JP3365999B2 - 排熱回収熱源の変流量制御システム - Google Patents
排熱回収熱源の変流量制御システムInfo
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Description
ョンプラントや工場などから排出される蒸気や温水等の
排熱を有効利用して熱媒を生成するとともに、建物の空
調負荷状態の変動に応じて熱媒流量を可変制御する排熱
回収熱源の変流量制御システムに関する。
て、冷温水発生機やヒートポンプ等の熱源機によって作
られた冷水または温水は、冷温水一次ポンプにより往一
次ヘッダへ圧送された後、冷温水二次ポンプにより往二
次ヘッダおよび送水管を経由して空調機へ圧送される。
空調機に送られた冷水または温水は空調機内の搬送空気
と熱交換をした後、還ヘッダおよび還水管を経由して再
び熱源機に戻される。このようにして熱源機に搬送され
た空調負荷は、冷房時には冷却水回路の冷却水ポンプお
よび冷却塔を介して外界へ排出される。このとき、冷温
水一次ポンプによって搬送される冷水または温水の流量
と、冷温水二次ポンプによって搬送される冷水または温
水の流量が平衡すると、往一次ヘッダおよび還水管を連
結するバイパス管の流量は0となる。前者が後者よりも
大きい場合は、バイパス管には往一次ヘッダから還水管
へ向かう流れが形成され、反対に後者が前者よりも大き
い場合は、バイパス管には還水管から往一次ヘッダへ向
かう流れが形成される。省エネルギーの観点からはバイ
パス管流量が0となるような運転が望ましいため、変流
量制御装置においてバイパス管流量を常時計測し、この
値が0となるように冷温水一次ポンプの制御出力を演算
し出力する。変流量制御装置から出力された冷温水一次
ポンプの制御出力は、冷温水一次ポンプに付設されたイ
ンバータによってモータの回転速度制御信号に変換され
て冷温水一次ポンプへ伝達される。
変流量制御システムでは、各機に付設されている冷温水
一次ポンプは、運転台数増減段時や異常時を除き、全て
同一の制御出力で制御される。所定流量を搬送する際の
冷温水一次ポンプ制御出力の組み合わせは無数にある
が、特に、冷温水一次ポンプが全て同一の性能(定格出
力時の消費電力量、ポンプ吐出量と全揚程の関係を示す
揚程曲線が同一)を有している場合は、それらの組み合
わせのうち、ポンプ制御出力を全て同一制御出力で運転
するケースが最も搬送動力の小さな運転方法となる。
ンプを制御する他に送水圧力等の負荷状態に応じた冷温
水二次ポンプの制御出力を演算し、冷温水一次ポンプお
よび冷温水二次ポンプの変流量制御を並列して実施する
場合もある。
動機を駆動することによって発電機を回すと同時に、原
動機から出る排熱を回収して熱の供給を行うコージェネ
レーションシステム(CGS)が高い関心を集めてい
る。CGSは、高温の熱エネルギーを一次利用してまず
電力を発生させた後、低温となった熱エネルギーを二次
利用して給湯や冷暖房を行うためにエネルギー利用効率
が非常に高く、また、同量のエネルギーを得る際の二酸
化炭素排出量が他の熱源システムよりも小さいという優
れた特長を有している。CGSによる生成エネルギーの
うち熱の部分、例えば、排熱回収プロセスを経て冷暖房
用途として生成された冷水または温水は、冷温水一次ポ
ンプや冷温水二次ポンプによって空調機に供給される
が、通常、冷温水一次ポンプは定格出力(定流量)で運
転されている。
ネレーションプラントや工場などから排出される蒸気や
温水等の排熱を駆動源とする熱源機(排熱回収熱源装
置)、および、商用電力や化石燃料などを駆動源とする
非排熱回収熱源機(熱源装置)が設置された熱源システ
ムに対して、従来の熱源変流量制御システムを適用する
際、特に冷温水一次ポンプの運転方法に関して次のよう
な問題点があった。
う場合は、排熱回収熱源装置に付設された冷温水一次ポ
ンプが空調負荷のレベルに関係なく定格出力(定流量)
で運転されるため、空調負荷が部分負荷となるときはバ
イパス管を経由する無駄な熱媒搬送が生じ、十分な省コ
スト・省エネルギー性能が発揮できなくなるという問題
点があった。
に稼働している状態で従来の変流量制御を実施する場合
は、利用可能な排熱エネルギーの量に関係なく、それぞ
れの熱源機に付設された冷温水一次ポンプが同一制御出
力で運転されるため、排熱エネルギー量の程度によって
は未利用のままコージェネレーションプラントや工場へ
戻る排熱エネルギーが発生することになり、同様に十分
な省コスト・省エネルギー性能が発揮できなくなるとい
う問題点があった。
で、コージェネレーションプラントや工場などから排出
される排熱を有効利用して熱媒を生成するとともに、建
物の空調負荷状態の変動に応じて熱媒流量を可変制御す
ることにより、経済的で省エネルギー効果が高く、環境
保全性にも優れた熱源制御を行う排熱回収熱源の変流量
制御システムを提供することを目的とする。
に本発明の排熱回収熱源の変流量制御システムは、空調
負荷を処理する負荷装置および負荷側冷温水ポンプと、
駆動源として排熱を用いて冷温水を生成する排熱回収熱
源装置と、前記排熱回収熱源装置に付設されて前記負荷
装置および負荷側冷温水ポンプに冷温水を供給する排熱
回収熱源側冷温水ポンプと、駆動源として排熱以外の熱
源を用いて冷温水を生成する熱源装置と、前記熱源装置
に付設されて前記負荷装置および負荷側冷温水ポンプに
冷温水を供給する熱源側冷温水ポンプと、冷温水送水側
管路および冷温水還水側管路を連結するバイパス管と、
前記排熱の状態に基づいて前記排熱回収熱源装置および
前記排熱回収熱源側冷温水ポンプを制御するとともに、
前記バイパス管の流量が所定値となるように前記排熱回
収熱源側冷温水ポンプおよび/または前記熱源側冷温水
ポンプを制御することにより冷温水を空調負荷に応じて
循環供給させる変流量制御装置とを備えることを特徴と
するものである。
制御システムにおいて、排熱回収熱源装置として、冷水
を生成する吸収冷凍機および温水を生成する熱交換器が
設けられるとともに、バイパス管として、冷水送水側管
路および冷水還水側管路を連結する冷水バイパス管なら
びに温水送水側管路および温水還水側管路を連結する温
水バイパス管が設けられることを特徴とするものであ
る。
制御システムにおいて、変流量制御装置は排熱の状態に
基づいて排熱回収の可否を判定する排熱回収可否判定手
段を備え、この排熱回収可否判定手段により排熱回収運
転が可能であると判定された場合に、排熱回収熱源装置
および排熱回収熱源側冷温水ポンプによる冷温水供給を
熱源装置および熱源側冷温水ポンプに優先させて実行す
ることを特徴とするものである。
制御システムにおいて、変流量制御装置は排熱の状態に
基づいて排熱回収の可否を判定する排熱回収可否判定手
段を備え、この排熱回収可否判定手段により排熱回収運
転が可能であると判定された場合に、排熱回収熱源側冷
温水ポンプの冷温水搬送量を熱源側冷温水ポンプの冷温
水搬送量よりも大きくすることを特徴とするものであ
る。
制御システムにおいて、変流量制御装置は排熱の状態の
レベルに応じて排熱回収熱源側冷温水ポンプの制御出力
上限値を変化させることを特徴とするものである。
制御システムにおいて、変流量制御装置は排熱回収運転
を優先して行うための排熱回収許可入力手段および排熱
回収優先制御手段を備え、この排熱回収許可入力手段を
介して排熱回収運転が許可された場合に、排熱回収優先
制御手段は排熱回収熱源装置および排熱回収熱源側冷温
水ポンプによる冷温水供給を熱源装置および熱源側冷温
水ポンプに優先させて実行することを特徴とするもので
ある。
制御システムにおいて、変流量制御装置は排熱回収運転
を優先して行うための排熱回収許可入力手段および排熱
回収優先制御手段を備え、この排熱回収許可入力手段を
介して排熱回収運転が許可された場合に、排熱回収優先
制御手段は排熱回収熱源側冷温水ポンプの冷温水搬送量
を熱源側冷温水ポンプの冷温水搬送量よりも大きくする
ことを特徴とするものである。
制御システムにおいて、排熱回収優先制御手段は排熱回
収運転の許可レベルに応じて排熱回収熱源側冷温水ポン
プの制御出力上限値を変化させることを特徴とするもの
である。
の形態例を詳細に説明する。
熱源の変流量制御システムを示す構成説明図である。
ての化石燃料焚きの吸収冷温水発生機、12は化石燃料
焚きの温水ボイラ、13はコージェネレーションプラン
ト(CGS)、14は排熱回収熱源装置の一例としてC
GS13からの排熱を回収して冷水を生成する吸収冷凍
機、15はCGS13からの排熱を回収して温水を生成
する熱交換器、16はCGS13からの排熱(温水)を
搬送する循環ポンプ、17Aは冷温水一次ポンプ、17
Bは冷水一次ポンプ、17Cは温水一次ポンプ、18
A,18Bは冷却塔、19A,19Bは冷却水ポンプ、
20A,20Bは空調機、21Aは冷水二次ポンプ、2
1Bは温水二次ポンプ、22と23はそれぞれ熱源側か
らの冷水を混合させる冷水往一次ヘッダと冷水往二次ヘ
ッダ、24と25はそれぞれ熱源側からの温水を混合さ
せる温水往一次ヘッダと温水往二次ヘッダ、26は熱源
側へ戻る冷水を混合させる冷水還ヘッダ、27は熱源側
へ戻る温水を混合させる温水還ヘッダ、28は冷水送水
管、29は冷水還水管、30は温水送水管、31は温水
還水管、32は冷水バイパス管、33は温水バイパス
管、34A,34Bは空調機20A,20Bへの送水温
度を測定する送水温度センサー、35はCGS13から
の温水の温度(CGS温水入口温度)を測定する温度セ
ンサー、36A,36Bは空調機20A,20Bからの
還水温度を測定する還水温度センサー、37A,37B
は負荷流量を測定する負荷流量計、38は冷水バイパス
管32の流量(冷水バイパス管流量)を測定する流量
計、39は温水バイパス管33の流量(温水バイパス管
流量)を測定する流量計、40は変流量制御装置であ
る。なお、以下では、冷温水一次ポンプ17A、冷水一
次ポンプ17Bおよび温水一次ポンプ17Cを冷温水一
次ポンプ17と総称し、冷水二次ポンプ21Aおよび温
水二次ポンプ21Bを冷温水二次ポンプ21と総称する
ことにする。
収冷温水発生機11および吸収冷凍機14が並列に配置
され、それぞれに冷温水一次ポンプ17、冷却塔18
A,18B、冷却水ポンプ19A,19Bが対応して設
けられるとともに、温熱源機として吸収冷温水発生機1
1および直列接続された熱交換器15、温水ボイラ12
が並列に配置され、それぞれに冷温水一次ポンプ17が
対応して設けられる。これらの熱源機のうち、吸収冷凍
機14と熱交換器15はCGS13の排熱を駆動源とし
て冷温水を生成する排熱回収熱源装置の例であり、吸収
冷温水発生機11と温水ボイラ12は商用電力や化石燃
料などを駆動源として冷温水を生成する非排熱回収熱源
装置(以下、単に熱源装置とする)の例である。INV
はポンプ可変流量制御装置(インバータ)であり、冷温
水一次ポンプ17および冷却水ポンプ19A,19Bに
対応して設けられる。
22および冷水還水管29、または、冷水往一次ヘッダ
22および冷水還ヘッダ26を連結するように設けら
れ、温水バイパス管33は、温水往一次ヘッダ24およ
び温水還水管31、または、温水往一次ヘッダ24およ
び温水還ヘッダ27を連結するように設けられる。配管
系はこれらのバイパス管32,33を境として、吸収冷
凍機14等の排熱回収熱源装置や吸収冷温水発生機11
等の熱源装置が配置される熱源側と、空調機20A,2
0B等の負荷装置が配置される負荷側に区分される。
制御動作は次のようになる。すなわち、吸収冷温水発生
機11等の冷熱源機によって作られた冷水は、冷温水一
次ポンプ17により冷水往一次ヘッダ22へ圧送された
後、冷温水二次ポンプ21により冷水往二次ヘッダ23
および冷水送水管28を経由して空調機20A,20B
へ圧送される。空調機20A,20Bに送られた冷水
は、空調機20A,20B内の搬送空気と熱交換をした
後、冷水還ヘッダ26および冷水還水管29を経由して
再び冷熱源機に戻される。このとき、冷温水一次ポンプ
17によって搬送される冷水の流量(前者)と、冷温水
二次ポンプ21によって搬送される冷水の流量(後者)
が平衡すると冷水バイパス管32の流量は0となる。前
者が後者よりも大きい場合は、冷水バイパス管32には
冷水往一次ヘッダ22から冷水還水管29へ向かう流れ
が形成され、反対に後者が前者よりも大きい場合は、冷
水バイパス管32には冷水還水管29から冷水往一次ヘ
ッダ22へ向かう流れが形成される。温水に関しても冷
水の場合と同様の制御動作となる。
システムにおける制御内容について説明する。
熱源の変流量制御システムの変流量制御装置を示すブロ
ック構成図である。
Bの負荷状態の変動に応じて冷温水一次ポンプ17や冷
却水ポンプ19A,19Bの最適な制御を行う変流量制
御装置である。変流量制御装置40には、現在の機器の
運転状態や負荷状態等を監視しデータとして取り込む状
態入力部41と、状態入力部41を介して取得したCG
S13からの排熱の状態を調べて排熱が排熱回収熱源装
置の駆動源として利用可能であるか否かを判定する排熱
回収可否判定部42と、状態入力部41に入力されたデ
ータに基づいて負荷側の負荷状態を演算する負荷状態演
算部43と、状態入力部41に入力されたデータ、負荷
状態演算部43における演算結果および排熱回収可否判
定部42における判定結果に基づいて冷温水一次ポンプ
17や冷却水ポンプ19A,19Bの制御信号を演算す
る変流量制御演算部44と、変流量制御演算部44にお
ける演算結果に基づいて冷温水一次ポンプ17や冷却水
ポンプ19A,19Bに対する制御信号を出力する制御
出力部45と、前述した各処理部にて処理される計測値
や演算値や設定値等の諸データを記憶するデータ記憶部
46が実装される。
フローチャートのように変流量制御動作が実施される。
発生機11や冷温水一次ポンプ17等の機器の運転状態
や熱媒温度・負荷流量等の負荷状態に関するデジタル信
号やアナログ信号が入力・データ変換される(ステップ
S11)。次に、負荷状態演算部43において、例え
ば、状態入力部41に入力された空調機20A,20B
への送水温度、空調機20A,20Bからの還水温度お
よび負荷流量に基づいて、負荷側の負荷熱量が冷温別に
演算される。負荷熱量は送還水温度差と負荷流量の積で
表される(ステップS12)。続いて、排熱回収可否判
定部42において、例えば、状態入力部41に入力され
たCGS排熱状態(CGS温水入口温度T EX)とデー
タ記憶部46にあらかじめ登録されている温水下限温度
設定値TE XLとが比較される(ステップS13)。比
較の結果、CGS温水入口温度TE Xが温水下限温度設
定値TEXL以上(yes)であれば排熱回収が可能で
あると判定され、逆に、CGS温水入口温度TEXが温
水下限温度設定値TEXL未満(no)であれば排熱回
収が不可能であると判定される(ステップS14)。こ
こで、状態入力部41における入力データ、排熱回収可
否判定部42における判定結果、および、負荷状態演算
部43における演算結果は、それぞれデータ記憶部46
内の所定アドレスに格納される。
を判定する指標としてCGS温水入口温度TEXを用い
ているが、指標は温度情報に限定されるものではなく、
排熱の熱量を指標として用いても良いし、あるいは、後
述するように、CGS13を構成するガスタービンやデ
ィーゼルエンジン等の運転信号やCGS13から送信さ
れる排熱回収許可信号などの信号状態を指標として用い
ることも可能である。また、負荷状態を示す指標として
ここでは負荷熱量を用いているが、負荷流量や送水圧力
などの他の指標を用いることも可能である。
収可否判定部42における判定結果や負荷状態演算部4
3の演算結果に応じた演算処理が行われる。
は、正常な排熱回収熱源装置および熱源装置(冷房時:
吸収冷凍機14および吸収冷温水発生機11、暖房時:
熱交換器15および吸収冷温水発生機11)が全て制御
対象機となり、負荷熱量に見合う台数の排熱回収熱源装
置および熱源装置および冷温水一次ポンプ17による冷
温水供給が行われる。熱源機の運転順序は排熱回収熱源
装置(冷房時:吸収冷凍機14、暖房時:熱交換器1
5)が優先される(ステップS15)。また、冷温水一
次ポンプ17の制御出力は、バイパス管流量設定値を目
標値とするPID制御式によって演算される。バイパス
管流量設定値は略0、好ましくは、送水温度の安定性を
考慮して往ヘッダから還ヘッダに向かう流れが若干生じ
る程度に設定される。排熱回収熱源装置のみが稼働する
負荷状態のときには、排熱回収熱源装置に付設された冷
温水一次ポンプが可変出力(変流量)で運転されるが、
排熱回収熱源装置と熱源装置がともに稼働する負荷状態
のときには、排熱回収熱源装置に付設された冷温水一次
ポンプの冷温水搬送量が熱源装置に付設された冷温水一
次ポンプの冷温水搬送量よりも大きくなるように、好ま
しくは、排熱回収熱源装置に付設された冷温水一次ポン
プが定格出力(定流量)で運転され、熱源装置に付設さ
れた冷温水一次ポンプは可変出力(変流量)で運転され
る(ステップS16)。ここで、冷房時における冷却水
ポンプ19A,19Bの制御出力は、設計データを参照
して冷温水一次ポンプ17の制御出力に関する一次式と
してあらかじめ定義しておくことにより簡単に算出する
ことができる。
熱回収熱源装置および熱源装置の運転パターン例を示す
図であり、(a)は空調負荷に対する排熱回収熱源装置
および熱源装置の合計生成熱量を表す図、(b)は空調
負荷に対する排熱回収熱源装置側冷温水一次ポンプおよ
び熱源装置側冷温水一次ポンプの合計流量を表す図であ
る。(a)において、横軸は空調負荷(%)、縦軸は熱
源機合計生成熱量(%)を表し、(b)において、横軸
は空調負荷(%)、縦軸は冷温水一次ポンプ合計流量
(%)を表す。各軸の数値は定格値を100%としたと
きの比率(百分率)である。(a)に示すように、熱源
機合計生成熱量は空調負荷に比例して制御されるが、特
に熱源機が冷凍機や冷温水発生機である場合、(b)に
示すように、冷温水一次ポンプ合計流量は空調負荷に比
例して制御されるとは限らない。この理由は、冷凍機や
冷温水発生機に付設された冷温水一次ポンプを所定の最
低制御出力以下、例えば50%以下の制御出力で運転す
ると、冷温水流量不足に起因して冷凍機や冷温水発生機
が異常停止するおそれがあり、これを防止するために、
変流量制御演算部44において、稼働する冷温水一次ポ
ンプの制御出力が必ず50%以上となるように演算され
るからである。なお、例えば熱交換器のように、付設さ
れた冷温水一次ポンプの制御出力に関係なく安定的に動
作する熱源機については(b)に示すような運転を行う
必要はない。この場合、冷温水一次ポンプ合計流量は空
調負荷に比例して制御されることになる。図4(a)に
示すように排熱回収熱源装置が優先的に運転され、また
図4(b)に示すように排熱回収熱源装置側冷温水一次
ポンプが優先的に運転される。その結果、排熱利用によ
り省エネルギーが効果的に行われる。
熱回収が不可能であると判断される場合には、排熱回収
熱源装置(冷房時:吸収冷凍機14、暖房時:熱交換器
15)は制御対象機から除外され、負荷熱量に見合う台
数の熱源装置(冷房時:吸収冷温水発生機11、暖房
時:吸収冷温水発生機11)および冷温水一次ポンプ1
7Aによる冷温水供給が行われる。本実施形態例では冷
熱源機・温熱源機がそれぞれ1台ずつしかないため、負
荷状態によらずに稼働する熱源機は決定されることにな
るが、冷熱源機・温熱源機がそれぞれ複数台ずつ設けら
れているときは、熱源機の運転順序は、号機番号順ある
いは積算運転時間に基づくローテーションに従って決定
される(ステップS17)。また、冷温水一次ポンプ1
7Aの制御出力は、バイパス管流量設定値を目標値とす
るPID制御式によって演算される。バイパス管流量設
定値は略0、好ましくは、送水温度の安定性を考慮して
往ヘッダから還ヘッダに向かう流れが若干生じる程度に
設定される。熱源装置に付設された冷温水一次ポンプ1
7Aは全て可変出力(変流量)で運転され、複数台の熱
源装置が稼働する負荷状態のときには、熱源装置に付設
された冷温水一次ポンプ17Aは同一制御出力で運転さ
れることになる(ステップS18)。ここで、冷房時に
おける冷却水ポンプ19A,19Bの制御出力は、設計
データを参照して冷温水一次ポンプ17の制御出力に関
する一次式としてあらかじめ定義しておくことにより簡
単に算出することができる。
された最新のポンプ制御出力は制御出力部45へ出力さ
れ、冷温水一次ポンプ17や冷却水ポンプ19A,19
Bに対する適切な制御信号が各機器に対して出力される
(ステップS19)。
プS11からステップS19に至る一連の処理が所定周
期で繰り返し実行される。
0は、排熱回収の可否を判定する指標としてCGS温水
入口温度を用いており、その温度入力値に応じて排熱回
収熱源装置および熱源装置ならびに冷温水一次ポンプの
制御方法を自律的に選択するようになっているが、既に
述べたように、CGS13を構成するガスタービンやデ
ィーゼルエンジン等の運転信号やCGS13から送信さ
れる排熱回収許可信号などの信号状態を指標として用い
て、排熱回収熱源装置および熱源装置ならびに冷温水一
次ポンプの制御方法を他律的に選択することも可能であ
る。以下に、その詳細について説明する。
回収熱源の変流量制御システムの変流量制御装置を示す
ブロック構成図である。
0Bの負荷状態の変動に応じて冷温水一次ポンプ17や
冷却水ポンプ19A,19Bの最適な制御を行う変流量
制御装置である。変流量制御装置40′には、現在の機
器の運転状態や負荷状態等を監視しデータとして取り込
む状態入力部41′と、CGS13の監視制御装置(図
示せず)から送信される排熱回収許可信号を取り込む排
熱回収許可入力部47と、状態入力部41′に入力され
たデータに基づいて負荷側の負荷状態を演算する負荷状
態演算部43′と、状態入力部41′に入力されたデー
タ、排熱回収許可入力部47に入力されたデータ、負荷
状態演算部43′における演算結果に基づいて冷温水一
次ポンプ17や冷却水ポンプ19A,19Bの制御信号
を演算する変流量制御演算部44′と、同じく、状態入
力部41′に入力されたデータ、排熱回収許可入力部4
7に入力されたデータ、負荷状態演算部43′における
演算結果に基づいて排熱回収を優先させるように冷温水
一次ポンプ17や冷却水ポンプ19A,19Bの制御信
号を演算する排熱回収優先制御演算部48と、変流量制
御演算部44′または排熱回収優先制御演算部48にお
ける演算結果に基づいて冷温水一次ポンプ17や冷却水
ポンプ19A,19Bに対する制御信号を出力する制御
出力部45′と、前述した各処理部にて処理される計測
値や演算値や設定値等の諸データを記憶するデータ記憶
部46′が実装される。
すフローチャートのように変流量制御動作が実施され
る。
水発生機11や冷温水一次ポンプ17等の機器の運転状
態や熱媒温度・負荷流量等の負荷状態に関するデジタル
信号やアナログ信号が入力・データ変換される(ステッ
プS21)。次に、排熱回収許可入力部47において、
CGS13の監視制御装置から送信される排熱回収許可
信号が入力・データ変換される(ステップS22)。続
いて、負荷状態演算部43′において、例えば、状態入
力部41′に入力された空調機20A,20Bへの送水
温度、空調機20A,20Bからの還水温度および負荷
流量に基づいて、負荷側の負荷熱量が冷温別に演算され
る。負荷熱量は送還水温度差と負荷流量の積で表される
(ステップS23)。そして、排熱回収許可入力部47
に入力された排熱回収許可信号が許可状態であれば排熱
回収が可能であると判定され、逆に、排熱回収許可信号
が不許可状態であれば排熱回収が不可能であると判定さ
れる(ステップS24)。なお、排熱回収許可信号のレ
ベルは、許可/不許可の2段階としても良く、また、回
収可能な排熱エネルギーの品質に応じて許可のレベルを
さらに二分し、許可(高)/許可(低)/不許可の3段
階としても良い。ここで、状態入力部41′における入
力データ、排熱回収許可入力部47における入力デー
タ、および、負荷状態演算部43′における演算結果
は、それぞれデータ記憶部46′内の所定アドレスに格
納される。
処理部としては、排熱回収許可入力部47に入力された
排熱回収許可信号のレベルにより、排熱回収優先制御演
算部48または変流量制御演算部44′のいずれか一方
が選択される。
れている場合の処理フローは以下のようになる。
優先制御演算部48の処理が実行される。そして、正常
な排熱回収熱源装置および熱源装置(冷房時:吸収冷凍
機14および吸収冷温水発生機11、暖房時:熱交換器
15および吸収冷温水発生機11)が全て制御対象機と
なり、負荷熱量に見合う台数の排熱回収熱源装置および
熱源装置および冷温水一次ポンプ17による冷温水供給
が行われる。熱源機の運転順序は排熱回収熱源装置(冷
房時:吸収冷凍機14、暖房時:熱交換器15)が優先
される(ステップS25)。また、冷温水一次ポンプ1
7の制御出力は、バイパス管流量設定値を目標値とする
PID制御式によって演算される。バイパス管流量設定
値は略0、好ましくは、送水温度の安定性を考慮して往
ヘッダから還ヘッダに向かう流れが若干生じる程度に設
定される。排熱回収熱源装置のみが稼働する負荷状態の
ときには、排熱回収熱源装置に付設された冷温水一次ポ
ンプが可変出力(変流量)で運転されるが、排熱回収熱
源装置と熱源装置がともに稼働する負荷状態のときに
は、排熱回収熱源装置に付設された冷温水一次ポンプの
冷温水搬送量が熱源装置に付設された冷温水一次ポンプ
の冷温水搬送量よりも大きくなるように、好ましくは、
排熱回収熱源装置に付設された冷温水一次ポンプが定格
出力(定流量)で運転され、熱源装置に付設された冷温
水一次ポンプは可変出力(変流量)で運転される(ステ
ップS26)。ここで、冷房時における冷却水ポンプ1
9A,19Bの制御出力は、設計データを参照して冷温
水一次ポンプ17の制御出力に関する一次式としてあら
かじめ定義しておくことにより簡単に算出することがで
きる。
が不許可の場合には、変流量制御演算部44′の処理が
実行される。そして、排熱回収熱源装置(冷房時:吸収
冷凍機14、暖房時:熱交換器15)は制御対象機から
除外され、負荷熱量に見合う台数の熱源装置(冷房時:
吸収冷温水発生機11、暖房時:吸収冷温水発生機1
1)および冷温水一次ポンプ17Aによる冷温水供給が
行われる。本実施形態例では冷熱源機・温熱源機がそれ
ぞれ1台ずつしかないため、負荷状態によらずに稼働す
る熱源機は決定されることになるが、冷熱源機・温熱源
機がそれぞれ複数台ずつ設けられているときは、熱源機
の運転順序は、号機番号順あるいは積算運転時間に基づ
くローテーションに従って決定される(ステップS2
7)。また、冷温水一次ポンプ17Aの制御出力は、バ
イパス管流量設定値を目標値とするPID制御式によっ
て演算される。バイパス管流量設定値は略0、好ましく
は、送水温度の安定性を考慮して往ヘッダから還ヘッダ
に向かう流れが若干生じる程度に設定される。熱源装置
に付設された冷温水一次ポンプは全て可変出力(変流
量)で運転され、複数台の熱源装置が稼働する負荷状態
のときには、熱源装置に付設された冷温水一次ポンプは
同一制御出力で運転されることになる(ステップS2
8)。ここで、冷房時における冷却水ポンプ19A,1
9Bの制御出力は、設計データを参照して冷温水一次ポ
ンプ17の制御出力に関する一次式としてあらかじめ定
義しておくことにより簡単に算出することができる。
算された最新のポンプ制御出力は制御出力部45′へ出
力され、冷温水一次ポンプ17や冷却水ポンプ19A,
19Bに対する適切な制御信号が各機器に対して出力さ
れる(ステップS29)。
ップS21からステップS29に至る一連の処理が所定
周期で繰り返し実行される。
許可信号のレベルを許可/不許可の2段階とした場合の
処理は以上のようになるが、既に述べたように、回収可
能な排熱エネルギーの品質、例えば、排熱の温度に応じ
て許可のレベルをさらに二分し、許可(高)/許可
(低)/不許可の3段階としても良い。3段階の排熱回
収許可信号レベルが設けられている場合(ステップS3
0)は、図7に示すフローチャートのように変流量制御
動作が実施される。なお、状態入力部41′から負荷状
態演算部44′に至るまでの処理フローは図6中の該当
部分の処理フロー(ステップS21〜S23)と同じで
あるため、説明および図示は省略する。
回収が許可され、かつ、高品質の排熱エネルギーが利用
できる場合には、排熱回収優先制御演算部48の処理が
実行される。そして、正常な排熱回収熱源装置および熱
源装置(冷房時:吸収冷凍機14および吸収冷温水発生
機11、暖房時:熱交換器15および吸収冷温水発生機
11)が全て制御対象機となり、負荷熱量に見合う台数
の排熱回収熱源装置および熱源装置および冷温水一次ポ
ンプ17による冷温水供給が行われる。熱源機の運転順
序は排熱回収熱源装置(冷房時:吸収冷凍機14、暖房
時:熱交換器15)が優先される(ステップS31)。
また、冷温水一次ポンプ17の制御出力は、バイパス管
流量設定値を目標値とするPID制御式によって演算さ
れる。バイパス管流量設定値は略0、好ましくは、送水
温度の安定性を考慮して往ヘッダから還ヘッダに向かう
流れが若干生じる程度に設定される。排熱回収熱源装置
のみが稼働する負荷状態のときには、排熱回収熱源装置
に付設された冷温水一次ポンプが可変出力(変流量)で
運転されるが、排熱回収熱源装置と熱源装置がともに稼
働する負荷状態のときには、排熱回収熱源装置に付設さ
れた冷温水一次ポンプが定格出力(定流量)で運転さ
れ、熱源装置に付設された冷温水一次ポンプは可変出力
(変流量)で運転される(ステップS32)。
が許可され、かつ、低品質の排熱エネルギーが利用でき
る場合には、変流量制御演算部44′の処理が実行され
る。そして、正常な排熱回収熱源装置および熱源装置
(冷房時:吸収冷凍機14および吸収冷温水発生機1
1、暖房時:熱交換器15および吸収冷温水発生機1
1)が全て制御対象機となり、負荷熱量に見合う台数の
排熱回収熱源装置および熱源装置および冷温水一次ポン
プ17による冷温水供給が行われる。熱源機の運転順序
は排熱回収熱源装置(冷房時:吸収冷凍機14、暖房
時:熱交換器15)が優先される(ステップS33)。
また、冷温水一次ポンプ17の制御出力は、バイパス管
流量設定値を目標値とするPID制御式によって演算さ
れる。バイパス管流量設定値は略0、好ましくは、送水
温度の安定性を考慮して往ヘッダから還ヘッダに向かう
流れが若干生じる程度に設定される。熱源装置に付設さ
れた冷温水一次ポンプは全て可変出力(変流量)で運転
され、複数台の熱源装置が稼働する負荷状態のときに
は、熱源装置に付設された冷温水一次ポンプは同一制御
出力で運転されることになる(ステップS34)。
が不許可の場合には、変流量制御演算部44′の処理が
実行される。そして、排熱回収熱源装置(冷房時:吸収
冷凍機14、暖房時:熱交換器15)は制御対象機から
除外され、負荷熱量に見合う台数の熱源装置(冷房時:
吸収冷温水発生機11、暖房時:吸収冷温水発生機1
1)および冷温水一次ポンプ17Aによる冷温水供給が
行われる。本実施形態例では冷熱源機・温熱源機がそれ
ぞれ1台ずつしかないため、負荷状態によらずに稼働す
る熱源機は決定されることになるが、冷熱源機・温熱源
機がそれぞれ複数台ずつ設けられているときは、熱源機
の運転順序は、号機番号順あるいは積算運転時間に基づ
くローテーションに従って決定される(ステップS3
5)。また、冷温水一次ポンプ17Aの制御出力は、バ
イパス管流量設定値を目標値とするPID制御式によっ
て演算される。バイパス管流量設定値は略0、好ましく
は、送水温度の安定性を考慮して往ヘッダから還ヘッダ
に向かう流れが若干生じる程度に設定される。熱源装置
に付設された冷温水一次ポンプは全て可変出力(変流
量)で運転され、複数台の熱源装置が稼働する負荷状態
のときには、熱源装置に付設された冷温水一次ポンプは
同一制御出力で運転されることになる(ステップS3
6)。
算された最新のポンプ制御出力は制御出力部45′へ出
力され、冷温水一次ポンプ17や冷却水ポンプ19A,
19Bに対する適切な制御信号が各機器に対して出力さ
れる(ステップS37)。
述の実施形態例に限定されるものではなく、回収可能な
排熱エネルギーの品質およびこの変流量制御システムに
おいて実行可能な制御モードの種類に応じて適宜設定す
ることができる。また、この排熱回収許可信号レベルに
応じて、排熱回収熱源装置に付設された冷温水一次ポン
プの制御出力上限値が変動するように、例えば、回収可
能な排熱エネルギーの品質が最も高い場合および最も低
い場合の許可信号レベルに対応する冷温水一次ポンプ制
御出力上限値をそれぞれ100%および50%に設定す
るとともに、これらの中間段階に相当する許可信号レベ
ルに対しては、50%〜100%の間で段階的に冷温水
一次ポンプ制御出力上限値を変動させるようにあらかじ
め設定しておき、実際に入力される排熱回収許可信号レ
ベルに対応した変流量制御を実行するようにしても良
い。このような制御を行うことにより、排熱不足に起因
して稼働中の排熱回収熱源装置が停止した場合において
も送水温度や送水量が大きく乱れることはなく、冷温水
を安定的に負荷側へ供給することが可能になる。
て、温水下限温度設定値を複数段階としてもよく、排熱
の状態を示す指標、すなわちCGS温水入口温度を複数
段階の温水下限温度設定値と比較する場合には、図7に
示す変流量制御フローを応用することができる。また、
この排熱の状態のレベルに応じて、排熱回収熱源装置に
付設された冷温水一次ポンプの制御出力上限値が変動す
るように、例えば、CGS温水入口温度が温水下限温度
設定値(最大値)の場合および温水下限温度設定値(最
小値)の場合のレベルに対応する冷温水一次ポンプ制御
出力上限値をそれぞれ100%および50%に設定する
とともに、これらの中間段階に相当するレベルに対して
は、50%〜100%の間で比例的に冷温水一次ポンプ
制御出力上限値を変動させるようにあらかじめ設定して
おき、実際に入力されるCGS温水入口温度に対応した
変流量制御を実行するようにしても良い。このような制
御を行うことにより、排熱不足に起因して稼働中の排熱
回収熱源装置が停止した場合においても送水温度や送水
量が大きく乱れることはなく、冷温水を安定的に負荷側
へ供給することが可能になる。
ジェネレーションプラントや工場などから排出される排
熱を有効利用して熱媒を生成するとともに、建物の空調
負荷状態の変動に応じて熱媒流量を可変制御することに
より、経済的で省エネルギー効果が高く、環境保全性に
も優れた熱源制御を行う排熱回収熱源の変流量制御シス
テムを提供することができる。
量制御システムを示す構成説明図である。
量制御システムを構成する変流量制御装置を示すブロッ
ク構成図である。
ける変流量制御動作を説明するフローチャートである。
び熱源装置の運転パターン例を示す図であり、(a)は
空調負荷に対する排熱回収熱源装置および熱源装置の合
計生成熱量を表す図、(b)は空調負荷に対する排熱回
収熱源装置側冷温水一次ポンプおよび熱源装置側冷温水
一次ポンプの合計流量を表す図である。
変流量制御システムを構成する変流量制御装置を示すブ
ロック構成図である。
ける変流量制御動作を説明するフローチャートである。
ける他の変流量制御動作を説明するフローチャートであ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 空調負荷を処理する負荷装置および負荷
側冷温水ポンプと、 駆動源として排熱を用いて冷温水を生成する排熱回収熱
源装置と、 前記排熱回収熱源装置に付設されて前記負荷装置および
負荷側冷温水ポンプに冷温水を供給する排熱回収熱源側
冷温水ポンプと、 駆動源として排熱以外の熱源を用いて冷温水を生成する
熱源装置と、 前記熱源装置に付設されて前記負荷装置および負荷側冷
温水ポンプに冷温水を供給する熱源側冷温水ポンプと、 冷温水送水側管路および冷温水還水側管路を連結するバ
イパス管と、 前記排熱の状態に基づいて前記排熱回収熱源装置および
前記排熱回収熱源側冷温水ポンプを制御するとともに、
前記バイパス管の流量が所定値となるように前記排熱回
収熱源側冷温水ポンプおよび/または前記熱源側冷温水
ポンプを制御することにより冷温水を空調負荷に応じて
循環供給させる変流量制御装置とを備えることを特徴と
する排熱回収熱源の変流量制御システム。 - 【請求項2】 排熱回収熱源装置として、冷水を生成す
る吸収冷凍機および温水を生成する熱交換器が設けられ
るとともに、バイパス管として、冷水送水側管路および
冷水還水側管路を連結する冷水バイパス管ならびに温水
送水側管路および温水還水側管路を連結する温水バイパ
ス管が設けられることを特徴とする請求項1に記載の排
熱回収熱源の変流量制御システム。 - 【請求項3】 変流量制御装置は排熱の状態に基づいて
排熱回収の可否を判定する排熱回収可否判定手段を備
え、この排熱回収可否判定手段により排熱回収運転が可
能であると判定された場合に、排熱回収熱源装置および
排熱回収熱源側冷温水ポンプによる冷温水供給を熱源装
置および熱源側冷温水ポンプに優先させて実行すること
を特徴とする請求項1または2に記載の排熱回収熱源の
変流量制御システム。 - 【請求項4】 変流量制御装置は排熱の状態に基づいて
排熱回収の可否を判定する排熱回収可否判定手段を備
え、この排熱回収可否判定手段により排熱回収運転が可
能であると判定された場合に、排熱回収熱源側冷温水ポ
ンプの冷温水搬送量を熱源側冷温水ポンプの冷温水搬送
量よりも大きくすることを特徴とする請求項1または2
に記載の排熱回収熱源の変流量制御システム。 - 【請求項5】 変流量制御装置は排熱の状態のレベルに
応じて排熱回収熱源側冷温水ポンプの制御出力上限値を
変化させることを特徴とする請求項3または4に記載の
排熱回収熱源の変流量制御システム。 - 【請求項6】 変流量制御装置は排熱回収運転を優先し
て行うための排熱回収許可入力手段および排熱回収優先
制御手段を備え、この排熱回収許可入力手段を介して排
熱回収運転が許可された場合に、排熱回収優先制御手段
は排熱回収熱源装置および排熱回収熱源側冷温水ポンプ
による冷温水供給を熱源装置および熱源側冷温水ポンプ
に優先させて実行することを特徴とする請求項1または
2に記載の排熱回収熱源の変流量制御システム。 - 【請求項7】 変流量制御装置は排熱回収運転を優先し
て行うための排熱回収許可入力手段および排熱回収優先
制御手段を備え、この排熱回収許可入力手段を介して排
熱回収運転が許可された場合に、排熱回収優先制御手段
は排熱回収熱源側冷温水ポンプの冷温水搬送量を熱源側
冷温水ポンプの冷温水搬送量よりも大きくすることを特
徴とする請求項1または2に記載の排熱回収熱源の変流
量制御システム。 - 【請求項8】 排熱回収優先制御手段は排熱回収運転の
許可レベルに応じて排熱回収熱源側冷温水ポンプの制御
出力上限値を変化させることを特徴とする請求項6また
は7に記載の排熱回収熱源の変流量制御システム。
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