JP3370761B2 - 多軸自動旋盤における被加工物の加工装置 - Google Patents

多軸自動旋盤における被加工物の加工装置

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JP3370761B2 JP34276693A JP34276693A JP3370761B2 JP 3370761 B2 JP3370761 B2 JP 3370761B2 JP 34276693 A JP34276693 A JP 34276693A JP 34276693 A JP34276693 A JP 34276693A JP 3370761 B2 JP3370761 B2 JP 3370761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC自動旋盤、特に複
数の主軸を有する高生産性のNC自動旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のNC自動旋盤は、1個の主軸に少
なくとも1個のタレット型刃物台を有するのが一般であ
り、複数の主軸を有するにも拘らず1個のタレット型刃
物台のみで加工する旋盤は全く知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
の主軸に夫々把持した被加工物を単一のタレット型刃物
台のタレットに保持された複数の工具により夫々独立し
て加工する際の被加工物に対する切込み方向の補正と加
工位置の補正を夫々独立して行うことによって単純な構
成で精度の高い加工を実現させるとともに、タレット上
の複数の工具を複数の主軸に把持した夫々の被加工物の
加工に同時に参加させて加工効率を著しく向上させるこ
とができ、しかも、加工工程に順応して融通性のあるN
C自動旋盤を得ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の多軸自動旋盤に
おける被加工物の加工装置は、複数の工具を割り出し回
転可能なタレットに保持して該工具を所定の加工位置に
位置決めする単一のタレット型刃物台と、該単一のタレ
ット型刃物台を中心にしてほぼ等間隔の位置に前記単一
のタレット型刃物台に対して工具切り込み方向にNC制
御のサーボモータにより夫々独立して接離摺動可能に設
けた複数の横方向送り台と、前記複数の横方向送り台上
に接離摺動方向と直交する主軸軸線方向にNC制御のサ
ーボモータにより夫々独立して摺動可能に設けた複数の
主軸台とを備え、前記複数の主軸台に被加工物を夫々把
持する主軸を前記タレットの回転軸と平行で互いに平行
且つ同じ向きで回転可能に軸受して設け、複数の主軸に
夫々把持した被加工物に対する切込み方向の補正と加工
位置の補正を夫々独立して行うとともに、タレット上の
複数の工具を複数の主軸に把持した夫々の被加工物の加
工に同時に参加させたことによって、前述した課題を解
決する。
【0005】
【作用】本発明は、複数の工具を保持した単一のタレッ
ト型刃物台を中心にして配置した相互に平行な複数の主
軸が、夫々独立して該単一のタレット型刃物台に対して
接離摺動するとともに該接離摺動方向に直交した主軸軸
線方向に夫々独立して摺動可能であるから、単一のタレ
ット型刃物台に保持した複数の工具は夫々の主軸上の被
加工物を夫々独立して同時に旋削加工することができ
る。また、夫々の主軸先端に把持された被加工物に対す
る工具切込み方向(XX方向)の補正と、加工位置(Z
Z方向)の補正とが、夫々独立して行われるので、精度
の高い加工が可能となる。さらに、単一のタレット型刃
物台上の工具取付け位置を主軸と同数になるように分割
し、夫々の分割位置に夫々の主軸上の被加工物の加工に
対応する同一の工具を取付けると、複数の主軸上の被加
工物を同時に同一加工することも可能になる。したがっ
て、夫々の主軸の被加工物の加工工程の順序と単一のタ
レット型刃物台上のタレットに取付ける複数の工具の配
列とを様々に対応させて設定すると、単一のタレット型
刃物台上の複数の工具は、夫々独立して補正されて、同
時に複数の主軸に把持された被加工物の加工に参加して
同時に多数の加工品が生産される。
【0006】
【実施例】図1は本発明の多軸自動旋盤における被加工
物の加工装置の第1実施例を示す斜視図であって、ベッ
ド1上には複数の工具T1〜T4のセットを2組有する
単一のタレット型刃物台2にタレット6が割出し回転可
能に設けられ、該単一のタレット型刃物台2を中心にし
てほぼ等間隔の位置に複数の横方向送り台3A、3Bが
NC制御されるサーボモータM1、M2によって夫々独
立して工具切り込み方向である矢印Xで示す方向に前記
単一のタレット型刃物台2に対して接離摺動駆動され、
夫々の横方向送り台3A、3B上には前記接離摺動方向
に直交するZ方向にNC制御のサーボモータM3、M4
により夫々独立して摺動可能な主軸台4A、4Bが設け
られ、該夫々の主軸台4A、4Bには図示しないモータ
で夫々独立して回転駆動される主軸5A、5Bが相互に
平行で且つ同じ向きになるように軸受されている。そし
て、夫々の主軸5A、5Bの先端にコレットチャックで
把持された被加工物(図示せず)に対する工具T1〜T
4による加工は、X方向に夫々独立して摺動する横方向
送り台3A,3BとZ方向に夫々独立して摺動する主軸
台4A、4Bとが単一のタレット型刃物台2に対して相
対的に同一移動をすることによって行われる。
【0007】そこで、単一のタレット型刃物台2に割出
し回転可能に取付けたタレット6上に放射状に保持した
8個の工具(内、工具T1、T2は旋削用バイト、工具
T3、T4は横穴明け用ドリルとタップとして図示され
ている)を2個の主軸5A、5Bと同数の2組の工具セ
ットT1〜T4に分割して、一側の工具T1〜T4を一
組の工具のセットとして一方の主軸5Aに対応させ、他
側の工具T1〜T4を他の組の工具のセットとして他方
の主軸5Bに対応させ、主軸台4A、4Bをタレット6
との相対位置が同じになるように、即ち、X方向には主
軸台4A、4Bと単一のタレット型刃物台2との距離が
同じになるように接近させ、Z方向には同一移動となる
ように移動および補正させることによって、図示の如く
一側の工具T2で一方の主軸5A上の被加工物に対して
所定の加工工程を、他側の工具T2で他方の主軸5B上
の被加工物に対して同じ加工工程を、夫々同時に加工
し、次いで、タレット6を図において時計方向に回動し
て一側の工具T3で一方の主軸5A上の被加工物に対し
て次の加工工程を、他側の工具T3で他方の主軸5B上
の被加工物に対して同じ次の加工工程を、夫々同時に加
工することができる。
【0008】なお、このとき、主軸5A、5Bはともに
タレット6に対して相対的に同一の移動を行うことにな
る。
【0009】また、加工工程が工具T1〜T4の加工で
は終らないように長い場合には、1組の工具セットT1
〜T4を図示の如く工具T5〜T8に交換して、主軸5
Aの被加工物を工具T1〜T4で加工したのち工具T5
で加工すると同時に、他の主軸5Bの被加工物を工具T
1で加工するように加工工程を行う時間をずらしながら
加工することで、工具T1〜T8を使用するような加工
工程の長い場合でも夫々の主軸上の被加工物に対して時
間をずらしながら順次同一の加工を行うことができ、加
工工程の順序に対応する1組の工具セットT1〜T8で
同時に同じ加工工程の順序のうちの異なった加工工程を
加工し、主軸5A、5Bの数に対応する加工品を大量に
生産することができる。なお、この場合、使用する工具
T1〜T8が同じ加工工程であれば、主軸5Aによる被
加工物と主軸5Bによる被加工物が異なった形状の寸法
であっても、夫々の主軸5A、5Bで異なった加工工程
による加工をすることができる。
【0010】図2は、本発明の第2実施例の説明図であ
って、複数の工具を保持するタレット型刃物台7を中心
にして6個の主軸8A〜8Fが図1と同様に夫々独立し
てX方向(タレット型刃物台7の半径方向)およびZ方
向(夫々の主軸8A〜8Fの軸方向)に摺動する横方向
送り台および主軸台に保持され、タレット型刃物台7を
中心とした放射方向に等間隔に配置されている。
【0011】そして、前述の分割加工の場合は、タレッ
ト型刃物台7は等角度に6分割した工具取付け位置を備
え、夫々の工具取付位置に夫々の主軸上の被加工物の加
工に対応する工具を取付ける。また、夫々の主軸8A〜
8F上の被加工物が6工程の加工工程を有する同一の加
工を要する場合は、タレット型刃物台7に夫々の加工工
程に対応する工具T1〜T6を加工工程の順序に従って
取付け、夫々の加工工程のうち最長の時間を有する工程
の最長加工時間ごとにタレット型刃物台7を割出し回転
して夫々の主軸上の被加工物に工具T1〜T6の加工工
程を順に行えば、加工工程の順序に対応する1組の工具
T1〜T6をタレット上に取付けるだけで同一形状に加
工された被加工物が最長時間ごとに生産することがで
き、タレット上の複数の工具のすべてが同時に加工に直
接参加することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、複数の工具を有する単一のタ
レット型刃物台を中心にしてその周囲に複数の主軸が、
夫々独立して工具に対して接離方向(XX方向)に摺動
制御されるとともに、該接離方向に直交する互いに平行
な主軸軸線方向(ZZ方向)に夫々独立して摺動制御さ
れるから、夫々の主軸先端に把持された被加工物に対す
る工具切り込み方向(XX方向)の補正は横方向送り台
で、また、加工位置(ZZ方向)の補正は主軸台で、夫
々独立して行われるので、精度の高い加工が可能とな
る。また、夫々の主軸の被加工物の加工工程の順序と単
一のタレット型刃物台上のタレットに取付ける複数の工
具の配列とを様々に対応させて設定すると、タレット上
の複数の工具は同時に複数の主軸に把持された被加工物
の加工に参加して同時に多数の加工品が生産され、加工
効率が著しく向上する。したがって、高生産性を有し加
工工程に順応して融通性のある多軸自動旋盤における被
加工物の加工が実現し、その効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す要部斜視図。
【図2】 本発明の第2実施例を示す説明図。
【符号の説明】
1 ・・・ ベッド 2,7 ・・・ タレット型刃物台 3A,3B ・・・ 横方向送り台 4A,4B ・・・ 主軸台 5A,5B,8A〜8F ・・・ 主軸 6 ・・・ タレット T1〜T6 ・・・ 工具 M1〜M4 ・・・ サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−79892(JP,A) 特開 平4−193401(JP,A) 特開 昭58−56701(JP,A) 特開 平7−124803(JP,A) 特開 平4−8401(JP,A) 特開 平7−164202(JP,A) 特開 平3−234402(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 3/32 B23B 29/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工具を割り出し回転可能なタレッ
    トに保持して該工具を所定の加工位置に位置決めする単
    一のタレット型刃物台と、該単一のタレット型刃物台を
    中心にしてほぼ等間隔の位置に前記単一のタレット型刃
    物台に対して工具切り込み方向にNC制御のサーボモー
    タにより夫々独立して接離摺動可能に設けた複数の横方
    向送り台と、前記複数の横方向送り台上に接離摺動方向
    と直交する主軸軸線方向にNC制御のサーボモータによ
    り夫々独立して摺動可能に設けた複数の主軸台とを備
    え、前記複数の主軸台に被加工物を夫々把持する主軸を
    前記タレットの回転軸と平行で互いに平行且つ同じ向き
    で回転可能に軸受して設け、複数の主軸に夫々把持した
    被加工物に対する切込み方向の補正と加工位置の補正を
    夫々独立して行うとともに、タレット上の複数の工具を
    複数の主軸に把持した夫々の被加工物の加工に同時に参
    加させたことを特徴とする多軸自動旋盤における被加工
    物の加工装置。
  2. 【請求項2】 複数組の工具のセットが単一のタレット
    に保持され、該単一のタレットを位置決めする毎に前記
    工具のセットの夫々同一の工具が複数の主軸に対して夫
    々対向し、該複数の主軸が前記単一のタレット型刃物台
    に対して相対的に同一移動するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の多軸自動旋盤における被加工物の加
    工装置。
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