JP3374387B2 - 無人車 - Google Patents
無人車Info
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Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Description
に沿って自動走行する無人車であって、例えば工場内で
の物品の搬送などに用いられる無人車に関するものであ
る。
軌道を検出する手段と、個別の駆動装置により駆動され
る左右の駆動輪を備え、軌道の検出信号に基づいて各駆
動装置を制御することにより、軌道に沿って自動走行す
るようにしたものがある。このような無人車は、駆動輪
自体の操舵機能をもたず、左右の駆動輪の回転速度を異
ならせることによって走行方向を変えるようにしてい
る。また、無人車を停止させるには、軌道上における所
定の停止位置に停止用マーカを設け、この停止用マーカ
を検出したときに駆動機構を停止させる制御を行うこと
となる。
うな従来の無人車にあっては、停止させるために左右の
駆動輪に同時にブレーキをかけると、その際の走行の向
きや搬送物の重量配分などによって軌道から大きく外れ
ることがあるという問題があり、このような問題を解決
することが課題であった。また、従来の無人車として
は、停止時に軌道から外れるのを防ぐ手段として、操舵
方向を中立にするばねを用いたセンタリング機構や旋回
角を制御するアクチュエータを設けたものもあったが、
いずれも構造の複雑化や重量増大をまねくことから、構
造の簡略化が望まれていた。
されたもので、軌道に沿って走行する無人車において、
構造が簡単であると共に、停止時の軌道からの逸脱を防
止することができる無人車を提供することを目的として
いる。
は、請求項1として、左右の駆動輪と、各駆動輪を個別
に駆動するブレーキ付の駆動手段と、予め設定された軌
道を検出する軌道検出手段と、軌道検出手段からの検出
信号に基づいて各駆動手段のブレーキを制御する駆動指
令手段を備え、駆動指令手段が、停止動作時において、
軌道検出手段からの検出信号により軌道に対する左右の
ずれを検出すると共に、そのずれ方向側の駆動輪に対す
る駆動手段のブレーキを解除する制御を行う構成とし、
請求項2として、軌道検出手段が、所定の幅を有する軌
道に対して、その幅方向に配置した複数の軌道検出用の
センサを備えている構成としており、上記の構成を課題
を解決するための手段としている。
軌道検出手段で軌道を検出しつつ各駆動手段で左右の駆
動輪を回転駆動して走行し、駆動指令手段により、軌道
検出手段からの検出信号に基づいて各駆動手段のブレー
キを制御する。つまり、当該無人車では、軌道検出手段
からの検出信号により軌道に対する左右のずれを判断す
ることが可能であり、また、ブレーキを作動させた側に
向きを変えるので、走行時あるいはブレーキを作動させ
る停止動作時において、駆動指令手段により、左右のず
れが修正されるように選択された側の駆動手段のブレー
キを作動あるいは解除することにより、軌道から逸脱す
ることのない走行あるいは停止を行うこととなる。とく
に、各駆動手段のブレーキを作動させる停止動作時にお
いては、軌道に対して左右のずれが生じた場合、そのず
れ方向側の駆動輪に対する駆動手段のブレーキを解除す
る制御を行う。つまり、軌道の左側にずれが生じた場合
には、同じく左側の駆動輪に対する駆動手段のブレーキ
を解除することにより、走行方向を右側に変えるように
し、また、右側にずれが生じた場合には右側のブレーキ
を解除して走行方向を左側に変えるようにし、このよう
に左右のずれを修正することにより軌道に沿って停止す
ることとなる。
道検出手段として、所定の幅を有する軌道に対してその
幅方向に複数の軌道検出用のセンサを配置したものとし
たので、例えばペイントや磁気を利用した簡単な軌道と
し、その軌道の有無を判断し得る程度のセンサを用いて
軌道に対する左右のずれを検出し得ることとなる。
ば、軌道検出手段からの検出信号に基づいて各駆動手段
のブレーキを制御する駆動指令手段を採用したことによ
り、センタリング機構やアクチュエータなどの機械的な
操舵角修正手段が不要であって、構造を簡単なものにす
ることができ、しかも、軌道に沿った走行を行うことが
できると共に、停止動作時においては、駆動指令手段に
おいて軌道に対するずれと同じ側のブレーキを解除する
制御を行うことにより、その際の走行の向きや搬送物の
重量配分などの影響を受けたとしても軌道からの逸脱を
防止することができ、軌道に沿った良好な姿勢で停止さ
せることができる。
ば、請求項1と同様の効果を得ることができるうえに、
所定の幅を有する軌道に対してその幅方向に複数の軌道
検出用のセンサを配置した軌道検出手段を採用したこと
から、軌道を例えばペイントや磁気を利用した簡単なも
のとすることができると共に、その軌道の有無を判断し
得る程度のセンサを用いて軌道に対する左右のずれを確
実に検出することが可能となり、軌道を含む全体構造の
さらなる簡略化に貢献し得る。
車の一実施例を説明する。
の両側に、左右の駆動輪Lh,Rhを備えると共に、図
中右側であるフレーム1の前部に、予め設定した軌道A
を検出する軌道検出手段2を備えており、フレーム1上
には、各駆動輪Lh,Rhを個別に駆動するブレーキ付
の駆動手段3a,3bと、軌道検出手段2からの検出信
号に基づいて各駆動手段3a,3bのブレーキを制御す
る駆動指令手段4を備えている。
定した停止用マーカBを検出するためのマーカ検出手段
5を備えており、図示した主要部分のほか、補助輪や搬
送物品の載置台あるいは別の台車との連結器などが設け
られる。
に、モータ6a,6bと、回生制動式あるいは電磁制動
等による機械式のブレーキ7a,7bを各々備えてい
る。各駆動手段3a,3bは、図1(a)に示す如く、
回転伝達機構を内蔵した支持体8a,8bを介して各駆
動輪Lh,Rhと連結してある。
Aに対して、その幅方向に配置した複数の軌道検出用の
センサを備えており、この実施例では、中央センサS
1、左センサS2および右センサS3の3個が等間隔で
配置してある。これらの軌道検出センサS1〜S3に
は、例えば光学検出式のものや磁気検出式のものなどが
用いられる。これに対して、軌道Aは、センサS1〜S
3の検出方式に対応したものであり、例えば床面と明確
にコントラストが異なる色彩のペイントやテープ、ある
いは磁気を有する部材などにより連続的に設けられる。
つまり、各ンサS1〜S3は、軌道Aの有無を検出し得
る程度のもので良い。
道検出手段2およびマーカ検出手段5からの各検出信号
を入力し、また、各駆動手段3a,3bのモータ6a,
6bに回転速度の指令信号を送ると共に、各駆動手段3
a,3bのブレーキ7a,7bに作動の指令信号を送る
ようになっており、このほか、タイマーなどを備えてい
る。
グ機構やアクチュエータなどの機械的な操舵角修正手段
を備えておらず、全体構造が簡単なものとなっている。
よび図3に示すフローチャートを用いて無人車Mの動作
を説明する。
道検出手段2で軌道Aを検出しつつ各駆動手段3a,3
bで左右の駆動輪Lh,Rhを回転駆動して走行する。
このとき、軌道検出手段2は、無人車Mが軌道A上の正
しい位置であれば、全てのセンサS1〜S3が軌道Aを
検出(ON)しており、また、無人車Mが軌道Aに対し
て左右いずれかに外れると、左センサS2あるいは右セ
ンサS3が不検出(OFF)の状態となる。これによ
り、駆動指令手段4において軌道Aに対する左右のずれ
を検出し得る。
おいて、軌道検出手段2の検出信号に基づいて左右のず
れを検出すると、そのずれの方向と逆側の駆動輪Lh,
Rhに対する駆動手段3a,3bのブレーキ7a,7b
を作動させる。つまり、無人車Mは、ブレーキを作動さ
せた側に向きを変えるので、ずれの方向と逆側のブレー
キを作動させることにより、ずれとは逆側に向きを変え
ることとなり、再び全てのセンサS1〜S3で軌道Aを
検出した時点でブレーキを解除すればよく、このように
左右のずれを修正しながら軌道Aに沿った走行を行う。
ップS11において停止信号の有無を判定しており、停
止信号が無い場合(NO)には、ステップS11に戻っ
て走行を続行し、マーカ検出手段5で停止用マーカBを
検出して停止信号が入力された場合(YES)には、ス
テップS13において両ブレーキ7a,7bを作動さ
せ、ステップS14において軌道Aに対するずれを判定
する。
では、軌道検出手段2の検出信号に基づいて左右のずれ
を検出すると、ステップS15またはステップS16に
おいて、ずれの方向と同じ側の駆動輪Lh,Rhに対す
る駆動手段3a,3bのブレーキ7a,7bを解除す
る。
図1(b)に示すように、右センサS3が不検出(OF
F)の状態となるので、これにより軌道Aの右側にずれ
ていることを検出して右ブレーキ7bを解除(OFF)
にし、逆に、軌道Aの左側にずれた場合には、左センサ
S2が不検出(OFF)の状態となるので、これにより
軌道Aの左側にずれていることを検出して左ブレーキ7
aを解除(OFF)にする。このとき、無人車Mは、ブ
レーキが作動している側に向きを変えるので、駆動指令
手段4による制御により、ずれとは逆側に向きを変える
こととなり、再び全てのセンサS1〜S3で軌道Aを検
出した時点で、それまで解除していたブレーキを作動さ
せる。
おいて左右のずれを修正し、ステップS14において左
右のずれを繰り返し判定し、同ステップS14において
ずれが無いと判定すると、ステップS17においてブレ
ーキ7a,7bの作動開始からの経過時間tと予め設定
した基準時間Tとを比較する。
いない場合(NO)には、例えば制動効果が不充分と判
断して、ステップS14に戻ってブレーキ7a,7bの
制御を継続し、経過時間tが基準時間Tを超えた場合
(YES)には、完全に制動が行われたと判断して、ス
テップS18において停止とし、両ブレーキ7a,7b
を解除する。
a,7bを作動させた際、そのときの走行方向や搬送物
品の重量配分などの影響を受けたとしても、軌道Aに対
する左右のずれを速やかに修正し、図1(b)に示すよ
うに、全てのセンサS1〜S3が軌道を検出(ON)し
た状態、つまり、軌道Aに正しく沿った状態で停止する
こととなる。
2が3個のセンサS1〜S3を備えている構成において
は、中央センサS1を停止用マーカBの検出に用いるこ
とが可能であり、このほか、例えば中央センサS1まで
が軌道不検出(OFF)となった場合に、これを駆動指
令手段4で検出して両駆動手段3a,3bのブレーキ7
a,7bを緊急作動させる制御を行うことが可能であ
り、これにより、予期しない外的要因等で無人車Mが軌
道Aから大幅に逸脱するような事態も確実に防止し得
る。
面図(a)および軌道検出手段における各センサの軌道
検出と各ブレーキの作動との関係を説明するタイムチャ
ート(b)である。
ク図である。
フローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 左右の駆動輪と、各駆動輪を個別に駆動
するブレーキ付の駆動手段と、予め設定された軌道を検
出する軌道検出手段と、軌道検出手段からの検出信号に
基づいて各駆動手段のブレーキを制御する駆動指令手段
を備え、駆動指令手段が、停止動作時において、軌道検
出手段からの検出信号により軌道に対する左右のずれを
検出すると共に、そのずれ方向側の駆動輪に対する駆動
手段のブレーキを解除する制御を行うことを特徴とする
無人車。 - 【請求項2】 軌道検出手段が、所定の幅を有する軌道
に対して、その幅方向に配置した複数の軌道検出用のセ
ンサを備えていることを特徴とする請求項1に記載の無
人車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34960596A JP3374387B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 無人車 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP34960596A JP3374387B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 無人車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10187244A JPH10187244A (ja) | 1998-07-14 |
JP3374387B2 true JP3374387B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=18404865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34960596A Expired - Lifetime JP3374387B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 無人車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3374387B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004063916A1 (de) | 2004-01-21 | 2005-11-10 | TÜV Automotive GmbH TÜV SÜD Gruppe | Mehrspuriges Fahrzeug zum Durchführen von Crash-Versuchen |
US8267834B2 (en) | 2007-10-31 | 2012-09-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Self-propelled vehicle for conveyance and method of controlling stop thereof |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP34960596A patent/JP3374387B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10187244A (ja) | 1998-07-14 |
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