JP3372849B2 - 正帯電一成分系非磁性カラートナー - Google Patents

正帯電一成分系非磁性カラートナー

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JP3372849B2
JP3372849B2 JP31875697A JP31875697A JP3372849B2 JP 3372849 B2 JP3372849 B2 JP 3372849B2 JP 31875697 A JP31875697 A JP 31875697A JP 31875697 A JP31875697 A JP 31875697A JP 3372849 B2 JP3372849 B2 JP 3372849B2
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隆 西野
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、静電式複写機や
レーザービームプリンタ等のいわゆる電子写真法を用い
た画像形成装置に使用される電子写真用カラートナーに
関し、とくに正帯電一成分系非磁性カラートナーに関す
る。 【0002】 【従来の技術】近時、電子写真法を利用した画像形成装
置においては、磁性キャリヤとトナーとを用いたいわゆ
る2成分系トナーに代えて、より簡便な1成分系トナ
ー、とくに非磁性1成分系トナーの開発が進められてい
る。非磁性1成分系トナーを用いた現像法においては、
図1に示すようにまず、トナー1を現像ローラ2および
規制ブレード3との摩擦帯電により帯電させ、鏡像力の
作用によって現像ローラ2の表面上に付着させて、この
現像ローラ2上に、帯電したトナー1の薄層を形成す
る。 【0003】つぎに、この薄層を感光体ドラム4上の静
電潜像と接触させると、静電潜像各部の電位に応じて、
薄層中のトナー1が感光体ドラム4上に移行して、静電
潜像がトナー像に現像化される、いわゆる反転現像式の
接触現像法が採用されている。なお図1において符号5
はトナー補給のためのホッパ、6はトナーかく拌のため
のアジテータ、7はトナー補給ローラ、8は現像器であ
る。 【0004】上記のように、感光体ドラム4上にトナー
1が移行する過程で、現像ローラ2および感光体ドラム
4にはトナー1との摩擦・接触により熱や圧等が加わる
ので、前記現像ローラ2および感光体ドラム4における
トナー1との接触面は摩耗で削れ、劣化しやすい。とく
に感光体ドラム4の削れ(摩耗)は、形成画像の画質を
低下を招くおそれがあるから、トナー1との摩擦による
感光体ドラム4の削れを低減させることが必要である。 【0005】また最近の画像形成装置においては、高速
化や長寿命化などの要求が高まっていることから、トナ
ー1による摩擦の条件がより過酷な画像装置、例えば中
速画像装置においても、感光体ドラム4の削れを低減す
ることが可能なトナーの開発が必要である。一方、前記
現像化されるトナー像としては、従来のモノクロ現像か
らイエロー、マゼンタおよびシアンのトナーを重合わせ
て画像を形成させるフルカラー現像への展開が急速にな
されている。フルカラー現像とは、多色原稿を色分解し
た後露光し、この工程を上記3色のトナーを用いて複数
回繰り返し、トナー像を重合わせることで多色のカラー
画像を得ようとするものである。 【0006】従って、複数回の現像を行い、定着工程と
して異なる色を有するトナー層を同一の記録媒体に重ね
合わせることを必要とするフルカラー現像においては、
透明性や混色性に優れたトナーが望まれる。さらに、上
記画像形成装置に対する高速化や長寿命化等の要求と共
に、省電力化の要求も高まって、その要求に応じるべく
低温定着温度が低下する傾向にあり、より低温で良好な
定着性を有するトナーが要望されている。 【0007】そこで、これらの特性に優れたポリエステ
ル樹脂が、トナーの定着用樹脂として検討されている。
ところで、非磁性1成分系トナーを用いた現像法として
は、上述した普通紙ファクシミリ装置やレーザープリン
タ等に採用されている反転現像式の接触現像法が主流で
ある。 【0008】かかる現像法では、同じ帯電型のトナーと
感光体とを組み合わせる必要があるが、現在多用されて
いる負帯電型のトナーと組み合わされる負帯電型の感光
体を帯電させる際には、帯電チャージャから多量のオゾ
ンが発生するため、このオゾンが外部に漏れるのを防ぐ
対策を施す必要が生じ、装置が複雑化するという問題が
ある。また、感光体がオゾンによって劣化される結果、
感光体ドラム4の寿命も短くなるという問題もある。 【0009】そこで、上記反転現像式の接触現像法にお
いては、正帯電型の感光体と正帯電型のトナーとの組み
合わせが切望されている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ポリエス
テル樹脂は多塩基酸と多価アルコールとの縮重合物であ
るため、ポリマー末端に未反応のカルボキシル基が多く
存在すると酸価が高くなり、正に帯電させるのが困難で
ある。またポリエステル樹脂は、一般に温度や湿度の影
響を受けやすく、耐環境性が十分でないことが知られて
いる。 【0011】そこで、従来より、トナーの正帯電性を安
定化させると共に、耐環境性を良好にするために、定着
用樹脂として酸価、または酸価および水酸基価を規定し
たポリエステル樹脂を使用したカラートナーが提案され
ている(特開昭63−220173号公報、特開昭63
−220174号公報、特開平7−66201号公
報)。 【0012】しかしながら、上記公報に開示された所定
の酸価、または酸価および水酸基価を有するポリエステ
ル樹脂を用いたトナーは何れも、トナーに安定した正帯
電性を付与することが不十分である。また、ポリエステ
ル樹脂が有するカルボキシル基やヒドロキシル基は親水
性であるため水分を吸着しやすく、とくに高温多湿とい
う過酷な条件下では好ましい均一な帯電量が得られず、
画像の劣化が生じるという問題があった。 【0013】また定着用樹脂としてポリエステル樹脂を
使用した場合には、良好な低温定着性等が得られる反
面、耐オフセット性が不十分なため、ヒートローラ定着
方式にて加熱ローラ面とトナー像面とが接触する際、ト
ナーが加熱ローラに付着して後続の転写紙等に転写され
る、いわゆるオフセット現象が生じやすいという問題が
あった。 【0014】特開平8−82957号公報には、酸価が
5KOHmg/g以下であるポリエステル樹脂と、離型
剤(オフセット防止剤)として酸価が20KOHmg/
g以下であるワックス類を含有したカラートナーが開示
されている。かかる上記公報の構成のトナーでは、ポリ
エステル樹脂とワックス類との酸価を規定することによ
り、トナーに均一な正帯電性を付与すると共に、耐オフ
セット性の向上が図られている。 【0015】しかし、ワックスをトナー中に含有させる
ため、トナー中のワックスの分散が不十分であると、ト
ナーの透明性および正帯電性が低下するおそれがある。
また多数枚の複写を行っていくにつれ、感光体ドラムの
表面上に徐々にトナーが蓄積、融着してフィルミングが
発生するという問題が生じていた。さらに、上記何れの
公報にも、感光体ドラムの削れを低減する手段について
何ら教示も示唆すらもされていない。 【0016】そこで、本発明の目的は、ポリエステル樹
脂の持つ低温定着性等を損なうことなく、透明性および
正帯電性に優れ、かつ感光体ドラムの削れを低減すると
共に、フィルミングの発生を防止することが可能な、正
帯電一成分系非磁性カラートナーを提供することであ
る。 【0017】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の正帯電一成分系非磁性カラートナーは、少
なくとも定着樹脂、着色剤、離型剤および正帯型の電荷
制御樹脂を含有するカラートナーであって、前記定着樹
脂が、酸価が5KOHmg/g以下、水酸基価が9KO
Hmg/g以下であり、重量平均分子量が7000〜2
0000、かつ数平均分子量が1000〜6000であ
るポリエステル樹脂からなり、前記離型剤が、酸価が1
0KOHmg/g以下であり、かつ重量平均分子量が8
000〜15000であるポリオレフィンであって、ト
ナー中に分散したポリオレフィンのうち粒径が1.5μ
m以上のものが個数基準で1%以内にあり、かつ前記ポ
リエステル樹脂100重量部に対して0.2〜5重量部
含有することを特徴とする。 【0018】本発明では、定着用樹脂として酸価が5K
OHmg/g以下であるポリエステル樹脂を使用するた
め、効率よく正に帯電させることができる。また上記ポ
リエステル樹脂は、前記酸価に加えて水酸基価が9KO
Hmg/g以下と低いために、通常の使用環境のみなら
ず高温・多湿という過酷な条件下においても、耐環境性
が優れている。 【0019】さらに上記ポリエステル樹脂は、重量平均
分子量が7000〜20000、かつ数平均分子量が1
000〜6000であるため、比較的軟質であり、その
ため該ポリエテル樹脂から得られるトナーを使用する
と、感光体ドラムの削れが低減でき、しかも前記感光体
ドラム上へのトナーの融着を防止することができる程度
の適度な硬さを有するものである。さらに耐オフセット
性も向上する。 【0020】また本発明では、所定の酸価、重量平均分
子量および粒径を有するポリオレフィンを離型剤として
使用することにより、従来よりトナーに離型剤を添加し
た際に認められる効果である耐オフセット性を改善する
と共に、透明性および正帯電性の向上ならびにフィルミ
ングの発生の防止および感光体ドラムの削れの低減が図
られている。 【0021】とりわけ本発明では、上記特定のポリオレ
フィンをポリエステル樹脂100重量部に対して0.2
〜5重量部使用した際には、透明性および均一な正帯電
性を損なうことなく、フィルミングの発生を防止すると
共に、感光体ドラムの削れを低減する効果に優れてい
る。 【0022】 【発明の実施の形態】本発明の正帯電型一成分系非磁性
カラートナー(以下、単にカラートナーという)は、定
着用樹脂であるポリエステル樹脂中に、少なくとも正帯
電性の電荷制御樹脂、離型剤および着色剤を分散させる
ことで構成される。上記ポリエステル樹脂としては、主
鎖中にエステル結合を有する、飽和あるいは不飽和の種
々のポリエステル樹脂がいずれも使用可能であるが、と
くに下記4種のポリエステル樹脂が、好適に使用され
る。 一般式(1) : 【0023】 【化1】 【0024】〔式中R1 およびR2 は同一または異なっ
て、エチレン基またはプロピレン基を示す。aおよびb
はそれぞれ1以上の整数を示す。〕で表されるグリコー
ルと、2価以上のジカルボン酸類あるいはそのエステル
とを重縮合してえられるポリエステル樹脂。 一般式(2) : 【0025】 【化2】 【0026】〔式中R3 は炭素数1〜6のアルキリデン
基または炭素数1〜3のアルキレンオキシド基を示し、
4 は炭素数1〜6のアルキリデン基、酸素原子、硫黄
原子、カルボニル基、スルフィニル基またはスルホニル
基を示し、R5 およびR6 は同一または異なって、水素
原子、ハロゲン原子または炭素数が1〜4のアルキル基
を示す。cおよびdは、それぞれ0または1の整数を示
し、eは1〜3の整数を示す。ただしcとdは同時に0
でない。f、gおよびhは同一または異なって、0また
は1の整数を示し、iは1〜4の整数を示す。jは0〜
4の整数を示し、kは1〜4の整数を示す。〕で表され
る化合物と、多価アルコール類と、ジカルボン酸類ある
いはそのエステルとを重縮合させてえられるポリエステ
ル樹脂。 一般式(3) : 【0027】 【化3】 【0028】〔式中R7 は炭素数1〜5のアルキレン基
を示し、mは0または1の整数を示す。〕で表されるグ
リコールを含む多価アルコール類と、ジカルボン酸類あ
るいはそのエステルとを反応させてえられるポリエステ
ル樹脂。 一般式(4) : 【0029】 【化4】 【0030】〔式中R8 、R9 およびR10は同一または
異なって、水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を
示す。〕で表されるグリコールを含む多価アルコール類
と、ジカルボン酸類あるいはそのエステルとを反応させ
てえられるポリエステル樹脂。なお、前記一般式(1) で
表されるグリコールの具体例としては、これに限定され
ないが、例えばポリオキシプロピレン(2,2)−2,
2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン、ポリオキシ
プロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−オキシフェ
ニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2,0)−2,
2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン、ポリオキプ
ロピレン(2)−ポリオキシエチレン(2)−2,2−
ビス(4−オキシフェニル)プロパン等があげられる。 【0031】また、一般式(2) で表される化合物の具体
例としては、例えばジフェノール酸、o−オキシ安息香
酸、m−オキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、2,4
−ジオキシ安息香酸、o−オキシフェニル酢酸、m−オ
キシフェニル酢酸、p−オキシフェニル酢酸、フェノー
ルフタレイン、p−オキシベンジルアルコール、オキシ
エチレン−p,p′−ビスフェノール、オキシプロピレ
ン−ビス(4−オキシフェニル)チオエーテル、オキシ
ブチレン−ビス(4−オキシフェニル)ケトン等があげ
られる。 【0032】前記一般式(3) で表されるグリコールの具
体例としては、例えば2,2−ビス(4−オキシシクロ
ヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4−オキシシクロ
ヘキシル)エーテル、2,2−ビス(4−オキシシクロ
ヘキシル)ケトン、2,2−ビス(4−オキシシクロヘ
キシル)スルホン等があげられる。また、上記一般式
(1) 〜(4) のグリコール等と反応させるジカルボン酸ま
たはそのエステルとしては、例えばマレイン酸、フマル
酸、メサコニン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタ
コン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シク
ロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
チン酸、マロン酸、リノレイン酸、およびこれらの2量
体、ならびにこれらの低級アルキルエステル等があげら
れる。 【0033】さらに、一般式(1) で表されるグリコール
と反応させる3価以上のカルボン酸としては、例えば
1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,3,5−ベ
ンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサント
リカルボン酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボ
ン酸、2,4,7−ナフタレントリカルボン酸、1,
2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキ
サントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシ−2−メチ
ルカルボキシプロペン等があげられる。 【0034】上記ポリエステル樹脂の特性値は、前述し
たようにその酸価は5KOHmg/g以下、水酸基価は
9KOHmg/g以下であるのがよい。なおポリエステ
ル樹脂の酸価とは、該樹脂中の遊離酸の含有量を示す指
数であって、前記遊離酸を中和するのに要した水酸化カ
リウムの量をポリエステル樹脂1gに対するmg数で表
したものである。また水酸基価とは、ポリエステル樹脂
中の水酸基の含有量を示す指数であって、前記水酸基を
アセチル化して、アセチル化に要した酢酸を中和するの
に要する水酸化カリウムの量を試料1gに対するmg数
で表したものである。 【0035】ポリエステル樹脂の酸価が5KOHmg/
gを超えた場合には、正帯電型の電荷制御樹脂を配合し
ても、カラートナーを効率よく正に帯電できなくなる。
またポリエステル樹脂の水酸基価が9KOHmg/gを
超えた場合には、前述したように電子写真用トナーの耐
環境性が低下して、使用環境における温度や湿度の変動
によって帯電特性が不安定化してしまう。 【0036】とくに酸価は、上記範囲内でも0〜4KO
Hmg/gであるのが好ましく、0〜3KOHmg/g
であるのがさらに好ましい。一方、水酸基価は、上記範
囲内でもとくに、0〜7KOHmg/gであるのが好ま
しく、0〜5KOHmg/gであるのがさらに好まし
い。なお、ポリエステル樹脂の酸価および水酸基価を上
記範囲内に調整するには、ポリエステル樹脂中の酸基、
水酸基を適当な物質を用いて中和すればよい。 【0037】具体的には、ポリエステル樹脂の主として
末端に存在するカルボン酸基あるいは水酸基をエステル
化するために、カルボン酸基には1価のアルコール類
を、水酸基には1価の酸や酸のハロゲン化物を反応させ
ればよい。また、たとえばエポキシ化、アミド化等の反
応により、カルボン酸基や水酸基をアルキル化させても
よい。 【0038】また感光体ドラムの削れの低減と、トナー
の融着防止との改善を考慮すると、上記ポリエステル樹
脂の分子量は、重量平均分子量で7000〜2000
0、好ましくは8000〜17000であり、かつ数平
均分子量で1000〜6000、好ましくは2000〜
5000であるのがよい。ポリエステル樹脂の重量平均
分子量および数平均分子量が上記範囲を超える場合に
は、作製されるトナーが硬くなり、感光体ドラムの削れ
を低減することができない。逆に、ポリエステル樹脂の
重量平均分子量および数平均分子量が上記範囲未満の場
合には、作製されるトナーが軟らかいので融着しやす
く、フィルミングが発生するおそれがある。また耐オフ
セット性が不十分となり、オフセット現象が発生しやす
くなる。 【0039】本発明では、従来よりトナー中に離型剤を
添加した際に認められる効果(耐オフセット性)の改善
と共に、透明性および正帯電性の向上、およびフィルミ
ングの発生の防止や感光体ドラムの削れの低減を図るに
は、離型剤として酸価を規定したポリオレフィンを使用
するだけでは不十分で、ポリオレフィンの粒径が大きな
要因であるという事実を見出し、所定の酸価、重量平均
分子量および粒径を有するポリオレフィンが採用され
る。 【0040】すなわち、本発明で使用される離型剤とし
ては、酸価が10mgKOH/g以下で、かつ重量平均
分子量が8000〜15000であるポリオレフィンで
あって、トナー中に分散した該ポリオレフィンのうち、
その粒径が、透過型電子顕微鏡を用いて観測した際に
1.5μm以上のものが個数基準で1%以内であるポリ
オレフィンがあげられる。 【0041】とくに酸価は、上記範囲内でも0〜8KO
Hmg/gであるのが好ましい。ポリオレフィンの酸価
が10KOHmg/gを超えた場合には、上記特定のポ
リエステル樹脂および正帯電型の電荷制御樹脂を配合し
ても、トナーの正帯電性が低下してしまう。なお、ポリ
オレフィンの酸価を上記範囲内に調整するには、ポリオ
レフィンにアクリル酸やメタクリル酸を共重合させて、
前記アクリル酸等が有するカルボキシル基を上記ポリエ
ステル樹脂中の酸価の調整と同様にして、適当な物質を
用いてエステル化、エポキシ化、アミド化などの反応を
行うことにより中和すればよい。 【0042】ポリオレフィンの重量平均分子量が800
0未満では、混練時に再凝集が発生してトナーの分散性
が低下してしまい、良好な透明性が得られない。逆に、
ポリオレフィンの重量平均分子量が15000より大き
ければ、比較的硬質なものとなるため、これが表面に露
出すると、感光体ドラムの削れをひき起こすおそれがあ
る。また耐オフセット性も不十分となり、オフセット現
象が発生しやすくなる。 【0043】トナー中に分散したポリオレフィンのう
ち、その粒径が透過型電子顕微鏡を用いて観測した際に
1.5μm以上のものが個数基準で1%以上あるポリオ
レフィンを使用したトナーの場合には、感光体ドラムの
削れを低減することはできるが、正帯電性および透明性
が低下する。またトナーが感光体ドラム表面に融着しや
すく、フィルミングが発生するおそれがある。 【0044】上記ポリオレフィンとしては、例えば上記
範囲の重量平均分子量を有する、低分子量ポリプロピレ
ン、低分子量ポリエチレンなどがあげられ、これらはそ
れぞれ単独で使用される他、2種以上を併用することも
できる。ポリオレフィンの配合量は、上記ポリエステル
樹脂100重量部に対して0.1〜7重量部、好ましく
は0.2〜5重量部であるのがよい。 【0045】ポリオレフィンの配合量が上記範囲を超え
た場合には、透明性および正帯電性が低下する。逆に、
ポリオレフィンの配合量が上記範囲未満の場合には、感
光体ドラムの削れを低減することができず、また耐オフ
セット性も不十分である。上記ポリエステル樹脂と共に
配合される正帯電型の電荷制御樹脂としては、トナーに
正帯電性を付与する官能基を側鎖に有する高分子の物質
があげられる。 【0046】上記官能基としては種々の基があげられる
が、とくに第4級アンモニウム塩に相当する基が好まし
く、中でも一般式(5) : 【0047】 【化5】 【0048】〔式中Ra 、Rb およびRc は同一または
異なって、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、
イソプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル基、第
3級ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等のアルキル基
を示し、X- はモリブデン酸、リンモリブデン酸、クロ
ム・モリブデン酸、リンタングステン酸、ケイタングス
テン酸等のモリブデン原子やタングステン原子を含有す
る無機アニオン;塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオ
ン、硝酸イオン、硫酸イオン、過塩素酸イオン、過ヨウ
素酸イオン、安息香酸イオン、ナフトールスルホン酸イ
オン、ベンゼンスルホン酸イオン、トルエンスルホン酸
イオン、キシレンスルホン酸イオン、テトラフェニルホ
ウ素イオン、テトラフルオロホウ素イオン、テトラフル
オロリンイオン、ヘキサフルオロリンイオンを示す。〕
で表されるトリアルキルアンモニオ基が、正帯電性を付
与する機能にすぐれるため、より好ましい。 【0049】電荷制御樹脂の主鎖としては種々の高分子
主鎖が採用可能であるが、とくに定着用樹脂であるポリ
エステル樹脂との相溶性が、トナーの透明性や正帯電性
等の点で重要となるので、上記ポリエステル樹脂との相
溶性のよい高分子主鎖を用いるのが好ましい。このよう
な高分子主鎖としては、例えばスチレン−アクリル酸エ
ステル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重
合体等のスチレン−アクリル系樹脂などがあげられる。
スチレン−アクリル系の主鎖の場合、官能基は、アクリ
ルのエステルの部分に置換するのが好ましい。 【0050】電荷制御樹脂の他の特性についてはとくに
限定されないが、その分子量は、重量平均分子量で80
00〜18000程度、10000〜15000程度で
あるのが好ましい。電荷制御樹脂の、ポリエステル樹脂
100重量部に対する配合量はとくに限定されないが、
通常0.5〜20重量部、好ましくは3〜12重量部で
あるのが好ましい。 【0051】電荷制御樹脂の配合量が20重量部を超え
た場合には、ポリエステル樹脂との相溶性が悪くなり、
トナーの透明性が低下するおそれがある。また電荷制御
樹脂の配合量が0.5重量部未満では、当該電荷制御樹
脂の配合による正帯電性付与の効果が十分に得られない
おそれがある。着色剤としては、種々の着色顔料、体質
顔料などがあげられるが、以下に例示するものが好まし
く使用される。 【0052】黒色トナーの着色剤としては、例えばサー
マルブラック法、アセチレンブラック法、チャンネルブ
ラック法、ファーネスブラック法等により製造される各
種のカーボンブラックがあげられる。イエロ系着色剤と
しては、例えばカラーインデックス(C.I.)に記載
されているピグメントイエロー(P.Y.)1、ピグメ
ントイエロー2、ピグメントイエロー3、ピグメントイ
エロー4、ピグメントイエロー5、ピグメントイエロー
12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー1
4、ピグメントイエロー15、ピグメントイエロー1
7、ピグメントイエロー24、ピグメントイエロー5
5、ピグメントイエロー65、ピグメントイエロー7
3、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー8
1、ピグメントイエロー83、ピグメントイエロー8
7、ピグメントイエロー93、ピグメントイエロー9
4、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー9
7、ピグメントイエロー98等のアゾ顔料または黄色酸
化鉄、黄土等の無機系顔料などがあげられる。また染料
としては、例えばC.I.ソルベントイエロー2、C.
I.ソルベントイエロー6、C.I.ソルベントイエロ
ー14、C.I.ソルベントイエロー15、C.I.ソ
ルベントイエロー16、C.I.ソルベントイエロー1
9、C.I.ソルベントイエロー21等があげられる。 【0053】マゼンタ系着色剤としては、例えばカラー
インデックス(C.I.)に記載されているC.I.ピ
グメントレッド(P.R.)81、C.I.ピグメント
レッド122、C.I.ピグメントレッド57、C.
I.ピグメントレッド49、C.I.ピグメントレッド
184、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソル
ベントレッド19、C.I.ソルベントレッド52、
C.I.ベシック(Basic)レッド10、C.I.
ディスパーズ(Disperse)レッド15等があげ
られる。 【0054】シアン系着色剤としては、例えばカラーイ
ンデックス(C.I.)に記載されているC.I.ピグ
メントブルー(P.B.)15、C.I.ピグメントブ
ルー16、C.I.ピグメントブルー68、C.I.ソ
ルベントブルー55、C.I.ソルベントブルー70、
C.I.ダイレクトブルー25等があげられる。これら
の着色剤の配合量は、前記ポリエステル樹脂100重量
部に対して2〜10重量部、好ましくは3〜8重量部の
範囲にあるのがよい。 【0055】本発明のカラートナーは、上記の各成分
を、乾式ブレンダー、ヘンシェルミキサー、ボールミル
等によって均質に予備混合してえられた混合物を、バン
バリミキサー、オープンロール、1軸または2軸の押出
混練機等の混練装置を用いて均一に溶融、混練した後、
えられた混練物を冷却して粉砕し、さらに必要に応じて
分級することで製造される。 【0056】斯くして得られたカラートナーの粒径は、
使用目的に応じて適宜調節されるが、例えば形成画像の
高画質化を目的とした場合には5〜12μm程度、好ま
しくは6〜10μm程度がよい。カラートナー粒子に
は、流動性や帯電特性等を改質するために、無機微粒子
やふっ素樹脂微粒子等の、従来公知の表面処理剤を添加
することもできる。とくに疎水性または親水性のシリカ
微粒子を含むシリカ系表面処理剤、たとえば超微粒子状
無水シリカやコロイダルシリカ等が好適に使用される。 【0057】表面処理剤の添加量は、従来と同程度でよ
い。具体的にはトナー粒子100重量部に対して表面処
理剤を0.1〜2.0重量部程度添加するのが好まし
い。 【0058】 【実施例】以下にこの発明を、実施例および比較例に基
づいて説明する。 実施例1 定着用樹脂である、前記のタイプのポリエステル樹脂
〔重量平均分子量15000、数平均分子量4500、
酸価(AV)=3KOHmg/g、水酸基価(OHV)
=5KOHmg/g〕100重量部と、主鎖がスチレン
−アクリル共重合体で、かつ官能基が、前記一般式(5)
で表されるトリアルキルアンモニオ基(分子量=150
00)である電荷制御樹脂5重量部と、着色剤として上
記ポリエステル樹脂とピグメントレッド57−1とを重
量比で(前者:後者=)6:4で混合したものを12.
5重量部と、離型剤としてポリプロピレンワックス〔重
量平均分子量10000、酸価(AV)=7KOHmg
/g〕7重量部とをミキサーで乾式混合し、二軸押出機
を用いて溶融混練した後、気流式粉砕機で粉砕、風力分
級機で分級して、平均粒径8μmのトナー粒子を作製し
た。 【0059】そして上記トナー粒子100重量部に対し
て、ポリシロキサン処理が施された疎水性シリカ0.4
重量部を添加して、正帯電型の電子写真用トナーを製造
した。 (トナー中の離型剤の粒径)上記得られたトナーの一部
をミクロトームで厚さ30nmの薄片にカットし、透過
型電子顕微鏡で6000倍に拡大して、トナー20個相
当以上の断面を観察し、下記の評価基準で評価した。 【0060】○・・・トナー中に、1.5μm以上の粒
径を有する離型剤が個数基準で1%以内であった。 ×・・・トナー中に、1.5μm以上の粒径を有する離
型剤が個数基準で1%を超えていた。 (感光体ドラムの削れ量の測定)市販のレーザープリン
タ〔三田工業(株)製の型番LDC720〕を、正帯電
型の感光体ドラムによる非磁性1成分接触反転現像法用
に改造し、試験装置として使用した。上記トナーを試験
装置を用いて4000枚印刷し、4000枚後の感光体
ドラムの削れ量を渦電流式膜厚計を用いて、感光体ドラ
ムの周方向4点、軸方向5点の計20点を測定し、印刷
前後の差の平均値を求め、その値を感光体ドラムの削れ
量とした。 (カブリ濃度)日本電色社製のマクベス濃度計を用い
て、4000枚後の白紙部濃度を測定し、ベース濃度
(未転写紙の濃度)との差を求め、その値をカブリ濃度
とした。 (ブレード融着)4000枚印刷した後の現像ドクター
ブレードを光学顕微鏡を用いて観察し、融着の度合いを
下記の評価基準に従い判断した。 【0061】 ○・・・付着物なし。 △・・・薄く付着しているが画像には現れない。 ×・・・付着物があり、画像に現れる。 (耐オフセット性)4000枚印刷中におけるオフセッ
ト現象の発生の有無を観察し、下記の基準に基づき評価
した。 【0062】○・・・・オフセット現象が認められず、
耐オフセット性が良好である。 ×・・・・オフセット現象が認められ、耐オフセット性
が不良である。 (透明度)上記マクベス濃度計を用いてベタ部濃度を測
定し、ベタ濃度が2.0であるときのベタ透過率を分光
光度計を用いて測定した。 【0063】なお、各着色剤における透過率は、下記の
測定波長における透過率で比較した。 マゼンタ・・・380〜550nmにおける最大波長 シアン ・・・580nm イエロー・・・520nm (吸引帯電量)4000枚印刷前後の現像ローラ上のト
ナーをファラデーゲージで吸引し、アドバンテスト社製
エレクトロメーターTR−8652で比電荷を測定し、
1g当りの帯電量を求めた。 実施例2〜4および比較例1〜7 下記表1および2に示すポリエステル樹脂、離型剤およ
び着色剤を使用した以外は実施例1と同様にして、正帯
電型の電子写真用トナーを製造した。 【0064】但し、比較例3のトナーにおいては、トナ
ー中に1.5μm以上の粒径を有するポリオレフィンが
個数基準で2%となるように、混合および/または混練
条件を設定して製造を行った。なお、表1および2に示
すポリエステル樹脂および離型剤(ポリオレフィン)の
分子量分布は、東洋ソーダ社製ゲルパーミェーショング
ロマトグラムにより測定した値である。 【0065】上記実施例2〜4および比較例1〜5のト
ナーについて、実施例1と同様にしてトナー中の離型剤
(ポリオレフィン)の粒径、ドラムの削れ量、カブリ濃
度、ブレード融着、オフセット現象の有無、透明度(実
施例2および比較例2を除く)を調べた。それらの試験
結果を各成分の配合量と共に下記表1および2に示す。 【0066】 【表1】【0067】 【表2】 【0068】実施例のトナーは、比較例のトナーに比べ
てドラムの削れが少なく、耐オフセット性および正帯電
性に優れ、またブレードに融着が認められず、カブリ濃
度が小さいことがわかった。また実施例2および比較例
2以外のカラートナーにおいて、とくにトナー中に1.
5μm以上の粒径を有する離型剤が個数基準で2%ある
比較例3では、他の実施例および比較例のカラートナー
に比べて、帯電性および透明度が低下すると共に、ブレ
ートに融着が認められた。 【0069】 【発明の効果】以上、詳述したように本発明のカラート
ナーは、透明性、耐オフセット性、低温定着性および正
帯電性に優れ、かつフィルミングの発生を防止すると共
に、感光体ドラムの削れを低減することができるという
効果がある。従って、かかる本発明のカラートナーを用
いれば、感光体ドラムの削れ、フィルミングの発生、帯
電特性の不安定化等が原因となって生じる画像濃度の低
下やかぶり等の画像不良のない、画質の良好な画像を形
成することができると共に、画像形成装置に対する省電
力化や長寿命化等の要求に応じることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】非磁性1成分接触現像法を示す概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 豊常 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 西野 隆 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 永尾 一也 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 松井 謙之 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−303449(JP,A) 特開 平9−127727(JP,A) 特開 平9−62035(JP,A) 特開 平9−211888(JP,A) 特開 平8−314281(JP,A) 特開 平9−179342(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 - 9/097

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】少なくとも定着樹脂、着色剤、離型剤およ
    び正帯型の電荷制御樹脂を含有するカラートナーであ
    って、 前記定着樹脂が、酸価が5KOHmg/g以下、水酸基
    価が9KOHmg/g以下であり、重量平均分子量が7
    000〜20000、かつ数平均分子量が1000〜6
    000であるポリエステル樹脂からなり、 前記離型剤が、酸価が10KOHmg/g以下であり、
    かつ重量平均分子量が8000〜15000であるポリ
    オレフィンであって、トナー中に分散したポリオレフィ
    ンのうち粒径が1.5μm以上のものが個数基準で1%
    以内にあり、かつ前記ポリエステル樹脂100重量部に
    対して0.2〜5重量部含有することを特徴とする正帯
    電一成分系非磁性カラートナー。
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