JPH05206941A - 回線制御方式 - Google Patents

回線制御方式

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Publication number
JPH05206941A
JPH05206941A JP4013184A JP1318492A JPH05206941A JP H05206941 A JPH05206941 A JP H05206941A JP 4013184 A JP4013184 A JP 4013184A JP 1318492 A JP1318492 A JP 1318492A JP H05206941 A JPH05206941 A JP H05206941A
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JP
Japan
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call
channel
mobile station
access
base station
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Application number
JP4013184A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Yabe
敏寛 矢部
Masatoshi Nakada
正敏 中田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/20Selecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/08Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery
    • H04W48/12Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery using downlink control channel

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ディジタル移動通信システムの移
動局において同じゾーンに併設された複数の基地局にア
クセスする回線制御方式に関し、複数の基地局の空き通
話チャネルが効率的に割り付けられることを目的とす
る。 【構成】 複数の基地局がTDMA方式の共用の制御チ
ャネルに、そのチャネルを介するこれらの基地局へのア
クセスタイミングを与えるタイミング情報を送出し、か
つ呼に空き通話チャネルを割り付けた結果を制御情報と
して送出する移動通信システムに制御チャネルを介して
アクセスする移動局装置において、タイミング情報で与
えられる複数の基地局の全てのアクセスタイミングを記
憶するアクセスタイミング記憶手段11と、制御情報に
応じて記憶されたアクセスタイミングの何れか1つに、
アクセスタイミングを切り替えてそのアクセスを反復す
るアクセス制御手段13とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゾーン毎に最繁時呼量
に応じた複数の基地局を設けてディジタル無線回線を介
して通信サービスを提供する移動通信システムの移動局
において、生起した呼の処理手順に応じて基地局にアク
セスする回線制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】陸上の固定通信網では加入者の増加とフ
ァクシミリやデータその他の非電話サービスに柔軟に対
応可能なISDNが広く普及しつつあるが、近年、車載
や携帯の移動局に対して通話サービスを行う移動通信シ
ステムも急速に普及し、さらに、加入者の急激な増加に
対応して固定通信網と同様の多様なサービスを提供する
ために、従来のアナログ方式に代えて、伝送路で伝送情
報に種々の処理を施すことができ、情報源の如何にかか
わらず無線回線の透過性が高く、秘話性に富む点で有利
なディジタル移動通信システムの実用化が検討されつつ
ある。
【0003】図9は、ディジタル移動通信システムの構
成例を示す図である。図において、基地局(CS1 )9
1 はアナログの2線式加入者線を介して公衆通信網
(PSTN)に接続され、基地局(CS2 、…、CS
N-1)912 、…、91N-1 は構内交換機(PABX)9
2を介してISDNに接続され、基地局(CSN )91
N は新規参入第一種電気通信事業者が運用するネットワ
ーク(NCC網)を介してISDNに接続される。
【0004】基地局911 は、その基地局の設置者によ
って運用される自営用移動通信システムを形成し、ディ
ジタル無線回線を介して携帯の移動局(PS1 )931
に通信サービスを提供する。基地局912 〜92N-1
は、これらの基地局および構内交換機92の設置者によ
って運用される自営用移動通信システムを形成し、ディ
ジタル無線回線を介して携帯の移動局(PS2 、P
3 )932 、933 に通信サービスを提供する。基地
局91N は、その基地局の設置者によって運用される公
衆用移動通信システムを形成し、ディジタル無線回線を
介して携帯の移動局(PS4 )934 に通信サービスを
提供する。なお、上述した各基地局は、点線で示すよう
に、上述した移動局に限らず自局のサービスエリア内に
在圏する全ての移動局に同様の通信サービスを提供す
る。
【0005】このような構成のディジタル移動通信シス
テムでは、上述した複数のサブシステムの各ゾーンに多
くの通話チャネルを確保して呼損率を低く抑えるため
に、各移動局の発着信呼に応じて基地局と移動局との間
で相互に制御情報を送受するために用いられる制御チャ
ネルとして、全ての基地局および移動局に共用の1〜2
チャネルのみが割り付けられる。
【0006】したがって、このような共用の制御チャネ
ルは単一の基地局や移動局が連続的に占有することが許
されないために、基地局が移動局にアクセスする際に用
いる下り制御チャネルでは、例えば、図10に示すよ
うに、各基地局が125msの周期毎に1回のみ送信を
行う間欠送信方式が採用され、反対に移動局が基地局に
アクセスする際に用いる上り制御チャネルではスロッテ
ッドアロハ方式が採用される。一方、移動局は、例え
ば、図10に示すように、自局が位置するゾーンの基
地局912 の間欠送信タイミングと同じタイミングに間
欠的に受信動作を行って、基地局から送出される制御情
報を取り込む。
【0007】また、基地局911 〜91N は、それぞれ
1〜3チャネルの通話チャネルを有し、かつ各設置点か
ら30〜50mの半径のエリアで通信サービスを提供す
るが、例えば、構内交換機92が設置された事務所のよ
うにトラフィック量の多いゾーンでは、最繁時に通話チ
ャネルが不足するので、図11に示すように、その最繁
時の呼(トラフィック)量に応じた複数の基地局912
〜914 を併設して負荷分散方式により通信サービスが
提供される。
【0008】このように複数の基地局912 〜914
設けられたゾーンでは、各移動局は、上述した基地局の
何れか1つ(ここでは、簡単のため基地局912 とす
る。)によって制御される下り制御チャネルで間欠受信
を行いながら、制御情報を取り込んで生起する呼を監視
する。
【0009】また、例えば、このような待ち受けを行う
移動局932 に対する着信呼が、基地局912 が保有す
る全ての通話チャネルが通話中の呼に割り付けられた状
態で生起すると、移動局932 は、図12(a)に示すよ
うに、下り制御チャネルを介して受信される着呼信号に
応じて上り制御チャネルを介して着呼応答信号を送出す
る。しかし、基地局912 は通話チャネルを割り付ける
ことができないために下り制御チャネルを介して通話チ
ャネルビジー信号を送出するので、移動局93 2 は所定
の制御シーケンスに基づいて切断処理を行って待ち受け
状態に復帰する。
【0010】さらに、同様に基地局912 の全ての通話
チャネルが通話中の呼に割り付けられた状態で移動局9
2 が発信すると、図12(b)に示すように、その移動
局は上り制御チャネルを介して発呼信号を送出する。し
かし、基地局912 は通話チャネルを割り付けることが
できないために下り制御チャネルを介して通話チャネル
ビジー信号を送出するので、移動局932 は所定の制御
シーケンスに基づいて切断処理およびビジートーンの送
出を行って操作者に発信動作が正常に行われなかったこ
とを通知する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のディジタル移動通信システムでは、同一ゾーンに
併設された複数の基地局の内、呼の生起した移動局がア
クセスした基地局以外の何れかに空き通話チャネルが残
っていてもそのチャネルが上述した呼に割り付けられな
いために、システム全体の呼損率が大きくなっていた。
また、このようにして不完了呼が生起した移動局では、
下り制御チャネルで行われる間欠送受信動作に同期して
同一ゾーン内の他の基地局の検索を行わなければならな
いために、所望の基地局を検索して再びアクセスするま
で長時間を要し、かつその検索動作に多くの電力を消費
していた。
【0012】本発明は、呼が生起した移動局に、その移
動局が位置するゾーンに併設された複数の基地局が有す
る空き通話チャネルを効率的に割り付けることができる
回線制御方式を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。本発明は、ゾーン内に生起する呼を負
荷分散方式により処理する複数の基地局がTDMA方式
による共用の制御チャネルに、そのチャネルを介する複
数の基地局へのアクセスタイミングを与えるタイミング
情報と、呼の処理手順に基づいて各呼に空き通話チャネ
ルを割り付けた結果を示す制御情報とを送出する移動通
信システムに、制御チャネルを介してアクセスして制御
情報が示す通話チャネルを介して通信する移動局装置に
おいて、制御チャネルを介してタイミング情報を取り込
み、かつこれらのタイミング情報で与えられる複数の基
地局の全てのアクセスタイミングを記憶するアクセスタ
イミング記憶手段11と、制御チャネルを介して制御情
報を取り込み、かつその制御情報に応じて記憶されたア
クセスタイミングの何れか1つに、アクセスのタイミン
グを切り替えてそのアクセスを反復するアクセス制御手
段13とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明では、移動局装置が自局に生起した呼に
かかわる種々の情報を制御チャネルを介して基地局と相
互に送受する前に、アクセスタイミング記憶手段11
が、上述した基地局からタイミング情報を受信してその
内容から同一ゾーンに併設された複数の基地局の全てに
対するアクセスタイミングを得て記憶する。アクセス制
御手段13は、上述した呼に応じて通話チャネルを割り
付けできなかったことを示す制御情報を制御チャネルを
介して受信すると、移動局が反復すべき制御チャネルへ
のアクセスのタイミングをアクセスタイミング記憶手段
11に既に記憶されたアクセスタイミングの何れか1つ
に切り替える。
【0015】すなわち、移動局は、生起した呼に応じて
アクセスした基地局に空き通話チャネルが無くても、同
一ゾーンに併設された他の基地局に対する制御チャネル
上のアクセスタイミングを予め記憶されたものから速や
かに取得し、かつ上述した呼を完了呼とするために必要
なアクセス動作を反復するので、上述した他の基地局が
保有する空き通話チャネルが移動局に効率的に割り付け
られる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例を示す図
である。
【0017】図において、上り音声信号を所定のディジ
タル符号に変換する音声コーデック21の出力は、TD
MAタイミング制御部22の制御の下に上述したディジ
タル符号の速度を通話チャネルの伝送速度に適合させる
速度変換部231 に接続される。速度変換部231 の出
力は、その出力に得られる信号にTDMAタイミング制
御部22の制御の下に、制御チャネルおよび通話チャネ
ルへの送信フレームフォーマットに応じた多重化処理を
行うTDMA多重化部24の第一の入力に接続される。
TDMA多重化部24の出力は制御チャネルあるいは通
話チャネルへの送信を行う送信部25の変調入力に接続
され、その出力はこれらのチャネルの送受信タイミング
に応じてアンテナ26との接続を切り替えるアンテナ切
り替え器27の一方の接点に接続される。アンテナ切り
替え器27の他方の接点は制御チャネルあるいは通話チ
ャネルから受信される信号の復調出力を得る受信部28
の入力に接続され、その出力は復調出力に含まれる受信
フレームの同期をとる同期検出部29の入力と、復調出
力に上述したTDMA多重化部24と反対の処理を施す
TDMA分離部30の入力とに接続される。同期検出部
29の出力は、TDMAタイミング制御部22の同期入
力に接続される。TDMA分離部30の一方の出力は、
TDMAタイミング制御部22の制御の下に上述した速
度変換部23 1 と反対の処理を行う速度変換部232
入力に接続される。速度変換部232 の出力は、その出
力信号をアナログの下り音声信号に変換する音声コーデ
ック21の入力に接続される。
【0018】さらに、所定の制御シーケンスに基づいて
移動局装置全体を中枢的に制御するマイクロプロセッサ
31のバスは、上述した制御シーケンスを与えるソフト
ウエアや種々の制御情報を格納するメモリ32に接続さ
れる。マイクロプロセッサ31の各入出力端子は、制御
チャネルへ送信すべきデータを一次的に格納する制御チ
ャネルメモリ331 、制御チャネルから受信されたデー
タを一次的に格納する制御チャネルメモリ332 、表示
・操作部34、TDMAタイミング制御部22および受
信部28に接続される。ここに、制御チャネルメモリ3
1 、332 は、TDMAタイミング制御部22の制御
の下でTDMA多重化部24およびTDMA分離部30
と上述したソフトウエアとの間のインタフェースをと
る。
【0019】なお、本実施例では、本発明方式の主要部
がマイクロプロセッサ31のソフトウエアによる制御動
作によって実現され、メモリ32、制御チャネルメモリ
33 1 、TDMAタイミング制御部22、TDMA多重
化部24、送信部25、受信部28、同期検出部29、
TDMA分離部30および制御チャネルメモリ33
2 は、マイクロプロセッサ31が行う通常の処理や通話
中チャネルを介する音声信号の送受にも共用されるの
で、ここでは本実施例と図1に示すブロック図との対応
関係については省略する。
【0020】図3は、本実施例の動作を説明する図であ
る。図4は、移動局が待ち受け状態に至るまでの動作を
示すフローチャートである。
【0021】図5は、本実施例の動作タイミングチャー
トである。以下、簡単のため図2に示す移動局装置が図
9に示す移動局932 として設置され、かつその移動局
が図11に示すように同一のゾーンに併設された3つの
基地局912 〜914 の何れかにアクセスする場合を一
例として、図2〜図5を参照して本実施例の動作を説明
する。
【0022】基地局912 〜914 と移動局932 との
間では、制御チャネルを介して、図6に示すように、連
続した4つの送信タイムスロットT1 〜T4 と連続した
4つの受信タイムスロットR1 〜R4 とをそれぞれ時間
軸上で隣接配置して構成される5ms長のフレームをリ
サイクリックに送受する。
【0023】基地局912 〜914 は、図7(a)に斜線
を付して示すように、送信タイムスロット上の42ビッ
ト長の発識別符号フィールドに自局の識別番号を配置
し、かつ62ビット長の情報フィールドに同一ゾーンに
併設された基地局の数とその併設された個々の基地局の
識別番号とを配置して下り制御チャネルに送出する。な
お、このようなタイムスロットでは、その先頭から順に
4ビット長の過渡応答用ランプビットR、2ビット長の
スタートシンボルSS、62ビット長のプリアンブルP
R、32ビット長のユニークワードUWおよび4ビット
長のチャネル種別情報CIに続いて上述した発識別符号
フィールドおよび情報フィールドが配置され、さらに、
これらのフィールドに続いて16ビット長のチェックビ
ットCRCおよび16ビット長のガードビットGが配置
される。
【0024】一方、移動局932 は、図7(b)に斜線を
付して示すように、タイムスロット上の42ビット長の
着識別符号フィールドに送出先の基地局の識別情報を配
置し、かつ28ビット長の発識別符号フィールドに自局
の識別番号を配置して上り制御チャネルに送出するが、
そのタイムスロットのフォーマットは、これらの2つの
フィールドとこれらに隣接する34ビット長の情報フィ
ールドとが図7(a)に斜線を付した部分に代えて配置さ
れた点を除き、下り制御チャネルに送信されるタイムス
ロットと同様である。なお、下り制御チャネルに送信さ
れるタイムスロットの発識別符号フィールド、上り制御
チャネルに送信されるタイムスロットの着識別符号フィ
ールドおよび発識別符号フィールドの内容は、移動局が
実際に存圏するゾーンの基地局と対向して送受される制
御情報であるか否かを移動局および基地局で相互に判定
して、オーバーリーチその他に起因する無用の呼処理の
起動を回避するために用いられる。
【0025】移動局932 のマイクロプロセッサ31
は、上述したゾーンに新たに入圏したりそのゾーンで電
源が投入されると受信部28を介して全ての制御チャネ
ルの電界レベルを測定し、かつその測定値の最大値が得
られた制御チャネルに対応するゾーンをホームゾーンと
して認識する。
【0026】さらに、マイクロプロセッサ31は、受信
部28、TDMA分離部30および制御チャネルメモリ
332 を介して、ホームゾーンの下り制御チャネルで受
信される基地局の数および個々の基地局の識別番号を取
り込む(図3、図4)。マイクロプロセッサ31
は、受信部28の復調出力信号から同期検出部29が上
述したユニークワードUWを検出するタイミングに基づ
いて、上述した個々の識別番号に対応した基地局の制御
チャネルの送信タイムスロット位置をTDMAタイミン
グ制御部22に検索させてその結果を取得し、かつその
タイムスロットにおける電界強度を測定する。ここに、
上述した送信タイムスロット位置は、125ms毎に到
来する基準タイミングに対する遅延時間として求めら
れ、例えば、図8に示すように、基地局912 〜914
にそれぞれ対応した値Td2〜Td4で与えられる。
【0027】マイクロプロセッサ31は、このような処
理を完了すると、求められた送信タイムスロット位置と
そのタイムスロットにおける電界強度の測定値とを上述
した基地局の識別番号に対応付けたテーブルを生成し、
かつそのテーブルをメモリ32に登録する(図4)。
さらに、マイクロプロセッサ31は、上述したホームゾ
ーンで電界強度の測定値の最大が得られた基地局(ここ
では、簡単のため基地局912 とする。)によって制御
される制御チャネルで待ち受け状態となり、かつ所定の
制御シーケンスに基づいて位置登録動作を行って(図4
)再び同じ制御チャネルに戻り、間欠受信を行いなが
ら自局に生起する呼を監視する。
【0028】ところで、基地局912 が保有する全ての
通話チャネルが通話中の呼に割り付けられているときに
移動局932 の加入者が発信を指令する操作を行うと、
マイクロプロセッサ31は制御チャネルメモリ331
TDMA多重化部24および送信部25を介して上り制
御チャネルに発呼信号を送出し(図3、図5)、基
地局912 はその発呼信号に応答して下り制御チャネル
に通話チャネルビジー信号を送出する(図3、図5
)。
【0029】移動局932 のマイクロプロセッサ31
は、このような通話チャネルビジー信号を受信部28、
TDMA分離部30および制御チャネルメモリ332
介して受信すると、上述したように予めメモリ32に登
録されたテーブルを参照して基地局912 と同じゾーン
に併設された他の基地局の内、電界強度の大きいものを
優先して検索する。さらに、マイクロプロセッサ31
は、このように検索された基地局(ここでは、簡単のた
め基地局913 とする。)の制御チャネルのスロット番
号を上述したテーブルを参照して取得し、かつそのタイ
ムスロットで示される上り制御チャネルを介して基地局
913 に再び発呼信号を送出する(図3、図5)。
【0030】基地局913 は、このような発呼信号に応
じて通話チャネルを検索し、通話チャネルが空いている
とそのチャネルの識別情報を示す通話チャネル割り当て
信号を下り制御チャネルを介して移動局932 に送出す
る(図3)ので、移動局932 は発信時にアクセスし
た基地局912 と同じゾーンに併設された基地局91 3
が保有する通話チャネルを用いて通話できる(図3
)。
【0031】すなわち、移動局は、自局が位置するゾー
ンに併設された複数の基地局を予め検索して得たテーブ
ルを記憶するので、これらの複数の基地局の内、自局が
発信時にアクセスした基地局が保有する通話チャネルの
全てが既に通話中の呼に割り付けられていても、上述し
たテーブルを参照して同じゾーンに併設された他の基地
局を速やかに認識してその基地局に対して再び発信動作
を行うので、上述した複数の基地局が保有する通話チャ
ネルが効率的に割り付けられる。
【0032】また、例えば、基地局912 が保有する全
ての通話チャネルが通話中の呼に割り付けられていると
きに、その基地局の制御チャネルで待ち受け中の移動局
93 2 に着信呼が生起すると、基地局912 〜914
それぞれ個々の下り制御チャネルにその着信呼に応じた
着呼信号を一斉に送出し、かつ基地局912 はこのよう
な着呼信号に応じて移動局932 が送出する着呼応答信
号に応じて下り制御チャネルに通話チャネルビジー信号
を送出する。
【0033】移動局932 のマイクロプロセッサ31
は、受信部28、TDMA分離部30および制御チャネ
ルメモリ332 を介してその通話チャネルビジー信号を
受信すると、メモリ32に予め保持されたテーブルを参
照して基地局912 と同じゾーンに併設された他の基地
局の内、電界強度の大きいもの(ここでは、簡単のため
基地局913 とする。)を選択してその基地局の制御チ
ャネルのスロット番号を取得し、かつそのタイムスロッ
トで示される上り制御チャネルを介して着呼応答信号を
送出する。
【0034】このような着呼応答信号を受信した基地局
913 は、基地局912 に代わって自局が保有する通話
チャネルで空いているものを移動局932 に割り付けて
通話サービスを提供するので、上述した発信呼の場合と
同様にして同一ゾーンに併設された複数の基地局が保有
する通話チャネルが移動局の着信呼に効率的に割り付け
られる。
【0035】さらに、移動局は、他のゾーンへ移動して
再び元のゾーンに入圏するまで上述したテーブルをメモ
リ上に保持することにより、入圏時に新たにテーブルを
作成しなくても既に登録されたテーブルを参照して発着
信動作が可能である。
【0036】また、上述した例では、移動局に呼が生起
したときにその移動局が待機している基地局に空いてい
る通話チャネルがないと、移動局にその旨を通知して同
一ゾーンに併設された他の基地局へのアクセスを行わせ
ているが、単一の基地局によって制御され、かつトラフ
ィック量が小さいゾーンでは、その基地局が下り制御チ
ャネルを介してゾーン内に位置する全ての移動局に通知
情報を送出した後にその制御チャネルを通話チャネルと
して割り付け、かつ移動局には、上述した通知情報に応
じて出圏(位置登録)動作を保留しながら、制御チャネ
ルが復旧するまで待機させる方法を併用してもよい。
【0037】なお、本実施例では、移動局が入圏したり
電源が投入された時にのみ、同一ゾーンに併設された複
数の基地局についてその数と識別情報とを示す報知信号
を取り込んでメモリ上に保持しているが、本発明は、こ
のようなタイミングに限定されず、例えば、移動局が周
期的あるいは自発的に同様の処理を行ってもよい。
【0038】また、本実施例では、移動局に生起した呼
を完了呼とするために必要な制御チャネルへのアクセス
のみについてアクセスタイミングの切り替えが行われて
いるが、本発明は、このようなアクセスに限定されず、
例えば、切り替えたアクセスタイミングを上述した呼が
不完了呼となった後にもそのまま保持してもよく、ま
た、呼の生起していない移動局が待ち受け中でも、基地
局から送出された所定の制御信号に応じて上述したメモ
リの内容に基づいてアクセスタイミングを切り替えても
よい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、移動局
は、自局に生起した呼に応じてアクセスした基地局に空
き通話チャネルが無くても、その基地局と共に同一ゾー
ンに併設された他の基地局に対する制御チャネル上のア
クセスタイミングを予め記憶されたものから速やかに取
得し、かつ上述した呼を完了呼とするために必要なアク
セスを反復できる。
【0040】すなわち、移動局に上述した他の基地局が
保有する空き通話チャネルを効率的に割り付けることが
可能となるので、呼損率が減少してディジタル移動通信
システムの性能が向上し、かつ同一ゾーンに複数の基地
局を併設するために必要な設備投資の効果が高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】本実施例の動作を説明する図である。
【図4】移動局が待ち受け状態に至るまでの動作を示す
フローチャートである。
【図5】本実施例の動作タイミングチャートである。
【図6】TDMAフレームの構成を示す図である。
【図7】制御チャネルを介して送受されるデータのフォ
ーマットを示す図である。
【図8】制御チャネルのタイムスロットの位置を示す図
である。
【図9】ディジタル移動通信システムの構成例を示す図
である。
【図10】基地局および移動局の送受信タイミングを示
す図である。
【図11】ゾーン構成の一例を示す図である。
【図12】空いている通話チャネルが無い場合の発着信
動作を説明する図である。
【符号の説明】
11 アクセスタイミング記憶手段 13 アクセス制御手段 21 音声コーデック 22 TDMAタイミング制御部 23 速度変換部 24 TDMA多重化部 25 送信部 26 アンテナ 27 アンテナ切り替え器 28 受信部 29 同期検出部 30 TDMA分離部 31 マイクロプロセッサ(CPU) 32 メモリ 33 制御チャネルメモリ 34 表示・操作部 91 基地局(CS) 92 構内交換機(PABX) 93 移動局(PS)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゾーン内に生起する呼を負荷分散方式に
    より処理する複数の基地局がTDMA方式による共用の
    制御チャネルに、そのチャネルを介する前記複数の基地
    局へのアクセスタイミングを与えるタイミング情報と、
    前記呼の処理手順に基づいて各呼に空き通話チャネルを
    割り付けた結果を示す制御情報とを送出する移動通信シ
    ステムに、前記制御チャネルを介してアクセスして前記
    制御情報が示す通話チャネルを介して通信する移動局装
    置において、 前記制御チャネルを介して前記タイミング情報を取り込
    み、かつこれらのタイミング情報で与えられる前記複数
    の基地局の全てのアクセスタイミングを記憶するアクセ
    スタイミング記憶手段(11)と、 前記制御チャネルを介して前記制御情報を取り込み、か
    つその制御情報に応じて前記記憶されたアクセスタイミ
    ングの何れか1つに、前記アクセスのタイミングを切り
    替えてそのアクセスを反復するアクセス制御手段(1
    3)とを備えたことを特徴とする回線制御方式。
JP4013184A 1992-01-28 1992-01-28 回線制御方式 Pending JPH05206941A (ja)

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