JP2832145B2 - コードレス電話の制御方法およびコードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話の制御方法およびコードレス電話機

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  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話の制御
方法およびコードレス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コードレス電話機親機において、
通話状態からオンフック状態にする条件としては、子機
からのオンフック信号を受信するか、子機からのキャリ
アを検出できなくなった場合であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、通話に使用している通話チャンネルの電波を発
射する機器等の電源が通話中にオンされた時、その通話
チャンネルのキヤリアを親機が検出するため、子機から
のオフフック信号の受信に失敗すると親機は回線を捕捉
したまま切断しないという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、コードレス電話の親機と子機の
間で、状態確認命令を送信し、その状態確認命令に応答
して通信中が継続していることを示す制御信号が受信さ
れないと、通信が終了したと判断して回線を切断するこ
とにより、また、コードレス電話の親機と子機の間で伝
送される制御信号であって、通信が継続していることを
示す制御信号を受信する受信手段と、前記受信手段によ
り前記制御信号が受信されないと、通信が継続している
ことを示す制御信号を受信する受信手段と、前記受信手
段により前記制御信号が受信されないと、通信が終了し
たと判断して回線を切断する切断手段とを有し、前記切
断手段は、状態確認命令を送信する送信手段を有し、そ
の状態確認命令に応答して前記制御信号が受信されない
と、通信が終了したと判断して回線を切断することによ
り、コードレス電話の子機または親機において、キャリ
ア断が検出できなくても、確実に、通信の終了を判断し
て、通信が終了しているのもかかわらず回線が捕捉され
たままになることを防ぐ様にしたものである。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の第1の実施例
を説明する。
【0006】図1に示すのが本発明を採用した電話交換
装置のブロック図である。図1において、電話交換装置
1はデジタルインタフェース5、アナログインタフェー
ス6を介して、それぞれデジタル通信網(ISDN)1
1、アナログ通信網(PSTN)12と接続されてい
る。また、電話交換装置1は、内線専用電話機2a、2
bおよび、内線コードレス電話機2c、2d、2eと内
線インタフェース3を介して接続されている。これら各
インタフェースからの音声情報は通話路4内で交換が行
われており、制御回路7が各インタフェース、および、
通話路の制御を行う。制御回路7が制御を実行するため
のプログラムはROM8に格納されており、制御のため
に必要なデータの書き込み、読み出しはRAM9に対し
て行う。
【0007】図2に示すのがコードレス電話機親機のブ
ロック図である。コードレス電話機親機は電話交換装置
からの回線とインターフェース15を介して接続されて
おり、音声情報は、音声処理回路14を介してチューナ
13へ送られ、制御情報は制御回路16へ送られる。コ
ードレス電話機親機の制御のためのプログラムはROM
17に格納されており、制御のために必要なデータの書
き込み、読み出しはRAM18に対して行う。
【0008】図3に示すのが本発明を採用した電話交換
装置の制御回路7の制御を示すフローチャートであり、
図4に示すのが本発明を採用したコードレス電話機の親
機の制御回路16の制御を示すフローチャートである。
これらのフローチャート図は、本発明に関する部分が中
心に示されている。
【0009】まず、電話交換装置における通話監視のた
めの時間間隔の設定の方法について述べる。通話監視の
ための時間間隔の設定は、内線専用電話機2aにおいて
設定キーと設定キーの間に押下される3桁の数字によっ
て行う。すなわち、内線専用電話機2aにおいて(設
定)→(0)→(0)→(0)→(設定)とキーを押下
すると通話監視は無しの設定となり、(設定)→(0)
→(3)→(0)→(設定)とキーを押下すると30分
毎に通話監視を行う設定となる。この通話監視のための
時間間隔は電話交換装置のRAM9に記憶される。
【0010】続いて、図3、図4をもとに電話交換装置
の制御回路7、および、コードレス電話機親機の制御回
路16における制御の説明を行う。電話交換装置の制御
回路7はコードレス電話機が通話状態となると(S30
1)、通話監視のための時間を計るタイマをスタートす
る(S302)。そして、S305でコードレス電話機
がオンフックとなる前にタイマがタイムアウトする(通
話監視のための時間間隔に設定されている時間が経過す
る)とコードレス電話機に通話の確認を指示して(S3
04)タイマをリスタートする。
【0011】そして、コードレス電話機親機の制御回路
16は、通話状態において電話交換装置より通話の確認
の指示を受信すると(S401)、子機に通話確認コマ
ンド(状態確認命令)を送信して(S402)、通話確
認コマンドに対する応答待ちのためのタイマをスタート
し(S403)、子機からの応答を待つ。子機は通話確
認コマンドを受信したときに、通話中であれば通話確認
応答を送信する。
【0012】親機の制御回路16は子機からの応答が受
信されれば確かに通話しているということであるから通
常の通話状態に戻る(S404)。又、子機からの応答
が受信されるまでにタイマがタイムアウトすると(S4
05)、制御回路16は子機がオンフック状態と判断し
て、オンフック処理(無線回線の切断)を行って通話状
態の終了を電話交換装置1の制御回路7へ通知する(S
406)。その他、通話状態においては子機からのオン
フック信号を受信した場合や(S407)、子機のキャ
リアを検出できなくなった場合も(S408)オンフッ
ク処理を行って通話状態を終了する。
【0013】次に、図面に基づき、本発明の第2の実施
例を説明する。
【0014】図5に示すのが本発明を採用した電話交換
装置の制御回路7の制御を示すフローチャートであり、
図6に示すのが本発明を採用したコードレス電話機の親
機の制御回路16の制御を示すフローチャートである。
これらのフローチャート図は、本発明に関する部分が中
心に示されている。
【0015】以下、図5、図6をもとに電話交換装置の
制御回路7、および、コードレス電話機親機の制御回路
16における制御の説明を行う。電話交換装置の制御回
路7は通話監視の時間間隔の設定が行われると(S50
1)、その値をコードレス電話機親機に対して通知する
(S502)。
【0016】電話交換装置から通話監視時間間隔を受信
した(S611)コードレス電話機親機の制御回路16
は、その値をRAM18に記憶する(S612)。そし
て、通話状態となると(S601)、制御回路16は通
話監視の時間間隔を計測する内蔵タイマAをスタートす
る(S602)。このタイマAがタイムアウトすると
(S603)、制御回路16は子機に通話確認コマンド
(状態確認命令)を送信して(S604)、通話確認コ
マンドに対する応答待ちのためのタイマBをスタートし
(S605)、子機からの応答を待つ。
【0017】子機は通話確認コマンドを受信したとき
に、通話中であれば通話確認応答を送信する。子機から
の応答が受信されれば確かに通話しているということで
あるから制御回路16はタイマAをリスタートして(S
602)通常の通話状態に戻る(S606)。
【0018】子機からの応答が受信されるまでにタイマ
Bがタイムアウトすると(S607)、制御回路16は
オンフック処理を行って通話状態を終了する(S60
8)。その他、通話状態においては子機からのオンフッ
ク信号を受信した場合や(S609)、子機のキヤリア
を検出できなくなった場合も(S610)オンフック処
理を行って通話状態を終了する。
【0019】又、第1、第2の実施例において、子機も
通話中に所定間隔で通話確認コマンドが受信されない
と、オンフック処理を行なう。
【0020】第1の実施例、第2の実施例においては、
コードレス電話機親機から子機に対して通話確認コマン
ドを送信しているが、第3の実施例においては、一定間
隔で子機から親機に対して通話確認コマンドを送信し、
親機側で特定の時間間隔以内に通話確認コマンドが受信
されない場合にオンフックとする。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかな様に、本発明よ
れば、コードレス電話の親機と子機の間で、状態確認命
令を送信し、その状態確認命令に応答して通信中が継続
していることを示す制御信号が受信されないと、通信が
終了したと判断して回線を切断することにより、また、
コードレス電話の親機と子機の間で伝送される制御信号
であって、通信が継続していることを示す制御信号を受
信する受信手段と、前記受信手段により前記制御信号が
受信されないと、通信が終了したと判断して回線を切断
する切断手段とを有し、前記切断手段は、状態確認命令
を送信する送信手段を有し、その状態確認命令に応答し
て前記制御信号が受信されないと、通信が終了したと判
断して回線を切断することにより、コードレス電話の子
機または親機において、キャリア断が検出できなくて
も、確実に、通信の終了を判断して、通信が終了してい
るのもかかわらず回線が捕捉されたままになることを防
ぐことができる。
【0022】又、前記制御信号が所定間隔で受信されな
いと、通信が終了したと判断して回線を切断することに
より、確実に、通信の終了を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電話交換装置の構造を示したブロック図であ
る。
【図2】コードレス電話機親機のブロック図である。
【図3】本発明を実施した電話交換装置の第1の制御回
路の制御を示したフローチャート図である。
【図4】本発明を実施したコードレス電話機親機の第1
の制御回路の制御を示したフローチャート図である。
【図5】本発明を実施した電話交換装置の第2の制御を
示したフローチャート図である。
【図6】本発明を実施したコードレス電話機親機の制御
回路の第2の制御を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
13 チューナ 16 制御回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードレス電話の親機と子機の間で、
    態確認命令を送信し、その状態確認命令に応答して通信
    中が継続していることを示す制御信号が受信されない
    と、通信が終了したと判断して回線を切断することを特
    徴とするコードレス電話の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記制御信号が所定間隔で受信されない
    と、通信が終了したと判断して回線を切断することを特
    徴とする請求項1のコードレス電話の制御方法。
  3. 【請求項3】 コードレス電話の子機または親機におい
    て、キャリア断が検出された場合も、通信が終了したと
    判断して回線を切断することを特徴とする請求項1のコ
    ードレス電話の制御方法。
  4. 【請求項4】 コードレス電話の親機と子機の間で伝送
    される制御信号であって、通信が継続していることを示
    す制御信号を受信する受信手段と、前記受信手段により
    前記制御信号が受信されないと、通信が終了したと判断
    して回線を切断する切断手段とを有し、 前記切断手段は、状態確認命令を送信する送信手段を有
    し、その状態確認命令に応答して前記制御信号が受信さ
    れないと、通信が終了したと判断して回線を切断 するこ
    とを特徴とするコードレス電話機。
  5. 【請求項5】 前記切断手段は、前記制御信号が所定間
    隔で受信されないと、通信が終了したと判断して回線を
    切断することを特徴とする請求項のコードレス電話
    機。
  6. 【請求項6】 前記切断手段は、キャリア断が検出され
    た場合も、通信が終了したと判断して回線を切断するこ
    とを特徴とする請求項のコードレス電話機。
  7. 【請求項7】 前記切断手段は、電話交換装置からの制
    御情報を入力する入力手段を有し、前記送信手段は、電
    話交換装置から指示があると、状態確認命令を送信する
    ことを特徴とする請求項のコードレス電話機。
  8. 【請求項8】 前記切断手段は、電話交換装置からの制
    御情報を入力する入力手段を有し、前記送信手段は、電
    話交換装置から指示された間隔で、状態確認命令を送信
    することを特徴とする請求項のコードレス電話機。
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