JP6490924B2 - 冷熱源システム - Google Patents
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Description
S120)。
プS130)、超えていなければ(ステップS130、No)、廃熱投入型吸収式冷凍機R
1の運転を停止し(ステップS140)、超えていれば(ステップS130、Yes)、往き冷水の温度が9℃を超えているか否かを判定する(ステップS150)。ここで往き冷水の温度が9℃を超えていなければ(ステップS150、No)、ステップS130に戻り、超えていれば(ステップS150、Yes)、廃熱投入型吸収式冷凍機R2の運転を開始し、廃熱投入型吸収式冷凍機R1,R2の2台で運転する(ステップS160)。
ップS170)、超えていなければ廃熱投入型吸収式冷凍機R2の運転を停止し、廃熱投
入型吸収式冷凍機R1の1台で運転する(ステップS180)。また、往き冷水の温度が8℃を超えていれば(ステップS170、Yes)、還り冷水の温度が11℃を超えているか否かを判定し(ステップS190)、還り冷水の温度が11℃を超えていなければ(ステッ
プS190、No)、ステップS170へ戻る。
速ターボ冷凍機R3の3台で運転する(ステップS200)。
ップS210)、超えていなければ(ステップS210、No)、定速ターボ冷凍機R3の
運転を停止して、廃熱投入型吸収式冷凍機R1,R2の2台で運転する(ステップS22
0)。また、冷熱源システムは、還り冷水の温度が12℃を超えているか否かを判定し(ステップS230)、超えていなければ(ステップS230、No)、ステップS210へ戻
り、超えていれば(ステップS230、Yes)、定速ターボ冷凍機R4の運転を開始し、廃熱投入型吸収式冷凍機R1,R2及び定速ターボ冷凍機R3,R4の4台で運転する(
ステップS240)。
テップS250)、超えていれば(ステップS250、Yes)、判定を繰り返して還り冷
水の温度が11℃以下となるまで待機し、還り冷水の温度が11℃を超えていないと判定した場合(ステップS250、No)、定速ターボ冷凍機R4の運転を停止して廃熱投入型吸収式冷凍機R1,R2及び定速ターボ冷凍機R3の3台での運転とし(ステップS26
0)、ステップS200へ移行する。
00RTとなった際に廃熱投入型吸収式冷凍機R2の運転が開始され、冷房負荷が400RTを超えると廃熱投入型吸収式冷凍機R1,R2において廃熱で冷房負荷が賄えなくなり、廃熱及び燃料が併用されている。
装置の運転を優先して適切なエネルギーミックスを実現する技術の提供を目的とする。
廃熱を利用する廃熱単独運転、又は、廃熱及び燃料を利用する廃熱・燃料併用運転を行う1台又は複数台の第1の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置とは別の1台又は複数台の第2の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置を並列に接続し、前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置からの冷水を負荷へ供給する冷水配管と、
前記1台又は複数台の第1の冷熱源装置の冷水出口側における冷水の温度である出口側水温が、前記第1の出口側水温の設定値よりも低い第1の所定温度以下となるように、前記第1の冷熱源装置から前記負荷へ供給する往き冷水の一部を前記第1の冷熱源装置へ還る還り冷水と混合し、当該往き冷水と還り冷水を混合させる量を制御する、または前記第1の冷熱源装置の冷水循環量を制御する制御装置と、を備える。
前記冷水配管を介して前記負荷から前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置へ還る冷水の温度である還り水温を検出する還り水温検出部と、を備え、
前記往き水温または還り水温が前記第2の所定温度を超えた場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を開始し、
前記往き水温または還り水温が前記第2の所定温度よりも低い第3の所定温度よりも降下した場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を停止しても良い。
これにより本発明の冷熱源システムは、往き水温または還り水温に基づいて第1の冷熱源装置が廃熱・燃料併用運転へ移行する前に第2の冷熱源装置の運転を開始させ、第1の冷熱源装置による燃料を用いた運転を抑えている。
これにより、本発明の冷熱源システムは、前記第1の冷熱源装置の燃料による運転よりも前記第2の冷熱源装置の電力による運転を優先している。
廃熱を利用する廃熱単独運転、又は、廃熱及び燃料を利用する廃熱・燃料併用運転を行う1台又は複数台の第1の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置とは別の1台又は複数台の第2の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置を並列に接続し、前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置からの冷水を負荷へ供給する冷水配管と、
前記1台又は複数台の第1の冷熱源装置における処理負荷の値に基いて前記第2の冷熱源装置の運転を制御する制御装置と、を備え、
前記第1の冷熱源装置のうち、少なくとも1台における処理負荷の値が、前記第1の冷熱源装置毎に定めた廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第1の所定値に達した場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を開始し、
前記第2の冷熱源装置が運転されている状態から前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値が下降して、前記第1の所定値よりも低い第2の所定値まで下降した場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を停止する。
前記冷水配管を介して前記負荷から前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置へ還る冷水の温度である還り水温を検出する還り水温検出部と、を備え、
前記制御装置が、
前記第1の冷熱源装置の冷水入口側における水温である入口側水温、冷水出口側における冷水の温度である出口側水温、及び前記冷水の流量に基づいて前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値を求め、
前記処理負荷の値が、前記第1の冷熱源装置の廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第1の所定値に達した場合に前記第2の冷熱源装置の運転を開始し、
前記第2の冷熱源装置が運転されている状態から前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値が下降して、前記第1の所定値よりも低い第2の所定値まで下降した場合に、前記第2の冷熱源装置の運転を停止しても良い。
廃熱を利用する廃熱単独運転、又は、廃熱及び燃料を利用する廃熱・燃料併用運転を行う第1の冷熱源装置及び第2の冷熱源装置と、
電力によって運転を行う第3の冷熱源装置及び第4の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置、前記第2の冷熱源装置、前記第3の冷熱源装置及び前記第4の冷熱源装置を並列に接続し、各冷熱源装置からの冷水を負荷へ供給する冷水配管と、
前記冷水配管を介して前記負荷へ供給する冷水の温度である往き水温を検出する往き水温検出部と、
前記冷水配管を介して前記負荷から前記第1の冷熱源装置、前記第2の冷熱源装置、前記第3の冷熱源装置及び前記第4の冷熱源装置へ還る冷水の温度である還り水温を検出する還り水温検出部と、
前記第1の冷熱源装置の冷水出口側における冷水の温度である出口側水温が、前記第1の出口側水温の設定値よりも低い第1の所定温度以下となるように、前記第1の冷熱源装置から前記負荷へ供給する往き冷水の一部を前記第1の冷熱源装置へ還る還り冷水と混合し、当該往き冷水と還り冷水を混合させる量を制御する、または前記第1の冷熱源装置の冷水循環量を制御する制御装置と、
を備え、
前記往き水温が第2の所定温度を超えた場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を開始し、
前記往き水温が前記第2の所定温度よりも低い第3の所定温度よりも降下した場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を停止し、
前記還り水温が第4の所定温度を超えた場合に、前記第3の冷熱源装置が運転を開始し、
前記還り水温が前記第4の所定温度よりも高い第5の所定温度に達した場合に、前記第4の冷熱源装置が運転を開始する。
廃熱を利用する廃熱単独運転、又は、廃熱及び燃料を利用する廃熱・燃料併用運転を行う第1の冷熱源装置及び第2の冷熱源装置と、
電力によって運転を行う第3の冷熱源装置及び第4の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置、前記第2の冷熱源装置、前記第3の冷熱源装置及び前記第4の冷熱源装置を並列に接続し、各冷熱源装置からの冷水を負荷へ供給する冷水配管と、
前記冷水配管を介して前記負荷へ供給する冷水の温度である往き水温を検出する往き水温検出部と、
前記冷水配管を介して前記負荷から前記第1の冷熱源装置、前記第2の冷熱源装置、前記第3の冷熱源装置及び前記第4の冷熱源装置へ還る冷水の温度である還り水温を検出する還り水温検出部と、
前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値に基いて前記第2の冷熱源装置の運転を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置が、
前記往き水温、前記還り水温及び前記冷水の流量に基づいて前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値を求め、前記負荷の値が、前記第1の冷熱源装置の廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第1の所定値に達した場合に前記第2の冷熱源装置の運転を開始し、
前記第2の冷熱源装置が運転されている状態から前記負荷の値が下降して、前記第1の所定値よりも低い第2の所定値まで下降した場合に、前記第2の冷熱源装置の運転を停止する。
前記制御装置が、前記往き水温、前記還り水温及び前記冷水の流量に基づいて前記第2の冷熱源装置における処理負荷の値を求め、前記負荷の値が、前記第2の冷熱源装置の廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第3の所定値に達した場合に前記第3の冷熱源装置の運転を開始し、
前記第3の冷熱源装置が運転されている状態から前記負荷の値が下降して、前記第3の所定値よりも低い第4の所定値まで下降した場合に、前記第3の冷熱源装置の運転を停止しても良い。
《装置構成》
図4は、本実施形態1に係る冷熱源システム10の概略構成図である。図4に示すように、冷熱源システム10は、第1の冷凍機R1や、第2の冷凍機R2、第3の冷凍機R3、第4の冷凍機R4、冷水配管系統70、往き水温検出部811、還り水温検出部841、制御装置131を備えている。なお、本実施形態1において各冷凍機は、冷熱源装置の一形態である。
220へ供給される。また、凝縮器120,220から冷却塔140,240へ向かう配管149,249の途中部と、冷却塔140,240から凝縮器120,220へ向かう配管149,249の途中部とにバイパス弁141,241を備えている。
図5Aは、本実施形態1に係る冷熱源システム10を運転する際のフローチャートを示す。冷熱源システム10において、各冷凍機R1〜R4の容量や、運転開始の温度、運転停止の温度は図1と同じである。
運転を優先する。例えば、制御部113は、先ず排熱用再生器(第1再生器)112により廃熱を用いて廃熱単独運転を開始し、出口側検出部132で検出した出口側水温T1が出口側水温の設定値(7℃)より高い場合には第1の冷凍機R1の出力(熱容量)を増加させ、出口側水温T1が出口側水温の設定値より低い場合には第1の冷凍機R1の出力(熱容量)を低下させるように運転を行う。
判定し(ステップS130)、超えていなければ(ステップS130、No)、第1の冷凍機R1の運転を停止する(ステップS140)。一方、往き冷水の温度が7℃を超えていれば(ステップS130、Yes)、第2の冷凍機R2の制御部213は、往き水温T2が9℃
(第2の所定温度)を超えているか否かを判定する(ステップS150)。ここで往き水温T2が9℃を超えていなければ(ステップS150、No)、ステップS130に戻り、超
えていれば(ステップS150、Yes)、第2の冷凍機(廃熱投入型吸収式冷凍機)R2の運転を開始し、第1,第2の冷凍機R1,R2の2台で運転する(ステップS160A)。ここで第2の冷凍機R2の制御部213は、前述の第1の冷凍機R1と同様に、廃熱・燃料併用運転よりも優先して廃熱単独運転を行い、出口側水温T1が出口側水温の設定値(7℃)より高い場合には第2の冷凍機R2の出力(熱容量)を増加させ、出口側水温T1が出口側水温の設定値より低い場合には第2の冷凍機R2の出力(熱容量)を低下させるように運転を行う。そして、負荷が増加し、廃熱単独運転で出力を最大にしても出口側水温T1が出口側水温の設定値より高くなった場合、廃熱単独運転で負荷が賄えなくなった状態であるので、第2の冷凍機R2の制御部213は、燃焼装置用再生器211を稼動させて廃熱・燃料併用運転を開始する。第2の冷凍機R2の制御部213は、出口側水温T1に基づく第2の冷凍機R2の出力制御に伴い、燃料制御弁214を調整し、燃料配管216を介して燃焼装置用再生器211に供給される燃料の量を制御する。
例えば6.5℃)となるように、流量制御弁134及びバイパス弁135の開度を制御する。即ち、第1の冷凍機R1で冷却された冷水の一部を、第1の冷凍機R1の上流側に戻す。このため負荷が増加した場合でも第1の冷凍機R1に供給される冷水の温度が抑えら
れ、第1の冷凍機R1の出口側水温T1が設定値(7℃)を超えないため、第1の冷凍機
R1の制御部113は、廃熱単独運転を維持する。
を超えているか否かを判定し(ステップS170)、超えていなければ第2の冷凍機R2の運転を停止し、第1の冷凍機R1の1台で運転する(ステップS180)。また、往き水温T2が8℃を超えていれば(ステップS170、Yes)、第3の冷凍機R3の制御部31
3は、還り水温T3が11℃を超えているか否かを判定し(ステップS190)、還り水温
T3が11℃を超えていなければ(ステップS190、No)、ステップS170へ戻る。
を超えていると判定した場合 (ステップS190、Yes)、第3の冷凍機(定速ターボ
冷凍機)R3の運転を開始し、第1,第2の冷凍機R1,R2及び第3の冷凍機R3の3台で運転する(ステップS200A)。このとき制御装置131は、ステップS160Aと同様に出口側検出部133で検出する出口側水温T4が所定温度(例えば6.5℃)とな
るように、流量制御弁134及びバイパス弁135の開度を制御する。このため負荷が増加した場合でも第1の冷凍機R1の出口側水温T1が設定値(7℃)を超えないため、第
1の冷凍機R1の制御部113は、廃熱単独運転を維持する。
か否かを判定し(ステップS210)、超えていなければ(ステップS210、No)、第3の冷凍機R3の運転を停止し(ステップS220)、ステップS160Aに戻って第1,第2の冷凍機R1,R2の2台で運転する。従って、第1の冷凍機R1は前述したように廃熱単独運転を行う。
12℃を超えていなければ(ステップS230、No)、ステップS210へ戻り、超えていれば(ステップS230、Yes)、第4の冷凍機(定速ターボ冷凍機)R4の運転を開始し、第1,第2の冷凍機R1,R2及び第3,第4の冷凍機R3,R4の4台で運転する(ステップS240)。
かを判定し(ステップS250)、還り水温T3が11℃(第7の所定温度)を超えていな
いと判定した場合(ステップS250、No)、第4の冷凍機R4の運転を停止し(ステッ
プS260)、ステップS200Aへ戻って第1,第2の冷凍機R1,R2及び第3の冷
凍機R3の3台での運転を行う。従って、第1の冷凍機R1は前述したように廃熱単独運転を行う。
テップS270)。制御装置131は、還り水温T3が13℃を超えていれば(ステップS
270、Yes)、バイパス弁135を閉鎖し、第1の冷凍機R1に対する負荷の調整を
停止する(ステップS280)。従って、負荷が増加した場合には、第1の冷凍機R1が廃熱・燃料併用運転を行う。
プS290)し、還り水温T3が12℃を超えていれば(ステップS290、Yes)、ステ
ップS250に戻って、第1,第2の冷凍機R1,R2及び第3,第4の冷凍機R3,R4の4台での運転を継続する。このとき、第1の冷凍機R1は廃熱・燃料併用運転を行う。
ップS160Aと同様に出口側検出部133で検出する出口側水温T4が所定温度(例え
ば6.5℃)となるように、流量制御弁134及びバイパス弁135の開度を制御する(ステップS295)。この負荷の調整により、第1の冷凍機R1が廃熱単独運転となり、ステップS250に戻って、第1,第2の冷凍機R1,R2及び第3,第4の冷凍機R3,R4の4台での運転を継続する。
1が廃熱単独運転から廃熱・燃料併用運転へ切り替わるより前にステップS160Aで第2の冷凍機R2の運転が開始される。この第2の冷凍機R2の制御部113も同様に、廃熱単独運転を優先的に行う。
凍機R3の運転が開始される(ステップS200A)。なお、この場合も制御装置131により、第1の冷凍機R1に対する負荷が廃熱単独運転で賄える範囲に抑えられるので、第1の冷凍機R1の制御部113は廃熱単独運転を維持する。即ち、第1の冷凍機R1の廃熱・燃料併用運転よりも第3の冷凍機R3の電力による運転が優先される。
機R4の運転が開始される(ステップS240)。そして、冷房負荷が1700RTを超えて、還り水温T3が13℃を超えた場合、制御装置131は、バイパス弁135を閉じて冷水のバイパスを停止する(ステップS280)。
このため第1の冷凍機R1の制御部113は、負荷が増加した際に廃熱単独運転から廃
熱・燃料併用運転へ移行する。
前述の実施形態1では、制御装置131が、出口側検出部133で検出した出口側水温T4に基づき、第1の冷凍機R1に対する負荷を廃熱単独運転で賄える範囲に調整したが、第1の冷凍機R1に対する負荷の検出手法はこれに限定されるものでは無い。例えば、図7に示すように、第1の冷凍機R1の入口側に入口側水温検出部138や、冷水の流量を検出する流量検出部137を備え、制御装置131Aは、入口側水温検出部138で検出した入口側水温(還り水温)T5と、出口側検出部133で検出した出口側水温(往き水温)T4と、流量検出部137で検出した冷水の流量とに基づいて処理負荷を演算する。なお、流量検出部137は、冷水の流量を直接測定する流量計であっても良いし、ポンプ136に供給される電力等から流量を求めるものでも良い。また、冷水の流量が一定の場合には流量の検出を省略しても良い。なお、その他の構成は、前述の実施形態1と同じである。
入口側水温T5−出口側水温T4=冷水出入口温度差 [K]
負荷=冷水出入口温度差[K]×冷水流量[kg/s]×水比熱4.2[kJ/(kgK)]
また、第2の冷凍機R2においても第1の冷凍機R1と同様に、入口側に入口側水温検出部238や、冷水の流量を検出する流量検出部237を備え、制御装置231Aが、入口側水温検出部238で検出した入口側水温(還り水温)T5と、出口側検出部233で検出した出口側水温(往き水温)T4と、流量検出部237で検出した冷水の流量とに基づいて処理負荷を演算する。
しても良い。例えば、図5Bは、負荷に基づいて、第2の冷凍機R2及び第3の冷凍機R3の発停を行う例を示す図である。図5Bに示すように、第1の冷凍機R1における負荷の値が、第1の冷凍機R1の廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第1の所定値に達したと判定した場合に(ステップS150B)、第2の冷凍機R2の運転を開始する(ステップS160A)。第2の冷凍機R2が運転されている状態から前記第1の冷凍機R1における負荷の値が下降して、前記第1の所定値よりも低い第2の所定値まで下降したと判定した場合に(ステップS170B)、第2の冷凍機R2が運転を停止する(ステップS180)。また、第2の冷凍機R2における負荷の値が、第3の所定値に達したと判定した場合に(ステップS190B)、第3の冷凍機R3の運転を開始する(ステップS200A)。更に、第3の冷凍機R3が運転されている状態から前記負荷の値が下降して、前記第2の冷凍機R2における負荷の値が前記第3の所定値よりも低い第4の所定値まで下降したと判定した場合に(ステップS210B)、第3の冷凍機R3が運転を停止する(ステップS220)。また、第3の冷凍機R3が運転されている状態から還り水温T3
が12℃を超えると第4の冷凍機R4の運転を開始し(ステップS240)、第4の冷凍機R4が運転されている状態から負荷が減少して還り水温T3が11℃を超えていないと
判定されると(ステップS250)、第4の冷凍機R4の運転を停止する(ステップS260)。これにより前述の実施形態1と同様に、第1の冷凍機R1に対する負荷を廃熱単独運転で賄える範囲に制御し、第1の冷凍機R1が廃熱・燃料併用運転へ移行するのを抑えることにより、第1の冷凍機R1の廃熱・燃料併用運転よりも電力を用いた第3、第4の冷凍機の運転を優先することで、エネルギー源の使用優先順位を廃熱、電力、燃料の順とすることができる。
前述の実施形態1では、制御装置131が、流量制御弁134及びバイパス弁135を制御することで第1の冷凍機R1に対する負荷を廃熱単独運転で賄える範囲に調整したが、第1の冷凍機R1に対する負荷の調整手法はこれに限定されるものでは無い。例えば、図9に示すように、第1の冷凍機R1に冷水を循環させるポンプ136Aをインバータ式とし、制御装置131Bにより第1の冷凍機R1に循環させる冷水の流量を制御して第1の冷凍機R1に対する負荷を廃熱単独運転で賄える範囲に調整する構成としても良い。なお、その他の構成は、前述の実施形態1と同じである。
前述の実施形態1では、制御装置131が、出口側水温T4に基づき流量制御弁134及びバイパス弁135を制御することで第1の冷凍機R1に対する負荷を廃熱単独運転で賄える範囲に調整したが、第1の冷凍機R1に対する負荷の調整手法及び負荷の検出手法はこれに限定されるものでは無い。
前述の実施形態1では、第3,第4の冷凍機R3,R4として定速の冷凍機を用いた例を示したが、これに限らず、本実施形態2では、第3,第4の冷凍機R3,R4としてインバータ式の冷凍機を用いた例を示している。なお。この他の構成は同じであるため、前述の実施形態1と同一の要素には同符号を付すなどして再度の説明を省略する。
凍機R1,R2の2台で運転する(ステップS160B)。
て第1,第2の冷凍機R1,R2へ還る冷水の量を調整する。即ち、冷熱源システム全体の負荷が増加した場合でも第1,第2の冷凍機R1,R2に供給される冷水の量が抑えられ、第1,第2の冷凍機R1,R2の出口側水温T1が設定値を超えないため、第1,第
2の冷凍機R1,R2の制御部113は、廃熱単独運転を維持する。
を判定し(ステップS170)、超えていなければ第2の冷凍機R2の運転を停止し、第1の冷凍機R1の1台で運転する(ステップS180)。また、往き水温T2が8℃を超えて
いれば(ステップS170、Yes)、第3の冷凍機R3の制御部313は、還り水温T3
が10℃を超えているか否かを判定し(ステップS190B)、還り水温T3が10℃を超
えていなければ(ステップS190B、No)、ステップS170へ戻る。
した場合 (ステップS190B、Yes)、第3の冷凍機(インバータ制御タイプのター
ボ冷凍機)R3の運転を開始し、第1,第2の冷凍機R1,R2及び第3の冷凍機R3の3台で運転する(ステップS200B)。このとき制御装置131,238は、ステップS160Bと同様に出口側検出部133,233で検出する出口側水温T4が所定温度(例
えば6.5℃)となるように、ポンプ136A,236Aを制御する。このため負荷が増加した場合でも第1,第2の冷凍機R1,R2の出口側水温T1が設定値を超えないため
、第1,第2の冷凍機R1,R2の制御部113は、廃熱単独運転を維持する。
の運転を停止し(ステップS220)、ステップS160Bに戻って第1,第2の冷凍機R1,R2の2台で運転する。従って、第1,第2の冷凍機R1,R2は前述したように廃熱単独運転を行う。
を超えていなければ(ステップS230B、No)、ステップS210Bへ戻り、超えていれば(ステップS230B、Yes)、第4の冷凍機(インバータ制御タイプのターボ冷凍機)R4の運転を開始し、第1,第2の冷凍機R1,R2及び第3,第4の冷凍機R3,R4の4台で運転する(ステップS240B)。このとき制御装置131,238は、ステップS160B,200Bと同様に出口側検出部133,233で検出する出口側水温T4が所定温度(例えば6.5℃)となるように、ポンプ136A,236Aを制御する。
このため負荷が増加した場合でも第1,第2の冷凍機R1,R2の出口側水温T1が設定
値を超えないため、第1,第2の冷凍機R1,R2の制御部113は、廃熱単独運転を維持する。
かを判定し(ステップS250B)、還り水温T3が10℃を超えていないと判定した場合(ステップS250B、No)、第4の冷凍機R4の運転を停止し(ステップS260)、ス
テップS200Bへ戻って第1,第2の冷凍機R1,R2及び第3の冷凍機R3の3台での運転を行う。従って、第1,第2の冷凍機R1,R2は前述したように廃熱単独運転を行う。
.0℃を超えていなければ(ステップS270、No)、ステップS250Bへ戻り、超えていれば(ステップS270、Yes)、第1,第2の冷凍機R1,R2に対する負荷の調整を停止する。即ち、ポンプ136A,236Aの流量を制限せず、ポンプ336,436と同様に駆動させる。従って、ステップS270にて負荷が増加した場合には、第1,第2の冷凍機R1,R2が廃熱・燃料併用運転を行う(ステップS280)。
し(ステップS290)、超えていれば(ステップS290、Yes)、判定を繰り返して還り冷水の温度が11℃以下となるまで待機し、還り水温T3が11℃を超えていないと判
定した場合(ステップS290、No)、ステップS240Bへ戻り、前述のとおり第1,第2の冷凍機R1,R2に対する負荷の調整を行って第1,第2の冷凍機R1,R2を廃熱単独運転させ、第3,第4の冷凍機R3,R4と共に4台で運転させる。
3による電力を用いた運転が開始される(ステップS200B)。なお、この場合も制御装置131,238により、第1,第2の冷凍機R1,R2に対する負荷が廃熱単独運転で賄える範囲に抑えられるので、第1,第2の冷凍機R1,R2の制御部113は廃熱単独運転を維持する。即ち、第1,第2の冷凍機R1,R2の廃熱・燃料併用運転よりも第3の冷凍機R3の電力による運転が優先される。
開始される(ステップS200B)。なお、この場合も制御装置131,238により、第1,第2の冷凍機R1,R2に対する負荷が廃熱単独運転で賄える範囲に抑えられるので、第1,第2の冷凍機R1,R2の制御部113は廃熱単独運転を維持する。
第2の冷凍機R1,R2に対する負荷の調整を停止し、第1,第2の冷凍機R1,R2が廃熱単独運転から廃熱・燃料併用運転へ移行する。
50,50A ガスエンジン発電設備
70 冷水配管系統
71,72,73,74 冷水配管
81 往き側ヘッダ
84 還り側ヘッダ
110,210 再生器
111,211 燃焼装置用再生器
113,213 制御部
114,214 燃料制御弁
115,215 温水制御弁
116,216 燃料配管
120,220 凝縮器
130,230 蒸発器
131,131A,131B,131C,238 制御装置
132,232 冷水出口温度検出部
133,233 出口側検出部
134 流量制御弁
135 バイパス弁
136,136A,236A ポンプ
137 流量検出部
138 入口側水温検出部
140,240 冷却塔
141,241 バイパス弁
142,242 ポンプ
149,249 配管
150,250 吸収器
311,411 圧縮機
312,412 減圧機構
313,413 制御部
314,414 インバータ
316,416 電力線
220,320,420 凝縮器
330,430 蒸発器
332,432 出口側検出部
336,436 ポンプ
340,440 冷却塔
342,442 ポンプ
349,449 配管
413 制御部
501 配管
510 ポンプ
561 配管
562 ポンプ
563 バイパス弁
811 往き側水温検出部
841 還り側水温検出部
Claims (9)
- 廃熱を利用する廃熱単独運転、又は、廃熱及び燃料を利用する廃熱・燃料併用運転を行う1台又は複数台の第1の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置とは別の1台又は複数台の第2の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置からの冷水を負荷へ供給する冷水配管と、
前記1台又は複数台の第1の冷熱源装置の冷水出口側における冷水の温度である出口側水温が、第1の出口側水温の設定値よりも低い第1の所定温度以下となるように、前記第1の冷熱源装置から前記負荷へ供給する往き冷水の一部を前記第1の冷熱源装置へ還る還り冷水と混合し、当該往き冷水と還り冷水を混合させる量を制御する、または前記第1の冷熱源装置の冷水循環量を制御する制御装置と、
を備える
冷熱源システム。 - 前記冷水配管を介して前記負荷へ供給する冷水の温度である往き水温を検出する往き水温検出部と、
前記冷水配管を介して前記負荷から前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置へ還る冷水の温度である還り水温を検出する還り水温検出部と、を備え、
前記往き水温または還り水温が第2の所定温度を超えた場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を開始し、
前記往き水温または還り水温が前記第2の所定温度よりも低い第3の所定温度よりも降下した場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を停止する請求項1に記載の冷熱源システム。 - 前記第2の冷熱源装置が、電力によって運転を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷熱源システム。
- 前記制御装置は、前記1台又は複数台第1の冷熱源装置における処理負荷の値に基いて前記第2の冷熱源装置の運転を制御し、
前記第1の冷熱源装置のうち、少なくとも1台における処理負荷の値が、前記第1の冷熱源装置毎に定めた廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第1の所定値に達した場合
に、前記第2の冷熱源装置が運転を開始し、
前記第2の冷熱源装置が運転されている状態から前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値が下降して、前記第1の所定値よりも低い第2の所定値まで下降した場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を停止する、
請求項1に記載の冷熱源システム。 - 前記冷水配管を介して前記負荷へ供給する冷水の温度である往き水温を検出する往き水温検出部と、
前記冷水配管を介して前記負荷から前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置へ還る冷水の温度である還り水温を検出する還り水温検出部と、を備え、
前記制御装置が、
前記第1の冷熱源装置の冷水入口側における水温である入口側水温、冷水出口側における冷水の温度である出口側水温、及び前記冷水の流量に基づいて前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値を求め、
前記処理負荷の値が、前記第1の冷熱源装置の廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第1の所定値に達した場合に前記第2の冷熱源装置の運転を開始し、
前記第2の冷熱源装置が運転されている状態から前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値が下降して、前記第1の所定値よりも低い第2の所定値まで下降した場合に、前記第2の冷熱源装置の運転を停止する
請求項4に記載の冷熱源システム。 - 廃熱を利用する廃熱単独運転、又は、廃熱及び燃料を利用する廃熱・燃料併用運転を行う第1の冷熱源装置及び第2の冷熱源装置と、
電力によって運転を行う第3の冷熱源装置及び第4の冷熱源装置と、
前記第1の冷熱源装置、前記第2の冷熱源装置、前記第3の冷熱源装置及び前記第4の冷熱源装置からの冷水を負荷へ供給する冷水配管と、
前記冷水配管を介して前記負荷へ供給する冷水の温度である往き水温を検出する往き水温検出部と、
前記冷水配管を介して前記負荷から前記第1の冷熱源装置、前記第2の冷熱源装置、前記第3の冷熱源装置及び前記第4の冷熱源装置へ還る冷水の温度である還り水温を検出する還り水温検出部と、
前記第1の冷熱源装置の冷水出口側における冷水の温度である出口側水温が、第1の出口側水温の設定値よりも低い第1の所定温度以下となるように、前記第1の冷熱源装置から前記負荷へ供給する往き冷水の一部を前記第1の冷熱源装置へ還る還り冷水と混合し、当該往き冷水と還り冷水を混合させる量を制御する、または前記第1の冷熱源装置の冷水循環量を制御する制御装置と、
を備え、
前記往き水温が第2の所定温度を超えた場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を開始し、
前記往き水温が前記第2の所定温度よりも低い第3の所定温度よりも降下した場合に、前記第2の冷熱源装置が運転を停止し、
前記還り水温が第4の所定温度を超えた場合に、前記第3の冷熱源装置が運転を開始し、
前記還り水温が前記第4の所定温度よりも高い第5の所定温度に達した場合に、前記第4の冷熱源装置が運転を開始する、
冷熱源システム。 - 前記制御装置は、前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値に基いて前記第2の冷熱源装置の運転を制御し、
前記制御装置が、
前記往き水温、前記還り水温及び前記冷水の流量に基づいて前記第1の冷熱源装置における処理負荷の値を求め、前記負荷の値が、前記第1の冷熱源装置の廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第1の所定値に達した場合に前記第2の冷熱源装置の運転を開始し、
前記第2の冷熱源装置が運転されている状態から前記負荷の値が下降して、前記第1の所定値よりも低い第2の所定値まで下降した場合に、前記第2の冷熱源装置の運転を停止する、
請求項6に記載の冷熱源システム。 - 前記制御装置が、前記往き水温、前記還り水温及び前記冷水の流量に基づいて前記第2の冷熱源装置における処理負荷の値を求め、前記負荷の値が、前記第2の冷熱源装置の廃熱単独運転可能な負荷上限値よりも低い第3の所定値に達した場合に前記第3の冷熱源装置の運転を開始し、
前記第3の冷熱源装置が運転されている状態から前記負荷の値が下降して、前記第3の所定値よりも低い第4の所定値まで下降した場合に、前記第3の冷熱源装置の運転を停止する請求項6又は7に記載の冷熱源システム。 - 廃熱を利用する廃熱単独運転、又は、廃熱及び燃料を利用する廃熱・燃料併用運転を行う1台又は複数台の第1の冷熱源装置と、前記第1の冷熱源装置とは別の1台又は複数台の第2の冷熱源装置と、前記第1の冷熱源装置及び前記第2の冷熱源装置からの冷水を負荷へ供給する冷水配管と共に、冷熱源システムに備えられた制御装置が、
前記1台又は複数台の第1の冷熱源装置の冷水出口側における冷水の温度である出口側水温が、第1の出口側水温の設定値よりも低い第1の所定温度以下となるように、前記第1の冷熱源装置から前記負荷へ供給する往き冷水の一部を前記第1の冷熱源装置へ還る還り冷水と混合し、
当該往き冷水と還り冷水を混合させる量を制御する、または
前記第1の冷熱源装置の冷水循環量を制御する
冷熱源システムの制御方法。
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