JPH0893553A - コージェネレーションシステムを用いる熱供給の制御方法および熱供給装置 - Google Patents
コージェネレーションシステムを用いる熱供給の制御方法および熱供給装置Info
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- JPH0893553A JPH0893553A JP6231790A JP23179094A JPH0893553A JP H0893553 A JPH0893553 A JP H0893553A JP 6231790 A JP6231790 A JP 6231790A JP 23179094 A JP23179094 A JP 23179094A JP H0893553 A JPH0893553 A JP H0893553A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コージェネレーションシステムの排熱を効率
的に利用し、かつ省エネルギに貢献すること。 【構成】 熱供給プラントにおいて、コージェネレーシ
ョンシステムの排熱を熱供給の温熱媒体である温水で回
収し、この熱媒体の供給管路と戻り管路とには、放熱
器、さらに温水焚吸収冷凍機が接続されるとともに、温
熱源機であるガス焚吸収冷温水機が接続され、戻り管路
における温熱媒体である温熱源機に入る温水温度を検出
してその温度が予め定める温度、たとえば80℃以上で
は、放熱器を運転し、さらに温水焚吸収冷凍機を動作さ
せ、またその温熱源機に入る温水温度が低いときには放
熱器や温水焚吸収冷凍機を停止させ、こうして前記温水
温度によって運転の起動/停止を自動化することができ
る。また供給管路と戻り管路とに、各ビル毎のコージェ
ネレーションシステムを並列に接続する。
的に利用し、かつ省エネルギに貢献すること。 【構成】 熱供給プラントにおいて、コージェネレーシ
ョンシステムの排熱を熱供給の温熱媒体である温水で回
収し、この熱媒体の供給管路と戻り管路とには、放熱
器、さらに温水焚吸収冷凍機が接続されるとともに、温
熱源機であるガス焚吸収冷温水機が接続され、戻り管路
における温熱媒体である温熱源機に入る温水温度を検出
してその温度が予め定める温度、たとえば80℃以上で
は、放熱器を運転し、さらに温水焚吸収冷凍機を動作さ
せ、またその温熱源機に入る温水温度が低いときには放
熱器や温水焚吸収冷凍機を停止させ、こうして前記温水
温度によって運転の起動/停止を自動化することができ
る。また供給管路と戻り管路とに、各ビル毎のコージェ
ネレーションシステムを並列に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電と同時に排熱回収
を行うコージェネレーションシステムによって得られた
温水を、冷熱製造や温熱製造に効率的に利用して、地域
冷暖房などを行うことができるコージェネレーションシ
ステムを用いる熱供給の制御方法および熱供給装置に関
する。
を行うコージェネレーションシステムによって得られた
温水を、冷熱製造や温熱製造に効率的に利用して、地域
冷暖房などを行うことができるコージェネレーションシ
ステムを用いる熱供給の制御方法および熱供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】発電と同時に排熱回収を行うコージェネ
レーションシステムは総合熱効率が高いため、地域冷暖
房等の熱供給システムに積極的に導入されている。コー
ジェネレーションシステムを組み込んだ地域熱供給で
は、コージェネレーション排熱を温水として回収し、い
かに効率的に冷熱製造や温熱製造に利用するかが、省エ
ネルギを達成するポイントとなっている。
レーションシステムは総合熱効率が高いため、地域冷暖
房等の熱供給システムに積極的に導入されている。コー
ジェネレーションシステムを組み込んだ地域熱供給で
は、コージェネレーション排熱を温水として回収し、い
かに効率的に冷熱製造や温熱製造に利用するかが、省エ
ネルギを達成するポイントとなっている。
【0003】ガスエンジンコージェネレーションシステ
ムでは、直接または間接的に、排熱を温水として回収し
ている。回収した温水を、熱供給に利用する従来技術
は、たとえば特開平4−334705に示されており、
これを、図5を参照して説明する。熱供給プラントにお
いて、ガスエンジンコージェネレーションシステム1は
一般に、電主熱従で運転される。つまりガス燃料を用い
るガスエンジン2の負荷は発電機3による必要発電量に
よって決まるので、2次的に発生する排熱をいかに有効
利用するかが重要である。ガスエンジン2の排熱は、そ
のガスエンジン本体のジャケット冷却器4と、排ガス経
路5に設けられた排ガス熱交換器6とによって回収され
る。ジャケット冷却器4では、ガスエンジン2の本体を
冷却して温水として回収される。また排ガス熱交換器6
では、排ガスを冷却して、温水として回収され、他の先
行技術では低圧蒸気として回収される。
ムでは、直接または間接的に、排熱を温水として回収し
ている。回収した温水を、熱供給に利用する従来技術
は、たとえば特開平4−334705に示されており、
これを、図5を参照して説明する。熱供給プラントにお
いて、ガスエンジンコージェネレーションシステム1は
一般に、電主熱従で運転される。つまりガス燃料を用い
るガスエンジン2の負荷は発電機3による必要発電量に
よって決まるので、2次的に発生する排熱をいかに有効
利用するかが重要である。ガスエンジン2の排熱は、そ
のガスエンジン本体のジャケット冷却器4と、排ガス経
路5に設けられた排ガス熱交換器6とによって回収され
る。ジャケット冷却器4では、ガスエンジン2の本体を
冷却して温水として回収される。また排ガス熱交換器6
では、排ガスを冷却して、温水として回収され、他の先
行技術では低圧蒸気として回収される。
【0004】排ガス熱交換器6から管路7に供給される
回収温水の温度は、たとえば80〜90℃であり、まず
温水焚吸収冷凍機8の熱源として利用される。温水焚吸
収冷凍機8は、1重効用吸収冷凍サイクルを達成するも
のであり、駆動熱源として必要な回収温水の温度は、8
0〜90℃であり、これによって管路9には、5〜7℃
の冷水を製造して供給する。したがって冷水負荷10が
存在する場合には、管路7からの回収温水はまず、冷熱
回収の熱源として利用される。
回収温水の温度は、たとえば80〜90℃であり、まず
温水焚吸収冷凍機8の熱源として利用される。温水焚吸
収冷凍機8は、1重効用吸収冷凍サイクルを達成するも
のであり、駆動熱源として必要な回収温水の温度は、8
0〜90℃であり、これによって管路9には、5〜7℃
の冷水を製造して供給する。したがって冷水負荷10が
存在する場合には、管路7からの回収温水はまず、冷熱
回収の熱源として利用される。
【0005】コージェネレーションシステム1からの管
路7を介する回収温水が充分に冷熱回収されると、その
回収温水の温度は、管路11において75〜80℃まで
低下する。冷熱回収しない場合には管路11内における
回収温水の温度は80〜90℃のままである。
路7を介する回収温水が充分に冷熱回収されると、その
回収温水の温度は、管路11において75〜80℃まで
低下する。冷熱回収しない場合には管路11内における
回収温水の温度は80〜90℃のままである。
【0006】従来では、温熱負荷12のために熱供給に
使用される温熱媒体である温水の温度は、管路13にお
いて一般に45〜60℃であり、また高くても80℃で
ある。そこで従来では、温水熱交換器14において、管
路11からの回収温水を用いて熱交換して温熱媒体とし
ての温水を製造する。このように温熱負荷12が存在す
る場合には、回収温水は、冷熱回収の後、またはその冷
熱回収を行わずに直ちに、温熱回収の熱源として利用さ
れる。
使用される温熱媒体である温水の温度は、管路13にお
いて一般に45〜60℃であり、また高くても80℃で
ある。そこで従来では、温水熱交換器14において、管
路11からの回収温水を用いて熱交換して温熱媒体とし
ての温水を製造する。このように温熱負荷12が存在す
る場合には、回収温水は、冷熱回収の後、またはその冷
熱回収を行わずに直ちに、温熱回収の熱源として利用さ
れる。
【0007】温水熱交換器14で温熱回収の熱源として
利用された後の回収温水は、放熱器15で、たとえば6
0〜70℃に冷却され、管路16からガスエンジン2の
冷却水として循環される。管路9の冷水および管路13
の温水の供給のためにポンプ17,18が設けられ、ま
た温水焚吸収冷凍機8および放熱器15の冷却水は、冷
却塔19で冷却され、ポンプ20で循環される。8の温
水焚吸収冷凍機や14の温水熱交換器の他に、冷熱負荷
10および温熱負荷12に対応するために冷熱源機21
および温熱源機22が設置される。
利用された後の回収温水は、放熱器15で、たとえば6
0〜70℃に冷却され、管路16からガスエンジン2の
冷却水として循環される。管路9の冷水および管路13
の温水の供給のためにポンプ17,18が設けられ、ま
た温水焚吸収冷凍機8および放熱器15の冷却水は、冷
却塔19で冷却され、ポンプ20で循環される。8の温
水焚吸収冷凍機や14の温水熱交換器の他に、冷熱負荷
10および温熱負荷12に対応するために冷熱源機21
および温熱源機22が設置される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような図5に示さ
れる先行技術では、ガスエンジンコージェネレーション
システム1の排熱による温水焚吸収冷凍機8による冷熱
回収と、温水熱交換器14による温熱回収との各運転に
ついては、冷熱負荷10および温熱負荷12の状況に合
わせて絶対量を判断して熱供給プラントを運転制御する
必要があるけれども、このことは困難であり、したがっ
て運転を自動化する障害となっている。たとえば、冷熱
負荷10が殆んどないのに、温水焚吸収冷凍機8を運転
することは、ポンプ17,20の消費電力が無駄にな
る。またこれとは逆に温熱負荷12が殆んどないのに温
水熱交換器14を運転することは、ポンプ18の消費電
力が無駄になる。
れる先行技術では、ガスエンジンコージェネレーション
システム1の排熱による温水焚吸収冷凍機8による冷熱
回収と、温水熱交換器14による温熱回収との各運転に
ついては、冷熱負荷10および温熱負荷12の状況に合
わせて絶対量を判断して熱供給プラントを運転制御する
必要があるけれども、このことは困難であり、したがっ
て運転を自動化する障害となっている。たとえば、冷熱
負荷10が殆んどないのに、温水焚吸収冷凍機8を運転
することは、ポンプ17,20の消費電力が無駄にな
る。またこれとは逆に温熱負荷12が殆んどないのに温
水熱交換器14を運転することは、ポンプ18の消費電
力が無駄になる。
【0009】図5に示される先行技術は、さらに他の解
決すべき問題点を有している。地域冷暖房においては、
熱供給を受けるビル内に、そのビル内への電力供給を目
的とするガスエンジンコージェネレーションシステムが
設置されることがある。このうにコージェネレーション
システムが設置される建物であるビル毎に、図5に示さ
れる温水焚吸収冷凍機8、温水熱交換器14および放熱
器15などを設置するとすれば、各ビル毎に大きなスペ
ースが必要となり、各ビルのスペースを有効に利用する
ことができなくなり、またコージェネレーションシステ
ムの排熱を効率的に利用することができるとは言いがた
く、省エネルギをもっと図る必要がある。
決すべき問題点を有している。地域冷暖房においては、
熱供給を受けるビル内に、そのビル内への電力供給を目
的とするガスエンジンコージェネレーションシステムが
設置されることがある。このうにコージェネレーション
システムが設置される建物であるビル毎に、図5に示さ
れる温水焚吸収冷凍機8、温水熱交換器14および放熱
器15などを設置するとすれば、各ビル毎に大きなスペ
ースが必要となり、各ビルのスペースを有効に利用する
ことができなくなり、またコージェネレーションシステ
ムの排熱を効率的に利用することができるとは言いがた
く、省エネルギをもっと図る必要がある。
【0010】本発明の目的は、コージェネレーションシ
ステムの排熱を効率的に利用することができるように
し、しかも全体の構成を簡略化して設置スペースを小さ
くすることができるようにした改良されたコージェネレ
ーションシステムを用いる熱供給の制御方法および熱供
給装置を提供することである。
ステムの排熱を効率的に利用することができるように
し、しかも全体の構成を簡略化して設置スペースを小さ
くすることができるようにした改良されたコージェネレ
ーションシステムを用いる熱供給の制御方法および熱供
給装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、コージェネレ
ーションシステムからの排熱を熱供給の温熱媒体である
温水で回収し、温熱負荷から温熱源機に戻る温熱媒体の
温度を検出し、この検出温度が高くなれば、温熱媒体の
放熱手段を起動し、温熱媒体を冷却して温熱負荷に供給
し、この検出温度が低くなれば、放熱手段の運転を停止
することを特徴とするコージェネレーションシステムを
用いる熱供給の制御方法である。また本発明は、コージ
ェネレーションシステムからの排熱を熱供給の温熱媒体
である温水で回収し、温熱負荷から温熱源機に戻る温熱
媒体の温度を検出し、この検出温度が高くなれば、温熱
媒体を駆動熱源とする吸収式冷凍機と温熱媒体を冷却す
る放熱手段を起動し、この検出温度が低くなれば、温熱
媒体を駆動熱源とする吸収冷凍機と放熱手段の運転を停
止することを特徴とするコージェネレーションシステム
を用いる熱供給の制御方法である。また本発明は、温熱
負荷に供給管路を介して熱供給の温熱媒体である温水を
供給し、戻り管路を介してその温熱負荷からの温熱媒体
を戻し、排熱を供給管路の温熱媒体で回収し、その排熱
回収後の温熱媒体を戻り管路に導く少なくとも1つのコ
ージェネレーションシステムと、戻り管路のコージェネ
レーションシステムとの接続位置に関して温熱負荷とは
反対側に設けられ、温熱媒体の温度を検出する温熱媒体
温度検出手段と、戻り管路からの温熱媒体を冷却して供
給管路に導く放熱手段と、戻り管路からの温熱媒体を加
熱して供給管路に導く温熱源機と、温熱媒体温度検出手
段の出力に応答し、検出温度が予め定める温度以上のと
き、放熱手段を動作させ、検出温度が前記予め定める温
度未満のとき、放熱手段を休止させる制御手段とを含む
ことを特徴とするコージェネレーションシステムを用い
る熱供給装置である。また本発明は、温熱負荷に供給管
路を介して熱供給の温熱媒体である温水を供給し、戻り
管路を介してその温熱負荷からの温熱媒体を戻し、排熱
を供給管路の温熱媒体で回収し、その排熱回収後の温熱
媒体を戻り管路に導く少なくとも1つのコージェネレー
ションシステムと、戻り管路のコージェネレーションシ
ステムとの接続位置に関して温熱負荷とは反対側に設け
られ、温熱媒体の温度を検出する温熱媒体温度検出手段
と、戻り管路からの温熱媒体を駆動熱源として用いる温
水焚吸収冷凍機と、温水焚吸収冷凍機で駆動熱源として
利用された温熱媒体を放熱して供給管路に導く放熱手段
と、戻り管路からの温熱媒体を加熱して供給管路に導く
温熱源機と、温熱媒体温度検出手段の出力に応答し、検
出温度が予め定める温度以上のとき、温水焚吸収冷凍機
と放熱手段とを作動させ、検出温度が前記予め定める温
度未満のとき、温水焚吸収冷凍機と放熱手段とを休止さ
せる制御手段とを含むことを特徴とするコージェネレー
ションシステムを用いる熱供給装置である。また本発明
は、温熱源機には、温熱媒体の流量を制御するための複
数台の並列接続されたポンプが設けられ、戻り管路の温
熱媒体の温度検出手段の出力に応答してポンプの稼動台
数を増減することを特徴とするコージェネレーションシ
ステムを用いる熱供給の制御方法である。さらに本発明
は、温熱源機には、温熱媒体の流量を制御するための複
数台の並列接続されたポンプが設けられ、戻り管路の温
熱媒体の温度検出手段の出力に応答してポンプの稼動台
数を増減することを特徴とするコージェネレーションシ
ステムを用いる熱供給装置である。
ーションシステムからの排熱を熱供給の温熱媒体である
温水で回収し、温熱負荷から温熱源機に戻る温熱媒体の
温度を検出し、この検出温度が高くなれば、温熱媒体の
放熱手段を起動し、温熱媒体を冷却して温熱負荷に供給
し、この検出温度が低くなれば、放熱手段の運転を停止
することを特徴とするコージェネレーションシステムを
用いる熱供給の制御方法である。また本発明は、コージ
ェネレーションシステムからの排熱を熱供給の温熱媒体
である温水で回収し、温熱負荷から温熱源機に戻る温熱
媒体の温度を検出し、この検出温度が高くなれば、温熱
媒体を駆動熱源とする吸収式冷凍機と温熱媒体を冷却す
る放熱手段を起動し、この検出温度が低くなれば、温熱
媒体を駆動熱源とする吸収冷凍機と放熱手段の運転を停
止することを特徴とするコージェネレーションシステム
を用いる熱供給の制御方法である。また本発明は、温熱
負荷に供給管路を介して熱供給の温熱媒体である温水を
供給し、戻り管路を介してその温熱負荷からの温熱媒体
を戻し、排熱を供給管路の温熱媒体で回収し、その排熱
回収後の温熱媒体を戻り管路に導く少なくとも1つのコ
ージェネレーションシステムと、戻り管路のコージェネ
レーションシステムとの接続位置に関して温熱負荷とは
反対側に設けられ、温熱媒体の温度を検出する温熱媒体
温度検出手段と、戻り管路からの温熱媒体を冷却して供
給管路に導く放熱手段と、戻り管路からの温熱媒体を加
熱して供給管路に導く温熱源機と、温熱媒体温度検出手
段の出力に応答し、検出温度が予め定める温度以上のと
き、放熱手段を動作させ、検出温度が前記予め定める温
度未満のとき、放熱手段を休止させる制御手段とを含む
ことを特徴とするコージェネレーションシステムを用い
る熱供給装置である。また本発明は、温熱負荷に供給管
路を介して熱供給の温熱媒体である温水を供給し、戻り
管路を介してその温熱負荷からの温熱媒体を戻し、排熱
を供給管路の温熱媒体で回収し、その排熱回収後の温熱
媒体を戻り管路に導く少なくとも1つのコージェネレー
ションシステムと、戻り管路のコージェネレーションシ
ステムとの接続位置に関して温熱負荷とは反対側に設け
られ、温熱媒体の温度を検出する温熱媒体温度検出手段
と、戻り管路からの温熱媒体を駆動熱源として用いる温
水焚吸収冷凍機と、温水焚吸収冷凍機で駆動熱源として
利用された温熱媒体を放熱して供給管路に導く放熱手段
と、戻り管路からの温熱媒体を加熱して供給管路に導く
温熱源機と、温熱媒体温度検出手段の出力に応答し、検
出温度が予め定める温度以上のとき、温水焚吸収冷凍機
と放熱手段とを作動させ、検出温度が前記予め定める温
度未満のとき、温水焚吸収冷凍機と放熱手段とを休止さ
せる制御手段とを含むことを特徴とするコージェネレー
ションシステムを用いる熱供給装置である。また本発明
は、温熱源機には、温熱媒体の流量を制御するための複
数台の並列接続されたポンプが設けられ、戻り管路の温
熱媒体の温度検出手段の出力に応答してポンプの稼動台
数を増減することを特徴とするコージェネレーションシ
ステムを用いる熱供給の制御方法である。さらに本発明
は、温熱源機には、温熱媒体の流量を制御するための複
数台の並列接続されたポンプが設けられ、戻り管路の温
熱媒体の温度検出手段の出力に応答してポンプの稼動台
数を増減することを特徴とするコージェネレーションシ
ステムを用いる熱供給装置である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、コージェネレーションシステ
ムからの排熱を、温熱負荷に供給する温熱媒体である温
水で回収し、温熱負荷に温熱媒体を供給する供給管路お
よび温熱負荷からの戻り管路に、放熱手段、さらには温
水焚吸収冷凍機を接続し、また温熱源機を接続して熱供
給プラントを構成して、地域冷暖房を行うことができる
ようにし、さらに熱供給を受けるたとえばビル内にも、
そのビル内への電力供給を行うためのコージェネレーシ
ョンシステムが個別的に設置され、このような各ビル内
のコージェネレーションシステムもまた供給管路と戻り
管路とに接続されて温水でコージェネレーションシステ
ムの排熱を回収するように構成し、こうして熱供給プラ
ント内における放熱器、さらに温水焚吸収冷凍機および
温熱源機を共用することができる。これによって前述の
図5に関連して述べた各コージェネレーションシステム
毎に放熱手段、温水焚吸収冷凍機および温水熱交換器を
必要とせず、各ビルのスペースを有効に利用することが
できる。
ムからの排熱を、温熱負荷に供給する温熱媒体である温
水で回収し、温熱負荷に温熱媒体を供給する供給管路お
よび温熱負荷からの戻り管路に、放熱手段、さらには温
水焚吸収冷凍機を接続し、また温熱源機を接続して熱供
給プラントを構成して、地域冷暖房を行うことができる
ようにし、さらに熱供給を受けるたとえばビル内にも、
そのビル内への電力供給を行うためのコージェネレーシ
ョンシステムが個別的に設置され、このような各ビル内
のコージェネレーションシステムもまた供給管路と戻り
管路とに接続されて温水でコージェネレーションシステ
ムの排熱を回収するように構成し、こうして熱供給プラ
ント内における放熱器、さらに温水焚吸収冷凍機および
温熱源機を共用することができる。これによって前述の
図5に関連して述べた各コージェネレーションシステム
毎に放熱手段、温水焚吸収冷凍機および温水熱交換器を
必要とせず、各ビルのスペースを有効に利用することが
できる。
【0013】本発明に従えば、上述のようにコージェネ
レーションシステムの排熱を、熱供給の温熱媒体として
の温水で回収する構成となっているので、温水負荷の変
動によって、また複数のコージェネレーションシステム
のうちの一部分の運転/休止などによる回収排熱の量の
変動によって、温熱源機に入る温水温度が変動する。
レーションシステムの排熱を、熱供給の温熱媒体として
の温水で回収する構成となっているので、温水負荷の変
動によって、また複数のコージェネレーションシステム
のうちの一部分の運転/休止などによる回収排熱の量の
変動によって、温熱源機に入る温水温度が変動する。
【0014】そこで本発明では、戻り管路のコージェネ
レーションシステムとの接続位置に関して温熱負荷とは
反対側に設けられる温熱媒体温度検出手段によって、温
熱源機に入る温熱媒体である温水の温度を検出し、これ
によってその温熱媒体の検出温度が予め定める温度、た
とえば80℃以上のとき、少なくとも放熱手段、さらに
は必要があれば温水焚吸収冷凍機を動作させ、またその
検出温度が前記予め定める温度未満であれば、放熱手
段、さらには温水焚吸収冷凍機を休止させる。こうして
放熱手段および温水焚吸収冷凍機の運転を、温熱源機に
入る温熱媒体の検出温度によって判断する。こうしてコ
ージェネレーションシステムの排熱を効率的に利用する
ことができるようになり、しかも放熱手段および温水焚
吸収冷凍機の起動/停止運転の自動化を容易に達成する
ことができる。
レーションシステムとの接続位置に関して温熱負荷とは
反対側に設けられる温熱媒体温度検出手段によって、温
熱源機に入る温熱媒体である温水の温度を検出し、これ
によってその温熱媒体の検出温度が予め定める温度、た
とえば80℃以上のとき、少なくとも放熱手段、さらに
は必要があれば温水焚吸収冷凍機を動作させ、またその
検出温度が前記予め定める温度未満であれば、放熱手
段、さらには温水焚吸収冷凍機を休止させる。こうして
放熱手段および温水焚吸収冷凍機の運転を、温熱源機に
入る温熱媒体の検出温度によって判断する。こうしてコ
ージェネレーションシステムの排熱を効率的に利用する
ことができるようになり、しかも放熱手段および温水焚
吸収冷凍機の起動/停止運転の自動化を容易に達成する
ことができる。
【0015】さらに本発明に従えば、温熱源機に温水で
ある温熱媒体を循環させるために、複数台の並列接続さ
れたポンプがその温熱源機の入口または出口に設けら
れ、戻り管路から温熱源機に入る温熱媒体の温度によっ
て、ポンプの稼動台数を増減することができる。温熱源
機としてはガス焚吸収冷温水機などであり、温水流量が
変動してもほぼ一定の加熱量を得ることができ、また温
熱源機からの出口の温熱媒体の温度は一定温度、たとえ
ば80℃に保たれるように制御されるので、その入口温
度が下降し、出入口温度差が大きくなれば、これによっ
てポンプの稼動台数を減少させる。このように複数台の
ポンプの稼動台数を制御することによって、大容量の単
一のポンプを用いる場合に比べて、温水の輸送動力を削
減することができて都合がよい。
ある温熱媒体を循環させるために、複数台の並列接続さ
れたポンプがその温熱源機の入口または出口に設けら
れ、戻り管路から温熱源機に入る温熱媒体の温度によっ
て、ポンプの稼動台数を増減することができる。温熱源
機としてはガス焚吸収冷温水機などであり、温水流量が
変動してもほぼ一定の加熱量を得ることができ、また温
熱源機からの出口の温熱媒体の温度は一定温度、たとえ
ば80℃に保たれるように制御されるので、その入口温
度が下降し、出入口温度差が大きくなれば、これによっ
てポンプの稼動台数を減少させる。このように複数台の
ポンプの稼動台数を制御することによって、大容量の単
一のポンプを用いる場合に比べて、温水の輸送動力を削
減することができて都合がよい。
【0016】さらに本発明に従えば、たとえば熱供給プ
ラントにおける供給管路と戻り管路とには、コージェネ
レーションシステムの接続位置よりも温熱負荷側でバイ
パス路が設けられ、換言すると、供給管路の放熱手段お
よび温熱源機の接続位置よりも温熱負荷側の位置と、戻
り管路の温熱媒体温度検出手段よりも温熱負荷側の位置
との間に、バイパス路が接続される。このバイパス路に
介在される制御弁では、供給管路のバイパス路よりも温
熱負荷側の温熱媒体の圧力が一定となるように開度の制
御が行われる。
ラントにおける供給管路と戻り管路とには、コージェネ
レーションシステムの接続位置よりも温熱負荷側でバイ
パス路が設けられ、換言すると、供給管路の放熱手段お
よび温熱源機の接続位置よりも温熱負荷側の位置と、戻
り管路の温熱媒体温度検出手段よりも温熱負荷側の位置
との間に、バイパス路が接続される。このバイパス路に
介在される制御弁では、供給管路のバイパス路よりも温
熱負荷側の温熱媒体の圧力が一定となるように開度の制
御が行われる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
す系統図である。地域冷暖房および給湯を行うために、
熱供給プラント27から供給管路28を経て、たとえば
80℃の温水である温熱媒体が供給され、戻り管路29
には、温熱負荷30で暖房および給湯のために使用され
た温熱媒体が戻って循環される。冷房のために冷熱負荷
31がまた、設けられる。熱供給プラント27内と、熱
供給を受けるビルとには、ガスエンジンコージェネレー
ションシステム32,33が設置される。
す系統図である。地域冷暖房および給湯を行うために、
熱供給プラント27から供給管路28を経て、たとえば
80℃の温水である温熱媒体が供給され、戻り管路29
には、温熱負荷30で暖房および給湯のために使用され
た温熱媒体が戻って循環される。冷房のために冷熱負荷
31がまた、設けられる。熱供給プラント27内と、熱
供給を受けるビルとには、ガスエンジンコージェネレー
ションシステム32,33が設置される。
【0018】図2は、コージェネレーションシステム3
2の構成を簡略化して示す系統図である。ガス燃料を用
いるガスエンジン34によって発電機35を駆動し、こ
のガスエンジン34の本体のジャケット冷却器36に
は、供給管路28からの温水が導かれてガスエンジン3
4の本体が冷却されて温水として回収され、さらにその
ガスエンジン34からの排ガス経路に介在された排ガス
熱交換器37で温水が排ガスを冷却して、温水として、
または他の実施例では低圧蒸気として、排熱回収され、
戻り管路29に導かれる。もう1つのコージェネレーシ
ョンシステム33も同ような構成を有する。こうしてコ
ージェネレーションシステム32,33の排熱は、熱供
給の温熱媒体である温水で回収される。
2の構成を簡略化して示す系統図である。ガス燃料を用
いるガスエンジン34によって発電機35を駆動し、こ
のガスエンジン34の本体のジャケット冷却器36に
は、供給管路28からの温水が導かれてガスエンジン3
4の本体が冷却されて温水として回収され、さらにその
ガスエンジン34からの排ガス経路に介在された排ガス
熱交換器37で温水が排ガスを冷却して、温水として、
または他の実施例では低圧蒸気として、排熱回収され、
戻り管路29に導かれる。もう1つのコージェネレーシ
ョンシステム33も同ような構成を有する。こうしてコ
ージェネレーションシステム32,33の排熱は、熱供
給の温熱媒体である温水で回収される。
【0019】熱供給プラント27において戻り管路29
からの温水は管路38から温水焚吸収冷凍機39に導か
れ、さらに管路40から放熱器41に導かれ、管路42
から供給管路28に導かれる。温水焚吸収冷凍機39
は、たとえば一重効用吸収冷凍機であって、管路38か
らの温水は再生器に設けられた伝熱管43に導かれる。
冷熱負荷31に冷熱を供給する管路44とその戻り管路
45は、蒸発器の伝熱管46に接続される。また凝縮器
の伝熱管47は冷却塔48の管路49,50に接続され
る。
からの温水は管路38から温水焚吸収冷凍機39に導か
れ、さらに管路40から放熱器41に導かれ、管路42
から供給管路28に導かれる。温水焚吸収冷凍機39
は、たとえば一重効用吸収冷凍機であって、管路38か
らの温水は再生器に設けられた伝熱管43に導かれる。
冷熱負荷31に冷熱を供給する管路44とその戻り管路
45は、蒸発器の伝熱管46に接続される。また凝縮器
の伝熱管47は冷却塔48の管路49,50に接続され
る。
【0020】管路38,40にはバイパス路51が設け
られ、さらに3方弁52が設けられる。制御回路53
は、管路44における供給される冷水の温度を検出する
温度検出手段54からの出力に応答し、その検出温度が
予め定める温度、たとえば7℃となるように、伝熱管4
3およびバイパス路51を通る温水の流量比を制御す
る。
られ、さらに3方弁52が設けられる。制御回路53
は、管路44における供給される冷水の温度を検出する
温度検出手段54からの出力に応答し、その検出温度が
予め定める温度、たとえば7℃となるように、伝熱管4
3およびバイパス路51を通る温水の流量比を制御す
る。
【0021】放熱器41に関連して管路40,42には
バイパス路55と3方弁56とが設けられ、管路42に
設けられた温水の温度を検出する手段57の出力によっ
て制御回路58は、温度検出手段57によって検出され
る温度が予め定める温度、たとえば80℃に一定に保た
れるように、放熱器41側、およびバイパス路55に流
れる温水の流量比を定める。
バイパス路55と3方弁56とが設けられ、管路42に
設けられた温水の温度を検出する手段57の出力によっ
て制御回路58は、温度検出手段57によって検出され
る温度が予め定める温度、たとえば80℃に一定に保た
れるように、放熱器41側、およびバイパス路55に流
れる温水の流量比を定める。
【0022】管路38にはポンプ59が介在されて温水
を圧送して循環し、流量制御弁60は、管路38におけ
る温水の流量を一定に保つ働きをする。放熱器41と温
水焚吸収冷凍機39の伝熱管47とは管路50によって
接続され、またこの放熱器41は管路61に対して冷却
塔48に接続され、ポンプ62によって冷却水が循環さ
れる。管路45には冷水を循環圧送するポンプ82が介
在されている。
を圧送して循環し、流量制御弁60は、管路38におけ
る温水の流量を一定に保つ働きをする。放熱器41と温
水焚吸収冷凍機39の伝熱管47とは管路50によって
接続され、またこの放熱器41は管路61に対して冷却
塔48に接続され、ポンプ62によって冷却水が循環さ
れる。管路45には冷水を循環圧送するポンプ82が介
在されている。
【0023】冷熱負荷31に対応するために、温水焚吸
収冷凍機の他に冷熱源機63が設けられる。この冷熱源
機は、たとえばガス燃料や蒸気を用いる2重効用吸収冷
凍機であってもよく、あるいはまた圧縮機を用いる冷凍
機であってもよい。
収冷凍機の他に冷熱源機63が設けられる。この冷熱源
機は、たとえばガス燃料や蒸気を用いる2重効用吸収冷
凍機であってもよく、あるいはまた圧縮機を用いる冷凍
機であってもよい。
【0024】さらに温熱源機64が供給管路28および
戻り管路29に関連して設けられる。温熱源機64は、
たとえばガス燃料を用いるガス焚吸収冷温水機であり、
ガス燃料を熱源として冷水または温水を切換えて製造す
る熱源機である。ガス燃料が供給される管路65には流
量制御弁66が介在される。温熱源機64には管路67
を経て温水が入り、加熱された温水は管路68から供給
管路28に供給される。温度検出手段69は、温熱源機
64からの温水の出口温度を検出し、これによって制御
回路70は、温度検出手段69によって検出される検出
温度が、予め定める一定の温度、たとえば80℃となる
ように流量制御弁66の開度を制御してガス燃料の流量
を制御する。
戻り管路29に関連して設けられる。温熱源機64は、
たとえばガス燃料を用いるガス焚吸収冷温水機であり、
ガス燃料を熱源として冷水または温水を切換えて製造す
る熱源機である。ガス燃料が供給される管路65には流
量制御弁66が介在される。温熱源機64には管路67
を経て温水が入り、加熱された温水は管路68から供給
管路28に供給される。温度検出手段69は、温熱源機
64からの温水の出口温度を検出し、これによって制御
回路70は、温度検出手段69によって検出される検出
温度が、予め定める一定の温度、たとえば80℃となる
ように流量制御弁66の開度を制御してガス燃料の流量
を制御する。
【0025】管路67には、複数の並列接続されたポン
プ71が接続され、温熱源機64の運転時には、これら
のポンプ71が1台または複数台並列に運転される。ポ
ンプ71を複数台設置して選択的に駆動することによっ
て、温水の輸送動力を削減することができる。温熱源機
64は、温水流量が変動しても、ほぼ一定の加熱量を得
ることができる。したがって温水の入出の温度差によっ
てポンプ71の運転台数を決定し、こうして後述のよう
に温熱媒体温度検出手段72の出力に基づいて制御回路
73は、ポンプ71の運転台数を増減し、すなわち戻り
管路29の温熱媒体の温度が下降するにつれて、ポンプ
71の稼動台数を減少する。
プ71が接続され、温熱源機64の運転時には、これら
のポンプ71が1台または複数台並列に運転される。ポ
ンプ71を複数台設置して選択的に駆動することによっ
て、温水の輸送動力を削減することができる。温熱源機
64は、温水流量が変動しても、ほぼ一定の加熱量を得
ることができる。したがって温水の入出の温度差によっ
てポンプ71の運転台数を決定し、こうして後述のよう
に温熱媒体温度検出手段72の出力に基づいて制御回路
73は、ポンプ71の運転台数を増減し、すなわち戻り
管路29の温熱媒体の温度が下降するにつれて、ポンプ
71の稼動台数を減少する。
【0026】温熱媒体温度検出手段72は、戻り管路2
9のコージェネレーションシステム32との接続位置7
4に関して、温熱負荷30とは反対側(図1の左方)に
設けられ、こうして温熱源機64に入る温水温度を検出
する。この温度検出手段72の出力は、上述のように制
御回路73に与えられるとともに、もう1つの制御回路
75に与えられる。制御回路73は、その温熱源機64
の運転時におけるポンプ71の稼動台数を制御する働き
をする。制御回路75は、温水焚吸収冷凍機39および
放熱器41の運転/停止を制御する働きをし、運転中に
おいてはポンプ59,62,82を順次動作させ、その
運転休止のためにこれらのポンプ59,62,82を順
次休止する。
9のコージェネレーションシステム32との接続位置7
4に関して、温熱負荷30とは反対側(図1の左方)に
設けられ、こうして温熱源機64に入る温水温度を検出
する。この温度検出手段72の出力は、上述のように制
御回路73に与えられるとともに、もう1つの制御回路
75に与えられる。制御回路73は、その温熱源機64
の運転時におけるポンプ71の稼動台数を制御する働き
をする。制御回路75は、温水焚吸収冷凍機39および
放熱器41の運転/停止を制御する働きをし、運転中に
おいてはポンプ59,62,82を順次動作させ、その
運転休止のためにこれらのポンプ59,62,82を順
次休止する。
【0027】こうして温度検出手段72によって検出さ
れる温熱媒体の検出温度が予め定める温度であるたとえ
ば80℃以上になると、制御回路75は、温水焚吸収冷
凍機39と放熱器41の系統を起動してポンプ59,6
2,82を順次動作させる。また温度検出手段72によ
って検出される温度が80℃未満であるときには、制御
回路75は、温水焚吸収冷凍機39と放熱器41を休止
させる。つまり、ポンプ59,62,82を順次停止さ
せる。
れる温熱媒体の検出温度が予め定める温度であるたとえ
ば80℃以上になると、制御回路75は、温水焚吸収冷
凍機39と放熱器41の系統を起動してポンプ59,6
2,82を順次動作させる。また温度検出手段72によ
って検出される温度が80℃未満であるときには、制御
回路75は、温水焚吸収冷凍機39と放熱器41を休止
させる。つまり、ポンプ59,62,82を順次停止さ
せる。
【0028】温度検出手段72によって検出される温度
は上述のように80℃以上であるとき、コージェネレー
ションシステム32の排熱を回収した温水は、温水焚吸
収冷凍機39で冷熱製造に利用され、放熱器41で予め
定める所定温度まで冷却される。この実施例では、温水
の温度レベルを、80℃に上昇し、これによって給湯を
含む広範囲の温熱負荷30を可能にするとともに、コー
ジェネレーションシステム32におけるガスエンジン3
4の冷却に対応することができるようにし、このことは
もう1つのコージェネレーションシステム33において
も同様である。温水の供給管路28からの供給温度は8
0℃であり、温熱負荷30から戻り管路29への戻り温
度は70℃としている。ガスエンジン34の冷却用に供
給する温水温度も80℃とし、ガスエンジン34からの
戻り温度を85℃としている。温水焚吸収冷凍機39は
85℃程度の温水で所定の冷凍能力を発揮するものと
し、また放熱器41は、ガスエンジン34からの排熱の
全量を、冷却塔48によって放熱することができる能力
を有するものとする。
は上述のように80℃以上であるとき、コージェネレー
ションシステム32の排熱を回収した温水は、温水焚吸
収冷凍機39で冷熱製造に利用され、放熱器41で予め
定める所定温度まで冷却される。この実施例では、温水
の温度レベルを、80℃に上昇し、これによって給湯を
含む広範囲の温熱負荷30を可能にするとともに、コー
ジェネレーションシステム32におけるガスエンジン3
4の冷却に対応することができるようにし、このことは
もう1つのコージェネレーションシステム33において
も同様である。温水の供給管路28からの供給温度は8
0℃であり、温熱負荷30から戻り管路29への戻り温
度は70℃としている。ガスエンジン34の冷却用に供
給する温水温度も80℃とし、ガスエンジン34からの
戻り温度を85℃としている。温水焚吸収冷凍機39は
85℃程度の温水で所定の冷凍能力を発揮するものと
し、また放熱器41は、ガスエンジン34からの排熱の
全量を、冷却塔48によって放熱することができる能力
を有するものとする。
【0029】この実施例では、上述のようにコージェネ
レーションシステム32,33の排熱を温水で回収する
ように構成されているので、温水負荷30とコージェネ
レーションシステム32,33の回収排熱の割合の変化
によって温度検出手段72の検出温度が変動することに
着目したものであり、温水焚吸収冷凍機39および放熱
器41の系統を効果的に運転することが可能になる。こ
れによってコージェネレーションシステム32,33の
排熱を効率的に利用することができ、また上述の運転の
自動化を制御回路75によって簡単に行うことができる
という優れた効果が達成される。
レーションシステム32,33の排熱を温水で回収する
ように構成されているので、温水負荷30とコージェネ
レーションシステム32,33の回収排熱の割合の変化
によって温度検出手段72の検出温度が変動することに
着目したものであり、温水焚吸収冷凍機39および放熱
器41の系統を効果的に運転することが可能になる。こ
れによってコージェネレーションシステム32,33の
排熱を効率的に利用することができ、また上述の運転の
自動化を制御回路75によって簡単に行うことができる
という優れた効果が達成される。
【0030】熱供給プラント27において、供給管路2
8と戻り管路29とには、コージェネレーションシステ
ム32の接続位置77,74よりも温熱負荷30側でバ
イパス路78が接続される。すなわち、このバイパス路
78は、供給管路28における放熱器41および温水焚
吸収冷凍機39の接続位置79よりも温熱負荷30側の
位置79と、戻り管路29の温度検出手段72よりも温
熱負荷30側の位置との間に接続される。供給管路28
には、バイパス管路78よりも温熱負荷30側で温熱媒
体である温水の圧力を検出す圧力検出手段81が設けら
れる。バイパス路78には制御弁83が介在される。制
御手段84は、圧力検出手段81の出力に応答し、検出
圧力が予め定める値になるように、制御弁83の開度を
制御し、たとえば検出圧力が上昇すると、制御弁83の
開度を大きくする。これによってバイパス路78に流れ
る温水の流量を、増加させ、供給圧力を一定に保つ。
8と戻り管路29とには、コージェネレーションシステ
ム32の接続位置77,74よりも温熱負荷30側でバ
イパス路78が接続される。すなわち、このバイパス路
78は、供給管路28における放熱器41および温水焚
吸収冷凍機39の接続位置79よりも温熱負荷30側の
位置79と、戻り管路29の温度検出手段72よりも温
熱負荷30側の位置との間に接続される。供給管路28
には、バイパス管路78よりも温熱負荷30側で温熱媒
体である温水の圧力を検出す圧力検出手段81が設けら
れる。バイパス路78には制御弁83が介在される。制
御手段84は、圧力検出手段81の出力に応答し、検出
圧力が予め定める値になるように、制御弁83の開度を
制御し、たとえば検出圧力が上昇すると、制御弁83の
開度を大きくする。これによってバイパス路78に流れ
る温水の流量を、増加させ、供給圧力を一定に保つ。
【0031】図3を参照して、温熱負荷30がコージェ
ネレーションシステムの回収排熱に比べて小さいとき、
たとえば夏場などにおける熱バランスを示す。このコー
ジェネレーションシステム32,33は、たとえば10
00kWクラスの発電能力を有するものであり、排熱は
1350Mcal/hであり、そのための排熱を回収す
る温水は、270m3/h必要である。温熱負荷30が
たとえば100Mcal/hであって小さいときには、
第3図に示されるように熱供給プラント27内に戻り管
路29を介して入る温水温度は84.2℃となり、この
温度が温度検出手段72によって検出される。この温水
温度84.2℃は、温水焚吸収冷凍機39で充分冷熱を
回収することができる温度レベルである。
ネレーションシステムの回収排熱に比べて小さいとき、
たとえば夏場などにおける熱バランスを示す。このコー
ジェネレーションシステム32,33は、たとえば10
00kWクラスの発電能力を有するものであり、排熱は
1350Mcal/hであり、そのための排熱を回収す
る温水は、270m3/h必要である。温熱負荷30が
たとえば100Mcal/hであって小さいときには、
第3図に示されるように熱供給プラント27内に戻り管
路29を介して入る温水温度は84.2℃となり、この
温度が温度検出手段72によって検出される。この温水
温度84.2℃は、温水焚吸収冷凍機39で充分冷熱を
回収することができる温度レベルである。
【0032】温度検出手段72によつて検出される温度
がこのように80℃以上であるので、温水焚吸収冷凍機
39で冷熱を回収することが可能である。温水焚吸収冷
凍機39の成績係数COPは約0.7であるので、約5
50RTの冷熱が回収される。
がこのように80℃以上であるので、温水焚吸収冷凍機
39で冷熱を回収することが可能である。温水焚吸収冷
凍機39の成績係数COPは約0.7であるので、約5
50RTの冷熱が回収される。
【0033】温度検出手段72によって検出される温水
温度が80℃未満になると、上述のように制御回路75
は温水焚吸収冷凍機39と放熱器41の系統の運転を休
止させる。
温度が80℃未満になると、上述のように制御回路75
は温水焚吸収冷凍機39と放熱器41の系統の運転を休
止させる。
【0034】温熱負荷30が零のときには、戻り回路2
9からの温度検出手段72によって検出される温水温度
は約85℃となり(バイパス流量がゼロのとき85℃と
なる)、このとき温水焚吸収冷凍機39によって、冷熱
を最大限、回収することができる。また温水焚吸収冷凍
機39に入る管路38の温水ラインに、温水ボイラを設
置して、不足熱量を補うように構成してもよい。
9からの温度検出手段72によって検出される温水温度
は約85℃となり(バイパス流量がゼロのとき85℃と
なる)、このとき温水焚吸収冷凍機39によって、冷熱
を最大限、回収することができる。また温水焚吸収冷凍
機39に入る管路38の温水ラインに、温水ボイラを設
置して、不足熱量を補うように構成してもよい。
【0035】図4は、温熱負荷30がコージェネレーシ
ョンシステムの回収排熱に比べて大きいとき、たとえば
冬場などにおける熱バランスを示す。温熱負荷30がた
とえば10000Mcal/hであって大きいとき、熱
供給プラント27内の戻り管路29からの温度検出手段
72によって検出される温度は、75.5℃まで低下す
る。コージェネレーションシステム32,33をすべて
停止すると、ガスエンジン34による排熱回収が零とな
ってしまい、検出温度は約70℃になる(バイパス流量
がゼロのとき70℃となる)。このとき前述のように制
御回路73は温度検出手段72の温度によってポンプ7
1の運転台数を制御し、温水の輸送動力を削減できる。
ョンシステムの回収排熱に比べて大きいとき、たとえば
冬場などにおける熱バランスを示す。温熱負荷30がた
とえば10000Mcal/hであって大きいとき、熱
供給プラント27内の戻り管路29からの温度検出手段
72によって検出される温度は、75.5℃まで低下す
る。コージェネレーションシステム32,33をすべて
停止すると、ガスエンジン34による排熱回収が零とな
ってしまい、検出温度は約70℃になる(バイパス流量
がゼロのとき70℃となる)。このとき前述のように制
御回路73は温度検出手段72の温度によってポンプ7
1の運転台数を制御し、温水の輸送動力を削減できる。
【0036】本発明の他の実施例として、温水焚吸収冷
凍機39およびそれに関連するバイパス路51、3方弁
52、ポンプ82などが省略され、管路38の温水が放
熱器41の管路40に直接に供給されるように構成され
てもよい。
凍機39およびそれに関連するバイパス路51、3方弁
52、ポンプ82などが省略され、管路38の温水が放
熱器41の管路40に直接に供給されるように構成され
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
も1つのコージェネレーションシステムに放熱手段、さ
らに温水焚吸収冷凍機を接続するとともに温熱源機を接
続して熱供給プラントを構成し、コージェネレーション
システムの排熱を、温熱負荷に熱供給する温熱媒体とし
ての温水で回収するようにし、この温熱媒体の供給管路
と戻り管路とに、さらにコージェネレーションシステム
をたとえばビル毎に設置したとき、熱供給プラントにお
ける放熱手段、温水焚吸収冷凍機および温熱源機を共用
して用いることができ、各ビル毎に前述の先行技術に関
連して述べた温水焚吸収冷凍機および温水熱交換器、さ
らに放熱器などを設ける必要がなく、設置スペースが節
約でき、たとえば各ビルのスペースを有効に利用するこ
とができるようになる。
も1つのコージェネレーションシステムに放熱手段、さ
らに温水焚吸収冷凍機を接続するとともに温熱源機を接
続して熱供給プラントを構成し、コージェネレーション
システムの排熱を、温熱負荷に熱供給する温熱媒体とし
ての温水で回収するようにし、この温熱媒体の供給管路
と戻り管路とに、さらにコージェネレーションシステム
をたとえばビル毎に設置したとき、熱供給プラントにお
ける放熱手段、温水焚吸収冷凍機および温熱源機を共用
して用いることができ、各ビル毎に前述の先行技術に関
連して述べた温水焚吸収冷凍機および温水熱交換器、さ
らに放熱器などを設ける必要がなく、設置スペースが節
約でき、たとえば各ビルのスペースを有効に利用するこ
とができるようになる。
【0038】さらに本発明によれば、コージェネレーシ
ョンシステムの排熱を、熱供給の温熱媒体である温水で
回収するようにしたので、温熱源機に入る温水温度は、
温熱負荷とコージェネレーションシステムの回収排熱の
割合の変化によって変動し、この温熱媒体の温度を検出
して放熱手段、さらには温水焚吸収冷凍機の運転を制御
するようにしたので、コージェネレーションシステムの
排熱を効率的に利用することができるとともに、運転の
自動化を容易に行うことができ、さらに必要なときだけ
運転することができるためポンプの輸送動力を削減でき
るという優れた効果が達成される。
ョンシステムの排熱を、熱供給の温熱媒体である温水で
回収するようにしたので、温熱源機に入る温水温度は、
温熱負荷とコージェネレーションシステムの回収排熱の
割合の変化によって変動し、この温熱媒体の温度を検出
して放熱手段、さらには温水焚吸収冷凍機の運転を制御
するようにしたので、コージェネレーションシステムの
排熱を効率的に利用することができるとともに、運転の
自動化を容易に行うことができ、さらに必要なときだけ
運転することができるためポンプの輸送動力を削減でき
るという優れた効果が達成される。
【0039】さらに本発明によれば、温熱源機の供給管
路に導かれる温熱媒体の温度が予め定める温度になるよ
うに、その温熱源機に供給される駆動熱源、たとえばガ
ス燃料または水蒸気などの流量を制御するようにして、
供給管路から供給される温熱媒体の温度をたとえば80
℃に保ち、温熱負荷の変動に応じて、温熱源機に入る戻
り管路の温熱媒体の温度が変化すると、たとえばその温
度が下降すると、運転中の温熱源機に循環する温水を供
給する複数台の並列接続されたポンプの稼動台数を減少
し、このように複数台のポンプを設置して選択的に駆動
することによって、単一の大容量のポンプを設置して常
時運転する構成に比べて、温水の輸送動力を削減するこ
とが可能になる。
路に導かれる温熱媒体の温度が予め定める温度になるよ
うに、その温熱源機に供給される駆動熱源、たとえばガ
ス燃料または水蒸気などの流量を制御するようにして、
供給管路から供給される温熱媒体の温度をたとえば80
℃に保ち、温熱負荷の変動に応じて、温熱源機に入る戻
り管路の温熱媒体の温度が変化すると、たとえばその温
度が下降すると、運転中の温熱源機に循環する温水を供
給する複数台の並列接続されたポンプの稼動台数を減少
し、このように複数台のポンプを設置して選択的に駆動
することによって、単一の大容量のポンプを設置して常
時運転する構成に比べて、温水の輸送動力を削減するこ
とが可能になる。
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す系統図で
ある。
ある。
【図2】コージェネレーションシステム32の具体的な
構成を示す簡略化した系統図である。
構成を示す簡略化した系統図である。
【図3】温熱負荷30が小さいときの熱バランスを示す
図である。
図である。
【図4】温熱負荷30が大きいときの熱バランスを示す
図である。
図である。
【図5】先行技術の構成を示す系統図である。
27 熱供給プラント 28 供給管路 29 戻り管路 30 温熱負荷 31 冷熱負荷 32,33 ガスエンジンコージェネレーションシステ
ム 34 ガスエンジン 39 温水焚吸収冷凍機 41 放熱器 64 温熱源機 71 ポンプ 72 温熱媒体温度検出手段 73,75 制御回路 78 バイパス路 81 圧力検出手段 83 制御弁
ム 34 ガスエンジン 39 温水焚吸収冷凍機 41 放熱器 64 温熱源機 71 ポンプ 72 温熱媒体温度検出手段 73,75 制御回路 78 バイパス路 81 圧力検出手段 83 制御弁
Claims (6)
- 【請求項1】 コージェネレーションシステムからの排
熱を熱供給の温熱媒体である温水で回収し、 温熱負荷から温熱源機に戻る温熱媒体の温度を検出し、 この検出温度が高くなれば、温熱媒体の放熱手段を起動
し、温熱媒体を冷却して温熱負荷に供給し、 この検出温度が低くなれば、放熱手段の運転を停止する
ことを特徴とするコージェネレーションシステムを用い
る熱供給の制御方法。 - 【請求項2】 コージェネレーションシステムからの排
熱を熱供給の温熱媒体である温水で回収し、 温熱負荷から温熱源機に戻る温熱媒体の温度を検出し、 この検出温度が高くなれば、温熱媒体を駆動熱源とする
吸収式冷凍機と温熱媒体を冷却する放熱手段を起動し、 この検出温度が低くなれば、温熱媒体を駆動熱源とする
吸収冷凍機と放熱手段の運転を停止することを特徴とす
るコージェネレーションシステムを用いる熱供給の制御
方法。 - 【請求項3】 温熱負荷に供給管路を介して熱供給の温
熱媒体である温水を供給し、戻り管路を介してその温熱
負荷からの温熱媒体を戻し、 排熱を供給管路の温熱媒体で回収し、その排熱回収後の
温熱媒体を戻り管路に導く少なくとも1つのコージェネ
レーションシステムと、 戻り管路のコージェネレーションシステムとの接続位置
に関して温熱負荷とは反対側に設けられ、温熱媒体の温
度を検出する温熱媒体温度検出手段と、 戻り管路からの温熱媒体を冷却して供給管路に導く放熱
手段と、 戻り管路からの温熱媒体を加熱して供給管路に導く温熱
源機と、 温熱媒体温度検出手段の出力に応答し、検出温度が予め
定める温度以上のとき、放熱手段を動作させ、検出温度
が前記予め定める温度未満のとき、放熱手段を休止させ
る制御手段とを含むことを特徴とするコージェネレーシ
ョンシステムを用いる熱供給装置。 - 【請求項4】 温熱負荷に供給管路を介して熱供給の温
熱媒体である温水を供給し、戻り管路を介してその温熱
負荷からの温熱媒体を戻し、 排熱を供給管路の温熱媒体で回収し、その排熱回収後の
温熱媒体を戻り管路に導く少なくとも1つのコージェネ
レーションシステムと、 戻り管路のコージェネレーションシステムとの接続位置
に関して温熱負荷とは反対側に設けられ、温熱媒体の温
度を検出する温熱媒体温度検出手段と、 戻り管路からの温熱媒体を駆動熱源として用いる温水焚
吸収冷凍機と、 温水焚吸収冷凍機で駆動熱源として利用された温熱媒体
を放熱して供給管路に導く放熱手段と、 戻り管路からの温熱媒体を加熱して供給管路に導く温熱
源機と、 温熱媒体温度検出手段の出力に応答し、検出温度が予め
定める温度以上のとき、温水焚吸収冷凍機と放熱手段と
を作動させ、検出温度が前記予め定める温度未満のと
き、温水焚吸収冷凍機と放熱手段とを休止させる制御手
段とを含むことを特徴とするコージェネレーションシス
テムを用いる熱供給装置。 - 【請求項5】 温熱源機には、温熱媒体の流量を制御す
るための複数台の並列接続されたポンプが設けられ、 戻り管路の温熱媒体の温度検出手段の出力に応答してポ
ンプの稼動台数を増減することを特徴とするコージェネ
レーションシステムを用いる熱供給の制御方法。 - 【請求項6】 温熱源機には、温熱媒体の流量を制御す
るための複数台の並列接続されたポンプが設けられ、 戻り管路の温熱媒体の温度検出手段の出力に応答してポ
ンプの稼動台数を増減することを特徴とするコージェネ
レーションシステムを用いる熱供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231790A JPH0893553A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | コージェネレーションシステムを用いる熱供給の制御方法および熱供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231790A JPH0893553A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | コージェネレーションシステムを用いる熱供給の制御方法および熱供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893553A true JPH0893553A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16929068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6231790A Pending JPH0893553A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | コージェネレーションシステムを用いる熱供給の制御方法および熱供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0893553A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006299996A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Ebara Corp | 排熱利用システム及び運転方法 |
JP2008133727A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Sanden Corp | 内燃機関の廃熱利用装置 |
CN107120209A (zh) * | 2010-01-15 | 2017-09-01 | 曼卡车和巴士奥地利股份公司 | 用于带有防冻单元的内燃机的废热利用的系统 |
JP2019157640A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 鹿島動力株式会社 | コージェネレーションシステム |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP6231790A patent/JPH0893553A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006299996A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Ebara Corp | 排熱利用システム及び運転方法 |
JP2008133727A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Sanden Corp | 内燃機関の廃熱利用装置 |
CN107120209A (zh) * | 2010-01-15 | 2017-09-01 | 曼卡车和巴士奥地利股份公司 | 用于带有防冻单元的内燃机的废热利用的系统 |
JP2019157640A (ja) * | 2018-03-07 | 2019-09-19 | 鹿島動力株式会社 | コージェネレーションシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |