JP3371194B2 - 飯類の包装方法及び包装袋 - Google Patents

飯類の包装方法及び包装袋

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JP3371194B2
JP3371194B2 JP09689494A JP9689494A JP3371194B2 JP 3371194 B2 JP3371194 B2 JP 3371194B2 JP 09689494 A JP09689494 A JP 09689494A JP 9689494 A JP9689494 A JP 9689494A JP 3371194 B2 JP3371194 B2 JP 3371194B2
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文男 坂田
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株式会社新川屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、御飯(うるち米)や、
各種おこわ(餅米)や、シューマイ等(以下『飯類』と
いう)の包装技術に関し、より詳細には冷却性、再加温
性に優れた飯類の包装方法及び包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】調理済み飯類は炊き上がり後、家庭或い
は業務用といった出荷形態に合わせ、スチロール製皿や
プラスチックボックス等の容器へ移し替えられ、冷却の
ため出荷までしばらく放置される。また飯類は、家庭或
いは店頭で食前に蒸器や電子レンジ等で再加温して、食
用或いは展示販売される。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の業務
用飯類の製造方法には次のような問題点がある。 <イ> 炊飯後の飯類を容器に収納して冷却するため、
飯類の表層部の露出部分のみ比較的短時間で冷却される
が、その内部は保温状態となっているため、飯類を完全
に冷却させるのに長時間を必要とする。 <ロ> 飯類を再加温する際、飯類が容器に付着しやす
い。 <ハ> 炊飯した飯類を、そのまま容器に収納しただけ
なので日持ちが非常に悪い。 <ニ> また、飯類を密封袋内へ収納する方法が考えら
れるが、この方法であると冷却コストが高くつくばかり
でなく、再加温する際に飯類を袋から取り出す必要があ
るため、飯類の付着問題がある。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、冷却及び
加温効率が良く、しかも冷却時及び再加温時の取り扱い
性に優れた、飯類の包装方法及び包装袋を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱調理した
飯類を包装する方法において、炊き上がり状態の飯類
を、径が300〜400ミクロンの透孔を1.00mm
間隔で穿設した内袋へ収納して内袋の開口部を閉じる第
一工程と、該内袋の透孔群を通じて内部の飯類を冷却す
る第二工程とからなる、飯類の包装方法である。また、
本発明は、加熱調理した飯類を包装する方法において、
炊き上がり状態の飯類を径が300〜400ミクロンの
透孔を1.00mm間隔で穿設した内袋へ収納して内袋
の開口部を閉じる第一工程と、該内袋の透孔群を通じて
内部の飯類を冷却する第二工程と該内袋と共に鮮度保持
材を密閉構造の外袋へ封入する第三工程とからなる、飯
類の包装方法である。また、本発明は、加熱調理した飯
類の包装袋において、径が300〜400ミクロンの透
孔を1.00mm間隔で穿設し、加熱した飯類を収納す
る内袋と、該内袋を収容して密閉する外袋とにより構成
することを特徴とする、飯類の包装袋である。また、加
熱調理した飯類の包装袋において、径が300〜400
ミクロンの透孔を1.00mm間隔で穿設し、加熱した
飯類を収納する内袋と、該内袋と共に鮮度保持剤を収容
して密閉する外袋とにより構成することを特徴とする、
飯類の包装袋である。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0007】<イ>使用部材の説明 図1に示すように飯類の包装は、飯類10を収納する内
装袋20と、飯類10の品質維持のための鮮度保存剤3
0と、前記内装袋20と共に鮮度保存剤30を収容する
外装袋40とにより構成される。
【0008】<ロ>内装袋(図1、3) 内装袋20は、加熱調理された飯類10を収納するため
の袋体である。内装袋20は、全面に透孔50を穿設さ
れた可撓性シート材21により構成される袋体である。
シート材21に穿設された透孔50のサイズは、径が3
00〜400ミクロンであり、約1.00mm間隔で穿設
される。また内装袋20は、シート材21の三辺を接着
或いは熱融着させて接合し、残り一辺が開口部22とし
て開放されている。
【0009】<ハ>鮮度保存剤(図2) 鮮度保存剤30は、内装袋20に収納された飯類10の
酸化による劣化を防ぐための薬剤である。また、鮮度保
存剤30としては、脱酸素剤等の食品鮮度保持を目的と
する公知の薬剤を採用することができる。
【0010】<ニ>外装袋(図1、2) 外装袋40は、前述した飯類10を収納した内装袋20
と鮮度保存材30を収容するための袋体である。外装袋
40は、内装袋20に収納された飯類10を外界から完
全に隔離するための強度を有し、密閉性に優れた可撓性
シート材から作製される。外装袋40作製用のシート材
としては、KONフィルム等を採用することが考えられ
る。また、外装袋40も内装袋20と同じく、公知手段
である接着或いは熱融着によりシート材から袋体に作製
される。
【0011】
【作用】以下図を参照に本発明の作用について説明す
る。
【0012】<イ>飯類の内装袋への収納工程(図3) 加熱調理した飯類10は、炊き上がり状態のまま内装袋
20に収納する。飯類10の収納終了後、内装袋20の
開口部22は、公知手段である接着或いは熱融着により
閉塞し、飯類10を内装袋20内に収納する。
【0013】<ロ>内装袋内の飯類の冷却工程(図4) 内装袋20に収納された飯類10は、冷風を当てて強制
的に冷却する。冷風は、透孔50を通じて飯類10の表
層のみならず内部まで浸透するため、効率よく冷却が実
施できる。また冷却する際、飯類10は内装袋20で覆
われているため、床等に付着することもない。
【0014】<ハ>外装袋への収容工程(図2) 内装袋20内の飯類10の冷却後、内装袋20は鮮度保
存剤30と共に外装袋40に収容する。飯類10を収納
した内装袋20を鮮度保存剤30と共に外装袋40内に
密封することにより、鮮度保存剤30の効力を高めるこ
とができる。外装袋40の閉塞は、内装袋20の開口部
22の閉塞時と同じく公知手段である接着或いは熱融着
により行う。
【0015】<ニ>内装袋内の飯類の再加温工程(図
4) 内装袋20に収納された飯類10は、冷却工程と同じ要
領で、冷風の代わりに加熱蒸気を当てて再加温する。つ
まり加熱蒸気は、透孔50を通じて飯類10の表層のみ
ならず内部まで浸透するため効率よく再加温が実施でき
る。
【0016】
【実施例2】実施例1において、内装袋20全面に穿設
した透孔50の径及びに穿設間隔は、内装袋20に収納
される飯類10に合わせて適宜変更して、最適な組み合
わせを選択することが考えられる。
【0017】
【実施例3】実施例1及び2において、飯類10の鮮度
保持のため内装袋20と共に外装袋40に収容する鮮度
保存剤30には、脱酸素剤を選択しているが、脱酸素剤
だけでなく公知の鮮度保持剤およびこれに準ずるものを
利用することも当然考えられる。
【0018】
【実施例4】実施例1、2、3において、外装袋40は
KONフィルムを袋状にしたものを使用しているが、こ
れに限らずバリヤー性の高い素材であれば外装袋40に
採用できる。
【0019】
【実施例5】実施例1、2、3、4、において、外装袋
40に内装袋20と鮮度保存剤30を収容する構成につ
いて説明したが、冷凍食品等を包装する場合、外装袋4
0と鮮度保存剤30を使用せず、有孔袋である内装袋2
0だけで使用することも考えられる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。
【0021】<イ> 内装袋の全面に穿設した透孔群に
より、飯類の表層部から内部まで短時間で素早く冷却可
能である。また、短時間で冷却できるため、飯類の含有
する水分の移動を最小限に止めることができるため、再
加温の際の飯類の品質を高めることが可能である。
【0022】<ロ> 透孔群により、再加温後の飯類が
容器に付着することがほとんど無く、飯類の取り出しが
容易である。
【0023】<ハ> 飯類を収納する透孔を有する内装
袋の採用により、鮮度保存材等と共に外装袋に収容する
ことにより、飯類の日持ちが長くなった。
【0024】<ニ> また、外装袋にKONフイルムを
採用したことにより、脱酸素材等の鮮度保持剤の効率を
高めたため、飯類の鮮度保持能力が高くなった。
【0025】<ホ> 飯類を密封しても内装袋の透孔に
より冷却効果が高く、再加温の際にも飯類を袋から取り
出す必要もなく、袋のまま再加温できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る飯類の包装の全体図
【図2】 飯類の包装部材の説明図
【図3】 飯類を収容したときの収容袋の説明図
【図4】 飯類の冷却・温めなおし時の説明図

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理した飯類を包装する方法におい
    て、 炊き上がり状態の飯類を、径が300〜400ミクロン
    の透孔を1.00mm間隔で穿設した内袋へ収納して内
    袋の開口部を閉じる第一工程と、 該内袋の透孔群を通じて内部の飯類を冷却する第二工程
    とからなる、 飯類の包装方法。
  2. 【請求項2】 加熱調理した飯類を包装する方法におい
    て、 炊き上がり状態の飯類を径が300〜400ミクロンの
    透孔を1.00mm間隔で穿設した内袋へ収納して内袋
    の開口部を閉じる第一工程と、 該内袋の透孔群を通じて内部の飯類を冷却する第二工程
    と、 該内袋と共に鮮度保持材を密閉構造の外袋へ封入する第
    三工程とからなる、飯類の包装方法。
  3. 【請求項3】 加熱調理した飯類の包装袋において、 径が300〜400ミクロンの透孔を1.00mm間隔
    で穿設し、加熱した飯類を収納する内袋と、 該内袋を収容して密閉する外袋とにより構成することを
    特徴とする、 飯類の包装袋。
  4. 【請求項4】 加熱調理した飯類の包装袋において、 径が300〜400ミクロンの透孔を1.00mm間隔
    で穿設し、加熱した飯類を収納する内袋と、該内袋と共に鮮度保持剤を収容して密閉する外袋とによ
    り構成することを特徴とする、 飯類の包装袋。
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