JP3366406B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3366406B2
JP3366406B2 JP31927893A JP31927893A JP3366406B2 JP 3366406 B2 JP3366406 B2 JP 3366406B2 JP 31927893 A JP31927893 A JP 31927893A JP 31927893 A JP31927893 A JP 31927893A JP 3366406 B2 JP3366406 B2 JP 3366406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PSTN(Publi
c Switched TelephoneNetwo
rk)を介して通信すると共に、時によって自動車・携
帯電話網も利用して通信するファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、PSTNでは、G3(グループ
3)規格のファクシミリ装置が一般的に使用されてい
る。
【0003】このようなファクシミリ装置は、通信相手
先に発呼すると、受信信号を監視して、着呼側からCE
D信号を受信しなかった場合、発信動作を中止するよう
にしている。この場合の受信信号を監視する制限時間
は、CCITTの勧告T.30において、T1タイマと
して、ファクシミリ装置の起動操作後、35±5秒と規
定されている。
【0004】PTSNの通常の電話回線では、この規定
時間内に、着呼側と回線接続し、着呼側ファクシミリ装
置からCED信号を受信して、所定のファクシミリ通信
を正しく実行することができる。
【0005】ところで、近年、自動車電話装置や携帯電
話装置にファクシミリ装置を接続して、自動車・携帯電
話網を使用したファクシミリ通信が行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動車・携帯電話網を
使用して発信する場合、オペレータが携帯電話装置やフ
ァクシミリ装置で発信操作を実行した後、相手先と回線
接続されるまで、時間がかかる。とくに、通信事業者の
異なる通信網を介して回線接続する、いわゆるローミン
グを行なう場合、回線接続に長い時間がかかる。
【0007】このため、着呼側ファクシミリ装置の応答
が遅れて、発呼側ファクシミリ装置は、上記規定時間内
に着呼側からCED信号を受信することができず、発信
動作を中止してしまうことがあった。
【0008】このような発信動作の中止を防止する方法
として、例えば、発呼側は、着呼側と回線接続された後
で、ファクシミリ装置の通信動作を起動する方法があ
る。ところが、この方法の場合、オペレータは、自動車
電話装置や携帯電話装置で発信操作した後、着呼側が応
答するまで待ってから、ファクシミリ装置の通信動作を
起動するようにしなければならず、発信操作が面倒にな
る。
【0009】このように従来は、自動車・携帯電話網を
使用してファクシミリ通信を実行する場合、相手先の応
答が遅れて通信できなかったり、オペレータの発信操作
が面倒になったりするという問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題を解決し、自動車・
携帯電話網を使用したファクシミリ通信を簡単な発信操
作で確実に実行することができるファクシミリ装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、P
STNを介して通信すると共に、時によって自動車・携
帯電話網も利用して通信する一方、通信相手先に発呼す
る際には発呼動作を開始した後一定の制限時間内に着呼
側からファクシミリ信号を受信しない場合に発呼動作を
中止する機能を備えているファクシミリ装置において、
自動車電話装置または携帯電話装置側の信号線をコネク
タを介してファクシミリ装置に任意に接続するファクシ
ミリ装置の場合、発呼の際に上記コネクタが結合してい
るとき自動車・携帯電話網を利用した通信であると自動
判定する手段を備えると共に、自動車・携帯電話網を利
用しないで通信相手先に発呼する場合には、上記制限時
間を標準規格値に設定する一方、自動車・携帯電話網を
利用して相手先に発呼する場合には、上記制限時間を上
記標準規格値よりも長く設定する制限時間切換手段を備
えていることを特徴とする。
【0012】
【作用】オペレータは、発信の際に自動車電話装置や携
帯電話装置とファクシミリ装置とを同時に起動するとい
う簡単な操作で、発呼側ファクシミリ装置は、着呼側か
ら送信されるファクシミリ信号を確実に受信してファク
シミリ通信を正しく実行することができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施例に係る通信
システムの構成図を示している。本実施例の通信システ
ムは、ファクシミリ装置1と携帯電話装置2とで構成さ
れている。ファクシミリ装置1には、電話回線接続用の
ジャック11と、携帯電話装置接続用のジャック12と
が配設されている。また、携帯電話装置2には、マイク
・スピーカ接続用のジャック21が配設されている。ジ
ャック12と21は、例えば、2.5mmφのステレオ
ミニプラグ用のジャックである。
【0015】ジャック11には、必要に応じてPSTN
の電話回線3が接続される。また、ファクシミリ装置1
と携帯電話装置2とは、必要に応じてコード4を介して
接続される。コード4には、両端にプラグ41が取り付
けられており、そのプラグ41をジャック12と21と
に挿入して、両者装置が接続されるようになっている。
【0016】図2は、このファクシミリ通信システムの
ブロック構成図を示している。図において、ファクシミ
リ装置1内のスキャナ101は、原稿画像を読み取るも
ので、プロッタ102は記録紙に画像記録するものであ
る。符号化復号化部103は、送信する画情報をデータ
圧縮したり、受信データを元の画情報に復元したりする
ものである。
【0017】操作表示部104は、オペレータが操作し
たり、装置が動作状態などを表示したりするものであ
る。この操作表示部104には、例えば、ファクシミリ
通信を起動するスタードボタンが配設されている。
【0018】モデム105は、ファクシミリ通信の手順
信号を伝送したり画情報を伝送しりたするものである。
なお、ファクシミリ通信の通信手順は、CCITTの勧
告T.30に準拠しているものとする。
【0019】網制御部106は、電話回線3が接続さ
れ、その電話回線で発着信する際に所定の回線制御を実
行するものである。ハンドセット107は、ダイヤルキ
ーを備え、上記電話回線で発信したり通話したりするも
のである。
【0020】携帯電話インタフェース部108は、携帯
電話装置2から受信信号を入力したり、携帯電話装置2
に送信信号を出力したりするものである。システム制御
部109は、以上の各部を監視制御するマイクロコンピ
ュータである。
【0021】図3は、携帯電話インタフェース部108
の回路構成図を示している。図において、ジャック12
の端子12aは、抵抗R1の一端とアンプ108aの入
力とに接続されている。抵抗R1の他端はアースされて
いる。アンプ108aの出力はモデム105に受信信号
として入力されている。モデム105の送信信号はアン
プ108bに入力されている。そのアンプ108bの出
力は、抵抗R2を介してジャック12の端子12bに接
続されている。
【0022】ジャック12の端子12cは、抵抗R3を
介して電源電圧+Vに接続されており、その端子電圧が
検知信号としてシステム制御部109に入力されてい
る。ジャック12にコード4のプラグが挿入されていな
い状態では、端子12aと12cとが接触し導通してい
る。端子12dはアースされている。なお、上記抵抗R
1,R2は、例えば600Ω、抵抗R3は数十KΩであ
る。
【0023】図4は、携帯電話装置2内のジャック21
周辺部の回路を示している。図において、図示せぬ通信
回路により受信される受信信号は、アンプ201に入力
されている。そのアンプ201の出力は、ジャック21
の端子21aに接続されている。端子21bはスピーカ
202の一端に接続され、その他端はアースされてい
る。
【0024】端子21cは、マイク203の一端が接続
され、その他端はアースされている。端子21dは、ア
ンプ204の入力に接続され、その出力は送信信号とし
て通信回路に入力されている。端子21eはアースされ
ている。
【0025】ジャック21にコード4のプラグ41が挿
入されていない状態では、端子21aと21b、および
端子21cと21dがそれぞれ接触し導通している。
【0026】本実施例の通信システムは以上の構成で、
オペレータは、通常の電話回線でファクシミリ通信を実
行する場合、電話回線3をファクシミリ装置1に接続す
る。
【0027】この接続状態でファクシミリ通信を実行す
る場合、オペレータは、図5に示すように、スキャナ1
01に送信原稿をセットして(処理1001)、ハンド
セット107で相手先ダイヤル番号を入力する(処理1
002)。そして、操作表示部104のスタートボタン
を押下して発信動作を起動する(処理1003)。
【0028】これにより、ファクシミリ装置1は相手先
に発呼して画像送信する。
【0029】一方、携帯電話装置2でファクシミリ通信
を実行する場合、コード4でファクシミリ装置1と携帯
電話装置2とを接続する。なお、この場合、電話回線3
は、ファクシミリ装置1に接続したままでも、外しても
どちらでもよい。
【0030】この接続状態でファクシミリ通信を実行す
る場合、オペレータは、図6に示すように、スキャナ1
01に送信原稿をセットした後(処理2001)、携帯
電話装置2側で発信操作する。例えば、携帯電話装置2
の通話ボタンを押した後、相手先ダイヤル番号を入力
し、発信ボタンを押下する(処理2002)。次いで、
ファクシミリ装置1の操作表示部104のスタートボタ
ンを押下して発信動作を起動する(処理2003)。な
お、このスタートボタンの押下は、携帯電話装置2側で
発信操作した直後に実行すればよい。
【0031】上記操作により、携帯電話装置2は相手先
に発呼し、ファクシミリ装置1がその相手先に画像送信
する。
【0032】オペレータは、その送信動作の終了を確認
した後、携帯電話装置2でオンフック操作する。このオ
ンフック操作は、例えば、終了ボタンを押す操作である
(処理2004)。
【0033】図7は、上記図5または図6の操作が実行
された場合のファクシミリ装置1の動作を示している。
すなわち、ファクシミリ装置1は、常時起動操作を監視
している(処理3001のNのループ)。スタートボタ
ンの押下により起動されると(処理3001のY)、最
初にコード4のプラグが挿入されているかどうか判別す
る(処理3002)。
【0034】いま、例えば、電話回線3で発信するため
に、ファクシミリ装置1と携帯電話装置2とは接続され
ず、図5の操作が実行されたとする。
【0035】この場合、コード4のプラグ41は挿入さ
れていないので、図3に示したように、ジャック12の
端子12aと12c間が導通している。抵抗R1は抵抗
R3に比べて非常に小さいので、端子12cの端子電圧
は、非常に低い値になる。システム制御部109は、端
子12cの端子電圧がこのような低い電圧の場合、コー
ド4のプラグが挿入されていないと判定する。
【0036】コード4のプラグが挿入されていないと判
定した場合(処理3002のN)、T1タイマを前記勧
告T.30の規格値である35秒に設定する(処理30
03)。この後、網制御部106の動作によりPSTN
を介して相手先に発呼する(処理3004)。
【0037】そして、相手先からCED信号が送信され
るかどうか、T1タイマの設定時間だけ監視する(処理
3005、処理3005のNより処理3006、処理3
006のNより処理3005)。
【0038】相手先ファクシミリ装置は、応答すると、
まずCED信号とDIS信号など既知信号を送出する。
【0039】ファクシミリ装置1は、上記設定時間内に
CED信号を受信すると(処理3005のY)、所定通
信手順を実行して画像送信する(処理3007)。
【0040】一方、相手先が応答しなかったりして、上
記T1タイマのタイムオーバになった場合には(処理3
006のY)、エラー表示して(処理3008)、通信
動作を停止する。
【0041】次に、携帯電話装置2で発信するために、
ファクシミリ装置1と携帯電話装置2とが接続され、図
6の操作が実行されたとする。
【0042】図8は、ファクシミリ装置1と携帯電話装
置2とが接続されたときのジャック12,21の周辺部
の状態を示している。この場合、コード4のプラグ41
がジャック12と21とに挿入され、ジャック12側と
ジャック21側の各端子間、すなわち端子12aと21
a、12bと21d、12dと21eがそれぞれ接続さ
れる。これにより、携帯電話装置2の通信回路の受信信
号がファクシミリ装置1のモデム105に入力され、モ
デム105の送信信号が携帯電話装置2の通信回路に入
力されるようになる。
【0043】この場合、携帯電話装置2側では、端子2
1bが端子21aから離れてスピーカ202が切り離れ
さる。また、端子21cが端子21dから離れてマイク
203も切り離される。
【0044】また、ファクシミリ装置1側では、端子1
2cが端子12aから離れるため、端子12cの端子電
圧は電源+Vの電源まで上昇する。システム制御部10
9は、端子12cの端子電圧がこのように上昇している
場合、プラグ41が挿入されていると判定する。
【0045】ファクシミリ装置1は、プラグ41が挿入
されている場合(処理3002のY)、T1タイマを例
えば60秒に設定して(処理3009)、受信信号を監
視する(処理3005へ)。
【0046】この場合、携帯電話装置2が、図9に示す
ように動作する。すなわち、携帯電話装置2は、常時オ
ペレータの発信操作を監視している(処理4001)。
そして、前述した図6の処理2002、すなわち、オペ
レータにより発信操作が実行されると(処理4001の
Y)、相手先に発呼する(処理4002)。この場合、
発呼した相手が応答すると、相手先と回線接続する。こ
れにより、ファクシミリ装置1と相手先ファクシミリ装
置とが通信可能になる(処理4003)。携帯電話装置
2は、この後、オペレータの操作を監視する(処理40
04のNのループ)。
【0047】相手先ファクシミリ装置は、応答した後、
CED信号とDIS信号など既知信号を送出する。
【0048】ファクシミリ装置1は、CED信号を受信
すると(図7・処理3005のY)、前記と同様にファ
クシミリ通信を実行する(処理3007)。
【0049】そして、前述した図6の処理2004、す
なわち、オペレータによりオンフック操作されると(、
図9・処理4004のY)、回線切断して(処理400
5)、通信動作を終了する。
【0050】以上のように、本実施例では、ファクシミ
リ装置1のT1タイマの設定時間、すなわち発信動作を
開始した後相手先から送信されるCED信号を監視する
制限時間は、電話回線3で相手先に発呼する場合には標
準規格値である35秒に設定する一方、携帯電話装置2
を利用して相手先に発呼する場合には、60秒というよ
うに標準規格値よりも長い時間に設定するようにしてい
る。
【0051】携帯電話装置2で発呼する場合、電話回線
3で発呼する場合に比べて、回線接続されるまで時間が
かかるため、相手先からCED信号を受信するタイミン
グも遅くなる。本実施例では、この場合、T1タイマの
設定時間を長くするので、携帯電話装置2の発信操作と
ファクシミリ装置1の起動操作とを同時に実行しても、
CED信号を確実に受信することができる。これによ
り、オペレータは、発信の際に、携帯電話装置2とファ
クシミリ装置1とを同時に起動してもよいので、簡単な
操作で確実にファクシミリ通信を実行することができる
ようになる。
【0052】また、本実施例では、ファクシミリ装置1
のジャック12にプラグ41が挿入されているかどうか
により、電話回線3で発呼するのか携帯電話装置2で発
呼するのかを、ファクシミリ装置1が自動判定するよう
にしている。これにより、オペレータが、電話回線3を
使用するのか、携帯電話装置2を使用するのかを指定す
る操作も必要もない。
【0053】なお、以上の実施例では、ファクシミリ装
置1と携帯電話装置2との接続は、プラグ41とジャッ
ク12で行なうようにしたが、他の形状のコネクタでも
よいことはいうまでもない。
【0054】図10は、本発明の第2の実施例に係る通
信システムの構成図を示している。本実施例では、ファ
クシミリ装置1と携帯電話装置2とは、必要に応じてケ
ーブル5により接続するように構成されている。ファク
シミリ装置1側には、コネクタ13、携帯電話装置2側
にはコネクタ22がそれぞれ配設されている。コネクタ
22は、携帯電話装置2のオプション機器接続用に配設
されているものである。本実施例では、このコネクタ2
2は、自動車電話装置の無線装置とハンドセットとを接
続する際に使用される既知の端末インタフェースで各種
信号を入出力するものとする。また、ケーブル5の両端
には、コネクタ51が取り付けられている。コネクタ5
1を上記コネクタ13と22に結合させることにより、
ファクシミリ装置1と携帯電話装置2とを接続するよう
になっている。
【0055】本実施例のファクシミリ装置1は、図2に
示した構成であるが、操作表示部104には、図11に
示すように、スタートボタンのほか、ダイヤル番号など
を入力するテンキーを備えている。
【0056】また、携帯電話インタフェース部108
は、図12に示すように、携帯電話装置2との間で前記
端末インタフェースで各種信号を入出力する。図におい
て、「送信信号」は、送信する音声帯域信号であり、
「送信信号用接地」はそのアースである。「受信信号」
は、受信する音声帯域信号であり、「受信信号用接地」
はそのアースである。「上りシリアル信号」は、ファク
シミリ装置1から携帯電話装置2にシリアル信号で送出
する各種制御情報である。「上りシリアル信号」は、携
帯電話装置2からファクシミリ装置1にシリアル信号で
通知される各種情報である。「電源オンオフ要求信号」
は、ファクシミリ装置1側が携帯電話装置2から電源オ
ンオフの要求を受ける信号であるが、本実施例では特に
使用していない。「+5」と「接地」は、電源供給用の
ラインである。
【0057】本実施例の通信システムは以上の構成で、
オペレータは、通常の電話回線でファクシミリ通信を実
行する場合、電話回線3をファクシミリ装置1に接続す
る。この場合の操作手順や装置動作は前述の実施例と同
様である。
【0058】一方、携帯電話装置2を使用してファクシ
ミリ通信を実行する場合、ファクシミリ装置1と携帯電
話装置2を接続する。図13は、この場合の操作手順を
示している。すなわち、オペレータは、送信原稿をスキ
ャナ101にセットして(処理5001)、操作表示部
104のテンキーから相手先番号を入力し(処理500
2)、スタートボタンを押下して発信動作を起動する
(処理4003)。本実施例では、このように発信操作
はすべてファクシミリ装置1側で実行する。
【0059】図14(a)は、この場合のファクシミリ
装置1の動作、同図(b)は携帯電話装置2の動作をそ
れぞれ示している。すなわち、ファクシミリ装置1は、
起動操作されると(処理6001のY)、携帯電話装置
2を使用する通信であるかどうか判別する(処理600
2)。この場合、例えば、コネクタ13にコネクタ51
が挿入されている場合、携帯電話装置2を使用する通信
であると判別する。携帯電話装置2を使用する通信であ
る場合には(処理6002のY)、T1タイマを90秒
に設定する(処理6003)。
【0060】次に、携帯電話装置2に上りシリアル信号
でオフフック指令を送出し(処理6004)、さらに発
信相手先ダイヤル番号を送出する(処理6005)。そ
して、上記T1タイマの設定時間だけ受信信号を監視す
る(処理6006、処理6006のNより処理600
7、処理6007のNより処理6006へ)。
【0061】携帯電話装置2は、ファクシミリ装置1か
らオフフック指令を受信して通信制御を開始し(処理7
001)、発信相手先ダイヤル番号を受信してその相手
先に発呼する(処理7002)。相手先が応答すると、
その相手先と回線接続する(処理7003)。ここで、
相手先ファクシミリ装置は、CED信号やDIS信号を
送出してファクシミリの通信動作を開始する。
【0062】ファクシミリ装置1は、CED信号を受信
すると(処理6006のY)、所定の通信手順で画像送
信する(処理6008)。そして、画像送信が終ると、
携帯電話装置2にオンフック指令を送出して通信動作を
終了する(処理6009)。また、もし、上記設定時間
内にCED信号を受信しなかった場合には(処理600
7のY)、エラー表示して(処理6010)、通信動作
を終了する。
【0063】携帯電話装置2は、オンフック指令を受信
すると、相手先との通信回線を切断して通信動作を終了
する(処理7004)。
【0064】なお、電話回線3を使用した通信の場合に
は(処理6002のN)、図7の処理3003以降で説
明したように、T1タイマは35秒に設定して同様に動
作する。
【0065】以上のように、本実施例では、オペレータ
はファクシミリ装置1で発信操作を実行し、ファクシミ
リ装置1は、起動すると、携帯電話装置2に上りシリア
ルで指令情報を送出して、携帯電話装置2に発信動作を
実行させるようにしている。この場合、オペレータが携
帯電話装置2で直接発信操作する場合に比べて、上記発
信操作実行後、相手先が応答するまでの時間が長くな
る。
【0066】本実施例では、携帯電話装置2を使用して
相手先に発信する場合、T1タイマを90秒というよう
に、前述の実施例の場合よりも長く設定するようにした
ので、相手先が応答するまでの時間が長くなっても、所
定のファクシミリ通信を実行することができるようにな
る。
【0067】図15は、本発明の第3の実施例に係る通
信システムを示している。
【0068】図において、ファクシミリ装置6と7と
は、PSTNに接続される一方、ファクシミリ装置1は
携帯電話装置2に接続され、それぞれのファクシミリ装
置間で通信するようになっている。ファクシミリ装置1
と携帯電話装置2は、前述の各実施例と同様のものであ
る。ファクシミリ装置1が通信する場合には、自動車・
携帯電話網を使用する。その場合、携帯電話装置2は、
PSTNと接続されている無線局8と通信することにな
る。
【0069】本実施例では、上記構成で、ファクシミリ
装置6から、ファクシミリ装置1または7に発信する場
合の動作を説明する。
【0070】この場合、オペレータは、図16に示すよ
うに、ファクシミリ装置6の所定の操作で、発信相手先
ダイヤル番号を入力して送信動作を起動する(処理80
01)。ファクシミリ装置6は起動すると、入力された
ダイヤル番号の先頭の3桁を判別する(処理800
2)。
【0071】通常の電話回線から携帯電話装置に発信す
る場合、日本では、近距離の場合「030」、遠距離の
場合「040」とダイヤルした後、相手先携帯電話の番
号をダイヤルするようになっている。
【0072】ファクシミリ装置6は、入力されたダイヤ
ル番号の先頭の3桁が「030」または「040」であ
る場合には(処理8002のY)、T1タイマを60秒
に設定する(処理8003)。また、他の番号の場合に
は(処理8003のN)、T1タイマを標準規格値であ
る35秒に設定する(処理8004)。
【0073】この後、相手先に発呼して(処理800
5)、所定のファクシミリ通信を実行する(処理800
6)。
【0074】このように本実施例では、通常の電話回線
のファクシミリ装置が、携帯電話装置に発呼する場合に
は、T1タイマを標準規格値よりも長い60秒に設定す
るようにしている。
【0075】通常の電話回線から携帯電話に発信する場
合、通常電話の相手先に発信する場合に比べて、回線接
続に時間がかかるので着呼側の応答が遅れる。本実施例
では、この場合、T1タイマの設定時間を長く設定する
ので、携帯電話に発信する場合でも、確実にファクシミ
リ通信を実行することができるようになる。
【0076】なお、以上の各実施例では、T1タイマ
は、35秒、60秒または90秒という値に設定するよ
うにしたが、他の値に設定してもよいことはいうまでも
ない。また、携帯電話装置を使用してファクシミリ通信
を実行する場合を説明したが、自動車電話装置を使用す
る場合でも全く同様であることは当然である。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動車
電話装置または携帯電話装置側の信号線をコネクタを介
してファクシミリ装置に任意に接続するファクシミリ装
置の場合に、発呼の際に上記コネクタが結合していると
き自動車・携帯電話網を利用した通信であると自動判定
すると共に、発呼動作開始後、着呼側のファクシミリ信
号を監視する制限時間は、自動車・携帯電話網を利用し
ない場合には標準規格値に設定する一方、自動車・携帯
電話網を利用する場合には標準規格値よりも長く設定す
るようにしたので、オペレータは、発信の際に自動車電
話装置や携帯電話装置とファクシミリ装置とを同時に起
動するという簡単な操作で、ファクシミリ通信を確実に
実行できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る通信システムの装
置構成図である。
【図2】その通信システムのブロック構成図である。
【図3】ファクシミリ装置の携帯電話インタフェース部
の回路図である。
【図4】携帯電話装置のジャック部分の回路図である。
【図5】通常の電話回線で発信する場合の操作手順を示
すフローチャートである。
【図6】携帯電話装置で発信する場合の操作手順を示す
フローチャートである。
【図7】発信操作で起動したファクシミリ装置の動作フ
ローチャートである。
【図8】ファクシミリ装置と携帯電話装置との接続状態
説明図である。
【図9】携帯電話装置の発信動作のフローチャートであ
る。
【図10】本発明の第2の実施例に係る通信システムの
装置構成図である。
【図11】その実施例のファクシミリ装置の操作表示部
の説明図である。
【図12】上記実施例のファクシミリ装置と携帯電話装
置間の入出力信号の説明図である。
【図13】上記実施例において発信する際の操作手順の
フローチャートである。
【図14】上記実施例におけるファクシミリ装置と携帯
電話装置の動作フローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施例に係る通信システムの
装置構成図である。
【図16】その実施例のファクシミリ装置の発信動作の
フローチャートである。
【符号の説明】
1,6,7 ファクシミリ装置 2 携帯電話装置 3 電話回線 4 コード 5 ケーブル 8 無線局 11,12,21 ジャック 13,22,51 コネクタ 41 プラグ 101 スキャナ 102 プロッタ 103 符号化復号化部 104 操作表示部 105 モデム 106 網制御部 107 ハンドセット 108 携帯電話インタフェース部 108a,108b,201,204 アンプ 109 システム制御部 202 スピーカ 203 マイク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−268453(JP,A) 特開 平3−171860(JP,A) 特開 昭63−294178(JP,A) 特開 昭63−292765(JP,A) 特開 昭63−88965(JP,A) 特開 平5−199356(JP,A) 特開 平4−341043(JP,A) 特開 平4−175061(JP,A) 特開 平6−276338(JP,A) 特開 平3−27661(JP,A) 特開 平5−219342(JP,A) 特開 平2−34083(JP,A) 実開 平1−171155(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PSTNを介して通信すると共に、時に
    よって自動車・携帯電話網も利用して通信する一方、通
    信相手先に発呼する際には発呼動作を開始した後一定の
    制限時間内に着呼側からファクシミリ信号を受信しない
    場合に発呼動作を中止する機能を備えているファクシミ
    リ装置において、 自動車電話装置または携帯電話装置側の信号線をコネク
    タを介してファクシミリ装置に任意に接続するファクシ
    ミリ装置の場合、発呼の際に上記コネクタが結合してい
    るとき自動車・携帯電話網を利用した通信であると自動
    判定する手段を備えると共に、 自動車・携帯電話網を利用しないで通信相手先に発呼す
    る場合には、上記制限時間を標準規格値に設定する一
    方、自動車・携帯電話網を利用して相手先に発呼する場
    合には、上記制限時間を上記標準規格値よりも長く設定
    する制限時間切換手段を備えていることを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 自動車電話装置または携帯電話装置を接
    続し常に自動車・携帯電話網を利用して発呼するファク
    シミリ装置であっても、ファクシミリ装置側で通信相手
    先を入力して発呼動作を実行する場合には上記制限時間
    を比較的長く、自動車電話装置または携帯電話装置側で
    通信相手先を入力して発呼動作を実行する場合には上記
    制限時間を比較的短く設定する手段を備えていることを
    特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 通常のPSTN回線に固定的に接続され
    ているファクシミリ装置の場合、入力される通信相手先
    のダイヤル番号の先頭の3桁により自動車・携帯電話網
    を利用する通信であるか否かを自動判定する手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装
    置。
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