JP3365403B2 - 軸流羽根車 - Google Patents

軸流羽根車

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JP3365403B2 JP2000186577A JP2000186577A JP3365403B2 JP 3365403 B2 JP3365403 B2 JP 3365403B2 JP 2000186577 A JP2000186577 A JP 2000186577A JP 2000186577 A JP2000186577 A JP 2000186577A JP 3365403 B2 JP3365403 B2 JP 3365403B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、合成樹脂製の軸
流羽根車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から合成樹脂の一体成形品により構
成された軸流羽根車はよく知られている。例えば、従来
公知の軸流羽根車は、図5ないし図7に示すように、駆
動源であるモータ3の回転軸4が軸支されるハブ1と該
ハブ1の外周に設けられる複数の羽根2,2・・とを合
成樹脂の一体成形品で構成されていた。そして、前記回
転軸5には、前記ハブ1に形成された凹部5に嵌挿され
て該ハブ1の回り止めを行う座金6が固定されることと
なっており、該座金6は、略正方形形状のものとされて
いた。符号7は前記座金6を固定すべく回転軸4に螺合
されるナット、8はDカットされた軸穴である。
【0003】また、図8に示すように、Dカットされた
軸穴8を有する金属製のボス9をインサート成形する方
法も採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の場
合、駆動時のトルクを点である正方形形状の座金6の座
金角部6a,6a・・で支えることとなるため、該角部
6a,6a・・に応力集中が生じることとなる。する
と、大きなトルクのモータ3を用いた場合には、座金角
部6a,6a・・により凹部5を形成している周りの合
成樹脂が削れてしまい、空回りしてしまうという不具合
が生じるおそれがある。
【0005】また、後者の場合、金属製のボス9をイン
サート成形するため、軸流羽根車の廃却時に分離しにく
くなり、リサイクル性が悪くなるという不具合がある。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、回転トルクを面で受け得るようにすることによ
り、大きな回転トルクが作用した場合にも座金により回
り止めを行い得るようにすることを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、回転軸4が軸支さ
れるハブ1と該ハブ1の外周に設けられる複数の羽根
2,2・・とから構成される合成樹脂製の軸流羽根車に
おいて、前記回転軸4に、前記ハブ1に形成された凹部
5に嵌挿されて該ハブ1の回り止めを行う座金6を固定
するとともに、該座金6および前記凹部5に、回転中心
Oから半径方向に向かう中心線Lに沿う当接面10,1
1をそれぞれ形成している。
【0008】上記のように構成したことにより、駆動時
において座金6と凹部5との当接面10,11が面同士
の当接となるところから、大きなトルクにも耐えられる
こととなる。従って、駆動源として大きなモータ3を使
用する場合であっても、インサート成形された金属製ボ
スを用いる必要がなくなり、リサイクル性が向上すると
ともに、低コスト化も可能となる。さらに、座金6の小
型化・薄肉化が実現できることとなり、低コスト化に寄
与することができる。
【0009】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の軸流羽根車において、前記当接面10,11を、
回転方向Mに等間隔で複数個形成した場合、座金6が受
けるトルクを各当接面10,11が均等に受け止めるこ
とができることとなり、耐トルク性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0011】この軸流羽根車は、図1ないし図3に示す
ように、駆動源であるモータ3の回転軸4が軸支される
ハブ1と該ハブ1の外周に設けられる複数の羽根2,2
・・とを合成樹脂の一体成形品で構成されており、前記
回転軸4には、前記ハブ1に形成された凹部5に嵌挿さ
れて該ハブ1の回り止めを行う座金6が固定されてい
る。
【0012】該座金6および前記凹部5には、回転中心
Oから半径方向に向かう中心線Lに沿う4個の当接面1
0,11が回転方向Mに等間隔でそれぞれ形成されてい
る。これらの当接面10,11における回転方向Mの背
面側は、当接面10,11へトルクが作用した時の剛性
を確保できるように外向きに凸な円弧面12,13とさ
れている。つまり、本実施の形態においては、座金6お
よび凹部5は、矢車形状とされているのである。符号7
は前記座金6を固定すべく回転軸4に螺合されるナッ
ト、8は回転軸4が挿入されるDカットされた軸穴であ
る。
【0013】上記のように構成された軸流羽根車におい
ては、次のような作用効果が得られる。
【0014】モータ3の駆動により軸流羽根車が矢印M
方向に回転されると、座金6と凹部5との当接面10,
11が面同士で当接することとなり、大きなトルクにも
耐えられることとなる。従って、駆動源として大きなモ
ータ3を使用する場合であっても、インサート成形され
た金属製ボスを用いる必要がなくなり、リサイクル性が
向上するとともに、低コスト化も可能となる。さらに、
座金6の小型化・薄肉化が実現できることとなり、低コ
スト化に寄与することができる。しかも前記当接面9,
10を、回転方向に等間隔で4個形成しているため、座
金6が受けるトルクを各当接面9,10が均等に受け止
めることができることとなり、耐トルク性が向上する。
【0015】ところで、上記実施の形態においては、4
個の当接面10,11を有するものについて説明した
が、図4(イ)あるいは(ロ)に示すように、3個ある
いは2個の当接面10,11を回転方向Mに等間隔で形
成する場合もある。
【0016】上記実施の形態においては、ハブと羽根と
を合成樹脂の一体成形品で構成したものについて説明し
たが、合成樹脂製のハブと羽根とを一体的に結合したも
のとすることもできる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回転軸4が軸
支されるハブ1と該ハブ1の外周に設けられる複数の羽
根2,2・・とから構成される合成樹脂製の軸流羽根車
において、前記回転軸4に、前記ハブ1に形成された凹
部5に嵌挿されて該ハブ1の回り止めを行う座金6を固
定するとともに、該座金6および前記凹部5に、回転中
心Oから半径方向に向かう中心線Lに沿う当接面10,
11をそれぞれ形成して、駆動時において座金6と凹部
5との当接面10,11が面同士の当接となるようにし
たので、大きなトルクにも耐えられることとなり、駆動
源として大きなモータ3を使用する場合であっても、イ
ンサート成形された金属製ボスを用いる必要がなくなっ
て、リサイクル性が向上するとともに、低コスト化も可
能となるという効果がある。さらに、座金6の小型化・
薄肉化が実現できることとなり、低コスト化に寄与する
ことができるという効果もある。
【0018】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の軸流羽根車において、前記当接面10,11を、
回転方向Mに等間隔で複数個形成した場合、座金6が受
けるトルクを各当接面10,11が均等に受け止めるこ
とができることとなり、耐トルク性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる軸流羽根車の正
面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる軸流羽根車の要
部を示す拡大正面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる軸流羽根車のモ
ータと連結した状態を示す要部拡大断面図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる軸流羽根車にお
ける座金の他の例を示す正面図であり、(イ)は3個の
当接面を有する座金を示し、(ロ)は2個の当接面を有
する座金を示している。
【図5】従来の軸流羽根車の一例を示す正面図である。
【図6】従来の軸流羽根車の一例における要部を示す拡
大正面図である。
【図7】従来の軸流羽根車の一例におけるモータと連結
した状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】従来の軸流羽根車の他の例における要部を示す
拡大断面図である。
【符号の説明】
1はハブ、2は羽根、3はモータ、4は回転軸、5は凹
部、6は座金、10,11は当接面、Mは回転方向、O
は回転中心、Lは中心線。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(4)が軸支されるハブ(1)と
    該ハブ(1)の外周に設けられる複数の羽根(2),
    (2)・・とから構成される合成樹脂製の軸流羽根車で
    あって、前記回転軸(4)には、前記ハブ(1)に形成
    された凹部(5)に嵌挿されて該ハブ(1)の回り止め
    を行う座金(6)を固定するとともに、該座金(6)お
    よび前記凹部(5)には、回転中心(O)から半径方向
    に向かう中心線(L)に沿う当接面(10),(11)
    をそれぞれ形成したことを特徴とする軸流羽根車。
  2. 【請求項2】 前記当接面(10),(11)を、回転
    方向(M)に等間隔で複数個形成したことを特徴とする
    前記請求項1記載の軸流羽根車。
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