を封止することにより、半導体装置に対する上記の
剥離やパッケージクラックの改善効果を更に向上するこ
とができるものである。
【化7】
【0036】また本発明の請求項2に記載の発明は、請
求項1において、ベンゾトリアゾール骨格を有する非水
溶性化合物の少なくとも一部として、下記の式(A)で
表される、1、2、3−ベンゾトリアゾールを用いて成
るため、この封止用樹脂組成物で半導体装置を封止する
ことにより、半導体装置に対する上記の剥離やパッケー
ジクラックの改善効果を更に向上することができるもの
である。
【0037】
【化8】
【0038】
【0039】
【0040】また本発明の請求項に記載の発明は、請
求項1又は2の構成に加えて、メルカプト基を有するシ
ランカップリング剤を含有させて成るため、この封止用
樹脂組成物で半導体装置を封止することにより、半導体
装置に対する上記の剥離やパッケージクラックの改善効
果を更に向上することができるものである。
【0041】また本発明の請求項に記載の半導体装置
は、請求項1乃至のいずれかに記載の封止用樹脂組成
物で封止して成るため、封止樹脂とリードフレームとの
間の密着性が優れたものとなり、剥離の発生を抑制する
ことができるものであり、また吸湿リフロー後のパッケ
ージクラックの発生を改善することができるものであ
り、さらに信頼性を向上することができるものである。
【0042】また本発明の請求項に記載の発明は、請
求項の構成に加えて、リードフレームとして銅リード
フレームを用いて成るため、銅リードフレームを用いた
半導体装置の上記の剥離やパッケージクラックの改善効
果を、著しく向上することができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 23/31 (56)参考文献 特開 昭58−198525(JP,A) 特開 平1−294765(JP,A) 特開 平7−242731(JP,A) 特開 昭61−272228(JP,A) 特開 平8−41290(JP,A) 特開 平8−259666(JP,A) 特開 平10−298266(JP,A) 特開 平10−130374(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 63/00 - 63/10 C08G 59/50 C08K 5/3492 H01L 23/29

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填材を含
    む封止用樹脂組成物において、ベンゾトリアゾール骨格
    を有する非水溶性化合物を、封止用樹脂組成物全量に対
    して0.01〜1重量%含有させると共に、エポキシ樹
    脂の少なくとも一部として、下記の一般式(B)で表さ
    れるビフェニル型エポキシ樹脂(式中R 〜R は、H
    又はCH を示す)を用いて成ることを特徴とする封止
    用樹脂組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 ベンゾトリアゾール骨格を有する非水溶
    性化合物の少なくとも一部として下記の式(A)で表さ
    れる、1、2、3−ベンゾトリアゾールを用いて成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の封止用樹脂組成物。 【化2】
  3. 【請求項3】 メルカプト基を有するシランカップリン
    グ剤を含有させて成ることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の封止用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の封止
    用樹脂組成物で封止して成ることを特徴とする半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 銅リードフレームを用いて成ることを特
    徴とする請求項4に記載の半導体装置。
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