JP3369373B2 - 空気調和機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に係り、左右
風向板と駆動装置の連動構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】空気調和機には、図１、図２で示すよう
な、ウインドタイプと呼ばれるものがある。 このタイ
プの空気調和機本体１は、一側に外気の吸込口1aを設
け、前面に吸込口2a，吹出口に左右風向板2bを備えた前
面カバー２を被着し、同前面カバー２の開口部に電装品
箱３を設け、本体１内部は、例えば図２で示すように、
底板４上に立設した仕切板５によって前方の室内側Ａと
後方の室外側Ｂとに区画され、室内側Ａには室内熱交換
器室６があって、室内熱交換器７と一部を破線で示す室
内送風機８とが配設されており、熱交換された空気は前
記仕切板５の右前方の通風路９を通り、前記吹出口か
ら、同吹出口に回動自在に軸支された複数の風向板2bで
風向を調節して室内に送出されるようになっている。ま
た、前記仕切板５の後方の室外側Ｂには、室外送風機10
と、室外熱交換器11とが配設されており、これら室外送
風機10と室外熱交換器11間には、前記室外送風機10用の
吹出口12を有する導風板13が立設されている。

【０００３】そして、前記室外熱交換器11を空冷する空
気は、前記本体１の側面に形成されている吸込口1aから
前記仕切板５および前記導風板13等によって形成された
通風路14に導入され、前記送風機10によって前記室外熱
交換器11へ送風され、同室外熱交換器11の背面から吐き
出される構成となっている。

【０００４】更に、図８に示すように、前記複数の風向
板2bは連動板2dによって連結されており、この連動板2d
に設けられ、前後方向に延びる取付片2cと、回転運動を
行う駆動装置17と、一端がこの駆動装置の回転軸17a に
連結され、他端にクランク状に折曲された連結軸16a を
備えた前記駆動装置の回転を一定半径の円運動に変換す
る軸16と、その後端部に形成され前記連結軸を回動且つ
摺動自在に保持し前後方向に延びる溝部2eと同溝部の後
端から後部に拡開する開口部2fとを前記取付片に形成す
る。

【０００５】そして、前記軸の連結軸16a を、前記取付
片の開口部から溝部2eに前記連結軸を回動且つ摺動自在
に保持することにより、前記軸の円運動を左右直線運動
として前記連動板の取付片に伝達するように構成されて
いた。

【０００６】ところが、前記取付片の後端が前面カバー
２から突出するため、同前面カバーをスタックとして梱
包、輸送するときのスペースが大きくなる問題があっ
た。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑みなされたもので、梱包輸送時の省ス
ペース化を行った空気調和機を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、本体前面の一側に臨ませた室内熱交換器
と、それに吸込口を対向し配設された室内送風機と、前
記本体前面の他側に吹出口を構成するファンケーシング
と、同ファンケーシングの下方に設けられた電装品箱
と、吸入グリルと吹出グリルを有する前面カバーと、前
記吹出グリルの前記吹出口に回動自在に軸支された複数
の左右風向板と、同風向板を連結する連動板と、同連動
板に設けられ前後方向に延びる取付片と、前記吹出口に
臨ませ回転運動を行う駆動装置と、一端がこの駆動装置
の回転軸に連係され、他端にクランク状に折曲され前記
吹出口に臨ませた連結軸を備えた前記駆動装置の回転を
一定半径の円運動に変換する駆動軸とにより構成され、
前記取付片の後端部に前後方向に延びる溝部と、同溝部
の後端から後部に拡開する開口部とが形成され、前記連
結軸を前記開口部から前記溝部に回動且つ摺動自在に保
持することにより、前記駆動軸の円運動を左右直線運動
として前記連動板に伝達してなる空気調和機において、
前記取付片の後端部を別体として第二取付片を設け、同
第二取付片を前記前面カバーの内部に折り畳み可能とす
る折り畳み手段と、前記連結軸を前記溝部に保持ときに
前記第二取付片を前記取付片と固定する固定手段を設け
てなることを特徴とする。

【０００９】そして、前記折り畳み手段が、前記連動板
の取付片の端部に形成され両側を貫通する貫通孔を有す
る一対のアームと、同アームの間に対応し前記第二取付
片の端部に形成され同じく両側に貫通孔を有する凸部
と、前記双方の貫通孔に挿入された支軸により構成され
るヒンジであることを特徴とする。

【００１０】また、前記固定手段が、前記凸部と前記ア
ームの間の凹部の突き合わせ面に厚み方向に形成された
段部であることを特徴とする。

【００１１】さらに、前記支軸の位置を、前記前面カバ
ーの後端より内側としてなることを特徴とする。

【００１２】あるいは、前記折り畳み手段が、前記連動
板の取付片の略中央に形成された長孔と、前記第二取付
片の先端部に形成された貫通孔と、前記長孔及び貫通孔
に挿入され前記第二取付片を回動及び摺動自在に軸支す
る回転軸であることを特徴とする。

【００１３】そして、前記固定手段が、前記連動板の取
付片の後端に形成された係止溝と、同係止溝に対応し前
記第二取付片に形成された係止片であることを特徴とす
る。

【００１４】さらに、前記回転軸の位置を、前記前面カ
バーの後端より内側としてなることを特徴とする。

【００１５】

【作用】以上のように構成したので、本体前面の一側に
臨ませた室内熱交換器と、それに吸込口を対向し配設さ
れた室内送風機と、前記本体前面の他側に吹出口を構成
するファンケーシングと、同ファンケーシングの下方に
設けられた電装品箱と、吸入グリルと吹出グリルを有す
る前面カバーと、前記吹出グリルの前記吹出口に回動自
在に軸支された複数の左右風向板と、同風向板を連結す
る連動板と、同連動板に設けられ前後方向に延びる取付
片と、前記吹出口に臨ませ回転運動を行う駆動装置と、
一端がこの駆動装置の回転軸に連係され、他端にクラン
ク状に折曲され前記吹出口に臨ませた連結軸を備えた前
記駆動装置の回転を一定半径の円運動に変換する駆動軸
とにより構成され、前記取付片の後端部に前後方向に延
びる溝部と、同溝部の後端から後部に拡開する開口部と
が形成され、前記連結軸を前記開口部から前記溝部に回
動且つ摺動自在に保持することにより、前記駆動軸の円
運動を左右直線運動として前記連動板に伝達してなる空
気調和機において、前記取付片の後端部を別体として第
二取付片を設け、同第二取付片を前記前面カバーの内部
に折り畳み可能とする折り畳み手段と、前記連結軸を前
記溝部に保持ときに前記第二取付片を前記取付片と固定
する固定手段を設けてなるなるようにする。

【００１６】そして、前記折り畳み手段が、前記連動板
の取付片の端部に形成され両側を貫通する貫通孔を有す
る一対のアームと、同アームの間に対応し前記第二取付
片の端部に形成され同じく両側に貫通孔を有する凸部
と、前記双方の貫通孔に挿入された支軸により構成され
るヒンジであるようにし、また、前記固定手段が、前記
凸部と前記アームの間の凹部の突き合わせ面に厚み方向
に形成された段部であるようにし、さらに、前記支軸の
位置を、前記前面カバーの後端より内側とし、あるい
は、前記折り畳み手段が、前記連動板の取付片の略中央
に形成された長孔と、前記第二取付片の先端部に形成さ
れた貫通孔と、前記長孔及び貫通孔に挿入され前記第二
取付片を回動及び摺動自在に軸支する回転軸であるよう
にし、そして、前記固定手段が、前記連動板の取付片の
後端に形成された係止溝と、同係止溝に対応し前記第二
取付片に形成された係止片であるようにし、さらに、前
記回転軸の位置を、前記前面カバーの後端より内側とし
てなるので、前記前面カバーの梱包時の省スペース化が
可能となる。

【００１７】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明による空気調和
機の実施例を詳細に説明する。図１，図２，図３，図
４，図５，図６において、１はウインドタイプの空気調
和機本体，1aは同本体の一側に外気を吸い込むために設
けられた吸込口である。

【００１８】２は前記本体１に着脱可能に被せられた前
面カバー，2aは同前面カバー２に設けられた室内の空気
を吸い込むための吸込口，2bは前記前面カバー２に設け
られた室内へ空気を吹き出すための吹出口に、回動自在
に軸支された複数の風向板である。2cは、図４で示すよ
うに、後述する第二取付片に連結させるための取付片
で、同取付片2cの後端には、前記第二取付片の取付部が
形成され、前記取付片2cの基端部は左右に延びる連動板
2dが連続的に形成され、同連動板2dにより前記複数の風
向板2bが連結されて、同複数の風向板2bを回動できるよ
うにした構成となっている。

【００１９】３は、前記前面カバー２の吹出口下方の開
口部に対向して、前記本体１内に設けられた電装品箱で
ある。3aは、前記電装品箱３の前面である。3bは、前記
電装品箱３上部に連続的に形成された連結箱で、同連結
箱3bには、前記取付片を有する連動板、駆動装置、軸、
第二取付片が設けられた構成となっている。

【００２０】４は、図２で示すように、後述する室内熱
交換器，室外熱交換器等を載置するための底板である。
５は、図２で示すように、前記底板４上に立設して、前
記本体１内を室内側Ａと室外側Ｂとに区画するための仕
切板である。６は、図２で示すように、前記仕切板５に
よって前記本体１内に区画された室内熱交換器室であ
る。

【００２１】７は、図２で示すように、前記室内熱交換
器室６内に配設された室内熱交換器で、同室内熱交換器
７により前記吸込口2aから吸い込まれた空気を熱交換し
ている。

【００２２】８は、図２で示すように、前記室内熱交換
器室６内に配設された室内送風機で、同室内送風機８に
より、室内の空気が前記吸込口2aから吸い込まれる構成
となっている。8aは、図３で示すように、前記室内送風
機８を覆った発泡材等からなるファンケーシングであ
る。8bは、図３で示すように、前記ファンケーシング8a
に前記吸込口2aに臨ませるよう、前記室内熱交換器７に
対向して設けた吸込路である。8cは、図３で示すよう
に、前記ファンケーシング8aに設けた吸込路8bから前記
室内送風機８で吸い込まれ前記室内熱交換器７で熱交換
された空気を吹き出すために設けた吹出路で、同吹出路
8cから後述する通風路に備えた発泡材等からなる断熱部
材を経て、前記吹出口に送出される構成となっている。

【００２３】９は、図２で示すように、前記室内送風機
８により吸い込まれ前記室内熱交換器７により熱交換さ
れた空気を、前記吹出口から、同吹出口に設けられた風
向板2bで風向を調節して室内に送出するための通風路で
ある。9aは、図３で示すように、前記連結箱3b上に重設
して前記通風路９内に設けられた、発泡材等からなり前
記ファンケーシング8aの一部をなす断熱部材である。前
記断熱部材9aを設けたことにより、前記通風路９内に結
露が付着しないよう防止できる構成となっている。9b
は、図３で示すように、前記吹出路8cと接続することに
よって、前記風向板2bを備えた吹出口に向けて送出され
る空気の流路を形成するために前記断熱部材9aに形成し
た入口流路である。9cは、図３で示すように、前記入口
流路9bを経て流入した空気を前記吹出口2aに向けて送出
するため、前記断熱部材9aに形成した出口流路である。

【００２４】10は、図２で示すように、前記仕切板５後
方の前記室外側Ｂに設けられた室外送風機である。11
は、図２で示すように、前記室外側Ｂに設けられた室外
熱交換器である。12は、図２で示すように、後述する導
風板に設けられた前記室外送風機10用の吹出口である。
13は、図２で示すように、前記室外送風機10用の吹出口
12を設けて、前記底板４上に立設した導風板である。14
は、図２で示すように、前記仕切板５および前記導風板
13等によって形成された通風路である。

【００２５】前記構成で、前記本体１の一側に設けた前
記吸込口1aから吸い込まれた外気は、前記通風路14を経
て、前記室外送風機10によって前記室外送風機10用の吹
出口12から前記室外熱交換器11に向けて送出され、同室
外熱交換器11を空冷して同室外熱交換器11の背面から室
外に吐き出される構成となっている。

【００２６】15は、図４で示すように、その後端部に形
成され前記連結軸を回動且つ摺動自在に保持し前後方向
に延びる溝部15a と同溝部の後端から後部に拡開する開
口部15b と前端部に前記取付片の取付け部とを備え前記
軸の円運動を左右直線運動として前記連動板の取付片に
伝達する第二取付片である。15c は、図４で示すよう
に、前記第二取付片の凸部である。15d は、図５で示す
ように、前記第二取付片の段部である。

【００２７】16は、図４で示すように、後述する駆動装
置によって駆動されるようにした一端がこの駆動装置の
回転軸に連係され、他端にクランク状に折曲された連結
軸16a を備えた前記駆動装置の回転を一定半径の円運動
に変換する軸である。17は、図４で示すように、前記回
転軸17a を有する低速度電動機による駆動装置である。
18は、図５で示すように、前記第二取付片の支軸であ
る。19は、図７で示すように、前記第二取付片の回転軸
である。

【００２８】本体前面の一側に臨ませた室内熱交換器７
と、それに吸込口2aを対向し配設された室内送風機８
と、前記本体前面の他側に吹出口を構成するファンケー
シング8aと、同ファンケーシングの下方に設けられた電
装品箱３と、吸入グリルと吹出グリルを有する前面カバ
ー２と、前記吹出グリルの前記吹出口に回動自在に軸支
された複数の左右風向板2bと、同風向板を連結する連動
板2dと、同連動板に設けられ前後方向に延びる取付片2c
と、前記吹出口に臨ませ回転運動を行う駆動装置17と、
一端がこの駆動装置の回転軸17a に連係され、他端にク
ランク状に折曲され前記吹出口に臨ませた連結軸16a を
備えた前記駆動装置の回転を一定半径の円運動に変換す
る駆動軸16とにより構成され、前記取付片の後端部に前
後方向に延びる溝部15a と、同溝部の後端から後部に拡
開する開口部15b とが形成され、前記連結軸を前記開口
部から前記溝部に回動且つ摺動自在に保持することによ
り、前記駆動軸の円運動を左右直線運動として前記連動
板に伝達して空気調和機本体１を構成する。

【００２９】ここで、図４、図５に示すように、前記取
付片の後端部を別体として第二取付片15を設け、同第二
取付片を前記前面カバーの内部に折り畳み可能とする折
り畳み手段と、前記連結軸を前記溝部に保持ときに前記
第二取付片を前記取付片と固定する固定手段を設けてな
るようにする。

【００３０】そして、前記折り畳み手段が、前記連動板
の取付片の端部に形成され両側を貫通する貫通孔2c5 を
有する一対のアーム2c1 と、同アームの間に対応し前記
第二取付片の端部に形成され同じく両側に貫通孔15c1を
有する凸部15c と、前記双方の貫通孔に挿入された支軸
18により構成されるヒンジであるようにする。

【００３１】また、前記固定手段が、前記凸部と前記ア
ームの間の凹部の突き合わせ面に厚み方向に形成された
段部2c2,15d であるようにする。

【００３２】さらに、前記支軸18の位置を、前記前面カ
バー２の後端より内側とする。

【００３３】あるいは、図６、図７に示すように、前記
折り畳み手段が、前記連動板の取付片の略中央に形成さ
れた長孔2c3 と、前記第二取付片の先端部に形成された
貫通孔15f と、前記長孔及び貫通孔に挿入され前記第二
取付片を回動及び摺動自在に軸支する回転軸19であるよ
うにしてもよい。

【００３４】そして、前記固定手段が、前記連動板の取
付片の後端に形成された係止溝2c4と、同係止溝に対応
し前記第二取付片に形成された係止片15e であるように
する。

【００３５】さらに、前記回転軸19の位置を、前記前面
カバー２の後端より内側とする。

【００３６】これにより、従来技術に比して、前面カバ
ーの梱包時の省スペース化を行った空気調和機となる。

【００３７】

【発明の効果】以上に説明したように、本体前面の一側
に臨ませた室内熱交換器と、それに吸込口を対向し配設
された室内送風機と、前記本体前面の他側に吹出口を構
成するファンケーシングと、同ファンケーシングの下方
に設けられた電装品箱と、吸入グリルと吹出グリルを有
する前面カバーと、前記吹出グリルの前記吹出口に回動
自在に軸支された複数の左右風向板と、同風向板を連結
する連動板と、同連動板に設けられ前後方向に延びる取
付片と、前記吹出口に臨ませ回転運動を行う駆動装置
と、一端がこの駆動装置の回転軸に連係され、他端にク
ランク状に折曲され前記吹出口に臨ませた連結軸を備え
た前記駆動装置の回転を一定半径の円運動に変換する駆
動軸とにより構成され、前記取付片の後端部に前後方向
に延びる溝部と、同溝部の後端から後部に拡開する開口
部とが形成され、前記連結軸を前記開口部から前記溝部
に回動且つ摺動自在に保持することにより、前記駆動軸
の円運動を左右直線運動として前記連動板に伝達してな
る空気調和機において、前記取付片の後端部を別体とし
て第二取付片を設け、同第二取付片を前記前面カバーの
内部に折り畳み可能とする折り畳み手段と、前記連結軸
を前記溝部に保持ときに前記第二取付片を前記取付片と
固定する固定手段を設けてなるようにする。

【００３８】そして、前記折り畳み手段が、前記連動板
の取付片の端部に形成され両側を貫通する貫通孔を有す
る一対のアームと、同アームの間に対応し前記第二取付
片の端部に形成され同じく両側に貫通孔を有する凸部
と、前記双方の貫通孔に挿入された支軸により構成され
るヒンジであるようにし、また、前記固定手段が、前記
凸部と前記アームの間の凹部の突き合わせ面に厚み方向
に形成された段部であるようにし、さらに、前記支軸の
位置を、前記前面カバーの後端より内側とし、あるい
は、前記折り畳み手段が、前記連動板の取付片の略中央
に形成された長孔と、前記第二取付片の先端部に形成さ
れた貫通孔と、前記長孔及び貫通孔に挿入され前記第二
取付片を回動及び摺動自在に軸支する回転軸であるよう
にし、そして、前記固定手段が、前記連動板の取付片の
後端に形成された係止溝と、同係止溝に対応し前記第二
取付片に形成された係止片であるようにし、さらに、前
記回転軸の位置を、前記前面カバーの後端より内側とし
てなるので、前記前面カバーの梱包時の省スペース化を
可能とした空気調和機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による空気調和機の外観の斜視図であ
る。

【図２】本発明による空気調和機の内部の斜視図であ
る。

【図３】本発明による空気調和機の要部分解斜視図であ
る。

【図４】本発明による空気調和機の一実施例を示す要部
斜視図である。

【図５】図４のＡＡ’に対応する要部断面図である。

【図６】本発明による空気調和機の他の実施例を示す要
部斜視図である。

【図７】図６のＢＢ’に対応する要部断面図である。

【図８】従来例による空気調和機の要部斜視図である。

【符号の説明】

１ 空気調和機本体 1a 外気の吸込口 ２ 前面カバー 2a 吸込口 2b 左右風向板 2c 取付片 2c1 アーム 2c2 段部 2c3 長孔 2c4 係止溝 2c5 貫通孔 2d 連動板 ３ 電装品箱 3b 連結箱 ４ 底板 ５ 仕切板 ６ 室内熱交換器室 ７ 室内熱交換器 ８ 室内送風機 8a ファンケーシング 8b 吸込路 8c 吹出路 ９ 通風路 9a 断熱部材 9b 入口流路 9c 出口流路 10 室外送風機 11 室外熱交換器 12 室外送風機用の吹出口 13 導風板 14 通風路 15 第二取付片 15a 溝部 15b 開口部 15c 凸部 15c1 貫通孔 15d 段部 15e 係止片 15f 貫通孔 16 軸 16a 連結軸 17 駆動装置（低速度電動機） 17a 駆動軸 18 支軸 19 回転軸

Claims (7)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体前面の一側に臨ませた室内熱交換器
   と、それに吸込口を対向し配設された室内送風機と、前
   記本体前面の他側に吹出口を構成するファンケーシング
   と、同ファンケーシングの下方に設けられた電装品箱
   と、吸入グリルと吹出グリルを有する前面カバーと、前
   記吹出グリルの前記吹出口に回動自在に軸支された複数
   の左右風向板と、同風向板を連結する連動板と、同連動
   板に設けられ前後方向に延びる取付片と、前記吹出口に
   臨ませ回転運動を行う駆動装置と、一端がこの駆動装置
   の回転軸に連係され、他端にクランク状に折曲され前記
   吹出口に臨ませた連結軸を備えた前記駆動装置の回転を
   一定半径の円運動に変換する駆動軸とにより構成され、
   前記取付片の後端部に前後方向に延びる溝部と、同溝部
   の後端から後部に拡開する開口部とが形成され、前記連
   結軸を前記開口部から前記溝部に回動且つ摺動自在に保
   持することにより、前記駆動軸の円運動を左右直線運動
   として前記連動板に伝達してなる空気調和機において、 前記取付片の後端部を別体として第二取付片を設け、同
   第二取付片を前記前面カバーの内部に折り畳み可能とす
   る折り畳み手段と、前記連結軸を前記溝部に保持ときに
   前記第二取付片を前記取付片と固定する固定手段を設け
   てなることを特徴とする空気調和機。
2. 【請求項２】 前記折り畳み手段が、前記連動板の取付
   片の端部に形成され両側を貫通する貫通孔を有する一対
   のアームと、同アームの間に対応し前記第二取付片の端
   部に形成され同じく両側に貫通孔を有する凸部と、前記
   双方の貫通孔に挿入された支軸により構成されるヒンジ
   であることを特徴とする請求項１記載の空気調和機。
3. 【請求項３】 前記固定手段が、前記凸部と前記アーム
   の間の凹部の突き合わせ面に厚み方向に形成された段部
   であることを特徴とする請求項２記載の空気調和機。
4. 【請求項４】 前記支軸の位置を、前記前面カバーの後
   端より内側としてなることを特徴とする請求項２記載の
   空気調和機。
5. 【請求項５】 前記折り畳み手段が、前記連動板の取付
   片の略中央に形成された長孔と、前記第二取付片の先端
   部に形成された貫通孔と、前記長孔及び貫通孔に挿入さ
   れ前記第二取付片を回動及び摺動自在に軸支する回転軸
   であることを特徴とする請求項１記載の空気調和機。
6. 【請求項６】 前記固定手段が、前記連動板の取付片の
   後端に形成された係止溝と、同係止溝に対応し前記第二
   取付片に形成された係止片であることを特徴とする請求
   項５記載の空気調和機。
7. 【請求項７】 前記回転軸の位置を、前記前面カバーの
   後端より内側としてなることを特徴とする請求項６記載
   の空気調和機。