JP3366522B2 - 画像形成装置の位置決め機構 - Google Patents
画像形成装置の位置決め機構Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電写真式複写
機、ファクシミリあるいはプリンタ等の画像形成装置に
おいて、画像形成装置本体を脱着可能にオプション給紙
ユニットに搭載するときの画像形成装置の位置決め機構
に関するものである。 【０００２】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、脱着可能なオプション給紙ユニットに、例えばファ
クシミリ本体を搭載する場合の位置決め手段として、フ
ァクシミリ本体の外装カバーの底面内側に設けられた複
数個の位置決め穴と、オプション給紙ユニットの外装カ
バーの天面内側に設けられた位置決めピンとを使用し、
位置決め穴に位置決めピンを嵌入することにより位置決
めを行っていたけれども、オプション給紙ユニットの外
装カバーの天面にファクシミリ本体を載せる場合、位置
決めピンがファクシミリ本体に隠れるため、位置決めピ
ンを目視するのは難しく、位置決め作業に手間がかか
る。 【０００３】この発明は、上記問題に鑑みてなしたもの
で、その目的は、簡単な構成で位置決め作業を容易に行
える画像形成装置の位置決め機構を提供することにあ
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明は、画像形成装置本体の外装
カバーの底面内側に設けられた複数個の位置決め穴にオ
プション給紙ユニットの外装カバーの天面内側に設けら
れた位置決めピンをそれぞれ嵌入することにより画像形
成装置本体をオプション給紙ユニットに脱着可能に搭載
させて構成してある画像形成装置において、画像形成装
置本体の外装カバーの正面、背面および左右側面の下方
外縁全周にわたり形成される垂下枠およびこの垂下枠か
ら内側において垂下枠よりさらに下方に突出するよう形
成された底板部と、オプション給紙ユニットの外装カバ
ーの天面に設けられ、前記垂下枠の下面が当接するとと
もに、前記底板部の周面が内部に嵌まり込んだ状態で画
像形成装置をオプション給紙ユニットへ搭載させるため
の位置決めガイド用上枠とを備え、更に、画像形成装置
本体の外装カバーの左右側面側において前記垂下枠を把
手として機能させるよう前記上枠の左右側面に一対の切
欠きを設けている。 【０００５】 【０００６】 【０００７】請求項１に記載の発明では、位置決め穴と
位置決めピンとを使用した上で、さらに位置決め手段と
して位置決め作業の目安となるよう垂下枠および位置決
めガイド用上枠を作業者が目視可能な各外装カバーの表
面位置に設け、前記位置決めガイド用上枠に前記垂下枠
および底板部がガイドされる形で画像形成装置本体をオ
プション給紙ユニットに重ねるだけで位置決め穴に位置
決めピンが嵌入できるよう構成してある。したがって、
作業者は容易にオプション給紙ユニットの上に画像形成
装置本体を載せることができる。また、前記上枠の左右
側面に一対の切欠きを設けたので、画像形成装置本体の
外装カバーの左右側面側の前記垂下枠を把手として使用
でき、画像形成装置本体を搭載し易くできるとともに、
作業者の指詰め等の災難を防止できる。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、それによってこの発明は
限定を受けるものではない。図１は、この発明を自動原
稿送り装置（ＡＤＦ）１を上面に装備したファクシミリ
本体（以下ＦＡＸという）２に適用した場合の第１の実
施の形態の全体を示し、図２，３はそれぞれ、脱着可能
なオプション給紙ユニットにファクシミリを搭載すると
きの動作の説明図を示す。 【０００９】この実施の形態では、オプション給紙ユニ
ット２１として、上下に３段の給紙カセット２２，２
３，２４が設置されているものを採用している。 【００１０】まず、ＦＡＸ２について説明する。図１に
おいて、３は原稿テーブル、４は排紙トレイ、５は送信
時に駆動する給紙部、６はＦＡＸ送信すべき原稿を光学
的に読み取り、受信側のＦＡＸに対してＦＡＸ信号を送
出するための画像読取部、７は送信側のＦＡＸから送出
されたＦＡＸ信号を受信し、イメージングユニット８に
対して電気信号または光信号を送出するレーザースキャ
ニングユニットを内蔵する光学系ユニットである。 【００１１】イメージングユニット８は光学系ユニット
７の下方に固設され、感光体ドラム９を有し、その感光
体ドラム９のまわりには、帯電器、本体給紙カセット１
０から給紙ローラ１１によりレジストローラ対１２を介
して給紙される用紙の現像部１３、転写ローラ１４およ
びクリーニング装置１５等が設けられている。また、１
６は、定着ローラ対１７を介してＦＡＸ受信信号に応じ
た画像が形成された用紙を排出する排紙トレイである。 【００１２】また、１８はＡＤＦ１駆動用のモータであ
り、ＡＤＦ１は、上から順に操作部１９、基板２０、下
向きに配置されたスピーカー（図示せず）等を備えてい
る。以上のように構成されるＦＡＸ２では、ＡＤＦ１に
よって原稿をＦＡＸ送信する場合、給紙された原稿は、
給紙部５を通って給紙され、画像読取部６に至り、ここ
でタイミングスイッチ（図示せず）により同期されたＦ
ＡＸ送信すべき原稿が光学的に読み取られ、さらに、原
稿は下流の排出ローラ対４４によって排紙トレイ４の上
に排出される。 【００１３】次に、オプション給紙ユニット２１につい
て説明する。オプション給紙ユニット２１は上下３段に
配置される給紙カセット２２，２３，２４を備えてお
り、ＦＡＸ２をオプション給紙ユニット２１に搭載させ
た状態で、オプション給紙ユニット２１側の給紙搬送路
ａ，ｂ，ｃを、ＦＡＸ２の外装カバー３０（図２参照）
の底面３１に設けた給紙開口２５を介してＦＡＸ２側の
給紙搬送路ｄに連結してある。なお、オプション給紙ユ
ニット２１の外装カバー５０（図２参照）の天面５１に
は、ＦＡＸ２をオプション給紙ユニット２１に搭載した
ときに給紙開口２５に対向するよう排紙口２６が設けら
れている。 【００１４】以下、図２，３を用いて、脱着可能なオプ
ション給紙ユニット２１にＦＡＸ２を搭載する場合の位
置決め手段について説明する。 【００１５】図２，３において、位置決め手段は、ＦＡ
Ｘ２の外装カバー３０の底面３１内側に設けられた複数
個の位置決め穴３２，３２と、オプション給紙ユニット
２１の外装カバー５０の天面５１内側に設けられた位置
決めピン５２，５２と、外装カバー５０の天面５１にお
ける略四隅（外縁位置）に設けられた立設片５３，５
３、５４，５４と、外装カバー３０の両側面３３，３４
に目視可能に設けられた位置決めガイド用切欠き３５，
３５、３６，３６とから構成されている。 【００１６】更に詳述すると、位置決め穴３２，３２
は、位置決めピン５２，５２に対応する位置に形成され
る一方、位置決めガイド用切欠き３５，３５は、立設片
５３，５３に対応する両側面３３，３４の表面位置に形
成され、位置決めガイド用切欠き３６，３６は、立設片
５４，５４に対応する両側面３３，３４の表面位置に形
成されている。 【００１７】そして、立設片５３，５４の高さＨは、位
置決めピン５２の高さ（ｈ＜Ｈ）より大に設定されてい
る。この高さＨ，ｈの設定は、立設片５３，５４を位置
決めガイド用切欠き３５，３６がガイドするだけで位置
決め穴３２に位置決めピン５２を確実に嵌入できる目的
のために施される。 【００１８】また、立設片５３，５４の縦断面は略矩形
に形成されているが、立設片５３，５４をガイドする位
置決めガイド用切欠き３５，３６は、ガイドされる立設
片５３，５４の入口部分３５ａ，３６ａが幅広のテーパ
形状となっている。これは、位置決めピン５２が位置決
め穴３２に嵌入する前の立設片５３，５４のガイドをで
きるだけし易くするためである。なお、入口部分３５
ａ，３６ａを幅広のテーパ形状にしなくても、位置決め
ガイド用切欠き３５，３６のガイド機能は確保できる。
６０はパッドである。 【００１９】而して、この実施形態では、位置決め穴３
２と位置決めピン５２とを使用した上で、さらに位置決
め手段として位置決め作業の目安となるよう立設片５
３，５３、５４，５４および位置決めガイド用切欠き３
５，３５、３６，３６を作業者（例えば、サービスマ
ン）が目視可能な外装カバー３０の表面位置および外装
カバー５０の両側面３３，３４にそれぞれ設け、位置決
めガイド用切欠き３５，３６によって立設片５３，５４
がガイドされるだけで位置決め穴３２に位置決めピン５
２が嵌入できるよう構成してある。したがって、オプシ
ョン給紙ユニット２１の外装カバー５０の上にＦＡＸ２
を載せる場合、作業者は、少し横向きになって、各外装
カバー３０，５０の表面位置を覗くだけで、ＦＡＸ２に
隠れて見えない位置決めピン５２を位置決め穴３２に確
実に嵌入させることができる。 【００２０】また、位置決めガイド用切欠き３５，３
５、３６，３６は、作業者が目で見て確認できるように
外装カバー３０の表面位置に設けているけれども、外装
カバー３０の両側面３３，３４の下縁位置に設けたの
で、外観を損なうおそれはない。 【００２１】なお、この実施形態では、一対の立設片５
３，５３の位置に対応するよう位置決めガイド用切欠き
３５，３５を外装カバー３０の両側面３３，３４の表面
位置に形成し、さらに、一対の立設片５４，５４に対応
するよう位置決めガイド用切欠き３６，３６を両側面３
３，３４の表面位置に形成したものを示したが、立設片
と位置決めガイド用切欠きの数は、それぞれ奇数個であ
ってもよい。 【００２２】図４，５はこの発明の第２の実施の形態を
示す。この実施形態では、位置決め穴３２と位置決めピ
ン５２とを使用した上で、さらに位置決め手段として、
ＦＡＸ２の外装カバー３０には、長さＮの垂下枠６１お
よび底板部６２が形成され、オプション給紙ユニット２
１の外装カバー５０には、搭載時に垂下枠６１および底
板部６２をガイドするよう縦断面略Ｌ字型で長さＭの位
置決めガイド用上枠６３が形成されている。 【００２３】更に詳述すると、図４，５において、垂下
枠６１は、外装カバー３０の正面Ａ、背面Ｂ、右側面３
３および左側面３４の下方外縁全周にわたり形成されて
いる。 また、底板部６２は、垂下枠６１から内側にお
いて垂下枠６１の下面６１ａより長さＬだけさらに下方
に突出するよう形成されている。この底板部６２は、言
うまでもなく外装カバー３０の最下部位を構成してい
る。 【００２４】一方、位置決めガイド用上枠６３は、オプ
ション給紙ユニット２１の外装カバー５０の天面５１に
設けられ、上面６３ａに垂下枠６１の下面６１ａが当接
するとともに、底板部６２の周面Ｓが内部に嵌まり込ん
だ状態でＦＡＸ２をオプション給紙ユニット２１へ搭載
させる。 【００２５】さらに、外装カバー３０の左右側面３４，
３３側において垂下枠６１を把手として機能させるよう
上枠６３の左右外側面６３ｂ，６３ｃの中央に一対の切
欠き７０，７１が形成されている。なお、７２，７３
は、切欠き７０，７１を覆う蓋で、上枠６３の左右内側
面６３ｄ，６３ｅに係止可能な爪７４，７４をそれぞれ
有する。 【００２６】而して、この実施形態では、位置決め穴３
２と位置決めピン５２とを使用した上で、さらに位置決
め手段として、垂下枠６１および位置決めガイド用上枠
６３を作業者が目視可能な各外装カバー３０，５０の表
面位置に設け、位置決めガイド用上枠６３に垂下枠６１
および底板部６２がガイドされる形でＦＡＸ２をオプシ
ョン給紙ユニット２１に重ねるだけで位置決め穴３２に
位置決めピン５２が嵌入できるよう構成してある。した
がって、作業者は容易にオプション給紙ユニット２１の
上にＦＡＸ２を載せることができる。また、上枠６３の
左右外側面６３ｂ，６３ｃに一対の切欠７０，７１きを
設けたので、ＦＡＸ２の外装カバー３０の左右側面３
４，３３側の垂下枠６１部分を把手として使用でき、Ｆ
ＡＸ２を搭載し易くできるとともに、作業者の指詰め等
の事故を防止できる。 【００２７】また、搭載後は、切欠き７０，７１を蓋７
２，７３で覆うので、上記第１の実施の形態の場合と同
様、外観を損なうおそれはない。 【００２８】 【００２９】【発明の効果】 以上のように 請求項１に記載の発明で
は、位置決め穴と位置決めピンとを使用した上で、さら
に位置決め手段として位置決め作業の目安となるよう垂
下枠および位置決めガイド用上枠を作業者が目視可能な
各外装カバーの表面位置に設け、前記位置決めガイド用
上枠に前記垂下枠および底板部がガイドされる形で画像
形成装置本体をオプション給紙ユニットに重ねるだけで
位置決め穴に位置決めピンが嵌入できるよう構成してあ
る。したがって、作業者は容易にオプション給紙ユニッ
トの上に画像形成装置本体を載せることができる。ま
た、前記上枠の左右側面に一対の切欠きを設けたので、
画像形成装置本体の外装カバーの左右側面側の前記垂下
枠を把手として使用でき、画像形成装置本体を搭載し易
くできるとともに、作業者の指詰め等の災難を防止でき
る。 【００３０】要するに、簡単な構成で位置決め作業を容
易に行える画像形成装置の位置決め機構を提供できる。
機、ファクシミリあるいはプリンタ等の画像形成装置に
おいて、画像形成装置本体を脱着可能にオプション給紙
ユニットに搭載するときの画像形成装置の位置決め機構
に関するものである。 【０００２】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、脱着可能なオプション給紙ユニットに、例えばファ
クシミリ本体を搭載する場合の位置決め手段として、フ
ァクシミリ本体の外装カバーの底面内側に設けられた複
数個の位置決め穴と、オプション給紙ユニットの外装カ
バーの天面内側に設けられた位置決めピンとを使用し、
位置決め穴に位置決めピンを嵌入することにより位置決
めを行っていたけれども、オプション給紙ユニットの外
装カバーの天面にファクシミリ本体を載せる場合、位置
決めピンがファクシミリ本体に隠れるため、位置決めピ
ンを目視するのは難しく、位置決め作業に手間がかか
る。 【０００３】この発明は、上記問題に鑑みてなしたもの
で、その目的は、簡単な構成で位置決め作業を容易に行
える画像形成装置の位置決め機構を提供することにあ
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明は、画像形成装置本体の外装
カバーの底面内側に設けられた複数個の位置決め穴にオ
プション給紙ユニットの外装カバーの天面内側に設けら
れた位置決めピンをそれぞれ嵌入することにより画像形
成装置本体をオプション給紙ユニットに脱着可能に搭載
させて構成してある画像形成装置において、画像形成装
置本体の外装カバーの正面、背面および左右側面の下方
外縁全周にわたり形成される垂下枠およびこの垂下枠か
ら内側において垂下枠よりさらに下方に突出するよう形
成された底板部と、オプション給紙ユニットの外装カバ
ーの天面に設けられ、前記垂下枠の下面が当接するとと
もに、前記底板部の周面が内部に嵌まり込んだ状態で画
像形成装置をオプション給紙ユニットへ搭載させるため
の位置決めガイド用上枠とを備え、更に、画像形成装置
本体の外装カバーの左右側面側において前記垂下枠を把
手として機能させるよう前記上枠の左右側面に一対の切
欠きを設けている。 【０００５】 【０００６】 【０００７】請求項１に記載の発明では、位置決め穴と
位置決めピンとを使用した上で、さらに位置決め手段と
して位置決め作業の目安となるよう垂下枠および位置決
めガイド用上枠を作業者が目視可能な各外装カバーの表
面位置に設け、前記位置決めガイド用上枠に前記垂下枠
および底板部がガイドされる形で画像形成装置本体をオ
プション給紙ユニットに重ねるだけで位置決め穴に位置
決めピンが嵌入できるよう構成してある。したがって、
作業者は容易にオプション給紙ユニットの上に画像形成
装置本体を載せることができる。また、前記上枠の左右
側面に一対の切欠きを設けたので、画像形成装置本体の
外装カバーの左右側面側の前記垂下枠を把手として使用
でき、画像形成装置本体を搭載し易くできるとともに、
作業者の指詰め等の災難を防止できる。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、それによってこの発明は
限定を受けるものではない。図１は、この発明を自動原
稿送り装置（ＡＤＦ）１を上面に装備したファクシミリ
本体（以下ＦＡＸという）２に適用した場合の第１の実
施の形態の全体を示し、図２，３はそれぞれ、脱着可能
なオプション給紙ユニットにファクシミリを搭載すると
きの動作の説明図を示す。 【０００９】この実施の形態では、オプション給紙ユニ
ット２１として、上下に３段の給紙カセット２２，２
３，２４が設置されているものを採用している。 【００１０】まず、ＦＡＸ２について説明する。図１に
おいて、３は原稿テーブル、４は排紙トレイ、５は送信
時に駆動する給紙部、６はＦＡＸ送信すべき原稿を光学
的に読み取り、受信側のＦＡＸに対してＦＡＸ信号を送
出するための画像読取部、７は送信側のＦＡＸから送出
されたＦＡＸ信号を受信し、イメージングユニット８に
対して電気信号または光信号を送出するレーザースキャ
ニングユニットを内蔵する光学系ユニットである。 【００１１】イメージングユニット８は光学系ユニット
７の下方に固設され、感光体ドラム９を有し、その感光
体ドラム９のまわりには、帯電器、本体給紙カセット１
０から給紙ローラ１１によりレジストローラ対１２を介
して給紙される用紙の現像部１３、転写ローラ１４およ
びクリーニング装置１５等が設けられている。また、１
６は、定着ローラ対１７を介してＦＡＸ受信信号に応じ
た画像が形成された用紙を排出する排紙トレイである。 【００１２】また、１８はＡＤＦ１駆動用のモータであ
り、ＡＤＦ１は、上から順に操作部１９、基板２０、下
向きに配置されたスピーカー（図示せず）等を備えてい
る。以上のように構成されるＦＡＸ２では、ＡＤＦ１に
よって原稿をＦＡＸ送信する場合、給紙された原稿は、
給紙部５を通って給紙され、画像読取部６に至り、ここ
でタイミングスイッチ（図示せず）により同期されたＦ
ＡＸ送信すべき原稿が光学的に読み取られ、さらに、原
稿は下流の排出ローラ対４４によって排紙トレイ４の上
に排出される。 【００１３】次に、オプション給紙ユニット２１につい
て説明する。オプション給紙ユニット２１は上下３段に
配置される給紙カセット２２，２３，２４を備えてお
り、ＦＡＸ２をオプション給紙ユニット２１に搭載させ
た状態で、オプション給紙ユニット２１側の給紙搬送路
ａ，ｂ，ｃを、ＦＡＸ２の外装カバー３０（図２参照）
の底面３１に設けた給紙開口２５を介してＦＡＸ２側の
給紙搬送路ｄに連結してある。なお、オプション給紙ユ
ニット２１の外装カバー５０（図２参照）の天面５１に
は、ＦＡＸ２をオプション給紙ユニット２１に搭載した
ときに給紙開口２５に対向するよう排紙口２６が設けら
れている。 【００１４】以下、図２，３を用いて、脱着可能なオプ
ション給紙ユニット２１にＦＡＸ２を搭載する場合の位
置決め手段について説明する。 【００１５】図２，３において、位置決め手段は、ＦＡ
Ｘ２の外装カバー３０の底面３１内側に設けられた複数
個の位置決め穴３２，３２と、オプション給紙ユニット
２１の外装カバー５０の天面５１内側に設けられた位置
決めピン５２，５２と、外装カバー５０の天面５１にお
ける略四隅（外縁位置）に設けられた立設片５３，５
３、５４，５４と、外装カバー３０の両側面３３，３４
に目視可能に設けられた位置決めガイド用切欠き３５，
３５、３６，３６とから構成されている。 【００１６】更に詳述すると、位置決め穴３２，３２
は、位置決めピン５２，５２に対応する位置に形成され
る一方、位置決めガイド用切欠き３５，３５は、立設片
５３，５３に対応する両側面３３，３４の表面位置に形
成され、位置決めガイド用切欠き３６，３６は、立設片
５４，５４に対応する両側面３３，３４の表面位置に形
成されている。 【００１７】そして、立設片５３，５４の高さＨは、位
置決めピン５２の高さ（ｈ＜Ｈ）より大に設定されてい
る。この高さＨ，ｈの設定は、立設片５３，５４を位置
決めガイド用切欠き３５，３６がガイドするだけで位置
決め穴３２に位置決めピン５２を確実に嵌入できる目的
のために施される。 【００１８】また、立設片５３，５４の縦断面は略矩形
に形成されているが、立設片５３，５４をガイドする位
置決めガイド用切欠き３５，３６は、ガイドされる立設
片５３，５４の入口部分３５ａ，３６ａが幅広のテーパ
形状となっている。これは、位置決めピン５２が位置決
め穴３２に嵌入する前の立設片５３，５４のガイドをで
きるだけし易くするためである。なお、入口部分３５
ａ，３６ａを幅広のテーパ形状にしなくても、位置決め
ガイド用切欠き３５，３６のガイド機能は確保できる。
６０はパッドである。 【００１９】而して、この実施形態では、位置決め穴３
２と位置決めピン５２とを使用した上で、さらに位置決
め手段として位置決め作業の目安となるよう立設片５
３，５３、５４，５４および位置決めガイド用切欠き３
５，３５、３６，３６を作業者（例えば、サービスマ
ン）が目視可能な外装カバー３０の表面位置および外装
カバー５０の両側面３３，３４にそれぞれ設け、位置決
めガイド用切欠き３５，３６によって立設片５３，５４
がガイドされるだけで位置決め穴３２に位置決めピン５
２が嵌入できるよう構成してある。したがって、オプシ
ョン給紙ユニット２１の外装カバー５０の上にＦＡＸ２
を載せる場合、作業者は、少し横向きになって、各外装
カバー３０，５０の表面位置を覗くだけで、ＦＡＸ２に
隠れて見えない位置決めピン５２を位置決め穴３２に確
実に嵌入させることができる。 【００２０】また、位置決めガイド用切欠き３５，３
５、３６，３６は、作業者が目で見て確認できるように
外装カバー３０の表面位置に設けているけれども、外装
カバー３０の両側面３３，３４の下縁位置に設けたの
で、外観を損なうおそれはない。 【００２１】なお、この実施形態では、一対の立設片５
３，５３の位置に対応するよう位置決めガイド用切欠き
３５，３５を外装カバー３０の両側面３３，３４の表面
位置に形成し、さらに、一対の立設片５４，５４に対応
するよう位置決めガイド用切欠き３６，３６を両側面３
３，３４の表面位置に形成したものを示したが、立設片
と位置決めガイド用切欠きの数は、それぞれ奇数個であ
ってもよい。 【００２２】図４，５はこの発明の第２の実施の形態を
示す。この実施形態では、位置決め穴３２と位置決めピ
ン５２とを使用した上で、さらに位置決め手段として、
ＦＡＸ２の外装カバー３０には、長さＮの垂下枠６１お
よび底板部６２が形成され、オプション給紙ユニット２
１の外装カバー５０には、搭載時に垂下枠６１および底
板部６２をガイドするよう縦断面略Ｌ字型で長さＭの位
置決めガイド用上枠６３が形成されている。 【００２３】更に詳述すると、図４，５において、垂下
枠６１は、外装カバー３０の正面Ａ、背面Ｂ、右側面３
３および左側面３４の下方外縁全周にわたり形成されて
いる。 また、底板部６２は、垂下枠６１から内側にお
いて垂下枠６１の下面６１ａより長さＬだけさらに下方
に突出するよう形成されている。この底板部６２は、言
うまでもなく外装カバー３０の最下部位を構成してい
る。 【００２４】一方、位置決めガイド用上枠６３は、オプ
ション給紙ユニット２１の外装カバー５０の天面５１に
設けられ、上面６３ａに垂下枠６１の下面６１ａが当接
するとともに、底板部６２の周面Ｓが内部に嵌まり込ん
だ状態でＦＡＸ２をオプション給紙ユニット２１へ搭載
させる。 【００２５】さらに、外装カバー３０の左右側面３４，
３３側において垂下枠６１を把手として機能させるよう
上枠６３の左右外側面６３ｂ，６３ｃの中央に一対の切
欠き７０，７１が形成されている。なお、７２，７３
は、切欠き７０，７１を覆う蓋で、上枠６３の左右内側
面６３ｄ，６３ｅに係止可能な爪７４，７４をそれぞれ
有する。 【００２６】而して、この実施形態では、位置決め穴３
２と位置決めピン５２とを使用した上で、さらに位置決
め手段として、垂下枠６１および位置決めガイド用上枠
６３を作業者が目視可能な各外装カバー３０，５０の表
面位置に設け、位置決めガイド用上枠６３に垂下枠６１
および底板部６２がガイドされる形でＦＡＸ２をオプシ
ョン給紙ユニット２１に重ねるだけで位置決め穴３２に
位置決めピン５２が嵌入できるよう構成してある。した
がって、作業者は容易にオプション給紙ユニット２１の
上にＦＡＸ２を載せることができる。また、上枠６３の
左右外側面６３ｂ，６３ｃに一対の切欠７０，７１きを
設けたので、ＦＡＸ２の外装カバー３０の左右側面３
４，３３側の垂下枠６１部分を把手として使用でき、Ｆ
ＡＸ２を搭載し易くできるとともに、作業者の指詰め等
の事故を防止できる。 【００２７】また、搭載後は、切欠き７０，７１を蓋７
２，７３で覆うので、上記第１の実施の形態の場合と同
様、外観を損なうおそれはない。 【００２８】 【００２９】【発明の効果】 以上のように 請求項１に記載の発明で
は、位置決め穴と位置決めピンとを使用した上で、さら
に位置決め手段として位置決め作業の目安となるよう垂
下枠および位置決めガイド用上枠を作業者が目視可能な
各外装カバーの表面位置に設け、前記位置決めガイド用
上枠に前記垂下枠および底板部がガイドされる形で画像
形成装置本体をオプション給紙ユニットに重ねるだけで
位置決め穴に位置決めピンが嵌入できるよう構成してあ
る。したがって、作業者は容易にオプション給紙ユニッ
トの上に画像形成装置本体を載せることができる。ま
た、前記上枠の左右側面に一対の切欠きを設けたので、
画像形成装置本体の外装カバーの左右側面側の前記垂下
枠を把手として使用でき、画像形成装置本体を搭載し易
くできるとともに、作業者の指詰め等の災難を防止でき
る。 【００３０】要するに、簡単な構成で位置決め作業を容
易に行える画像形成装置の位置決め機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施の形態を適用した画像形
成装置を示す全体構成説明図である。 【図２】上記第１の実施形態における位置決め動作を説
明するための分解斜視図である。 【図３】上記第１の実施形態における位置決め動作を説
明するための要部構成説明図である。 【図４】この発明の第２の実施の形態における位置決め
動作を説明するための分解斜視図である。 【図５】上記第２の実施形態における位置決め動作を説
明するための要部構成説明図である。 【符号の説明】 ２…ＦＡＸ（画像形成装置本体）、２１…オプション給
紙ユニット、３０…ＦＡＸの外装カバー、３１…底面、
３２…位置決め穴、３３，３４…両側面、３５，３５、
３６，３６…位置決めガイド用切欠き、５０…オプショ
ン給紙ユニットの外装カバー、５１…天面、５３，５
３、５４，５４…立設片。
成装置を示す全体構成説明図である。 【図２】上記第１の実施形態における位置決め動作を説
明するための分解斜視図である。 【図３】上記第１の実施形態における位置決め動作を説
明するための要部構成説明図である。 【図４】この発明の第２の実施の形態における位置決め
動作を説明するための分解斜視図である。 【図５】上記第２の実施形態における位置決め動作を説
明するための要部構成説明図である。 【符号の説明】 ２…ＦＡＸ（画像形成装置本体）、２１…オプション給
紙ユニット、３０…ＦＡＸの外装カバー、３１…底面、
３２…位置決め穴、３３，３４…両側面、３５，３５、
３６，３６…位置決めガイド用切欠き、５０…オプショ
ン給紙ユニットの外装カバー、５１…天面、５３，５
３、５４，５４…立設片。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平５−48784（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−67476（ＪＰ，Ａ)
特開 平１−172977（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−124009（ＪＰ，Ａ)
実開 昭62−91645（ＪＰ，Ｕ)
実開 平５−45717（ＪＰ，Ｕ)
実開 平３−98448（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G03G 15/00 550
G03G 21/16
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 画像形成装置本体の外装カバーの底面内
側に設けられた複数個の位置決め穴にオプション給紙ユ
ニットの外装カバーの天面内側に設けられた位置決めピ
ンをそれぞれ嵌入することにより画像形成装置本体をオ
プション給紙ユニットに脱着可能に搭載させて構成して
ある画像形成装置において、画像形成装置本体の外装カ
バーの正面、背面および左右側面の下方外縁全周にわた
り形成される垂下枠およびこの垂下枠から内側において
垂下枠よりさらに下方に突出するよう形成された底板部
と、オプション給紙ユニットの外装カバーの天面に設け
られ、前記垂下枠の下面が当接するとともに、前記底板
部の周面が内部に嵌まり込んだ状態で画像形成装置をオ
プション給紙ユニットへ搭載させるための位置決めガイ
ド用上枠とを備え、更に、画像形成装置本体の外装カバ
ーの左右側面側において前記垂下枠を把手として機能さ
せるよう前記上枠の左右側面に一対の切欠きを設けたこ
とを特徴とする画像形成装置の位置決め機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08756396A JP3366522B2 (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 画像形成装置の位置決め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08756396A JP3366522B2 (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 画像形成装置の位置決め機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09251222A JPH09251222A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3366522B2 true JP3366522B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=13918467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08756396A Expired - Fee Related JP3366522B2 (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 画像形成装置の位置決め機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3366522B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3586721B2 (ja) * | 2002-01-15 | 2004-11-10 | 村田機械株式会社 | 画像形成装置 |
| US7448734B2 (en) | 2004-01-21 | 2008-11-11 | Silverbrook Research Pty Ltd | Inkjet printer cartridge with pagewidth printhead |
| JP2008152122A (ja) | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
| JP5162571B2 (ja) * | 2009-12-28 | 2013-03-13 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
| JP5520924B2 (ja) | 2011-12-27 | 2014-06-11 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
| JP2013215967A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
| JP6291928B2 (ja) * | 2014-03-14 | 2018-03-14 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
-
1996
- 1996-03-16 JP JP08756396A patent/JP3366522B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09251222A (ja) | 1997-09-22 |
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Legal Events
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