JP3371161B2 - スピーカシステム - Google Patents

スピーカシステム

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JP3371161B2
JP3371161B2 JP24714193A JP24714193A JP3371161B2 JP 3371161 B2 JP3371161 B2 JP 3371161B2 JP 24714193 A JP24714193 A JP 24714193A JP 24714193 A JP24714193 A JP 24714193A JP 3371161 B2 JP3371161 B2 JP 3371161B2
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  • Stereophonic Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピーカのバフル効果を
低減する様に成したスピーカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にキャビネットの前面板はバフル板
と成されているためにスピーカの振動板が振動する際に
スピーカ前面より直接放音される直接音に対しバフル板
の後方に放音される音波とによりバフル効果を発生す
る。
【0003】この様なバフル効果を従来のスピーカシス
テムである図9について説明する。図9で51はスピー
カシステムを構成するキャビネットであり、このキャビ
ネットの前面板を構成するバフル板52が1辺をLmと
する正方形とする。このバフル板52に低音用のスピー
カユニット53並びに中高用スピーカユニット54が取
り付けられている。
【0004】上述の如きバフル板52での1辺の長さL
の値は周波数に依存し、バフル効果で所定周波数中の高
い周波数を反射する。即ちλ(波長)はλ=2Lで与え
られる。
【0005】上述のバフル板2の1辺をL=0.34m
とすると、音波の速度vは340mであるから例えばλ
=2×0.34=0.68mの時の周波数fはf=v/
λ=340/0.68=500(Hz)となる。
【0006】即ち、バフル板の1辺L=0.34のバフ
ル板52では500Hz以上は図10の音圧−周波数特
性曲線55に示す様にバフル板52での背面に反射した
間接音の反射波が付加されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10で縦軸は音圧
(dB)を横軸は周波数(Hz)を示すものであり、実
線で示す周波数特性曲線55はバフル板52から反射が
加わって、500Hz〜10kHzの範囲で周波数特性
曲線5に山谷が6dB程度発生した場合を示している。
即ち、全く反射のない点線56を示す部分から実線部分
を差し引いた斜線で示す面積部分がバフル効果によって
音質劣化の原因と成る部分である。尚、高域(10k以
上)ではバフル効果が無くなるために周波数特性曲線5
5はフラットと成っている。
【0008】本発明は従来のスピーカシステムのバフル
板で生ずるバフル効果を減少させ、間接音に比べて直接
音の比率を増加させる様にし、中域での周波数特性を改
善すると共に音質を改善したスピーカシステムを得るこ
とも目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は第1の周
波数帯域の音を再生する第1のスピーカユニットが取り
付けられた第1のバフルと、第1のスピーカユニットよ
りも高い第2の周波数帯域の音を再生する第2のスピー
カユニットが各々取り付けられ、第1のバフルよりも小
さい一対の第2のバフルと、先端側に一方の第2のバフ
ルが回動自在に設けられると共に、基端側が、第1のバ
フルの第1のスピーカユニットの正面に位置する聴取者
から見て左側の第1の回動支持部に回動自在に設けられ
る第1のアームと、先端側に他方の第2のバフルが回動
自在に設けられると共に、基端側が、第1のバフルの第
1のスピーカユニットの正面に位置する聴取者から見て
右側であり且つ聴取者から第1の回動支持部までの距離
と略同じ距離に位置する第2の回動支持部に回動自在に
設けられる第2のアームとを備え、第1のアームは基端
側から先端側にかけて聴取者から見て左上方に向かって
延在すると共に、第2のアームは基端側から先端側にか
けて聴取者から見て右上方に向かって延在するように構
成され、第1の回動支持部に対して第1のアームが水平
反時計方向に回動されると共に第2の回動支持部に対し
て第2のアームが水平時計方向に回動されることにより
一対の第2のバフルを聴取者の両耳に近接可能であるこ
とを特徴とするスピーカシステムとしたものである。第
2の本発明は低域用の第1のスピーカユニットが取り付
けられたバフル板と、バフル板がその内部に配され、第
1のスピーカユニットの背面側のキャビティと外部とを
連通するポートが設けられるとともに第1のバフルを構
成するキャビネットと、中域もしくは高域の第2のスピ
ーカユニットが取り付けられ、第1のバフルよりも小さ
くなるように形成され第2のバフルを構成する一対のケ
ーシングと、先端側に一方のケーシングが回動自在に設
けられると共に、基端側が、キャビネットの第1のスピ
ーカユニットの正面に位置する聴取者から見て左側の第
1の回動支持部に回動自在に設けられる第1のアーム
と、先端側に他方のケーシングが回動自在に設けられる
と共に、基端側が、キャビネットの第1のスピーカユニ
ットの正面に位置する聴取者から見て右側であり且つ聴
取者から第1の回動支持部までの距離と略同じ距離に位
置する第2の回動支持部に回動自在に設けられる第2の
アームとを備え、第1のアームは基端側から先端側にか
けて聴取者から見て左上方に向かって延在すると共に、
第2のアームは基端側から先端側にかけて聴取者から見
て右上方に向かって延在するように構成され、第1の回
動支持部に対して第1のアームが水平反時計方向に回動
されると共に第2の回動支持部に対して第2のアームが
水平時計方向に回動されることにより一対のケーシング
を聴取者の両耳に近接可能であることを特徴とするスピ
ーカシステムとしたものである。
【0010】
【作用】本発明のスピーカシステムによれば低音用スピ
ーカを有する第1のバフル2と所定位置離間して高音又
は/及び中音スピーカを有する第2のバフル27L及び
27Rを配設する様に成したので、バフル効果が減少し
てバフル板から背面に放音される間接音に比べて、直接
スピーカから放音される直接音が増大し、中域での周波
数特性が改善されると共に音像定位の優れたものが得ら
れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のスピーカシステムの一実施例
を図面を用いて詳記する。図1乃至図6は本例のスピー
カシステムを示すもので、図1は正面図、図2は側面
図、図3は背面図、図4は斜視図、図5はバフルの内部
構成図、図6は第2のバフル保持部の挿入部の平面図で
ある。
【0012】図1乃至図6で1は全体として本例のスピ
ーカシステムを示す。ケーシングとなるキャビネット2
は合成樹脂で図2及び図4を示す様に前後に半円筒状に
形成した前部ハーフ2A及び後部ハーフ2Bを合体し、
図4に示す様に楕円形状の平面を有する筒状の形状と成
されている。
【0013】キャビネット2の下段部3は底板と一体に
形成され、上面より小さい楕円筒状と成され、キャビネ
ット2の下段部3の前部ハーフ2Aの正面には矩形状の
ポート4が図1、図4並に図5に示す様に形成されてい
る。
【0014】先ずキャビネット2を構成する前部ハーフ
2Aについて図1、図2並に図4で説明すると、ポート
4の上側にキャビネット2に内蔵される低音用のウーハ
ーのレベル調整摘み5、マスタボリウム調整摘み6並に
電源オン、オフ用のスイッチ7が配設されている。
【0015】又、半円筒部を構成する後部ハーフ2Bの
背面には入出力端子を取りつけるための背面突出部8が
図2乃至図4に示す様に一体に形成されている。
【0016】この背面突出部8は図3に示される様に背
面からみて略々矩形状と成され、この矩形状部8Aの上
端の左右に角部9L及び9Rが形成されている。この角
部9L及び9Rは上面からみて図4及び図6に示す様に
透孔10L,10Rが穿たれている。
【0017】背面突出部8の矩形状部8Aには第1のバ
フルを構成する50〜200Hzを再生する低音用スピ
ーカ(ウーハー)の1チャンネル分のアンプ或は後述す
る第2のバフルを構成する200Hz〜20kHzの高
中音用スピーカ(スコーカ及び/又はツイータ)の2チ
ャンネル分のアンプを駆動するための電源接続部11及
びスコーカ及び/又はツイータを駆動するアンプの出力
端子(DIN端子)12L及び12Rが設けられてい
る。
【0018】更に、後述するも、第2のバフルを構成す
るスコーカ及び/又はツイータへの連結基部13L及び
13Rを回動自在に保持させるための螺子止め部14L
及び14Rを有する。
【0019】更に、両角部9L及び9R間に形成された
略々正方形状の凹部15に携帯用の磁気記録再生装置、
CD再生装置或は記録再生可能ディスクの記録・再生装
置等の携帯用電子機器30の出力とキャビネット2内の
アンプとを接続する接続端子(RCA型ピンコネクタ)
17L及び17R並に携帯用機器30への直流電源供給
端子18が取り付けられている。
【0020】又、背面突出部8の底面には図3に示す様
に下段部3の高さと略々同一の脚18L及び18Rが一
体形成されている。
【0021】前部ハーフ2A及び後部ハーフ2Bを一体
化したキャビネット2の上面には図4の様にアルミニウ
ム等の楕円形状盤19が載置されている。この盤19の
4等配位置に透孔20a,20b,20c.20dが穿
たれ、これら透孔20a,20b,20c,20dに着
脱自在に枢着されたゴム等の緩衝盤21a,21b,2
1c,21dを有する。
【0022】上記した前後ハーフ2A及び2Bを結合し
たキャビネット2の略線的内部構造は図5に示される様
にキャビネット2の下端にポート4を形成してバス・レ
フレックス・キャビネット(Bass-Reflex-Cabinet :略
して本例ではバフル:Baffeと記している。)を形成す
る。
【0023】図5で23はバフル板で、このバフル板2
3にウーハー22が取り付けられている。前記したウー
ハー22用の1チャンネルアンプ並にスコーカ等を駆動
する2チャンネルアンプ等も図示しないがキャビネット
2を構成するケーシングに内蔵されている。
【0024】更に、図1、図2、図4並に図5に示され
る様に1次或は2次電池で駆動される携帯用電子機器3
0をキャビネット2上に載置した場合に第1のバフル、
即ちキャビネット2からのウーハー22の振動を遮断す
るために緩衝盤21a〜21dが設けられている。
【0025】次に連結基板13L及び13Rの構成を説
明する。この連結基部13L及び13Rは合成樹脂で成
形され、頭部を丸めた円柱状と成され、この円柱頭部の
一側から下方の他側に傾斜した透孔25L及び25Rを
穿ち、円柱頭部の一側端にはアーム即ちパイプ26L及
び26Rを挿通固定する。この透孔25L及び25Rの
下方に貫通した他方の透孔25L′及び25R′にはア
ンプ出力端子12L及び12Rから導出したリード12
L′及び12R′が挿通され、パイプ26L及び26R
内を通して、図1及び図2に示される第2のバフル27
L及び27Rのスコーカ又は/及びツイータに接続され
る。
【0026】更に、連結基部13L及び13Rの円柱状
の下段は図3に示されている様に段部28L及び28R
が形成され、図6に示す角部9L及び9Rの透孔10L
及び10R内で回動自在と成される様に成される。この
段部28L及び28Rの下端にはΩ状の金属等から成る
ストッパ29L及び29Rが取り付けられている。
【0027】段部28L及び28Rの底面には上方に向
って半円形状のシャフト挿入穴が形成され、このシャフ
ト挿入穴内に断面が半円形状のシャフトが挿入され、ビ
ス31L及び31Rでシャフトが連結基部に固定され
る。該シャフトの先端はカップリング32L及び32R
に対し回動自在と成されている。カップリング32L及
び32Rの下端にはシャフトの両側端を長手方向に削い
だ平偏な固定軸33L及び33Rが固定され、この固定
軸33L及び33Rに透孔が穿たれタップ立て、34L
及び34Rが成されている。
【0028】上述の如き構成の連結基部13L及び13
Rによれば固定軸33L及び33Rを固定すれば連結基
部13L及び13Rを含むシャフトはカップリング32
L及び32Rから上側が時計又は反時計方向に自由に回
動する。
【0029】従って、連結基部13L及び13Rの固定
軸33L及び33Rを図6に示す角部9L及び9Rの透
孔10L及び10Rに形成した平角状の固定孔35に挿
通し後部ハーフ(図3参照)2Bの背面に形成した螺子
止め部14L及び14Rから螺子を挿通し固定軸33L
及び33Rのタップ34L及び34Rと螺合させれば、
第2のバフル27L及び27R及びパイプ26L及び2
6Rを含む連結基部13L及び13Rをキャビネット
2、即ち、第1のバフルに対し回動自在と成すと共に、
螺子止め部14L及び14Rの螺子をとることで、第1
バフルと第2バフルを着脱自在と成すことが出来る。特
に運搬時等には離脱させた状態で梱包すれば小型化が可
能となる。
【0030】又、角部9L及び9Rの透孔10L及び1
0R内には図6の様に係止部36が形成されてストッパ
29L及び29Rの両端が係止部36の係止端37及び
38に当接して連結基部13L及び13Rの水平方向の
回動角度を所定角度範囲に成る様に規正している。
【0031】即ち、連結基部13L及び13Rの時計C
W又は反時計方向CCWの回転により第2のバフル27
L及び27Rは図1に示す様にA−A′の水平方向に所
定範囲に亘って移動させることが出来る。
【0032】次にパイプ26L及び26Rの先端に取り
付けられた第2のバフル27L及び27Rについて説明
する。第2のバフル27L及び27Rは長軸の直径φが
100mm程度に成された正面が楕円で球形のキャビネ
ットからなるケーシング40L及び40R内に高中音ス
ピーカを内蔵したもので、パイプ26L及び26Rの先
端でケーシング40L及び40Rは図2に於いて、紙面
の裏側から表側又は表側から裏側方向に軸41L及び4
1Rを中心に回動可能と成されている。よって、図1で
第2のバフル27L及び27Rはパイプ26L及び26
Rを中心に水平方向に首振り動作を行うことが可能と成
る。
【0033】上記した、構成の本発明のスピーカシステ
ムによると中高音用のスピーカを内蔵したケーシング4
0L及び40Rはその長軸の直径φは約100mmであ
るからL=0.1mとなり図10で説明したと同様に本
例の場合は波長λはλ=2L=2×0.1=0.2mと
なり、従って周波数fはv/λ=340/0.2=17
00(Hz)となる。
【0034】従って、この様に第1及び第2のバフルを
分離して、第1のバフル2が従来と同じ様にL=0.3
4mとすると、この第1のバフル2に比較して第2のバ
フル27L及び27RのL=0.1mの様に小さくすれ
ば直接音と間接音(反射波)を加味した図10と同様の
周波数特性曲線は図7の様に成り、直接音と間接音の差
の斜線部分の面積は図10に比べて半分以下とすること
が可能となる。即ち、音質劣化の原因である間接音の反
射波が減り、バフル効果を低減させることが可能となり
忠実な音質再生を行うことが出来る。上述の場合第1の
バフル2のLを0.34としたが第2のバフル27L及
び27Rに対し略々2倍のL=0.2m程度でも充分な
効果を得られることを確かめた。
【0035】更に、第1及び第2のバフル2及び27
L,27Rがパイプを介して一体化されているので小型
コンポ等に比べて設置面積を1/4程度小さくすること
が可能となる。
【0036】更に図8は本例のスピーカシステムの平面
図を示すが、この平面図で示す様にスピーカシステム1
の正面に位置した聴取者50は第2のバフル27Lを連
結基部13L及びパイプ26Lに対し反時計方向CCW
に回動し、同じく第2のバフル27Rを連結基部13R
及びパイプ26Rに対し時計方向CWに回動させて聴取
者50の耳に近い位置に持ち来されたとする。例えば耳
から両方の第2のバフル27L及び27R間の距離が2
5cmによせたとする、通常の中高音スピーカまでの距
離は受聴者50から最低1mとすると本例では20log
100/25=12dBとなり、スピーカよりの音量を
同じと考えれば、12dB大きな音を聞くことが出来
る。逆に同じ音量であれば本例では12dBだけ音量を
絞ることが出来るので外部への音洩れ(騒音)音量を減
少させることの出来るものが得られる。
【0037】
【発明の効果】本発明のスピーカシステムによると第1
のバフルに比べて第2のバフルを小さくし、第1のバフ
ルと離間した位置に配置したのでバフル効果を低減出来
て、音質の向上の図れたスピーカシステムが得られる。
【0038】又、第1のバフルと第2のバフルをパイプ
を介して離間し、一体化したので小型コンポ等に比べて
設置面積を極めて小さくすることが出来るものが得られ
る。
【0039】更に、第1のバフルに対し第2のバフルを
水平方向に回動自在に構成させ、且つ第1のバフルから
第2のバフルを簡単に着脱可能としたので聴取者の耳の
近くでヘッドホーンとスピーカの中間的な利用方法が出
来て、小さな音量で大きな音を聞くことが可能となり、
且つ持ち運びや梱包時に小型化出来て便利なものが得ら
れる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカシステムの正面図である。
【図2】本発明のスピーカシステムの側面図である。
【図3】本発明のスピーカシステムの背面図である。
【図4】本発明のスピーカシステムの斜視図である。
【図5】本発明のスピーカシステムの内部構造図であ
る。
【図6】本発明の第2のバフル保持部の挿入部の平面図
である。
【図7】本発明のバフルの周波数特性図である。
【図8】本発明のスピーカシステムの動作説明図であ
る。
【図9】従来のスピーカシステムの斜視図である。
【図10】従来のバフルの周波数特性図である。
【符号の説明】
1 スピーカシステム 2 キャビネット(第1のバフル) 4 ポート 26L,26R パイプ 27L,27R 第2のバフル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 和男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−77295(JP,A) 実開 昭62−3186(JP,U) 実開 平4−4496(JP,U) 実開 平1−64289(JP,U) 実開 平6−81197(JP,U) 実開 昭62−191294(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 5/02 H04R 1/26 H04R 1/32 310 H04R 5/033

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数帯域の音を再生する第1の
    スピーカユニットが取り付けられた第1のバフルと、 上記第1のスピーカユニットよりも高い第2の周波数帯
    域の音を再生する第2のスピーカユニットが各々取り付
    けられ、上記第1のバフルよりも小さい一対の第2の
    フルと、先端側に一方の上記第2のバフルが回動自在に設けられ
    ると共に、基端側が、上記第1のバフルの上記第1のス
    ピーカユニットの正面に位置する聴取者から見て左側の
    第1の回動支持部に回動自在に設けられる第1のアーム
    と、 先端側に他方の上記第2のバフルが回動自在に設けられ
    ると共に、基端側が、上記第1のバフルの上記第1のス
    ピーカユニットの正面に位置する聴取者から見て右側で
    あり且つ上記聴取者から上記第1の回動支持部までの距
    離と略同じ距離に位置する第2の回動支持部に回動自在
    に設けられる第2のアームとを備え、 上記第1のアームは上記基端側から上記先端側にかけて
    上記聴取者から見て左上方に向かって延在すると共に、 上記第2のアームは上記基端側から上記先端側にかけて
    上記聴取者から見て右上方に向かって延在するように構
    成され、 上記第1の回動支持部に対して上記第1のアームが水平
    反時計方向に回動されると共に上記第2の回動支持部に
    対して上記第2のアームが水平時計方向に回動されるこ
    とにより上記一対の第2のバフルを上記聴取者の両耳に
    近接可能であることを特徴とするスピーカシステム。
  2. 【請求項2】 上記スピーカシステムは、更に、上記第
    1のスピーカユニットの背面側のキャビティと外部を連
    結するダクトを備えていることを特徴とする請求項1記
    載のスピーカシステム。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2のアームが第1のバフ
    ルに対して着脱自在であることを特徴とするスピーカシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 低域用の第1のスピーカユニットが取り
    付けられたバフル板と、 上記バフル板がその内部に配され、上記第1のスピーカ
    ユニットの背面側のキャビティと外部とを連通するポー
    トが設けられるとともに第1のバフルを構成するキャビ
    ネットと、 中域もしくは高域の第2のスピーカユニットが取り付け
    られ、上記第1のバフルよりも小さくなるように形成さ
    第2のバフルを構成する一対のケーシングと、先端側に一方の上記ケーシングが回動自在に設けられる
    と共に、基端側が、上記キャビネットの上記第1のスピ
    ーカユニットの正面に位置する聴取者から見て左側の第
    1の回動支持部に回動自在に設けられる第1のアーム
    と、 先端側に他方の上記ケーシングが回動自在に設けられる
    と共に、基端側が、上記キャビネットの上記第1のスピ
    ーカユニットの正面に位置する聴取者から見て右側であ
    り且つ上記聴取者から上記第1の回動支持部までの距離
    と略同じ距離に位置する第2の回動支持部に回動自在に
    設けられる第2のアームとを備え、 上記第1のアームは上記基端側から上記先端側にかけて
    上記聴取者から見て左上方に向かって延在すると共に、 上記第2のアームは上記基端側から上記先端側にかけて
    上記聴取者から見て右上方に向かって延在するように構
    成され、 上記第1の回動支持部に対して上記第1のアームが水平
    反時計方向に回動されると共に上記第2の回動支持部に
    対して上記第2のアームが水平時計方向に回動されるこ
    とにより上記一対のケーシングを上記聴取者の両耳に近
    接可能であることを特徴とするスピーカシステム。
  5. 【請求項5】 上記アーム状の部材は、中空となるよう
    に形成されているとともに、上記キャビネットには、上
    記第1及び第2のスピーカユニットを駆動する駆動回路
    が設けられ、上記駆動回路と上記第2のスピーカユニッ
    トとは、上記アーム状の部材の中に配された信号線によ
    って接続されていることを特徴とする請求項4記載のス
    ピーカシステム。
  6. 【請求項6】上記第1及び第1のアームは、上記キャビ
    ネットに対して着脱自在であることを特徴とする請求項
    1に記載のスピーカシステム。
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