JP3372062B2 - エチレン・α−オレフィン共重合体 - Google Patents

エチレン・α−オレフィン共重合体

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JP3372062B2
JP3372062B2 JP23202292A JP23202292A JP3372062B2 JP 3372062 B2 JP3372062 B2 JP 3372062B2 JP 23202292 A JP23202292 A JP 23202292A JP 23202292 A JP23202292 A JP 23202292A JP 3372062 B2 JP3372062 B2 JP 3372062B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はエチレン・α−オレフィ
ン共重合体に関し、詳しくは機械的強度,透明性に優
れ、かつ低温ヒートシール性に優れたエチレン・α−オ
レフィン共重合体に関するものである。 【0002】 【従来技術および発明が解決しようとする課題】一般に
エチレンとα−オレフィンの共重合体である直鎖状低密
度ポリエチレン(L−LDPE)は、引張強度,耐衝撃
性,剛性などの機械的強度、透明性などの物性に優れて
おり、包装分野に応用されるフィルム,シート,その他
フィルム成形品の原料として工業的に広く利用されてい
る。しかし、近時、自動包装技術の発達に伴う包装スピ
ードの向上その他から、L−LDPEには、機械的強
度、透明性、特にヒートシール性のさらなる改善が要求
されている。従来、ヒートシール性の改善としては、例
えば、特開昭59−75906号公報に、示差走査型熱
量計によって測定される最高融点の結晶融解熱量と全結
晶融解熱量との比が0.6以下であるL−LDPEが開示
されている。しかし、ここに開示されている範囲では、
低温ヒートシール性の改善には未だ不充分であって満足
すべきものではない。 【0003】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記問題を解決すべく鋭意検討した結果、特定のエチレ
ン・α−オレフィン共重合体が、上記問題点を解決し得
ることを見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成
したものである。 【0004】すなわち、本発明は、密度が0.890〜0.
940g/cm3 ,メルトインデックス(MI)が0.1
〜100g/10分および示差走査熱量計(DSC)を
用いて得られる融解曲線において、融点が2個以上存在
し、かつこの融解曲線において、35〜135℃におけ
る全融解量に対する35〜90℃の融解量の分率pが、 p≧−9.667d + 9.170(d:密度) であり、又ヘキサン中25℃で6.5時間浸漬して抽出さ
れる成分の重量分率wが、 d≧0.910 g/cm3 の時 w≦−0.200d +
0.188 あるいは、 d<0.910 g/cm3 の時 w≦−3.600d +
3.282 であるエチレン・α−オレフィン共重合体を提供するも
のである。 【0005】本発明のエチレン・α−オレフィン共重合
体は、次の(1) 〜(4) の物性を有するものである。 (1) 密度 測定方法は、JIS K−7112に準拠した。該エチ
レン・α−オレフィン共重合体の密度は、0.890〜0.
940g/cm 3 であり、好ましくは0.892〜0.93
5g/cm3 である。ここで、密度が0.890g/cm
3 未満の場合には、耐ブロッキング性が劣る。また、0.
940g/cm3 を超えると、透明性,耐衝撃特性,低
温ヒートシール性に劣る。 (2) メルトインデックス(MI) 測定方法は、JIS K−7210に準拠し、測定条件
は、荷重2160g,温度190℃で測定した。該エチ
レン・α−オレフィン共重合体のMIは、0.1〜100
g/10分であり、好ましくは0.5〜80g/10分で
ある。ここで、MIが0.1g/10分未満の場合には、
溶融粘度が高くなって成形性に劣る。また、100g/
10分を超えると、成形性が劣るだげでなく、機械的強
度も低下する。 【0006】(3) 分率p 測定方法は、試料の重量が約9mgである厚さ0.5mm
のシートを作成し、入力補償示差熱量計(DSC)を用
いて、190℃,3分間熱処理後、降温速度10℃/分
で0℃まで徐冷して結晶化させ、その試料を0℃から1
60℃まで昇温速度10℃/分で昇温する。この時に得
られる融解曲線に起点35℃,終点135℃のベースラ
インを引き、この融解量を90℃で分割した時の融解量
に対する35〜90℃の融解量の比で分率pを算出し
た。該エチレン・α−オレフィン共重合体の分率pは、 p≧−9.667d + 9.170(d:密度) である。この分率pが、「−9.667d + 9.17
0」未満では、低温ヒートシール性及び透明性が劣る。 【0007】 (4) ヘキサンで抽出される成分の重量分率w 測定方法は、ガラス繊維製円筒濾紙(東洋濾紙86R)
に試料3gを入れ、蓋付の250ミリリットルのガラス
瓶に入れたn−ヘキサン200ミリリットルに25℃の
恒温槽内で6.5時間浸漬する。次いで、取り出した試料
入りの円筒濾紙を乾燥し、重量減少より低分子量成分を
算出して、ヘキサンで抽出される成分の重量分率を求め
た。該エチレン・α−オレフィン共重合体のヘキサンで
抽出される成分の重量分率wは、 d≧0.910 g/cm3 の時 w≦−0.200d +
0.188 あるいは、 d<0.910 g/cm3 の時 w≦−3.6 0d +
3.282 である。このヘキサンで抽出される成分の重量分率w
は、d≧0.910 g/cm3の時、「−0.200d +
0.188」を超えると、あるいは、d<0.910 g/cm
3 の時、「−3.600d + 3.282」を超えると、
低温ヒートシール性及び耐ブロッキング性が劣る。この
ような物性を有する本発明のエチレン・α−オレフィン
共重合体は、低分岐度成分が少ないだげでなく、低分子
量成分も少ない特徴を有し、機械的強度,透明性に優
れ、かつ低温ヒートシール性に優れたものである。 【0008】前記のような物性を有する本発明のエチレ
ン・α−オレフィン共重合体は、種々の公知の方法によ
ってエチレンおよびα−オレフィンを共重合させること
によって得られる。ここで、エチレンの共重合成分とし
てのα−オレフィンは、炭素数が4〜18の直鎖状また
は分岐状のα−オレフィンが好適である。α−オレフィ
ンとして、炭素数3のプロピレンを用いた場合には、耐
衝撃性に劣ることがある。したがって、α−オレフィン
としては、具体的には、ブテン−1,ヘキセン−1,オ
クテン−1、ノネン−1,デセン−1,ウンデセン−
1,ドデセン−1等の直鎖状モノオレフィンを好適なも
のとして挙げることができる。また、3−メチルブテン
−1;3−メチルペンテン−1;4−メチルペンテン−
1;2−エチルヘキセン−1;2,2,4−トリメチル
ペンテン−1等の分岐鎖モノオレフィン、さらにスチレ
ン等の芳香核で置換されたモノオレフィンを挙げること
ができる。これらのエチレンおよびα−オレフィンの共
重合は、通常は触媒の存在下で行われる。この共重合に
用いられる触媒に関しては特に制限はなく、種々のもの
を充当できる。例えば、有機アルミニウム化合物(A成
分),有機マグネシウム化合物(B成分),チタン化合
物(C成分),ハロゲン化炭化水素化合物(D成分)及
びアルコール化合物,エーテル化合物およびシリコーン
化合物より選ばれた一種以上の化合物(E成分)が挙げ
られる。 【0009】前記有機アルミニウム化合物としては、一
般式(I) R1 m AlX1 3-m ・・・(I) (式中、R1 は炭素数1〜20のアルキル基,炭素数6
〜20のアリール基,炭素数1〜20のアルコキシ基ま
たは炭素数6〜20のアリールオキシ基を示す。X1
ハロゲン原子であり、mは0〜3の実数を示す。)で表
される化合物が挙げられる。これらの化合物は、1種あ
るいは2種以上組み合わせて用いることができる。具体
的には、例えば、トリエチルアルミニウム,トリプロピ
ルアルミニウム,トリブチルアルミニウム,トリアミル
アルミニウム,トリオクチルアルミニウム,ジエチルア
ルミニウムモノクロリド,ジ−n−プロピルアルミニウ
ムモノクロリド,ジイソプロピルアルミニウムモノクロ
リド,ジイソブチルアルミニウムモノクロリド,ジオク
チルアルミニウムモノクロリド,エチルアルミニウムジ
クロリド,イソプロピルアルミニウムジクロリド,ブチ
ルアルミニウムジクロリド,オクチルアルミニウムジク
ロリド,アルミニウムトリエトキシド,アルミニウムト
リイソプロポキシド,アルミニウムトリブトキシド,ジ
エチルアルミニウムモノエトキシド,ジイソプロピルア
ルミニウムモノエトキシド,モノエチルモノエトキシア
ルミニウムクロリド,エチルアルミニウムセスキクロリ
ド,プロピルアルミニウムセスキクロリド,イソブチル
アルミニウムセスキクロリド等が挙げられる。これらの
なかでは、特に、ジエチルアルミニウムモノクロリド,
ジイソプロピルアルミニウムモノクロリド,ジイソブチ
ルアルミニウムモノクロリド,エチルアルミニウムジク
ロリド,イソプロピルアルミニウムジクロリド,エチル
アルミニウムセスキクロリド,イソブチルアルミニウム
セスキクロリド等が好ましく用いられる。 【0010】また、前記有機マグネシウム化合物として
は、一般式(II) MgR2 3 ・・・(II) (式中、R2 は炭素数1〜18のアルキル基または炭素
数6〜18のアリール基を示す。R3 は炭素数1〜18
のアルキル基,炭素数1〜18のアルコキシ基,炭素数
6〜18のアリール基またはハロゲン原子を示す。)で
表される化合物が挙げられる。これらの化合物は、1種
あるいは2種以上組み合わせて用いることができる。具
体的には、例えば、ジエチルマグネシウム,ジブチルマ
グネシウム,ブチルオクチルマグネシウム,ジアミルマ
グネシウム,ジヘキシルマグネシウム,ジオクチルマグ
ネシウム,エチルブチルマグネシウム,ブチルイソプロ
ピルマグネシウム等のジアルキルマグネシウム、ジフェ
ニルマグネシウム等のジアリールマグネシウム、エチル
フェニルマグネシウム等のアルキルアリールマグネシウ
ム、ブチルマグネシウムイソプロポキシド等のアルキル
マグネシウムアルコキシド、フェニルマグネシウムプロ
ポキシド等のアリールマグネシウムアルコキシド、ブチ
ルマグネシウムクロリド,アミルマグネシウムクロリド
等のアルキルマグネシウムハライド、フェニルマグネシ
ウムクロリド等のアリールマグネシウムハライド等が挙
げられる。これらのなかでは、特に、ジブチルマグネシ
ウム,ブチルオクチルマグネシウム,エチルブチルマグ
ネシウム等が好ましく用いられる。 【0011】そして、前記チタン化合物としては、一般
式(III) Ti(OR4)n 2 4-n ・・・(III) (式中、R4 は炭素数1〜18のアルキル基,炭素数6
〜18のシクロアルキル基または炭素数6〜18のアリ
ール基を示す。X2 はハロゲン原子を示し、nは0≦n
≦4を満たす実数を示す。)で表される化合物が挙げら
れる。これらの化合物は、1種あるいは2種以上組み合
わせて用いることができる。具体的には、例えば、次の
チタン化合物が挙げられる。 n=0 TiX2 4 テトラクロロチタン等のテトラハロゲン化チタン n=1 Ti(OR4)X2 3 トリクロロエトキシチタン等のトリハロゲン化アルコキ
シチタン トリクロロシクロヘキソキシチタン等のトリハロゲン化
シクロアルキルオキシチタン トリクロロフェノキシチタン等のトリハロゲン化アリー
ルオキシチタン n=2 Ti(OR4)2 2 ジクロロジエトキシチタン等のジハロゲン化ジアルコキ
シチタン ジクロロジシクロヘキソキシチタン等のジハロゲン化ジ
シクロアルキルオキシチタン ジクロロジフェノキシチタン等のジハロゲン化ジアリー
ルオキシチタン n=3 Ti(OR4)3 2 3 クロロトリエトキシチタン等のモノハロゲン化トリアル
コキシチタン クロロトリシクロヘキソキシチタン等のモノハロゲン化
トリシクロアルキルオキシチタン クロロトリフェノキシチタン等のモノクロロトリアリー
ルオキシチタン n=4 Ti(OR4)4 テトラエトキシチタン,テトラブトキシチタン等のテト
ラアルコキシチタン テトラシクロヘキソキシチタン等のテトラシクロアルキ
ルオキシチタン テトラフェノキシチタン等のテトラアリールオキシチタ
ン これらのうちでは、Ti(OR4)4 で表わされるテトラ
アルコキシチタン及びTiX2 4で表わされるテトラハロ
ゲン化チタンが好ましく、特に、テトラ−n−ブトキシ
チタン,テトラクロロチタンが好ましく用いられる。 【0012】さらに、ハロゲン化炭化水素化合物は、炭
素数1〜18の脂肪族ハロゲン化炭化水素または炭素数
6〜18の芳香族ハロゲン化炭化水素である。炭素数1
〜18の脂肪族ハロゲン化炭化水素としては、具体的に
は、例えば、ジクロロメタン,クロロホルム,四塩化炭
素,ジクロロエタン,トリクロロエタン,テトラクロロ
エタン,ペンタクロロエタン,n−プロピルクロリド,
イソプロピルクロリド;1,3−ジクロロプロパン;
1,2−ジクロロプロパン;n−ブチルクロリド,イソ
ブチルクロリド,sec−ブチルクロリド,tert−
ブチルクロリド;1,4−ジクロロブタン,n−アミル
クロリド,イソアミルクロリド,n−ヘキシルクロリ
ド,n−デシルクロリド等の脂肪族塩素化炭化水素及び
これらに対応する臭素化,沃素化あるいは弗素化炭化水
素等があげられる。また、炭素数6〜18の芳香族ハロ
ゲン化炭化水素としては、具体的には、例えば、クロロ
ベンゼン,o−クロロトルエン,p−クロロトルエン,
p−クロロエチルベンゼン,o−ジクロロベンゼン;
3,4−ジクロロトルエン,塩化ベンジル,p−クロロ
ベンジルクロリド等の芳香族塩素化炭化水素及びこれら
に対応する臭素化,沃素化あるいは弗素化炭化水素等が
あげられる。これらのなかでは、特に、イソプロピルク
ロリド,イソブチルクロリド,sec−ブチルクロリ
ド,tert−ブチルクロリドが好ましく用いられる。 【0013】触媒のE成分としてのアルコール化合物,
エーテル化合物,シリコーン化合物としては、次の化合
物が挙げられる。すなわち、アルコール化合物として
は、炭素数2〜20の脂肪族アルコール,炭素数5〜1
0の脂環族アルコール,炭素数6〜15の芳香族アルコ
ールあるいは炭素数1〜5のアルコキシ基で置換された
炭素数2〜20の脂肪族アルコールである。具体的に
は、例えば、エタノール,n−プロパノール,i−プロ
パノール,n−ブタノール,t−ブタノール,n−ヘキ
サノール,2−エチルヘキサノール,n−デカノール,
オレイルアルコール,n−ステアリルアルコール,i−
ステアリルアルコール,シクロペンタノール,シクロヘ
キサノール,ベンジルアルコール,メチルベンジルアル
コール,n−ブチルセルソルブ等が挙げられる。また、
エーテル化合物としては、炭素数2〜20の脂肪族エー
テルおよび炭素数7〜15の芳香族エーテルである。具
体的には、例えば、ジエチルエテル,ジ−n−プロピル
エーテル,ジ−i−プロピルエーテル,ジ−n−ブチル
エーテル,ジ−n−アミルエーテル,ジ−i−アミルエ
ーテル,ジネオペンチルエーテル,ジ−n−ヘキシルエ
ーテル,ジ−n−オクチルエーテル,メチルn−ブチル
エーテル,メチルt−ブチルエーテル,メチルi−アミ
ルエーテル,エチルi−ブチルエーテル,エチルn−ブ
チルエーテル,アニソール,フェネトール等が挙げられ
る。そして、シリコーン化合物としては、一般式(IV) Si(OR5)p 3 4-p ・・・(IV) (式中、R5 は炭素数1〜18のアルキル基,炭素数6
〜18のシクロアルキル基または炭素数6〜18のアリ
ール基を示す。X3 はハロゲン原子を示し、pは0≦n
≦4を満たす実数を示す。)で表わされる化合物であ
る。具体的には、例えば、トリクロロメトキシシラン,
ジクロロジメトキシシラン,クロロトリメトキシシラ
ン,テトラメトキシシラン,トリクロロエトキシシラ
ン,ジクロロジエトキシシラン,クロロトリエトキシシ
ラン,テトラエトキシシラン,トリクロロプロポキシシ
ラン,ジクロロジプロポキシシラン,クロロトリプロポ
キシシラン,テトラプロポキシシラン,トリクロロブト
キシシラン,ジクロロブトキシシラン,クロロトリブト
キシシラン,テトラブトキシシラン等が挙げられる。こ
れらのアルコール化合物,エーテル化合物およびシリコ
ーン化合物のうちでは、n−デカノール,i−ステアリ
ルアルコール,メチルt−ブチルエーテル,アニソー
ル,テトラエトキシシラン,テトラブトキシシラン等が
好ましく用いられる。 【0014】本発明のエチレン・α−オレフィン共重合
体を得る際、共重合に供される触媒は、前記の触媒成分
(A),(B),(C),(D)および(E)のすべ
て、あるいはこれらのうち幾つかの成分を混合し調製さ
れるが、その調製方法は、特に限定されず、例えば、重
合用モノマーと上記の各触媒成分を任意に混合し調製す
ればよい。すなわち、触媒の調製にあたっては、(A)
成分,(B)成分及び(C)成分は、予め混合し、調製
しておくことが望ましい。ここで、(A)成分,(B)
成分及び(C)成分をそれぞれ別々に、また、(A)成
分と(B)成分を混合したものと、(C)成分を別々に
重合反応系に供給し、重合反応系で調製すると活性が充
分でない場合がある。そして、(A)成分,(B)成分
及び(C)成分の混合については、混合順序には、特に
制約はないが、(A)成分と(B)成分を混合した後
に、(C)成分を混合するのが好ましい。触媒の調製に
あたって、(D)成分及び(E)成分は、(A)成分,
(B)成分及び(C)成分を混合して得られる触媒の活
性剤としての働きをする。(D)成分の使用にあって
は、(B)成分あるいは(C)成分に事前に混合してお
いてもよく、(A)成分,(B)成分及び(C)成分を
混合して得られた触媒に混合してもよい。また、これら
とは別々に重合反応系に供給してもよい。但し、(A)
成分とは、事前に混合しない方がよい。(A)成分と混
合すると、充分な効果が得られない場合がある。そし
て、(E)成分の使用にあっては、(D)成分のみと事
前に混合する場合を除き、他の成分とは予め混合しない
方がよい。他の成分と予め混合すると、重合反応系への
触媒供給管の閉塞が起こり、重合をすることができなく
なる場合がある。 【0015】前記触媒の各成分の混合割合には、特に制
限はなく、また、使用する成分の種類等により異なり、
一義的に決定することはできないが、触媒中の各金属成
分の割合が、マグネシウム/チタン比(原子比)を0.1
〜200、特に0.5〜30の範囲内とし、またアルミニ
ウム/チタン比(原子比)を1〜20、特に2〜100
の範囲内にするのが好ましい。マグネシウム/チタン比
が、上記範囲外になると、触媒の活性が低下し好ましく
ない。また、アルミニウム/チタン比が1未満では、触
媒の活性が低下し、また、200を超えても、それに見
合う触媒活性が得られないことがある。そして、(D)
成分については、(D)/(B)(ハロゲン化炭化水素
/Mgのモル比)は、0.01〜10、特に0.05〜5の
範囲内とするのが好ましい。この範囲外では、触媒の達
成が低下し、効果が充分に得られない場合がある。触媒
の調製にあたり、上記各成分の混合温度,時間等には、
特に制限はないが、温度は−20〜50℃、特に−10
〜40℃の範囲内でするのが好ましい。この範囲外で
は、触媒活性が低下することがある。また、時間は上記
温度範囲であれば、数秒から数日でもよい。 【0016】本発明のエチレン・α−オレフィン共重合
体を製造するにあたっての共重合方法には、特に制限は
ないが、通常、スラリー共重合法,気相共重合法,塊状
共重合法,溶液共重合法,懸濁共重合法が挙げられる。
本発明のように、前記の触媒を用いる時には、反応媒体
中に生成する共重合体が溶解する高温溶液共重合法を採
用すると、高い活性での重合が可能となり好ましい。こ
の溶液共重合法では、重合反応媒体として不活性溶剤を
用い、共重合する。ここで、不活性溶剤としては、炭素
数5〜18の脂肪族炭化水素,脂環族炭化水素,芳香族
炭化水素が用いられる。具体的には、例えば、n−ある
いはi−ペンタン,ヘキサン,ヘプタン,オクタン,ノ
ナン,デカン,テトラデカン,シクロヘキサン,ベンゼ
ン,トルエン,キシレン等が挙げられる。これらの不活
性溶剤のうちでは、特に、n−ヘキサンが好ましく用い
られる。 【0017】不活性溶剤を重合反応媒体として、溶液共
重合を行う場合、α−オレフィンを共重合反応系へ供給
する供給量は、本発明のエチレン・α−オレフィン共重
合体で特性の一つとしている密度が0.890〜0.940
g/cm3 の共重合体が得られるように調整する必要が
ある。共重合温度は、生成共重合体が、重合反応媒体に
溶解する温度が好ましく、通常140℃以上、特に好ま
しくは170〜220℃である。また、反応圧力は、通
常10〜150kg/cm2 G、好ましくは20〜90
kg/cm2 Gである。そして、触媒濃度は、チタン濃
度で0.001〜10mmol/リットル、特に好ましく
は0.001〜0.1mmol/リットルである。エチレン
とα−オレフィンとの共重合反応にあたっては、水素等
の公知の分子量調節剤を用い、水素存在下での共重合反
応によって分子量を調節することができる。 【0018】このようにして得られる本発明のエチレン
・α−オレフィン共重合体を用いてフィルム,シートそ
の他を製造するには、エチレン・α−オレフィン共重合
体を単独に用い、あるいは、必要に応じて他の添加剤を
配合したエチレン・α−オレフィン共重合体組成物を調
製する。その調製方法には、特に制限はなく、各成分を
溶融状態で混練することにより良好に製造することがで
きる。溶融混練装置としては、開放型のミキシングロー
ルや非開放型のバンバリーミキサー,押出機,ニーダ
ー,連続ミキサーなどの従来より公知のものを用いるこ
とができる。なお、共重合体組成物を調製するにあたっ
ては、必要に応じて種々添加剤を配合することができ
る。それらの添加剤としては、滑剤,酸化防止剤,紫外
線吸収剤などの安定剤、帯電防止剤、難燃化剤、染料な
どが挙げられる。例えば、滑剤としては、特に限定され
ることなく、高級脂肪族炭化水素,高級脂肪酸,脂肪族
アミド,脂肪酸エステル,脂肪酸アルコール,多価アル
コールなどが挙げられる。具体的には、流動パラフィ
ン,天然パラフィン,ポリエチレンワックス,フルオロ
カーボン油,ラウリン酸,パルミチン酸,ステアリン
酸,イリステアリン酸,ヒドロキシラウリン酸,ヒドロ
キシステアリン酸,オレイン酸アミド,ラウリン酸アミ
ド,エルカ酸アミド,メチルステアレート,ブチルステ
アレート,ステアリルアルコール,セチルアルコール,
イソセチルアルコール,エチレングリコール,ジエチレ
ングリコール,脂肪酸モノグリセリドなどが挙げられ
る。 【0019】上記の如くして得られた本発明のエチレン
・α−オレフィン共重合体あるいはチレン・α−オレフ
ィン共重合体組成物は、通常の成形方法によって、フィ
ルム,シートなどの各種成形品に成形加工することがで
きる。成形方法としては、具体的には、例えば、単軸押
出機,ベント式押出機,二本スクリュー押出機,円錐二
本スクリュー押出機,コニーダー,プラティフィケータ
ー,ミクストルーダー,二軸コニカルスクリュー押出
機,遊星ねじ押出機,歯車型押出機,スクリューレス押
出機などを用いて押出成形,射出成形,圧縮成形,ブロ
ー成形,回転成形などが挙げられる。また、Tダイ成型
法,インフレーション成型法などにより、フィルムやシ
ートを作成することもできる。 【0020】 【実施例】次に、本発明を実施例および比較例により更
に詳しく説明するが、本発明は以下の実施例および比較
例に限定されるものではない。 実施例1 内容積1リットルの連続重合反応器に、n−ヘキサンを
5.5リットル/時間,エチレンを700g/時間,オク
テン−1を700g/時間で供給した。触媒として、エ
チルアルミニウムセスキクロライドを1.5mmol/時
間,エチルブチルマグネシウムを0.75mmol/時
間,テトラブトキシチタンを0.17mmol/時間で、
この順序で混合調製し、重合器に供給した。更に、se
c−ブチルクロライドを1.1mmol/時間で、また、
イソステアリルアルコールを1.3mmol/時間で先の
触媒とは、別の供給ラインで供給した。また、水素を0.
02g/時間で供給し、反応温度185℃,反応圧力7
0kg/cm2 Gの条件下で、重合反応を行い、エチレ
ン・オクテン−1共重合体を得た。得られた共重合体に
ついては、前記測定方法にしたがって各物性を測定し
た。また、その品質評価としては、下記のようにしてキ
ャストフィルムを成形し、各品質項目について測定し
た。先ず、得られた共重合体に、添加剤として、酸化防
止剤(イルガノックス1076及びイルガノックス10
10(いずれもチバガイギー社製)),中和剤(ステア
リン酸カルシウム(日本油脂社製)),アンチブロッキ
ング剤(シルトンAMT(水沢化学社製)),スリップ
剤(ニュトロンS(日本精化社製))を適量配合し共重
合体組成物を調製した。得られた共重合体組成物は、口
径20mmφの単独押出機で混練して造粒した。次い
で、口径20mmφの押出機〔塚田機械(株)製〕で下
記の条件でキヤストフィルムを成形した。 成形条件 押出機:口径 20mm スクリュー:フルフライトタイプ L/D=20, クリアランス=2.9,回転数 50rpm ダイス:コートハンガータイプ 幅 170mm, リップ幅 0.4mm 樹脂温度:170℃ フィルム厚さ:40μm 得られた共重合体の物性及びその品質評価結果を第1表
に示す。 【0021】実施例2 sec−ブチルクロライドの代わりに、tert−ブチ
ルクロライドを0.9mmol/時間で、また、イソステ
アリルアルコールの代わりに、メチル−tert−ブチ
ルエーテルを1.2mmol/時間で供給し、更に、オク
テン−1を600g/時間に変更した以外は、実施例1
と同様に実施した。得られた共重合体については、実施
例1と同様に物性及び各品質項目について測定した。得
られた共重合体の物性及びその品質評価結果を第1表に
示す。 【0022】実施例3 イソステアリルアルコールの代わりに、テトラエトキシ
ランを0.3mmol/時間で供給し、オクテン−1を4
00g/時間に変更し、更に、水素を0.05g/時間に
変更した以外は、実施例1と同様に実施した。得られた
共重合体については、実施例1と同様に物性及び各品質
項目について測定した。得られた共重合体の物性及びそ
の品質評価結果を第1表に示す。 【0023】実施例4 エチルアルミニウムセスキクロライドの代わりに、イソ
ブチルアルミニウムセスキクロライドを1.4mmol/
時間,イソステアリルアルコールの代わりに、メチル−
tert−ブチルエーテルを0.8mmol/時間で供給
し、オクテン−1を250g/時間に変更した以外は、
実施例1と同様に実施した。得られた共重合体について
は、実施例1と同様に物性及び各品質項目について測定
した。得られた共重合体の物性及びその品質評価結果を
第1表に示す。 【0024】比較例1 オクテン−1の供給速度を900g/時間に、水素の供
給速度を0.015g/時間にそれぞれ変更し、イソステ
アリルアルコールを使用しない以外は、実施例1と同様
に実施した。得られた共重合体については、実施例1と
同様に物性及び各品質項目について測定した。得られた
共重合体の物性及びその品質評価結果を第1表に示す。 【0025】比較例2 オクテン−1の供給速度を800g/時間に変更し、メ
チル−tert−ブチルエーテルを使用しない以外は、
実施例2と同様に実施した。得られた共重合体について
は、実施例1と同様に物性及び各品質項目について測定
した。得られた共重合体の物性及びその品質評価結果を
第1表に示す。 【0026】比較例3 オクテン−1の供給速度を550g/時間に変更し、テ
トラエトキシシランを使用しない以外は、実施例3と同
様に実施した。得られた共重合体については、実施例1
と同様に物性及び各品質項目について測定した。得られ
た共重合体の物性及びその品質評価結果を第1表に示
す。 【0027】比較例4 オクテン−1の供給速度を350g/時間に変更し、メ
チル−tert−ブチルエーテルを使用しない以外は、
実施例4と同様に実施した。得られた共重合体について
は、実施例1と同様に物性及び各品質項目について測定
した。得られた共重合体の物性及びその品質評価結果を
第1表に示す。 【0028】 【表1】 【0029】 【表2】【0030】なお、各品質項目の測定は、次にしたがっ
た。 (1) フィルムインパクト(kg・cm/cm) ASTM−D3420に準拠し、東洋精機製作所製のフ
ィルムインパクトテスターで測定した。衝撃頭の径は1
インチに設定した。 (2) 引張弾性率(kg/cm2 ) JIS−Z−7113に準拠した。引張方向は機械方向
とした。 (3) ブロッキング強度 荷重36g/cm2 ,60℃,3時間の条件下で2枚の
フィルムを密着させた(密着面積100cm2 )。その
フィルムを室温で16時間以上放置した後、フィルム面
に対し垂直方向に剥離してブロッキング強度を測定し
た。 (4) ヘーズ(%) JIS−K−7105に準拠した。 (5) ヒートシール温度(℃) JIS−Z−1707に準拠した。東洋精機製作所製の
熱傾斜試験機を用い、設定温度で、圧力0.5kg/cm
2 ,シール温度1秒間でヒートシールした。シール部の
面積はMD(機械方向)10mm×TD(横方向)15
mmとし、引張試験法の条件は、MD方向のT型剥離で
剥離試験速度200mm/分とした。この剥離強度が3
00g/15mmになる時の温度をヒートシール温度と
した。 【0031】 【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、機械的強
度,透明性に優れ、かつ低温ヒートシール性,ヒートシ
ール強度などに優れたエチレン・α−オレフィン共重合
体を得ることができる。したがって、本発明のエチレン
・α−オレフィン共重合体は、包装用フィルム,食品用
フィルム,テープ用フィルム,容器,日用品,パイプ,
チューブなど種々の用途に利用できる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/60 - 4/70 C08F 10/00 - 10/14 C08F 110/00 - 110/14 C08F 210/00 - 210/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 密度が0.890〜0.940g/c
    3、メルトインデックス(MI)が0.5〜80g/
    10分および示差走査熱量計(DSC)を用いて得られ
    る融解曲線において、融点が2個以上存在し、かつこの
    融解曲線において、35〜135℃における全融解量に
    対する35〜90℃の融解量の分率pが、 p≧−9.667d+9.170(d:密度) であり、又ヘキサン中25℃で6.5時間浸漬して抽出
    される成分の重量分率wが、 d≧0.910g/cm3の時 w≦−0.200d+0.188 あるいは、 d<0.910g/cm3の時 w≦−3.600d+3.282 であるエチレン・α−オレフィン共重合体。
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