JP3367973B2 - 文字処理方法及び装置 - Google Patents

文字処理方法及び装置

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JP3367973B2
JP3367973B2 JP23450492A JP23450492A JP3367973B2 JP 3367973 B2 JP3367973 B2 JP 3367973B2 JP 23450492 A JP23450492 A JP 23450492A JP 23450492 A JP23450492 A JP 23450492A JP 3367973 B2 JP3367973 B2 JP 3367973B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字処理方法及び装置に
係り、特にユーザ毎にユーザ特有の筆跡情報を標準特徴
パターンとして辞書に登録する文字処理方法及び装置に
関するものである。また本発明は文字処理方法及び装置
に係り、特にユーザ特有の筆跡情報を複数入力して記憶
する文字処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の手書きで入力された文字を認識す
る文字認識装置では、入力文字パターン(筆跡情報)か
ら抽出した特徴パターンと、予め用意されている認識辞
書(基本辞書と呼ぶ)に格納された文字種毎の標準特徴
パターンとの類似度を計算し、類似度の最も大きい文字
種を認識結果として出力している。このような認識処理
に用いる基本辞書は、一般的な文字パターンに対して、
文字種毎に各文字の標準的な特徴を格納しているため、
万人向けに汎用的な文字の特徴に基づいて作成されてい
る。しかし、手書き文字の場合、各個人により記入され
る文字パターン(筆跡)が相違するため、基本辞書のみ
を用いて手書き文字の文字認識を行うと、その認識結果
は満足のいくものではないのが現状である。
【0003】そこで、このような基本辞書のみによる認
識処理に加えて、ユーザ個人毎の専用辞書(ユーザ辞書
と呼ぶ)を用いて、文字認識率を向上させる方式が採用
されている。このユーザ辞書の作成方式は、文字ごとに
ユーザ個人が入力した各種文字パターンに基づいて標準
特徴パターンを作成し、これらの標準特徴パターンをユ
ーザ辞書に登録、或いは追加するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、手書き文字の場合、例え同人物が書いた同一文
字であっても全く同じ筆跡にはならないのが現実であ
る。よって、1文字を記入して行う標準特徴パターン作
成、及び辞書登録は、その人の特徴的な筆跡が良く表れ
ている文字パターンが標準特徴パターンとして登録され
るとはいい難い。即ち、その入力された文字パターン
が、その人にとっての標準的な文字パターンであるかど
うかの判断がなされていない。このため、その文字に対
して認識率が一番良くなるような標準パターンが作成さ
れていない可能性が高い。又、その結果、同一文字に対
して複数の標準パターンが存在し、ユーザ辞書全体の容
量の肥大化を招いていることも大きな問題点の一つであ
る。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、登録したい文字に対応する筆跡情報を複数入力し、
これら複数の筆跡情報の中からユーザ個人の筆跡の特徴
がよく現れている筆跡情報を選択して標準パターンとす
る文字処理方法及び装置を提供することを目的とする。
また本発明の目的は、情報を登録するために同一の情報
に対する筆跡情報を複数入力させる文字処理方法及び装
置を提供することにある。
【0006】また本発明の目的は、登録したい文字に対
応する筆跡情報を複数入力し、これら複数の筆跡情報の
中から正しく認識できない筆跡情報が標準パターンとし
て選択される時は、警告を発することができる文字処理
方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の文字処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、文字パターンを入力して該文字パターンの文字認
識を行う文字処理装置であって、ユーザに特有の筆跡情
報を標準パターンとして登録するユーザ辞書と、同一文
字に対する複数の筆跡情報を入力する入力手段と、前記
入力手段により入力された複数の筆跡情報の1つを標準
情報とし、他の筆跡情報のそれぞれを、前記標準情報及
び前記ユーザ辞書に基づいて文字認識する文字認識手段
と、順次、前記複数の筆跡情報の1つを標準情報とし
て、前記文字認識手段により他の筆跡情報を文字認識し
た結果の正解度を求め、該正解度が最も高いときに標準
情報としていた筆跡情報を前記標準パターンとして前記
ユーザ辞書に登録する登録手段と、を有することを特徴
とする。
【0008】上記目的を達成するために本発明の文字処
理方法は以下のような工程を備える。即ち、文字パター
ンを入力して該文字パターンの文字認識を行う文字処理
方法であって、同一文字に対する複数の筆跡情報を入力
する入力工程と、前記入力工程で入力された複数の筆跡
情報の1つを標準情報とし、他の筆跡情報のそれぞれ
を、前記標準情報及び辞書に基づいて文字認識する文字
認識工程と、順次、前記複数の筆跡情報の1つを標準情
報として、前記文字認識工程で他の筆跡情報を文字認識
した結果の正解度を求め、該正解度が最も高いときに標
準情報としていた筆跡情報を、標準パターンとして前記
辞書に登録する登録工程と、を有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】以上の構成において、同一文字に対する複数の
筆跡情報を入力し、これら入力された複数の筆跡情報の
1つを標準情報とし、他の筆跡情報のそれぞれを、標準
情報及びユーザ辞書に基づいて文字認識し、順次、複数
の筆跡情報の1つを標準情報として他の筆跡情報を文字
認識した結果の正解度を求め、該正解度が最も高いとき
に標準情報としていた筆跡情報を標準パターンとしてユ
ーザ辞書に登録するように動作する。
【0010】また他の発明によれば、同一文字に対する
複数の筆跡情報を入力し、その入力された複数の筆跡情
報の1つを標準情報とし、他の筆跡情報のそれぞれを前
記標準情報に基づいて文字認識する。その文字認識を前
記複数の筆跡情報のそれぞれに対して行い、その文字認
識された文字の正解度を求め、その正解度の低い筆跡情
報がユーザ辞書に登録されるように指示されると警告情
報を出力する。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の第1実施例のオンライン手
書き文字認識装置の機能構成を示す機能ブロック図であ
り、図中の矢印で示された各線はデータの流れを示して
いる。
【0013】101は入力データで、この入力データは
例えばタブレットなどの座標入力装置によって入力され
た文字データであり、主に座標点を示す座標情報の集合
体で構成されている。102は基本辞書認識部で、入力
データ101から文字特徴パターンを抽出し、基本辞書
103に納められている標準特徴パターンとパターンマ
ッチング処理を施し、類似度の高い標準特徴パターンを
選出して文字認識を行っている。この基本辞書認識部1
02で得られた第1次認識結果は、最終認識結果選出部
104により、後述するユーザ辞書認識部110で得ら
れた第2次認識結果と比較され、より類似度の高い文字
が最終的な文字認識結果として出力される。105は認
識結果格納部で、最終認識結果選出部104で得られた
文字情報が格納される。
【0014】次に、本実施例の特徴部分である106〜
110について説明をする。
【0015】106は登録用文字データ格納部で、ユー
ザが自分の筆跡による文字を登録する際に、入力データ
101を2次元の座標点の集合として格納している。1
07は標準パターン作成部で、登録用文字データ格納部
106に記憶された入力データの内、認識辞書に納めら
れるべき標準特徴パターンを作成している。108は標
準パターン適正判別及び格納部で、標準パターン作成部
102で作成された標準パターンが適正かどうかを判断
すると共に、その適正名標準パターンを記憶する。10
9はユーザ辞書で、ユーザに特有の筆跡で作成された文
字パターンを記憶している。110はユーザ辞書認識部
で、ユーザ辞書109を参照して入力データ101に基
づく文字認識を行い、第2次認識結果を最終認識結果選
出部104に出力している。
【0016】図2は本実施例の文字認識装置の概略構成
を示すブロック図である。
【0017】図2において、120はROM121に記
憶された制御プログラムやデータ等に従って装置全体を
制御するCPU、122はCPU120のワークエリア
として使用されるとともに、入力された文字パターン等
を記憶するRAMである。123はキーボード、124
は表示画面上の位置や座標データ等を入力するためのポ
インティングデバイス、125はこれらキーボード12
3、ポインティングデバイス124を制御するためのコ
ントローラである。126は、例えばディジタイザ等の
座標入力部で、この座標入力部126上で入力ペン12
7等を用いて描かれた文字等の座標データが、入力デー
タ101として入力される。
【0018】128は表示部を制御するための表示用コ
ントローラ、129はCRTや液晶等の表示部である。
130はフロッピィディスクやハードディスク等とのイ
ンターフェースを制御するコントローラ、131はフロ
ッピィディスクやハードディスク等の外部メモリであ
る。前述した基本辞書103やユーザ辞書109は、こ
の外部メモリ131に記憶されていて、必要に応じて随
時辞書メモリに読出されて参照されても良い。132は
上述した各部を接続するためのシステムバスである。
【0019】尚、図1において、102,104〜10
8及び110で示された各部は、専用のハードウェアに
より実現されても良く、或いはこの実施例のように、R
OM121に記憶された制御プログラム及びRAM12
2等により実現されても良い。
【0020】次に、図3〜図6を参照して、本実施例の
文字認識装置の動作を詳しく説明する。
【0021】使用者であるユーザが自分の筆跡による文
字を登録する場合、登録文字データの入力は、図3に示
す専用の登録ウィンドウアプリケーションによって行な
われる。
【0022】ユーザがキーボード123或いはポインテ
ィングデバイス124よりユーザ文字の登録を指示する
と、図3に示すウインドウが表示部129に表示され
る。このアプリケーション・プログラムが起動される
と、ユーザは図3に示された枠201内に、登録したい
同一文字を複数記入する。更に、202で示すように、
この枠201内に書き込まれた文字に対応する登録した
い文字コードも入力する。こうして入力された文字デー
タ群は、2次元の座標点の集合として登録用文字データ
格納部106によってメモリ(RAM)122に格納さ
れる。
【0023】図4は、こうして格納されたRAM122
の内容を示す図である。
【0024】図3に示す枠201の1〜5内に入力され
た各文字は、それぞれ文字コード“0402”ととも
に、図4の302〜306に示す状態で格納される。図
4において、文字1のデータ302は枠201の(1)
に記入された文字データを示し、文字2のデータ303
は枠201の(2)に記入された文字データを示してい
る。以下、順次枠201の各枠に応じた文字データが記
憶されている。この時、記入文字のデータの筆数等を含
むその他の文字情報も、このメモリ122の文字データ
エリアに付加される。
【0025】こうしてメモリ122に格納された文字デ
ータ情報を用いて、標準パターン作成部107によりユ
ーザ辞書109に納められるべき、手書き文字に基づく
標準特徴パターンを作り出す。本実施例では、合計5つ
の文字データがメモリ122に存在しており、この中か
らユーザの筆跡を最もよく表わしている文字データを選
び出して標準パターンとする。その手法を図5及び図6
のフローチャートを参照して説明する。尚、この処理を
実行する制御プログラムはROM121に記憶されてい
る。
【0026】まずステップS1で、5個の文字データの
中から順を追って文字データを選び出し、仮の標準特徴
パターンを作成する。この標準特徴パターンXi (iは
図3の枠201の番号に対応する文字番号で、i=1,
2,3,4,5)とする。残りの4個の文字データは、
i の評価用文字データとして扱う。ここで、文字デー
タから標準パターンを作成する手法は、特徴点パターン
マッチング法などの公知の技術を使用して行なわれる。
【0027】次にステップS2に進み、ステップS1で
作成された標準パターンXi を評価する。これは標準パ
ターン適正判別部108によって行なわれる。この評価
手順を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0028】まずステップS11で、前述のステップS
1で作成された評価用の文字データを読み込む。次にス
テップS12に進み、その評価用の文字データの文字認
識処理を行う。この文字認識には、図1に示すユーザ辞
書認識部110と同様の手法により文字認識が実行され
る。この認識処理が行なわれると、その結果として、文
字コード202、及び標準特徴パターンXi(S17)
とステップS11で読込まれた評価用文字データとのマ
ッチング処理データ間距離計算による演算結果であ
る演算値が出力される。
【0029】次にステップS1に進み、この出力結果
をバッファ(RAM122のワークエリア)に記憶さ
せ、全ての評価用文字データに対する処理が終了すると
(ステップS14)、そのバッファ内に記憶された、標
準特徴パターンXiと各評価用文字データとの距離計算
演算値に基づいて平均値を求める(ステップS15)。
こうして得られた平均値は、ステップS16で標準特徴
パターンXiに対応する適性判断値Di(iは図3の枠
201に対応する文字番号で、i=1,2,3,4,
5)として、新たなバッファ領域(RAM122のエリ
ア)に格納する。
【0030】この操作を、図5のステップS3で、全て
の文字データが仮の標準特徴パターンとして評価される
まで繰り返す。以上の全ての操作が終了すると、仮の標
準特徴パターンの適正判断値D1 ,D2 ,D3 ,D4
5 が求まる。ここでステップS4に進み、Di (i=
1,2,3,4,5)の中で最も値の小さいDi を一意
的に決定する。ここで、データ間距離計算のマッチング
方式による演算値の平均値が最も低いということは、こ
のDi を導き出した標準特徴パターンXi が、その文字
を記入したユーザの複数の同一文字に対して最も標準特
徴パターンXとしてふさわしいということになる。こう
して標準特徴パターンが適正か否かの判断がなされた
後、ユーザに特有の標準パターンとして初めてユーザ辞
書109に登録される。
【0031】次に、ユーザが文字をユーザ辞書109に
登録しようとした時点で、既にその文字がユーザ辞書1
09に登録されていた場合を述べる。ユーザ辞書109
に存在する状態は当然ながら標準特徴パターンの形態な
ので、この標準特徴パターンも評価対象となる。上記例
では評価用文字データはユーザが記入した文字データ5
文字のうち4文字を使用したが、この場合は評価用の文
字データは、既にユーザ辞書109に登録されている特
徴パターンを含めて5文字となる。尚、標準特徴パター
ンが適正か否かを判断する手法自体は、前述の実施例と
同様に行なっても本発明の目的を達成することは可能で
ある。また、図1のユーザ辞書109から標準パターン
適正判別及び格納部108に向かっている矢印は、上述
したユーザ辞書109に同一文字が既に登録されている
状態のときに実行されるデータの流れを示している。
【0032】尚、前述の実施例では、ユーザが入力する
文字データの数を5文字としたが、この文字数について
は任意の複数であり、前述の実施例の限りではない。 <第2の実施例>前述の第1実施例では、標準特徴パタ
ーンが適正か否かを判別する際に、演算値の平均値を利
用したが、この第2の実施例では第1の実施例とは異な
る標準特徴パターンの適正判別処理を行う。
【0033】この第2実施例の標準パターン適正判別処
理を実行するオンライン手書き文字認識装置の機能構成
を図7に示し、前述の図1と共通する部分は同じ番号で
示し、それらの説明を省略する。尚、この第2実施例の
文字認識装置の構成は前述の図2に示す構成と基本的に
同様であるので、その図面を省略する。
【0034】ここでは前述の第1実施例と同様に、ユー
ザによる文字登録の方法は、複数の同一文字をユーザが
ウィンドウアプリケーションによって記入する。この状
態を示したのが図8で、図3の場合と同様に、複数の枠
701が表示され、この枠内にユーザによる手書き文字
が入力される。また、その登録したい文字の文字コード
702も入力され、ここでは文字コード“0341”が
入力されている。
【0035】図8では、英大文字の“I”を登録する時
の例を示している。
【0036】登録用文字データ格納部106によってメ
モリ122に記憶された5つの文字データから図9のフ
ローチャートに示される手順に従つて“I”の標準特徴
パターンが作成される。尚、この処理を実行する制御プ
ログラムは、ROM121に記憶されている。
【0037】図9のステップS21,ステップS23の
処理は、前述の図5のステップS1,ステップS3で示
す処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。ステ
ップS22における標準特徴パターンの評価は、図10
に示すフローチャートの手順により行われる。
【0038】ステップS31では、図6のステップS1
1と同様にして評価用データを読み込み、ステップS3
2で、基本辞書103及び基本辞書認識部102により
文字認識処理が行われる。この認識処理の結果として得
られる文字情報は、第1次認識結果として、RAM12
2の第1バッファエリアに納められる。次にステップS
33に進み、ユーザ辞書109と仮の標準特徴パターン
i 503とによる認識処理が行われる。この時の認識
結果もまた、第2次認識結果としてRAM122の第2
バッファに記憶される。その後ステップS34に進み、
RAM122の第1バッファ、第2バッファに格納され
ている両認識結果に基づいて、認識処理による演算値の
良い方が選ばれ、最終的に唯一の認識結果である文字コ
ードとその演算値が選出される。この結果は、新たにR
AM122の第3バッファ領域に格納される(ステップ
S35)。この操作が、評価用全文字データに対して行
われる(ステップS36)。
【0039】こうして図9のステップS23において、
全文字データについての評価が終わるとステップS24
に進み、RAM122の第3バッファ領域から図11に
示されるような結果が得られる。
【0040】図11において、◎印はその文字データが
仮の標準特徴パターンであることを表し、その他の場所
、ステップS33にて◎印の標準特徴パターンを使用
して、他の文字データを認識したときの第1位の文字コ
ードと、()で囲まれた演算値を表している。また、正
しく認識したかどうかは図8に示したウィンドウアプリ
ケーションにより文字データに対する正解の文字コード
が入力されているので容易に判断できる。図11を標準
特徴パターン判別テーブルと呼ぶことにする。
【0041】この図11を参照すると、例えば文字デー
タ1を仮の標準特徴パターンとして使用すると、文字デ
ータ2は「エ」に、文字データ3及び4は「I」に、文
字データ5は「工」に認識され、正解の個数は文字デー
タ3と4の2個だけであることが分かる。
【0042】従って、この図11に示された標準特徴パ
ターン判別テーブルの“正解の個数”の欄を参照し、ど
の文字データを標準特徴パターンとしたときに一番認識
率が良いかが識別できる。この処理が図9のステップS
24である。尚、図11の例では、文字データ4の正解
の個数が最も多いため、標準パターンとして最も適正で
あると言える。
【0043】一方、標準特徴パターン判別テーブルの内
容が図12に示すようなデータである時、ユーザが登録
しようとした文字“I”は、その文字データを用いても
正解の個数が“0”となり、標準特徴パターンとして不
適切であることがわかる。この様な場合は、図13に示
すようなメッセージを表示部129に表示して、ユーザ
に対して警告することができる。この処理は図9のステ
ップS25,S26で示され、この時はステップS28
に進み、文字を登録するか否かはユーザ自身の判断に任
せられることになる。即ち、ポインティングデバイス1
24等により図13の「登録する」が選択されると、そ
の文字が標準パターンとして登録され、「登録しない」
が指示されると、その登録は行われない。
【0044】以上の操作によって、ステップS27に進
み、適正な標準特徴パターンの有無を出力することが可
能となる。
【0045】尚、本第2実施例では、標準特徴パターン
を選出する際、文字データを認識したときの正解の個数
を判断基準としたが、必ずしも第1位認識結果のみによ
る判断が必要であるとは限らず、第2位以下の候補列を
考慮しても良い。
【0046】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0047】以上説明したように本実施例によれば、使
用者であるユーザが文字を登録しようとした場合、同時
に同一文字を複数個記入させ、その中から標準特徴パタ
ーンとして最もふさわしい文字データを選びだして、ユ
ーザ辞書に登録することができる。その結果、登録後再
び同じ文字が入力されて認識される時、その登録済の標
準特徴パターンを用いて文字認識を行うことができるの
で認識率が大幅に向上できる。又、不要な標準パターン
が増大するのを防ぎ、ユーザ辞書の容量の節約にもな
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、登
録したい文字に対応する筆跡情報を複数入力し、これら
複数の筆跡情報の中からユーザ個人の筆跡の特徴がよく
現れている筆跡情報を選択して標準パターンとすること
ができる。また本発明によれば、情報を登録するために
同一の情報に対する筆跡情報を複数入力させることがで
きる。
【0049】また他の発明によれば、登録したい文字に
対応する筆跡情報を複数入力し、これら複数の筆跡情報
の中から正しく認識できない筆跡情報が標準パターンと
して選択される時は、警告を発することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の文字認識装置の機能構成
を示す機能ブロック図である。
【図2】本実施例の文字認識装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図3】ユーザによる登録する文字の入力画面表示例を
示す図である。
【図4】図3の画面に入力された文字データの記憶領域
を説明するための図である。
【図5】第1実施例の文字認識装置における標準パター
ンの作成処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップS2における標準パターンの評
価処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例の文字認識装置の機能構成
を示す機能ブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例におけるユーザによる登録
する文字の入力画面表示例を示す図である。
【図9】第2実施例の文字認識装置における標準パター
ンの登録・作成処理を示すフローチャートである。
【図10】図9のステップS22における標準特徴パタ
ーンの評価処理を示すフローチャートである。
【図11】第2実施例の文字認識装置における標準特徴
パターン判別テーブルのデータ例を示す図である。
【図12】第2実施例の文字認識装置における標準特徴
パターン判別テーブルのデータ例を示す図である。
【図13】第2実施例の文字認識装置における警告表示
の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 入力データ 102 基本辞書認識部 103 基本辞書 104 最終認識結果選出部 105 認識結果格納部 106 登録用文字データ格納部 107 標準パターン作成部 108 標準パターン適正判別及び格納部 109 ユーザ辞書 110 ユーザ辞書認識部 120 CPU 121 ROM 122 RAM 126 ディジタイザ 129 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 隆史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 松林 一弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 森 重樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 阪口 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−10197(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字パターンを入力して該文字パターン
    の文字認識を行う文字処理装置であって、 ユーザに特有の筆跡情報を標準パターンとして登録する
    ユーザ辞書と、 同一文字に対する複数の筆跡情報を入力する入力手段
    と、 前記入力手段により入力された複数の筆跡情報の1つを
    標準情報とし、他の筆跡情報のそれぞれを、前記標準情
    報及び前記ユーザ辞書に基づいて文字認識する文字認識
    手段と、 順次、前記複数の筆跡情報の1つを標準情報として、前
    記文字認識手段により他の筆跡情報を文字認識した結果
    の正解度を求め、該正解度が最も高いときに標準情報と
    していた筆跡情報を前記標準パターンとして前記ユーザ
    辞書に登録する登録手段と、 を有することを特徴とする文字処理装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記登録手段により登録されよう
    としている筆跡情報の正解度が低い場合に、不適切な筆
    跡情報が登録されようとしていることを警告する警告情
    報を出力する警告手段を有することを特徴とする請求項
    に記載の文字処理装置。
  3. 【請求項3】 文字パターンを入力して該文字パターン
    の文字認識を行う文字処理方法であって、 同一文字に対する複数の筆跡情報を入力する入力工程
    と、 前記入力工程で入力された複数の筆跡情報の1つを標準
    情報とし、他の筆跡情報のそれぞれを、前記標準情報及
    び辞書に基づいて文字認識する文字認識工程と、 順次、前記複数の筆跡情報の1つを標準情報として、前
    記文字認識工程で他の筆跡情報を文字認識した結果の正
    解度を求め、該正解度が最も高いときに標準情報として
    いた筆跡情報を、標準パターンとして前記辞書に登録す
    る登録工程と、を有することを特徴とする文字処理方
    法。
  4. 【請求項4】 更に、前記登録工程で登録されようとし
    ている筆跡情報の正解度が低い場合に、不適切な筆跡情
    報が登録されようとしていることを警告する警告情報を
    出力する警告工程を有することを特徴とする請求項
    記載の文字処理方法。
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