JP3368688B2 - ロータリカッタの制御装置 - Google Patents

ロータリカッタの制御装置

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JP3368688B2
JP3368688B2 JP23727694A JP23727694A JP3368688B2 JP 3368688 B2 JP3368688 B2 JP 3368688B2 JP 23727694 A JP23727694 A JP 23727694A JP 23727694 A JP23727694 A JP 23727694A JP 3368688 B2 JP3368688 B2 JP 3368688B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、例えばファクシミリ
装置の記録装置等に適用され、印字済のロール紙等を切
断するためのロータリカッタの制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】 従来より、ファクシミリ装置の記録装
置において、印字済のロール紙を切断するためのカッタ
機構として、例えば図6及び図7に示すようなロータリ
カッタと呼ばれるものがある。同図に示すように、この
ロータリカッタは、取付フレーム1が記録装置のフレー
ム2内に固定され、左右方向に延びるように配置されて
いる。板状の固定刃3は取付フレーム1の上面にその長
手方向に沿って延びるように固定されている。
【0003】取付フレーム1の両端には支持板1aが上
方へ折曲形成され、この支持板1a間に案内フレーム4
が架設支持されている。そして、この案内フレーム4と
取付フレーム1上の固定刃3との間には、シート材とし
てのロール紙Pの通過を許容するための隙間が形成され
ている。キャリッジ5は案内フレーム4のレール部6に
その長手方向へ移動可能に支持され、このキャリッジ5
には円形状の回転刃7が支持されている。回転刃7はそ
の下部外縁が前記固定刃3の端縁と対向するように配置
され、これら両刃3,7間においてロール紙Pが切断さ
れるようになっている。
【0004】DCモータよりなる正逆回転可能な切断用
モータ8は、取付フレーム1の一方の支持板1aに取り
付けられ、その駆動軸にはコイル状のスパイラル軸9が
固着されている。支持孔10は案内フレーム4にその長
手方向に沿って延びるように形成され、前記スパイラル
軸9がこの支持孔10内に回転可能に挿通支持されてい
る。支持孔10はキャリッジ5側に向かって開口されて
おり、その開口部10aを通して、キャリッジ5に突設
された係合片11がスパイラル軸9の螺旋部分に係合さ
れている。そして、切断用モータ8の作動に伴いスパイ
ラル軸9が回転されると、係合片11を介してキャリッ
ジ5が図6の左右方向へ移動される。
【0005】そして、図示しない記録部から送られてき
た印字済のロール紙Pが案内フレーム4と取付フレーム
1との間に案内配置された状態で、キャリッジ5が図6
に実線で示す一方の移動端P1から同図に鎖線で示す他
方の移動端P2、或いはその逆に移動される。その結
果、固定刃3と回転刃7との間でロール紙Pが切断され
る。
【0006】リミットスイッチよりなる検出手段として
の第1及び第2の検出センサ12,13は、キャリッジ
5の各移動端P1,P2にそれぞれ対応するように取付
フレーム1の両端部に取り付けられ、キャリッジ5に接
触可能な接触子12a,13aを備えている。そして、
切断用モータ8の作動に伴いキャッリッジ5が何れか一
方の移動端P1,P2に移動されて、対応する側の検出
センサ12,13の接触子12a,13aに接触される
と、同接触子12a,13aが倒伏されて、検出センサ
12,13がオンされる。すると、その検出センサ1
2,13のオンが図示しない制御装置により検出され
て、同制御装置により切断用モータ8に制動がかけら
れ、キャリッジ5が移動端P1,P2において移動停止
されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、上記ロー
タリカッタにおいて、キャリッジ5はその移動速度が非
常に速いものであり、両移動端P1,P2間を例えば
0.数秒で移動する。このため、制御装置により検出セ
ンサ12,13のオンを検出してから切断用モータ8に
制動をかけるまでの間に時間がかかると、キャリッジ5
を移動端P1,P2において確実に停止させることがで
きなくなる。そして、このような場合には、キャリッジ
5や回転刃7が取付フレーム1の支持板1aに衝突して
損傷したり、切断用モータ8に過負荷がかかって焼き付
きが生じたり、キャリッジ5の係合片11とスパイラル
軸9の螺旋部分とがロック状態となってキャリッジ5が
移動不能な状態になったりするという問題が発生する。
【0008】又、検出センサ12,13は接触式のリミ
ットスイッチであり、その接触子12a,13aはキャ
リッジ5との接触に伴い倒伏されるとともに、キャリッ
ジ5の離間に伴い図示しないバネにより復帰回動され
る。このため、キャリッジ5が接触子12a,13aに
対して接触されたり離間されたりするときに、その接触
子12a,13aに微小な振らつきが生じ、検出センサ
12,13がオン/オフ状態を繰り返す所謂チャタリン
グが発生する。そして、このチャタリングが発生する
と、制御装置は検出センサ12,13のオン/オフ状態
を正確に判断することができなくなり、前記切断用モー
タ8の制動制御に支障を生じたりする等、各種の誤動作
の原因となる。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、回転刃が高速で移動さ
れても、その回転刃を移動端において確実に停止させる
ことができるとともに、回転刃を検出するための検出手
段にチャタリングが発生しても、そのチャタリングによ
る悪影響を確実に排除することができるロータリカッタ
の制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1の発明では、左右方向に延びる固定刃
と、その固定刃の長手方向へ往復移動可能に設けられた
回転刃と、その回転刃を移動させて固定刃との間でシー
ト材を切断させるモータと、回転刃の移動端に対応配置
され、同回転刃を検出するための接触式の検出手段と、
その検出結果に基づいてモータに制動をかける制動回路
と、検出手段に発生するチャタリングを除去するための
除去回路とを設け、前記制動回路は、起動信号の入力に
基づきモータを一方向に回転させるための駆動信号を出
力する第1の駆動信号出力回路と、起動信号の入力に基
づきモータを他方向に回転させるための駆動信号を出力
する第2の駆動信号出力回路と、検出手段からの検出信
号に基づき各駆動信号出力回路にセット信号を出力し
て、両回路を駆動信号の出力状態にセットするセット信
号出力回路とを含むものである。
【0011】請求項2の発明では、請求項1に記載のロ
ータリカッタの制御装置において、前記除去回路は、前
記駆動信号の立ち上がりに基づき検出手段からの検出信
号のオン/オフ状態を保持する保持回路と、その保持回
路からの出力信号と検出手段からの検出信号とを入力し
て、それら2つの入力信号がオフであるときにのみオフ
信号を出力するAND回路と、AND回路からの出力信
号を入力する前記セット信号出力回路とを含み、そのセ
ット信号出力回路は入力信号がオフからオンになったと
きにセット信号を出力するものである。
【0012】請求項3の発明では、請求項1に記載のロ
ータリカッタの制御装置において、モータの起動後、所
定時間以内に検出手段により回転刃が検出されない場合
には、モータを逆方向に回転させ、モータの逆回転開始
時から所定時間以内に検出手段により回転刃の復帰移動
が検出された場合には、シート材が完全に切断されてい
ない状態にあるが、回転刃は復帰移動されて、次のシー
ト材の切断には支障を生じないエラーが発生したと判定
するエラー判定手段を設けたものである。請求項4の発
明では、請求項1に記載のロータリカッタの制御装置に
おいて、モータの起動後、所定時間以内に検出手段によ
り回転刃が検出されない場合には、モータを逆方向に回
転させ、モータの逆回転開始時から所定時間以内に検出
手段により回転刃の復帰移動が検出されない場合には、
シート材が完全に切断されておらず、次のシート材の切
断にも支障を生じるエラーが発生したと判定するエラー
判定手段を設けたものである。
【0013】
【作用】 従って、請求項1の発明によれば、モータの
作動に伴い回転刃が一方の移動端から他方の移動端に移
動されることにより、回転刃と固定刃との間でシート材
が切断される。ここで、回転刃は移動端に移動される
と、検出手段により検出される。そして、その検出手段
の検出結果に基づいて、制動回路によりモータに制動が
かけられ、回転刃が移動端において移動停止される。こ
のとき、検出手段に発生するチャタリングは除去回路に
より除去されるので、制動回路はチャタリングの影響を
受けることなくモータを確実に制動できる。又、モータ
の制動及びチャタリングの除去が、制動回路及び除去回
路というハードウェアによる制御で行われるので、それ
らの処理をソフトウェアによる制御で行った場合と比較
して高速で行うことができる。
【0014】また、起動信号が一方の駆動信号出力回路
に入力されると、同出力回路から駆動信号が出力され
る。すると、モータが何れかの方向に回転されて、回転
刃が一方の移動端から他方の移動端に移動される。ここ
で、回転刃が移動端に移動されて検出手段により検出さ
れると、その検出手段からの検出信号に基づき、セット
信号出力回路から各駆動信号出力回路にセット信号が出
力される。すると、両駆動信号出力回路は駆動信号の出
力状態にセットされる。即ち、モータには、現在加えら
れている起電力に加えて逆方向の起電力も加えられるこ
とになるので、モータはその回転に制動がかけられた状
態となって確実に回転を停止される。
【0015】請求項の発明によれば、モータを回転さ
せるために駆動信号が立ち上げられると、その立ち上が
りに基づき、検出手段からの検出信号のオン/オフ状態
が保持回路に保持される。そして、この保持回路からの
出力信号と検出手段からの検出信号とは、AND回路に
入力される。ここで、AND回路は、2つの入力信号が
オフ即ちHレベルであるときにのみ、オフ信号即ちHレ
ベルの信号を出力する。
【0016】従って、例えば回転刃が一方の移動端から
移動開始される場合には、保持手段には先ず検出手段か
らのオン信号が保持されるので、その移動開始後にチャ
タリングが発生して検出手段からの検出信号がオン/オ
フを繰り返しても、AND回路からの出力信号は常にオ
ンを保持される。このため、チャタリングによる悪影響
は排除される。
【0017】又、例えば回転刃が一方の移動端側に移動
されてくる場合には、保持手段には先ず検出手段からの
オフ信号が保持され、回転刃が移動端に移動されると、
検出手段からの検出信号がオフからオンになる。従っ
て、AND回路からセット信号出力回路への出力信号は
オフからオンになり、その結果、セット信号出力回路か
らセット信号が出力される。このとき、チャタリングが
発生して検出手段からの検出信号がオン/オフを繰り返
しても、AND回路からの出力信号がオフからオンにな
るときに、セット信号出力回路から再度セット信号が出
力されるだけなので、チャタリングによる悪影響は排除
される。請求項3又は請求項4の発明によれば、回転刃
の動作に何らかのエラーがあった場合でも、そのエラー
が確実に認識される。
【0018】
【実施例】 以下、本発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。尚、本実施例において、ロータリ
カッタの機械的構成は、前記従来技術で説明した図6及
び図7に示すものと同一であるので、同一図面を用いて
その詳細な説明は省略する。
【0019】図1に、この実施例のロータリカッタの制
御装置の回路構成を示す。CPU(中央処理装置)16
には、ロータリカッタ全体の動作を制御するためのプロ
グラム等を記憶したROM(リードオンリメモリ)1
7、及び各種情報を一時的に記憶するRAM(ランダム
アクセスメモリ)18が接続されている。ブレーキング
回路19は、切断用モータ8に制動をかける制動回路、
及び検出センサ12,13に発生するチャタリングを除
去するための除去回路を構成するものであり、CPU1
6からの起動信号の入力に基づき、駆動回路20にモー
タ駆動信号を出力する。駆動回路20は、入力されたモ
ータ駆動信号に基づき前記切断用モータ8に通電を行っ
て、同モータ8を正逆回転させる。
【0020】又、CPU16及びブレーキング回路19
には、第1及び第2の検出センサ12,13からの検出
信号が入力される。報知部21は、キャリッジ5の動作
に異常が発生したとき、その旨を報知するためのもので
ある。尚、報知部21としては、エラー表示を行うため
の表示部、或いはエラーの旨をブザー音で報知するブザ
ーの何れとしてもよい。
【0021】次に、前記ブレーキング回路19の構成に
ついて詳述する。図2に示すように、第1及び第2の駆
動信号出力回路としての第1及び第2のフリップフロッ
プ24A,24Bは、C端子に入力されるCPU16か
らの書き込み信号WSの立ち上がりに同期して、D端子
に入力されるCPU16からの起動信号ID1,ID2
の状態を保持する。そして、各フリップフロップ24
A,24Bは、その保持した起動信号ID1,ID2の
状態を、モータ駆動信号DRV1,DRV2としてQ端
子より駆動回路20に出力するとともに、状態表示信号
GO1,GO2としてバーQ端子よりインバータ25
A,25Bを介してCPU16に出力する。
【0022】尚、第1のフリップフロップ24Aから出
力されるモータ駆動信号DRV1は、切断用モータ8を
一方向に回転させるためのもので、第2のフリップフロ
ップ24Bから出力されるモータ駆動信号DRV2は、
切断用モータ8を他方向に回転させるためのものであ
る。即ち、駆動回路20は、Hレベルのモータ駆動信号
DRV1を入力すると、切断用モータ8を一方向に回転
させるべく、同モータ8に一方向の起電力を加える。
又、駆動回路20は、Hレベルのモータ駆動信号DRV
2を入力すると、切断用モータ8を他方向に回転させる
べく、同モータ8に他方向の起電力を加える。
【0023】又、前記Q端子からのモータ駆動信号DR
V1,DRV2は、それぞれ第1及び第2のフリップフ
ロップ26A,26BのD端子にも入力される。これら
フリップフロップ26A,26BのC端子には、CPU
16からの基準クロック信号CLKが入力される。又、
各フリップフロップ26A,26BのQ端子からの出力
信号SG1a,SG1bは、OR回路27の一対の入力
端子にそれぞれ入力される。そして、これらフリップフ
ロップ26A,26Bは、D端子から入力されるモータ
駆動信号DRV1,DRV2がLレベルからHレベルに
立ち上がった場合に、C端子から入力される基準クロッ
ク信号CLKの立ち上がりに同期して、Q端子よりHレ
ベルのパルス信号を1回出力する。
【0024】OR回路27は、前記出力信号SG1a,
SG1bの少なくとも一方がHレベルであるときにHレ
ベルとなる出力信号SG2を出力する。そして、このO
R回路27からの出力信号SG2は、保持回路としての
第1及び第2のフリップフロップ28A,28BのC端
子にそれぞれ入力される。又、これらフリップフロップ
28A,28BのD端子には、前記第1及び第2の検出
センサ12,13からの検出信号CIS1,CIS2が
それぞれ入力される。そして、各フリップフロップ28
A,28Bは、C端子に入力される出力信号SG2の立
ち上がりに同期して、D端子に入力される検出信号CI
S1,CIS2の状態を保持する。そして、各フリップ
フロップ28A,28Bは、その保持した検出信号CI
S1,CIS2の状態を、出力信号SG3a,SG3b
としてQ端子よりAND回路29A,29Bの一方の入
力端子に出力する。
【0025】又、各AND回路29A,29Bの他方の
入力端子には、検出センサ12,13からの検出信号C
IS1,CIS2が直接入力される。そして、各AND
回路29A,29Bは、入力される出力信号SG3a,
SG3b及び検出信号CIS1,CIS2の2つがHレ
ベルであるときにのみHレベルとなる出力信号SG4
a,SG4bを出力する。
【0026】これらAND回路29A,29Bからの出
力信号SG4a,SG4bは、第1及び第2のフリップ
フロップ30A,30BのD端子にそれぞれ入力され
る。これらフリップフロップ30A,30BのC端子に
は、CPU16からの基準クロック信号CLKが入力さ
れる。又、各フリップフロップ30A,30BのQ端子
からの出力信号SG5a,SG5bは、NOR回路31
の一対の入力端子にそれぞれ入力される。そして、各フ
リップフロップ30A,30Bは、D端子から入力され
る出力信号SG4a,SG4bがHレベルからLレベル
に立ち下がった場合に、C端子から入力される基準クロ
ック信号CLKの立ち上がりに同期して、Q端子よりセ
ット信号となるHレベルのパルス信号を1回出力する。
【0027】NOR回路31は、前記出力信号SG5
a,SG5bの少なくとも一方がHレベルであるときに
Lレベルとなる出力信号SG6を出力する。そして、こ
のNOR回路31からの出力信号SG6は、前記第1及
び第2のフリップフロップ24A,24BのS端子にそ
れぞれ入力される。そして、各フリップフロップ24
A,24Bは、S端子に入力される出力信号SG6の立
ち下がりに同期して、Q端子から出力されるモータ駆動
信号DRV1,DRV2をHレベルにセットする。本実
施例では、第1及び第2のフリップフロップ30A,3
0B、及びNOR回路31により、セット信号出力回路
が構成されている。
【0028】前記各フリップフロップ24A,24B,
26A,26B,28A,28B,30A,30BのR
端子には、CPU16からのリセット信号RSTが入力
される。そして、各フリップフロップ24A,24B,
26A,26B,28A,28B,30A,30Bは、
リセット信号RSTの立ち下がりに同期して、Q端子か
らの出力信号をLレベルにリセットする。尚、このリセ
ット動作は、装置の電源立ち上げ時や何らかのエラーが
発生した場合に、CPU16の制御により行われる。
【0029】本実施例では、第1及び第2のフリップフ
ロップ24A,24B,30A,30B、及びNOR回
路31により、制動回路が構成されている。又、本実施
例では、第1及び第2のフリップフロップ28A,28
B,30A,30B、AND回路29A,29B、及び
NOR回路31により、除去回路が構成されている。
【0030】次に、前記のように構成されたロータリカ
ッタの制御装置の作用を、図3及び図4のタイムチャー
ト等を参照しながら説明する。さて、先ず、装置の電源
が立ち上げられると、CPU16は、第1及び第2の検
出センサ12,13からの検出信号CIS1,CIS2
に基づいて、キャリッジ5の現在位置を認識する。尚、
本実施例において、検出センサ12,13は、オン状態
でLレベルの検出信号CIS1,CIS2を出力すると
ともに、オフ状態でHレベルの検出信号CIS1,CI
S2を出力する。
【0031】ここで、検出信号CIS1,CIS2の何
れか一方がLレベルである場合には、CPU16は、キ
ャッリッジ5が移動端P1,P2の何れか一方に配置さ
れていると判断して、待機状態に移行する。しかし、検
出信号CIS1,CIS2の何れもがHレベルである場
合には、CPU16は、キャッリッジ5が両移動端P
1,P2間の途中位置に配置されていると判断する。そ
して、CPU16は、ブレーキング回路19及び駆動回
路20を介して切断用モータ8を回転させて、キャッリ
ッジ5を移動端P1,P2の何れか一方に移動させ、待
機状態に移行する。
【0032】そして、例えば図6に実線で示すように、
キャッリッジ5が図示左側の移動端P1に配置された状
態では、第1の検出センサ12がオンされているととも
に、第2の検出センサ13がオフされている。従って、
図3に示すように、第1の検出センサ12からはLレベ
ルの検出信号CIS1が出力されるとともに、第2の検
出センサ13からはHレベルの検出信号CIS2が出力
される。
【0033】この状態で、取付フレーム1と案内フレー
ム4との間にロール紙Pが案内配置されると、図3及び
図4に示すように、先ず、CPU16から第2のフリッ
プフロップ24BのD端子に出力される起動信号ID2
が、Hレベルに立ち上げられる。続いて、CPU16か
ら第1及び第2のフリップフロップ24A,24BのC
端子に出力される書き込み信号WSが、Lレベルにされ
た後Hレベルに立ち上げられる。すると、その書き込み
信号WSの立ち上がりに同期して、第1及び第2のフリ
ップフロップ24A,24Bには、起動信号ID1,I
D2の状態が保持される。従って、第1のフリップフロ
ップ24AのQ端子から出力されるモータ駆動信号DR
V1はLレベルを維持されるとともに、第2のフリップ
フロップ24BのQ端子から出力されるモータ駆動信号
DRV2は、Hレベルに立ち上げられる。その結果、駆
動回路20により切断用モータ8に方向の起電力が加
えられて、同モータ8が方向に回転される。そして、
このモータ8の回転に伴い、図4に示すように、キャリ
ッジ5が右方向へ移動され、固定刃3と回転刃7との間
でロール紙Pが切断される。
【0034】又、図3に示すように、前記モータ駆動信
号DRV2が立ち上げられると、CPU16から第2の
フリップフロップ26BのC端子に出力される基準クロ
ック信号CLKの立ち上がりに同期して、同フリップフ
ロップ26BのQ端子より、出力信号SG1bとしてH
レベルのパルス信号が1回出力される。このとき、第1
のフリップフロップ26Aからの出力信号SG1aは、
前記モータ駆動信号DRV1の立ち上がりがないので、
Lレベルを維持されている。従って、これら出力信号S
G1a,SG1bがOR回路27に入力されると、同回
路27からは、出力信号SG2として、第2のフリップ
フロップ26Bからの出力信号SG1bと同じくHレベ
ルのパルス信号が出力される。
【0035】そして、そのHレベルのパルス信号が第1
及び第2のフリップフロップ28A,28BのC端子に
入力されると、そのパルス信号の立ち上がりに同期し
て、各フリップフロップ28A,28Bには、第1及び
第2の検出センサ12,13から入力される検出信号C
IS1,CIS2の状態が保持される。即ち、第1のフ
リップフロップ28Aには、検出信号CIS1のLレベ
ルの状態が保持されるとともに、第2のフリップフロッ
プ28Bには、検出信号CIS2のHレベルの状態が保
持される。従って、第1のフリップフロップ28AのQ
端子から出力される出力信号SG3aはLレベルを維持
されるとともに、第2のフリップフロップ28BのQ端
子から出力される出力信号SG3bはHレベルに立ち上
げられる。
【0036】そして、それら出力信号SG3a,SG3
bは、各AND回路29A,29Bの一方の入力端子に
入力され、各AND回路29A,29Bの他方の入力端
子には、検出センサ12,13からの検出信号CIS
1,CIS2が入力される。ここで、前記キャリッジ5
の移動開始に伴って、第1の検出センサ12がオン状態
からオフ状態になると、その検出センサ12から出力さ
れる検出信号CIS1がLレベルからHレベルになる。
しかし、AND回路29Aには、前記第1のフリップフ
ロップ28AからのLレベルの出力信号SG3aが入力
されているので、AND回路29Aからの出力信号SG
4aは、検出センサ12からの検出信号CIS1がH/
Lの何れのレベルに変化しても、常にLレベルを保持さ
れる。
【0037】つまり、例えば図3に鎖線で示すように、
キャリッジ5の移動開始に伴って、第1の検出センサ1
2がオン状態からオフ状態になったときに、同検出セン
サ12にチャタリングが発生すると、その検出センサ1
2からの検出信号CIS1のレベルがH/Lの間で変化
を繰り返す。しかし、このような場合でも、AND回路
29Aからの出力信号SG4aは常にLレベルを保持さ
れて、チャタリングの影響を受けることがない。従っ
て、AND回路29Aからの出力信号SG4aを入力す
る第1のフリップフロップ30Aにチャタリングの影響
が及ぶことはなく、そのチャタリングによる悪影響を確
実に排除することができる。
【0038】一方、図3及び図4に示すように、前記の
ようにして、キャリッジ5が左側の移動端P1から右側
の移動端P2に移動されてきて、そのキャリッジ5によ
り第2の検出センサ13がオンされると、同検出センサ
13から出力される検出信号CIS2がHレベルからL
レベルになる。このとき、AND回路29Bには、前記
第2のフリップフロップ28BからのHレベルの出力信
号SG3bが入力されているので、AND回路29Bか
らの出力信号SG4bは、検出センサ13からの検出信
号CIS2のLレベルへの変化に伴い、HレベルからL
レベルに立ち下がる。
【0039】すると、CPU16から第2のフリップフ
ロップ30BのC端子に出力される基準クロック信号C
LKの立ち上がりに同期して、同フリップフロップ30
BのQ端子より、出力信号SG5bとしてHレベルのパ
ルス信号が1回出力される。このとき、第1のフリップ
フロップ30Aからの出力信号SG5aは、前記AND
回路29Aからの出力信号SG4aの立ち下がりがない
ので、Lレベルを維持されている。従って、これら出力
信号SG5a,SG5bがNOR回路31に入力される
と、同回路31からは、出力信号SG6として、第2の
フリップフロップ30Bからの出力信号SG5bとは逆
相のLレベルのパルス信号、即ちセット信号が出力され
る。
【0040】そして、そのLレベルのパルス信号(セッ
ト信号)が、前記第1及び第2のフリップフロップ24
A,24BのS端子に入力されると、そのパルス信号の
立ち下がりに同期して、各フリップフロップ24A,2
4BのQ端子から出力されるモータ駆動信号DRV1,
DRV2がHレベルにセットされる。つまり、第1のフ
リップフロップ24Aからのモータ駆動信号DRV1は
LレベルからHレベルに立ち上げられ、第2のフリップ
フロップ24Bからのモータ駆動信号DRV2はHレベ
ルを維持される。
【0041】従って、これらHレベルのモータ駆動信号
DRV1,DRV2が駆動回路20に入力されると、同
駆動回路20により、切断用モータ8には、前記方向
の起電力に加えて、それとは逆方向の起電力も加えられ
る。このため、切断用モータ8はその回転に制動がかけ
られた状態となって確実に回転を停止される。その結
果、キャリッジ5は右側の移動端P2において確実に停
止される。
【0042】又、例えば図3に鎖線で示すように、キャ
リッジ5が移動端P2に移動されてきて、第2の検出セ
ンサ13がオフ状態からオン状態になったときに、同検
出センサ13にチャタリングが発生すると、その検出セ
ンサ13からの検出信号CIS2のレベルがH/Lの間
で変化を繰り返す。そして、このような場合には、前記
AND回路29Bからの出力信号SG4bが、検出セン
サ13からの検出信号CIS2のレベル変化に伴い変化
し、その出力信号SG4bの立ち下がりに基づいて、N
OR回路31から再度セット信号が出力される。しか
し、セット信号が複数回出力されても、そのセット信号
の入力を受ける度に、第1及び第2のフリップフロップ
24A,24BのQ端子から出力されるモータ駆動信号
DRV1,DRV2がHレベルに再セットされるだけで
あるので、切断用モータ8の制動制御に支障はない。従
って、この場合も、チャタリングによる悪影響を確実に
排除することができる。
【0043】尚、図3に示すように、実際には、前記セ
ット信号に基づいてモータ駆動信号DRV1,DRV2
がHレベルにセットされると、一方のモータ駆動信号D
RV1のLレベルからHレベルへの立ち上がりに基づい
て、OR回路27から出力信号SG2として、Hレベル
のパルス信号が1回出力される。そして、このHレベル
のパルス信号の立ち上がりに同期して、第2のフリップ
フロップ28Bには検出信号CIS2のLレベルの状態
が保持されて、AND回路29Bに対する出力信号SG
3bがLレベルとなる。従って、前記のように、第2の
検出センサ13にチャタリングが発生して、検出信号C
IS2のレベルがH/Lの間で変化を繰り返しても、A
ND回路29Bからの出力信号SG4bは、常にLレベ
ルを保持されて、チャタリングの影響を受けることがな
い。このため、チャタリングによる悪影響を排除できる
点では同じであるが、実際には、前述のようにチャタリ
ングによってセット信号が複数回出力されるということ
はない。
【0044】以上のようにして、キャリッジ5が左側の
移動端P1から右側の移動端P2に移動されて、切断用
モータ8の制動が開始されたとき、CPU16は、第1
及び第2のフリップフロップ24A,24BのバーQ端
子からの状態表示信号GO1,GO2に基づいて、切断
用モータ8の制動開始を認識する。すると、図3及び図
4に示すように、CPU16は、その時点から所定時間
(例えば50ms以上)後に制動状態を解除させるべ
く、起動信号ID1,ID2をLレベルにするととも
に、書き込み信号WSをLレベルにした後Hレベルに立
ち上げる。すると、その書き込み信号WSの立ち上がり
に同期して、第1及び第2のフリップフロップ24A,
24BのQ端子から出力されるモータ駆動信号DRV
1,DRV2が、HレベルからLレベルに立ち下げられ
る。その結果、駆動回路20により、切断用モータ8に
対する通電が停止されて、同モータ8の制動状態が解除
される。
【0045】そして、この状態で、取付フレーム1と案
内フレーム4との間にロール紙Pが再び案内配置された
場合には、キャリッジ5が前記とは逆に右側の移動端P
2から左側の移動端P1に移動されて、ロール紙Pの切
断が行われる。尚、この場合の動作も前記の場合と同様
であるので、その説明は省略する。
【0046】以上のように、この実施例では、切断用モ
ータ8の制動及び検出センサ12,13に発生するチャ
タリングの除去が、フリップフロップを始めとする論理
回路で構成されたハードウェアによる制御で行われる。
このため、それらの処理を、CPU16等を利用したソ
フトウェアによる制御で行った場合のように、CPU1
6の処理速度等に影響されることなく、高速で行うこと
ができる。従って、検出センサ12,13のオンから切
断用モータ8の制動開始までに要する時間を短くするこ
とができ、キャリッジ5が高速で移動されても、そのキ
ャリッジ5を移動端P1,P2において確実に停止させ
ることができる。
【0047】又、本実施例では、DCモータである切断
用モータ8に逆起電力を加えることにより、同モータ8
を制動するようにしている。このため、その制動を複雑
な制御を必要とすることなく簡単な方法で行うことがで
きる。
【0048】又、本実施例では、切断用モータ8の制動
状態の解除については、その解除処理をそれほど高速で
行う必要がないので、CPU16による制御、即ちソフ
トウェアによる制御で行うようにしている。このため、
その制動状態の解除タイミングを任意のタイミングに容
易に設定することができる。
【0049】次に、前記CPU16により実行されるエ
ラー検出処理動作について、図5のフローチャートに基
づいて説明する。さて、図5に示すように、CPU16
は、ステップS1において、切断用モータ8を起動させ
るべく起動信号ID1,ID2の一方及び書き込み信号
WSを立ち上げる。これにより、キャリッジ5が移動端
P1,P2の一方から他方に移動されて、ロール紙Pの
切断が行われる。次に、CPU16は、ステップS2に
おいて、キャリッジ5の移動方向側の検出センサ12,
13のオンに基づいて、キャリッジ5の移動が終了され
たか否かを判断する。
【0050】ここで、検出センサ12,13がオンされ
ない場合には、CPU16は、ステップS3に移行し
て、前記切断用モータ8の起動時から所定時間が経過し
たか否かを判断する。尚、キャリッジ5が両移動端P
1,P2間を例えば0.6秒程度で移動する場合には、
所定時間として0.6秒より長い時間、例えば1秒が設
定される。ここで、所定時間が経過していない場合に
は、CPU16は、前記ステップS2に戻って、キャリ
ッジ5の移動終了を待つ。そして、CPU16は、ステ
ップS2において、キャリッジ5の移動終了を所定時間
以内に確認すると、次のロール紙Pの切断開始に備える
べく、待機状態に移行する。
【0051】一方、CPU16は、前記ステップS3に
おいて、所定時間が経過した場合には、キャリッジ5が
両移動端P1,P2間の途中位置で停止されたと判断し
て、ステップS4に移行する。そして、CPU16は、
ステップS4において、キャリッジ5を復帰移動させる
べく、切断用モータ8を前記とは逆方向に回転させる。
【0052】次に、CPU16は、ステップS5におい
て、キャリッジ5の移動方向側の検出センサ12,13
のオンに基づいて、キャリッジ5の復帰移動が終了され
たか否かを判断する。そして、CPU16は、キャリッ
ジ5の復帰移動の終了を、前記切断用モータ8の逆回転
開始時から所定時間(例えば1秒)以内に確認すると、
ステップS6に移行する。そして、CPU16は、ステ
ップS6において、報知部21により例えば「エラー
1」を表示により報知させ、その後、次のロール紙Pの
切断開始に備えるべく、待機状態に移行する。即ち、こ
の場合には、キャリッジ5が移動方向側の移動端に達す
ることなく、途中で復帰移動されたため、ロール紙Pが
完全に切断されていない状態にある。しかし、キャリッ
ジ5は移動端に復帰移動されて、次のロール紙Pの切断
には支障を生じないので、その旨を使用者に報知するた
め、「エラー1」の報知が行われる。
【0053】又、ステップS7において、キャリッジ5
の復帰移動の終了を確認することなく所定時間が経過し
た場合には、CPU16は、ステップS8に移行して、
切断用モータ8を停止させる。そして、CPU16は、
ステップS9において、報知部21により例えば「エラ
ー2」を表示により報知させ、その後、エラー処理を待
つべく待機状態に移行する。即ち、この場合には、キャ
リッジ5が何れの移動端にも達することなく、途中で移
動不能になったため、ロール紙Pが完全に切断されてい
ないのは勿論、次のロール紙Pの切断にも支障を生じ
る。従って、その旨を使用者に報知するため、「エラー
2」の報知が行われる。尚、この場合には、エラー処理
が行わなわれない限り、切断動作は開始されない。
【0054】以上のように、本実施例では、キャリッジ
5の動作に何らかのエラーがあった場合には、その旨が
使用者に報知されるので、使用者はその発生したエラー
に対して適切に対処することができる。又、切断用モー
タ8の起動をCPU16による制御、即ちソフトウェア
による制御で行うようにしているので、その起動タイミ
ングを任意のタイミングに容易に設定することができ
る。
【0055】尚、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、各部の構成を例えば以下のように変更して
具体化することも可能である。(1)本発明を、ファク
シミリ装置の記録装置やプリンタ等、シート材の切断を
行うための各種機器において具体化すること。
【0056】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1において、制動回路に対する起動信号の
出力に基づいて、その制動回路によるモータの制動状態
を解除させる制御手段を設けたロータリカッタの制御装
置。
【0057】ここで、制御手段は、CPU16、ROM
17及びRAM18により構成されている。このように
すれば、ソフトウェアによる制御により、モータの制動
状態の解除タイミングを任意のタイミングに容易に設定
することができる。
【0058】(2)請求項1において、モータの起動
後、所定時間以内に検出手段により回転刃が検出されな
い場合には、エラーを判定するエラー判定手段を設けた
ロータリカッタの制御装置。
【0059】ここで、エラー判定手段手段は、CPU1
6、ROM17及びRAM18により構成されている。
このようにすれば、回転刃の動作に何らかのエラーがあ
った場合でも、そのエラーを確実に認識できて、その後
の対処が容易となる。
【0060】
【発明の効果】 以上詳述したように本発明によれば、
回転刃が高速で移動されても、その回転刃を移動端にお
いて確実に停止させることができるとともに、回転刃を
検出するための検出手段にチャタリングが発生しても、
そのチャタリングによる悪影響を確実に排除することが
できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化したロータリカッタの制御装
置の一実施例を示すブロック回路図である。
【図2】 ブレーキング回路の詳細を示す回路構成図で
ある。
【図3】 ブレーキング回路における各種信号の状態を
示すタイムチャートである。
【図4】 検出センサからの検出信号及びモータ駆動信
号に対するキャリッジの動作を示すタイミングチャート
である。
【図5】 CPUにより実行されるエラー検出処理動作
を示すフローチャートである。
【図6】 ロータリカッタの一部破断正面図である。
【図7】 ロータリカッタの拡大側断面図である。
【符号の説明】
3…固定刃、5…キャリッジ、7…回転刃、8…切断用
モータ、12…第1の検出センサ、13…第2の検出セ
ンサ、16…エラー判定手段を構成するCPU、17…
エラー判定手段を構成するROM、18…エラー判定手
段を構成するRAM、19…ブレーキング回路、24
A,24B…制動回路を構成する第1及び第2の駆動信
号出力回路としての第1及び第2のフリップフロップ、
28A,28B…除去回路を構成する保持回路としての
第1及び第2のフリップフロップ、29A,29B…除
去回路を構成するAND回路、30A,30B…制動回
路、除去回路及びセット信号出力回路を構成する第1及
び第2のフリップフロップ、31…制動回路、除去回路
及びセット信号出力回路を構成するNOR回路、P…シ
ート材としてのロール紙、P1,P2…移動端。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−24539(JP,A) 特開 平4−331093(JP,A) 特開 昭64−5789(JP,A) 実開 平6−24888(JP,U) 実開 平1−131105(JP,U) 実開 平3−88688(JP,U) 実公 平1−23760(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 1/38 B41J 11/66

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に延びる固定刃と、その固定刃
    の長手方向へ往復移動可能に設けられた回転刃と、その
    回転刃を移動させて固定刃との間でシート材を切断させ
    るモータと、回転刃の移動端に対応配置され、同回転刃
    を検出するための接触式の検出手段と、その検出結果に
    基づいてモータに制動をかける制動回路と、検出手段に
    発生するチャタリングを除去するための除去回路とを設
    、前記制動回路は、起動信号の入力に基づきモータを
    一方向に回転させるための駆動信号を出力する第1の駆
    動信号出力回路と、起動信号の入力に基づきモータを他
    方向に回転させるための駆動信号を出力する第2の駆動
    信号出力回路と、検出手段からの検出信号に基づき各駆
    動信号出力回路にセット信号を出力して、両回路を駆動
    信号の出力状態にセットするセット信号出力回路とを含
    ロータリカッタの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロータリカッタの制御
    装置において、前記除去回路は、前記駆動信号の立ち上
    がりに基づき検出手段からの検出信号のオン/オフ状態
    を保持する保持回路と、その保持回路からの出力信号と
    検出手段からの検出信号とを入力して、それら2つの入
    力信号がオフであるときにのみオフ信号を出力するAN
    D回路と、AND回路からの出力信号を入力する前記セ
    ット信号出力回路とを含み、そのセット信号出力回路は
    入力信号がオフからオンになったときにセット信号を出
    力するロータリカッタの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のロータリカッタの制御
    装置において、モータの起動後、所定時間以内に検出手
    段により回転刃が検出されない場合には、モータを逆方
    向に回転させ、モータの逆回転開始時から所定時間以内
    に検出手段により回転刃の復帰移動が検出された場合に
    は、シート材が完全に切断されていない状態にあるが、
    回転刃は復帰移動されて、次のシート材の切断には支障
    を生じないエラーが発生したと判定するエラー判定手段
    を設けたロータリカッタの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のロータリカッタの制御
    装置において、モータの起動後、所定時間以内に検出手
    段により回転刃が検出されない場合には、モータを逆方
    向に回転させ、モータの逆回転開始時から所定時間以内
    に検出手段に より回転刃の復帰移動が検出されない場合
    には、シート材が完全に切断されておらず、次のシート
    材の切断にも支障を生じるエラーが発生したと判定する
    エラー判定手段を設けたロータリカッタの制御装置。
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