JP4108377B2 - 原稿圧板および画像読取装置 - Google Patents

原稿圧板および画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4108377B2
JP4108377B2 JP2002176933A JP2002176933A JP4108377B2 JP 4108377 B2 JP4108377 B2 JP 4108377B2 JP 2002176933 A JP2002176933 A JP 2002176933A JP 2002176933 A JP2002176933 A JP 2002176933A JP 4108377 B2 JP4108377 B2 JP 4108377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
pressure plate
contact glass
document
sheet member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002176933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004021007A (ja
Inventor
秀樹 飛永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002176933A priority Critical patent/JP4108377B2/ja
Publication of JP2004021007A publication Critical patent/JP2004021007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4108377B2 publication Critical patent/JP4108377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、イメージスキャナなどに装着される原稿圧板および画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、スキャナ、ファクシミリなどに使用される原稿圧板、あるいは、原稿を搬送させながら読み込ませるシートスルー式の原稿送り装置(以下、ADFともいう)においては、原稿を確実にコンタクトガラスに密着させることにより良好な画質の画像を得るよう、例えば特開2000-347318号公報、特開2001-194230号公報、あるいは特開平5-53214号公報、特開平7-43841号公報など、多数の提案がなされている。
【0003】
また、圧板部分の汚れに対するメンテナンス(部品交換)、あるいは、ADFにおいては内部機構のメンテナンス上の必要性により、圧板部分が着脱可能な構成も提案され、一例としては面ファスナ(登録商標:マジックテープ)を使用したものが提案されている(特開2000-261601号公報)。このように面ファスナを使って着脱可能にした場合には、圧板の高さ方向の位置ばらつきが生じることにより、圧板の平面度、あるいは弛みの状況によってコンタクトガラス200と白色シート144との間に空気が残留し、残留した空気により、圧板がコンタクトガラス200に吸着される場合がある。図12では、底板147のコンタクトガラス側面に凹部が設けられ、この凹部に面ファスナー141により、シート142が着脱可能に取付けられている。さらに、シート142のコンタクトガラス側面には弾性体シート143が接着され、この弾性体シート143のコンタクトガラス側面には白色シート144が接着されている。ここでは、奥スケール202側(図中、左側)の圧板端部は、タクトガラス200に吸着されることになる。この場合には、圧板を開放する際の操作性が低下し、さらに強引に圧板を開けたときに衝撃音を発生させることがある。
【0004】
例えば、図13に示すように、ADFにおいて、原稿ジャム処理のために圧板部分の一部(排出部7の中間搬送加圧ローラ53、排紙加圧ローラ72の側)が回動するように構成されている場合、図14に示すように、清掃性、内部の機構のメンテナンスが容易なよう、スキャナ102に開閉可能に搭載されたADF100の圧板部分そのもの(圧板シート140を含む)が着脱可能な構成になっている場合、あるいは圧板の平面性を確保することが困難な場合には特に前述したような吸着現象は発生し易いが、この吸着現象は、コンタクトガラスに接触する圧板面が平面状のものであれば、前述した場合に限らず、発生するおそれがある。なお、図13において、ADFには、原稿セットテーブル10などを有する原稿セット部、分離ローラ26などを有する分離給装部2、レジスト部3、中間搬送加圧ローラ53などを有する読取搬送部5、排紙センサ70、排紙駆動ローラ71、排紙加圧ローラ72などを有する排出部7、スタック部9などを備えている。
【0005】
このような不具合を防止するためには、圧板を開放するときに、例えば圧板手前側(開放端側)から空気がスムーズに入り込むように構成することが望ましい。そこで、圧板部分が多孔質の部材で構成された装置が提案されている(特開平3-217405号公報)。
【0006】
さらに、この種の装置として関連するものには、特開平10-153889号公報、特開平7-128932号公報、実公平07-034425号公報がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平3-217405号公報に開示された原稿圧板では、圧板部分が多孔質の部材で構成されていたために、多孔質部分が画像形成範囲に入った場合に、地汚れのような画像となって現われるおそれがあり、また、清掃も容易でないという問題があった。
【0008】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、コンタクトガラスに対して原稿圧板を開閉するときに、圧板部分がコンタクトガラスに貼り付くことを防止できる原稿圧板および画像読取装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明の原稿圧板は、画像読取装置の本体に開閉のための第1の回動軸を介して連結されたフレーム部と、前記フレーム部に対して着脱可能で、前記フレーム部が閉じることにより前記本体のコンタクトガラス上に載置された原稿を押さえる押圧部と、を備え、前記押圧部には、前記フレーム部が閉じているときに、前記コンタクトガラス上に載置された原稿と接する白色シート部材と、前記白色シート部材と前記フレーム部の間に配置された弾性体シート部材と、前記弾性体シート部材と前記フレーム部の間に配置された可撓性シート部材と、前記可撓性シート部材上に配され、前記押圧部と前記フレーム部とを着脱する複数の着脱部材と、を備え、前記フレーム部の底板は、開閉のための第2の回動軸を介して前記フレーム部に連結され、前記弾性体シート部材および前記可撓性シート部材は、第2の回動軸に対して平行に分割され、前記押圧部の開放端側の一部と前記コンタクトガラスとの間に間隙が設けられた構成を有している。
この構成により、開放端側では、原稿圧板とコンタクトガラスとの間に間隙があるので、空気が原稿圧板前方(開放端側)から徐々に入り込んで減圧され、白色シートなどの圧板部分とコンタクトガラスとの密着力を適宜、削減できる。よって、原稿圧板の開閉動作、あるいはコンタクトガラス上に載置された原稿の移動が容易になる。また、フレーム部が分割位置で回動可能に構成されている場合に、弾性体シート部材および可撓性シート部材はフレーム部の回動に順応できるので、特に可撓性シート部材が折れ曲がることを回避できる。また、可撓性シート部材の面積を削減してコストを圧縮することにもなる。
【0010】
請求項2に係る本発明の原稿圧板は、請求項1において、前記白色シート部材の開放端側に、所定の厚みを有するシート部材が接着された構成を有している。この構成により、白色シートに接着されたシート部材(貼り付き防止シートを含む)の周囲では、原稿圧板とコンタクトガラスとの間に間隙があるので、空気が原稿圧板前方(開放端側)からスムーズに入り込み、白色シートなどの圧板部分がコンタクトガラスに貼り付くことを防止できる。さらに、シート部材の装着厚みを適宜、設定することで、原稿圧板を閉めたときに原稿を確実に加圧できる。
【0011】
請求項3に係る本発明の原稿圧板は、請求項1において、前記白色シート部材の開放端側に、所定の厚みを有する凸部が形成された構成を有している。
この構成により、白色シートに形成された凸部(貼り付き防止突起を含む)の周囲では、原稿圧板とコンタクトガラスとの間に間隙があるので、空気が原稿圧板前方(開放端側)からスムーズに入り込み、白色シートなどの圧板部分がコンタクトガラスに貼り付くことを防止できる。さらに、凸部の厚みを適宜、設定することで、原稿圧板を閉めたときに原稿を確実に加圧できる。
【0012】
請求項4に係る本発明の原稿圧板は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記押圧部が閉じているときに、前記コンタクトガラスの原稿載置面から前記着脱部材による前記フレーム部の装着位置までの装着高さは、前記フレーム部の回動軸近傍が前記フレーム部の開放端側より低くなる構成を有している。
この構成により、開放端側では、原稿圧板とコンタクトガラスとの間に間隙ができるので、空気が原稿圧板前方(開放端側)からスムーズに入り込み、白色シートなどの圧板部分がコンタクトガラスに貼り付くことを防止できる。また、フレーム部の回動軸近傍でフレーム部に押圧部を装着するので、原稿圧板の開放時に奥側(回動軸側)でコンタクトガラスと白色シートとに隙間ができることはなく、原稿圧板の開放にしたがい、白色シートは、手前側(開放端側)からコンタクトガラスと徐々に離間させることができる。さらに、押圧部の装着高さ(面ファスナー取り付け高さを含む)を適宜、設定することで、原稿圧板を閉めたときに原稿を確実に加圧することができる。
【0014】
さらに、請求項5に係る本発明の画像読取装置は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の原稿圧板を備えた構成を有している。
この構成により、前述したように原稿圧板の操作性を向上させるので、原稿を安全にセット、リセットできる画像読取装置を実現できることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、本実施形態の自動原稿搬送装置(ADF)または原稿圧板が搭載されている画像読取装置、画像形成装置の広範囲な応用を含むものである。
【0016】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る自動原稿搬送装置の断面図である。ここでは、圧板シート140が装着されていない状態を示し、自動原稿搬送装置(以下、ADFともいう)100の開放端側から見た断面を示す。
【0017】
図1において、自動原稿搬送装置100は図示していない画像読取装置の本体上部に搭載され、前記画像読取装置にヒンジなどの連結部材により回動可能に連結され、本体上部のコンタクトガラス200(図4に示す)の原稿搬送面に対して開閉可能に構成されている(図中、実線矢印で開方向を示す)。自動原稿搬送装置100を原稿搬送面に対して開放することで、原稿をコンタクトガラス200上に載置し、あるいはコンタクトガラス200上から取り除くことができ、原稿搬送面に対して閉じることで、原稿をコンタクトガラス200面に押圧できる。前記画像読取装置においては、コンタクトガラス200の下方に配置された読取部を移動させながら、コンタクトガラス200上に載置された原稿を読取る固定読取方式と、前記読取部を固定し、原稿セットテーブル10に載置された原稿をコンタクトガラス200上に搬送しながら読取るシートスルー読取方式とによって原稿を読取るように構成されている。なお、前記読取部は、コンタクトガラス200上に載置された原稿に向けて、光源により光を照射し、反射光を第1ミラー3、第2ミラー、第3ミラーを経由してレンズによって集光し、コンタクトガラス200上の原稿の像をCCD上に結像するものである。また、前記読取部は、副走査方向の読取りを行う際に、前記光源および第1ミラーが図1中、右側に「1」だけ進む間に第2ミラー、第3ミラーは「1/2」だけ進むことにより、前記レンズの光路長を一定に保ちながら走査する構成になっている。また、前記画像読取装置は、図示しない操作部の操作により、前述した固定読取方式で原稿を読取るADFモード、前述したシートスルー読取方式で原稿を読取る圧板モードなどの動作モードが任意に設定できるように構成されている。
【0018】
また、自動原稿搬送装置100には、シート原稿を載置する原稿セットテーブル10、この原稿セットテーブル10に載置された原稿の長さを検知する長さセンサ12、14などを含む原稿セット部1と、原稿セットテーブル10に載置された原稿を取り出すピックアップローラ20、給紙ベルト23、分離ローラ26、29を含む分離給送部2と、分離給送されてきた原稿の幅サイズを検知する幅サイズセンサ群32、原稿先端を検知する先端センサ34、原稿がレジスト位置に到達したことを検知するレジストセンサ36、給紙カバーが開閉するときの支点38を含むレジスト部3と、読取り搬送ローラ43を含む反転部4と、読取り搬送ローラ43とともに原稿を加圧する読取り入口加圧ローラ41および中間搬送加圧ローラ53を含む画像読取部5と、読取り後の原稿が排出部に到達したことを検知する排紙センサ70、読取り後の原稿をスタック部9へ搬送する排紙駆動ローラ71および排紙加圧ローラ72を含む排出部7と、この排出部7によって排出された読取り後の原稿を収容するスタック部9とを備えている。
【0019】
また、自動原稿搬送装置100の排出部7の一部7aは、回動軸を中心として回動可能であり、排出部7の底部が開口するように構成されている(図中、点線矢印で開方向を示す)。排出部7の一部7aを回動して開口することで、駆動機構を露出させることができるために、ジャム原稿の除去作業やメンテナンス作業が容易になる。さらに、排出部7の底部には、圧板シート140が着脱可能に面ファスナー(登録商標:マジックテープ)141a、141bによって装着されている。すなわち、排出部7の底部には、圧板シート140側の複数の面ファスナー141aと対向するように配置された複数の面ファスナー141bが、両面テープなどで接着されている。なお、面ファスナーとは、パイル部が形成されているループ部と、鉤状突起が形成されているフック部とを有する着脱テープである。また、面ファスナーでは、フック部の方がループ部よりも耐久性に優れているので、交換頻度のより高い圧板シート140側にループ部を接着する。
【0020】
さらに、圧板シート140は、図2に示すように、原稿を押圧する1枚の白色シート144と、この白色シート144より所定量、面積が小さく、前記回動軸に沿って分割された第1および第2の弾性体シート143a 、143b(スポンジシートを含む)と、第1および第2の可撓性フィルムシート142a、142bと、この可撓性フィルムシート142a、142bに複数箇所(ここでは、合計6箇所)設けられた面ファスナー(ここでは、ループ部)141aと、白色シート144の一方の面(コンタクトガラス200と対向する面)の開放端側(ここでは、手前側)に接着された1枚の貼り付き防止シート145とで構成されている。ここでは、排出部7の一部7aが開放可能であるために、排出部7の底部に装着される弾性体シート143a 、143b、可撓性フィルムシート142a、142bも分割されている。
【0021】
また、白色シート144は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などで形成されており、原稿を読取る際、原稿の周縁が黒く印刷されないように白色のものを使用している。また、弾性体シート143a 、143bは、白色シート144をコンタクトガラス200に圧接させるのに充分な弾力性を有する材質であればよく、スポンジシートに限らない。また、弾性体シート143a 、143bは、白色シート144とは両面テープで貼り付けられている。また、弾性体シート143a 、143bは、白色シート144と同じ面積ではなく、一回り小さくなるように設けられている。また、可撓性フィルムシート142a、142bは、弾性体シート143a 、143bよりも底板147を含む圧板構造体(以下、フレームともいう)への押圧面に対する垂直方向の力による弾性力が小さい材質(マイラーを含む)からなり、それぞれ弾性体シート143a、143bの両端(手前側、奥側)寄りに所定の間隔で両面テープにより接着されている。この可撓性フィルムシート142a、142bの剛性により、圧板シート140を構造的に補強することができる。
【0022】
なお、可撓性フィルムシート142a、142bにおいて、面ファスナー141aは、圧板シート140の四隅に相当する弾性体シート143a 、143bの四隅、すなわち可撓性フィルムシート142a、142bの上下左右方向の端よりも中央寄りに6箇所、配置されている。これは、ADF100が回動するときに、コンタクトガラス200と白色シート144との密着力により、弾性体シート143a 、143bの四辺側、すなわち可撓性フィルムシート142a、142bの端部が引っ張られて弾性体シート143a 、143bから剥離することを回避するためである。なお、面ファスナー141aは、可撓性フィルムシート142a、142bに接着されて弾性体シート143a 、143bの四隅よりも中央寄りに複数配置されている。これは、ADF100の開閉動作で局部的に強いストレスを与えないようにするためである。また、これは、メンテナンスなどで圧板シート140を底板147から取り外すときに、弾性体シート143a 、143bを傷めることなく、また接着力の偏りなく確実に着脱するためである。
【0023】
さらに、貼り付き防止シート145は、圧板シート140の手前側(開放端側)に、例えば両面テープにより接着されている。この構成により、ADF100が開放されるときに、貼り付き防止シート145の厚みによって、貼り付き防止シート145の周囲に隙間ができるので、空気が前記隙間から白色シート144とコンタクトガラス200との間に入り込み、圧板シート140がコンタクトガラス200へ貼り付くことを防止する。なお、貼り付き防止シート145の厚みにより、白色シート144とコンタクトガラス200とに隙間ができて、原稿がコンタクトガラス200から所定量以上、離間するのを規制するために、貼り付き防止シート145の厚みは1mm以下に設定されている。また、貼り付き防止シート145の大きさおよび形状については、特に限定しないが、少なくともコンタクトガラス200上で画像読取り範囲の外側に配置可能な大きさおよび形状とする必要がある。
【0024】
ここでは、図3に示すように、貼り付き防止シート145は、圧板シート140の手前側(開放端側)に、例えば両面テープにより接着されている。ここで、貼り付き防止シート145のサイズは、幅6mm、長さ50mm程度、厚さ0.2mm程度である。また、白色シート144に対する取り付け高さは、ここでは両面テープの厚みを合わせて約0.3mmであり、0.1 mm乃至1mmであることが好ましい。取り付け高さがこれよりも低いと圧板シート140の貼り付き防止効果が小さく、高すぎるとコンタクトガラス200に外部から光が入ってしまうことになる。また、貼り付き防止シート145の材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂がコストや加工性から好適であるが、これに限らず、塩化ビニル、ポリウレタン等の軟弾性体であってもよい。また、貼り付き防止シート145の色は、美観を損ねないように白色シート144と同色とすることが好ましく、本実施形態では白色としているが、これに限らず他の色でもよい。また、貼り付き防止シート145の接着方法についても、両面テープに限らず、接着や溶着も可能である。さらに、貼り付き防止シート145の貼り付け位置は、白色シート144の手前側端面に合わせて貼ることにより、画像範囲(A3/A4ヨコ端面)から13mm程度離間するために、画像範囲に干渉して原稿画像に影響を与えることはない。この13mm程度の距離は、A3/A4ヨコ端面からコンタクトガラス200の端面までの距離が15 mmであり、貼り付き防止シート145とコンタクトガラス200とは2mm程度オーバラップしていることによるものである。また、貼り付き防止シート145とコンタクトガラス200とがオーバラップしているのは、白色シート144の開放端側とコンタクトガラス200との隙間を確保するためである。なお、実際の装着作業時には、貼り付き防止シート145が白色シート144からはみ出さないよう1mm〜2mmの余裕をもって接着するために、貼り付き防止シート145とコンタクトガラス200とは確実にオーバラップすることになる。なお、貼り付き防止シート145に特定の傾向があり、例えば左側が貼り付きやすい傾向をもつのであれば、左手前側に貼るのがよい。
【0025】
次に、本実施形態の画像読取動作を説明する。ここでは、簡単のために片面読み取り時の動作を示す。
図1に示す状態から圧板シート140が底板147に装着された状態で、原稿束が原稿セットテーブル10にセットされ、図示していない操作部のスタートキーが押下されると、ピックアップローラ20により前記原稿束の上方から原稿が取り出され、さらに搬送されて給紙ベルト23と分離ローラ26とにより1枚ずつ分離され、分離された原稿は、分離による戻し力に勝る搬送力によりプルアウトローラ対30、読取り入口加圧ローラ41などを介して画像読取り部5に搬送される。図示していない読取部は、画像読取装置の本体の所定位置に停止され、前記原稿が所定の速度で搬送されることにより画像を読取る。この後に、前記原稿は中間搬送加圧コロ53、排紙ローラ対71、72によってスタック部9に搬送され、一連の読取り作業は終了する。複数原稿の読取りの場合はこの動作の繰り返しとなる。
以上のように、本実施形態によれば、ADF100が開放されるときに、貼り付き防止シート145の厚みによって、貼り付き防止シート145の周囲に隙間ができるので、空気が前記隙間から白色シート144とコンタクトガラス200との間に入り込み、圧板シート140がコンタクトガラス200へ貼り付くことを防止する。また、貼り付き防止シート145の厚みは1mm以下に設定されているので、貼り付き防止シート145の厚みにより、白色シート144とコンタクトガラス200とに不要な隙間ができて、原稿がコンタクトガラス200から所定量以上、離間するのを抑制できる。さらに、貼り付き防止シート145は、少なくともコンタクトガラス200上で画像読取り範囲から所定距離、外側に離間して配置されているので、貼り付き防止シート145の影が画像として読み込まれるおそれはない。
【0026】
なお、前述した実施形態では排出部7の一部7aが開放可能であるために、弾性体シートおよび可撓性フィルムシートを分割して構成した場合について説明したが、本発明はこの他に、排出部7の構成および機能に応じ、弾性体シートおよび可撓性フィルムシートを分割せずに構成しても同様の効果が得られるものである。
【0027】
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2の実施形態に係る原稿圧板の構成を示す。これは第1の実施形態とは、圧板構造体190(原稿圧板に含まれる)に装着された圧板シート140に、複数(ここでは、2枚)の貼り付き防止シート145a、145bを設けた点が相違している。
【0028】
本実施形態の圧板構造体190は図示していない画像読取装置の本体上部のコンタクトガラス200(図6に示す)に搭載され、前記画像読取装置にヒンジなどの連結部材により回動可能に連結され、コンタクトガラス200の原稿搬送面に対して開閉可能に構成されている。圧板構造体190を原稿搬送面に対して開放することで、原稿をコンタクトガラス200上に載置し、あるいはコンタクトガラス200上から取り除くことができ、原稿搬送面に対して閉じることで、原稿をコンタクトガラス200面に押圧できる。前記画像読取装置においては、コンタクトガラス200の下方に配置された読取部を移動させながら、コンタクトガラス200上に載置された原稿を読取る固定読取方式によって原稿を読取るように構成されている。なお、前記読取部は、コンタクトガラス200上に載置された原稿に向けて、光源により光を照射し、反射光を第1ミラー3、第2ミラー、第3ミラーを経由してレンズによって集光し、コンタクトガラス200上の原稿の像をCCD上に結像するものである。また、前記読取部は、副走査方向の読取りを行う際に、前記光源および第1ミラーが図1中、右側に「1」だけ進む間に第2ミラー、第3ミラーは「1/2」だけ進むことにより、前記レンズの光路長を一定に保ちながら走査する構成になっている。
【0029】
図4において、圧板構造体190の平坦な1底面には、面ファスナー141a、141bにより圧板シート140が着脱可能に装着されている。この圧板シート140は、図5に示すように、原稿を押圧する1枚の白色シート144と、この白色シート144より所定量、面積が小さい弾性体シート143(スポンジシートを含む)と、可撓性フィルムシート142と、この可撓性フィルムシート142に複数箇所(ここでは、合計6箇所)設けられた面ファスナー(ここでは、ループ部)141aと、白色シート144の一方の面(コンタクトガラス200と対向する面)の開放端側(ここでは、手前側)に接着された複数(ここでは、2枚)の貼り付き防止シート145 a、145bとで構成されている。
【0030】
なお、圧板構造体190側の複数の面ファスナー(ここでは、フック部)141bは、圧板シート140側の複数の面ファスナー141aと対向するように配置され、両面テープなどで圧板構造体190に接着されている。また、圧板構造体190における手前側(開放端側)の面ファスナー145bの取り付け位置は、圧板シート140の手前側端面から1mm乃至3mmの距離にあり、奥側の面ファスナー145bの取り付け位置は、圧板シート140の奥側端面から2mm乃至4mmの距離にある。
【0031】
また、白色シート144は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などで形成されており、原稿を読取る際、原稿の周縁が黒く印刷されないように白色のものを使用している。また、弾性体シート143は、白色シート144をコンタクトガラス200に圧接させるのに充分な弾力性を有する材質であればよく、スポンジシートに限らない。また、弾性体シート143は、両面テープにより白色シート144と貼り付けられている。また、弾性体シート143は、白色シート144と同じ面積ではなく、一回り小さくなるように設けられている。また、可撓性フィルムシート142は、圧板構造体190の押圧面に対して垂直方向の力による弾性力が、弾性体シート143よりも小さい材質(例えば、マイラーなど)からなり、弾性体シート143に両面テープにより接着されている。この可撓性フィルムシート142の剛性により、圧板シート140を構造的に補強することができる。
【0032】
なお、可撓性フィルムシート142において、面ファスナー141aは、圧板シート140の四隅に相当する弾性体シート143の四隅、すなわち可撓性フィルムシート142の上下左右方向の端よりも中央寄りに6箇所、配置されている。これは、ADF100が回動するときに、コンタクトガラス200と白色シート144との密着力により、弾性体シート143の四辺側、すなわち可撓性フィルムシート142の端部が引っ張られて弾性体シート143から剥離することを回避するためである。なお、面ファスナー141aは、可撓性フィルムシート142に接着されて弾性体シート143の四隅よりも中央寄りに複数配置されている。これは、ADF100の開閉動作で局部的に強いストレスを与えないようにするためである。また、これは、メンテナンスなどで圧板シート140を圧板構造体190から取り外すときに、弾性体シート143を傷めることなく、また接着力の偏りなく確実に着脱するためである。
【0033】
さらに、貼り付き防止シート145a、145bは、圧板シート140の手前側(開放端側)に、例えば両面テープにより接着されている。ここで、貼り付き防止シート145a、145bのサイズは、幅6mm、長さ50mm程度、厚さ0.2mm程度である。また、白色シート144に対する取り付け高さは、ここでは両面テープの厚みを合わせて約0.3mmであり、0.1 mm乃至1mmであることが好ましい。取り付け高さがこれよりも低いと圧板シート140の貼り付き防止効果が小さく、高すぎるとコンタクトガラス200に外部から光が入ってしまうことになる。また、貼り付き防止シート145a、145bの材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂がコストや加工性から好適であるが、これに限らず、塩化ビニル、ポリウレタン等の軟弾性体であってもよい。また、貼り付き防止シート145a、145bの色は、美観を損ねないために白色シート144と同色とすることが好ましく、本実施形態では白色としているが、これに限らず他の色でもよい。また、貼り付き防止シート145a、145bの接着方法についても、両面テープに限らず、接着や溶着も可能である。さらに、貼り付き防止シート145a、145bの貼り付け位置は、白色シート144の手前側端面に合わせて貼ることにより、図6に示す画像範囲(A3/A4ヨコ端面)から13mm程度離間しているために、画像範囲に干渉して原稿画像に影響を与えることはない。この13mm程度の距離は、A3/A4ヨコ端面からコンタクトガラス200の端面までの距離が15 mmであり、貼り付き防止シート145a、145bとコンタクトガラス200とは2mm程度オーバラップしていることによるものである。また、貼り付き防止シート145a、145bとコンタクトガラス200とがオーバラップしているのは、白色シート144の開放端側とコンタクトガラス200との隙間を確保するためである。なお、実際の装着作業時には、貼り付き防止シート145a、145bが白色シート144からはみ出さないよう1mm乃至2mmの余裕をもって接着するために、貼り付き防止シート145a、145bとコンタクトガラス200とは確実にオーバラップすることになる。なお、貼り付き防止シート145a、145bに特定の傾向があり、例えば左側が貼り付きやすい傾向をもつのであれば、左手前側に貼るのがよい。
【0034】
以上のように、本実施形態によれば、原稿圧板(圧板構造体190を含む)が開放されるときに、貼り付き防止シート145a、145bの厚みによって、貼り付き防止シート145a、145bの周囲に隙間ができるので、空気が前記隙間から白色シート144とコンタクトガラス200との間に入り込み、圧板シート140がコンタクトガラス200へ貼り付くことを防止する。また、貼り付き防止シート145a、145bの厚みは1mm以下に設定されているので、貼り付き防止シート145a、145bの厚みにより、白色シート144とコンタクトガラス200とに不要な隙間ができて、原稿がコンタクトガラス200から所定量以上、離間するのを抑制できる。さらに、貼り付き防止シート145a、145bは、少なくともコンタクトガラス200上で画像読取り範囲から所定距離、外側に離間して配置されているので、貼り付き防止シート145a、145b の影が画像として読み込まれるおそれはない。
【0035】
なお、前述した実施形態では弾性体シート143および可撓性フィルムシート142を分割せずに構成した場合について説明したが、本発明はこの他に、弾性体シート143および可撓性フィルムシート142を適宜分割しても同様の効果が得られるものである。さらに、弾性体シート143および可撓性フィルムシート142を分割することで、マイラーなどのコストを低減できる。
【0036】
また、前述した実施形態では貼り付き防止シート145a、145bとして板状のマイラーを用いた場合について説明したが、本発明はこの他に、半球状の貼り付き防止シート145c(図7に示す)を白色シート144に接着しても同様の効果が得られるものである。この貼り付き防止シート145cは、複数箇所に形成してもよいし、また、ADF(第1の実施形態を含む)と原稿圧板のいずれに適用してもよい。
【0037】
また、前述した実施形態では貼り付き防止シート145a、145bとして板状のマイラーを用いた場合について説明したが、本発明はこの他に、プレス加工等によって白色シート144に形成された貼り付き防止突起146(図8に示す)を用いても同様の効果が得られるものである。さらに、白色シート144自体を加工することで、部品点数を増やすことなく貼り付きを防止できる。この貼り付き防止突起146は、複数箇所に形成してもよいし、また、ADF(第1の実施形態を含む)と原稿圧板のいずれに適用してもよい。
【0038】
[第3の実施形態]
図9は、本発明の第3の実施形態に係る底板の要部を示し、図10は圧板シートの装着位置における前記底板からコンタクトガラス面までの高さを示す。これは第1の実施形態とは、圧板シート140の取り付け高さ(装着高さに含まれる)が開放端側(手前側)と回動軸側(奥側)とで異なり、奥側の取り付け位置が圧板シート140の回動軸側端面近傍にある点が相違している。なお、本実施形態に係る画像読取装置は、張り付き防止シートを除き、第1の実施形態と概ね同様の構成を有しているために、図1、図2を用いるとともに同一構成には同一符号を付与して説明を省略する。
【0039】
本実施形態においては、排出部7の一部7aが開放可能であるために、排出部7の底部を形成している底板147(図10に示す)、弾性体シート143、可撓性フィルムシート142も分割されて回動可能に構成されている。この底板147の下面には、圧板シート140側の複数の面ファスナー141aと対向するように配置された複数の面ファスナー141bが両面テープなどで接着されている。また、複数の面ファスナー141bは、底板147の下面に形成された複数の凹部にそれぞれ接着されている。なお、図9に、分割された底板の一部147aと、この一部147aに接着された複数の面ファスナー141bとを示す。ここでは、底板147の手前側(開放端側)の面ファスナー取り付け位置は、圧板シート140の手前側端面から1乃至3mmの距離にあり、奥側の面ファスナー取り付け位置は、圧板シート140の奥側端面から2乃至4mmの距離の回動軸近傍にある。なお、底板の一部147aには、弾性体シート143b上の可撓性フィルムシート142bに接着された複数の面ファスナー141aが装着されることとなる。また、複数の面ファスナー141a、141bにより、底板147に圧板シート140が装着されたときの面ファスナ取り付け高さ、すなわちコンタクトガラス200上面から、面ファスナー141aが接着された前記凹部の底面までの高さは、圧板シート140の手前側(開放端側)よりも奥側が1mm低くなるように設定されている。図10には、圧板シート140の面ファスナ取り付け高さcを示す。このような底板147の構造により、面ファスナー141の奥側取り付け位置が、圧板シート140の最も奥側に位置し、圧板シート140の奥側端面付近が面ファスナー141を介して加圧されるようになっているので、ADF100(あるいは圧板筐体)を開放するとき圧板シート140はコンタクトガラス面に対して張り方向に撓み、空気が開放端側から徐々に流れ込むことになる(図11に示す)。ここで、奥側では空気溜りができないために、圧板シート140がコンタクトガラス200に貼り付くことはなくなる。さらに、奥側端面付近を加圧することで、ADF100を閉じたときに原稿を確実に加圧できる。
【0040】
以上のように、本実施形態の画像読取装置は、コンタクトガラス200に対し、ADF100が連結位置を回動中心として開閉可能であり、原稿をコンタクトガラス200に押圧する機能をもち、ADF100に含まれる圧板シート140は、面ファスナー141a、可撓性フィルムシート142a、142b、弾性体シート143a、143b、白色シート144などの弾性部材によってできた平面状の圧板部材であり、ADF100底部の底板147あるいは圧板構造体に対して面ファスナーにより複数の取り付け箇所で着脱可能になっていて、前記回動中心に最も近い側(奥側)の取り付け箇所の高さが他の取り付け箇所の高さよりも低く、かつ前記取り付け箇所が前記回動中心側の端面あるいはその近傍に位置しているので、ADF100あるいは圧板構造体を開放するときに、奥側が最後に開放されることになる。よって、空気が圧板シート140前方(開放端側)からスムーズに入り込み、圧板部分のコンタクトガラスへの貼り付きを防止できる。
【0041】
また、本実施形態の画像読取装置は、前記回動中心側の取り付け箇所の高さが、原稿圧板の厚みよりも低い位置にあるので、奥側の加圧が原稿に確実に伝わることにより、原稿が確実に押圧され、良好な画質で読取りできる。また、圧板を開放するときの、白色シート144とコンタクトガラス200との貼り付きを防止し、ADF100あるいは原稿圧板の操作性を向上させることが可能となる。
【0042】
なお、前述した実施形態では貼り付き防止シートを用いていないが、本発明はこの他に、第2および第3の実施形態で示した貼り付き防止シートあるいは他の実施形態で示した貼り付き防止突起などを併用してもよい。
【0043】
さらに、前述した各実施形態では圧板シート140が圧板構造体(底板を含む)に対して着脱可能な場合について説明したが、本発明はこの他に、圧板シート140が圧板構造体に対して着脱可能でなくても前述した貼り付き防止について同様の効果が得られるものである。
【0044】
なお、前述した各実施形態では本発明を自動原稿搬送装置(原稿圧板を含む)および画像読取装置に適用した場合について説明したが、本発明はこの他に、前述した各実施形態を画像形成装置に適用しても同様の効果が得られるものである。この場合においては、前述の画像読取装置にさらに作像部、給紙部を設ける。この作像部には、ドラム状の感光体を中心とし、この感光体の周囲に、電子写真プロセスの工程順に、帯電チャージャ、書込ユニット、現像ユニット、転写チャージャ、分離チャージャなどが配設されている。前記書込ユニットは、レーザ出力ユニット(レーザダイオード、ポリゴンミラーなどを含む)、結像レンズ、ミラーなどによるレーザ書込光学系を構成するものである。また、給紙部には、所定サイズの転写紙が格納されている給紙カセット、この給紙カセット内の転写紙を作像部へ搬送する給紙搬送機構などが含まれる。
【0045】
前述した各実施形態では、前記底部、排出部7の一部7a、底板147、圧板構造体190がフレーム部に含まれ、圧板シート140が押圧部に含まれ、白色シート144が白色シート部材に含まれ、弾性体シート143、143a、143bが弾性体シート部材に含まれ、可撓性フィルムシート142、142a、142bが可撓性シート部材に含まれ、面ファスナー141a、141bが着脱部材に含まれ、貼り付き防止シート145、145a、145b、145cが所定の厚みを有するシート部材に含まれ、貼り付き防止突起146が所定の厚みを有する凸部に含まれ、取り付け高さcが装着高さに含まれている。また、前記ヒンジなどの連結部材の軸が第1の回動軸に含まれ、排出部7の一部7aの回動軸が第2の回動軸に含まれている。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は押圧部(圧板シートを含む)の開放端側の一部と、コンタクトガラスとの間に間隙を設けることにより、コンタクトガラスに対して原稿圧板を開閉するときに、圧板部分がコンタクトガラスに貼り付くことを防止できる原稿圧板を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の要部を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る圧板シートの構成を示す分解図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る貼り付き防止シートの配置およびサイズを示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る圧板の組立てを示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る圧板シートの構成を示す分解図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る貼り付き防止シートの配置を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る貼り付き防止シートの形状を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る圧板シートとコンタクトガラスとの接触状態を示す説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る底板の一部を示す平面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るコンタクトガラス面から底板までの高さ(奥側)を示す説明図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る圧板とコンタクトガラスとの接触状態を示す説明図である。
【図12】従来の圧板とコンタクトガラスとの接触状態を示す説明図である。
【図13】従来の自動原稿搬送装置の構成を示す断面図である。
【図14】従来の圧板の面ファスナーによる装着方法を示す説明図である。
【符号の説明】
100 自動原稿搬送装置(ADF)
140 圧板シート
141a、141b 面ファスナー
142、142a、142b 可撓性フィルムシート
143、143a、143b 弾性体シート
144 白色シート
145、145a、145b、145c 貼り付き防止シート
146 貼り付き防止突起
147、147a 底板
190 圧板構造体
200 コンタクトガラス
201 左スケール
202 奥スケール
203 読取りガラス

Claims (5)

  1. 画像読取装置の本体に開閉のための第1の回動軸を介して連結されたフレーム部と、前記フレーム部に対して着脱可能で、前記フレーム部が閉じることにより前記本体のコンタクトガラス上に載置された原稿を押さえる押圧部と、を備え、
    前記押圧部には、前記フレーム部が閉じているときに、前記コンタクトガラス上に載置された原稿と接する白色シート部材と、前記白色シート部材と前記フレーム部の間に配置された弾性体シート部材と、前記弾性体シート部材と前記フレーム部の間に配置された可撓性シート部材と、前記可撓性シート部材上に配され、前記押圧部と前記フレーム部とを着脱する複数の着脱部材と、を備え、
    前記フレーム部の底板は、開閉のための第2の回動軸を介して前記フレーム部に連結され、前記弾性体シート部材および前記可撓性シート部材は、第2の回動軸に対して平行に分割され、前記押圧部の開放端側の一部と前記コンタクトガラスとの間に間隙が設けられたことを特徴とする原稿圧板。
  2. 前記白色シート部材の開放端側に、所定の厚みを有するシート部材が接着されたことを特徴とする請求項1に記載の原稿圧板。
  3. 前記白色シート部材の開放端側に、所定の厚みを有する凸部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の原稿圧板。
  4. 前記押圧部が閉じているときに、前記コンタクトガラスの原稿載置面から前記着脱部材による前記フレーム部の装着位置までの装着高さは、前記フレーム部の回動軸近傍が前記フレーム部の開放端側より低くなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿圧板。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の原稿圧板を備えたことを特徴とする画像読取装置。
JP2002176933A 2002-06-18 2002-06-18 原稿圧板および画像読取装置 Expired - Lifetime JP4108377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002176933A JP4108377B2 (ja) 2002-06-18 2002-06-18 原稿圧板および画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002176933A JP4108377B2 (ja) 2002-06-18 2002-06-18 原稿圧板および画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004021007A JP2004021007A (ja) 2004-01-22
JP4108377B2 true JP4108377B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=31175097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002176933A Expired - Lifetime JP4108377B2 (ja) 2002-06-18 2002-06-18 原稿圧板および画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4108377B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4774697B2 (ja) * 2004-07-23 2011-09-14 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置
JP4331668B2 (ja) 2004-11-11 2009-09-16 シャープ株式会社 原稿読取装置
JP6337650B2 (ja) * 2014-06-30 2018-06-06 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004021007A (ja) 2004-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7920809B2 (en) Sheet feeding device, and image recording apparatus with the sheet feeding device
JP4294655B2 (ja) 画像読取装置
US8190069B2 (en) Visible image forming device and image forming apparatus
JP2006256210A (ja) 画像形成装置
US20140185113A1 (en) Image Reading Device
JP4887137B2 (ja) 画像読取装置
JP2023153217A (ja) 画像形成装置
JP4108377B2 (ja) 原稿圧板および画像読取装置
JP4698217B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の調整方法
US7406291B2 (en) Image reading forming apparatus having a platen roller pressing a document against the document glass stand
JP3355135B2 (ja) 画像形成装置
JP2003209647A (ja) 画像形成装置
JP2008042693A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP4375371B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP3909304B2 (ja) 原稿押圧体、原稿送り装置、画像形成装置
JP2003066545A (ja) 原稿圧板、画像読取装置および画像形成装置
JP3885958B2 (ja) 画像読取装置
JP4145599B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP4253993B2 (ja) 画像読取装置
JP2001253613A (ja) 用紙搬送機構
US20240017945A1 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus including the same
JPH05183691A (ja) 原稿画像読取装置及び該装置を搭載する画像情報処理装置
JP3715740B2 (ja) 画像読取装置の白補正方法及び原稿搬送補助部材
JPH0398935A (ja) 読取装置
JP2021190888A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080402

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4108377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term